JPH0983829A

JPH0983829A - テレビ長時間聴視防止器

Info

Publication number: JPH0983829A
Application number: JP7263621A
Authority: JP
Inventors: Hidetoshi Fujiwara; 英俊藤原
Original assignee: Universal Technics Co Ltd
Current assignee: Universal Technics Co Ltd
Priority date: 1995-09-19
Filing date: 1995-09-19
Publication date: 1997-03-28

Abstract

(57)【要約】【課題】本発明の目的は、テレビを長時間にわたって
鑑賞しないように、設定された聴視時間経過後に自動的
にテレビの画面をオフし、聴視者が目を悪くするのを防
止すると共に子供の時間に対する意識を学習させる効果
があるテレビ長時間聴視防止器を提供することにある。【解決手段】リモコン信号によりテレビの動作状態を
遠隔操作するリモコン装置を具備したテレビにおいて、
テレビ画面がオンしているか否かを検出する検出手段
と、テレビの聴視時間を任意に設定するための聴視時間
設定手段と、前記検出手段及び前記聴視時間設定手段の
出力で制御され、前記リモコン信号を発生する信号発生
装置とからなり、前記信号発生装置から発生するリモコ
ン信号によって、前記リモコン装置をテレビ画面がオフ
するように動作させるものである。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、人（特に幼児な
ど）が長時間にわたってテレビを視ることによって目を
悪くするのを予防するためのテレビ長時間聴視防止器に
関する。

【０００２】

【従来の技術】従来、画像表示装置、例えばテレビ等の
画面を長時間にわたって鑑賞すると目が疲れ、近視など
になり易く、特に幼児などがいる家庭では、幼児が長時
間テレビを鑑賞しないように親が注意をしているのが現
状であった。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかるに、従来のテレ
ビでは、幼児などがひとりでに画面に近接して長時間に
わたって鑑賞してしまうことがあった。このため、近視
の原因の一つになったり、静電気による塵埃が目に入っ
たり、また漏洩Ｘ線や、近年、問題となっている漏洩電
磁波にさらされることを考慮する必要があった。

【０００４】本発明の目的は、上記の不具合を解消し、
テレビを長時間にわたって鑑賞しないように、設定され
た聴視時間経過後に自動的にテレビの画面をオフし、聴
視者が目を悪くするのを防止すると共に子供の時間に対
する意識を学習させる効果があるテレビ長時間聴視防止
器を提供するものである。

【０００５】

【課題を解決するための手段】本発明に係るテレビ長時
間聴視防止器は、リモコン信号によりテレビの動作状態
を遠隔操作するリモコン装置を具備したテレビにおい
て、テレビ画面がオンしているか否かを検出する検出手
段と、テレビの聴視時間を任意に設定するための聴視時
間設定手段と、前記検出手段及び前記聴視時間設定手段
の出力で制御され、前記リモコン信号を発生する信号発
生装置とからなり、前記信号発生装置から発生するリモ
コン信号によって、前記リモコン装置をテレビ画面がオ
フするように動作させることを特徴とするものである。

【０００６】また、本発明に係るテレビ長時間聴視防止
器は、さらに、聴視時間設定手段で設定された聴視時間
の終了を予告する予告手段を含むものである。

【０００７】また、本発明に係るテレビ長時間聴視防止
器は、聴視時間設定手段で設定された聴視時間中、聴視
時間の終了までの残り時間を報知する手段を含むもので
ある。

【０００８】また、本発明に係るテレビ長時間聴視防止
器は、聴視時間設定手段が、前記検出手段の出力でスタ
ートし、予め設定された聴視時間をカウントするタイマ
手段からなり、前記信号発生装置は、前記検出手段の出
力及び前記タイマ手段のカウントアップ出力で制御され
て前記リモコン信号を発生するものである。

【０００９】また、本発明に係るテレビ長時間聴視防止
器は、聴視時間設定手段が、聴視時間を設定入力するた
めの聴視時間設定キーとスタートキーを含むキー入力手
段と、前記スタートキーの操作でスタートし、前記聴視
時間設定キーで設定入力された聴視時間をカウントする
タイマ手段とからなり、前記信号発生装置は、前記検出
手段の出力及び前記タイマ手段のカウントアップ出力で
制御されて前記リモコン信号を発生するものである。

