JP2010157808A - 受信処理装置、及び電子機器システム - Google Patents

受信処理装置、及び電子機器システム Download PDF

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Abstract

【課題】複数の受信手段及び複数の人体検知手段を備えた装置において、利便性を損なわずに省電力を実現する。
【解決手段】複数の人体検知部36の各々によって人体を検知することが可能となるように複数の人体検知部36の電力供給を制御した状態で、人体検知部36のいずれかによって人体が検知された場合に、少なくとも受信範囲が上記人体を検知した人体検知部36の検知範囲に対応する受信部32が継続して受信可能となるように制御すると共に、継続して受信可能となるように制御する受信部32以外の受信部32が省電力状態となるように制御する第1の制御、および少なくとも上記人体を検知した人体検知部36が継続して人体検知可能となるように制御すると共に、継続して人体検知可能となるように制御する人体検知部36以外の人体検知部36が省電力状態となるように制御する第2の制御の少なくとも一方を行う。
【選択図】図2

Description

本発明は、受信処理装置、及び電子機器システムに関し、特に、遠隔制御装置から制御信号を受信する受信処理装置、及び該受信処理装置を有する電子機器システムに関するものである。
遠隔制御装置(以下、リモコン)から受信した制御信号に応じて動作するテレビやDVDプレーヤーなどの電子機器、或いは、リモコンから該制御信号を受信し、該受信した制御信号を再現して電子機器に送信するリモコン中継装置等が知られているが、こうした装置において、広範囲から制御信号を受信するために複数の受信部が設けられているものがある。また、人体を検知した場合に何らかの処理を行う装置において、広範囲から人体を検知するために複数の人体検知部が設けられているものもある。
現在、世界規模で温暖化問題が深刻さを増している状況において、省エネやエコに対する意識が急上昇してきている。そうした中で、多くの無駄な電力が消費されるのは、好ましくない。従って、上記のような複数の受信部及び複数の人体検知部を有する装置で省電力を実現するための技術が求められている。
なお、下記特許文献1には、三角測距の原理に基づき動作する距離測定モジュールにより距離測定モジュールの検知範囲の距離測定を行い、その結果を初期情報と比較することにより、所定範囲内に人がいるかを検知し、更に、人がいると判断された場合のみリモコン受信部に通電することにより、リモコン受信部の消費電力を節電したり、また、距離測定モジュール中のフォトセンサ出力により装置環境の明暗を判断し、その結果でリモコン受信部の通電を制御したりする節電方法が記載されている。
特開2005−20044号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載の技術は、1つの人体検知センサ(距離測定モジュール)及び1つのリモコン受信部が設けられた装置に適用される技術であり、複数の受信部及び複数の人体検知部を有する装置において、利便性を損なわずに省電力を実現するための工夫がなされていない。
本発明は、上述した課題を解決するために提案されたものであり、複数の受信手段及び複数の人体検知手段を備えた受信処理装置において、利便性を損なわずに省電力を実現することができる受信処理装置、及び該受信処理装置を備えた電子機器システムを提供することを目的とする。
請求項1の発明の受信処理装置は、検知範囲の少なくとも一部が互いに異なり、予め定められた第1の値以上の電力が供給されている状態で各々の検知範囲内に存在する人体を各々検知することが可能な複数の人体検知手段と、各々の受信範囲が前記人体検知手段の少なくとも1つの検知範囲の各々に対応するように設けられると共に、予め定められた第2の値以上の電力が供給されている状態で前記受信範囲内に存在する遠隔制御装置から送信された制御信号を各々受信することが可能な複数の受信手段と、前記複数の人体検知手段の各々によって人体を検知することが可能となるように前記複数の人体検知手段の電力供給を制御した状態で、前記人体検知手段のいずれかによって人体が検知された場合に、少なくとも受信範囲が前記人体を検知した人体検知手段の検知範囲に対応する受信手段が継続して受信可能となるように制御すると共に、継続して受信可能となるように制御する受信手段以外の受信手段が省電力状態となるように制御する第1の制御、および少なくとも前記人体を検知した人体検知手段が継続して人体検知可能となるように制御すると共に、継続して人体検知可能となるように制御する人体検知手段以外の人体検知手段が省電力状態となるように制御する第2の制御の少なくとも一方を行う制御手段と、を備えている。
このように、複数の人体検知手段、及び複数の受信手段を備えた受信処理装置で、人体検知手段の人体検知状態に応じて、上記のように制御することにより、利便性を損なわずに省電力を実現することができる。
請求項2の発明において、前記制御手段は、前記第1の制御において、前記受信範囲が前記人体を検知した人体検知手段の検知範囲に対応する受信手段と、受信範囲が該対応する受信手段の受信範囲と隣り合う受信手段と、が継続して受信可能となるように制御する。
このような構成によれば、利便性を損なわずに省電力を実現することができる。特に、利用者が移動中でも、制御信号の受信を円滑に行うことができる。
請求項3の発明において、前記制御手段は、前記第1の制御において、前記継続して受信可能に制御する受信手段以外の受信手段に対して、電力供給の停止、前記第2の値未満の電力供給、及び間欠的な電力供給の少なくとも1つを行うことにより省電力状態となるように制御する。
このような構成によれば、継続して受信可能に制御する受信手段以外の受信手段については、省電力状態を実現できる。
請求項4の発明において、前記制御手段は、前記第2の制御において、前記人体を検知した人体検知手段と、検知範囲が前記人体を検知した人体検知手段の検知範囲と隣り合う人体検知手段と、が継続して人体検知可能となるように制御する。
このような構成によれば、利便性を損なわずに省電力を実現することができる。特に、利用者が移動中でも、人体検知を円滑に行うことができ、人体検知に応じた処理を行う際も人体検知のとりこぼしなく処理できる。
請求項5の発明において、前記制御手段は、前記第2の制御において、前記継続して人体検知可能に制御する人体検知手段以外の人体検知手段に対して、電力供給の停止、前記第1の値未満の電力供給、及び間欠的な電力供給の少なくとも1つを行うことにより省電力状態となるように制御する。
このような構成によれば、継続して人体検知可能に制御する人体検知手段以外の人体検知手段については、省電力状態を実現できる。
請求項6の発明において、前記制御手段は、前記人体検知手段のいずれかによって人体が検知されてから該人体が検知された人体検知手段によって予め定められた時間が経過するまで継続して人体が検知された場合に、前記第1の制御及び前記第2の制御の少なくとも一方の制御を行う。
このような構成によれば、人体がほとんど動かなくなったとき等に第1の制御及び第2の制御の少なくとも一方を行うことができるため、制御が効率化する。
請求項7の発明は、予め設定された期間における前記複数の人体検知手段の各々の人体検知状態に基づいて、受信範囲が前記予め設定された期間に人体を検知した人体検知手段の検知範囲に対応する受信手段を示す識別情報と、前記識別情報が示す受信手段が継続して受信可能となるように制御すべき期間を示す期間情報とを生成する検知情報生成手段と、前記生成された識別情報及び期間情報を各々対応付けて記憶するための検知記憶手段と、前記検知記憶手段に前記識別情報及び前記期間情報が記憶されている場合、および、前記検知記憶手段に前記識別情報及び前記期間情報が記憶されており且つ予め前記識別情報及び前記期間情報に基づいて制御すべきことが設定された場合、のいずれかの場合に、前記検知記憶手段に記憶された期間情報が示す期間に前記検知記憶手段に記憶された識別情報が示す受信手段が継続して受信可能となるように制御する第3の制御を、前記第1の制御及び前記第2の制御より優先して行う検知学習制御手段と、を更に備えている。
上記のよう検知記憶手段に識別情報と期間情報とを記憶しておき、これに基づいて制御することにより、利用者のライフスタイル等に応じた受信範囲の受信手段を受信可能とすることができ、利便性が向上する。
請求項8の発明は、前記受信手段により受信された制御信号が電子機器を遠隔制御する制御信号であった場合に、前記遠隔制御された前記電子機器の制御状態を示す第1の情報を生成すると共に、前記第1の情報が示す制御状態を再現すべき期間を示す第2の情報を生成する生成手段と、前記生成された前記第1の情報及び前記第2の情報を対応付けて記憶する記憶手段と、前記複数の人体検知手段の少なくとも1つにより人体が検知されている期間中は、前記記憶手段に記憶された前記第2の情報が示す期間に、前記第2の情報に対応付けて記憶された前記第1の情報が示す制御状態が前記電子機器で再現されるように、前記電子機器を制御する電子機器制御手段と、を更に備えている。
このように、電子機器を制御するための第1の情報及び第2の情報を対応付けて記憶しておき、人体が検知されている期間中はこれら情報に基づいて電子機器を制御する電子機器制御手段を備えた受信処理装置においても請求項1〜8に示す制御を行うことで、利便性を損なわずに省電力を実現できる。
請求項9の発明の電子機器システムは、請求項1〜請求項8のいずれか1項記載の受信処理装置と、前記遠隔制御装置から送信された制御信号に応じて制御される電子機器と、を備えている。
なお、この電子機器システムにおいて、受信処理装置と電子機器とが一体的に形成されていてもよいし、分離して構成されていてもよい。
以上説明したように本発明によれば、複数の受信手段及び複数の人体検知手段を備えた装置で、利便性を損なわずに省電力を実現することができる、という効果を奏する。
[第1の実施の形態]
以下、第1の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
(構成)
図1は、本発明の一実施形態に係る受信処理装置10の設置例及び動作概要を説明する説明図である。図1では、受信処理装置10は、電子機器12(図1では、一例としてテレビジョン受像機が図示されている)と、電子機器12の利用者が電子機器12を利用する際に着座する蓋然性が高い領域との間に設置される。なお、電子機器12は、テレビジョン受像器に限らず、例えば、利用者が利用する部屋に設置されたエアコン装置等であってもよいし、電子機器12は一種類に限らず複数種類であってもよい。
電子機器12は、付属のリモコン装置18により制御される。図示は省略するが、リモコン装置18の、電子機器12側に向けて用いる先端面中央部には、赤外線による制御信号(リモートコントロール信号、以下リモコン信号)を送信するための赤外線信号送信部が設けられている。一方、電子機器12には、映像を表示する表示画面14と、リモコン信号受信部16が設けられている。電子機器12は、リモコン信号受信部16によりリモコン信号を受信し、該受信したリモコン信号に応じて動作する。
なお、本実施の形態では、リモコン信号を赤外線信号として説明するが、本発明は、リモコン信号を赤外線信号に限定するものではない。例えば、電子機器12及びリモコン装置18の通信方法としてBluetooth技術を用いるのであれば、Bluetooth技術に対応した帯域の電波信号であってもよいし、無線LAN技術を用いるのであれば、無線LANに対応した帯域の電波信号であってもよい。また、例えば2.4GHz帯の無線を利用した無線リモコン信号であってもよい。
本実施の形態の受信処理装置10は、リモコン装置18から送信されたリモコン信号を受信すると、該受信したリモコン信号を再生して電子機器12に送信する処理を行う、リモコン信号の中継器としての機能を有する。
次に、受信処理装置10の構成について図2〜図5を用いて説明する。
図2は、受信処理装置10の正面図であり、図3は、受信処理装置10の背面図である。また、図4は、受信処理装置10を正面方向から見た分解斜視図であり、図5は、受信処理装置10を背面方向から見た分解斜視図である。
受信処理装置10は、円筒状の筐体20を備え、この筐体20は、同様に円筒状に形成された支持部28により支持されている。
筐体20は、筐体正面部60及び筐体背面部62により構成されている。筐体20内部には、基板54及び基板56が設けられている。基板54には、操作ボタン34b及び操作スイッチ34cが設けられ、基板56には、赤外線式の人体検知部36b及び各種情報を表示する表示部38が設けられている。また、図4,5には図示されていないが、基板54には、制御部72が装備され、基板56には、記憶部74が装備されている(図6も参照。)。
また、基板56に設けられた表示部38は、筐体正面部60の嵌め込み部48に嵌め込まれ、外部から視認可能になっている。
更に、筐体正面部60には、表示部38を保護するための保護カバー22が設けられている。保護カバー22は、赤外線の透過が可能な、透明或いは半透明な部材からなる。なお、保護カバー22として、赤外線の透過が可能な不透明な部材を用いてもよい。
一方、筐体背面部62の中央部には電池収納部44が設けられ、受信処理装置10を構成する各部に電源供給する乾電池が収納可能に構成されている。更に、基板54に設けられた操作ボタン34b及び操作スイッチ34cは、筐体背面部62の嵌め込み部66,68に嵌め込まれ、外部から操作可能になっている。
そして、筐体背面部62には、電池収納部44、操作ボタン34b及び操作スイッチ34cを覆うように開閉部材24が設けられている。また、筐体背面部62には、開閉部材24を開閉可能に支持する2つのヒンジ40が設けられ、ヒンジ40により開閉部材24と筐体背面部62とが連結されている。開閉部材24には、つまみ部材42が設けられている。利用者は、つまみ部材42をつまんで、開閉部材24を開閉する。
筐体20を支持する支持部28の内部には、基板52が設けられている。この基板52には、ACアダプタ接続部64が設けられている。ACアダプタ接続部64は、商用電力を受信処理装置10の各部に供給するための直流電力に変換するAC/DCコンバータとしてのACアダプタ(図示省略)を接続する接続部である。受信処理装置10は、ACアダプタからACアダプタ接続部64を介して供給された電力または電池収納部44に設けられた乾電池から供給された電力により動作する。
また、筐体20の上部には、基板50が設置され、基板50上の中央部には、2つの送信部30aが配置されている。これら送信部30aは、赤外線発光素子を含んで構成され、上方向(図2〜図5の上側)に赤外線のリモコン信号を送信する。
また、基板50上には、受信処理装置10の背面側縁辺に沿って、5つの送信部30bがほぼ等間隔に配置されている。これら送信部30bは、赤外線発光素子を含んで構成され、水平方向に赤外線のリモコン信号を送信する。5つの送信部30bにより、受信処理装置10の背面側の水平方向180度程度にわたりリモコン信号の送信を可能としている。以下、送信部30a及び送信部30bを区別せず説明する場合には、送信部30と呼称する。
送信部30aは、例えば、受信処理装置10の上方に設置されるエアコン装置等の電子機器12に対してリモコン信号を送信するために設けられている。また、送信部30bは、エアコン装置と比較して受信処理装置10と同じような高さに設置されるテレビジョン受像器などの電子機器12に対してリモコン信号を送信するために設けられている。従って、送信部30のリモコン信号の送信方向と、各電子機器12の赤外線受信部とが対応するように受信処理装置10を設置するとよい。
尚、送信部30a及び送信部30bの個数や送信方向、送信範囲はこれに限定されるものではない。リモコン信号の送信範囲などに応じた個数及び配置で装備するとよい。
また、基板50上には、リモコン信号を受信する複数(本実施の形態では5つ)の受信部32が、正面側縁辺に沿って配置されている。受信部32は、赤外線受光素子を含んで構成され、受信動作に必要な値(以下α)以上の電力が供給されている状態で赤外線のリモコン信号を受信して電気信号に変換する。α未満の電力が供給されている状態では、リモコン信号の受信は不能となる。
本実施の形態では、水平方向約40度を受信範囲とする赤外線センサを受信部32として用いている。これら5個の受信部32は、その受信範囲の少なくとも一部が、隣り合う受信部32の受信範囲と互いに異なるように、基板52における受信処理装置10の正面側縁辺に沿ってほぼ等間隔(ここでは、約36度間隔)に配置されている。これにより、5つの受信部32の全てが動作状態にある場合には、受信処理装置10の正面側の水平方向180度程度のエリアからリモコン信号の検出が可能な構成となっている(図7も参照。)。
また、本実施の形態に係る受信処理装置10には、複数(本実施の形態では5つ)の人体検知部36が設けられている。人体検知部36の各々は、水平方向約40度の検知範囲に存在する人体を検知する。各人体検知部36は、各受信部32の直上に1つずつ設けられている。各人体検知部36は、直下の受信部32の設置向きと同じ向き(またはその向きの角度差が予め定められた角度以内)に設置され、人体検知部36の各々の検知範囲と、対応する受信部32の各々の受信範囲とが一対一で対応するようにしている(図7も参照。)。
なお、人体検知部36は、人体検知動作に必要な値(以下、β)以上の電力が供給されている状態で、その検知範囲に存在する人体から放射される赤外線を検出し電気信号に変換して出力する赤外線センサである。β未満の電力が供給されている状態では、人体検知は不能となる。以下、人体検知部36から出力される電気信号を人体検知信号と呼称する。
以下、5つの人体検知部36を区別して説明するときは、符号の末尾にA〜Eのアルファベットを付加し、図7の向かって右側から順に、人体検知部36A、人体検知部36B、人体検知部36C、人体検知部36D、人体検知部36Eと呼称する。同様に、5つの受信部32を区別して説明するときは、符号の末尾にA〜Eのアルファベットを付加し、図7の向かって右側から順に、受信部32A、受信部32B、受信部32C、受信部32D、受信部32Eと呼称する。
なお、本実施の形態では、受信部32と人体検知部36とを一対一で対応させて配置する例について説明したが、これに限定されず、例えば、1つの人体検知部36に対して2つの受信部32が対応するようにしてもよい。例えば、検知範囲が受信部32の受信範囲の2倍程度広い人体検知部36を用いる場合には、1つの人体検知部36に対して2つの受信部32を対応させて配置してもよい。また、逆に、受信範囲が人体検知部36の検知範囲の2倍程度広い受信部32を用いる場合には、1つの受信部32に対して2つの人体検知部36を対応させて配置してもよい。
また、本実施の形態では、人体検知部36を赤外線センサとしたが、これに限定されるものではない。例えば、超音波式、可視光式などの人体検知センサを用いてもよい。また、方式の異なる複数種類のセンサを組み合わせて使用するようにしてもよい。
また、受信処理装置10には、基板50を覆うように、ドーム状の保護カバー26が設けられている。保護カバー26は、赤外線の透過が可能な、透明或いは半透明な部材により構成されている。なお、保護カバー26として、赤外線の透過が可能な不透明な部材を用いてもよい。
このほか、受信処理装置10には、受信処理装置10の操作ボタン34bや操作スイッチ34c等を照明する照明部や、警報音声などを発生させるスピーカ等が備えられているが、ここでは図示を省略する。
図6は、受信処理装置10の電気的な構成を示すブロック図である。同図に示すように、受信処理装置10は、送信部30、受信部32、操作部34、人体検知部36、表示部38、電源部70、制御部72、及び記憶部74を備えている。
電源部70は、電池収納部44に嵌め込まれた乾電池から供給された電力、またはACアダプタからACアダプタ接続部64を介して供給された電力を、制御部72、記憶部74、操作部34、表示部38、人体検知部36、受信部32、及び送信部30に供給するための電源回路である。後述するように、電源部70は、制御部72からの制御信号に従って、人体検知部36及び受信部32の各々に対して電力を供給したり電力供給を停止したりする。なお、図6では、電力供給ラインの図示は省略した。
制御部72は、受信処理装置10全体の動作を制御する。制御部72には、記憶部74、人体検知部36、送信部30、受信部32、操作部34、表示部38、及び電源部70が接続されている。
制御部72は、CPU(中央演算ユニット)、RAM(ランダムアクセスメモリ)、及びROM(リードオンリメモリ)からなるマイクロコンピュータを含んで構成されている。制御部72のROMには、CPUが実行するプログラムが予め記憶されている。例えば、受信部32で受信したリモコン信号と同じリモコン信号を再生して送信部30から送信するためのリモコン信号中継機能のプログラムや、受信部32や人体検知部36の省電力を実現するための省電力機能のプログラムが記憶されている。
また、制御部72は、信号処理回路を含んでいる。信号処理回路は、入力された様々な信号を変換して出力する回路である。より具体的には、信号処理回路は、人体検知部36から電気信号が入力された場合には、該電気信号を予め定められたレベルのデジタル信号に変換して、CPUに出力する。また、信号処理回路は、リモコン信号が光電変換された電気信号が受信部32から入力された場合には、該電気信号から搬送波を除いた制御信号を抽出してCPUに出力する。また、信号処理回路は、リモコン信号を生成するための制御信号がCPUから入力された場合には、該制御信号から赤外線のリモコン信号を生成して送信部30に出力する。
記憶部74は、不揮発性メモリ等(例えば、フラッシュメモリなど)から構成されている。記憶部74には、受信処理装置10の動作に必要な様々な設定情報が記憶される。図8に設定情報の具体例を示す。また、各メーカの家電機器で使用されるリモコンコード(家電機器を操作するリモコン信号が示す制御コード)は、各メーカや家電機器毎に異なる。記憶部74には、これら予め様々なメーカの家電機器毎にリモコンコードの情報が記憶されている。また、記憶部74には、カレンダー情報も記憶されており、カレンダー情報から日時や曜日の特定が可能な構成となっている。
さらに、記憶部74には、人体検知部36A,36B、36C、36D、36E)に対して間欠的に電力供給を行うためのパターン(以下、交互パターンと呼称)を示す情報(以下、交互パターン情報)が複数種類記憶されている。
また、記憶部74には、検知学習処理が実行された場合には、検知学習処理で生成される検知学習情報が記憶される。検知学習処理及び検知学習情報については後述する。
なお、記憶部74に、制御部72のCPUが実行するプログラムが記憶されていてもよい。
操作部34は、前述したように、操作ボタン34b、及び操作スイッチ34cから構成されており、これらを操作することにより発生した操作信号は制御部72に入力される。制御部72は、該入力された操作信号に応じて、受信処理装置10を制御したり、各種設定情報を設定したりする。
次に、操作ボタン34bについて説明する。
操作ボタン34bは、時計ボタン、省電力設定ボタン、応用メニューボタン、検知学習情報編集ボタン、キャンセルボタン、矢印ボタン、及び決定ボタンを含んで構成されている。
矢印ボタンは、利用者が設定情報の内容を入力するためのボタンであり、設定情報の入力中は矢印ボタンの操作に応じて表示部38に表示される情報が変化する。決定ボタンは、矢印ボタンの操作により入力された内容を設定情報として決定するためのボタンである。
また、時計ボタン、省電力設定ボタン、応用メニューボタン、検知学習情報編集ボタン、の各ボタンは、設定項目種別を選択するためのボタンである。利用者は、これらのボタンのうちいずれかを押下して設定項目種別を選択した後、各設定情報を矢印ボタンや決定ボタン等を操作することによって入力する。
なお、利用者の設定操作中は、制御部72の制御により、表示部38に利用者の操作内容が表示される。利用者は、該表示部38の表示内容を確認しながら、矢印ボタンや決定ボタン等を操作することによって各種設定情報を入力できる。入力された設定情報は記憶部74に記憶されることにより設定される。
以下、本実施の形態において、操作ボタン34bの操作により設定される設定情報について説明する。
時計ボタンは、制御部72に内蔵されている時計の日時を設定するためのボタンである。このボタンが押下され、矢印ボタンや決定ボタンが操作されると、設定項目「時計」が設定される(図8も参照。)。この設定項目「時計」が設定されたときに、制御部72に内蔵されている時計が、該設定された日時に補正される。なお、正確な時刻合わせのために、受信処理装置10に電波による時刻調整機能を設けても良い。この場合には、利用者が時計を設定しなくても、電源をONすれば電波による正確な時刻を設定できる。
省電力設定ボタンは、受信処理装置10に設けられている受信部32及び人体検知部36に対する省電力設定を切り替えるためボタンである。このボタンが押下され、矢印ボタンや決定ボタンが操作されると、省電力オフ、省電力1、省電力2、省電力3のいずれかを設定できる(図8も参照。)。「省電力オフ」は、常に受信部32及び人体検知部36に対して電力を供給し続ける(省電力制御しない)設定である。「第1省電力」は、受信部32のみ省電力制御する設定である。「第2省電力」は、人体検知部36のみ省電力制御する設定である。「第3省電力」は、受信部32及び人体検知部36の双方を省電力制御する設定である。
応用メニューボタンは、各種応用メニューの設定を行うためのボタンである。このボタンが押下され、矢印ボタンや決定ボタンが操作されると、様々なメニュー項目が設定される。例えば、リモコン登録、省電力移行タイマの閾値時間T1thや、交互パターン開始タイマの閾値時間T2th、交互パターンの種類、検知学習のON・OFF、検知学習の期間等が設定される(図8も参照。)。
「リモコン登録」は、受信処理装置10でリモコン信号を送信する対象とする機器を登録設定する設定項目である。ここでは、電子機器12に予め割り当てられた識別番号を入力する等により登録される。また、記憶部74に予め記憶されていないリモコンコードを登録することもできる。このように、予め記憶されていないリモコンコードを登録可能に構成することで、例えば、識別番号が割り当てられていない機器のリモコン装置から送信されるリモコン信号についても再生して送信することができる。
