JP2010103988A - 学習制御装置、遠隔制御装置、電子機器、及びプログラム - Google Patents

学習制御装置、遠隔制御装置、電子機器、及びプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2010103988A
JP2010103988A JP2009222829A JP2009222829A JP2010103988A JP 2010103988 A JP2010103988 A JP 2010103988A JP 2009222829 A JP2009222829 A JP 2009222829A JP 2009222829 A JP2009222829 A JP 2009222829A JP 2010103988 A JP2010103988 A JP 2010103988A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
information
control
learning
time
electronic device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2009222829A
Other languages
English (en)
Inventor
Yukiharu Miyamura
幸春 宮村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Revsonic
REVSONIC KK
Original Assignee
Revsonic
REVSONIC KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Revsonic, REVSONIC KK filed Critical Revsonic
Priority to JP2009222829A priority Critical patent/JP2010103988A/ja
Publication of JP2010103988A publication Critical patent/JP2010103988A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Selective Calling Equipment (AREA)
  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)

Abstract

【課題】利用者の手を煩わせることなく電子機器の制御状態及び該制御状態を再現させたい期間を示す情報を記憶でき、人体を検知したときに該記憶内容に応じて電子機器を制御する。
【解決手段】学習制御装置に、検知範囲の人体を検知する人体検知部36と、制御部72と、記憶部74とを設ける。制御部72は、遠隔制御装置により電子機器の遠隔制御が行われた場合に、電子機器が該遠隔制御されたときの制御状態を示す第1の情報を生成すると共に、第1の情報が示す制御状態を再現すべき期間を示す第2の情報を生成し、該生成した第1の情報及び第2の情報を対応付けて記憶部74に記憶する。また、制御部72は、人体検知部36により人体が検知されている期間中は、記憶部74に記憶された第2の情報が示す期間に、第2の情報に対応付けて記憶された第1の情報が示す制御状態が電子機器で再現されるように、電子機器を制御する。
【選択図】図6

Description

本発明は、遠隔制御装置による電子機器に対する制御状態を学習して、電子機器を制御する学習制御装置、遠隔制御装置、該学習制御装置を備えた電子機器、及びプログラムに関するものである。
現在、世界規模で温暖化問題が深刻さを増している状況において、省エネやエコに対する意識が急上昇してきている。また、テレビジョン(以下、テレビ)市場ではブラウン管テレビから薄型テレビへの世代交代時期を迎えている。更に、目覚ましい技術進歩により、薄型テレビの消費電力はブラウン管テレビより同一インチでは低下してきている。
しかしながら、薄型テレビは大型化が進んでおり、大型化による消費電力の上昇が世界規模での総電力量の上昇を招いているのが事実である。テレビは、家電製品において使用時間が比較的長い製品であるために、こうした電力消費の影響は非常に大きな問題となっている。
また、近年は技術の進歩や文化の発展で、様々な電化製品の使用に際し、利便性を求めるニーズが増加している。
