JPH10180796A - 装飾された凹凸文字部を有する成形同時絵付け品の製造方法 - Google Patents

装飾された凹凸文字部を有する成形同時絵付け品の製造方法

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JPH10180796A
JPH10180796A JP8358699A JP35869996A JPH10180796A JP H10180796 A JPH10180796 A JP H10180796A JP 8358699 A JP8358699 A JP 8358699A JP 35869996 A JP35869996 A JP 35869996A JP H10180796 A JPH10180796 A JP H10180796A
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concave
convex
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forming
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JP8358699A
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Naoto Toyooka
尚登 豊岡
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Nissha Printing Co Ltd
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Nissha Printing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 射出成形品上の凸文字あるいは凹文字に、絵
付けフィルムの最も意匠性の高い絵柄を合致させ意匠効
果を持たせた成形同時絵付け品を生産効率よく、外観不
良なく、安価に製造する。 【解決手段】 溶融樹脂が射出されるキャビティ凹部1
2の内面に凸文字成形用凹部13を有する可動型14
と、固定型15とからなる成形同時絵付け用金型と、前
記凸文字成形用凹部13の内表面に収まる面積の凸文字
用蒸着柄層8を有する絵付けフィルム1とを用意し、可
動型14の凸文字成形用凹部13に、絵付けフィルム1
の凸文字用蒸着柄層8を合致させて型閉めした後、キャ
ビティ内に溶融樹脂を射出し、溶融樹脂の冷却固化後に
型開きをする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、射出成形品上の
凸文字あるいは凹文字に絵付けフィルムの最も意匠性の
高い絵柄を合致させ意匠効果を持たせた成形同時絵付け
品の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、射出成形品に形成された凸文字部
あるいは凹文字部の表面に、アルミ蒸着などの意匠性の
高い絵柄が設けられた凸文字部あるいは凹文字部を有す
る製品は、(1)先工程で得た射出成形品表面の切り欠
き部に、メッキ処理された文字形状の射出成形品を別パ
ーツとして嵌め込み固定する工法で得たものがあった。
(2)また、先工程で得た凸文字あるいは凹文字を有す
る射出成形品の凸文字や凹文字に、アルミニウム蒸着箔
を転写するいわゆるホットスタンプ工法で得たものがあ
った。(3)また、先工程で得た凸文字あるいは凹文字
を有する射出成形品の凸文字や凹文字に、アルミ紛など
の光輝性顔料インキを印刷する工法で得たものがあっ
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、(1)の工法
では、別パーツを成形するための金型、成形機や成形さ
れた製品をメッキ処理する工程と、本体に嵌め込み固定
する工程が必要であるため、労力と生産コストがかか
り、生産効率が悪い。また、(2)の工法では、アルミ
蒸着箔を転写する設備、工程が必要であり、射出成形品
の表面が凹凸文字を有する状態では転写不良を起こし外
観品質が低下するので、精密な治具と転写条件を設定し