省電力移行タイマの「閾値時間T1th」や人体検知に用いられる「閾値時間T2th」は、受信処理装置10で行われる省電力制御において用いられる閾値時間である。本実施の形態では応用メニューボタンで利用者が設定可能だが、これら閾値時間は固定として予め記憶されていてもよい。
「交互パターンの種類」は、人体検知部36A,36B、36C、36D、36E)に対して間欠的に電力供給するときに使用する交互パターン情報を指定する設定情報である。前述したように、記憶部74には複数種類の交互パターン情報が記憶されている。利用者は、この設定項目により、これら交互パターン情報のいずれを用いるかを指定する。なお、予め1種類の交互パターン情報のみが記憶部74に記憶されている場合には、この応用メニューの設定は省略可能である。
「検知学習」は、検知学習を行うか否かを設定する設定情報である。また、検知学習の期間は、検知学習処理を行う期間を指定するための設定情報である。検知学習のON/OFFがONに設定されている場合に、「検知学習期間」で設定された期間、検知学習処理が実行される。
このように、応用メニューボタンにより、様々な設定情報が設定される。
検知学習情報編集ボタンは、記憶部74に記憶された検知学習情報を編集するためのボタンである。
キャンセルボタンは、現在の操作や設定した内容をキャンセルするためのボタンである。
次に、操作スイッチ34cについて説明する。
操作スイッチ34cは、電源スイッチや検知学習制御スイッチを含んで構成されている。
電源スイッチは、受信処理装置10の電源をON/OFFするためのスイッチである。検知学習制御スイッチは、検知学習制御のON/OFFを設定するためのスイッチである。検知学習制御がONにされると、前述した省電力設定に関わらず、検知学習情報に基づいた制御が行われる(図8も参照。)。また、検知学習制御がOFFにされると、前述した「省電力設定」に応じた省電力制御が行われる。
利用者がこれらのスイッチの切替操作を行うと、制御部72の制御により表示部38に切り替えた内容が表示される。利用者は、該表示部38の表示内容を確認しながら、各スイッチを切替操作して各設定項目を設定する。切り替えた設定情報は記憶部74に記憶される。
表示部38は、制御部72の制御により各種情報を表示する。なお、表示部38には、前述したように、設定情報の設定時に、利用者が操作部34を操作したときの操作内容が表示されるが、その他に、例えば、何らかのエラーが発生した場合のエラーメッセージや、電池の残量が残り少なくなった場合のバッテリーに関するメッセージ等、様々な情報が表示される。
送信部30、受信部32、及び人体検知部36は、前述した通りであるため、ここでは説明を省略する。
(リモコン信号中継動作)
次に、本実施の形態の受信処理装置10によるリモコン信号中継動作について簡単に説明する。受信処理装置10の電源がONされると、CPUはリモコン信号中継処理のプログラムを実行することにより、以下のリモコン信号中継動作を行う。
まず、受信部32のいずれかでリモコン信号が受信されると、受信処理装置10の制御部72では、前述したように信号処理回路が、該受信されたリモコン信号を信号処理する。これによりリモコン信号はデジタル信号に変換されてCPUに入力される。CPUは、入力されたデジタル信号と、記憶部74に記憶されているリモコンコードとを比較して、どの電子機器に対するリモコン信号かを判断する。例えば、該リモコン信号がテレビジョン機器に対するリモコン信号であるか、エアコン装置に対するリモコン信号であるかを判断する。
CPUは、判断の結果、例えば、受信したリモコン信号がテレビジョン機器に対するリモコン信号であると判断した場合には、受信したリモコン信号を再生して、送信部30bから送信されるように信号処理回路を制御する。また、受信したリモコン信号がエアコン装置に対するリモコン信号であると判断した場合には、受信したリモコン信号を再生して、送信部30aから送信されるように信号処理回路を制御する。
なお、本実施の形態では、このリモコン信号の中継は、人体検知部36のいずれかで人体が検知されているときに行われるようにプログラムされている。従って、人体検知部36のいずれも人体を検知していない状態では、上記リモコン信号の中継動作は行われない。なお、設定等により、人体検知に関わらずリモコン信号が受信されたときに該中継動作が行われるようにしてもよい。
(受信処理装置省電力制御動作)
次に、受信処理装置10の省電力制御動作について説明する。受信処理装置10の省電力制御動作は、上記リモコン信号中継動作と並行して行われる。また、本実施の形態では、人体検知部36で検知される人体が一人の場合を例に挙げて説明する。
受信処理装置10の電源がONされると、制御部72のCPUは、「省電力設定」の設定情報を記憶部74から読み込む。CPUは、読み込んだ「省電力設定」の設定情報に従って、省電力制御動作を行う。
例えば、読み込んだ省電力設定の設定情報が、「省電力オフ」を示していた場合には、CPUは、全受信部32に対してα以上の電力が継続して供給されるよう制御し、全人体検知部36に対してβ以上の電力が継続して供給されるよう制御する。
また、読み込んだ省電力設定の設定情報が、「省電力1」を示している場合には、制御部72のCPUは、図9に示す省電力制御処理のプログラムを実行する。
図9において、ステップ2100では、CPUは、全ての人体検知部36にβ以上の電力が継続的に供給されると共に、全ての受信部32にα未満の電力が供給されるか、電力供給が停止されるように電源部70を制御する。
以下、受信部32にα以上の電力が供給されるように電源部70を制御することを受信部32をONする、といい、人体検知部36にβ以上の電力が供給されるように制御することを人体検知部36をONする、という。また、受信部32に対する電力供給を停止する、またはα未満の電力を供給することを受信部32をOFFする、といい、人体検知部36に対する電力供給を停止する、またはβ未満の電力を供給することを人体検知部36をOFFする、という。受信部32をONしているときは受信可能となり、OFFしているときは、受信不能となる。また、人体検知部36をONしているときは、人体検知可能となり、OFFしているときは人体検知が不能となる。
ステップ2102では、CPUは、各人体検知部36からの人体検知信号に基づいて、人体検知部36のいずれかで人体を検知したか否かを判定する。ここでCPUは、人体を検知したと判定するまでは待機状態を維持し、人体を検知したと判定した場合には、ステップ2104に移行する。
ステップ2104では、CPUは、人体を検知した人体検知部36を識別する識別情報をSにセットする。以下、Sが示す人体検知部36を人体検知部Sと呼称する。
ステップ2106では、CPUは、受信範囲が人体検知部Sの検知範囲に対応する受信部32(以下、単に「人体検知部Sに対応する受信部32」と呼称)をONすることにより、継続的に受信可能となるように制御する。例えば、人体検知部Sが、人体検知部36Aであれば、受信部32AをONする。これにより、ONされて電力供給が開始された受信部32のみでリモコン信号の受信が可能となるが、それ以外の受信部32には依然として電力供給が停止されているためリモコン信号の受信ができない状態が継続される。
ステップ2108では、CPUは、人体検知部Sからの人体検知信号に基づいて、人体検知部Sで人体が検知されなくなったか否かを判定する。ここでCPUは、人体検知部Sで人体を検知しなくなったと判定するまで待機状態を維持し、人体検知部Sで人体を検知しなくなったと判定した場合にはステップ2110に移行する。
ステップ2110では、CPUは、ONしていた受信部32をOFFする。
ステップ2112では、CPUは、Sをクリアし、ステップ2102に戻る。
このような制御により、例えば、人体が移動中の場合であっても、移動中の人体を検知した人体検知部36に対応する受信部32のみを次々にONしていくことができる。従って、順に配列された人体検知部36、例えば人体検知部36A、36B、36C、36D がこの順番で次々に人を検知した場合には、検知した人体検知部36に対応する受信部32A、32B、32C、32D も次々にONされることになり、省電力が実現される。その際、受信部32は、人体の移動に伴って順にOFFされるため、さらに省電力が実現される。
なお、図9のステップ2100において、CPUは、全ての人体検知部36をONすると共に、全ての受信部32をONするようにしてもよい。また、受信部32を間欠的にONするようにしてもよいし、予め定められた受信部32をONするようにしてもよい。
また、図9のステップ2108において、人体検知部36が人体を検知しなくなった場合には、検知範囲外に移動したと判断して、すべての受信部32をONにしてもよい。また、受信部32を間欠的にONするようにしてもよいし、予め定められた受信部32をONするようにしてもよい。
また、省電力設定の設定情報が、「省電力2」を示している場合には、制御部72のCPUは、図10に示す省電力制御処理のプログラムを実行する。
図10において、ステップ2120で、CPUは、全ての人体検知部36をONし、全ての受信部32をONすることにより、継続して受信可能、人体検知可能な状態にする。
ステップ2122では、CPUは、各人体検知部36からの人体検知信号に基づいて、人体検知部36のいずれかで人体を検知したか否かを判定する。ここでCPUは、人体を検知したと判定するまで待機状態を維持し、人体を検知したと判定した場合には、ステップ2124に移行する。
ステップ2124では、CPUは、人体を検知した人体検知部36を識別する識別情報をSにセットする。以下、Sが示す人体検知部36を人体検知部Sと呼称する。
ステップ2126では、CPUは、人体検知部S以外の人体検知部36をOFFする。
ステップ2128では、CPUは、人体検知部Sからの人体検知信号に基づいて、人体検知部Sで人体が検知されなくなったか否かを判定する。ここで、CPUは、人体検知部Sで人体を検知しなくなったと判定するまで待機状態を維持し、人体検知部Sで人体を検知しなくなったと判定した場合には、ステップ2130で、Sをクリアし、ステップ2120に戻り、全ての人体検知部36をONする。
なお、上記に例示した図9,図10のフローチャートでは、人体検知部36で人体が検知されるとすぐに受信部32あるいは人体検知部36を選択的にON・OFFするように制御しているが、人体検知部36で人体が検知されてから予め定められた時間が経過したときに、受信部32あるいは人体検知部36を選択的にON・OFFするように制御してもよい。
また、省電力設定の設定情報が「省電力3」を示していた場合には、制御部72のCPUは、図11に示す省電力制御処理のプログラムを実行する。
図11において、ステップ2140では、CPUは、全ての人体検知部36をONすると共に、全ての受信部32をONすることにより、継続的に受信可能、人体検知可能な状態にする。
ステップ2142では、CPUは、各人体検知部36からの人体検知信号に基づいて、人体検知部36のいずれかで人体を検知したか否かを判定する。ここでCPUは、人体を検知したと判定するまで待機状態を維持し、人体を検知したと判定した場合には、ステップ2144に移行する。
ステップ2144では、CPUは、人体を検知した人体検知部36を識別する識別情報をSにセットする。以下、Sが示す人体検知部36を人体検知部Sと呼称する。
ステップ2146では、CPUは、省電力移行タイマTを0にリセットしてスタートさせる。
ステップ2148では、CPUは、人体検知部Sで人体が検知されなくなったか否かを判定する。ここでCPUは、人体検知部Sで人体を検知しなくなったと判定した場合には、ステップ2150でSをクリアし、ステップ2142に戻る。また、CPUは、人体検知部Sで人体が検知され続けていると判定した場合には、ステップ2152に移行する。
ステップ2152では、CPUは、省電力移行タイマTが予め設定されている閾値時間T1th以上になったか否かを判定する。ここで肯定判定された場合には、ステップ2154に移行し、否定判定された場合には、ステップ2148に戻る。
ステップ2154では、CPUは、人体検知部S以外の人体検知部36をOFFし、ステップ2156で、CPUは、人体検知部Sに対応する受信部32以外の受信部32をOFFする。
ステップ2158では、CPUは、人体検知部Sからの人体検知信号に基づいて、人体検知部Sで人体が検知されなくなったか否かを判定する。ここでCPUは、人体検知部Sで人体を検知しなくなったと判定するまで待機状態を維持し、人体検知部Sで人体を検知しなくなったと判定した場合には、ステップ2160に移行する。
ステップ2160では、CPUは、Sをクリアする。そして、ステップ2140に戻る。
上記図11で説明した省電力制御では、人体を検知した人体検知部Sで人体が検知されてから予め設定されている時間T1th以上人体が検知され続けた場合に、人体検知部S以外の他の人体検知部36をOFFし、人体検知部Sに対応する受信部32以外の受信部32をOFFするようにしている。このように、移動していた人体がある場所でほとんど動かなくなった後、ON・OFF制御することで、移動中の人体をとりこぼしなく検知できる。
なお、上記では、人体が検知されてから省電力状態に移行するまでのタイミングを閾値時間T1thで規定したが、人体検知部36と受信部32の省電力に移行するタイミングは同じでなくてもよい。例えば、受信部32の省電力に移行するまでの予め設定された時間を3分、人体検知部36の省電力に移行するまでの予め定められた時間を5分とした場合には、結果として2段階で省電力を実現できる。
なお、人体の移動中は、人体を検知した人体検知部Sに対して、その左右どちらかの方向に移動することが予想されるため、人体検知部Sの検知範囲と隣り合う検知範囲の人体検知部36及びこれら人体検知部36に対応する受信部32に電力が供給されるように制御するようにしてもよい。以下、図12を用いて他の例について詳細に説明する。
図12において、ステップ2170では、CPUは、全ての人体検知部36をONすると共に、全ての受信部32をOFFする。なお、ここで、全ての受信部32をONしておいてもよい。
ステップ2172では、CPUは、各人体検知部36からの人体検知信号に基づいて、人体検知部36のいずれかで人体を検知したか否かを判定する。ここでCPUは、人体を検知したと判定するまで待機状態を継続し、人体を検知したと判定した場合には、ステップ2174に移行する。
ステップ2174では、CPUは、人体を検知した人体検知部36を識別する識別情報をSにセットする。以下、Sが示す人体検知部36を人体検知部Sと呼称する。
ステップ2176では、CPUは、人体検知部S、及び検知範囲が人体検知部Sの検知範囲と隣り合う人体検知部36(以下、人体検知部Nと呼称する)をONし、それ以外の人体検知部36をOFFする。
ステップ2178では、CPUは、ONになっている人体検知部S,Nに対応する受信部32をONにし、それ以外の受信部32はOFFとする。なお、ここで、人体検知部Sに対応する受信部32のみをONし、それ以外の受信部32をOFFしてもよい。
ステップ2180では、CPUは、人体検知部Sで人体が検知されなくなったか否かを判定する。ここでCPUは、人体検知部Sで人体を検知しなくなったと判定するまで待機状態を継続し、人体検知部Sで人体を検知しなくなったと判定した場合には、ステップ2182に移行する。
ステップ2182では、CPUは、Sをクリアする。
ステップ2184では、CPUは、人体検知部Nで人体が検知されたか否かを判定する。ここでCPUは、人体検知部Nで人体が検知されたと判定した場合には、ステップ2174に移行し、人体検知部Nで人体が検知されていないと判定した場合には、ステップ2170に戻る。
なお、ステップ2184で肯定判定されてステップ2174に移行した場合には、CPUは、新たに人体を検知した人体検知部Nを示す識別情報をSにセットし、上記処理を繰り返す。これにより、新たに人体が検知された人体検知部Sとその隣に配置されている人体検知部NがONされ、他の人体検知部36はOFFされる。そして、このようにONされた人体検知部S,Nに対応する受信部32がONされ、他の受信部32がOFFされる。
図7を参照して説明すると、人体が(1)、(2)、(3)の順に移動した場合には、まず、人体検知部36Aの検知範囲内に人体が移動(人体が(1)から(2)に移動)すると、人体検知部36Aにより人体が検知される。そこで、この人体検知部36Aと、検知範囲が人体検知部36Aの検知範囲と隣り合う人体検知部36BとがONされ、それ以外の人体検知部36がOFFされる(ステップ2176)。これに応じて受信部32もONされる(ステップ2178)。
更に、人体検知部36Aの検知範囲外であって、人体検知部36Bの検知範囲内に人体が移動(人体が(2)から(3)に移動)すると、人体検知部36Aで人体が検知されなくなると共に、人体検知部36Bで人体が検知されるようになる(ステップ2184、Y)。そこで、今度は、この人体検知部36Bと、検知範囲が人体検知部36Bと隣り合う人体検知部36A,36CがONされ、それ以外の人体検知部36がOFFされる(ステップ2176)。これに応じて受信部32もONされる(ステップ2178)。
このように、図12に示す省電力制御では、人体が検知されている人体検知部36だけでなく、その隣の人体検知部36もONし、更に受信部32もそれに応じてONしている。
なお、上記では、人体検知した人体検知部36の検知範囲と隣り合う検知範囲の人体検知部36をONすると共に、ONした人体検知部36に対応する受信部32をONするように制御する例について説明したが、受信部32のみを省電力制御する場合にも適用できる。すなわち、人体検知部36は全てONのままとし、受信部32については人体検知した人体検知部36と隣り合う人体検知部36とに対応する受信部32のみをONするように制御してもよい。
なお、人体の移動中は、人体を検知した人体検知部36とその隣の人体検知部36をONし、且つONしている人体検知部36に対応する受信部32をONするように制御し、人体がほとんど動かなくなった場合には、人体を検知した人体検知部36のみをONし、且つONしている人体検知部36に対応する受信部32のみをONするように制御してもよい。以下、図13を参照しながら、当該制御の具体例を説明する。
ステップ2200では、CPUは、全ての人体検知部36をONすると共に、全ての受信部32をONする。
ステップ2202では、CPUは、各人体検知部36からの人体検知信号に基づいて、人体検知部36のいずれかで人体を検知したか否かを判定する。ここでCPUは、人体を検知したと判定するまで待機状態を維持し、人体を検知したと判定した場合には、ステップ2204に移行する。
ステップ2204では、CPUは、人体を検知した人体検知部36を識別する識別情報をSにセットする。以下、Sが示す人体検知部36を人体検知部Sと呼称する。
ステップ2206では、CPUは、省電力移行タイマTを0にリセットしてスタートさせる。
ステップ2208では、CPUは、人体検知部S及び検知範囲が人体検知部Sの検知範囲と隣り合う人体検知部36(以下、人体検知部Nと呼称する)をONし、それ以外の人体検知部36をOFFする。
ステップ2210では、CPUは、ONになっている人体検知部S,Nに対応する受信部32をONし、それ以外の受信部32はOFFとする。なお、ここで、人体検知部Sに対応する受信部32のみをONし、それ以外の受信部32をOFFにしてもよい。
ステップ2212では、CPUは、人体検知部Sで人体が検知されなくなったか否かを判定する。ここでCPUは、人体検知部Sで人体が検知されていると判定した場合には、ステップ2214に移行する。
ステップ2214では、CPUは、省電力移行タイマTが予め設定されている閾値時間T1th以上になったか否かを判定する。ここで肯定判定された場合には、ステップ2216に移行し、否定判定された場合には、ステップ2212に戻る。
ステップ2216では、CPUは、人体検知部S以外の人体検知部36をOFFし、ステップ2218で、CPUは、人体検知部Sに対応する受信部32以外の受信部32をOFFする。すなわち、ステップ2214で肯定判定された(人体がほぼ静止したと判定された)場合には、人体検知部NもOFFされ、人体検知部Nに対応する受信部32もOFFされる。
ステップ2220では、CPUは、人体検知部Sからの人体検知信号に基づいて、人体検知部Sで人体が検知されなくなったか否かを判定する。ここでCPUは、人体検知部Sで人体を検知しなくなったと判定するまで待機状態を維持し、人体検知部Sで人体を検知しなくなったと判定した場合には、ステップ2222でSをクリアしてステップ2200に戻る。
一方、ステップ2212で、CPUは、人体検知部Sで人体を検知しなくなったと判定した場合には、ステップ2224に移行する。
ステップ2224では、CPUは、Sをクリアする。
ステップ2226では、CPUは、人体検知部Nで人体が検知されたか否かを判定する。ここでCPUは、人体検知部Nで人体が検知されたと判定した場合には、ステップ2204に戻り、人体検知部Nで人体が検知されていないと判定した場合には、ステップ2200に戻る。
ステップ2226で肯定判定されてステップ2204に戻った場合には、CPUは、新たに人体を検知した人体検知部Nを示す識別情報をSにセットし、上記処理を繰り返す。これにより、新たに人体が検知された人体検知部Sとその隣に配置されている人体検知部NがONされ、それ以外の人体検知部36はOFFされる。また、人体検知部S,Nに対応する受信部32がONされ、他の受信部32がOFFされる。
なお、上記図9〜図13で説明した省電力制御において、いずれも最初のステップで全ての人体検知部36をONして継続的に人体検知可能となるような処理が行われるが、その後、長期間人体が検知されないまま全ての人体検知部36のON状態を継続すると、消費電力が増加する。従って、消費電力が低減されるように、人体検知部36に対して間欠的に電力供給を行うようにしてもよい。
具体的には、例えば、図9のステップ2102、図10のステップ2122、図11のステップ2142、図12のステップ2172、及び図13のステップ2202に代えて、図14に示す処理を実行してもよい。
図14のステップ2240では、CPUは、交互パターン開始タイマtをリセットしてスタートさせる。
ステップ2242では、CPUは、各人体検知部36からの人体検知信号に基づいて、人体検知部36のいずれかで人体を検知したか否かを判定する。ここでCPUは、人体を検知したと判定した場合には、ステップ2244〜2250をスキップして、後に続くステップに移行する。すなわち、図9のステップ2104、図10のステップ2124、図11のステップ2144、図12のステップ2174、若しくは図13のステップ2204に移行する。
一方、ステップ2242で、CPUが人体を検知していないと判定した場合には、ステップ2244で、交互パターン開始タイマtが予め設定されている閾値時間T2th以上になったか否かを判定する。ここで肯定判定された場合には、ステップ2246に移行し、否定判定された場合には、ステップ2242に戻る。
ステップ2246では、CPUは、記憶部74から交互パターン情報を読み込む。前述したように、記憶部74には、予め複数種類の交互パターン情報が記憶されている。利用者は、予め応用メニューボタンで、どの交互パターンを使用するかを設定している。従って、CPUは、記憶部74に記憶された設定情報から利用者が設定した交互パターンの種類を取得し、その交互パターンの種類に該当する交互パターン情報を記憶部74から読み込む。
図15に、交互パターンの具体例を視覚的に示す。ここでは、図15(A)から(G)まで7種類の交互パターンを示す。図中、各人体検知部36が、□或いは■で表されている。また、■はONされる人体検知部36、□はOFFされる人体検知部36である。
図15(A)は、半分交互パターンを示す図である。半分交互パターンは、右半分の人体検知部36と左半分の人体検知部36とを、交互にON・OFFするパターンである。具体的には、まず、向かって右半分の人体検知部36A,36B,36CをONすると共に、左半分の人体検知部36D,36EをOFFする。そして、予め定められた時間経過後、今度は、向かって左半分の人体検知部36C,36D,36EをONすると共に、右半分の人体検知部36A,36BをOFFする。その後、予め定められた時間経過後に最初に戻って、上記制御を繰り返す。ここでは、右半分の人体検知部36からONするようにしたが、左半分の人体検知部36からONするようにしてもよい。
図15(B)は、後方・前方パターンを示す図である。後方・前方パターンは、受信処理装置10の正面に対して後方に配置された人体検知部36と前方に配置された人体検知部36とを、交互にOFFするパターンである。ここでは、人体検知部36B,36C,36Dを前方とし、人体検知部36A、36Eを後方として扱う。まず、後方の人体検知部36A,36EをONすると共に、前方の人体検知部36B,36C,36DをOFFする。そして、予め定められた時間経過後、今度は、前方の人体検知部36B,36C,36DをONすると共に、後方の人体検知部36A,36EをOFFする。その後、予め定められた時間経過後に最初に戻って、上記制御を繰り返す。ここでは後方の人体検知部36からONするようにしたが、前方の人体検知部36からONするようにしてもよい。
図15(C)は、2個ずつ移動パターンを示す図である。2個ずつ移動パターンは、隣り合って配置された2個の人体検知部36を一度にONし、そのONする人体検知部36の組み合わせを、時間の経過と共に1つずつずらしていくパターンである。具体的には、まず、人体検知部36D,36EをONすると共に、それ以外の人体検知部36A,36B,36CをOFFする。そして、予め定められた時間経過後、今度は、人体検知部36C,36DをONすると共に、それ以外の人体検知部36A,36B,36EをOFFする。更に、予め定められた時間経過後、今度は、人体検知部36B,36CをONすると共に、それ以外の人体検知部36A,36D,36EをOFFする。更に、予め定められた時間経過後、今度は、人体検知部36A,36BをONすると共に、それ以外の人体検知部36C,36D,36EをOFFする。その後、予め定められた時間経過後に、最初に戻って上記制御を繰り返す。ここでは、人体検知部36D,36Eから2個ずつONするようにしたが、人体検知部36A、36Bから2個ずつONするようにしてもよい。