例えば、リモートコントロール装置(以下、リモコン)のON/OFFは手間、チャンネル変更は手間など、自分の生活スタイルに合わせた制御を行う製品なども期待されてきている。
なお、様々な家電製品付属のリモコン装置の操作に対応するリモコン信号を受信して記憶し、利用者の操作により該記憶したリモコン信号を送信する学習リモコン装置は従来より知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2007−194972号公報
しかしながら、上記従来技術では、以下の問題を解決することはできない。
例えば、対象の家電製品をテレビとすると、利用者は自らの生活スタイルに応じてテレビを視聴することが多いが、その際、テレビを視聴したい時間帯が到来すると、利用者は自らテレビ本体またはリモコンにて、「電源ON」ボタンを押す必要があった。また、テレビを視聴しない時間帯が到来すると、利用者は自らテレビ本体またはリモコンにて、「電源OFF」ボタンを押す必要があった。また、テレビを見ていないにも関わらず、利用者が電源OFFボタンを押下する手間を省いてテレビを付けたままにすると、無駄に電力が消費される。
また、利用者が日々異なるテレビ番組を見ている場合には、視聴したいテレビ番組を全て覚えることは困難であり、視聴したいテレビ番組を見逃してしまうこともある。特に、記憶に残る重要なドラマや映画などではなく、テレビ予約やビデオなどの録画予約機能を使用しない程度の重要度がそれほど高くない番組については、見逃すことが多かった。
また、テレビやビデオなどの予約機能を利用する場合であっても、リモコンボタンを複数操作する必要があり手間であった。また、予約機能の操作方法は複雑である場合が多く、操作方法を忘れることもあり、予約操作を行うために取り扱い説明書を読んだり、また、操作方法の困難さから予約機能の利用をあきらめる利用者も多かった。
ビデオやDVDの再生機器の視聴などでは、テレビと再生機器の両方の電源をONさせてから、再生機器の「再生ボタン」を押す等、複数の操作を行う必要があり、利便性が悪かった。なお、従来の学習リモコン装置を利用したとしても、これを学習リモコン装置に覚えさせる手間がかかる。また、テレビやビデオだけでなく、エアコンや照明器具など、様々な家電機器についても同様である。
本発明は、上述した課題を解決するために提案されたものであり、利用者の手を煩わせることなく電子機器の制御状態及び該制御状態を再現させたい期間を示す情報を記憶でき、人体を検知したときに該記憶内容に応じて電子機器を制御することができる学習制御装置、遠隔制御装置、該学習制御装置を備えた電子機器、及びプログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明の学習制御装置は、検知範囲の人体を検知する人体検知手段と、遠隔制御装置により電子機器の遠隔制御が行われた場合に、該遠隔制御された前記電子機器の制御状態を示す第1の情報を生成すると共に、前記第1の情報が示す制御状態を再現すべき期間を示す第2の情報を生成する生成手段と、前記生成された前記第1の情報及び前記第2の情報を対応付けて記憶する記憶手段と、前記人体検知手段により人体が検知されている期間中は、前記記憶手段に記憶された前記第2の情報が示す期間に、前記第2の情報に対応付けて記憶された前記第1の情報が示す制御状態が前記電子機器で再現されるように、前記電子機器を制御する制御手段と、を備えて構成されている。
このように、電子機器の制御状態を示す第1の情報と制御状態を再現すべき期間を示す第2の情報とを生成して記憶するようにしたため、利用者の手を煩わせることなく、制御状態の再現に必要な情報を記憶することができる。また、人体が検知されている期間中は、該記憶した第2の情報が示す期間に、第1の情報が示す制御状態が再現されるように制御するため、利用者の手を煩わせることなく電子機器を制御できる。
請求項2の発明において、前記生成手段は、前記電子機器が遠隔制御されたときの制御状態が予め定められた閾値時間以上継続した場合に、該制御状態を示す第1の情報及び前記第2の情報を生成する。
このような構成によれば、継続時間が閾値時間未満の短い制御状態は記憶されない。短い時間の制御状態は、利用者が再現を希望しない場合が多い。従って、こうした制御状態を記憶しないことで、結果として、利用者が希望する制御状態を示す第1の情報及び第2の情報を生成できる。
請求項3の発明において、前記生成手段は、前記電子機器が遠隔制御されたときの制御状態の開始時刻から前記閾値時間が経過する毎に、前記制御状態を示す第1の情報を生成すると共に、前記閾値時間が経過したときの時刻が含まれる期間、または前記閾値時間が経過したときの時刻から前記閾値時間だけ遡った時刻が含まれる期間を示す情報を前記第2の情報として生成する。
