JPH04222419A - 電源自動遮断装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、自動睡眠タイマー機能
を有する消費者用電子機器に関する。

【０００２】

【発明の背景】ここでいう消費者用電子機器にはテレビ
ジョン受像機、ビデオディスクプレーヤ，ビデオテープ
プレーヤ（ＶＴＲ），コンパクトディスク・プレーヤお
よびラジオ等が含まれる。ここでいうテレビジョン受像
機には、表示装置を有するテレビジョン受像機（一般に
テレビジョンセットとして知られている）と、ＶＣＲ（
ビデオカセット・レコーダ）のように表示装置の無いテ
レビジョン受像機が含まれる

【０００３】現代のテレビジョン受像機の多くは、使用
者が予め定めた時間をセットしておくとその時間の経過
後に受像機のスイッチが自動的に切れるいわゆる睡眠タ
イマー機能を備えている。睡眠タイマー機能により、使
用者が寝入ってしまってもテレビジョン受像機のスイッ
チが自動的に切られるので電力を節約できる。このよう
な睡眠タイマー機能は、例えば、インデイアナ州インデ
イアナポリス所在のトムソン・コンシユーマ・エレクト
ロニクス社（Ｔｈｏｍｓｏｎ　　Ｃｏｎｓｕｍｅｒ　　
Ｅｌｅｃｔｒｏｎｉｃｓ　　Ｉｎｃ．）が製造したＲＣ
Ａ　　ＣＴＣ−１４０型テレビジョン受像機により知ら
れている。テレビジョン受像機のスイッチが自動的に切
られるよう使用者が予め定めた時間にセットしても、あ
いにく使用者が寝入らず、むしろ番組に興味を感じて眠
らずにいることがある。この場合、使用者は睡眠タイマ
ーが作動可能にされていることを忘れてしまい、テレビ
ジョン受像機のスイッチが自動的に切れてしまうのに驚
かされることもある。

【０００４】これに関連して、特に小さな子供の居る家
庭で起る問題は、そばに誰も居ないのにテレビジョン受
像機（または他の消費者用電子機器）が動作しているた
め、電力がむだ使いされている問題である。すなわち子
供達がテレビジョン受像機のスイッチを入れたまま部屋
を出てどこかへ遊びに行ってしまうことがよくある。こ
の場合、テレビジョン受像機内に備えられている普通の
睡眠タイマーの機能ではこの問題を解決することができ
ない。何故ならば、普通の睡眠タイマーが働いて中断時
間を計り始めるためには、何らかの方法でタイマーを作
動可能にしなければならないからである。子供達が受像
機のスイッチを切ることは期待できそうもないので、子
供達が睡眠タイマーの機能を作動可能にするという、も
っと複雑な操作を行うことは全く期待できない。

【０００５】

【発明の概要】本発明は、一つには使用者がまだ眠らず
にいるという表示に応答して睡眠タイマーをリセットし
て再始動させるのが望ましいと認識することに在る。使
用者によるリモートコントロールの操作は、使用者がま
だ眠らずにいるという明確な表示を睡眠タイマー機能制
御装置に供給するということがここに認められる。その
結果、本発明による装置は、リモートコントロール送信
ユニットから送信を受け取ると何時でも、睡眠タイマー
の時間遅延期間をリセットしてタイマーを再始動させる
ものである。また、テレビジョン受像機と関連するＶＣ
Ｒのような装置を制御するためのリモートコントロール
送信ユニットの操作は、使用者がまだ眠らずにいるとい
う検出可能な表示を供給するということがここに認めら
れる。それ故、リモートコントロール送信ユニットから
の被変調赤外線（ＩＲ）信号の受信は、睡眠タイマーを
リセットするために本発明の装置により受け入れられる
。更に、テレビジョン受像機は、いま自動的にスイッチ
が切られようとしているという、可聴性あるいは視覚性
の表示を供給することが望ましいということが認識され
る。また、受像機のスイッチを切る前に音量をゼロに近
いレべルに自動的に下げることができることが分る。 また、このような音量の低下が、次に受像機のスイッチ
を入れた時、回復されるべき音量ベルに影響しないこと
も分る。更に、睡眠タイマーの機能は使用者によって故
意に作動可能にする必要はないということが分る。従っ
て、１つの実施例では、受像機のスイッチを入れた時、
タイマーが自動的に作動可能にされる。もう１つの実施
例では、睡眠タイマーはその日のプリセット時間の期間
だけ作動可能にされる。１つの実施例では、睡眠タイマ
ーの時間間隔は一定している。もう１つの実施例では睡
眠タイマーの時間間隔は使用者がプリセットすることが
できる。