図15(D)は、対角線パターンを示す図である。対角線パターンは、まず、人体検知部36A,36DをONすると共に、それ以外の人体検知部36B,36C,36EをOFFする。そして、予め定められた時間経過後、今度は、人体検知部36B,36EをONすると共に、それ以外の人体検知部36A,36C,36DをOFFする。更に、予め定められた時間経過後、今度は、人体検知部36B,36DをONすると共に、それ以外の人体検知部36A,36C,36EをOFFする。更に、予め定められた時間経過後、今度は、人体検知部36A,36C、36EをONすると共に、それ以外の人体検知部36B,36DをOFFする。その後、予め定められた時間経過後に、最初に戻って上記制御を繰り返す。なお、これら4つのON・OFF状態の順番を変更して制御してもよい。
図15(E)は、ひとつおきパターンを示す図である。一つおきパターンは、まず、人体検知部36A,36C,36EをONすると共に、それ以外の人体検知部36B、36DをOFFする。そして、予め定められた時間経過後、今度は、人体検知部36B、36DをONすると共に、それ以外の人体検知部36A,36C,36EをOFFする。その後、予め定められた時間経過後に最初に戻って、上記制御を繰り返す。なお、ここでは、人体検知部36A,36C,36EからONするようにしたが、人体検知部36B、36DからONするようにしてもよい。
図15(F)は、フラッシュパターンを示す図である。フラッシュパターンは、まず、全ての人体検知部36をONし、予め定められた時間経過後、全ての人体検知部36をOFFし、更に予め定められた時間経過後、全ての人体検知部36をONし、・・・と人体検知部36を一定の間隔で交互にON・OFFする。
図15(G)は、移動パターンを示す図である。移動パターンは、人体検知部36を端部から1個ずつONしていくパターンである。図15(G)では、人体検知部36Eから順に、1個ずつONし、ONされている人体検知部36以外の人体検知部36はOFFするようにしている。また、ONする人体検知部36を切り替えるタイミングは、ONしてから予め定められた時間が経過したときとしている。なお、人体検知部36Aから順に1個ずつONするようにしてもよい。また、全ての人体検知部36のうち、ランダムに1つの人体検知部36を選択してONするようにしてもよい。
なお、ここでは、人体検知部36が5つの場合の交互パターンを例に挙げて説明したが、人体検知部36が3つ、若しくは4つの場合、又は6つ以上の場合であっても適用可能に、上記のように人体検知部36の数や配置に応じた交互パターンの情報を記憶しておいてもよい。
ステップ2248では、CPUは、読み込んだ交互パターン情報に従って、人体検知部36をON・OFFする制御を開始し、間欠的な電力供給を行う。これにより、全ての人体検知部36をONしたままの状態よりも消費電力が低減する。なお、人体検知部36のON・OFFに合わせて、人体検知部36に対応して設けられた受信部32もON・OFFするようにしてもよい。
ステップ2250では、CPUは、各人体検知部36からの人体検知信号に基づいて、人体検知部36のいずれかで人体を検知したか否かを判定する。ここでは、各人体検知部36は、交互パターンで間欠的にONされるため、CPUは、ONされているときの人体検知部36からの人体検知信号に基づいて、人体を検知したか否かを判定する。ここでCPUが、人体を検知したと判定するまで待機状態を継続し、人体を検知したと判定した場合には、後に続くステップに移行する。すなわち、図9のステップ2104、図10のステップ2124、図11のステップ2144、図12のステップ2174、若しくは図13のステップ2204に移行する。
なお、上記ではあらかじめ設定した時間が経過した場合に交互パターンによる制御に移行する例を説明したが、あらかじめ設定した時間が経過しなくても、交互パターンによる制御を行うようにしてもよい。
なお、人体を検知した後に、人体を検知した人体検知部36はそのままON状態を継続し、それ以外の人体検知部36を交互パターンでON・OFFするようにしてもよい。図16に、このように制御する場合の処理の流れの一例を示す。
図16のステップ2260では、CPUは、全ての人体検知部36をONすると共に、全ての受信部32をOFFする。
ステップ2262では、CPUは、記憶部74から交互パターン情報を読み込む。
ステップ2264では、CPUは、各人体検知部36からの人体検知信号に基づいて、人体検知部36のいずれかで人体を検知したか否かを判定する。ここでCPUは、人体を検知したと判定するまで待機状態を維持し、人体を検知したと判定した場合には、ステップ2266に移行する。
ステップ2266では、CPUは、人体を検知した人体検知部36を識別する識別情報をSにセットする。以下、Sが示す人体検知部36を人体検知部Sと呼称する。
ステップ2268では、CPUは、人体検知部Sは継続的にONとし、それ以外の人体検知部36を、交互パターン情報に従ってON・OFFする制御を開始する。
ステップ2270では、CPUは、継続的にONされている人体検知部36に対応する受信部32を継続的にONにし、交互パターン情報に従って間欠的にONされている人体検知部36に対応する受信部32に対しては、同じく交互パターン情報に従って間欠的にONする制御を開始する。
ステップ2272では、CPUは、人体検知部Sからの人体検知信号に基づいて、人体検知部Sで人体が検知されなくなったか否かを判定する。ここでCPUは、人体検知部Sで人体を検知しなくなったと判定するまでは待機状態を維持し、人体検知部Sで人体を検知しなくなったと判定した場合には、ステップ2274に移行する。
ステップ2274では、CPUは、Sをクリアする。
ステップ2276では、人体検知部S以外の人体検知部36で人体が検知されたか否かを判定する。ここで、CPUは、人体検知部S以外の人体検知部36で人体が検知されたと判定した場合には、ステップ2266に戻り、CPUは、該新たに人体を検知した人体検知部36を示す識別情報をSにセットする。
ステップ2276で、CPUは、人体検知部S以外の人体検知部36で人体が検知されていないと判定した場合には、ステップ2260に戻る。
ところで、本実施の形態では、操作ボタン34bの応用メニューボタンにより、予め「検知学習」がONに設定された場合には、応用メニューボタンにより予め設定された「検知学習の期間」に検知学習処理が実行される。
図17は、制御部72のCPUにより実行される検知学習処理の流れの一例を示すフローチャートである。なお、検知学習処理のプログラムは、上記「検知学習の期間」として予め設定された期間の開始時刻が到来したときに開始される。
ステップ2300では、CPUは、全ての人体検知部36をONすると共に、全ての受信部32をOFFする。
ステップ2302では、CPUは、各人体検知部36からの人体検知信号に基づいて、人体検知部36のいずれかで人体を検知したか否かを判定する。ここでCPUは、人体を検知したと判定した場合には、ステップ2304に移行する。また、CPUは、人体を検知しないと判定した場合には、ステップ2318には移行する。
ステップ2304では、CPUは、人体を検知した人体検知部36を識別する識別情報をSにセットする。以下、Sが示す人体検知部36を人体検知部Sと呼称する。
ステップ2306では、CPUは、人体検知部Sに対応する受信部32をONする。また、それ以外の受信部32はOFFのままとする。
ステップ2308では、CPUは、人体検知部Sで人体を検知した時刻を示す開始時刻情報、及び人体を検知した人体検知部Sに対応する受信部32を示す識別情報を含む検知情報を作成する。なお、受信部32を示す識別情報に代えて、人体検知部Sを識別する識別情報としてもよい。
ステップ2310では、CPUは、人体検知部Sからの人体検知信号に基づいて、人体検知部Sで人体が検知されなくなったか否かを判定する。ここでCPUは、人体検知部Sで人体を検知しなくなったと判定した場合には、ステップ2312に移行する。
ステップ2312では、CPUは、Sをクリアする。
ステップ2314では、CPUは、上記作成した検知情報に、人体検知部Sで人体を検知しなくなった時刻を示す終了時刻情報を追加し、これを検知学習情報として記憶部74に記憶する。
ステップ2316では、CPUは、人体検知部Sに対応する受信部32をOFFする。
ステップ2318では、CPUは、検知学習期間が終了したか否かを判定する。具体的には、応用メニューボタンにより、「検知学習の期間」として予め設定された期間の終了時刻が到来したか否かが判定される。
ステップ2318で、CPUは、検知学習期間が終了していないと判定した場合には、ステップ2302に戻る。
ステップ2318で、CPUは、検知学習期間が終了したと判定した場合には、ステップ2322に移行する。
一方、ステップ2310で、人体検知部Sで人体が検知され続けていると判定された場合には、ステップ2320に移行する。
ステップ2320では、CPUは、検知学習期間が終了したか否かを判定する。具体的には、応用メニューボタンにより、「検知学習の期間」として予め設定された期間の終了時刻が到来したか否かが判定される。
ステップ2320で、CPUは、検知学習期間が終了していないと判定した場合には、ステップ2310に戻る。また、ステップ2320で、検知学習期間が終了したと判定した場合には、ステップ2322に移行する。
ステップ2322では、CPUは、検知学習の期間として予め設定された期間のうち、検知学習情報が記憶されていない期間について、検知学習情報を生成して記憶部74に記憶する。
具体的には、CPUは、ステップ2320で肯定判定されて、ステップ2322に移行した場合には、終了時刻情報が未だ追加されていない検知情報が存在することとなるため、検知学習期間の終了時刻を示す終了時刻情報を該検知情報に追加して、これを検知学習情報として記憶部74に記憶する。
また、CPUは、検知学習期間において人体が検知されない期間があった場合には、その期間の検知学習情報は記憶されていない状態であるため、その期間の各々について、該期間の開始時刻を示す開始時刻情報及び終了時刻を示す終了時刻情報、及び人体検知無しを示す情報を含む検知学習情報を生成して、記憶部74に記憶する。
こうして検知学習期間の検知学習情報が生成され記憶されると、本検知学習処理プログラムが終了する。
図18は、生成され記憶された検知学習情報の一例を示す図である。ここでは、開始時刻を示す情報と、終了時刻を示す情報と、受信部32の位置情報(ここでは、A,B,C,D,E)とが対応付けられた検知学習情報が記憶されている。なお、人体検知されない時間帯の位置情報には、位置情報に代えて人体検知無しを示す情報が記憶されている。なお、検知学習の期間を特定の一週間に設定した場合には、各曜日の情報も付加して、各曜日別に検知学習情報が記憶されるようにしてもよい。
なお、操作ボタン34bの応用メニューボタンにより、「検知学習制御」がONに設定された場合には、検知学習情報に基づく制御が実行される。
図19は、設定項目「検知学習制御」がONに設定されている状態で、受信処理装置10の電源がONされた場合に、制御部72のCPUにより実行される検知学習制御処理の流れの一例を示すフローチャートである。本実施の形態では、検知学習制御がONに設定されている場合には、応用メニューの「省電力設定」がいずれに設定されている場合あっても、上記で説明した省電力制御処理は行われず、以下で説明する検知学習制御処理が実行される。
ステップ2340では、CPUは、全ての人体検知部36をONすると共に、全ての受信部32をOFFする。
ステップ2342では、CPUは、現在時刻に該当する検知学習情報を読み込む。例えば、各曜日別に一週間分の検知学習情報が記憶されている場合であって、現在が月曜日の午前9時15分である場合には、月曜日の検知学習情報のうち、開始時刻及び終了時刻で定められる期間に午前9時15分が含まれる検知学習情報が読み込まれる。
ステップ2344では、CPUは、読み込んだ検知学習情報に含まれる識別情報が示す受信部32をONする。例えば、図18に示す検知学習情報を例に挙げると、ステップ2342で、図18に示す開始時刻9:00および終了時刻9:25の期間の検知学習情報が読み込まれた場合には、該検知学習情報に含まれる識別情報は「A」を示しているため、受信部32A(図7も参照)がONされる。なお、検知学習情報に、識別情報に代えて「検知無し」の情報が含まれていた場合には、ここでは、受信部32はONされない。
ステップ2346では、CPUは、終了時刻が到来したか否かを判定する。ここでは、上記読み込んだ検知学習情報に含まれる終了時刻の情報が示す時刻が到来したか否かを判定する。ステップ2346で、CPUは、終了時刻が到来したと判定した場合には、ステップ2348で、上記ステップ2344で検知学習情報に基づいてONした受信部32をOFFし、ステップ2342に戻る。
ステップ2342に戻ると、CPUは、現在時刻に該当する次の検知学習情報を読み出し、上記と同様の処理を繰り返す。なお、これ以降の終了時刻の判定では、新たに読み出した検知学習情報の終了時刻の情報が示す時刻に該当するか否かが判定される。
一方、ステップ2346で、CPUは、終了時刻が到来していないと判定した場合には、ステップ2350で、CPUは、各人体検知部36からの人体検知信号に基づいて、人体検知部36のいずれかで人体を検知したか否かを判定する。ここでCPUは、人体を検知したと判定した場合には、ステップ2352に移行する。また、CPUは、人体を検知しないと判定した場合には、ステップ2346に戻る。
ステップ2352では、CPUは、人体を検知した人体検知部36を識別する識別情報をSにセットする。以下、Sが示す人体検知部36を人体検知部Sと呼称する。
ステップ2354では、CPUは、人体検知部Sに対応する受信部32をONする。
ステップ2356では、CPUは、人体検知部Sからの人体検知信号に基づいて、人体検知部Sで人体が検知されなくなったか否かを判定する。ここでCPUは、人体検知部Sで人体を検知しなくなったと判定した場合には、ステップ2358に移行する。また、CPUは、人体検知部Sで人体が検知され続けていると判定した場合には、ステップ2362に移行する。
ステップ2358では、CPUは、人体が検知されなくなった人体検知部Sに対応する受信部32をOFFする。そして、ステップ2360では、CPUは、Sをクリアし、ステップ2346に戻る。
一方、ステップ2362では、CPUは、ステップ2346と同様に、終了時刻が到来したか否かを判定する。ここで、CPUが終了時刻が到来していないと判定した場合には、ステップ2356に戻る。また、CPUが終了時刻が到来したと判定した場合には、ステップ2364に移行する。
ステップ2364では、CPUは、検知学習情報に基づいてONした受信部32をOFFする。
ステップ2366では、CPUは、現在時刻に該当する次の検知学習情報を読み出す。
ステップ2368では、CPUは、読み込んだ検知学習情報に含まれる識別情報が示す受信部32をONする。そして、ステップ2356に戻る。なお、これ以降の終了時刻の判定では、新たに読み出した検知学習情報の終了時刻の情報が示す時刻に該当するか否かが判定される。
なお、上記検知学習制御処理において、ステップ2344では、検知学習情報に基づいて該当の受信部32をONする例について説明したが、それ以外の受信部32については、人体検知部36で人体が検知されるまで交互パターン情報に基づいて、ON・OFFするようにしてもよい。また、人体検知部36も同様に、交互パターン情報に基づいてON・OFFするようにしてもよい。
また、リモコン信号の受信記録を取るようにし、予め定められた期間、リモコン信号が1回も受信されていない受信部32をOFFするようにしてもよい。これによっても、省電力が実現される。
なお、本実施の形態では、検知学習情報に基づいて受信部32をON・OFF制御する例について説明したが、人体検知部36も検知学習情報に基づいてON・OFF制御するようにしてもよい。
また、本実施の形態で説明した様々な省電力処理では、受信処理装置10が一人暮らしの部屋に設置される場合等のように、検知される人体が一人の場合を前提として説明したが、これに限定されるものではない。例えば、複数の人体が人体検知部36により感知される場合にも上記実施の形態を適用できる。例えば来客や、家族が複数存在する場合には、複数の人体検知部36で人体が検知される可能性があるが、その人体が検知された人体検知部36の各々に対応する受信部32の各々に電力を供給して受信可能に制御し、それ以外の受信部32に対して電力供給を停止して受信不能に制御することで、省電力を実現できる。
より具体的に説明すると、例えば、人体検知部36A及び人体検知部36Dにより人体を感知した場合には、該人体検知部36A及び人体検知部36Dにより人体が感知されている期間は、受信部32A及び受信部32Dには電力供給を継続し、受信部32A及び受信部32D以外の受信部32の電力供給を停止するよう制御する(第2の実施の形態の図58のステップ3104〜3116も参照)。また、人体検知部36A及び人体検知部36Dにより人体を感知した場合に、人体を検知してから予め定められた時間が経過した後に、受信部32A及び受信部32D以外の受信部32の電力供給を停止するよう制御するようにしてもよい。検知学習処理についても同様である。
また、複数の人体が人体検知部36により検知される場合に、受信部32の省電力制御だけでなく、人体検知部36の省電力制御も上記と同様に行うようにしてもよい。
また、単身ではなく複数の家族が存在することを前提とする場合には、1つの人体検知部36で人体が検知されたとしても、その後に他の人体検知部36で人体が検知される可能性があるため、例えば、最初に人体が検知された人体検知部36だけでなく、それ以外の人体検知部36の一部にも電力供給が継続されるようにしてもよい。
具体的には、電力供給する人体検知部36の組み合わせを予め定めておき、最初に人体が検知された人体検知部36と、該人体検知部36と組み合わされた他の人体検知部36とに電力供給するようにし、それ以外の人体検知部36に対する電力供給を停止する、等のように制御してもよい。例えば、人体検知部36Aと人体検知部36Eとが予め1つの組み合わせとして設定されており、人体検知部36Aで人体が検知された場合には、人体検知部36Aだけでなく、人体検知部36Eにも電力供給するように制御する。受信部32もこれに対応して電力供給するよう制御するようにしてもよい。
また、単身モードと家族モードとを設定できるように構成してもよい。単身モードに設定された場合には、検知される人体が一人の場合を前提として図9〜図19を用いて説明した省電力制御を行い、家族モードに設定された場合には、上記のように予め設定された人体検知部36の組み合わせに基づいて、最初に人体が検知された人体検知部36と、該人体検知部36と組み合わされた他の人体検知部36とに電力供給するように制御する。
なお、予め設定しておいた人体検知部36で人体が検知された場合に、全ての受信部32或いは該人体が検知された人体検知部36に対応する受信部32のみをOFFするように制御してもよい。例えば、子供が指定された位置に着座した場合(いわゆる家庭での子供の定位置)、子供が電子機器12としてのテレビを操作することはできないようにすることができる。
[第2の実施の形態]
第1の実施の形態では、受信処理装置としてリモコン信号中継機能を有する装置を例に挙げて説明したが、本実施の形態では、受信処理装置として、リモコン信号により制御された電子機器12の制御状態に関する情報を記憶(学習)して該リモコン信号による電子機器12の制御状態を再現する機能を有する装置を例に挙げて説明する。なお、本実施の形態に係る受信処理装置を学習制御装置11と呼称し、第1の実施の形態に係る受信処理装置10と区別して説明する。
(構成)
本実施の形態に係る学習制御装置11も、第1の実施の形態の受信処理装置10と同様に、電子機器12と、電子機器12の利用者が電子機器12を利用する際に着座する蓋然性が高い領域との間に設置される。なお、本実施の形態では、電子機器12をテレビジョン受像機として説明する。
学習制御装置11は、リモコン装置18から送信されたリモコン信号を受信して、利用者の電子機器12の視聴状態を学習する機能を有する。更に、学習制御装置11は、人体が検知されている期間は、該学習内容を示す情報(以下、この情報を学習情報と呼称し、第1の実施の形態の検知学習情報と区別して説明する。)に基づいてリモコン信号を送信して電子機器12を制御する。学習情報については後述する。
また、本実施の形態では、電源のON/OFFに関するリモコン信号と視聴チャンネル切り替えに関するリモコン信号のみを学習対象として説明する。しかしながら、本発明の学習対象とするリモコン信号は、これに限定されず、例えば、省電力に関するリモコン信号など様々なリモコン信号を対象として学習することができる。
なお、本実施の形態でも、リモコン信号を赤外線信号として説明するが、本発明は、リモコン信号を赤外線信号に限定するものではない。例えば、電子機器12及びリモコン装置18の通信方法としてBluetooth技術を用いるのであれば、Bluetooth技術に対応した帯域の電波信号であってもよいし、無線LAN技術を用いるのであれば、無線LANに対応した帯域の電波信号であってもよい。
次に、学習制御装置11の構成について図20〜図23を用いて説明する。
図20は、学習制御装置11の正面図であり、図21は、学習制御装置11の背面図である。また、図22は、学習制御装置11を正面方向から見た分解斜視図であり、図23は、学習制御装置11を背面方向から見た分解斜視図である。ここで、図20〜23に示す符号と、第1の実施の形態の図2〜5に示す符号が同一の構成要素は、それぞれ、同一の機能を有する構成要素を意味するため説明を省略する。
学習制御装置11は、第1の実施の形態の受信処理装置10の構成に加え、プライベートボタン34aが設けられている。プライベートボタン34aは、保護カバー26の上側に設けられた円形の貫通孔を貫通して先端部分が外部に突き出た円筒状のボタンであり、操作部34の1つである。本実施の形態の学習制御装置11は、後述するように、複数の動作モードを設定することができるが、プライベートボタン34aは、複数の動作モードのうち、プライベートモード(詳細は後述)のON/OFFを設定するためのスイッチである。
また、学習制御装置11の電気的な構成は、第1の実施の形態において図6を参照して説明した構成と同じであるため、ここでは説明を省略する。
次に、本実施の形態に係る記憶部74に記憶される情報について説明する。
記憶部74には、第1の実施の形態と同様、学習制御装置11の動作に必要な様々な設定情報が記憶される。図24に、本実施の形態に係る記憶部74に記憶される設定情報の一例を示す。以下、操作部34の操作に対応させながら本実施の形態の設定情報について説明する。ただし、図24において、★で示した設定項目「時計」、応用メニューの「リモコン登録」、「交互パターン種類」、「検知学習」、「検知学習期間」、及び「検知学習制御」は、第1の実施の形態で説明した設定項目と同じであるため、ここでは説明を省略する。
操作部34のプライベートボタン34aは、前述したように、プライベートモードのON/OFFを設定するためのボタンであり、プライベートボタン34aが押下されると、プライベートモードがON状態になり、プライベートモードがON状態において再度プライベートボタン34aが押下されると、プライベートモードがOFF状態(解除)になる。
なお、本実施の形態において、プライベートモードは、プライベートモード開始から予め設定された時間が経過するまで、記憶部74に記憶された学習情報の視聴チャンネルの情報に応じた制御が禁止されるモードをいう。プライベートモードは、例えば、急な来客があった場合等に活用される。以下、プライベートモードを、Pモードと呼称する。なお、プライベートボタン34aの操作によって、図24に示す設定項目「Pモード」の設定が変更される。なお、本実施の形態では、Pモードを、記憶部74に記憶された学習情報の一部である視聴チャンネルの情報に応じた制御が禁止されるモードとしたが、視聴チャンネルだけでなく、記憶部74に記憶された学習情報全てに応じた制御が禁止されるモードとしてもよい。
操作ボタン34bは、第1の実施の形態で説明したボタンの他に、初期チャンネル設定ボタン、予約登録ボタン、離席設定ボタン、及び学習情報編集ボタンを含んで構成されている。
初期チャンネル設定ボタンは、記憶部74に学習情報が何も記憶されていない初期の段階で視聴するチャンネルを設定するためのボタンである。このボタンが押下され、矢印ボタンや決定ボタンが操作されると、図24に示す設定項目「初期チャンネル設定」が設定される。
予約登録ボタンは、年月日、開始時刻、終了時刻、及び制御内容(例えば、電源のON/OFF及び視聴するチャンネルを示す情報)を予約情報として登録するためのボタンである。このボタンが押下されて、矢印ボタンや決定ボタンが操作されることにより予約情報が入力されると、図24に示す設定項目「予約登録」に対し、該入力した予約情報が登録される。以下、予約情報の年月日、開始時刻、及び終了時刻の情報で特定される期間を予約期間と呼称する。
「予約登録」を設定すると、予約期間に、設定された制御内容で電子機器12が制御される。「予約登録」は、学習機能とは別に、見逃したくない番組を視聴するために予約する場合等に用いられる設定項目である。
なお、ここでは、予約情報として年月日を設定するようにしたが、曜日を設定するようにしてもよいし、平日または土日のいずれかを示す情報を設定してもよい。毎日の制御内容として設定する場合には、開始時刻及び終了時刻だけを設定するようにしてもよい。
離席設定ボタンは、利用者が人体検知部36で検出されなくなった(離席した)場合の制御内容を設定するためのボタンである。このボタンが押下され、矢印ボタンや決定ボタンが操作されると、図24に示す設定項目「離席動作設定情報」が設定される。ここで設定される離席動作設定情報には、利用者が離席してから電子機器12を省電力状態に切り替えるまでの時間(離席設定1)、電子機器12を省電力状態に切り替えてから(或いは利用者が離席してから)電源OFFにするまでの時間(離席設定2)、離席設定1に設定された時間が経過した場合の電子機器12の制御内容(離席動作1)、及び離席設定2に設定された時間が経過した場合の電子機器12の制御内容(離席動作2)が含まれる。
