JPH04244892A - インドレニン化合物及びこれを含有する光記録媒体 - Google Patents

インドレニン化合物及びこれを含有する光記録媒体

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JPH04244892A
JPH04244892A JP3027805A JP2780591A JPH04244892A JP H04244892 A JPH04244892 A JP H04244892A JP 3027805 A JP3027805 A JP 3027805A JP 2780591 A JP2780591 A JP 2780591A JP H04244892 A JPH04244892 A JP H04244892A
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Giichi Sato
義一 佐藤
Shoichi Hayashibara
昌一 林原
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Nippon Kayaku Co Ltd
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Nippon Kayaku Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明はインドレニン化合物及び
その用途に関する。更に祥しくは新規なインドレニン化
合物及びそれを含有する光記録媒体に関する。 【0002】 【従来の技術】近年、有機化合物を用いた光記録媒体の
実用化が進んでいる。その構造としては例えば有機また
は無機質の基板上に有機色素の薄膜を形成して光記録層
としたものが採用され、これにレ−ザ−等の記録光を照
射することによりその記録層の一部をその照射の有無に
よる信号に応じて融解ないし除去を行い、いわゆるピッ
トを形成することにより記録信号の書き込みを行い、次
いでこれに読み出し光を照射して記録信号を再生すると
いう方法で記録の保持、読み出しが行われる。 【0003】インドレニン系の色素は近赤外光(例えば
740−870nmの光)に対し強い吸収及び高い反射
を示すのでこのような目的の為に適した化合物として注
目されているが、此の化合物を用いた光記録媒体は一般
に太陽光や室内光に弱いという欠点を有している。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】太陽光や室内光等の光
線によって劣化しにくい光記録媒体の開発が望まれてい
る。 【0005】 【課題を解決する為の手段】本発明者らは、前記したよ
うな課題を解決すべく鋭意研究した結果、インドレニン
系化合物の塩の対イオンとして六弗化アンチモンイオン
を有する化合物の耐光性が著しく良好な事を見いだし、
本発明に至ったものである。 【0006】即ち、本発明は式(1) 【化2】 (上記式(1)においてQは置換基を有してもよいベン
ゼン環又はナフタレン環を、Rはアルキル基、アルコキ
シアルキル基又はアリ−ル基を、Lはカルボシアニンを
形成するための連結基をそれぞれ表す)で表されるイン
ドレニン化合物及びこれを含有する光記録媒体を提供す
る。上記式(1)において、Qで示されるベンゾインド
−ル環の具体例としては下記式(2)乃至式(4)で示
される基が挙げられる。 【0007】 【化3】 【0008】 【化4】 【0009】 【化5】 【0010】上記式(2)乃至式(4)において、R1
 はハロゲン原子、アルキル基又はアルコキシアルキル
基を、pは0または4以下の整数を、qおよびrは0ま
たは6以下の整数をそれぞれ表す。又Rは前記式(1)
におけるのと同じ意味を表す。前記式(1)においてL
はモノ、ジまたはトリカルボシアニンを形成する為の連
結基を表すが、下記式(5)乃至式(10)のいずれか