【００１０】また、本発明に係るテレビ長時間聴視防止
器は、タイマ手段が、前記スタートキーの操作でスター
トし、前記聴視時間設定キーで設定入力された聴視時間
の一部をカウントする第１のタイマと、該第１のタイマ
のカウントアップ時にスタートし、設定された聴視時間
から前記第１のタイマでカウントされた時間を引いた残
りの時間をカウントする第２のタイマとからなり、前記
信号発生装置は、前記検出手段の出力及び前記第２のタ
イマのカウントアップ出力で制御されて前記リモコン信
号を発生するものである。

【００１１】また、本発明に係るテレビ長時間聴視防止
器は、第２のタイマ手段のカウント中、聴視時間の終了
を予告する予告手段を含むものである。

【００１２】また、本発明に係るテレビ長時間聴視防止
器は、第２のタイマ手段のカウント中、聴視時間の終了
までの残り時間を報知する手段を含むものである。

【００１３】また、本発明に係るテレビ長時間聴視防止
器は、タイマ手段が、さらに、前記スタートキーの操作
でスタートし、前記聴視時間設定キーで設定入力可能な
聴視時間より長いテレビ再聴視禁止期間をカウントする
第３のタイマを備えているものである。

【００１４】また、本発明に係るテレビ長時間聴視防止
器は、リモコン信号が赤外線信号である。

【００１５】

【作用】リモコン信号によりテレビの動作状態を遠隔操
作するリモコン装置を具備したテレビにおいて、テレビ
画面がオンしていることを表わす検出信号と、テレビの
聴視時間を任意に設定するための聴視時間設定手段から
の設定された聴視時間経過後の出力とで制御されて、リ
モコン信号を発生する信号発生装置を備え、この信号発
生装置から発生するリモコン信号によって、テレビに内
蔵されているリモコン装置をテレビ画面がオフするよう
に動作させる。したがって、設定された聴視時間を越え
て長時間テレビを聴視するのを阻止し、テレビを長時間
聴視することによって目が悪くなるのを防止することが
できる。

【００１６】

【発明の実施の形態】以下、本発明にかかるテレビ長時
間聴視防止器の一実施例を図面に基づいて説明する。図
１は、本発明のテレビ長時間聴視防止器をテレビに装着
した際の斜視図、図２は、本発明のテレビ長時間聴視防
止器の回路構成を示すブロック図である。図１で示すよ
うに、テレビ２０の上に本発明のテレビ長時間聴視防止
器１を設置する。テレビ２０は、赤外線信号等を用いた
リモコン信号によりテレビの動作状態を遠隔操作するリ
モコン装置２１を内蔵しており、このリモコン装置は、
携帯用リモコン送信機（図示しない）から発するリモコ
ン信号で、テレビ２０の補助電源スイッチのオン／オ
フ、チャンネル切り換え、音量調整等の制御を行なうこ
とができる。このようなリモコン装置は技術上周知にな
っている。

【００１７】テレビ長時間聴視防止器１は、聴視時間設
定入力手段（３Ａ，３Ｂ，５）で設定される聴視時間信
号を内蔵マイクロコンピュータで確認し、設定された聴
視時間が経過した時点でまだテレビの画面２２がオンし
ている場合に、赤外線信号発生装置７より赤外線信号を
発射する。この赤外線信号は、テレビを聴視している人
９または室内の家具１０等に反射して、テレビ２０のリ
モコン装置７の受光素子に入り、テレビの補助電源スイ
ッチ（図示しない）を切り、それによりテレビ画面２２
をオフする。

【００１８】次に、上述した動作を図２の回路ブロック
図を参照して説明する。図２において、本発明のテレビ
長時間聴視防止器１は、テレビ動作状態検出回路２と、
キー入力装置３と、ＣＰＵ等からなるマイクロコンピュ
ータ（以下マイコンという）４と、タイマ５と、メモリ
６と、赤外線信号発生装置７とから構成されている。テ
レビ動作状態検出回路２は、例えばテレビ２０の映像出
力信号の水平同期信号を検出する近接コイル等を備え、
この検出信号は、テレビ画面２２がオンしていると出力
され、テレビ画面２２がオフしていると出力されないも
のである。キー入力装置３は、少なくとも、聴視時間設
定キー（例えばテンキー等で構成される）３Ａと、スタ
ートキー３Ｂを含むものである。赤外線信号発生装置７
は、赤外線発光素子、例えば発光ダイオード（ＬＥＤ）
を含み、リモコン装置２１におけるテレビ２０の補助電
源スイッチオフのためのリモコン信号に相当する赤外線
信号をＬＥＤから発するものである。