なお、設定項目「離席動作1」には、例えば、「輝度を下げる」、「音量を下げる」、「画面のサイズを小さくする」等のように、電子機器の消費電力を低減させるための制御内容を設定することができる。また、設定項目「離席動作2」には、電源OFFの可否を設定することができる。例えば、離席しても電源OFFされないように設定したい場合には、「離席動作2」を「電源OFFしない」と設定することができる。
また、電子機器12に、省電力モードの機能が無い場合には、「離席設定1」を「0分(なし)」に設定するようにしてもよい。また、"離席機能"自体のON/OFFを設定することができるような設定項目が設けられていても良い。この設定項目がONの場合には、通常通り離席処理を行い、この設定項目がOFFの場合には、利用者が人体検知部36で検出されなくなった場合であっても、電子機器12に対する省電力や電源OFF等の制御を行わないようにする。
応用メニューボタンでは、図24に示す設定項目「応用メニュー」が設定される。本実施の形態で設定される設定項目としては、第1の実施の形態で説明した設定項目の他に、例えば、リモコン信号背面送信のON/OFF、人体検知、電源OFF時の対象機器の電源制御、予約情報0件の場合の表示、予約情報ありの場合の表示、Pモード時の予約動作の可否、Pモード時の視聴チャンネル、Pモード終了時間、Pモード時の学習機能、学習閾値時間、省電力設定、学習制御処理時の省電力、検知学習、検知学習期間等が含まれる。
「リモコン信号背面送信」は、学習制御装置11でリモコン信号を受信したときに、該受信したリモコン信号を再生して送信部30から送信する中継機能に関する設定項目であり、この設定項目をONに設定すると該中継機能が働き、OFFに設定すると該中継機能は働かない。この機能は、第1の実施の形態で説明した受信処理装置の機能であり、本実施の形態では、この機能を利用者が選択的にON/OFFできる。
「人体検知」は、人体検知部36による人体検知の結果に応じて電子機器12を制御するか否かを設定する設定項目である。この設定項目をONに設定すると、学習制御装置11は人体検知の結果に応じて電子機器12を制御し、OFFに設定すると、学習制御装置11は人体検知の結果に応じた制御は行わない。ただし、本実施の形態において、人体検知による受信部32や人体検知部36の省電力制御は、この設定項目と関わりなく行われる。
「電源OFF時の電子機器の電源操作」は、学習制御装置11の電源をOFFしたときに、電子機器12の電源もOFFするか否かを設定する設定項目である。この設定項目がONに設定されている場合には、学習制御装置11の電源をOFFすると、制御部72のCPUは、電子機器12の電源がOFFされるように制御する。また、この設定情報がOFFに設定されている場合には、学習制御装置11の電源をOFFしても、電子機器12の電源はOFFされない。
「予約情報0件の場合の表示」は、予約情報に基づく制御を行う際に、登録されている予約情報が0件の場合に、表示部38にその旨を表示するかしないかを設定する設定項目である。
「予約情報ありの場合の表示」は、予約情報に基づく制御を行う際に、登録されている予約情報が存在する場合に、表示部38に該登録されている予約情報を表示するかしないかを設定する設定項目である。
「Pモード時の予約動作」は、Pモード時に、予約情報に基づく制御を行うか否かを設定する設定項目である。この設定項目をOFFに設定した場合には、Pモード時に、「予約登録」に予約情報が記憶されている場合であっても、予約情報に基づく制御は行わない。また、この設定項目をONに設定した場合には、通常通り、予約情報に基づく制御が行われる。
「Pモード時の視聴チャンネル」は、Pモード時に視聴するチャンネルを設定する設定項目である。なお、ここで、前述の「初期チャンネル設定」で設定されたチャンネルを使用するように設定することもできる。
「Pモード終了時間」は、プライベートボタン34aを押下してPモードが開始してからPモードが終了するまでの時間を設定する設定項目である。
「Pモード時の学習機能」は、Pモード時に、学習処理を実行するか否かを設定する設定項目である。この設定項目がONに設定されている場合には、Pモード時にリモコン装置18からリモコン信号が受信されると学習処理が行われる。この設定項目がOFFに設定されている場合には、Pモード時にリモコン信号が受信されても学習処理は行わない。
「学習閾値時間」は、学習処理で用いられる閾値を設定する設定項目である。本実施の形態では、ある視聴状態の継続時間がここで設定された閾値を越えた場合に、学習情報が生成され記憶部74に記憶される。この「学習閾値時間」で設定される時間(閾値)は、下記「制御単位時間」で設定される時間より短い時間であるものとする。なお、本実施の形態では、利用者が学習閾値時間を設定可能な構成としたが、学習閾値時間が予め定められた時間であってもよい。また、上記制御単位時間に応じて制御部72のCPUが学習閾値時間を決定する構成としてもよい。
「省電力設定」は、第1の実施の形態と同様に、受信部32及び人体検知部36の省電力設定のための設定項目であるが、本実施の形態では、「省電力オフ」、「省電力1」、「省電力2」、及び「省電力3」に加え、「省電力4」の設定が可能に構成されている。この省電力設定が、「省電力4」に設定されている場合には、学習制御装置11における後述の電子機器学習制御動作における制御内容に応じた省電力制御が行われる(詳細は後述)。
「学習制御処理時の省電力設定」は、学習制御処理中に人体検知部36による人体検知に応じて受信部32をON・OFFする省電力制御を行うか否かを設定する設定項目である。この設定項目がONの場合には、後述する電子機器学習制御動作において学習制御処理を行っている期間は、制御部72のCPUは、人体検知部36による人体検知に応じて受信部32をON・OFF制御する省電力制御を行い、この設定項目がOFFの場合には、該省電力制御は行わず、全ての受信部32をONのまま維持する。
学習情報編集ボタンは、記憶された学習情報(図25参照)を編集するためのボタンである。また、編集内容を「予約登録」として登録することもできる。
以下、本実施の形態において、操作スイッチ34cの操作により設定される設定情報について説明する。
操作スイッチ34cは、第1の実施の形態で説明したスイッチの他に、学習単位設定スイッチ、予約限定モード設定スイッチ、及び予約併用モード設定スイッチを含んで構成されている。
学習単位設定スイッチは、図24に示す設定項目「制御単位時間」を設定するためのスイッチである。本実施の形態では、15分と30分の2種類の時間が設定できる。
予約限定モード設定スイッチは、図24に示す設定項目「予約限定モード」のON/OFFを設定するためのスイッチである。予約限定モードがONに設定されると、学習情報に応じた制御は禁止され、上記登録された予約情報に応じた制御のみが行われる。予約限定モードがOFFの場合には、下記の予約併用モードの設定に応じた制御が行われる。
予約併用モード設定スイッチは、図24に示す設定項目「予約併用モード」のON/OFFを設定するためのスイッチである。予約併用モードがONに設定されると、予約情報及び学習情報に応じた制御が行われる。本実施の形態では、同じ時間帯に異なる内容の予約情報及び学習情報が記憶されている場合には、予約情報が優先される。また、予約併用モードがOFFに設定されると、予約情報に応じた制御は禁止され、学習情報に応じた制御か或いは初期チャンネル設定の設定情報に応じた制御が行われる。
更に、記憶部74には、リモコン装置18からのリモコン信号を受信して生成された学習情報が記憶される。図25に、学習情報の一例を示す。本実施の形態では、電子機器12の機器名、機器作動情報(本実施の形態では電源のON/OFFを示す情報)、電子機器12の電源がONのときの視聴チャンネルの情報、曜日、開始時刻、及び終了時刻が対応付けられて記憶されている。ここでは、曜日、開始時刻、及び終了時刻の情報が本発明の第2の情報に相当し、そのほかの情報が本発明の第1の情報に相当する。
本実施の形態では、基本的には、1日24時間を予め定められた制御単位時間毎に複数の制御期間に分割し、各制御期間に対応して学習情報を記憶するようにしている。図25に示す例では、制御単位時間を30分として1日を48の制御期間に分割し、該分割された各制御期間毎に学習情報が登録されている。開始時刻及び終了時刻で表される各期間が制御期間に該当する。基本的には、図示されるように、9:00〜9:30、9:30〜10:00というような制御期間毎に学習情報が登録される。なお、以下では、学習情報の開始時刻及び終了時刻で表される期間を学習制御期間と呼称し、1日24時間を制御単位時間毎に分割したときの制御期間と区別して説明する。
また、以下では、各制御期間を区分する区切りの時刻を制御区切り時刻と呼称する。例えば、図25に示す例では、・・・9時、9時30分、10時、10時30分・・・が制御区切り時刻となる。
なお、制御単位時間は30分に限定されず、例えば、1分であってもよいし、5分であってもよいし、15分であってもよいし、1時間であってもよい。また、本実施の形態では、利用者が、制御単位時間を設定できるように構成されている(後述)。
また、本実施の形態では、一週間単位で(曜日毎に)学習するように予め設定されているが、1日単位であってもよいし、平日と休日とで区別して学習するようにしてもよい。なお、曜日毎に学習する場合には、1日48個の制御期間×7日=336個の制御期間毎に学習情報が登録されうる。
なお、利用者により学習制御装置11の利用が開始される前は、学習情報は未登録であるものとする。
また、記憶部74には、カレンダー情報も記憶されており、カレンダー情報から日時や曜日の特定が可能な構成となっている。
また、各メーカの家電機器で使用されるリモコンコード(家電機器を操作するリモコン信号が示す制御コード)は、各メーカや家電機器毎に異なるため、記憶部74には、予め様々なメーカの家電機器毎にリモコンコードの情報が記憶されている。
なお、上記学習情報の第2の情報として、リモコン信号を識別する識別情報、例えば、リモコンコードを記憶するようにしてもよい。リモコンコードも、制御内容を示す情報であるため、上記情報に代えて記憶するようにしてもよい。
(電子機器学習制御動作)
次に、本実施の形態に係る学習制御装置11による電子機器学習制御動作について説明する。
なお、本実施の形態では、リモコン装置18により電子機器12の電源がONされる前に、学習制御装置11の電源がONされることを前提として説明する。
また、本実施の形態では、電子機器12の現在の作動状態(本実施の形態では、電源ONかOFF)を示す作動情報についても記憶部74に記憶される。この作動情報は作動状態が変化する毎に書き換えられる。例えば、学習制御装置11から電子機器12に対して電源ON/OFFのリモコン信号を送信した場合、及びリモコン装置18から電子機器12に向けて電源ON/OFFのリモコン信号が送信された場合には、電子機器12の作動状態が変化する。従って、この場合には、制御部72のCPUは、リモコン信号に応じて、変化後の作動状態を示す作動情報を生成して、記憶部74に記憶(上書き)する。なお、ここでは現在の作動情報を上書きして変更する場合を例に挙げるが、該作動情報を上書きせず、新しく生成した作動情報を異なる記憶領域に順次記憶していくようにしてもよい。
図26〜27は、制御部72のCPUにより実行されるメイン処理の流れの一例を示すフローチャートである。このメイン処理のプログラムは、学習制御装置11の電源スイッチがONされたときに起動する。
ステップ100では、CPUは、記憶部74からメイン処理において必要な設定情報を読込む。
ステップ102では、CPUは、設定項目「Pモード」の設定情報に基づいて、学習制御装置11がPモード中であるか否かを判定する。設定項目「Pモード」がONである場合には、Pモード中であると判定され、OFFである場合には、Pモード中でないと判定される。
CPUは、ステップ102で、Pモード中であると判定した場合には、ステップ104のプライベート動作処理を実行する。なお、プライベート動作処理については後述する(図35参照。)。
また、CPUは、ステップ102で、Pモード中でないと判定した場合には、ステップ106に移行する。
ステップ106で、CPUは、記憶部74から読み出した設定項目「予約限定モード」の設定情報に基づいて、学習制御装置11が予約限定モード中か否かを判定する。CPUは、ここで、学習制御装置11が予約限定モード中でないと判定した場合には、ステップ108に移行する。
ステップ108では、CPUは、人体検知による制御を行うか否かを判定する。ここでは、記憶部74から読み出した設定項目「人体検知」の設定情報が、人体検知部36による人体検知の結果に応じて制御するという内容であった場合には、CPUは、人体検知による制御を行うと判定して、ステップ110に移行する。また、設定項目「人体検知」の設定情報が、人体検知部36による人体検知の結果に応じた制御は行わないという内容であった場合には、CPUは、ステップ110をスキップして、ステップ112に移行する。
ステップ110では、CPUは、人体検知部36からの人体検知信号に基づいて人体を検知したか否かを判定する。ここでCPUは、人体を検知したと判定するまで待機状態を維持し、人体を検知したと判定した場合には、ステップ112に移行する。
ステップ112では、CPUは、記憶部74から読み出した設定項目「予約併用モード」の設定情報に基づいて、学習制御装置11が予約併用モード中か否かを判定する。CPUは、ここで、学習制御装置11が予約併用モード中でないと判定した場合には、ステップ114に移行する。
ステップ114では、CPUは、学習制御処理を行う。図28に学習制御処理の流れの一例を示すフローチャートを示す。
ステップ150では、CPUは、記憶部74に現在の曜日及び時刻に対応する学習情報(現在の曜日、及び現在の時刻が含まれる学習制御期間の学習情報)が記憶されているか否かを判定する。前述したように、学習情報は、利用者により学習制御装置11の利用が開始される前は、未登録(記憶されていない)の状態となっている。また、本実施の形態では、一週間単位で(曜日毎に)学習するように予め設定されているため、利用者が利用してから1週間経過しないと、1週間分の学習情報が記憶されないため、この期間は学習情報に基づいた制御はできないこととなる。
ステップ150で、CPUは、学習情報は記憶されていないと判定した場合には、ステップ152に移行する。
ステップ152では、CPUは、記憶部74に記憶されている電子機器12の現在の作動情報及び「初期チャンネル設定」の設定情報(図24も参照。)を読み込む。
ステップ154では、CPUは、電子機器12の現在の作動情報と「初期チャンネル設定」の設定情報とに基づいて、リモコン信号を生成し、電子機器12に送信する。
より具体的には、CPUは、電子機器12の現在の作動情報が「電源ON状態」であることを示していた場合には、「初期チャンネル設定」の設定情報が示すチャンネルに切り替えるためのリモコンコードを記憶部74から読出し、該リモコンコードからリモコン信号を生成して電子機器12に送信する。
また、CPUは、電子機器12の現在の作動情報が、「電源OFF状態」であることを示していた場合には、電源をONにするためのリモコンコードと、「初期チャンネル設定」の設定情報が示すチャンネルに切り替えるためのリモコンコードとを記憶部74から読出し、読み出したリモコンコードの各々に対応したリモコン信号を生成する。そして、CPUは,電源をONにするためのリモコン信号を電子機器12に送信した後に、チャンネルを切り替えるためのリモコン信号を電子機器12に送信する。
その後、CPUは、記憶部74に記憶されている作動情報を、上記生成して送信したリモコン信号に対応した作動情報に書きかえる。なお、本実施の形態では、記憶部74に記憶される現在の作動情報が、電子機器12の電源ON/OFFの状態を示す情報である場合を例に挙げている。従って、本実施の形態では、送信したリモコン信号によって電子機器12の電源ON/OFFの状態が変化しなければ(例えば、チャンネルを切り替えるだけのリモコン信号である場合等)、記憶部74に記憶される現在の作動情報は変更されない。
一方、ステップ150で、CPUは、現在の曜日及び時刻に対応する学習情報が記憶されていると判定した場合には、ステップ156に移行する。
ステップ156では、CPUは、記憶部74に記憶されている電子機器12の現在の作動情報及び現在の曜日、及び現在の時刻が含まれる学習制御期間の学習情報を読み込む。なお、学習情報の読込みについて具体的に例を挙げると、例えば、現在の曜日が火曜日であり、現在の時刻が9時15分であった場合には、図25に示す例では、曜日「火曜日」、開始時刻「9:00」、及び終了時刻「9:30」の情報と、これら情報に対応付けて記憶された「対象機器の電源」(ON)及び「チャンネル」(10ch)の情報を読み出す。
ステップ158では、CPUは、電子機器12の現在の作動情報と現在の曜日及び時刻に該当する学習情報(図25も参照。)とに基づいて、リモコン信号を生成し、電子機器12に送信する。
より具体的には、CPUは、読み込んだ学習情報の「機器作動情報」が「電源OFF」を示していた場合であって、電子機器12の現在の作動情報が、「電源ON状態」であることを示していた場合には、電源をOFFにするためのリモコンコードを記憶部74から読出し、該リモコンコードからリモコン信号を生成して電子機器12に送信する。
また、読み込んだ学習情報の「機器作動情報」が「電源OFF」を示していた場合であって、電子機器12の現在の作動情報が、「電源OFF状態」であることを示していた場合には、リモコン信号は生成しない。
また、読み込んだ学習情報の「機器作動情報」が「電源ON」を示していた場合であって、電子機器12の現在の作動情報が、「電源OFF状態」であることを示していた場合には、電源をONにするためのリモコンコードと、読み込んだ学習情報の「チャンネル」の情報が示すチャンネルに切り替えるためのリモコンコードとを記憶部74から読出し、読み出したリモコンコードの各々に対応したリモコン信号を生成して電子機器12に送信する。このとき、電源をONにするためのリモコン信号は、チャンネルを切り替えるためのリモコン信号より先に送信される。
また、読み込んだ学習情報の「機器作動情報」の項目が「電源ON」を示しており、且つ電子機器12の現在の作動情報が「電源ON状態」であることを示している場合には、読み込んだ学習情報の「チャンネル」の情報が示すチャンネルに切り替えるためのリモコンコードを記憶部74から読出し、読み出したリモコンコードに対応したリモコン信号を生成して電子機器12に送信する。
このように、学習制御期間の学習情報が示す制御内容が再現されるようにリモコン信号が生成され送信される。
そして、CPUは、上記生成したリモコン信号を信号処理回路及び送信部30を介して電子機器12に送信する。また、CPUは、記憶部74に記憶されている作動情報を該送信したリモコン信号に対応した作動情報に書きかえる。また、CPUがリモコン信号を生成しなかった場合には、そのまま学習制御処理を終了する。
ステップ114の学習制御処理の後、CPUは、ステップ116で、終了時刻が到来したか否かを判定する。本実施の形態では、基本的には、制御期間毎に電子機器12を制御するため、これから到来する直近の制御区切り時刻を終了時刻としている。例えば、制御単位時間が30分であり、ステップ150で学習情報が記憶されているか否かを判定した時刻が9時15分である場合には、9時30分が終了時刻となる。なお、本実施の形態では、制御期間の終了時刻と学習制御期間の終了時刻が異なる場合には、学習制御期間の終了時刻が適用される。
ステップ116では、CPUが、上記終了時刻が未だ到来したと判定するまで待機状態を継続し、上記終了時刻が到来したと判定した場合には、ステップ102に戻る。これにより、次の制御期間(又は学習制御期間)の制御が開始される。
一方、ステップ112で、CPUは、学習制御装置11が予約併用モード中であると判定した場合には、ステップ118に移行する。
ステップ118では、CPUは、現在時刻に該当する予約情報(すなわち、現在時刻が予約期間に含まれる予約情報)が記憶部74に記憶されているか否かを判定する。ここで、CPUは、現在時刻に該当する予約情報が記憶部74に記憶されていないと判定した場合には、ステップ120で、学習制御処理を行う。この学習制御処理は、先に図28を用いて説明した学習制御処理と同様であるため説明を省略する。
ステップ120の学習制御処理の後、CPUは、ステップ122で、現在時刻に該当する予約情報が記憶部74に記憶されているか否かを判定する。ここで、CPUは、現在時刻に該当する予約情報が記憶部74に記憶されていないと判定した場合には、ステップ124で、ステップ116と同様に、終了時刻が到来したか否かを判定する。
ステップ124で、CPUは、終了時刻が到来していないと判定した場合には、ステップ122に戻る。また、ステップ124で、終了時刻が到来したと判定した場合には、ステップ102に戻る。
なお、リモコン信号を送信するまでに要する時間を考慮し、ステップ116やステップ124の判定時刻を上記終了時刻より若干早めにしてもよい。
また、CPUがステップ118及びステップ122で、現在時刻に該当する予約情報が記憶部74に記憶されていると判定した場合には、CPUは、ステップ126の予約動作処理を行う。
図29は、予約動作処理の流れの一例を示すフローチャートである。
ステップ200では、CPUは、記憶部74から、現在時刻に該当する予約情報及び電子機器12の現在の作動情報を読み込む。
ステップ202では、CPUは、上記読み込んだ電子機器12の現在の作動情報と予約情報とに基づいてリモコン信号を生成し、電子機器12に送信する。
より具体的には、CPUは、電子機器12の現在の作動情報が「電源ON状態」であることを示している場合には、予約情報が示すチャンネルに切り替えるためのリモコンコードを記憶部74から読出し、読み出したリモコンコードに対応したリモコン信号を生成して電子機器12に送信する。
また、電子機器12の現在の作動情報が「電源OFF状態」であることを示していた場合には、電源をONにするためのリモコンコードと、予約情報が示すチャンネルに切り替えるためのリモコンコードを記憶部74から読出し、読み出したリモコンコードの各々に対応したリモコン信号を生成して電子機器12に送信する。このとき、電源をONにするためのリモコン信号は、チャンネルを切り替えるためのリモコン信号より先に送信される。
そして、CPUは、記憶部74に記憶されている作動情報を該送信したリモコン信号に対応した作動情報に書きかえる。
ステップ204では、CPUは、予約情報の設定終了時刻が到来したか否かを判定する。ここで、CPUは、予約情報の設定終了時刻が到来したと判定するまで待機状態を継続し、予約情報の設定終了時刻が到来したと判定した場合には、ステップ206に移行する。
ステップ206では、CPUは、記憶部74から上記実施した予約情報を削除する。ステップ206の処理後は、メイン処理のステップ102に移行する。
また、ステップ106で、CPUは、学習制御装置11が予約限定モード中であると判定した場合には、図27のステップ130に移行する。
ステップ130では、CPUは、人体検知による制御を行うか否かを判定する。ここでは、記憶部74から読み出した設定項目「人体検知」の設定情報が、人体検知部36による人体検知の結果に応じて制御するという内容であった場合には、CPUは、人体検知による制御を行うと判定して、ステップ132に移行する。また、設定項目「人体検知」の設定情報が、人体検知部36による人体検知の結果に応じて制御しないという内容であった場合には、CPUは、ステップ132をスキップして、ステップ134に移行する。
ステップ132では、CPUは、人体検知部36からの人体検知信号に基づいて人体を検知したか否かを判定する。ここでCPUは、人体を検知したと判定するまで待機状態を維持し、人体を検知したと判定した場合には、ステップ134に移行する。
ステップ134では、CPUは、現在時刻に該当する予約情報が記憶部74に記憶されているか否かを判定する。ここで、CPUは、現在時刻に該当する予約情報が記憶部74に記憶されていないと判定した場合には、ステップ138で、登録された予約情報があるか否かを判定する。
ステップ138で、CPUは、登録された予約情報があると判定した場合には、ステップ140で、記憶部74に記憶されている設定項目「予約情報ありの場合の表示」の設定情報(図24も参照。)に基づいて、登録された予約情報を表示するか否かを判定する。設定項目「予約情報ありの場合の表示」の設定情報が「表示する」を示していた場合には、CPUは、ステップ142で、登録されている予約情報を表示部38に表示する。なお、表示する際、設定開始時刻が最も早い予約情報のみを表示するようにしてもよい。また、該予約情報の開始時刻を表示するようにしてもよい。また、24時間以内の予約情報の件数を表示するようにしてもよい。また、ステップ140で、設定項目「予約情報ありの場合の表示」の設定情報が「表示しない」を示していた場合には、CPUは、ステップ142をスキップしてステップ130に戻る。
一方、ステップ138で、CPUは、登録された予約情報がないと判定した場合には、ステップ144で、記憶部74に記憶されている設定項目「予約情報0件の場合の表示」の設定情報(図24も参照。)に基づいて、予約情報無しの旨を表示するか否かを判定する。設定項目「予約情報0件の場合の表示」の設定情報が「表示する」を示していた場合には、CPUは、ステップ146で、登録されている予約情報がない旨を表示部38に表示する。また、ステップ144で、設定項目「予約情報0件の場合の表示」の設定情報が「表示しない」を示していた場合には、CPUは、ステップ146をスキップしてステップ130に戻る。
なお、ステップ134で、CPUが、現在時刻に該当する予約情報が記憶部74に記憶されていると判定した場合には、ステップ136に移行する。ステップ136では、予約動作処理が実行される。予約動作処理については、上記図29を用いて説明した通りであるため、ここでは説明を省略する。