なければならない。また、平面でなければ転写できない
ため、凹凸文字にはシボやローレットなどの意匠性の高
い絵柄が形成できなかった。また、(3)の工法では、
印刷する設備、工程が必要であり、凹凸文字部でインキ
たれを起こすため、濃淡の色ムラやたれ模様が発生し、
凹凸文字の外観品質が低下していた。また、凹凸文字に
はシボやローレットなどの意匠性の高い絵柄が形成でき
なかった。
【0004】この発明の目的は、射出成形品上の凸文字
あるいは凹文字に、絵付けフィルムの最も意匠性の高い
絵柄を合致させ意匠効果を持たせた成形同時絵付け品を
生産効率よく、外観不良なく、安価に製造できる製造方
法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記の目的
を達成するために、次のように構成した。この発明の第
1の態様は、溶融樹脂が射出されるキャビティ凹部の内
面に凸文字成形用凹部を有する可動型と、固定型とから
なる成形同時絵付け用金型と、前記凸文字成形用凹部の
内表面に収まる面積の凸文字用蒸着柄層を有する絵付け
フィルムとを用意し、可動型の凸文字成形用凹部に、絵
付けフィルムの凸文字用蒸着柄層を合致させて型閉めし
た後、キャビティ内に溶融樹脂を射出し、溶融樹脂の冷
却固化後に型開きをするようにした。この場合、可動型
の凸文字成形用凹部の底面と側面の少なくとも一方にシ
ボ加工あるいはローレット加工が施されていてもよい。
【0006】この発明の第2の態様は、溶融樹脂が射出
されるキャビティ凹部の内面に凹文字成形用凸部を有す
る可動型と、固定型とからなる成形同時絵付け用金型
と、前記凹文字成形用凸部の外表面に収まる面積の凹文
字用蒸着柄層を有する絵付けフィルムとを用意し、可動
型の凹文字成形用凸部に、絵付けフィルムの凹文字用蒸
着柄層を合致させて型閉めした後、キャビティ内に溶融
樹脂を射出し、溶融樹脂の冷却固化後に型開きをするよ
うにした。この場合、可動型の凹文字成形用凸部の頂面
と側面の少なくとも一方にシボ加工あるいはローレット
加工が施されていてもよい。
【0007】この発明の第3の態様は、溶融樹脂が射出
されるキャビティ凹部の内面に凸文字成形用凹部と凹文
字成形用凸部とを有する可動型と、固定型とからなる成
形同時絵付け用金型と、前記凸文字成形用凹部の内表面
に収まる面積の凸文字用蒸着柄層と前記凹文字成形用凸
部の外表面に収まる面積の凹文字用蒸着柄層とを有する
絵付けフィルムとを用意し、可動型の凸文字成形用凹部
に絵付けフィルムの凸文字用蒸着柄層を合致させ、か
つ、可動型の凹文字成形用凸部に絵付けフィルムの凹文
字用蒸着柄層を合致させて型閉めした後、キャビティ内
に溶融樹脂を射出し、溶融樹脂の冷却固化後に型開きを
するようにした。この場合、可動型の凸文字成形用凹部
の内表面あるいは凹文字成形用凸部の外表面にシボ加工
あるいはローレット加工が施されていてもよい。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながらこの発
明を詳しく説明する。この発明の製造方法に用いる絵付
けフィルムを先に説明する。絵付けフィルム1は、蒸着
柄層2を有するものである。具体的には、絵付けフィル
ム1は、基体フィルム3上に表面保護層4が形成されそ
の上に蒸着柄層2が形成され、その上に透明接着層5を
形成したものがある。蒸着柄層2の上には、文字・記号
パターン層や、表示用透明窓を有する隠蔽着色層が形成
されていてもよい。透明接着層5は、後述する射出成形
品6との接着性を有するものでもよい。後述する射出成
形された射出成形品6に絵付けフィルム1が接着した
後、絵付けフィルム1の基体フィルム3を剥離する用い
方をする場合は、絵付けフィルム1の表面保護層4を剥
離層として形成してもよい。
【0009】基体フィルム3の材質としては、ポリエス
テル系樹脂、ポリプロピレン系樹脂、塩化ビニル樹脂、
ポリエチレン樹脂、ポリエチレンテレフタレート樹脂、
ポリカーボネート樹脂、ナイロン樹脂、ビニロン樹脂、
アセテート樹脂、ポリエチレン系樹脂、ポリアミド系樹
脂、ポリアクリル系樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂等の透