【００１９】まず、テレビ聴視中に、あとどのくらいの
時間テレビを聴視するか、希望する聴視時間を聴視時間
設定キー３Ａを用いて設定入力し、スタートキー３Ｂを
オン操作すると、マイコン４の制御により、タイマ５が
スタートし、設定された聴視時間のカウントを始める。
設定された聴視時間の経過後、タイマ５がカウントアッ
プすると、マイコン４は、テレビ動作状態検出回路２よ
りテレビ画面がオンしていることを表わす検出信号がタ
イマ５のカウントアップ時にも継続して存在しているこ
とを確認すれば、赤外線信号発生装置７に駆動信号を供
給し、赤外線信号発生装置７のＬＥＤより赤外線信号が
発せられる。

【００２０】この赤外線はテレビの聴視者９や室内の家
具１０等で反射し、反射赤外線としてテレビ２０に内蔵
されているリモコン装置２１の受光素子に入り、リモコ
ン装置２１の動作によって補助電源スイッチがオフとさ
れ、テレビ画面２２がオフとなる。一方、タイマ５より
カウントアップ出力がマイコン４に供給された時点で、
既にテレビ２０の主電源スイッチ２３がオフにされ、テ
レビ画面２２がオフ状態になってテレビ動作状態検出回
路２より検出出力がマイコン４に入力されていなけれ
ば、マイコン４より赤外線信号発生装置７に駆動信号が
供給されず、赤外線信号発生装置７より赤外線信号が発
せられない。したがって、聴視者９は、設定された聴視
時間以上の長時間にわたって連続してテレビを聴視する
ことはできない。

【００２１】なお、聴視時間設定入力手段として、上記
の例では聴視時間設定キー３Ａ、スタートキー３Ｂ及び
タイマ５で構成したが、これに限らず例えば、聴視時間
設定キー３Ａ、スタートキー３Ｂを用いず、タイマ５を
予め設定された固定時間（例えば１時間または２時間
等）をカウントするタイマとしても良い。この場合、タ
イマ５のスタートトリガ信号として、例えばテレビ動作
状態時検出回路２の検出信号のほか長時間聴視防止器１
の電源オン信号を用いることもできる。

【００２２】

【実施例】次に、本発明にかかるテレビ長時間聴視防止
器の他の実施例を図面に基づいて説明する。図３は、本
発明のテレビ長時間聴視防止器の他の実施例の回路構成
を示すブロック図、図４は、図３のブロック図における
各タイマの動作タイミング図、図５は、図３のブロック
図の動作を説明するフローチャートである。図３におい
て、本発明のテレビ長時間聴視防止器１は、テレビ動作
状態検出回路２と、キー入力装置３と、マイコン４と、
第１、第２及び第３のタイマ５Ａ，５Ｂ，５Ｃと、メモ
リ６と、赤外線信号発生装置７とから構成されている。
図３に示す回路は、第１、第２及び第３のタイマ５Ａ，
５Ｂ，５Ｃの構成部分を除いて図２の回路と同一構成に
なっている。第１のタイマ５Ａは、設定された聴視時間
の大部分をカウントする聴視時間タイマであり、第２の
タイマ５Ｂは、タイマ５Ａのカウントアップ出力信号で
スタートし、タイマ５Ａでカウントされた聴視時間の残
部分をカウントする終了予告タイマであり、第３のタイ
マ５Ｃは、聴視時間設定キー３Ａで設定入力可能な聴視
時間より長い再聴視禁止期間（例えば１２時間、１８時
間等）をカウントする再聴視禁止タイマであり、それぞ
れ図４に示す動作タイミングで動作するものである。

【００２３】まず、テレビ画面２２がオンの状態におい
て、聴視時間設定キー３Ａを用いて希望する聴視時間
（例えば２時間とする）を設定入力し、スタートキー３
Ｂをオン操作すると、マイコン４の制御により、タイマ
５Ａ及び５Ｃがスタートし（図４（Ａ）及び（Ｃ）の時
間ｔ０）、タイマ５Ａは設定された聴視時間のカウント
を始める。タイマ５Ａは、例えば、聴視時間設定キー３
Ａで聴視時間が設定入力されると、設定された聴視時間
の大部分をカウントするように自動的にセットされるも
のであり、この例では設定された聴視時間、２時間、の
うち１時間５５分までカウントするようにセットされ
る。