図30(A)〜(D)は、メイン処理及び予約動作処理の途中で発生する割込処理のフローチャートを示す図である。
図30(A)は、リモコン信号受信割込処理の流れの一例を示すフローチャートである。
CPUは、ステップ1000で、リモコン装置18からリモコン信号を受信したと判定した場合には、ステップ1002で、受信したリモコン信号を再生して送信する。なお、設定項目「リモコン信号背面送信」がOFFに設定されていた場合には、ステップ1002の処理は省略される。また、CPUは、設定項目「リモコン信号背面送信」がONでもOFFでも、記憶部74に記憶されている電子機器12の現在の作動情報を該受信したリモコン信号に対応した作動情報に書きかえる。その後、メイン処理のステップ102に移行する。
図30(B)は、電源OFF割込処理の流れの一例を示すフローチャートである。
CPUは、ステップ1010で、学習制御装置11の電源スイッチがOFFされたと判定した場合には、ステップ1012で、電源OFF処理を実行する。電源OFF処理の流れについては後述する(図34参照)。
図30(C)は、Pモード動作割込処理の流れの一例を示すフローチャートである。
CPUは、ステップ1020で、プライベートボタン34aが押下されたと判定した場合には、ステップ1022で、設定項目「Pモード」をONに変更し、Pモード動作処理を実行する。Pモード動作処理の流れについては後述する(図35〜図38参照)。
図30(D)は、離席動作割込処理の流れの一例を示すフローチャートである。
CPUは、ステップ1030で、人体検知部36で人体が検知されなくなったと判定した場合には、ステップ1032で、離席動作割込処理を実行する。離席動作割込処理の流れについては後述する(図40〜図54参照)。
図31は、学習処理の流れの一例を示すフローチャートである。この学習処理のプログラムも、学習制御装置11の電源スイッチがONされたときに起動する。すなわち、学習制御装置11では、メイン処理と学習処理とが並行して行われる。また、図32(A)は、視聴状態の一例であり、図32(B)は、図32(A)の視聴状態から学習情報を生成する生成方法を説明する説明図である。
図31のステップ300では、CPUは、リモコン信号を受信待ちを行う。ステップ300で、CPUは、リモコン信号を受信したと判定した場合には、記憶部74に記憶されている電子機器12の現在の作動情報を該受信したリモコン信号に対応した作動情報に書換え、ステップ302に移行する。
ステップ302では、CPUは、視聴タイマを0にリセットして計時を開始させる。ここでは視聴タイマとしてアップタイマを利用しているが、ダウンタイマでもよい。
ステップ304では、CPUは、Pモード中にリモコン信号を受信したのか否かを判定する。後述するように、リモコン受信割込は、Pモード中でも発生する。従って、ここでPモード中か否かを判定する。ステップ304で、CPUが、Pモード中でないと判定した場合には、ステップ308に移行する。
また、ステップ304で、CPUが、Pモード中であると判定した場合には、ステップ306で、CPUは、Pモード中に学習するか否かを判定する。Pモード中に学習するか否かは、予め設定項目「Pモード時の学習機能」に設定されている。そこで、ステップ306で、CPUは、設定項目「Pモード時の学習機能」の設定情報を読出し、該設定情報がONを示しているか否かを判定する。該設定情報がONを示している場合には、CPUは、Pモード中も学習すると判定し、ステップ308に移行する。また、該設定情報がOFFを示している場合には、CPUは、Pモード中は学習しないと判定し、ステップ300に戻る。
ステップ308では、CPUは該受信されたリモコン信号及び記憶部74に記憶されている電子機器12の作動情報から視聴情報を生成し、該生成した視聴情報を記憶部74或いは制御部72のRAMに記憶する。視聴情報は、電子機器12の制御状態及び制御時刻を示す情報を含む情報である。
図32(A)に示すように、8時55分に10チャンネルに切り替えるリモコン信号を受信した場合には、図32(B)の(1)に示すような視聴情報が生成される。視聴情報には機器名の情報、機器作動情報(本実施の形態では、電源のON/OFFを示す情報)、視聴チャンネルの情報、開始時刻の情報、終了時刻の情報が含まれる。なお、この時点では終了時刻は、ブランクとなる。なお、電源をON・OFFするリモコン信号を受信した場合には、前回の視聴情報に含まれたチャンネル情報は削除せずそのまま利用し新たな視聴情報が生成する。
ステップ310では、CPUは、視聴タイマの計時時間が予め設定された学習閾値時間を超えた(同じ視聴状態が学習閾値時間より長く継続した)か否かを判定する。図32(B)に示す例では、学習閾値時間を15分としている。ここで、CPUは、視聴タイマの計時時間が学習閾値時間以下であると判定した場合には、ステップ312で、新たなリモコン信号を受信したか判定する。ここで新たなリモコン信号を受信したと判定した場合には、ステップ302に戻り、新たな受信信号を受信していないと判定した場合には、ステップ310に戻る。
一方、ステップ310で、CPUは、視聴タイマの計時時間が予め設定された学習閾値時間を超えたと判定した場合には、ステップ314で、CPUは、視聴情報に終了時刻の情報を追加する。ここでは、図32(B)の(2)に示すように、視聴タイマの計時時間が予め設定された学習閾値時間を超えたときの時刻を終了時刻の情報として追加する。本実施の形態では、1分未満の時間は省略されるように構成されているため、CPUは、視聴開始時刻に学習閾値時間を加算した時刻の情報を終了時刻の情報として生成し追加する。
ステップ316では、CPUは、上記視聴情報に基づいて学習情報を生成し、記憶部74の該当する記憶領域に上書きで記憶する。本実施の形態では、開始時刻及び終了時刻の情報と、機器名を示す情報と、機器作動情報と、視聴チャンネルの情報とを含む学習情報を生成して上書きする。機器名、機器作動情報、及び視聴チャンネルの情報については、視聴情報に含まれている情報を用いる。
また、開始時刻及び終了時刻は、視聴情報の終了時刻が含まれる制御期間を求め、該求めた制御期間の開始時刻及び終了時刻を、学習情報の開始時刻及び終了時刻とする。例えば、視聴情報の終了時刻が9:20であれば、9:00〜9:30の制御期間の開始時刻9:00、終了時刻9:30となる。
ステップ316の処理により、例えば、図32(B)の(3)に示すような学習情報が生成され、記憶される。
ステップ316の後は、ステップ302に戻る。そして、上記と同様にステップ306まで処理するが、ステップ308で行われる視聴情報の生成方法は、リモコン信号を受信したときに行われる生成方法と異なり、図32(B)の(4)に示すように、視聴情報の機器作動情報、視聴チャンネルの情報は前回の視聴情報をそのまま用い、前回の視聴情報の終了時刻の情報を開始時刻の情報として利用し、終了時刻はブランクにして生成する。
その後、ステップ310でCPUは、視聴タイマの計時時間が予め設定された学習閾値時間を超えたと判定した場合には、上記と同様にステップ314で終了時刻を追加し、ステップ316で学習情報を生成して記憶する(図32(B)の(5)〜(6)も参照。)。なお、図32(B)の(6)は、前回(図32(B)の(3))と同じ学習制御期間の学習情報なので、該(3)の学習情報に上書きする。
図32(A)に示すように、視聴終了時刻が9:54であった場合には、更に、図32(B)の(7)〜(9)に示すように、視聴情報が更新され、学習情報が生成され、記憶される。
これにより、図32(A)に示す視聴状態に対しては、図25のAに示すように、9:00〜9:30の学習制御期間及び9:30〜10:00の学習制御期間の学習情報が記憶される。
なお、上記では、視聴情報の終了時刻の情報に基づいて、学習制御期間(開始時刻、終了時刻)を導出したが、本発明はこれに限定されない。例えば、開始時刻及び終了時刻の情報に基づいて、学習制御期間を導出するようにしてもよい。例えば、学習閾値時間が15分、制御単位時間が30分の場合であって、視聴情報の開始時刻が9:18、視聴情報の終了時刻が9:35の場合には、上記例では、終了時刻に基づいて、9:30〜10:00の制御期間の学習情報が生成される。しかしながら、この場合には、制御期間9:00〜9:30の間の視聴時間の方が、制御期間9:30〜10:00の間の視聴時間のよりも長い。この場合には、利用者は、制御期間9:00〜9:30の番組を試聴したかった可能性が高い。従って、このように、視聴情報の開始時刻から終了時刻までの期間が、制御区切り時刻を跨いだ場合には、視聴情報の開始時刻から制御区切り時刻までの時間と、制御区切り時刻から視聴情報の終了時刻までの時間の長さを比較し、長い方の制御期間(この例では、制御期間9:00〜9:30)を学習制御期間として選択する。これにより、利用者の希望に合致した学習情報を生成することができる。
また、上記実施の形態では、学習閾値時間が経過する毎に、視聴情報の「終了時刻」が含まれる制御期間を学習制御期間として学習情報を生成する例について説明したが、学習閾値時間が経過する毎に、視聴情報の「開始時刻」が含まれる制御期間を学習制御期間として学習情報を生成するようにしてもよい。例えば、ある番組を8:55から9:54まで視聴していた場合には、上記視聴情報の「終了時刻」が含まれる制御期間を学習制御期間として学習情報を生成するのであれば、学習閾値時間を15分として、8:55〜9:10及び9:10〜9:25の視聴情報から9:00〜9:30の学習制御期間の学習情報が生成され、9:25〜9:40の視聴情報から9:30〜10:00の学習制御期間の学習情報とが生成されるが、視聴情報の「開始時刻」が含まれる制御期間を学習制御期間として学習情報を生成する場合には、図33のような学習情報が生成される。
まず、8:55〜9:10の視聴情報から、該視聴情報の開始時刻8:55が含まれる制御期間8:30〜9:00を学習制御期間とする学習情報が生成される(図33(1)〜(3))。次に、9:10〜9:25の視聴情報から、該視聴情報の開始時刻9:10が含まれる制御期間9:00〜9:30を学習制御期間とする学習情報が生成される(図33(4)〜(6))。更に、9:25〜9:40の視聴情報から、該視聴情報の開始時刻9:25が含まれる制御期間9:00〜9:30を学習制御期間とする学習情報が生成される(図33(7)〜(9))。図33の(9)は、前回の(6)と同じ学習制御期間の学習情報なので、上書きされる。このように学習情報を生成すれば、例えば、番組開始時間を逃さないよう利用者に番組を試聴させることができる。
また、学習閾値時間が経過する毎に視聴情報の開始時刻が含まれる制御期間を学習制御期間として学習情報を生成すると共に、更に、次のリモコン信号を受信したときの時刻(視聴状態の終了時刻)が含まれる制御期間を学習制御期間として学習情報を生成するようにしてもよい。このように学習情報を生成すれば、番組の視聴が途中で終了することを防止できる。なお、このように学習情報を生成する場合には、上記ステップ312で新たなリモコン信号を受信したと判定した後、そのままステップ302に戻るのではなく、例えば、ステップ314のように、視聴情報に終了時刻の情報を追加し、該追加した視聴情報の終了時刻が含まれる制御期間を学習制御期間として学習情報を生成するステップを挿入するとよい。
具体例を挙げると、例えば、ある番組を9:18から9:40まで視聴していた場合には、学習閾値時間を15分として、9:18が含まれる制御期間9:00〜9:30を学習制御期間とする学習情報だけでなく、9:40が含まれる制御期間9:30〜10:00を学習制御期間とする学習情報も生成される。このように学習情報を生成すれば、例えば、番組開始時間を逃さないように制御できると共に番組終了時刻が途中で途切れないよう制御できる。
また、上記実施の形態のように学習閾値時間が経過する毎に、視聴情報の終了時刻が含まれる制御期間を学習制御期間として学習情報を生成する場合も、更に、視聴状態の開始時刻(リモコン信号を受信したときの時刻)が含まれる制御期間を学習制御期間とする学習情報を生成するようにしてもよい。具体的には、リモコン信号を受信してから最初に生成した視聴情報については、視聴情報の終了時刻が含まれる制御期間と共に視聴情報の開始時刻が含まれる制御期間を学習制御期間として学習情報を生成する。これにより、例えば、該最初に生成した視聴情報の開始時刻が9:18、終了時刻が9:35の場合には、9:35が含まれる制御期間9:30〜10:00を学習制御期間とする学習情報だけでなく、9:18が含まれる制御期間9:00〜9:30を学習制御期間とする学習情報も生成される。このように学習情報を生成すれば、例えば、番組開始時間を逃さないように制御できると共に番組終了時刻が途中で途切れないよう制御できる。
また、上記実施の形態ではリモコン信号を受信してから学習閾値時間が経過する毎に学習情報を生成していたが、次のリモコン信号を受信した時点で、学習閾値時間を超えたか否かを判定し、学習情報を生成するようにしてもよい。このように判定する場合には、学習制御期間の開始時刻及び終了時刻が、いずれかの制御期間を示す開始時刻及び終了時刻となるように学習情報を生成して記憶してもよいし(もちろん、この場合、1つでなく複数の制御期間に対応する学習情報を生成してもよい)、視聴状態の開始時刻(ここでは、リモコン信号の受信時刻)を開始時刻とし、視聴状態の終了時刻(ここでは、次のリモコン信号の受信時刻)を終了時刻とする期間を学習制御期間として学習情報を生成して記憶してもよい。
更にまた、視聴状態の開始時刻及び視聴状態の終了時刻の少なくとも一方を微調整して求めた期間を学習制御期間としてもよい。微調整の方法としては、例えば、視聴開始時刻は、逃したくないので早めに、視聴終了時刻は切れないように長めに調整する。
より具体的には、学習情報の開始時刻については、5(分)の整数倍の時刻のうち、視聴状態の開始時刻(ここでは、リモコン信号の受信時刻)より前の時刻であって視聴状態の開始時刻に最も近い時刻を学習情報の開始時刻とする。このように、視聴状態の開始時刻に応じて定まる時間だけ早い時刻に微調整された時刻が学習情報の開始時刻となる。
また、学習情報の終了時刻については、5(分)の整数倍の時刻のうち、視聴状態の終了時刻(ここでは、次のリモコン信号の受信時刻)より後の時刻であって視聴状態の終了時刻に最も近い時刻を学習情報の終了時刻とする。このように、視聴状態の終了時刻に応じて定まる時間だけ遅い時刻に微調整された時刻が学習情報の終了時刻となる。
具体例を挙げると、例えば、9:04から9:27まで何らかの番組を視聴していた場合には、開始時刻が9:00、終了時刻が9:30の学習情報が生成される。また、8:59から9:29まで何らかの番組を視聴していた場合には、開始時刻が8:55、終了時刻が9:30の学習情報が生成される。
このような学習方法を採用すれば、55分や05分から始まる番組などに対応できる。なお、開始時刻及び終了時刻の微調整にあたり、ここでは5の整数倍の時刻を採用したが、3の整数倍であってもよく、特に限定されない。また、一定の時間だけ開始時刻を早めたり、終了時刻を遅くしたりしてもよい。例えば、学習制御期間の開始時刻を視聴状態の開始時刻より5分早い時刻にする、とか、学習制御期間の終了時刻を視聴状態の終了時刻より5分遅い時刻にする、等である。
また、このような開始時刻や終了時刻の微調整処理は、受信したリモコン信号が電源OFFするためのリモコン信号でない場合(視聴情報の機器作動情報がOFFでない場合)に行われるように学習制御装置11を構成してもよい。
また、学習情報の学習制御期間として基本的に制御期間を適用する場合、該制御期間の開始時刻及び終了時刻の少なくとも一方を上記微調整の方法を適用して変更した期間を学習情報の学習制御期間としてもよい。更に、この場合、変更の条件を予め定めておくようにしてもよい。例えば、視聴状態の開始時刻より後に開始される制御期間の学習情報が生成される場合、及び視聴状態の終了時刻より前に終了する制御期間の学習情報が生成される場合に、上記のように微調整する、等である。また、変更時間の上限を定めておくようにしてもよい(例えば、上限5分など)。
具体例を挙げると、ある視聴状態の開始時刻が8:59〜9:58であって、学習閾値時間を15分とした場合には、前述した学習情報の生成では、9:00〜9:30の学習制御期間の学習情報と、9:30〜10:00の学習制御期間の学習情報とが生成されるが、学習制御期間9:00〜9:30の開始時刻については、視聴状態の開始時刻8:59に基づいて調整された時刻8:55が適用され、最終的には学習制御期間8:55〜9:30の学習情報が生成される。また、学習制御期間9:30〜10:00の終了時刻については、該終了時刻が視聴状態の終了時刻9:58より後であるため、調整されず学習制御期間9:30〜10:00の学習情報が生成される。
なお、このように開始時刻や終了時刻を微調整して学習情報を生成した場合には、学習制御期間の時間が制御単位時間と一致しない(制御区切り時刻と学習制御期間の開始時刻・終了時刻とが合わない)場合が発生する。
また、学習方法の他のバリエーションとして、ある制御期間内で、学習閾値時間以上同じ視聴状態が継続した場合には、この視聴状態を示す情報(電源のON/OFFや視聴チャンネルを示す情報)と、該制御期間の開始時刻、終了時刻を示す情報を学習情報として生成し、これを記憶するようにしてもよい。
このように学習する場合には、上記実施の形態と同様に、視聴タイマを動作させながら学習閾値時間が経過したか否かを判定するが、視聴タイマの計時中、学習閾値時間が経過する前に制御区切り時刻が到来した場合には、その時点で視聴タイマをリセットして計時をスタートさせる。すなわち、該制御区切り時刻が到来する以前の視聴時間は考慮しないで次の制御期間から学習閾値時間が経過したか否かを判定するようにする。
ここで、ある番組を視聴していた状態が9:08〜9:43の間継続した場合を例に挙げて説明する。上記実施の形態で説明した制御区切り時刻を考慮しない学習方法では、学習閾値時間を15分として、9:08を開始時刻とし、9:23を終了時刻とする視聴情報から、9:00〜9:30の学習制御期間の学習情報が生成される。更に、9:23を開始時刻とし、9:38を終了時刻とする視聴情報から、9:30〜10:00の学習制御期間の学習情報が生成される。残りの視聴期間9:38〜9:43は、学習閾値時間未満であるため、学習情報は記憶されない。
一方、制御区切り時刻が到来したときに視聴タイマをリセットする学習方法では、9:08を開始時刻とし、9:23を終了時刻とする視聴情報から9:00〜9:30の学習制御期間の学習情報が生成された後、9:23で視聴タイマがリセットされ、更に9:30が到来したところで視聴タイマがリセットされ、9:30から計時がスタートする。9:30から視聴終了時刻9:43までの期間は、学習閾値時間未満となるため、9:30〜10:00の学習制御期間の学習情報は記憶されないこととなる。この例では、9:30以降の視聴時間が短いため、9:30から視聴した番組に対する興味が低かったのではないかと推測できる。従って、このような学習方法により、興味が低かったと推測される番組の視聴期間に対応する学習情報が記憶されずにすむ。
また、このように制御期間内で学習閾値時間以上同じ視聴状態が継続した場合に学習する構成の場合に、電源OFFより電源ONの優先度を高くして学習してもよい。具体的には、各制御期間内で、電源ONの時間の後OFFの時間が長く継続したとしても、学習閾値時間より長い期間電源ON状態が継続した場合には、該電源ONの視聴状態を優先させて、これを制御期間の視聴状態として学習情報を生成し、記憶する。
なお、上記学習制御期間を求める様々な方法をいくつか組み合わせて使用し、学習情報を生成するようにしてもよい。
図34は、電源OFF処理の流れの一例を示すフローチャートである。
ステップ400では、CPUは、記憶部74から電源OFF処理において必要な設定情報(ここでは、設定項目「電源OFF時の電子機器の電源操作」の設定情報)を読込む。
ステップ402で、CPUは、記憶部74から読み出した設定項目「電源OFF時の電子機器の電源操作」の設定情報に基づいて、学習制御装置11の電源OFF時に電子機器12の電源もOFFするか否かを判断する。
ステップ402で、CPUは、学習制御装置11の電源OFF時に電子機器12の電源もOFFすると判断した場合には、ステップ404で、電子機器12の現在の作動情報を読み込む。
ステップ406では、CPUは、該読み込んだ作動情報に基づいて、電子機器12が現在電源ON状態か否かを判定する。ここで、CPUが、電子機器12が現在電源ONであると判定した場合には、ステップ408に移行する。
ステップ408では、CPUは、電子機器12の電源をOFFにするためのリモコンコードを記憶部74から読出し、該リモコンコードからリモコン信号を生成して電子機器12に送信する。
ステップ410では、CPUは、リモコン信号の送信が完了したか否かを判断する。なお、電子機器が複数存在する場合には、リモコン信号も複数送信されるため、ここでは該複数のリモコン信号の全ての送信が完了するまで、次のステップには進まないようにしている。
ステップ410で、CPUは、リモコン信号の送信が完了したと判断した場合には、ステップ412で、学習制御装置11の電源をOFFして終了する。
また、ステップ402で、CPUは、学習制御装置11の電源OFF時に電子機器の電源をOFFしないと判断した場合には、ステップ404〜410の処理をスキップし、ステップ412で、学習制御装置11の電源をOFFして終了する。
また、ステップ406で、CPUは、電子機器12が電源OFF状態であると判断した場合には、ステップ408、410の処理をスキップし、ステップ412で、学習制御装置11の電源をOFFして終了する。
図35〜図38は、プライベート動作処理の流れの一例を示すフローチャートである。
図35のステップ500では、CPUは、前回のPモード終了タイマの残り時間があるか否かを判定する。Pモード終了タイマは、Pモード終了までの残り時間を計時するためのダウンタイマである。なお、ここでは、Pモード終了タイマをダウンタイマとしているが、アップタイマとしてもよい。
ステップ500で、CPUは、前回のPモード終了タイマの残り時間がない、すなわち、Pモード終了タイマの計時が0になっている、と判断した場合には、ステップ502で、CPUは、Pモード動作に関する各種設定情報を記憶部74から読み出す。更に、CPUは、ステップ504で、Pモード終了タイマを設定項目「Pモード終了時間」に設定されている時間(図24に示す例では、12時間または24時間のいずれかを予め選択できる)をセットして計時動作を開始する。
一方、ステップ500で、CPUは、前回のPモード終了タイマの残り時間がある、すなわち、Pモード終了タイマの計時が0になっていないと判断した場合には、Pモード期間の途中であるため、ステップ502、及び504はスキップして、ステップ506に移行する。
本実施の形態では、Pモード中に後述する割込が発生しても、このPモード終了タイマの計時は継続される。割込処理後にプライベート動作処理に戻った場合に、このPモード終了タイマの残り時間があれば、Pモード終了タイマに新たに上記設定時間をセットすることなく、そのままPモード終了タイマの計時が継続される。
ステップ506では、CPUは、記憶部74から読み出した設定項目「Pモード時の予約動作」の設定情報に基づいて、予約情報に基づく制御を行うか否かを判定する。CPUは、ここで、予約情報に基づく制御を行うと判定した場合には、ステップ508に移行する。
ステップ508で、CPUは、記憶部74から読み出した設定項目「予約限定モード」の設定情報に基づいて、学習制御装置11が予約限定モード中か否かを判定する。CPUは、ここで、学習制御装置11が予約限定モード中でないと判定した場合には、ステップ510に移行する。
ステップ510では、CPUは、記憶部74から読み出した設定項目「予約併用モード」の設定情報に基づいて、学習制御装置11が予約併用モード中か否かを判定する。CPUは、ここで、学習制御装置11が予約併用モード中であると判定した場合には、ステップ512に移行する。
ステップ512では、CPUが現在時刻に該当する予約情報が記憶部74に記憶されているか否かを判定する。ここで、CPUが現在時刻に該当する予約情報が記憶部74に記憶されていないと判定した場合には、ステップ514に移行する。
ステップ514では、CPUは、Pモード中制御処理を実行する。
図38は、プライベート動作処理において読み出されるPモード中制御処理のフローチャートである。
ステップ550では、CPUは、記憶部74に現在の曜日及び時刻に対応する学習情報が記憶されているか否かを判定する。
ステップ550で、CPUは、学習情報は記憶されていないと判定した場合には、ステップ552に移行する。
ステップ552では、CPUは、記憶部74に記憶されている電子機器12の現在の作動情報及び「Pモード時視聴チャンネル」の設定情報(図24も参照。)を読み込む。
ステップ554では、CPUは、電子機器12の現在の作動情報と「Pモード時視聴チャンネル」の設定情報とに基づいて、リモコン信号を生成し、電子機器12に送信する。
より具体的には、CPUは、電子機器12の現在の作動情報が「電源ON状態」であることを示していた場合には、「Pモード時視聴チャンネル」の設定情報が示すチャンネルに切り替えるためのリモコンコードを記憶部74から読出し、該リモコンコードからリモコン信号を生成して電子機器12に送信する。
また、CPUは、電子機器12の現在の作動情報が、「電源OFF状態」であることを示していた場合には、電源をONにするためのリモコンコードと、「Pモード時視聴チャンネル」の設定情報が示すチャンネルに切り替えるためのリモコンコードとを記憶部74から読出し、読み出したリモコンコードの各々に対応したリモコン信号を生成する。そして、CPUは,電源をONにするためのリモコン信号を電子機器12に送信した後に、チャンネルを切り替えるためのリモコン信号を電子機器12に送信する。
その後、CPUは、記憶部74に記憶されている作動情報を、該生成して送信したリモコン信号に対応した作動情報に書きかえる。
一方、ステップ550で、CPUは、現在の曜日及び時刻に対応する学習情報が記憶されていると判定した場合には、ステップ556に移行する。