であることが望ましい。 【0011】 【化6】 【化7】 【化8】 【化9】 【化10】 【0012】 【化11】 式(5)乃至式(10)においてYは水素原子、ハロゲ
ン原子又はジフェニルアミノ基を表す。 【0013】式(1)で表されるインドレニン化合物は
種々の方法で製造されるが、例えば次の方法で製造する
のが好都合である。即ち、式(11) 【0014】 【化12】 (式(11)においてはQおよびRは前記式(1)にお
けるのと同じ意味を表す。)で表される化合物2モルと
式(12)または式(13) 【0015】 【化13】 【0016】 【化14】 【0017】(式(12)及び式(13)においてLは
前記式(1)におけるのと同じ意味を表す)【0018
】で表される化合物1モルおよび六弗化アンチモン酸1
モルを酢酸ナトリウム、酢酸カリウムのような脂肪酸塩
の存在下、無水酢酸、無水酢酸と氷酢酸の混合物のよう
な脱水性の有機酸中、例えば60−130℃で10−6
0分加熱するという条件で縮合させることによって製造
される。生成物は必要に応じてメタノ−ル、エタノ−ル
或いはその他の有機溶媒から再結晶して精製してもよい
。前記式(1)で示されるインドレニン化合物の具体例
として次のような化合物が挙げられる。 【0019】 *1;N(C6 H5 )2 【0020】これらインドレニン系化合物のジクロルメ
タン中に於ける最大吸収波長(λmax )は次の通り
であった。(単位はnm)        【0021】シアニン系色素を用いた光記録媒体におい
ては一般に耐光堅牢度向上剤として、一重項酸素クエン
チャ−が併用されるが、式(1)の化合物は、一重項酸
素クエンチャ−を併用した場合も、陰イオンがSbF6
 − 以外の陰イオンである化合物と比較して耐光性が
優れている。一重項酸素クエンチャ−は使用する色素と
の相溶性が良好で均一な薄膜を形成する性質に優れてい
ることが必要であるが、本発明においてこのような条件
を満たす化合物として、例えば下記式(14)乃至式(
17)で示される化合物を挙げることが出来る。 【0022】 【化15】 【0023】 【化16】 【0024】 【化17】 【0025】 【化18】 【0026】本発明のインドレニン化合物を含有した光
記録媒体は通常次のようにして製造される。式(1)の
インドレニン化合物を溶媒に溶解し、基板上に塗布して
乾燥するか、必要に応じて樹脂系のバインダ−や前記し
たような一重項酸素クエンチャ−を加えて塗布して乾燥
することによって製造することが出来る。用いられうる
溶媒の例としてはジクロルメタン、ジクロルエタン、メ
チルケトン、アセトン等を挙げることが出来るが、溶媒
としての溶解力、均一な膜を形成するのに適した乾燥速
度を有するものであれば、使用する溶媒に特に制限はな
い。 【0027】光記録媒体を作成するための基板としては
、書き込みが通常基板側からレ−ザ−光等を照射するこ
とによりおこなわれるので、レ−ザ−光に対して透明な
樹脂、ガラス等が用いられ、成形の容易さ、取り扱いの
難易、光に対する屈折率等の点からアクリル樹脂板、ポ
リカ−ボネ−ト樹脂板等が好ましい例として挙げられる
。 【0028】塗布の方法としては、式(1)の化合物を
前記したような溶媒に溶解し、必要ならば一重項酸素ク
エンチャ−の適量を混合溶解し、スプレ−またはスピン
ナ−をもちいて10−100nm好ましくは30−80
nmの厚さに塗布する。一重項酸素クエンチャ−を使用
するときの添加比率は重量比で式(1)の化合物1に対
して0.05−5.0特に0.1−1.5の範囲である
。記録の書き込みおよび読み出しの光源としては半導体
レ−ザ−光を用いるのが好都合である。 【0029】 【実施例】実施例により本発明を更に詳細に説明する。 実施例1 D−1の合成;式(18)の化合物 【0030】 【化19】 3.46g、グルタコンアルデヒドジアニル塩酸塩2.