【００２４】そこで、設定された聴視時間が１時間５５
分経過すると、タイマ５Ａがカウントアップし（図４
（Ａ）の時間ｔ１）、タイマ５Ａのカウントアップ立下
り出力信号でトリガされてタイマ５Ｂがスタートする
（図５（Ｂ）の時間ｔ１））。タイマ５Ｂは、設定され
た聴視時間のうちタイマ５Ａでカウントした残りの時間
をカウントするように自動的にセットされ、この例では
残りの５分間をカウントするようにセットされている。
タイマ５Ｂがカウントスタートすると同時に、メモリ６
に記憶されている、例えば「もう終りです」、に相当す
るメッセージデジタルデータが読み出され、デジタル／
アナログ変換されて音声信号としてスピーカ８より「も
う終りです」のメッセージが発せられる。

【００２５】この音声メッセージは、マイコン４制御に
よりタイマ５Ｂのカウント中所定の間隔（例えば３０秒
毎）で発せられ、タイマ５Ｂのカウントアップ時に停止
する。したがって、テレビ２０を聴視者９は、もうすぐ
聴視時間が終了してテレビ画面２２が消されることにな
るのを予告されることになり、それを承知でそのまま聴
視し続けるか、または主電源スイッチ２３をオフして聴
視を止めることができる。聴視者が聴視し続けた場合、
タイマ５Ｂがカウントアップし（図４（Ｂ）の時間ｔ
２）、そのカウントアップ立下がり出力とテレビ動作状
態検出回路２の検出出力が共にマイコン４に入力される
と、マイコン４から赤外線信号発生装置７に駆動信号が
供給され、赤外線信号発生装置７のＬＥＤより赤外線信
号（図４（Ｄ）の時間ｔ２）が発せられる。

【００２６】この赤外線がテレビの聴視者９や室内の家
具１０等で反射し、反射赤外線としてテレビ２０のリモ
コン装置２１の受光素子に入り、リモコン装置２１の動
作によって補助電源スイッチがオフとされテレビ画面２
２がオフとなる。したがって、聴視者９は、テレビ長時
間聴視防止器１で設定された聴視時間すなわち２時間し
かテレビを聴視することはできない。

【００２７】一方、再聴視禁止タイマ５Ｃは、タイマ５
Ａのスタートと同時にスタートし、例えば１２時間の再
聴視禁止期間の間カウントするようにセットされてお
り、カウント継続中に、再度テレビの主電源スイッチ２
３がオンされるかまたはリモコン送信機によって補助電
源スイッチがオンされたことをマイコン４が確認する
と、マイコン４は、終了予告タイマ５Ｂをスタートさせ
（図４（Ｂ）の時間ｔ３）、５分後に、赤外線信号発生
装置７に駆動信号を供給し、赤外線信号発生装置７のＬ
ＥＤより赤外線信号（図４（Ｄ）の時間ｔ４）が発せら
れ、テレビ２０の補助電源をオフして画面２２をオフさ
せる。したがって、再聴視禁止タイマ５Ｃのカウント継
続中は、テレビ２０を長時間継続して聴視することはで
きない。なお、各タイマ５Ａ，５Ｂ，５Ｃは、テレビ長
時間聴視防止器１のリセットスイッチ（図示しない）で
リセットして、次の聴視時間設定を待ち受けることがで
きる。

【００２８】次に、以上の動作を図５のフローチャート
を用いて説明する。まず、テレビ２０の電源をオンする
と（Ｓ１）、テレビ動作状態検出回路２によってテレビ
の画面２２がオンしているか否かを確認する（Ｓ２）。
画面２２がオンしていれば、次いで、再聴視禁止タイマ
５Ｃがカウント中か否かを判定し（Ｓ３）、カウント中
であれば後述するステップＳ６に進む。カウント中でな
ければ、聴視時間を聴視時間設定キー３Ａで例えば２時
間に設定入力し、スタートキー３Ｂをオン操作すること
により、聴視時間タイマ５Ａ及び終了予告タイマ５Ｂを
スタートさせる（Ｓ４）。