【０００６】

【実施例】図１に関して述べると、テレビジョン受像機
にはＲＦ入力端子１００が含まれており、端子１００は
無線周波（ＲＦ）信号を受信し、これらをチューナ構体
１０２に供給する。チューナ構体１０２は、チューナ制
御ユニット１０４により制御され、個々のＲＦ信号を選
択して増幅する。チューナ制御ユニット１０４は、ワイ
ヤ１０３を介して同調電圧を供給すると共に幅の広い両
端矢印１０３′で表される信号ラインを介して帯域切換
え信号をチューナ構体１０２に供給する。チューナ構体
１０２は受信したＲＦ信号を中間周波（ＩＦ）信号に変
換し、ＩＦ出力信号を映像／音声中間周波（ＶＩＦ／Ｓ
ＩＦ）増幅・検波ユニット１０８に供給する。ＶＩＦ／
ＳＩＦ増幅・検波ユニット１０８はその入力端子に供給
されるＩＦ信号を増幅し、その中に含まれている映像・
音声情報を検波する。検波された映像情報は、映像信号
処理回路１２２の１つの入力として供給される。映像信
号処理回路１２２のもう１つの入力は、オンスクリーン
表示回路１２４に接続される。検波された音声信号は音
声信号処理回路１０６に供給され、増幅されてからスピ
ーカー（図示せず）に供給される。

【０００７】チューナ制御ユニット１０４はシステム制
御用マイクロコンピュータ（μＣ）１１０から供給され
る制御信号に応答して、同調電圧と帯域切換え信号を発
生する。ここでいう“マイクロコンピュータ”という用
語は“コントローラ”、“マイクロプロセッサ”という
用語と同等のものである。また、マイクロコンピュータ
１１０の制御機能は、この特定の目的のために特別に製
造された集積回路（すなわち“カスタム・チップ”）に
より行われ、ここでいう“コントローラ”もこのような
装置を含むものとする。マイクロコンピュータ１１０は
、使用者により開始される指令を赤外線（ＩＲ）受信機
１１９およびテレビジョン受像機自体に設けられた“ロ
ーカル”キーボード１１８から受信する。マイクロコン
ピュータ１１０は、プログラム・メモリ（ＲＯＭ）１１
２を含み、チャネル関連データをランダム・アクセスメ
モリ（ＲＡＭ）１２０に記憶する。ＲＡＭ１２０はマイ
クロコンピュータ１１０の内部または外部にあり、揮発
性または不揮発性のものである。“ＲＡＭ”という用語
は、電気的に消去可能でプログラム可能な読出し専用メ
モリ（ＥＥＰＲＯＭ）を含むものとする。当業者は、揮
発性メモリを利用する場合、受像機のスイッチが切られ
てもその内容を保持するために適当な予備電源を使用す
るのが望ましいことを知っている。

【０００８】マイクロコンピュータ１１０は予備電源１
５５により働き、動作電源１５０を制御し、テレビジョ
ン受像機の残りの部分ヘ電力を選択的に供給する。マイ
クロコンピュータ１１０は、その日の時刻を示す実時間
時計１１３を含んでいる。またマイクロコンピュータ１
１０はタイマー１１４を含んでおり、その動作は以下に
述べる。また、マイクロコンピュータ１１０はワイヤ１
１１を介してデジタル／アナログ（Ｄ／Ａ）変換器１３
０に結合される。Ｄ／Ａ変換器１３０はマイクロコンピ
ュータ１１０に制御されて制御信号を発生し、音声信号
処理回路１０６とそれに関連するスピーカーにより発生
される音量レベルを制御する。

【０００９】ここまで述べたテレビジョン受像機は、イ
ンデイアナ州インデイアナポリス所在のトムソン・コン
シユーマ・エレクトロニクス社が製作したＲＣＡＣＴＣ
−１４０カラーテレビジョンにより知られている。