このような構成によれば、例えば、閾値時間を20分とし、何らかの制御状態の継続期間が9:00〜10:10とした場合には、9:20、9:40、10:00の3回のタイミングで、該制御状態を示す第1の情報及び第2の情報が生成される。また、生成手段が、閾値時間が経過したときの時刻が含まれる期間示す情報を第2の情報として生成する場合には、9:20を含む期間を示す第2の情報、9:40を含む期間を示す第2の情報、10:00を含む期間を示す第2の情報が生成される。また、生成手段が、閾値時間が経過したときの時刻から閾値時間(この例では20分)だけ遡った時刻が含まれる期間を示す情報を第2の情報として生成する場合には、9:00を含む期間を示す第2の情報、9:20を含む期間を示す第2の情報、9:40を含む期間を示す第2の情報が生成される。これにより、効率的に、利用者が再現を希望すると推定される期間を第2の情報として生成できる。
請求項4の発明において、前記生成手段は、前記電子機器が遠隔制御されたときの制御状態の開始時刻及び終了時刻の少なくとも一方が含まれる期間を示す情報を前記第2の情報として生成する。
制御状態の開始時刻が含まれる期間を第2の情報として生成すれば、再現させるべき制御状態の再現開始が遅れないように制御できる。また、制御状態の終了時刻が含まれる期間を第2の情報として生成すれば、再現させるべき制御状態の再現が途中で途切れないように制御できる。
請求項5の発明において、前記生成手段は、前記電子機器が遠隔制御されたときの制御状態の開始時刻から終了時刻までの期間が、予め定められた区切りの時刻をまたいだ場合には、該開始時刻から該予め定められた区切りの時刻までの期間と、該予め定められた区切りの時刻から該終了時刻までの期間とを比較し、時間が長い方の期間を含む期間を示す情報を前記第2の情報として生成する。
このような構成によれば、制御状態の開始時刻から予め定められた区切りの時刻までの期間と、予め定められた区切りの時刻か制御状態の終了時刻までの期間とが比較され、長い方の期間を含む期間を示す第2の情報が生成される。すなわち短い方の期間は、利用者にとって再現を特に望んでいない期間である可能性が高いと推定できる。反対に長い方の期間は、利用者が再現を望んでいる期間である可能性が高いと推定できる。従って、長い方の期間が含まれるように第2の情報を生成することで、利用者の希望に合致した第2の情報を生成して記憶することができる。
請求項6の発明において、前記生成手段は、前記電子機器が遠隔制御されたときの制御状態の開始時刻より予め定められた第1の時間だけ早い時刻を開始時刻とする期間を示す情報を前記第2の情報として生成する。
このような構成によれば、制御状態の再現が遅れないよう早めに開始される。なお、予め定められた第1の時間とは、固定の時間であってもよいし、電子機器が遠隔制御されたときの制御状態の開始時刻に応じて定まる時間であってもよい。
請求項7の発明において、前記生成手段は、前記電子機器が遠隔制御されたときの制御状態の終了時刻より予め定められた第2の時間だけ遅い時刻を終了時刻とする期間を示す情報を前記第2の情報として生成する。
このような構成によれば、制御状態の再現が途中で途切れないように制御される。なお、予め定められた第2の時間とは、固定の時間であってもよいし、電子機器が遠隔制御されたときの制御状態の終了時刻に応じて定まる時間であってもよい。
請求項8の発明において、前記生成手段は、予め定められた期間を予め定められた第3の時間毎の複数の制御期間に分割したときのいずれかの制御期間を示す情報を前記第2の情報として生成する。
例えば、テレビ番組などは、30分単位や1時間単位で放映されることが多い。従って、例えば、1日24時間を30分毎の48個の制御期間に分割したときのいずれかの制御期間を示す情報を第2の情報として生成すれば、この情報に基づいて制御することで、番組を最初から視聴することができ、利用者にとって都合がよい。
請求項9の発明において、前記生成手段は、予め定められた期間を予め定められた第4の時間毎の複数の制御期間に分割したときのいずれかの制御期間を示す情報を前記第2の情報として生成すると共に、前記分割された複数の制御期間のいずれかの制御期間内で、前記電子機器が遠隔制御されたときの制御状態が予め定められた閾値時間以上継続した場合に、該制御状態を示す前記第1の情報及び該制御期間を示す前記第2の情報を生成する。