【００２９】次いで、設定された聴視時間のうち１時間
５５分経過すると、聴視時間タイマ５Ａがオフになり
（Ｓ５）、終了予告タイマ５Ｂをスタートさせる（Ｓ
６）。終了予告タイマ５Ｂがスタートすると、警告「も
う終わりです」という音声信号を所定時間隔で発信し続
ける（Ｓ７）。次いで、終了予告タイマ５Ｂがオフにな
りしだい（Ｓ８）、テレビ２０に内蔵されたリモコン装
置２１から学習した“電源オフ”信号を表わす赤外線信
号を赤外線信号発生装置７から発信し（Ｓ９）、テレビ
２０の補助電源をオフして画面２２をオフする。

【００３０】なお、ステップＳ３で再聴視禁止タイマ５
Ｃがカウント中であれば、終了予告タイマ５Ｂをスター
トさせ、ステップＳ７〜Ｓ９を経てテレビ２０の補助電
源をオフして画面２２をオフする。これは、例えば、テ
レビ長時間聴視防止器１が動作中に、テレビ２０の主電
源が再びオンにされた場合であり、再聴視禁止タイマ５
Ｃが最初のスタートから１２時間の間テレビ２０の主電
源スイッチのオン、オフ状態を監視し、主電源スイッチ
が再度オンにされても終了予告タイマ５Ｂのカウントア
ップ後（すなわち５分後）にテレビ２０の補助電源をオ
フすることによりテレビ画面２２をオフして、長時間テ
レビ２０を聴視するのを防止するものである。以上のよ
うに、設定された聴視時間である２時間後に、テレビ画
面２２はオフ状態とされるので、長時間テレビを聴視す
ることができず、目を悪くすることはない。

【００３１】なお、図３の回路において、聴視時間設定
入力手段として、聴視時間設定キー３Ａ、スタートキー
３Ｂ及びタイマ５Ａ，５Ｂ，５Ｃで構成したが、これに
限らず例えば、聴視時間設定キー３Ａ、スタートキー３
Ｂを用いず、タイマ５Ａを予め設定された固定時間（例
えば１時間または２時間等）をカウントするタイマとし
ても良い。この場合、タイマ５Ａ，５Ｃのスタートトリ
ガ信号として、例えばテレビ動作状態時検出回路２の検
出信号のほか長時間聴視防止器１の電源オン信号を用い
ることもできる。

【００３２】また、上述した実施例では、終了予告タイ
マ５Ｂのカウント中、警告「もう終わりです」という音
声信号を発信したが、さらに他の実施例として、予告手
段として単なるチャイムによる警告信号を所定時間間隔
（例えば１分毎）で発信したり、聴視時間の終了までの
残り時間を報知する報知手段を備え、この報知手段によ
り、「あと５分です」、「あと３分です」、「あと１分
３０秒です」等の時間経過を知らせる音声信号を発した
りする構成とすることもできる。さらに、他の実施例と
して、残り時間等を表示する表示装置を備えることもで
きる。

【００３３】また、上記の実施例では、本発明のテレビ
長時間聴視防止器全体をテレビの上に配置できる構成と
したが、赤外線信号発生装置部分のみを分離してテレビ
の近傍に配置し、赤外線信号発生装置のＬＥＤがテレビ
のリモコン装置の受光素子に向かい合うようにしてもよ
い。また、本発明のテレビ長時間聴視防止器本体を、テ
レビの近傍に、例えば赤外線信号発生装置のＬＥＤがテ
レビのリモコン装置の受光素子に向かい合うように配置
し、テレビ動作状態検出回路として、テレビ水平同期信
号を検出する検出センサ（近接コイル等）をテレビに取
り付け、検出信号を有線または無線でテレビ長時間聴視
防止器本体に送る構成とすることもできる。

【００３４】以上述べたように、本発明のテレビ長時間
聴視防止器によれば、既存のリモコン装置付きテレビの
内部配線を変更することなく、設定聴視時間の経過後に
自動的にリモコン装置を介してテレビの補助電源スイッ
チをオフしてテレビ画面をオフするように動作させるこ
とができるので、長時間テレビを聴視して目が悪くなる
のを防止することができると共に、子供に一日の生活時
間のうちのテレビ聴視時間に対する意識を学習させるこ
ともできる。

【００３５】

【発明の効果】本発明のテレビ長時間聴視防止器によれ
ば、設定された聴視時間後に自動的にテレビ補助電源を
オフしてテレビ画面をオフするので、設定された時間聴
視以上の長時間にわたってテレビ聴視することのないよ
うにすることができ、目が悪くなるのを防止することが
でき、また、子供の時間に対する意識を学習させる効果
を奏する。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明のテレビ長時間聴視防止器をテレビに装
着した斜視図である。