【００１０】次に本発明を図１の残りの部分と図２の流
れ図を参照して説明する。図１のタイマー１１４は、予
め定められる一定の時間、例えば、３０分を計るもので
あることが望ましい。あるいは、使用者自身が選んで予
め定められる時間を入力してもよい。使い易さが重要な
ことであるから、タイマー１１４を作動可能にするため
に使用者が別個に操作する必要の無いことが望ましい。 従って、１つの実施例では、タイマー１１４はテレビジ
ョン受像機のスイッチが入れられたとき自動的に作動可
能にされる。場合によっては、睡眠タイマーを常に作動
可能にしておくことは望ましくないことが分っている。 このような場合のために、リモートコントロール送信機
１２８に睡眠タイマーＯＮ／ＯＦＦキーを備えることも
できる。睡眠タイマーのＯＮ／ＯＦＦキーの第１の動作
は、睡眠タイマーＯＮ／ＯＦＦキーの次の動作（これは
睡眠タイマー機能を再び作動可能にする）まで睡眠タイ
マー機能を作動不能にする。もう１つの実施例では、睡
眠タイマー機能はその日の予め定められた時間だけ、実
時間時計１１３からの信号に従って作動可能にされる。 睡眠タイマーは、例えば、使用者がテレビジョン受像機
のスイッチを入れたまま最も寝入り易い午後１１時から
午前６時までの間だけ作動可能にすることもできる。し
かしながら、睡眠タイマーが常に作動可能にされている
ならば、実時間時計１１３を睡眠タイマー機能のために
備える必要はない。タイマーが作動可能にされていると
仮定し、３０分の睡眠時間の間に被変調ＩＲ信号が検出
されなければ、受像機のスイッチは切られる。被変調Ｉ
Ｒ信号がこの３０分間に検出されたならば、タイマー１
１４はリセットされ、新たに３０分の期間を計り始める
。このプロセスは数回繰り返される。図２と図３の流れ
図はこの機能および以下に述べる他の機能を達成するた
めのプログラムを異なる詳細度で説明するものである。

【００１１】図２に示す制御プログラムの部分は、制御
プログラムの他の部分（例えば、チューナ制御、キーボ
ード復号化）からステップ２００に入るものであるが、
この他の部分は本発明には関係が無いので詳しく説明し
ない。ステップ２０５において被変調赤外線（ＩＲ）信
号が検出されたかどうかの判断が行われる。ＩＲリモー
トコントロール信号の受信に通常用いられるＩＲ検出器
は、以下に述べるように、この目的にも用いられる。リ
モートコントロール信号が或る形式のパルスコードを利
用して符号化されているならば、ＩＲ検出器にはこのＩ
Ｒ周波数を中心とする帯域フィルタが含まれており、受
信されたＩＲ信号の変調に対応する電気的パルス信号を
発生するために、積分器のような包絡線検波器が後に続
く。リモートコントロール指令を復号するためにマイク
ロコンピュータ１１０はパルス信号をサンプリングして
、“高い”部分と“低い”部分を検出する。ステップ２
０５の目的のために、パルス信号を完全に復号する必要
はなく、一連の“高い”部分および“低い”部分の存在
を判断するだけで十分である。リモートコントロール信
号が周波数変調を利用して符号化されているならば、Ｉ
Ｒ検出器にはこのＩＲ周波数範囲を中心とする帯域フィ
ルタが含まれ、受信されたＩＲ信号と同じ周波数で変移
を有する電気信号を発生するために、微分器のような変
移検出器が後に続く。リモートコントロール信号を復号
するために、マイクロコンピュータ１１０は変移の生じ
る時間間隔を決定し、ＩＲ信号の周波数を決定する。 ステップ２０５のために、パルス符号化されたＩＲ信号
の場合と同様に、リモートコントロール信号を復号する
必要はない。この場合、帯域フィルタが適正レベルの出
力信号を発生するかどうかを決定すれば十分である。

【００１２】以下に述べる理由により、テレビジョン受
像機と関連する他の装置を制御するためにリモートコン
トロール送信機からの被変調ＩＲ信号の存在に応答して
、タイマー１１４をリセットすることが望ましい。種々
の異なるＩＲ変調が用いられるので、ＩＲ変調のパルス
と周波数の両方を検出する装置を備えることが望ましい
。ＩＲ信号が検出されなければ、プログラムはステップ
２１０に進み、ここでタイマー１１４が動いているかど
うかが調べられる。もし動いていなけれぼ、使用者が選
んだ現在の音量レベルがパワーオン（ｐｏｗｅｒ−ｏｎ
）音量レジスタ１３４に貯えられ（ステップ２１５）、
ルーチンがステップ２２０で出る。パワーオン音量レジ
スタ１３４は、受像機が使用者によって最後に手動でス
イッチを切られる直前に動作していた時の音量設定値を
保持する。レジスタ１３４はパワーオンで読み出される
ので、最後の音量設定値が自動的に回復できる。