ステップ556では、CPUは、記憶部74に記憶されている電子機器12の現在の作動情報、「Pモード時視聴チャンネル」の設定情報、及び学習情報を読み込む。なお、ここでは、学習情報については、現在の時刻が含まれる学習制御期間の学習情報のうち、視聴チャンネルの情報以外の情報を読み込む。
ステップ558では、CPUは、電子機器12の現在の作動情報と「Pモード時視聴チャンネル」の設定情報とに基づいて、リモコン信号を生成し、電子機器12に送信する。ここで、学習情報の「機器作動情報」が電源ONを示していた場合には、前述したステップ554のリモコン信号の生成方法と同様に行われる。
また、学習情報の「機器作動情報」が電源OFFを示していた場合には、以下のようにリモコン信号を生成する(或いは生成しない)。電子機器12の現在の作動情報が、「電源ON状態」であることを示していた場合には、電源をOFFにするためのリモコンコードを記憶部74から読出し、該リモコンコードからリモコン信号を生成して電子機器12に送信する。また、対応付けられて記憶された「機器作動情報」が「電源OFF」を示していた場合であって、電子機器12の現在の作動情報が、「電源OFF状態」であることを示していた場合には、リモコン信号は生成しない。
すなわち、ここでは学習情報の機器作動情報に応じた制御は行われるが、視聴チャンネルについては、設定項目「Pモード時視聴チャンネル」で設定されたチャンネルが用いられる。
そして、CPUは、リモコン信号を生成して送信した場合には、記憶部74に記憶されている作動情報を、該生成して送信したリモコン信号に対応した作動情報に書きかえる。
CPUは、ステップ514で、上記Pモード中の制御処理を実行した後は、ステップ516に移行する。ステップ516では、CPUは、現在の制御期間の終了時刻(これから到来する直近の制御区切り時刻)または学習制御期間の終了時刻がPモード終了時刻よりも早いか否かを判断する。
本実施の形態では、現在の曜日に対応し、現在の時刻が含まれる学習制御期間の学習情報が記憶部74に存在しない場合には、制御期間の終了時刻がPモード終了時刻よりも早いか否かが判断される。また、現在の曜日に対応し、現在の時刻が含まれる学習制御期間の学習情報が記憶部74に存在する場合には、該学習制御期間の終了時刻がPモード終了時刻よりも早いか否かが判断される。
ステップ516で、CPUは、上記終了時刻がPモード終了時刻よりも早いと判断した場合には、ステップ522に移行する。
ステップ522では、CPUは、現在時刻に該当する予約情報が記憶部74に記憶されているか否かを判定する。ここで、CPUが現在時刻に該当する予約情報が記憶部74に記憶されていないと判定した場合には、ステップ524に移行する。
ステップ524では、CPUは、現在の制御期間の終了時刻または学習制御期間の終了時刻が到来したか否かを判定する。ここでは、現在の制御期間の終了時刻または学習制御期間の終了時刻のうち、ステップ516においてPモード終了時刻と比較された時刻が、到来したか否かを判定する。
ステップ524で、CPUは、上記時刻が到来したと判定するまで待機状態を維持し、上記時刻が到来したと判定した場合には、ステップ500に戻る。
一方、ステップ516で、CPUは、上記終了時刻がPモード終了時刻よりも早くないと判断した場合には、ステップ518に移行する。
ステップ518では、CPUは、現在時刻に該当する予約情報が記憶部74に記憶されているか否かを判定する。ここで、CPUが現在時刻に該当する予約情報が記憶部74に記憶されていないと判定した場合には、ステップ520に移行する。
ステップ520では、CPUは、Pモード終了タイマに基づいて、Pモード終了時刻が到来したか否か(Pモード終了タイマがタイムアウトしたか否か)を判定する。ここで、CPUは、Pモード終了時刻がまだ到来していないと判定した場合には、ステップ518に戻る。また、CPUは、Pモード終了時刻が到来したと判定した場合には、図26のメイン処理のステップ102に移行する。
また、ステップ508で、CPUが、学習制御装置11が予約限定モード中であると判定した場合には、図36のステップ530に移行する。
ステップ530では、CPUは、Pモード終了タイマに基づいて、Pモード終了時刻が到来したか否か(Pモード終了タイマがタイムアウトしたか否か)を判定する。ここで、CPUは、Pモード終了時刻が到来したと判定した場合には、図26のメイン処理のステップ102に移行する。また、CPUは、Pモード終了時刻が到来してないと判定した場合には、ステップ532に移行する。
ステップ532では、CPUは、現在時刻に該当する予約情報が記憶部74に記憶されているか否かを判定する。ここで、CPUが現在時刻に該当する予約情報が記憶部74に記憶されていないと判定した場合には、ステップ530に戻る。また、ここで、CPUが現在時刻に該当する予約情報が記憶部74に記憶されていると判定した場合には、ステップ534に移行する。
ステップ534では、CPUは、記憶部74から、現在時刻に該当する予約情報及び電子機器12の現在の作動情報を読み込む。
ステップ536では、CPUは、上記読み込んだ電子機器12の現在の作動情報と予約情報とに基づいてリモコン信号を生成し、電子機器12に送信する。そして、CPUは、記憶部74に記憶されている作動情報を該送信したリモコン信号に対応した作動情報に書きかえる。リモコン信号の生成方法等については、前述した予約動作処理のステップ202と同様であるため、ここでは説明を省略する。
ステップ538では、CPUは、予約情報の設定終了時刻がPモード終了時刻より早いか否かを判定する。ここで、CPUは、予約情報の設定終了時刻がPモード終了時刻より早いと判定した場合には、ステップ542に移行する。
ステップ542では、予約情報の設定終了時刻が到来したか否かを判定する。ここで、CPUは、予約情報の設定終了時刻が到来したと判定するまで待機状態を継続すし、予約情報の設定終了時刻が到来したと判定した場合には、ステップ544で、CPUは、記憶部74から上記実施した予約情報を削除し、その後、図35のステップ500に移行する。
また、ステップ538で、CPUは、予約情報の設定終了時刻がPモード終了時刻より早くないと判定した場合には、ステップ540に移行する。
ステップ540では、CPUは、Pモード終了タイマに基づいて、Pモード終了時刻が到来したか否か(Pモード終了タイマがタイムアウトしたか否か)を判定する。ここで、CPUは、Pモード終了時刻が到来したと判定するまで待機状態を継続し、Pモード終了時刻が到来したと判定した場合には、メイン処理のステップ102に移行する。
また、図35のステップ512、ステップ518、及びステップ522で、CPUが、現在時刻に該当する予約情報が記憶部74に記憶されていると判定した場合、図36のステップ534に移行する。ステップ534以降の処理は、上述した通りであるため、説明を省略する。
また、図35のステップ506で、CPUが、記憶部74から読み出した設定項目「Pモード時の予約動作」の設定情報に基づいて、予約情報に基づく制御を行わないと判定した場合、及びステップ510で、CPUが、学習制御装置11が予約併用モード中でないと判定した場合には、図37のステップ560に移行する。
図37のステップ560では、CPUは、Pモード中制御処理を実行する。Pモード中制御処理は、図38を用いて説明した通りであるため、ここでは、説明を省略する。
ステップ562では、CPUは、現在の制御期間の終了時刻(これから到来する直近の制御区切り時刻)または学習制御期間の終了時刻がPモード終了時刻よりも早いか否かを判断する。ここでも、前述のステップ516と同様に、現在の曜日に対応し、現在の時刻が含まれる学習制御期間の学習情報が記憶部74に存在しない場合には、制御期間の終了時刻がPモード終了時刻よりも早いか否かが判断される。また、現在の曜日に対応し、現在の時刻が含まれる学習制御期間の学習情報が記憶部74に存在する場合には、該学習制御期間の終了時刻がPモード終了時刻よりも早いか否かが判断される。
ステップ562で、CPUは、上記終了時刻がPモード終了時刻よりも早いと判断した場合には、ステップ566に移行する。
ステップ566では、CPUは、現在の制御期間の終了時刻または学習制御期間の終了時刻が到来したか否かを判定する。ここでは、現在の制御期間の終了時刻または学習制御期間の終了時刻のうち、ステップ562においてPモード終了時刻と比較された時刻が、到来したか否かを判定する。
ステップ566で、CPUは、上記時刻が到来したと判定するまで待機状態を継続し、上記時刻が到来したと判定した場合には、ステップ500に戻る。
一方、ステップ562で、CPUは、上記終了時刻がPモード終了時刻よりも早くないと判断した場合には、ステップ564に移行する。
ステップ564では、CPUは、Pモード終了タイマに基づいて、Pモード終了時刻が到来したか否か(Pモード終了タイマがタイムアウトしたか否か)を判定する。ここで、CPUは、Pモード終了時刻が到来したと判定するまで待機状態を継続し、Pモード終了時刻が到来したと判定した場合には、図26のメイン処理のステップ102に移行する。
このように、Pモードでは、学習情報の視聴チャンネルの情報は使用せずに、電子機器12の制御を行う。なお、ここでは、Pモード中は、学習情報の一部(視聴チャンネル)の情報を用いずに制御する構成としたが、学習情報の全てを用いずに電子機器12の制御を行う構成としてもよい。
図39(A)〜(D)は、プライベート処理の途中で発生する割込処理のフローチャートを示す図である。
図39(A)、(B)、(D)の割込処理は、図30(A)、(B)、(D)で説明した割込処理と同じであるため説明を省略する。ただし、図39(A)のリモコン信号受信割込が発生しても、設定項目「Pモード時の学習機能」の設定情報によっては、学習処理で学習情報等が生成されない場合がある。
図39(C)は、プライベートモード解除割込の処理の流れの一例を示すフローチャートである。
CPUは、ステップ1040で、プライベートボタン34aが押下されたと判定した場合には、ステップ1042で、Pモード解除処理を行う。具体的には、設定項目「Pモード」をOFFにし、Pモード終了タイマを0にセットする。
図40〜図54は、離席動作処理の流れの一例を示すフローチャートである。
図40のステップ600では、CPUは、設定項目「Pモード」に基づいて、学習制御装置11が現在Pモード中か否かを判断する。CPUは、現在Pモード中でないと判断した場合には、ステップ604で、CPUは、離席動作に関する各種設定情報(図24に示すNo.4の設定情報等)を読み込む。
ステップ606では、CPUは、設定項目「離席設定1」の設定情報に基づいて、省電力設定(ここでいう省電力設定は、応用メニューの「省電力設定」とは異なる)がONか否かを判断する。CPUは、「離席設定1」が「なし」に設定されていれば、省電力設定はOFFであると判断して、図41のステップ632にスキップする。また、CPUは、設定項目「離席設定1」が「なし」以外に設定されていれば、省電力設定はONであると判断して、ステップ608に移行する。
ステップ608では、CPUは、第1タイマに設定項目「離席設定1」で設定されている時間をセットし、第1タイマの動作を開始させる。なお、本実施の形態において、第1タイマはダウンタイマとして説明するが、アップタイマであってもよい。
ステップ610では、CPUは、人体検知部36からの人体検知信号に基づいて人体を検知したか否かを判定する。ここでCPUは、人体を検知しないと判定した場合には、ステップ612に移行する。また、CPUは、人体を検知したと判定した場合には、図46のステップ780に移行し、第1タイマをリセットして、ステップ782で、読み込んだ離席動作に関する設定情報を削除し、図26のメイン処理のステップ102に移行する。
ステップ612では、CPUは、記憶部74から読み出した設定項目「予約限定モード」の設定情報に基づいて、学習制御装置11が予約限定モード中か否かを判定する。ここで、CPUは、学習制御装置11が予約限定モード中でないと判定した場合には、ステップ614に移行する。
ステップ614では、CPUは、記憶部74から読み出した設定項目「予約併用モード」の設定情報に基づいて、学習制御装置11が予約併用モード中か否かを判定する。CPUは、ここで、学習制御装置11が予約併用モード中であると判定した場合には、ステップ616に移行する。また、CPUは、ここで、学習制御装置11が予約併用モード中でないと判定した場合には、ステップ618に移行する。
ステップ618では、図28に示す学習制御処理が実行される。学習制御処理は前述の通りであるため、ここでは説明を省略する。
ステップ618の後は、図41のステップ620に移行する。
図41のステップ620では、CPUは、終了時刻が「離席設定1」の時間経過時の時刻(第1タイマがタイムアウトする時刻)より早いか否かを判定する。本実施の形態では、基本的には、制御期間毎に電子機器を制御するため、これから到来する直近の制御区切り時刻を終了時刻としている。例えば、制御単位時間が30分であり、ステップ150で学習情報が記憶されているか否かを判定した時刻が9時15分である場合には、9時30分が終了時刻となる。しかしながら、学習制御処理で学習情報に基づいた制御が行われた場合には、制御期間ではなく、学習制御期間の終了時刻が「離席設定1」の時間経過時の時刻と比較される。学習処理で、開始時刻又は終了時刻が調整された結果、制御期間の終了時刻と学習制御期間の終了時刻が異なる場合には、学習制御期間の終了時刻が適用される。
ステップ620で、CPUは、上記終了時刻が「離席設定1」の時間経過時の時刻より早いと判断した場合には、ステップ622に移行する。
ステップ622では、CPUは、人体検知部36からの人体検知信号に基づいて人体を検知したか否かを判定する。ここでCPUは、人体を検知したと判定した場合には、図46のステップ780に移行し、前述した処理と同様の処理を行う。また、CPUは、人体を検知しないと判定した場合には、ステップ624に移行する。
ステップ624では、CPUは、上記終了時刻が到来したか否かを判定する。ここで、CPUは、該終了時刻が到来していないと判定した場合には、ステップ622に戻る。また、CPUは、該終了時刻が到来したと判定した場合には、図40のステップ610に戻る。
一方、ステップ620で、ここで、CPUは、上記終了時刻が「離席設定1」の時間経過時の時刻(第1タイマがタイムアウトする時刻)より遅いと判断した場合には、ステップ626に移行する。
ステップ626では、CPUは、人体検知部36からの人体検知信号に基づいて人体を検知したか否かを判定する。ここでCPUは、人体を検知したと判定した場合には、図46のステップ780に移行し、前述した処理と同様の処理を行う。また、CPUは、人体を検知しないと判定した場合には、ステップ628に移行する。
ステップ628では、CPUは、第1タイマがタイムアウトしたか、すなわち、設定項目「離席設定1」に設定されている時間が経過したか否かを判定する。ここで、CPUは、第1タイマがタイムアウトしないと判定した場合には、ステップ626に戻り、第1タイマがタイムアウトしたと判定した場合には、ステップ630に移行する。
ステップ630では、CPUは、上記読み込んだ設定情報(離席動作1)に基づいて、リモコン信号を生成して送信する。例えば、「離席動作1」の設定情報が「輝度を下げる」という内容であった場合には、CPUは、輝度を下げるためのリモコン信号を生成して送信する。また、「離席動作1」の設定情報が「音量を下げる」という内容であった場合には、CPUは、音量を下げるリモコン信号を生成して送信する。また、「離席動作1」の設定情報が、「画面のサイズを小さくする」という内容であった場合には、CPUは、画面のサイズを小さくするリモコン信号を生成して送信する。
ステップ632では、CPUは、第2タイマに設定項目「離席設定2」で設定されている時間をセットし、第2タイマの動作を開始させる。なお、本実施の形態において、第2タイマはダウンタイマとして説明するが、アップタイマであってもよい。ステップ632の後は、図42のステップ640に移行する。
図42のステップ640では、CPUは、人体検知部36からの人体検知信号に基づいて人体を検知したか否かを判定する。ここで、CPUは、人体を検知したと判定した場合には、図47のステップ790に移行し、第2タイマをリセットする。そして、ステップ792では、CPUは、設定項目「離席設定1」の設定情報に基づいて、省電力設定(ここでいう省電力設定は、応用メニューの「省電力設定」とは異なる)がONか否かを判断する。CPUは、「離席設定1」が「なし」以外に設定されていれば、省電力設定はONであると判断して、ステップ794で、省電力状態を解除するリモコン信号を生成して送信し、ステップ796に移行する。
また、ステップ792で、CPUが、省電力設定がOFFであると判断した場合には、ステップ794はスキップして、ステップ796に移行する。
ステップ796では、CPUは、読み込んだ離席動作に関する設定情報を削除し、図26のメイン処理のステップ102に移行する。
ステップ640で、CPUは、人体を検知しないと判定した場合には、ステップ642に移行する。ステップ642では、CPUは、記憶部74から読み出した設定項目「予約限定モード」の設定情報に基づいて、学習制御装置11が予約限定モード中か否かを判定する。CPUは、ここで、学習制御装置11が予約限定モード中でないと判定した場合には、ステップ644に移行する。
ステップ644では、CPUは、記憶部74から読み出した設定項目「予約併用モード」の設定情報に基づいて、学習制御装置11が予約併用モード中か否かを判定する。CPUは、ここで、学習制御装置11が予約併用モード中であると判定した場合には、ステップ646に移行する。また、CPUは、ここで、学習制御装置11が予約併用モード中でないと判定した場合には、ステップ648に移行する。
ステップ648では、図28に示す学習制御処理が実行される。学習制御処理は前述の通りであるため、ここでは説明を省略する。
ステップ648の後は、ステップ650に移行する。
ステップ650では、CPUは、終了時刻が「離席設定2」の時間経過時の時刻(第2タイマがタイムアウトする時刻)より早いか否かを判定する。本実施の形態では、基本的には、制御期間毎に電子機器を制御するため、これから到来する直近の制御区切り時刻を終了時刻としている。しかしながら、学習制御処理で学習情報に基づいた制御が行われた場合には、制御期間ではなく、学習制御期間の終了時刻が「離席設定2」の時間経過時の時刻と比較される。
ステップ650で、CPUは、上記終了時刻が「離席設定2」の時間経過時の時刻より早いと判断した場合には、ステップ652に移行する。
ステップ652では、CPUは、人体検知部36からの人体検知信号に基づいて人体を検知したか否かを判定する。ここでCPUは、人体を検知したと判定した場合には、図47のステップ790に移行し、前述した処理と同様の処理を行う。また、CPUは、人体を検知しないと判定した場合には、ステップ654に移行する。
ステップ654では、CPUは、上記終了時刻が到来したか否かを判定する。ここで、CPUは、該終了時刻が到来していないと判定した場合には、ステップ652に戻る。また、CPUは、該終了時刻が到来したと判定した場合には、ステップ640に戻る。
一方、ステップ650で、ここで、CPUは、上記終了時刻が「離席設定2」の時間経過時の時刻(第2タイマがタイムアウトする時刻)より遅いと判断した場合には、ステップ656に移行する。
ステップ656では、CPUは、人体検知部36からの人体検知信号に基づいて人体を検知したか否かを判定する。ここでCPUは、人体を検知したと判定した場合には、図47のステップ790に移行し、前述した処理と同様の処理を行う。また、CPUは、人体を検知しないと判定した場合には、ステップ658に移行する。
ステップ658では、CPUは、第2タイマがタイムアウトしたか、すなわち、設定項目「離席設定2」に設定されている時間が経過したか否かを判定する。ここで、CPUは、第2タイマがタイムアウトしていないと判定した場合には、ステップ656に戻り、第2タイマがタイムアウトしたと判定した場合には、ステップ662に移行する。
ステップ662では、CPUは、記憶部74から電子機器12の現在の作動情報を読み込む。
ステップ664では、CPUは、上記読み込んだ作動情報及び設定情報(離席動作2)に基づいて、リモコン信号を生成して送信する。例えば、電子機器12の現在の作動情報が「電源ON」を示しており、「離席動作2」の設定情報が「電源OFFする」という内容であった場合には、CPUは、電子機器12の電源をOFFするためのリモコン信号を生成して送信する。また、電子機器12の現在の作動情報が「電源OFF」を示している場合には、リモコン信号は生成しない。ステップ664の後は、図26のメイン処理のステップ102に移行する。
また、図40のステップ612で、CPUは、学習制御装置11が予約限定モード中であると判定した場合には、図43のステップ700に移行する。
図43のステップ700では、CPUは、現在時刻に該当する予約情報が記憶部74に記憶されているか否かを判定する。ここで、CPUは、現在時刻に該当する予約情報が記憶部74に記憶されていないと判定した場合には、ステップ702で、登録された予約情報があるか否かを判定する。
ステップ702で、CPUは、登録された予約情報があると判定した場合には、ステップ704で、記憶部74に記憶されている設定項目「予約情報ありの場合の表示」の設定情報(図24も参照。)に基づいて、登録された予約情報を表示するか否かを判定する。設定項目「予約情報ありの場合の表示」の設定情報が「表示する」を示していた場合には、CPUは、ステップ706で、登録されている予約情報を表示部38に表示する。また、ステップ704で、設定項目「予約情報ありの場合の表示」の設定情報が「表示しない」を示していた場合には、CPUは、ステップ706をスキップしてステップ712に移行する。
一方、ステップ702で、CPUは、登録された予約情報がないと判定した場合には、ステップ708で、記憶部74に記憶されている設定項目「予約情報0件の場合の表示」の設定情報(図24も参照。)に基づいて、予約情報無しの旨を表示するか否かを判定する。設定項目「予約情報0件の場合の表示」の設定情報が「表示する」を示していた場合には、CPUは、ステップ710で、登録されている予約情報がない旨を表示部38に表示する。また、ステップ708で、設定項目「予約情報0件の場合の表示」の設定情報が「表示しない」を示していた場合には、CPUは、ステップ710をスキップしてステップ712に移行する。
ステップ712では、CPUは、人体検知部36からの人体検知信号に基づいて人体を検知したか否かを判定する。ここでCPUは、人体を検知したと判定した場合には、図46のステップ780に移行し、前述した処理と同様の処理を行う。また、CPUは、人体を検知しないと判定した場合には、ステップ700に戻る。
また、ステップ700で、CPUは、現在時刻に該当する予約情報が記憶部74に記憶されていると判定した場合には、ステップ714に移行する。
ステップ714では、CPUは、記憶部74から、現在時刻に該当する予約情報及び電子機器12の現在の作動情報を読み込む。
ステップ716では、CPUは、上記読み込んだ電子機器12の現在の作動情報と予約情報とに基づいてリモコン信号を生成し、電子機器12に送信する。また、CPUは、記憶部74に記憶されている作動情報を該送信したリモコン信号に対応した作動情報に書きかえる。なお、リモコン信号の生成は、図29のステップ202での生成方法と同様に行う。
ステップ718では、CPUは、予約情報の設定終了時刻が離席設定1の時間経過したときの時刻(第1タイマがタイムアウトする時刻)より早いか否かを判定する。ここで、CPUは、予約情報の設定終了時刻が離席設定1の時間経過したときの時刻より早くないと判定した場合には、ステップ720に移行する。
ステップ720では、CPUは、人体検知部36からの人体検知信号に基づいて人体を検知したか否かを判定する。ここでCPUは、人体を検知したと判定した場合には、図46のステップ780に移行し、前述した処理と同様の処理を行う。また、CPUは、人体を検知しないと判定した場合には、ステップ722で、第1タイマがタイムアウトしたか否かを判定し、第1タイマがタイムアウトしていないと判定した場合には、ステップ720に戻る。また、ステップ722で、第1タイマがタイムアウトしたと判定した場合には、前述した図41のステップ630に移行する。
一方、ステップ718で、CPUは、予約情報の設定終了時刻が離席設定1の時間経過したときの時刻より早いと判定した場合には、ステップ724では、人体検知部36からの人体検知信号に基づいて人体を検知したか否かを判定する。ここでCPUは、人体を検知したと判定した場合には、図46のステップ780に移行し、前述した処理と同様の処理を行う。また、CPUは、人体を検知しないと判定した場合には、ステップ726で、予約情報の設定終了時刻が到来したか否かを判定する。ここで、CPUは、予約情報の設定終了時刻がまだ到来していないと判定した場合には、ステップ724に戻る。また、ステップ726で、CPUは、予約情報の設定終了時刻が到来したと判定した場合には、ステップ728で、CPUは、実施した予約情報を記憶部74から削除して、ステップ700に戻る。
また、図42のステップ642で、CPUは、学習制御装置11が予約限定モード中であると判定した場合には、図44のステップ740に移行する。
図44のステップ740では、CPUは、現在時刻に該当する予約情報が記憶部74に記憶されているか否かを判定する。ここで、CPUは、現在時刻に該当する予約情報が記憶部74に記憶されていないと判定した場合には、ステップ742で、登録された予約情報があるか否かを判定する。
ステップ742で、CPUは、登録された予約情報があると判定した場合には、ステップ744で、記憶部74に記憶されている設定項目「予約情報ありの場合の表示」の設定情報(図24も参照。)に基づいて、登録された予約情報を表示するか否かを判定する。設定項目「予約情報ありの場合の表示」の設定情報が「表示する」を示していた場合には、CPUは、ステップ746で、登録されている予約情報を表示部38に表示する。また、ステップ744で、設定項目「予約情報ありの場合の表示」の設定情報が「表示しない」を示していた場合には、CPUは、ステップ746をスキップしてステップ752に移行する。