明なプラスチックフィルム、プラスチックフィルムを使
用する。基体フィルム3の膜厚としては、12μm〜2
00μmのものを使用することができる。
【0010】表面保護層4は、透明接着層5を射出成形
品6に接着した後、基体フィルム3と絵柄層との間で剥
離するためのものである。表面保護層4は、熱可塑性樹
脂や天然ゴムや合成ゴム等を用いて印刷で形成するとよ
い。表面保護層4の材質は、ポリアクリル系樹脂等があ
り、表面保護層4に硬度が要求される場合には、紫外線
硬化性樹脂等の電離放射線硬化樹脂を使用してもよい。
電離放射線硬化樹脂は、単体で使用してもよいし、他の
樹脂と混合して使用してもよい。
【0011】蒸着柄層2は、凸文字部7を有する射出成
形品6を製造する際に使用する場合は、凸文字用蒸着柄
層8となる(図1、図4)。射出成形品6の凸文字部7
とは、射出成形品6表面の一部において、文字パターン
が形成される部分を隆起させた部分のことである。凸文
字用蒸着柄層8は射出成形品6の隆起させた部分に形成
される。
【0012】蒸着柄層2は、凹文字部9を有する射出成
形品6を製造する際に使用する場合は、凹文字用蒸着柄
層10となる(図5、図4)。射出成形品6の凹文字部
9とは、射出成形品6表面の一部において、文字パター
ンが形成される部分を陥没させた部分のことである。凹
文字用蒸着柄層10は射出成形品6の陥没させた部分に
形成される。
【0013】蒸着柄層2は、金属、金属酸化物、金属フ
ッ化物、金属ハロゲン化物、金属窒化物、金属硫化物等
の金属材料を用いて、真空蒸着やスパッタリング、イオ
ンプレーティング(以下、「金属蒸着等」という。)な
どの方法によって、金属薄膜として形成したものであ
る。真空蒸着等に用いる金属としては、クロム、チタ
ン、アルミニウム、スズ、ニッケル等がある。真空蒸着
等に用いる金属酸化物としては、一酸化ケイ素、二酸化
ケイ素、酸化インジウム、酸化チタン、酸化インジウム
スズ等がある。蒸着柄層2は、メタリック粉をインキ化
したもので形成してもよい。メタリック粉としては、ア
ルミニウムや黄銅、パール粉などの金属粉や、金属や金
属化合物をビーズにコーティング(蒸着等)した顔料が
ある。
【0014】蒸着柄層2の厚みは、300Å〜900Å
などがある。特にローレット加工に適した蒸着柄層2の
厚みは、割れを防止するために500Å〜900Åがよ
い。蒸着柄層2のパターンは、携帯型ラジオカセットテ
ープレコーダーや、携帯電話機、ポケベルなどの表面に
形成される商品名やメーカー名などの文字、数字、図
形、記号、模様などがある。
【0015】文字・記号パターン層は、携帯型ラジオカ
セットテープレコーダーや、携帯電話機、ポケベルなど
の表面に形成される商品名やメーカー名、「on」「o
ff」などの文字、数字、図形、記号、模様などを印刷
で形成するとよい。
【0016】隠蔽着色層は、樹脂バインダーとパール顔
料やスミ等の隠蔽性のある金属顔料や無機顔料等からな
る隠蔽着色インキを用いて印刷で形成するとよい。隠蔽
着色インキが形成されていない部分を表示用透明窓とし
てもよい。
【0017】透明接着層5は、後述する溶融した溶融樹
脂11を冷却固化した射出成形品6の表面に上記の各層
を接着するための層である。射出成形品6をポリアクリ
ル系樹脂で成形すると同時に射出成形品6の表面に前記
絵付けフィルム1を接着させる場合は、透明接着層5と
してポリアクリル系樹脂を用いるとよい。また、溶融樹
脂11の材質がポリフェニレンオキシド・ポリスチレン
系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、スチレン共重合体系
樹脂、ポリスチレン系ブレンド樹脂の場合は、これらの
樹脂と親和性のあるポリアクリル系樹脂、ポリスチレン
系樹脂、ポリアミド系樹脂等を使用すればよい。透明接
着層5の形成方法としては、グラビアコート法、ロール
コート法、コンマコート法等のコーティングや、グラビ
ア印刷、スクリーン印刷法等の印刷がある。透明接着層
5の乾燥膜厚は、1μm〜5μmとするのが一般的であ
る。
【0018】絵付けフィルム1は、基体フィルム3が剥