【００１３】再び図２を参照して、ステップ２１０でタ
イマー１１４が動いていることが確かめられるなら、タ
イマーの時間間隔が終了間際である（すなわち、３０分
の睡眠時間間隔のうち残りが２分以内である）かどうか
が調べられる（ステップ２２５）。終了間際でなければ
、現在の音量レベルがパワーオン音量レジスタ１３４に
貯えられ、音量レベルのデータが最新のもので正確であ
るかどうかが確認されルーチンから出る。コントローラ
が制御プログラムのこの部分を“循環する”度ごとに、
コントローラは睡眠時間間隔の残りの時間を調べる。残
りの時間間隔が２分以内であれば（ステップ２２５）、
マイクロコンピュータ１１０はランプダウン音量レジス
タ１３２に貯えられた音量設定値を、一定の間隔（多分
、毎秒１回）で減少し始め、その結果、音量はゆっくり
と下方へ“傾斜”する。これを行う目的は、テレビジョ
ン受像機のスイッチが切られた時、眠っているかまたは
眠りかけている使用者が、突然音がしなくなったことに
より目が覚めてしまうのを防ぐためである。ステップ２
３５で、ランプダウン（ｒａｍｐ−ｄｏｗｎ）音量レジ
スタ１３２に貯えられている音量レベルを調べて、音量
レベルがゼロになっているかどうかをみる。ゼロになっ
ていなければ、ルーチンから出る。ゼロになっていれば
、テレビジョン受像機の電源が切られる（ステップ２４
０）。ステップ２０５でＩＲ信号が検出されると、音量
は使用者が最後にセットしたレベルにリセットさせる。 すなわち、パワーオン音量レジスタ１３４に貯えられた
値が読み出され、ランプダウン音量レジスタ１３２に貯
えられる。次にタイマー１１４がリセットされ、再び時
間間隔を計り始める。睡眠タイマー期間の最後の２分間
に、音量のランプダウン（ゆるやかな低下）あるいは受
像機のスクリーン上での視覚表示が行われるので、まだ
眠らずにいる使用者は、すでに眠ってしまった使用者の
邪魔にならないように、リモートコントロールを作動さ
せる。音量が次第に低下すると、使用者は通常これに反
応し、リモートコントロールを取り上げて、適正な音量
を回復しようとする。本発明の装置によれば、リモート
コントロールあるいはローカル・キーボードを使用する
行為は、使用者がまだ眠らずにいることを表示するもの
と解釈されるので、睡眠タイマーはリセットされ再始動
されることに注目されたい。この段階ではＩＲコマンド
を復号する必要はない。何故ならば、被変調ＩＲ信号（
テレビジョン受像機内で復号可能であるか復号可能でな
い）の受信は、使用者がまだ眠っておらず、今見ている
テレビの番組を邪魔されたくないと思っていることを意
味するものと解釈されるからである。ステップ２５０で
、被変調ＩＲ信号を復号しようとする。 それがＳＴＯＰ　　ＴＩＭＥＲ符号ならば、タイマー１
１４は停止される（ステップ２２０）。そうでなければ
、キー符号復号ルーチンで更に復号が行われ、これ自体
は知られている。

【００１４】上述の動作を明確にするために注意すべき
は、或る製造者のＶＣＲと他の製造者のテレビジョン受
像機から成るシステムの場合、この２つの装置の制御符
号は両立できそうもないことである。睡眠機能タイマー
をリセットする目的のためには、特定のリモートコント
ロール・ハンドユニットから送信される特定の内容は重
要でないことがここに認められる。重要なのは送信がな
されたという事実である。何故ならば、送信の事実は使
用者がまだ眠らずにいることを示しているからである。 従って、被変調ＩＲ信号の受信は、テレビジョン受像機
のスイッチを切るべきではないことを示している。更に
この点に関して、或る知られているケーブル復号ユニッ
トは、ＩＲリモートコントロール信号を介して音量制御
を行う。本発明が組み込まれたテレビジョン受像機をこ
のようなケーブル復号ユニットに結合するとすれば、以
下の動作が生じるであろう。睡眠時間間隔の最後の２分
間にテレビジョン受像機は音量を徐々に減らし始め、使
用者は当然リモートコントロールを取り上げて、ケーブ
ル復号ユニットが音量の低下を補正するようにする。個
々の製造者達が用いる符号化方式および変調方式は種々
異なるので、使用者のテレビジョン受像機はケーブル復
号リモートコントロール・ユニットから送信されたリモ
ートコントロール情報を恐らく復号できないであろう。 それにもかかわらず、テレビジョン受像機の睡眠タイマ
ーのコントローラは、被変調ＩＲ信号が送信されたこと
を認識し、これに応答して音量レベルをリセットし、睡
眠タイマーをリセットするであろう。