このような構成によれば、制御期間内である制御状態が予め定められた閾値時間以上継続した場合には、該制御期間での再現を利用者が望んでいるものと推測される。従って、該制御状態を示す第1の情報と、該制御期間を示す第2の情報とを生成して記憶することで、利用者の希望に沿った制御ができる。
請求項10の発明において、前記生成手段は、前記分割された複数の制御期間のうち、前記電子機器が遠隔制御されたときの制御状態の開始時刻または終了時刻に応じて選択される制御期間の開始時刻を、該制御状態の開始時刻より予め定められた第5の時間だけ早い時刻に変更した期間を示す情報を前記第2の情報として生成する。
このような構成によれば、制御状態の再現が遅れないよう早めに開始される。なお、予め定められた第5の時間とは、固定の時間であってもよいし、電子機器が遠隔制御されたときの制御状態の開始時刻に応じて定まる時間であってもよい。
請求項11の発明において、前記生成手段は、前記分割された複数の制御期間のうち、前記電子機器が遠隔制御されたときの制御状態の開始時刻または終了時刻に応じて選択される制御期間の終了時刻を、該制御状態の終了時刻より予め定められた第6の時間だけ遅い時刻に変更した期間を示す情報を前記第2の情報として生成する。
このような構成によれば、制御状態の再現が途中で途切れないように制御される。なお、予め定められた第6の時間とは、固定の時間であってもよいし、電子機器が遠隔制御されたときの制御状態の終了時刻に応じて定まる時間であってもよい。
請求項12の発明は、前記電子機器の現在の制御状態を示す情報を取得する取得手段を更に備え、前記制御手段は、前記取得手段により取得された情報に応じた制御信号を生成して、前記電子機器を制御する。
このような構成によれば、電子機器を制御するための適切な制御信号を生成できる。
請求項13の発明において、前記制御手段は、前記人体検知手段により人体が検知されなくなった場合に、前記電子機器を省電力モードで動作するように制御する第1の制御及び前記電子機器の電源をオフする第2の制御の少なくとも一方を行う。
このような構成によれば、利用者が人体検知手段の検知範囲からいなくなったとき、自動的に省電力モードや電源オフに制御されるため、消費電力を低減できる。
請求項14の発明において、前記制御手段は、前記人体検知手段により人体が検知されない状態が予め定められた設定時間継続した場合に、前記第1の制御及び前記第2の制御の少なくとも一方を行う。
例えば、人体が検知されなくなってすぐに省電力モードや電源オフに制御されると、利用者にとって不都合なこともある。例えば、利用者がトイレ等の用事で少し席をはずしただけの場合等、離席してもすぐに戻ってくる場合には、利用者にとっては、省電力モードや電源オフにならず制御状態が継続していた方が望ましい。また、利用者が戻ってきてすぐに人体を検知して省電力モードを解除したり電源オンに制御したとしても、電子機器の起動時間が長くかかることもある。従って、上記のように設定時間を設けることで、こうした不都合な事態を回避でき、利用者にとって快適な制御状態を維持できる。
請求項15の発明において、前記電子機器の制御内容及び該制御内容で前記電子機器を制御する期間を指定した予約情報を登録する登録手段を更に備え、
前記制御手段は、更に、前記登録手段で登録された予約情報で指定された期間に、該予約情報で指定された制御内容で前記電子機器を制御すると共に、前記人体検知手段により人体が検知されている期間中は、前記記憶手段に記憶された第2の情報が示す期間と、前記登録手段により登録された予約情報が示す期間とが重なる場合には、前記予約情報を優先させて、前記電子機器を制御する。
このような構成によれば、例えば、確実に実行させたい制御内容の予約情報(例えば、見逃したくないテレビ番組を視聴するための予約情報)等を登録しておくことができ、確実に予約情報に基づいた制御ができる。
請求項16の発明において、前記電子機器の制御内容及び該制御内容で前記電子機器を制御する期間を指定した予約情報を登録する登録手段と、前記登録手段で登録された予約情報で指定された期間と前記記憶手段に記憶された第2の情報が示す期間とが重なる場合に、どちらを優先させるかを指定する優先情報指定手段と、を更に備え、前記制御手段は、更に、前記登録手段で登録された予約情報で指定された期間に、該予約情報で指定された制御内容で前記電子機器を制御すると共に、前記人体検知手段により人体が検知されている期間中は、前記記憶手段に記憶された第2の情報が示す期間と、前記登録手段により登録された予約情報が示す期間とが重なる場合には、前記優先情報指定手段で指定された情報を優先させて、前記電子機器を制御する。