離性を有するものでもよい。つまり、絵付けフィルム1
の透明接着層5を射出成形品6に接着した後、基体フィ
ルム3と表面保護層4あるいは蒸着柄層2との間で剥離
するものである。あるいは基体フィルム3の表面を離型
処理してもよく、この場合は表面保護層4は不要とな
る。離型処理としては剥離ニス層を形成するなどがあ
る。
【0019】この発明の第1の態様を説明する。つま
り、溶融樹脂11が射出されるキャビティ凹部12の内
面に凸文字成形用凹部13を有する可動型14と、固定
型15とからなる成形同時絵付け用金型と、前記凸文字
成形用凹部13の内表面に収まる面積の凸文字用蒸着柄
層8を有する絵付けフィルム1とを用意し、可動型14
の凸文字成形用凹部13に、絵付けフィルム1の凸文字
用蒸着柄層8を合致させて型閉めした後、キャビティ内
に溶融樹脂11を射出し、溶融樹脂11の冷却固化後に
型開きをする(図1〜図3)。
【0020】まず、可動型14の凸文字成形用凹部13
に、絵付けフィルム1の凸文字用蒸着柄層8を合致させ
る。「合致」は、可動型14と固定型15との間にイン
サートシート送り装置(図示せず。)で絵付けフィルム
1を連続的に送り込み、センサー等で送り込みを停止さ
せ、必要により微調整することによって、自動で合致さ
せてもよい。あるいは、可動型14と固定型15との間
に絵付けフィルム1を人手で送り込んで合致させてもよ
い。絵付けフィルム1は、型閉めの前あるいは後に、真
空吸引口16から吸引し、可動型14のキャビティ凹部
12の内面に沿うように延伸させてもよい(図2)。必
要により、凸文字成形用凹部13の内表面(底面130
と側面131の少なくとも一方)に線状の凹凸を形成
し、溶融樹脂11の表面に線状の模様を形成するため
の、いわゆるローレット加工を施してもよい。ローレッ
ト加工の凹凸としては、深さ0.015mmで、ピッチ
0.03mmのものがある。あるいは、シボ加工が施さ
れていてもよい。シボの番手の例としては、棚澤八光社
製TH110などがある。
【0021】つぎに、型閉めした後、キャビティ内に溶
融樹脂11を射出し(図3)、溶融樹脂11の冷却固化
後に型開きをする。可動型14に射出口が設けられてい
る場合は、可動型14の射出口から射出してもよい。あ
るいは、固定型15に射出口17が設けられている場合
は、固定型15の射出口17から射出してもよい。装飾
された凸文字部7を有する射出成形品6の表面に前記絵
付けフィルム1の透明接着層5を接着させ、成形同時絵
付け品18を得る。
【0022】溶融樹脂11が冷却固化された後に、基体
フィルム3を剥離して、蒸着柄層2と透明接着層5のみ
を射出成形品6に転写させてもよい。絵付けフィルム1
が剥離層を有する場合は、剥離層も転写層として射出成
形品6に接着する。溶融樹脂11としては、アクリル樹
脂やABS、AS、ポリカーボネート樹脂などの射出成
形用樹脂を用いる。
【0023】この発明の第1の態様の製造方法によって
得られる成形同時絵付け品18は、射出成形品6表面に
形成された凸文字部7の表面に凸文字用蒸着柄層8が形
成されている。つまり、射出成形品6表面において、文
字パターンが形成される部分を隆起させ、その隆起させ
た部分に、凸文字用蒸着柄層8が形成されている。隆起
の高さは、約0.01mm〜3.0mmである。隆起の目
立ち易さと、絵付けフィルムの破れにくさを考慮する
と、隆起の高さは、約0.1mm〜0.3mmが好まし
い。隆起の勾配は、1度〜89度がある(図8(b)参
照)。隆起の目立ち易さと、絵付けフィルムの破れにく
さを考慮すると、隆起の勾配は、45度〜80度が好ま
しい。隆起の形状は、断面四角形状、断面台形状(図
8)、断面半円状、断面三角状(図10)などがある。
凸文字用蒸着柄層8は、隆起した部分の頂面19と側面
20との両方に形成してもよい(図8(a))。凸文字
用蒸着柄層8は、隆起した部分の頂面19のみに形成し
てもよい(図9)。
【0024】この発明の第2の態様を説明する。つま
り、この発明の装飾された凹文字部9を有する成形同時
絵付け品18の製造方法は、溶融樹脂11が射出される
キャビティ凹部12の内面に凹文字成形用凸部21を有
する可動型14と、固定型15とからなる成形同時絵付