【００１５】本発明の装置は、テレビジョン受像機、Ｖ
ＣＲ、その他の信号源、例えばビデオテーププレーヤあ
るいはビデオディスクプレーヤに備えることが考えられ
る。もしそうであれば、使用者はこれらの信号源の中の
１つからの番組を見ており、もし眠ってしまえば、シス
テムの各要素は個々に停止されるであろう。また、図１
に示すように、テレビジョン受像機に制御された電力ア
ウトレット１４０を備えて、交流電力をレセプタクル１
４２を介して他のシステム構成部へ供給することも考え
られる。このような受像機も上述の睡眠タイマー機能回
路を備えるならば、この自動タイマーの特徴はいかなる
装置にも利用でき、制御されたアウトレットヘプラグを
差し込めば、両方のユニットは同時にスイッチが切られ
る。制御されたアウトレット１４０は、簡易化のために
、電気機械式継電器１４４を組み入れているものとして
図示されている。勿論この代りに、固体スイッチ回路に
よりアウトレットを制御することもできる。

【００１６】図２に示す簡易化された流れ図と対照的に
図３は本発明に使用するのに適するプログラムの更に詳
細な流れ図である。同じ機能が遂行されるので、図３の
流れ図について詳しく述べることは必要でないと思われ
る。当業者としては、一般に３１０で示す図３の部分は
、図２の流れ図のブロック２０５，２１０，２１５およ
び２４５とほぼ同じ目的を果たす。同様にして、一般に
３２０で示す図３の部分は図２の流れ図のブロック２５
０および２６０とほぼ同じ目的を果たす。そして最後に
、一般に３３０で示す図３の部分は図２の流れ図のブロ
ック２２５，２３０，２３５および２４０とほぼ同じ目
的を果たす。

【００１７】一般に３４０で示す図３の部分で、使用者
は時間間隔すなわち“ウインドウ”を指定することがで
き、このウインドウの範囲内で睡眠タイマー機能回路は
作動可能にされる。本発明による睡眠タイマー機能を有
するテレビジョン受像機は、キーボード上にある専用キ
ーを利用するかあるいはメニューから選択し、睡眠タイ
マー機能動作期間に関する指令を入力すると考えられる
。図４に示すように、睡眠タイマー機能のウインドウを
プログラムする目的で、上述した専用キーを押すとそれ
に応答し、あるいはこの特定の機能のメニューからの選
択に応答して、睡眠タイマー機能の指令が画像と共にス
クリーン上に表示される。何れの場合にも、図４に示す
表示では、使用者がすでにデータを入力しており、睡眠
タイマーは、このデータにより視聴者がテレビジョン受
像機のスイッチを入れたまま寝入ってしまう可能性の最
も高い午後１１時から午前６時までの間作動する。

【００１８】視聴者はテレビの番組に興味を感じて眠ら
ずにいることが考えられる。上述したように、受像機の
スイッチが切られる前の最後の２分間に音量をゆっくり
と徐々に減らしてゆくことが望ましい。これは３つの理
由で望ましい動作である。第１に、音量をゆっくりと減
らしてゆくことにより、眠りかけている使用者は、テレ
ビ番組の音声が突然聞こえなくなることにより“驚いて
目が覚めてしまう”ことがない。第２に、音量が着実に
減少していくと、まだ眠らずにいる使用者にとって、睡
眠タイマー機能回路がテレビジョンのスイッチを切るプ
ロセスを開始したという合図となる。第３に、次第に減
少する音量を合図として用いると、当然使用者はリモー
トコントロール送信機を取り上げて、音量の減少を補正
するようになる。従って、音量を補正する行為自体が、
睡眠タイマー機能をリセットするのに必要とされる行為
（すなわち、ＩＲ送信を開始すること）となる。