84gを無水酢酸20mlに加え、95℃で15分間加
熱した後、室温まで冷却する。この反応液をメタノ−ル
57mlと水57mlの混合液に注ぎ、これに六弗化ア
ンチモン酸ナトリウム12.0gを約1時間かけて加え
る。析出した結晶を濾別、水洗、乾燥した後、アセトン
とメタノ−ルの混合溶媒から再結晶して前記式D−1の
化合物4.8gを得た。 【0031】実施例2 D−13の合成;式(19)の化合物 【0032】 【化20】 2.18g、式(20)の化合物 【0033】 【化21】 【0034】0.86g及び無水酢酸ナトリウム0.8
2gを氷酢酸20mlに加え、これに無水酢酸15ml
中に六弗化アンチモン酸六水塩3.44gを混合したも
のを加え15分間還流した後室温迄冷却する。この反応
液を50mlの水に注ぎ、生成した沈澱を濾別、乾燥し
、メタノ−ルから再結晶して前記式D−13の化合物1
.8gを得た。 【0035】D−1の化合物1gをジクロルエタン10
0mlに溶解し、アクリル基板(アクリルライトMR2
00、三菱レ−ヨン製)にスピンナ−にて1,500r
.p. m.で塗布した。この記録媒体に波長830n
mの半導体レ−ザ−光を用い、ビ−ム径1ミクロン、線
速1.2m/sec、書き込みパワ−5mW、0.7M
Hzで信号を記録した。 【0036】比較化合物としてD−1の陰イオンをCl
O4 −にしたものについて上記と同様に光記録層を作
り、信号を記録した。これらの記録された光記録媒体表
面を走査型電子顕微鏡で観察したところ、鮮明なピット
が認められた。また、それぞれの記録媒体に低出力の8
30nm半導体レ−ザ−光を入射し、反射光の検知を行
ったところC/N比の高い波形が得られた。 【0037】信号を記録したそれぞれの試験片に10万
ルックスのキセノンランプを5時間照射したのち、走査
型電子顕微鏡で再び観察したところ,D−1を用いて形
成したピットは鮮明な形で認められたが、陰イオンをC
lO4 − にした化合物を用いたピットは殆ど消滅し
ていた。更に分光光度計によって色素残留率Hを測定し
たところそれぞれ79.3%,43.7%であった。但
し、H=(露光後のλmax の吸光度/露光前のλm
ax の吸光度)×100  とする。 【0038】実施例4−7 実施例3と同様にして記録媒体を製造し、実施例3と同
一条件で耐光試験を行い色素残留率Hを測定した結果を
下記に示す。比較化合物はそれぞれの化合物の陰イオン
をClO4 − としたものである。 【0039】   実施例    化合物No.    H(%)  
    比較化合物のH(%)    4      
D−2          75.4        
40.2    5      D−6       
   74.1        38.0    6 
     D−19        80.3    
    44.4    7      D−23  
      79.8        44.7【00
40】実施例8 D−1の化合物1gと一重項酸素クエンチャ−として式
(16)の化合物0.4gを100mlのジクロルメタ
ンに混合、溶解し、その他は実施例3と同様に記録媒体
を製造し、耐光試験を実施し、100時間露光した時の
Hの値を測定した。比較化合物としては、D−1の陰イ
オンをClO4 − としたものを用いた。 【0041】実施例9−30 実施例8と同様にして各化合物No.のインドレニン化
合物を用いて光記録媒体を作成し、これについて耐光試
験を実施した結果以下に示す。一重項酸素クエンチャ−
の使用量は実施例8と同一である。 【0042】 【0043】 【発明の効果】特定のインドレニン化合物の対イオン(
陰イオン)としてSbF6 − を用いることにより、
光耐性の良好な光記録媒体を得ることができた。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】式(1) 【化1】 (上記式(1)に於てQは置換基を有してもよいベンゼ
    ン環又はナフタレン環を、Rはアルキル基、アルコキシ
    アルキル基又はアリ−ル基を、Lはカルボシアニンを形
    成するための連結基をそれぞれ表す)で表される化合物
  2. 【請求項2】請求項1に記載の式(1)で表される化合
    物を含有することを特徴とする光記録媒体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002212454A (ja) * 2000-02-10 2002-07-31 Hayashibara Biochem Lab Inc シアニン色素
JP2009008673A (ja) * 2000-11-09 2009-01-15 Beckman Coulter Inc シアニン色素フォスフォアミダイト

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JP2002212454A (ja) * 2000-02-10 2002-07-31 Hayashibara Biochem Lab Inc シアニン色素
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