このような構成によれば、優先させるべき情報を指定できるため、利用者にとって利便性が高い。
請求項17の発明において、前記制御手段は、前記記憶手段に記憶された情報または前記予約情報に基づいて前記電子機器を制御しているときに、前記遠隔制御装置により前記電子機器の遠隔制御が行われた場合には、前記記憶手段に記憶された情報または前記予約情報に基づいた制御を停止する。
このような構成によれば、利用者が遠隔制御装置により遠隔制御した制御状態を維持できる。
請求項18の発明において、前記制御手段は、更に、学習制御装置の電源をオフする場合には、学習制御装置の電源オフ前に前記電子機器の電源がオフされるように制御する。
このような構成によれば、消費電力を低減できる。
請求項19の発明において、前記第1の情報が示す制御状態の少なくとも一部の再現を禁止する禁止期間を設定する設定手段を更に備え、前記制御手段は、前記設定手段により設定された禁止期間中は、前記人体が検知されている期間であっても、前記記憶手段に記憶された前記第2の情報が示す期間に、該第2の情報に対応付けて記憶された前記第1の情報が示す制御状態の少なくとも一部の再現が禁止されるように制御する。
このような構成によれば、第1の情報の少なくとも一部を再現したくない状況が発生した場合等に有用である。
請求項20の発明において、前記設定手段は、更に、前記禁止期間中の前記電子機器の制御状態を設定することが可能に構成され、前記制御手段は、前記人体が検知されている期間中且つ前記禁止期間中は、前記電子機器が前記設定手段によって設定された制御状態となるように制御する。
このような構成によれば、第1の情報を再現しない代わりに、利用者が希望する他の制御を行うことができる。
請求項21の発明において、前記生成手段は、前記遠隔制御装置により前記電子機器の動作モードを切り替える遠隔制御が行われた場合には、前記第1の情報及び前記第2の情報の生成とは別に、該遠隔制御により切り替えられた後の動作モードを示す動作モード情報を生成し、前記生成された動作モード情報を記憶する動作モード記憶手段、を更に備え、前記制御手段は、更に、前記電子機器を制御する際に、前記動作モード記憶手段に記憶された動作モードで前記電子機器が動作するように制御する。
例えば、利用者が一旦電子機器を省電力モード等の動作モードに切り替えた後は、利用者が省電力モードを解除しない限りその後も引き続き省電力モードでの動作を望む場合が多い。しかしながら、電子機器の仕様によっては、電源オフすると省電力モードが解除されてしまう製品もある。従って、学習制御装置でそうした動作モードも記憶しておき、制御に用いることで、電子機器を利用者の希望する制御状態で動作させることができる。
請求項22の発明において、学習制御装置は、前記遠隔制御装置から送信された前記電子機器を遠隔制御するための制御信号を受信する受信手段と、前記電子機器を遠隔制御するための制御信号を送信する送信手段と、前記受信手段で前記制御信号が受信された場合に、該受信された制御信号を再生して前記送信手段から前記電子機器に送信する再生手段と、を更に備えている。
例えば、学習制御装置の設置位置によっては、学習制御装置が、遠隔制御装置から電子機器への制御信号を遮る障害物となり、遠隔制御ができなくなる場合もあるが、このような構成によれば、学習制御装置で制御信号を受信したときに、該受信した制御信号を再生して送信することができるため、遠隔制御の妨げとなることを防止できる。
請求項23の発明の遠隔制御装置は、検知範囲の人体を検知する人体検知手段と、電子機器を遠隔制御する操作が行われた場合に制御信号を送信する送信手段と、前記電子機器を遠隔制御する操作が行われた場合に、該遠隔制御された前記電子機器の制御状態を示す第1の情報を生成すると共に、前記第1の情報が示す制御状態を再現すべき期間を示す第2の情報を生成する生成手段と、前記生成された前記第1の情報及び前記第2の情報を対応付けて記憶する記憶手段と、前記人体検知手段により人体が検知されている期間中は、前記記憶手段に記憶された前記第2の情報が示す期間に、前記第2の情報に対応付けて記憶された前記第1の情報が示す制御状態が前記電子機器で再現されるように、前記電子機器を制御する制御手段と、を備えている。
請求項24の発明は、請求項1〜請求項21のいずれか1項記載の学習制御装置を備えた電子機器である。
請求項23及び24の発明によっても、利用者の手を煩わせることなく電子機器の制御状態及び該制御状態を再現させたい期間を示す情報を記憶でき、人体を検知したときに該記憶内容に応じて電子機器を制御することができる。