【００１９】しかしながら、音量を徐々に減らさない実
施例では、睡眠タイマー機能回路が予め何らかの合図を
与えずに受像機のスイッチを自動的に切ることは望まし
くない。図５と図６は、例えば、睡眠時間間隔の最後の
２分間に（音量の減少に加えて、あるいは音量の減少の
代りに）、画面上に表示するのに適する２つの合図の表
示例を示す。図５では、バーグラフ５２０がテレビジョ
ン受像機５００の画面上で画像と共に表示されている。 バーはスイッチが切られる迄の残り時間を表わすもので
ある。これに代わるものとして、音量を減らす実施例に
用いた場合、現在の音量レベルを視覚表示することもで
きる。何れの場合でも、このような表示は、眠らずにい
る視聴者に、睡眠タイマー回路が受像機のスイッチを今
まさに自動的に切ろうとしているという合図を与えると
共にすでに寝入ってしまった視聴者の邪魔になることも
ない。図６に示す画面では、図５のバーグラフの代わり
に“残り時間”表示６３０が用いられている。また、図
６には、ＬＥＤ、液晶表示（ＬＣＤ）あるいはランプ６
４０が示されており、これは、例えば睡眠時間間隔の最
後の２分間に明るくなると、画面上の表示機能の無いテ
レビジョン受像機では、睡眠タイマー機能が自動的にス
イッチを切るという合図として役立つ。本発明はテレビ
ジョン受像機（すなわちテレビジョンセットまたはＶＣ
Ｒ）の環境内で設定された実施例に関連して述べてきた
が、ラジオ受信機、コンパクトディスク（ＣＤ）プレー
ヤなどにも使用できることが考えられる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明を実施化するのに適するテレビジョン受
像機の一部分のブロック図である。

【図２】図１のマイクロコンピュータを制御するのに適
する制御プログラムの一部の簡易化した流れ図である。

【図３】図１のマイクロコンピュータを制御するのに適
するプログラムの一部の更に詳細な流れ図である。

【図４】本発明と共に使用するのに適する情報が表示さ
れている画面を示す。

【図５】本発明と共に使用するのに適する情報が表示さ
れている画面を示す。

【図６】本発明と共に使用するのに適する情報が表示さ
れている画面を示す。

【符号の説明】

１０２　　　　チューナ構体 １０４　　　　チューナ制御ユニット １０６　　　　音声信号処理回路 １０８　　　　映像／音声中間周波（ＶＩＦ／ＳＩＦ）
増幅・検波ユニット １１０　　　　システム制御用マイクロコンピュータ１
１２　　　　プログラム・メモリ（ＲＯＭ）１１３　　
　　実時間時計 １１４　　　　タイマー １１８　　　　ローカル・キーボード １１９　　　　赤外線（ＩＲ）受信機 １２０　　　　ランダム・アクセスメモリ（ＲＡＭ）１
２２　　　　映像信号処理回路 １２４　　　　オンスクリーン表示回路１２８　　　　
リモートコントロール送信機１３０　　　　デジタル・
アナログ（Ｄ／Ａ）変換器１３２　　　　ランプダウン
音量レジスタ１３４　　　　パワーオン音量レジスタ１
５０　　　　動作電源 １５５　　　　予備電源

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】　　消費者用電子機器から動作電源を自動
   的に断つ電源自動遮断装置であって、予備電源と、制御
   入力を有する動作電源と、使用者により入力されるデー
   タを受け取るデータ入力手段と、前記予備電源に結合さ
   れ、前記データを復号するために前記データ入力手段に
   結合され、且つ前記データに応答して前記動作電源を制
   御するために前記動作電源の前記制御入力に結合される
   制御手段と、前記制御手段は、予め定めされる時間間隔
   を計り、前記予め定められる時間間隔の終了を表示する
   信号を発生するために、前記制御手段に結合されるタイ
   マー手段を含み、前記制御手段と前記動作電源に結合さ
   れ、前記消費者用電子機器の信号を処理する信号処理回
   路とから成り、前記制御手段は、前記予め定められる時
   間間隔の間に前記データの受け取りに応答し、前記タイ
   マー手段をリセットして前記予め定められる時間間隔を
   再び計時し始め、前記タイマー手段は、前記予め定めら
   れる時間間隔の終了時に前記予め定められる時間間隔の
   終了を表わす前記信号を前記制御手段に供給し、前記制
   御手段はこれに応答して前記動作電源が前記信号処理手
   段に電力を供給するのを止めさせる、前記電源自動遮断
   装置。