一方、ステップ742で、CPUは、登録された予約情報がないと判定した場合には、ステップ748で、記憶部74に記憶されている設定項目「予約情報0件の場合の表示」の設定情報(図24も参照。)に基づいて、予約情報無しの旨を表示するか否かを判定する。設定項目「予約情報0件の場合の表示」の設定情報が「表示する」を示していた場合には、CPUは、ステップ750で、登録されている予約情報がない旨を表示部38に表示する。また、ステップ748で、設定項目「予約情報0件の場合の表示」の設定情報が「表示しない」を示していた場合には、CPUは、ステップ750をスキップしてステップ752に移行する。
ステップ752では、CPUは、人体検知部36からの人体検知信号に基づいて人体を検知したか否かを判定する。ここでCPUは、人体を検知したと判定した場合には、図47のステップ790に移行し、前述した処理と同様の処理を行う。また、CPUは、人体を検知しないと判定した場合には、ステップ740に戻る。
また、ステップ740で、CPUは、現在時刻に該当する予約情報が記憶部74に記憶されていると判定した場合には、ステップ754に移行する。
ステップ754では、CPUは、記憶部74から、現在時刻に該当する予約情報及び電子機器12の現在の作動情報を読み込む。
ステップ756では、CPUは、上記読み込んだ電子機器12の現在の作動情報と予約情報とに基づいてリモコン信号を生成し、電子機器12に送信する。また、CPUは、記憶部74に記憶されている作動情報を該送信したリモコン信号に対応した作動情報に書きかえる。なお、リモコン信号の生成は、図29のステップ202での生成方法と同様に行う。
ステップ758では、CPUは、予約情報の設定終了時刻が離席設定2の時間経過したときの時刻(第2タイマがタイムアウトする時刻)より早いか否かを判定する。ここで、CPUは、予約情報の設定終了時刻が離席設定2の時間経過したときの時刻より早くないと判定した場合には、ステップ760に移行する。
ステップ760では、CPUは、人体検知部36からの人体検知信号に基づいて人体を検知したか否かを判定する。ここでCPUは、人体を検知したと判定した場合には、図47のステップ790に移行し、前述した処理と同様の処理を行う。また、CPUは、人体を検知しないと判定した場合には、ステップ762で、第2タイマがタイムアウトしたか否かを判定し、第2タイマがタイムアウトしていないと判定した場合には、ステップ760に戻る。また、ステップ762で、第2タイマがタイムアウトしたと判定した場合には、図45のステップ764に移行する。
一方、ステップ758で、CPUは、予約情報の設定終了時刻が離席設定2の時間経過したときの時刻より早いと判定した場合には、ステップ772では、人体検知部36からの人体検知信号に基づいて人体を検知したか否かを判定する。ここでCPUは、人体を検知したと判定した場合には、図47のステップ790に移行し、前述した処理と同様の処理を行う。また、CPUは、人体を検知しないと判定した場合には、ステップ774で、予約情報の設定終了時刻が到来したか否かを判定する。ここで、CPUは、予約情報の設定終了時刻がまだ到来していないと判定した場合には、ステップ772に戻る。また、ステップ774で、CPUは、予約情報の設定終了時刻が到来したと判定した場合には、ステップ776で、CPUは、実施した予約情報を記憶部74から削除して、ステップ740に戻る。
図45のステップ764では、CPUは、予約情報の設定終了時刻が到来したか否かを判定する。ここで、CPUは、予約情報の設定終了時刻が到来したと判定するまで待機状態を継続し、予約情報の設定終了時刻が到来したと判定した場合には、ステップ766で、実施した予約情報を記憶部74から削除する。
更に、ステップ768で、CPUは、記憶部74から、現在時刻に該当する予約情報及び電子機器12の現在の作動情報を読み込む。
ステップ770では、CPUは、上記読み込んだ電子機器12の現在の作動情報と設定情報(離席動作2)とに基づいてリモコン信号を生成し、電子機器12に送信する。また、CPUは、記憶部74に記憶されている作動情報を該送信したリモコン信号に対応した作動情報に書きかえる。なお、リモコン信号の生成は、図42のステップ664での生成方法と同様に行う。その後は、図26のメイン処理のステップ102に移行する。
また、図40のステップ616で、CPUは、現在時刻に該当する予約情報が記憶部74に記憶されていると判定した場合には、図43のステップ714に移行する。ステップ714からの処理は、前述した通りである。また、ステップ616で、CPUは、現在時刻に該当する予約情報が記憶部74に記憶されていないと判定した場合には、ステップ618に移行する。ステップ618からの処理は、前述した通りである。
また、図42のステップ646で、CPUは、現在時刻に該当する予約情報が記憶部74に記憶されていると判定した場合には、図44のステップ754に移行する。ステップ754からの処理は、前述した通りである。また、ステップ646で、CPUは、現在時刻に該当する予約情報が記憶部74に記憶されていないと判定した場合には、ステップ648に移行する。ステップ648からの処理は、前述した通りである。
一方、ステップ600で、CPUは、現在Pモード中であると判断した場合には、ステップ602で、学習制御装置11が現在、予約動作中(予約情報に基づく制御中)か否かを判断する。ここで、予約動作中でないと判断した場合には、図48のステップ800に移行し、予約動作中であると判断した場合には、図50のステップ860に移行する。
図48のステップ800では、CPUは、離席動作に関する各種設定情報(図24に示すNo.4の設定情報等)を読み込む。
ステップ802では、CPUは、設定項目「離席設定1」の設定情報に基づいて、省電力設定(ここでいう省電力設定は、応用メニューの「省電力設定」とは異なる)がONか否かを判断する。CPUは、「離席設定1」が「なし」に設定されていれば、省電力設定はOFFであると判断して、図49のステップ830にスキップする。また、CPUは、設定項目「離席設定1」が「なし」以外に設定されていれば、省電力設定はONであると判断して、ステップ804に移行する。
ステップ804では、CPUは、第1タイマに設定項目「離席設定1」で設定されている時間をセットし、第1タイマの動作を開始させる。
ステップ806では、CPUは、人体検知部36からの人体検知信号に基づいて人体を検知したか否かを判定する。ここでCPUは、人体を検知しないと判定した場合には、ステップ808に移行する。また、CPUは、人体を検知したと判定した場合には、図53のステップ960に移行し、第1タイマをリセットして、ステップ962で、読み込んだ離席動作に関する設定情報を削除し、図35のプライベート動作処理のステップ500に移行する。
ステップ808では、CPUは、現在の制御期間の終了時刻(これから到来する直近の制御区切り時刻)または学習制御期間の終了時刻がPモード終了時刻よりも早いか否かを判断する。
本実施の形態では、現在の曜日に対応し、現在の時刻が含まれる学習制御期間の学習情報が記憶部74に存在しない場合には、制御期間の終了時刻がPモード終了時刻よりも早いか否かが判断される。また、現在の曜日に対応し、現在の時刻が含まれる学習制御期間の学習情報が記憶部74に存在する場合には、該学習制御期間の終了時刻がPモード終了時刻よりも早いか否かが判断される。
ステップ808で、CPUは、上記終了時刻がPモード終了時刻よりも早いと判断した場合には、ステップ810に移行する。
ステップ810では、CPUは、現在の制御期間の終了時刻または学習制御期間の終了時刻が到来したか否かを判定する。ここでは、現在の制御期間の終了時刻または学習制御期間の終了時刻のうち、ステップ808においてPモード終了時刻と比較された時刻が、到来したか否かを判定する。
ステップ810で、CPUは、上記時刻が到来したと判定するまで待機状態を継続し、上記時刻が到来したと判定した場合には、ステップ812に移行する。
ステップ812では、図38のPモード中の制御処理が実行される。Pモード中の制御処理は前述の通りであるため、ここでは説明を省略する。
ステップ812の後は、ステップ806に戻る。
また、ステップ808で、CPUは、現在の制御期間の終了時刻または学習情報の制御期間の終了時刻がPモード終了時刻よりも早くないと判断した場合には、ステップ822で、CPUは、Pモード終了タイマに基づいて、Pモード終了時刻が到来したか否か(Pモード終了タイマがタイムアウトしたか否か)を判定する。
ステップ822で、CPUは、Pモード終了時刻が到来したと判定した場合には、図40のステップ604に移行する。
また、ステップ822で、CPUは、Pモード終了時刻がまだ到来していないと判定した場合には、ステップ824で、CPUは、第1タイマがタイムアウトしたか否かを判定する。ステップ824で、CPUは、第1タイマがタイムアウトしていないと判定した場合には、ステップ806に戻る。
また、ステップ824で、CPUは、第1タイマがタイムアウトしたと判定した場合には、ステップ826に移行する。
ステップ826では、CPUは、上記読み込んだ設定情報(離席動作1)に基づいて、リモコン信号を生成して送信する。リモコン信号の生成は、上記ステップ630と同様に行う。
次に、図49のステップ830では、CPUは、第2タイマに設定項目「離席設定2」で設定されている時間をセットし、第2タイマの動作を開始させる。
ステップ832では、CPUは、人体検知部36からの人体検知信号に基づいて人体を検知したか否かを判定する。ここでCPUは、人体を検知しないと判定した場合には、ステップ834に移行する。ここで、CPUは、人体を検知したと判定した場合には、図54のステップ970に移行し、第2タイマをリセットする。そして、ステップ972では、CPUは、設定項目「離席設定1」の設定情報に基づいて、省電力設定(ここでいう省電力設定は、応用メニューの「省電力設定」とは異なる)がONか否かを判断する。CPUは、「離席設定1」が「なし」以外に設定されていれば、省電力設定はONであると判断して、ステップ974で、省電力状態を解除するリモコン信号を生成して送信し、ステップ976に移行する。
また、ステップ972で、CPUが、省電力設定がOFFであると判断した場合には、ステップ974はスキップして、ステップ976に移行する。
ステップ976では、CPUは、読み込んだ離席動作に関する設定情報を削除し、図35のプライベート動作処理のステップ500に移行する。
図49のステップ834〜ステップ838までの処理は、ステップ838の後にステップ832に戻る以外は、図48のステップ808〜812までの処理と同様であるため、ここでは説明を省略する。
また、ステップ834で、CPUは、現在の制御期間または学習制御期間の終了時刻がPモード終了時刻よりも早くないと判断した場合には、ステップ850で、CPUは、Pモード終了タイマに基づいて、Pモード終了時刻が到来したか否かを判定する。
ステップ850で、CPUは、Pモード終了時刻が到来したと判定した場合には、図40のステップ604に移行する。
また、ステップ850で、CPUは、Pモード終了時刻がまだ到来していないと判定した場合には、ステップ852で、CPUは、第2タイマがタイムアウトしたか否かを判定する。ステップ852で、CPUは、第2タイマがタイムアウトしていないと判定した場合には、ステップ832に戻る。
また、ステップ852で、CPUは、第2タイマがタイムアウトしたと判定した場合には、ステップ854に移行する。
ステップ854、CPUは、記憶部74から、電子機器12の現在の作動情報を読み込む。
ステップ856では、CPUは、上記読み込んだ作動情報及び設定情報(離席動作2)に基づいて、リモコン信号を生成して送信する。リモコン信号の生成方法は、前述の図42のステップ664と同様であるため、説明を省略する。ステップ856の後は、図26のメイン処理のステップ102に移行する。
図50のステップ860では、CPUは、離席動作に関する各種設定情報(図7に示すNo.4の設定情報等)を読み込む。
ステップ862では、CPUは、設定項目「離席設定1」の設定情報に基づいて、省電力設定(ここでいう省電力設定は、応用メニューの「省電力設定」とは異なる)がONか否かを判断する。CPUは、「離席設定1」が「なし」に設定されていれば、省電力設定はOFFであると判断して、図51のステップ894にスキップする。また、CPUは、設定項目「離席設定1」が「なし」以外に設定されていれば、省電力設定はONであると判断して、ステップ864に移行する。
ステップ864では、CPUは、第1タイマに設定項目「離席設定1」で設定されている時間をセットし、第1タイマの動作を開始させる。
ステップ866では、CPUは、人体検知部36からの人体検知信号に基づいて人体を検知したか否かを判定する。ここでCPUは、人体を検知しないと判定した場合には、ステップ868に移行する。また、CPUは、人体を検知したと判定した場合には、図53のステップ960に移行し、前述した処理と同様の処理を行う。
ステップ868では、CPUは、予約情報の設定終了時刻が離席設定1の時間が経過したときの時刻(第1タイマがタイムアウトするときの時刻)より遅いか否かを判定する。ここで、CPUが、予約情報の設定終了時刻が離席設定1の時間が経過したときの時刻より遅いと判定した場合には、ステップ886で、予約情報の設定終了時刻がPモード終了時刻より遅いか否かを判定する。
ステップ886で、CPUが予約情報の設定終了時刻がPモード終了時刻より遅くないと判定した場合には、図51のステップ890に移行する。
また、ステップ886で、CPUが予約情報の設定終了時刻がPモード終了時刻より遅いと判定した場合には、ステップ888で、CPUは、Pモード終了時刻が離席設定1の時間が経過したときの時刻より遅いか否かを判定する。ステップ888で、CPUは、Pモード終了時刻が離席設定1の時間が経過したときの時刻より遅いと判定した場合には、図51のステップ890に移行する。
また、ステップ868で、CPUは、予約情報の設定終了時刻が離席設定1の時間が経過したときの時刻より遅くないと判定した場合には、ステップ870に移行する。
ステップ870では、CPUは、離席設定1の時間が経過したときの時刻がPモード終了時刻より遅いか否かを判定する。ステップ870で、CPUが、離席設定1の時間が経過したときの時刻がPモード終了時刻より遅いと判定した場合には、ステップ872に移行する。
ステップ872では、CPUは、予約情報の設定終了時刻がPモード終了時刻より遅いか否かを判定する。
CPUが、ステップ872で、予約情報の設定終了時刻がPモード終了時刻より遅くないと判定した場合、及びステップ870で、離席設定1の時間が経過したときの時刻がPモード終了時刻より遅くないと判定した場合には、ステップ878に移行する。
ステップ878では、CPUは、人体検知部36からの人体検知信号に基づいて人体を検知したか否かを判定する。ここでCPUは、人体を検知したと判定した場合には、図53のステップ960に移行し、前述した処理と同様の処理を行う。また、CPUは、人体を検知しないと判定した場合には、ステップ880で、予約情報の設定終了時刻が到来したか否かを判定する。ここで、CPUは、予約情報の設定終了時刻がまだ到来していないと判定した場合には、ステップ878に戻る。また、ステップ880で、CPUは、予約情報の設定終了時刻が到来したと判定した場合には、ステップ882で、CPUは、実施した予約情報を記憶部74から削除して、ステップ866に戻る。
また、ステップ888で、CPUは、Pモード終了時刻が離席設定1の時間が経過したときの時刻より遅くないと判定した場合、及び、ステップ872で、CPUが、予約情報の設定終了時刻がPモード終了時刻より遅いと判定した場合には、ステップ874に移行する。
ステップ874では、CPUは、人体検知部36からの人体検知信号に基づいて人体を検知したか否かを判定する。ここでCPUは、人体を検知したと判定した場合には、図53のステップ960に移行し、前述した処理と同様の処理を行う。また、CPUは、人体を検知しないと判定した場合には、ステップ876で、Pモード終了タイマに基づいて、Pモード終了時刻が到来か否かを判定する。
ステップ876で、CPUは、Pモード終了時刻が到来していないと判定した場合には、ステップ874に戻り、Pモード終了時刻が到来したと判定した場合には、図40のステップ604に移行する。
すなわち、ステップ868〜888の処理では、Pモード終了時刻をTp、予約情報の設定終了時刻をTr、離席設定1の時間が経過したときの時刻Ts1とすると、
・Tr>Ts1>Tpの場合、及びTs1>Tr>Tpの場合には、ステップ874に移行し、
・Tr>Tp>Ts1の場合、及びTp>Tr>Ts1の場合には、図51のステップ890に移行し、
・Ts1>Tp>Trの場合、及びTp>Ts1>Trの場合には、ステップ878に移行する。
図51のステップ890では、CPUは、第1タイマがタイムアウトしたか否かを判定する。CPUは、ステップ890で第1タイマがタイムアウトするまで待機状態を継続し、第1タイマがタイムアウトした場合には、ステップ892に移行する。
ステップ892では、CPUは、上記読み込んだ設定情報(離席動作1)に基づいて、リモコン信号を生成して送信する。リモコン信号の生成は、上記ステップ630と同様に行う。
ステップ894では、CPUは、第2タイマに設定項目「離席設定2」で設定されている時間をセットし、第2タイマの動作を開始させる。
ステップ896では、CPUは、人体検知部36からの人体検知信号に基づいて人体を検知したか否かを判定する。ここでCPUは、人体を検知しないと判定した場合には、ステップ898に移行する。また、CPUは、人体を検知したと判定した場合には、図54のステップ970に移行し、前述した処理と同様の処理を行う。
ステップ898では、CPUは、予約情報の設定終了時刻が離席設定2の時間が経過したときの時刻(第2タイマがタイムアウトするときの時刻)より遅いか否かを判定する。ここで、CPUが、予約情報の設定終了時刻が離席設定2の時間が経過したときの時刻より遅いと判定した場合には、ステップ926で、予約情報の設定終了時刻がPモード終了時刻より遅いか否かを判定する。
ステップ926で、CPUが予約情報の設定終了時刻がPモード終了時刻より遅くないと判定した場合には、図52のステップ930に移行する。
また、ステップ926で、CPUが予約情報の設定終了時刻がPモード終了時刻より遅いと判定した場合には、ステップ928で、CPUは、Pモード終了時刻が離席設定2の時間が経過したときの時刻より遅いか否かを判定する。ステップ928で、CPUは、Pモード終了時刻が離席設定2の時間が経過したときの時刻より遅いと判定した場合には、図52のステップ930に移行する。
また、ステップ898で、CPUは、予約情報の設定終了時刻が離席設定2の時間が経過したときの時刻より遅くないと判定した場合には、ステップ900に移行する。
ステップ900では、CPUは、離席設定2の時間が経過したときの時刻がPモード終了時刻より遅いか否かを判定する。ステップ900で、CPUが、離席設定2の時間が経過したときの時刻がPモード終了時刻より遅いと判定した場合には、ステップ902に移行する。
ステップ902では、CPUは、予約情報の設定終了時刻がPモード終了時刻より遅いか否かを判定する。
ステップ902で、CPUが、予約情報の設定終了時刻がPモード終了時刻より遅くないと判定した場合、及びステップ900で、CPUは、離席設定2の時間が経過したときの時刻がPモード終了時刻より遅くないと判定した場合には、ステップ908に移行する。
ステップ908では、CPUは、人体検知部36からの人体検知信号に基づいて人体を検知したか否かを判定する。ここでCPUは、人体を検知したと判定した場合には、図54のステップ970に移行し、前述した処理と同様の処理を行う。また、CPUは、人体を検知しないと判定した場合には、ステップ910で、予約情報の設定終了時刻が到来したか否かを判定する。ここで、CPUは、予約情報の設定終了時刻がまだ到来していないと判定した場合には、ステップ908に戻る。また、ステップ910で、CPUは、予約情報の設定終了時刻が到来したと判定した場合には、ステップ912で、CPUは、実施した予約情報を記憶部74から削除して、ステップ896に戻る。
また、CPUは、ステップ928で、Pモード終了時刻が離席設定2の時間が経過したときの時刻より遅くないと判定した場合、及び、ステップ902で、予約情報の設定終了時刻がPモード終了時刻より遅いと判定した場合には、ステップ904に移行する。
ステップ904では、CPUは、人体検知部36からの人体検知信号に基づいて人体を検知したか否かを判定する。ここでCPUは、人体を検知したと判定した場合には、図54のステップ970に移行し、前述した処理と同様の処理を行う。また、CPUは、人体を検知しないと判定した場合には、ステップ906で、Pモード終了タイマに基づいて、Pモード終了時刻が到来か否かを判定する。
ステップ906で、CPUは、Pモード終了時刻が到来していないと判定した場合には、ステップ904に戻り、Pモード終了時刻が到来したと判定した場合には、図40のステップ604に移行する。
すなわち、ステップ898〜928の処理では、Pモード終了時刻をTp、予約情報の設定終了時刻をTr、離席設定2の時間が経過したときの時刻Ts2とすると、
・Tr>Ts2>Tpの場合、及びTs2>Tr>Tpの場合には、ステップ904に移行し、
・Tr>Tp>Ts2の場合、及びTp>Tr>Ts2の場合には、図52のステップ930に移行し、
・Ts2>Tp>Trの場合、及びTp>Ts2>Trの場合には、ステップ908に移行する。
図52のステップ930では、CPUは、人体検知部36からの人体検知信号に基づいて人体を検知したか否かを判定する。ここでCPUは、人体を検知したと判定した場合には、図54のステップ970に移行し、前述した処理と同様の処理を行う。また、CPUは、人体を検知しないと判定した場合には、ステップ932で、第2タイマがタイムアウトしたか否かを判定する。
ステップ932で、CPUが、第2タイマがタイムアウトしていないと判定した場合には、ステップ930に戻り、第2タイマがタイムアウトしたと判定した場合には、ステップ934に移行する。
ステップ934で、CPUは、予約情報の設定終了時刻が到来したか否かを判定する。
ステップ934で、CPUは、予約情報の設定終了時刻が到来したと判定するまで待機状態を継続し、予約情報の設定終了時刻が到来したと判定した場合には、ステップ936で、CPUは、実施した予約情報を記憶部74から削除する。そして、ステップ938では、CPUは、記憶部74から、電子機器12の現在の作動情報を読み込む。
ステップ940では、CPUは、上記読み込んだ電子機器12の現在の作動情報と設定情報(離席動作2)とに基づいてリモコン信号を生成し、電子機器12に送信する。また、CPUは、記憶部74に記憶されている作動情報を該送信したリモコン信号に対応した作動情報に書きかえる。なお、リモコン信号の生成は、ステップ664での生成方法と同様に行う。その後は、図26のメイン処理のステップ102に移行する。
図55は、離席動作処理の途中で発生するリモコン信号受信割込処理のフローチャートを示す図である。
ステップ1100で、CPUは、リモコン装置18からリモコン信号を受信したと判定した場合には、ステップ1102で、受信したリモコン信号を再生して送信する。なお、設定項目「リモコン信号背面送信」がOFFに設定されていた場合には、ステップ1102の処理は省略される。また、CPUは、設定項目「リモコン信号背面送信」がONでもOFFでも、記憶部74に記憶されている電子機器12の現在の作動情報を該受信したリモコン信号に対応した作動情報に書きかえる。
ステップ1104では、CPUは、人体検知部36からの人体検知信号に基づいて人体を検知したか否かを判定する。ここでCPUは、人体を検知したと判定した場合には、図47のステップ790に移行し、前述した処理と同様の処理を行う。また、CPUは、人体を検知しないと判定した場合には、ステップ1106で、上記受信したリモコン信号が電子機器12を電源OFFするリモコン信号であるか否かを判定する。ここで、CPUは、上記受信したリモコン信号が電子機器12を電源OFFするリモコン信号でないと判定した場合には、図40のステップ604に移行する。また、ここで、CPUは、記受信したリモコン信号が電子機器12を電源OFFするリモコン信号であると判定した場合には、ステップ1108に移行する。
ステップ1108では、CPUは、記憶部74に記憶されている作動情報を、上記生成して送信したリモコン信号に対応した作動情報に書きかえる。
ステップ1110では、CPUは、現在動作中のタイマ(第1タイマまたは第2タイマ)をリセットして、図26のメイン処理のステップ102に移行する。
図56は、離席動作処理の途中で発生するプライベートボタン割込処理のフローチャートを示す図である。
ステップ1120では、CPUは、プライベートボタン34aが押下されたと判定した場合には、ステップ1122で、記憶部74から設定項目「Pモード」の設定情報を読み出し、現在Pモード中であるか否かを判定する。
ステップ1122で、CPUは、現在Pモード中であると判定した場合には、ステップ1124に移行し、Pモード解除処理を行う。具体的には、設定項目「Pモード」をOFFにし、Pモード終了タイマを0にセットする。そして、図40のステップ604に移行する。
一方、ステップ1122で、CPUは、現在Pモード中でないと判定した場合には、ステップ1126に移行し、設定項目「Pモード」をONにして、Pモード終了タイマを設定項目「Pモード終了時間」に設定されている時間(図24に示す例では、12時間または24時間のいずれかを予め選択できる)をセットして計時動作を開始する。
更に、ステップ1128で、CPUは、「Pモード時視聴チャンネル」の設定情報が示すチャンネルに切り替えるためのリモコンコードを記憶部74から読出し、該リモコンコードからリモコン信号を生成して電子機器12に送信する。その後、図40のステップ602に移行する。