また、請求項25の発明は、コンピュータを、遠隔制御装置により電子機器の遠隔制御が行われた場合に、該遠隔制御された前記電子機器の制御状態を示す第1の情報を生成すると共に、前記第1の情報が示す制御状態を再現すべき期間を示す第2の情報を生成する生成手段、前記生成された前記第1の情報及び前記第2の情報を対応付けて記憶手段に記憶する記憶処理手段、及び検知範囲の人体を検知する人体検知手段により人体が検知されている期間中は、前記記憶手段に記憶された前記第2の情報が示す期間に、前記第2の情報に対応付けて記憶された前記第1の情報が示す制御状態が前記電子機器で再現されるように、前記電子機器を制御する制御手段、として機能させるためのプログラムである。
以上説明したように本発明によれば、利用者の手を煩わせることなく電子機器の制御状態及び該制御状態を再現させたい期間を示す情報を記憶でき、人体を検知したときに該記憶内容に応じて電子機器を制御することができる、という効果を奏する。
以下、本発明の好ましい実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る学習制御装置10の設置例及び動作概要を説明する説明図である。図1では、学習制御装置10は、電子機器12(本実施の形態では、テレビジョン受像機)と、電子機器12の利用者が電子機器12を視聴する際に着座する蓋然性が高い領域との間に設置される。
電子機器12は、付属のリモコン装置18により制御される。図示は省略するが、リモコン装置18の、電子機器12側に向けて用いる先端面中央部には、赤外線による制御信号(リモートコントロール信号、以下リモコン信号)を送信するための赤外線信号送信部が設けられている。一方、電子機器12には、映像を表示する表示画面14と、リモコン信号受信部16が設けられている。電子機器12は、リモコン信号受信部16によりリモコン信号を受信し、該受信したリモコン信号に応じて動作する。
なお、本実施の形態では、リモコン信号を赤外線信号として説明するが、本発明は、リモコン信号を赤外線信号に限定するものではない。例えば、電子機器12及びリモコン装置18の通信方法としてBluetooth技術を用いるのであれば、Bluetooth技術に対応した帯域の電波信号であってもよいし、無線LAN技術を用いるのであれば、無線LANに対応した帯域の電波信号であってもよい。
学習制御装置10は、学習機能を有する。学習機能には、リモコン装置18から送信されたリモコン信号を受信して、該リモコン信号に応じた電子機器12の制御状態を示す情報と、該制御状態を再現すべき期間を示す情報とを生成して記憶する学習処理の機能と、人体が検知されている期間は、該学習処理で記憶された情報(以下、学習情報)に基づいてリモコン信号を送信して電子機器12を制御する学習制御処理の機能とが含まれる。なお、以下では、学習情報を生成して記憶することを、学習する、と記載する。学習情報については後述する。
また、本実施の形態では、電源のON/OFFに関するリモコン信号と視聴チャンネル切り替えに関するリモコン信号のみを学習対象として説明する。しかしながら、学習対象とするリモコン信号は、これに限定されず、例えば、省電力に関するリモコン信号など様々なリモコン信号を対象として学習することができる。
次に、学習制御装置10の構成について図2〜図5を用いて説明する。
図2は、学習制御装置10の正面図であり、図3は、学習制御装置10の背面図である。また、図4は、学習制御装置10を正面方向から見た分解斜視図であり、図5は、学習制御装置10を背面方向から見た分解斜視図である。
学習制御装置10は、円筒状の筐体20を備え、この筐体20は、同様に円筒状に形成された支持部28により支持されている。
筐体20は、筐体正面部60及び筐体背面部62により構成されている。筐体20内部には、基板54及び基板56が設けられている。基板54には、操作ボタン34b及び操作スイッチ34cが設けられ、基板56には、赤外線式の人体検知部36b及び各種情報を表示する表示部38が設けられている。また、図4,5には図示されていないが、基板54には、制御部72が装備され、基板56には、記憶部74が装備されている(図6も参照。)。
なお、筐体正面部60には、筐体20内部の人体検知部36bにより学習制御装置10の周囲に存在する人体の検知が可能なように、開口部46が設けられている。また、基板56に設けられた表示部38は、筐体正面部60の嵌め込み部48に嵌め込まれ、外部から視認可能になっている。