【図２】本発明のテレビ長時間聴視防止器回路の一実施
例の回路構成を示すブロック図である。

【図３】本発明のテレビ長時間聴視防止器回路の他の実
施例の回路構成を示すブロック図である。

【図４】図３の回路における各タイマの動作タイミング
図である。

【図５】図３の回路の動作を説明するためのフローチャ
ートである。

【符号の説明】１テレビ長時間聴視防止器２テレビ動作状態検出回路３キー入力手段３Ａ聴視時間設定キー３Ｂスタートキー４マイコン５タイマ５Ａ聴視時間タイマ５Ｂ終了予告タイマ５Ｃ再聴視禁止タイマ６メモリ７赤外線信号発生装置８スピーカ２０テレビ２１リモコン装置２２画面

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】リモコン信号によりテレビの動作状態を
遠隔操作するリモコン装置を具備したテレビにおいて、テレビ画面がオンしているか否かを検出する検出手段
と、テレビの聴視時間を任意に設定するための聴視時間設定
手段と、前記検出手段及び前記聴視時間設定手段の出力で制御さ
れ、前記リモコン信号を発生する信号発生装置とからな
り、前記信号発生装置から発生するリモコン信号によって、
前記リモコン装置をテレビ画面がオフするように動作さ
せることを特徴とするテレビ長時間聴視防止器。
【請求項２】請求項１記載のテレビ近傍聴視防止器に
おいて、さらに、聴視時間設定手段で設定された聴視時
間の終了を予告する予告手段を含むテレビ長時間聴視防
止器。
【請求項３】請求項１記載のテレビ長時間聴視防止器
において、さらに、聴視時間設定手段で設定された聴視
時間中、聴視時間の終了までの残り時間を報知する手段
を含むテレビ長時間聴視防止器。
【請求項４】請求項１記載のテレビ長時間聴視防止器
において、聴視時間設定手段は、前記検出手段の出力で
スタートし、予め設定された聴視時間をカウントするタ
イマ手段からなり、前記信号発生装置は、前記検出手段
の出力及び前記タイマ手段のカウントアップ出力で制御
されて前記リモコン信号を発生するテレビ長時間聴視防
止器。
【請求項５】請求項１記載のテレビ長時間聴視防止器
において、聴視時間設定手段は、聴視時間を設定入力す
るための聴視時間設定キーとスタートキーを含むキー入
力手段と、前記スタートキーの操作でスタートし、前記
聴視時間設定キーで設定入力された聴視時間をカウント
するタイマ手段とからなり、前記信号発生装置は、前記
検出手段の出力及び前記タイマ手段のカウントアップ出
力で制御されて前記リモコン信号を発生するテレビ長時
間聴視防止器。
【請求項６】請求項５記載のテレビ長時間聴視防止器
において、タイマ手段は、前記スタートキーの操作でス
タートし、前記聴視時間設定キーで設定入力された聴視
時間の一部をカウントする第１のタイマと、該第１のタ
イマのカウントアップ時にスタートし、設定された聴視
時間から前記第１のタイマでカウントされた時間を引い
た残りの時間をカウントする第２のタイマとからなり、
前記信号発生装置は、前記検出手段の出力及び前記第２
のタイマのカウントアップ出力で制御されて前記リモコ
ン信号を発生するテレビ長時間聴視防止器。
【請求項７】請求項６記載のテレビ長時間聴視防止器
において、第２のタイマ手段のカウント中、聴視時間の
終了を予告する予告手段を含むテレビ長時間聴視防止
器。
【請求項８】請求項６記載のテレビ長時間聴視防止器
において、第２のタイマ手段のカウント中、聴視時間の
終了までの残り時間を報知する手段を含むテレビ長時間
聴視防止器。
【請求項９】請求項６記載のテレビ長時間聴視防止器
において、タイマ手段は、さらに、前記スタートキーの
操作でスタートし、前記聴視時間設定キーで設定入力可
能な聴視時間より長いテレビ再聴視禁止期間をカウント
する第３のタイマを備えているテレビ長時間聴視防止
器。
【請求項１０】請求項１乃至９記載のテレビ長時間聴
視防止器において、リモコン信号は赤外線信号であるテ
レビ長時間聴視防止器。