け用金型と、前記凹文字成形用凸部21の内表面に収ま
る面積の凹文字用蒸着柄層10を有する絵付けフィルム
1とを用意し、可動型14の凹文字成形用凸部21に、
絵付けフィルム1の凹文字用蒸着柄層10を合致させて
型閉めした後、キャビティ内に溶融樹脂11を射出し、
溶融樹脂11の冷却固化後に型開きをする(図5〜図
7)。
【0025】まず、可動型14の凹文字成形用凸部21
に、絵付けフィルム1の凹文字用蒸着柄層10を合致さ
せる。「合致」は、前記この発明の第1の態様と同様に
するとよい。絵付けフィルム1は、型閉めの前あるいは
後に、真空吸引口16から吸引し、可動型14のキャビ
ティ凹部12の内面に沿うように延伸させてもよい(図
6)。必要により、凹文字成形用凸部21の外表面(頂
面210と側面211の少なくとも一方)に線状の凹凸
を形成し、溶融樹脂11の表面に線状の模様を形成し
た、いわゆるローレット加工を施してもよい。ローレッ
ト加工の凹凸としては、深さ0.015mmで、ピッチ
0.03mmのものがある。あるいは、シボ加工が施さ
れていてもよい。シボの番手の例としては、棚澤八光社
製TH110などがある。
【0026】つぎに、型閉めした後、キャビティ内に溶
融樹脂11を射出し(図7)、溶融樹脂11の冷却固化
後に型開きをする。射出口17の位置、射出のしかた、
基体フィルム3の剥離、溶融樹脂11などは、前記この
発明の第1の態様と同様にするとよい。
【0027】この発明の第2の態様の製造方法によって
得られる成形同時絵付け品18は、射出成形品6表面に
形成された凹文字部9の表面に凹文字用蒸着柄層10が
形成されている。つまり、射出成形品6表面において、
文字パターンが形成される部分を陥没させ、その陥没さ
せた部分に、凹文字用蒸着柄層10が形成されている。
陥没の段差は、約0.01mm〜3.0mmである。陥没
の形状は、断面四角形状、断面台形状(図11)、断面
半円状、断面三角状などがある。凹文字用蒸着柄層10
は、凹文字部9の陥没した部分の底面22と側面23と
の両方に形成してもよいし(図11)、陥没した部分の
底面22のみに形成してもよい(図12)。この発明の
第2の態様の製造方法によって得られる成形同時絵付け
品18は、特に、凹文字部9を透明の射出成形品6の一
方の面に形成し、凹文字部9を形成していない他方のフ
ラット面から、前記凹文字を観察するようにするとよい
(「バック押し」ともいう。)。この場合は、実際の面
はフラットであるにも拘らず、手前に蒸着模様が浮き出
た感じの模様を得ることができるので効果的である。
【0028】この発明の第3の態様を説明する。つま
り、溶融樹脂11が射出されるキャビティ凹部12の内
面に凸文字成形用凹部13と凹文字成形用凸部21とを
有する可動型14と、固定型15とからなる成形同時絵
付け用金型と、前記凸文字成形用凹部13の内表面に収
まる面積の凸文字用蒸着柄層8と前記凹文字成形用凸部
21の外表面に収まる面積の凹文字用蒸着柄層10とを
有する絵付けフィルム1とを用意し、可動型14の凸文
字成形用凹部13に絵付けフィルム1の凸文字用蒸着柄
層を合致させ、かつ、可動型14の凹文字成形用凸部2
1に絵付けフィルム1の凹文字用蒸着柄層10を合致さ
せて型閉めした後、キャビティ内に溶融樹脂11を射出
し、溶融樹脂11の冷却固化後に型開きをするものがあ
る(図示せず)。
【0029】まず、可動型14の凸文字成形用凹部13
に絵付けフィルム1の凸文字用蒸着柄層8を合致させ、
かつ、可動型14の凹文字成形用凸部21に絵付けフィ
ルム1の凹文字用蒸着柄層10を合致させる。「合致」
は、前記この発明の第1の態様と同様にするとよい。絵
付けフィルム1は、型閉めの前あるいは後に、真空吸引
口16から吸引し、可動型14のキャビティ凹部12の
内面に沿うように延伸させてもよい。必要により、凹文
字成形用凸部21の外表面(頂面210と側面211の
少なくとも一方)および凸文字成形用凹部13の内表面
(底面130と側面131の少なくとも一方)に線状の
凹凸を形成し、溶融樹脂11の表面に線状の模様を形成
した、いわゆるローレット加工を施してもよい。ローレ
ット加工の凹凸としては、深さ0.015mmで、ピッ