このように、人体が検知されなくなった場合には、電子機器12を省電力モードに制御したり電源OFFとなるように制御したりするため、人体が存在しないにも拘らず無駄に電子機器12の電源をON状態に継続する場合に比べて、消費電力を低減させることができる。
例えば、テレビを見ていた利用者が、テレビをつけたまま席をはずしたりすると、利用者が戻ってくるまでテレビは映像を表示したままとなり、消費電力の浪費が発生すると共に、テレビの寿命を無駄に縮めることにもなる。一方で、テレビの電源をONにしている間であっても、視聴者がずっとテレビを視聴しているとは限らない。例えば、お客様が来たり、料理をしたりなど、様々な都合で、テレビに映像が映っている間も視聴されない時間が発生する場合もある。この時間は、消費電力の無駄となる。こまめにテレビの電源をOFFする等の措置をとることで消費電力は抑えられるが、手動で電源をON/OFFする作業は手間がかかる。
従って、上記のように人体検知に応じて電子機器12の電源のON・OFFを制御することで手間を省いて消費電力も低減できる。また、上記の如く、人体を検知しなくなってからどのくらいで省電力モードや電源OFFに制御するかを設定できるようにしたため、トイレ等で離席した場合など、短い時間の離席にも対応できる。
以上説明したように、本実施の形態に係る学習制御装置11によれば、利用者の手を煩わせることなく電子機器12の制御状態を学習し、人体を検知したときに該学習結果に応じて電子機器12を制御することができる。
(学習制御装置省電力制御動作)
次に、学習制御装置11の学習制御装置省電力制御動作について説明する。学習制御装置11の学習制御装置省電力制御動作は、上記電子機器学習制御動作と並行して行われる。学習制御装置11も、第1の実施の形態と同様の省電力処理、検知学習処理、及び検知学習制御処理を行うことが可能に構成されているが、それら処理は第1の実施の形態と同様に行うため、ここではこれらの説明は省略し、省電力設定が「省電力4」に設定されている場合の動作について詳細に説明する。
「省電力設定」が省電力4に設定されている場合には、制御部72のCPUは、図57に示す省電力制御のプログラムを実行する。
このプログラムにより、CPUは、電子機器学習制御動作における現在の制御内容を確認し、制御内容に応じた省電力制御を行う。具体的には、まず、ステップ3000において、CPUは、電子機器学習制御動作において実行している制御内容が予約処理の制御であるか否かを判断する。ここで、電子機器学習制御動作において実行している制御内容が予約処理の制御であると判断した場合には、ステップ3002で「予約処理中の省電力処理」を実行する。
ここで、予約処理の制御とは、予約情報に基づいた電子機器12の制御をいい、図29に示す予約動作処理が実行されているとき、予約処理の制御が実行されていると判断される。
また、ステップ3000において、CPUは、電子機器学習制御動作において実行している制御内容が予約処理の制御でないと判断した場合には、ステップ3004において、電子機器学習制御動作において実行している制御内容が学習制御処理の制御であるか否かを判断する。ここで、電子機器学習制御動作において実行している制御内容が学習制御処理の制御であると判断した場合には、ステップ3006で「学習制御処理中の省電力処理」を実行する。
ここで、学習制御処理の制御とは、学習情報に基づいた電子機器12の制御をいい、図28に示す学習制御処理が実行されているとき、学習制御処理の制御が実行されていると判断される。
また、ステップ3004において、CPUは、電子機器学習制御動作において実行している制御内容が学習制御処理の制御でないと判断した場合には、ステップ3008において、電子機器学習制御動作において実行している制御内容が離席動作処理の制御であるか否かを判断する。ここで、電子機器学習制御動作において実行している制御内容が離席動作処理の制御であると判断した場合には、ステップ3010で「離席動作処理中の省電力処理」を実行する。
ここで、離席動作処理の制御とは、人体が検出されなくなってからの制御をいい、具体的には、図40〜図52に示す処理が実行されているとき、離席動作処理の制御が行われていると判断される。なお、図40〜図52の離席動作処理中も予約情報に基づいた電子機器12の制御や、学習情報に基づいた電子機器12の制御が行われるステップがあるが、離席動作処理制御中の期間は、ステップ3000及びステップ3004で否定判定されるように設計されている。
また、ステップ3008において、CPUは、電子機器学習制御動作において実行している制御内容が離席動作処理の制御でないと判断した場合には、ステップ3012で「その他の省電力処理」を実行する。例えば、電子機器学習制御動作において実行している制御内容が学習処理の制御やPモード動作処理の制御等は、ステップ3000,3004、及び3008で否定判定され、ステップ3012が実行される。
ここで、学習処理とは、学習情報を生成して記憶する処理、すなわち、図31に示す処理をいい、Pモード動作処理とは、プライベートボタン34aが押下され、Pモードが開始された後の処理、すなわち、図35〜38の処理をいう。なお、Pモード中も、予約情報に基づいた電子機器12の制御が行われるステップがあるが、ここでは、Pモード動作処理の制御が行われている期間は、ステップ3000で否定判定されるように設計されている。
図58は、ステップ3002の「予約処理中の省電力処理」の流れの一例を示すフローチャートである。
ステップ3100では、CPUは、全ての人体検知部36をONすると共に、全ての受信部32をOFFする。
ステップ3102では、CPUは、各人体検知部36からの人体検知信号に基づいて、人体検知部36のいずれかで人体を検知したか否かを判定する。ここでCPUは、人体を検知したと判定するまで待機状態を維持し、人体を検知したと判定した場合には、ステップ3104に移行する。
ステップ3104では、CPUは、人体を検知した人体検知部36をグループGに登録する。
ステップ3106では、CPUは、グループGに含まれる人体検知部36に対応する受信部32をONする。
ステップ3108では、CPUは、グループGに含まれない人体検知部36を、記憶部74に記憶されている交互パターンの設定情報に従って、記憶部74に記憶されている交互パターン情報を読出し、該読み出した交互パターン情報に従ってON・OFFする。交互パターンについては、第1の実施の形態で説明した通りであるため、説明を省略する。
ステップ3110では、CPUは、グループGの中で人体検知されなくなった人体検知部36があるか否かを判定する。ここで、CPUは、人体検知されなくなった人体検知部36が無いと判定した場合には、ステップ3112に移行する。
ステップ3112では、CPUは、グループG以外の人体検知部36以外で人体検知された人体検知部36があるか否かを判定する。ステップ3112で、CPUは、グループG以外の人体検知部36以外で人体検知された人体検知部36があると判定した場合には、ステップ3104に戻り、新たに人体を検知した人体検知部36をグループGに登録して、上記処理を繰り返す。
ステップ3112で、CPUは、グループG以外の人体検知部36以外で人体検知された人体検知部36がないと判定した場合には、ステップ3110に戻る。
一方、ステップ3110で、CPUは、グループGの中で人体検知されなくなった人体検知部があると判定した場合には、ステップ3114で、グループGから人体検知されなくなった人体検知部36を除外し、ステップ3116で、除外した人体検知部36に対応する受信部32をOFFし、ステップ3108に戻る。
予約情報により、利用者がテレビ番組を試聴している期間は、予約した利用者本人が特定の番組を見たいという意志があって予め予約情報を設定していると考えられる。このため、ここでは、上記のように、人体検知部36及び受信部32を、はじめは、少なくとも1つずつオンされるようにし、更に、本実施の形態では、複数の利用者が存在する場合を想定して、人体を検知した人体検知部36以外の人体検知部36により交互パターンで人体検知を行い、複数の人体が検知された場合には(複数の人体検知部36で人体が検知された場合には)、その人体検知部36に対応する受信部32をONとするように制御している。
なお、予約処理中は、人体検知された場合に予約情報に基づいて電子機器12を制御するため、受信部32はOFF或いは交互パターンでON/OFF制御し、人体検知部36のみONして継続的に人体検知可能とし、第1の実施の形態の図10等で説明したような省電力処理を行うようにしてもよい。
図59は、ステップ3006の「学習制御処理時の省電力処理」の流れの一例を示すフローチャートである。
ステップ3200では、CPUは、全ての人体検知部36をONすると共に、全ての受信部32をONする。
ステップ3202では、CPUは、記憶部74から設定項目「学習制御処理時の省電力」の設定情報を読み出し、省電力設定されているか否か(ONに設定されているか否か)を判定する。ここで、CPUは、省電力設定されていないと判定した場合には、待機状態を継続し、省電力設定されていると判定した場合には、ステップ3204に移行する。
ステップ3204では、CPUは、各人体検知部36からの人体検知信号に基づいて、人体検知部36のいずれかで人体を検知したか否かを判定する。ここでCPUは、人体を検知したと判定するまで待機状態を維持し、人体を検知したと判定した場合には、ステップ3206に移行する。
ステップ3206では、CPUは、人体を検知した人体検知部36を識別する識別情報をSにセットする。以下、Sが示す人体検知部36を人体検知部Sと呼称する。
ステップ3208では、CPUは、人体を検知した人体検知部36(以下、人体検知部Sと呼称)に対応する受信部32をONすると共に、それ以外の受信部32をOFFする。
ステップ3210では、CPUは、人体を検知した人体検知部Sで人体が検知されなくなったか否かを判定する。ここで、CPUは、人体検知部Sで人体検知されなくなったと判定するまで待機状態を継続し、人体検知部Sで人体が検知されなくなったと判定した場合には、ステップ3212に移行する。
ステップ3212では、CPUは、全ての受信部32をOFFする。そして、ステップ3214でSをクリアしてステップ3204に戻る。
学習制御処理中は、使用者がさまざまな操作をすることが考えられるため、上記のように、原則的には、人体検知部36及び受信部32の全てをONする。ただし、設定項目「学習制御処理時の省電力」において、ONが設定されている場合には、人体検知がされていないエリアの受信部32をOFFするように制御している。
なお、学習制御処理中は、人体検知された場合に学習情報に基づいて電子機器12を制御するため、受信部32は或いは交互パターンでON/OFF制御し、人体検知部36については、第1の実施の形態で説明した第2の省電力モードのような省電力処理を行うようにしてもよい。
図60は、ステップ3010の「離席動作処理時の省電力処理」の流れの一例を示すフローチャートである。
ステップ3300では、CPUは、全ての人体検知部36をONすると共に、全ての受信部32をOFFする。
ステップ3302では、各人体検知部36からの人体検知信号に基づいて、人体検知部36のいずれかで人体を検知したか否かを判定する。ここでCPUは、人体を検知したと判定するまで待機状態を維持し、人体を検知したと判定した場合には、ステップ3304で、全ての受信部32をONにし、図57のステップ3000に戻る。
離席処理中は、人体が検知されていない期間である。従って、離席の状態を把握するため、人体検知部36はすべてONし、受信部32はOFFを基本として制御するようにしている。
また、ステップ3012の「その他の省電力処理」は、ここでは詳細に説明しないが、例えば図9に示す省電力処理のように処理を行ってもよい。
なお、図示は省略するが、ステップ3002の「予約処理中の省電力処理」、ステップ3006の「学習制御処理中の省電力処理」、及びステップ3012で「その他の省電力処理」のいずれかを実行している期間に、電子機器学習制御動作における制御内容が変化した場合には、割込処理が発生し、図57のステップ3000に戻る。
なお、電子機器学習制御動作における現在の制御内容に応じた省電力制御は、上記で挙げた例に限定されない。例えば、学習処理時の省電力処理とPモード動作制御中の省電力処理の内容を異ならせても良いし、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内で様々な設計上の変更を行うことができる。
例えば、第2の実施の形態では、学習制御装置11の制御対象の電子機器としてテレビジョン受像機(以下、テレビと呼称)を例に挙げて説明したが、学習制御装置11の制御対象の電子機器はテレビに限定されるものではなく、様々な機器を制御対象とすることができる。
例えば、ビデオデッキ、DVDプレイヤー、DVDレコーダー、衛星放送局の番組受信機器などの映像周辺機器、オーディオプレイヤーなどのオーディオ周辺機器などの制御も同時に行えるものである。具体的な制御は、上記実施の形態で説明したテレビ視聴の制御と同じように行うことができる。
ビデオデッキを例に挙げて説明すると、テレビ付属リモコンにてテレビ電源起動のためのリモコン信号を送信し、更に外部入力切り替えのためのリモコン信号を送信する。次に、ビデオデッキ付属リモコンでビデオ起動のためのリモコン信号を送信し、ビデオ再生のためのリモコン信号を送信する。学習制御装置11は、このように送信されたリモコン信号を受信した場合に、上記実施の形態で説明した学習処理と同様に学習情報を生成して逐次記憶していく。学習情報は電子機器毎に生成され、記憶される。従って、テレビの学習情報を生成した制御期間にビデオデッキの学習情報が上書きされることはない。このように、テレビの学習情報と、ビデオデッキの学習情報とは各々別々に生成され記憶されるため、同じ学習制御期間で、異なる機器のリモコン信号が生成され送信されることも生じうる。
また、小児科病院等の待合室等に設置されたテレビジョン受像機を制御対象の電子機器としてもよい。例えば、利用者は、予め、治療時間帯には、子供向けテレビ番組やビデオを視聴して学習制御装置11に学習させ、お見舞い時間帯にはニュース番組を視聴して学習させる。学習終了後は、このように記憶された学習情報に基づいて、治療時間帯に人体検知部36で人体が検知された場合には、CPUは、学習情報に基づいて、子供向けテレビ番組やビデオの映像が映し出されるようにリモコン信号を送信する。また、お見舞い時間帯に、人体検知部36で人体が検知された場合には、CPUは、学習情報に基づいて、ニュース番組の映像が映し出されるようにリモコン信号を送信する。
こうしたテレビジョン受像機についても、上記第1及び第2の実施の形態で説明した省電力制御を行うことにより、利便性を損なわずに省電力が実現できる。
また、宣伝広告用の街頭ディスプレイ及び該当ディスプレイに映像を表示させるビデオデッキを制御対象の電子機器として、時間帯に応じた宣伝広告が表示されるように学習させ、人体が検知されたときに、該学習情報に基づいて制御することも可能である。より具体的には、例えば、ビデオデッキについて、ある時間帯ではプロモーションビデオAを視聴し、他の時間帯ではプロモーションビデオBを視聴して学習させる。すなわち、時間帯に応じたプロモーションビデオが流れるように学習制御装置11を学習させる。そして、学習制御装置11は、人体が近付いたときに(人体を検知したときに)、その時間帯に応じたプロモーションビデオが流れるように制御する。
こうした街頭ディスプレイについても、上記第1及び第2の実施の形態で説明した省電力制御を行うことにより、利便性を損なわずに省電力が実現できる。
また、上記第1及び第2の実施の形態では、中継装置、学習制御装置を例に挙げて説明したが、本発明を、リモコン信号で制御される電子機器12と中継機能を有さない受信処理装置10(或いは学習制御装置11)とを備えた電子機器システムに適用してもよい。例えば、テレビジョン受像器に学習制御装置11の機能を設けたもの等が挙げられる。この場合には、上記送信部30は不要である。また、本発明は、これ以外にも、複数の受信手段及び複数の人体検知手段が設けられた様々な装置に適用でき、例えば、受信した制御信号に応じて動作するFA機器(Factory Automation機器)などにも適用できる。
第1の実施の形態に係る受信処理装置の設置例及び動作概要を説明する説明図である。 第1の実施の形態に係る受信処理装置の正面図である。 第1の実施の形態に係る受信処理装置の背面図である。 受信処理装置を正面方向から見た分解斜視図である。 受信処理装置を背面方向から見た分解斜視図である。 受信処理装置の電気的な構成を示すブロック図である。 受信処理装置を上方から見た場合の人体検知部及び受信部の配置位置を模式的に示した図である。 記憶部に記憶される設定情報の一例を示す図である。 省電力制御処理の流れの一例を示すフローチャートである。 省電力制御処理の流れの他の例を示すフローチャートである。 省電力制御処理の流れの他の例を示すフローチャートである。 省電力制御処理の流れの他の例を示すフローチャートである。 省電力制御処理の流れの他の例を示すフローチャートである。 交互パターン情報に従って人体検知部をON・OFF制御する場合の処理の流れの一例を示すフローチャートである。 交互パターンの具体例を視覚的に示す図である。 省電力制御処理の流れの他の例を示すフローチャートである。 検知学習処理の流れの一例を示すフローチャートである。 第1の実施の形態に係る記憶部に記憶される検知学習情報の一例を示す図である。 検知学習制御処理の流れの一例を示すフローチャートである。 第2の実施の形態に係る受信処理装置(学習制御装置)の正面図である。 学習制御装置の背面図である。 学習制御装置を正面方向から見た分解斜視図であり、 学習制御装置を背面方向から見た分解斜視図である。 第2の実施の形態に係る記憶部に記憶される設定情報の一例を示す図である。 第2の実施の形態に係る記憶部に記憶される学習情報の一例を示す図である。 第2の実施の形態に係る電子機器学習制御処理のメインプログラムの流れの一例を示すフローチャートである。 図26と同様、メインプログラムの流れの一例を示すフローチャートである。 学習制御処理の流れの一例を示すフローチャートである。 予約動作処理の流れの一例を示すフローチャートである。 (A)〜(D)は、メイン処理及び予約動作処理の途中で発生する割込処理のフローチャートを示す図である。 学習処理の流れの一例を示すフローチャートである。 (A)は、視聴状態の一例であり、(B)は、(A)の視聴状態から学習情報を生成する生成方法を説明する説明図である。 学習情報を生成する生成方法の変形例を説明する説明図である。 電源OFF処理の流れの一例を示すフローチャートである。 プライベート動作処理の流れの一例を示すフローチャートである。 プライベート動作処理の流れの一例を示すフローチャートである。 プライベート動作処理の流れの一例を示すフローチャートである。 Pモード中の制御処理の流れの一例を示すフローチャートである。 (A)〜(D)は、プライベート処理の途中で発生する割込処理のフローチャートを示す図である。 離席動作処理の流れの一例を示すフローチャートである。 離席動作処理の流れの一例を示すフローチャートである。 離席動作処理の流れの一例を示すフローチャートである。 離席動作処理の流れの一例を示すフローチャートである。 離席動作処理の流れの一例を示すフローチャートである。 離席動作処理の流れの一例を示すフローチャートである。 離席動作処理の流れの一例を示すフローチャートである。 離席動作処理の流れの一例を示すフローチャートである。 離席動作処理の流れの一例を示すフローチャートである。 離席動作処理の流れの一例を示すフローチャートである。 離席動作処理の流れの一例を示すフローチャートである。 離席動作処理の流れの一例を示すフローチャートである。 離席動作処理の流れの一例を示すフローチャートである。 離席動作処理の流れの一例を示すフローチャートである。 離席動作処理の流れの一例を示すフローチャートである。 離席動作処理の途中で発生するリモコン信号受信割込処理のフローチャートを示す図である。 離席動作処理の途中で発生するプライベートボタン割込処理のフローチャートを示す図である。 第2の実施の形態に係る省電力制御処理のメインプログラムの流れの一例を示すフローチャートである。 「予約処理中の省電力処理」の流れの一例を示すフローチャートである。 「学習制御処理時の省電力処理」の流れの一例を示すフローチャートである。 「離席動作処理時の省電力処理」の流れの一例を示すフローチャートである。
符号の説明
10 受信処理装置
10 受信処理部
11 学習制御装置
12 電子機器
30 送信部
32 受信部
34 操作部
36 人体検知部
70 電源部
72 制御部
74 記憶部

Claims (9)

  1. 検知範囲の少なくとも一部が互いに異なり、予め定められた第1の値以上の電力が供給されている状態で各々の検知範囲内に存在する人体を各々検知することが可能な複数の人体検知手段と、
    各々の受信範囲が前記人体検知手段の少なくとも1つの検知範囲の各々に対応するように設けられると共に、予め定められた第2の値以上の電力が供給されている状態で前記受信範囲内に存在する遠隔制御装置から送信された制御信号を各々受信することが可能な複数の受信手段と、
    前記複数の人体検知手段の各々によって人体を検知することが可能となるように前記複数の人体検知手段の電力供給を制御した状態で、前記人体検知手段のいずれかによって人体が検知された場合に、
    少なくとも受信範囲が前記人体を検知した人体検知手段の検知範囲に対応する受信手段が継続して受信可能となるように制御すると共に、継続して受信可能となるように制御する受信手段以外の受信手段が省電力状態となるように制御する第1の制御、および少なくとも前記人体を検知した人体検知手段が継続して人体検知可能となるように制御すると共に、継続して人体検知可能となるように制御する人体検知手段以外の人体検知手段が省電力状態となるように制御する第2の制御の少なくとも一方を行う制御手段と、
    を備えた受信処理装置。
  2. 前記制御手段は、前記第1の制御において、前記受信範囲が前記人体を検知した人体検知手段の検知範囲に対応する受信手段と、受信範囲が該対応する受信手段の受信範囲と隣り合う受信手段と、が継続して受信可能となるように制御する
    請求項1に記載の受信処理装置。
  3. 前記制御手段は、前記第1の制御において、前記継続して受信可能に制御する受信手段以外の受信手段に対して、電力供給の停止、前記第2の値未満の電力供給、及び間欠的な電力供給の少なくとも1つを行うことにより省電力状態となるように制御する
    請求項1または請求項2に記載の受信処理装置。
  4. 前記制御手段は、前記第2の制御において、前記人体を検知した人体検知手段と、検知範囲が前記人体を検知した人体検知手段の検知範囲と隣り合う人体検知手段と、が継続して人体検知可能となるように制御する
    請求項1〜請求項3のいずれか1項記載の受信処理装置。
  5. 前記制御手段は、前記第2の制御において、前記継続して人体検知可能に制御する人体検知手段以外の人体検知手段に対して、電力供給の停止、前記第1の値未満の電力供給、及び間欠的な電力供給の少なくとも1つを行うことにより省電力状態となるように制御する
    請求項1〜請求項4のいずれか1項記載の受信処理装置。
  6. 前記制御手段は、前記人体検知手段のいずれかによって人体が検知されてから該人体が検知された人体検知手段によって予め定められた時間が経過するまで継続して人体が検知された場合に、前記第1の制御及び前記第2の制御の少なくとも一方の制御を行う
    請求項1〜請求項5のいずれか1項記載の受信処理装置。
  7. 予め設定された期間における前記複数の人体検知手段の各々の人体検知状態に基づいて、受信範囲が前記予め設定された期間に人体を検知した人体検知手段の検知範囲に対応する受信手段を示す識別情報と、前記識別情報が示す受信手段が継続して受信可能となるように制御すべき期間を示す期間情報とを生成する検知情報生成手段と、
    前記生成された識別情報及び期間情報を各々対応付けて記憶するための検知記憶手段と、
    前記検知記憶手段に前記識別情報及び前記期間情報が記憶されている場合、および、前記検知記憶手段に前記識別情報及び前記期間情報が記憶されており且つ予め前記識別情報及び前記期間情報に基づいて制御すべきことが設定された場合、のいずれかの場合に、前記検知記憶手段に記憶された期間情報が示す期間に前記検知記憶手段に記憶された識別情報が示す受信手段が継続して受信可能となるように制御する第3の制御を、前記第1の制御及び前記第2の制御より優先して行う検知学習制御手段と、
    を更に備えた請求項1〜請求項6のいずれか1項記載の受信処理装置。
  8. 前記受信手段により受信された制御信号が電子機器を遠隔制御する制御信号であった場合に、前記遠隔制御された前記電子機器の制御状態を示す第1の情報を生成すると共に、前記第1の情報が示す制御状態を再現すべき期間を示す第2の情報を生成する生成手段と、
    前記生成された前記第1の情報及び前記第2の情報を対応付けて記憶する記憶手段と、
    前記複数の人体検知手段の少なくとも1つにより人体が検知されている期間中は、前記記憶手段に記憶された前記第2の情報が示す期間に、前記第2の情報に対応付けて記憶された前記第1の情報が示す制御状態が前記電子機器で再現されるように、前記電子機器を制御する電子機器制御手段と、
    を更に備えた請求項1〜請求項7のいずれか1項記載の受信処理装置。
  9. 請求項1〜請求項8のいずれか1項記載の受信処理装置と、
    前記遠隔制御装置から送信された制御信号に応じて制御される電子機器と、
    を備えた電子機器システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015057893A (ja) * 2014-10-17 2015-03-26 ヤマハ株式会社 中継装置及びスピーカ装置
JP2018538771A (ja) * 2015-10-05 2018-12-27 サバント システムズ エルエルシーSavant Systems LLC ホームオートメーションシステムの装置の電力最適化

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