チ0.03mmのものがある。あるいは、シボ加工が施
されていてもよい。シボの番手の例としては、棚澤八光
社製TH110などがある。
【0030】つぎに、型閉めした後、キャビティ内に溶
融樹脂11を射出し、溶融樹脂11の冷却固化後に型開
きをする。射出口17の位置、射出のしかた、基体フィ
ルム3の剥離、溶融樹脂11などは、前記この発明の第
1の態様と同様にするとよい。
【0031】この発明の第3の態様の製造方法によって
得られる成形同時絵付け品18は、射出成形品6表面に
形成された凸文字部7および凹文字部9の表面に凹文字
用蒸着柄層10が形成されている。つまり、射出成形品
6表面において、文字パターンが形成される部分を隆起
させ、その隆起させた部分に凸文字用蒸着柄層8が形成
されている。隆起の高さは、約0.01mm〜3.0mm
である。隆起の目立ち易さと、絵付けフィルムの破れに
くさを考慮すると、隆起の高さは、約0.1mm〜0.3
mmが好ましい。隆起の勾配は、1度〜89度がある
(図8(b)参照)。隆起の目立ち易さと、絵付けフィ
ルムの破れにくさを考慮すると、隆起の勾配は、45度
〜80度が好ましい。隆起の形状は、断面四角形状、断
面台形状(図8参照)、断面半円状、断面三角状(図1
0参照)などがある。凸文字用蒸着柄層8は、隆起した
部分の頂面19と側面20との両方に形成してもよい
(図8(a)参照)。凸文字用蒸着柄層8は、隆起した
部分の頂面19のみに形成してもよい(図9参照)。文
字パターンが形成される部分を陥没させ、その陥没させ
た部分に凹文字用蒸着柄層10が形成されている。陥没
の段差は、約0.01mm〜3.0mmである。陥没の形
状は、断面四角形状、断面台形状(図11参照)、断面
半円状、断面三角状などがある。凹文字用蒸着柄層10
は、陥没した部分の底面22と側面23との両方に形成
してもよいし(図11参照)、陥没した部分の底面22
のみに形成してもよい(図12参照)。
【0032】
【発明の効果】この発明の成形同時絵付け品の製造方法
は、溶融樹脂が射出されるキャビティ凹部の内面に凸文
字成形用凹部や凹文字成形用凸部を有する可動型と、固
定型とからなる成形同時絵付け用金型と、前記凸文字成
形用凹部や凹文字成形用凸部のの表面に収まる面積の蒸
着柄層を有する絵付けフィルムとを用意し、可動型の凸
文字成形用凹部や凹文字成形用凸部に、絵付けフィルム
の蒸着柄層を合致させて型閉めした後、キャビティ内に
溶融樹脂を射出し、溶融樹脂の冷却固化後に型開きをす
ることを特徴とする。よって、射出成形品上の凸文字あ
るいは凹文字に、絵付けフィルムの最も意匠性の高い絵
柄を合致させ意匠効果を持たせた成形同時絵付け品を生
産効率よく、外観不良なく、安価に製造できる。つま
り、作業としては、射出成形用金型と絵付けフィルムと
を用いた一工程だけなので、従来のように労力と生産コ
ストはかからない。また、射出成形品の表面が凹凸文字
を有する状態でも転写不良を起こさないので、外観品質
が良好である。また、平面でなく立体面であっても転写
できるため、凹凸文字にはシボやローレットなどの意匠
性の高い絵柄も形成可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の成形同時絵付け品の製造方法の一
実施例を示す断面図である。
【図2】 この発明の成形同時絵付け品の製造方法の一
実施例を示す断面図である。
【図3】 この発明の成形同時絵付け品の製造方法の一
実施例を示す断面図である。
【図4】 この発明の成形同時絵付け品の製造方法で用
いる絵付けフィルムの一実施例を示す断面図である。
【図5】 この発明の成形同時絵付け品の製造方法の一
実施例を示す断面図である。
【図6】 この発明の成形同時絵付け品の製造方法の一
実施例を示す断面図である。
【図7】 この発明の成形同時絵付け品の製造方法の一
実施例を示す断面図である。
【図8】 この発明の成形同時絵付け品の製造方法によ
って得られる成形同時絵付け品の一実施例を示す斜視図
および断面図である。
【図9】 この発明の成形同時絵付け品の製造方法によ
って得られる成形同時絵付け品の一実施例を示す斜視図
である。
【図10】 この発明の成形同時絵付け品の製造方法に
よって得られる成形同時絵付け品の一実施例を示す斜視
図である。
【図11】 この発明の成形同時絵付け品の製造方法に
よって得られる成形同時絵付け品の一実施例を示す斜視
図である。
【図12】 この発明の成形同時絵付け品の製造方法に
よって得られる成形同時絵付け品の一実施例を示す斜視
図である。
【符号の説明】
1 絵付けフィルム 2 蒸着柄層 3 基体フィルム 4 表面保護層 5 透明接着層 6 射出成形品 7 凸文字部 8 凸文字用蒸着柄層 9 凹文字部 10 凹文字用蒸着柄層 11 溶融樹脂 12 キャビティ凹部 13 凸文字成形用凹部 14 可動型 15 固定型 16 真空吸引口 130 底面 131 側面 17 射出口 18 成形同時絵付け品 19 頂面 20 側面 21 凹文字成形用凸部 210 頂面 211 側面 22 底面 23 側面

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 溶融樹脂が射出されるキャビティ凹部の
    内面に凸文字成形用凹部を有する可動型と、固定型とか
    らなる成形同時絵付け用金型と、前記凸文字成形用凹部
    の内表面に収まる面積の凸文字用蒸着柄層を有する絵付
    けフィルムとを用意し、可動型の凸文字成形用凹部に、
    絵付けフィルムの凸文字用蒸着柄層を合致させて型閉め
    した後、キャビティ内に溶融樹脂を射出し、溶融樹脂の
    冷却固化後に型開きをすることを特徴とする装飾された
    凹凸文字部を有する成形同時絵付け品の製造方法。
  2. 【請求項2】 可動型の凸文字成形用凹部の底面と側面
    の少なくとも一方にシボ加工あるいはローレット加工が
    施されている請求項1に記載の装飾された凹凸文字部を
    有する成形同時絵付け品の製造方法。
  3. 【請求項3】 溶融樹脂が射出されるキャビティ凹部の
    内面に凹文字成形用凸部を有する可動型と、固定型とか
    らなる成形同時絵付け用金型と、前記凹文字成形用凸部
    の外表面に収まる面積の凹文字用蒸着柄層を有する絵付
    けフィルムとを用意し、可動型の凹文字成形用凸部に、
    絵付けフィルムの凹文字用蒸着柄層を合致させて型閉め
    した後、キャビティ内に溶融樹脂を射出し、溶融樹脂の
    冷却固化後に型開きをすることを特徴とする装飾された
    凹凸文字部を有する成形同時絵付け品の製造方法。
  4. 【請求項4】 可動型の凹文字成形用凸部の頂面と側面
    の少なくとも一方にシボ加工あるいはローレット加工が
    施されている請求項3に記載の装飾された凹凸文字部を
    有する成形同時絵付け品の製造方法。
  5. 【請求項5】 溶融樹脂が射出されるキャビティ凹部の
    内面に凸文字成形用凹部と凹文字成形用凸部とを有する
    可動型と、固定型とからなる成形同時絵付け用金型と、
    前記凸文字成形用凹部の内表面に収まる面積の凸文字用
    蒸着柄層と前記凹文字成形用凸部の外表面に収まる面積
    の凹文字用蒸着柄層とを有する絵付けフィルムとを用意
    し、可動型の凸文字成形用凹部に絵付けフィルムの凸文
    字用蒸着柄層を合致させ、かつ、可動型の凹文字成形用
    凸部に絵付けフィルムの凹文字用蒸着柄層を合致させて
    型閉めした後、キャビティ内に溶融樹脂を射出し、溶融
    樹脂の冷却固化後に型開きをすることを特徴とする装飾
    された凹凸文字部を有する成形同時絵付け品の製造方
    法。
  6. 【請求項6】 可動型の凸文字成形用凹部の内表面ある
    いは凹文字成形用凸部の外表面にシボ加工あるいはロー
    レット加工が施されている請求項5に記載の装飾された
    凹凸文字部を有する成形同時絵付け品の製造方法。
JP8358699A 1996-12-26 1996-12-26 装飾された凹凸文字部を有する成形同時絵付け品の製造方法 Pending JPH10180796A (ja)

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