更に、筐体正面部60には、人体検知部36b及び表示部38を保護するための保護カバー22が設けられている。保護カバー22は、赤外線の透過が可能な、透明或いは半透明な部材からなる。なお、保護カバー22として、赤外線の透過が可能な不透明な部材を用いてもよい。
一方、筐体背面部62の中央部には電池収納部44が設けられ、学習制御装置10を構成する各部に電源供給する乾電池が収納可能に構成されている。更に、基板54に設けられた操作ボタン34b及び操作スイッチ34cは、筐体背面部62の嵌め込み部66,68に嵌め込まれ、外部から操作可能になっている。
そして、筐体背面部62には、電池収納部44、操作ボタン34b及び操作スイッチ34cを覆うように開閉部材24が設けられている。また、筐体背面部62には、開閉部材24を開閉可能に支持する2つのヒンジ40が設けられ、ヒンジ40により開閉部材24と筐体背面部62とが連結されている。開閉部材24には、つまみ部材42が設けられている。利用者は、つまみ部材42をつまんで、開閉部材24を開閉する。
筐体20を支持する支持部28は、赤外線の透過が可能な、透明或いは半透明な部材からなり、その内部には、受信部32が複数個(本実施の形態では5個)配置された基板52が設けられている。受信部32は、赤外線受光素子を含んで構成され、赤外線のリモコン信号を受信して電気信号に変換する。本実施の形態では、水平方向30〜45度程度を検出範囲とする赤外線センサを受信部32として用いている。これら5個の受信部32を基板52における学習制御装置10の正面側縁辺に沿って等間隔に配置することで、学習制御装置10の正面側の水平方向180度程度のエリアからリモコン信号を検出する。
なお、支持部28として、赤外線の透過が可能な不透明な部材を用いてもよい。また、受信部32の検知方向、検知範囲、及び個数は一例であって、これらに限定されるものではない。
また、基板52には、ACアダプタ接続部64が設けられている。ACアダプタ接続部64は、商用電力を学習制御装置10の各部に供給するための直流電力に変換するAC/DCコンバータとしてのACアダプタ(図示省略)を接続する接続部である。学習制御装置10は、ACアダプタからACアダプタ接続部64を介して供給された電力または電池収納部44に設けられた乾電池から供給された電力により動作する。
また、筐体20の上部には、基板50が設置され、基板50上の中央部には、2つの送信部30aが配置されている。これら送信部30aは、赤外線発光素子を含んで構成され、上方向(図2〜図5の上側)に赤外線のリモコン信号を送信する。
また、基板50上には、学習制御装置10の背面側縁辺に沿って、5つの送信部30bが等間隔に配置されている。これら送信部30bは、赤外線発光素子を含んで構成され、水平方向に赤外線のリモコン信号を送信する。5つの送信部30bにより、学習制御装置10の背面側の水平方向180度程度にわたりリモコン信号の送信を可能としている。
尚、送信部30a及び送信部30bの個数や送信方向、送信範囲はこれに限定されるものではない。リモコン信号の送信範囲などに応じた個数及び配置で装備するとよい。
また、基板50上には、正面側縁辺に沿って、複数個(本実施の形態では4つ)の人体検知部36aが設けられている。人体検知部36aも、上記人体検知部36bと同様、赤外線式のセンサである。4つの人体検知部36aにより、学習制御装置10の正面側の水平方向180度程度のエリアにいる人体を検出する。
また、学習制御装置10には、基板50を覆うように、ドーム状の保護カバー26が設けられている。保護カバー26は、赤外線の透過が可能な、透明或いは半透明な部材により構成されている。なお、保護カバー26として、赤外線の透過が可能な不透明な部材を用いてもよい。保護カバー26の上側には円形の貫通孔が設けられ、該貫通孔を貫通して先端部分が外部に突き出た状態で円筒状のプライベートボタン34aが設けられている。本実施の形態の学習制御装置10は、後述するように、複数の動作モードを設定することができるが、プライベートボタン34aは、複数の動作モードのうち、プライベートモード(詳細は後述)のON/OFFを設定するためのスイッチである。
このほか、学習制御装置10には、学習制御装置10の操作ボタン34bや操作スイッチ34c等を照明する照明部や、警報音声などを発生させるスピーカ等が備えられているが、ここでは図示を省略する。
図6は、学習制御装置10の電気的な構成を示すブロック図である。同図に示すように、学習制御装置10は、送信部30、受信部32、操作部34、人体検知部36、表示部38、電源部70、制御部72、及び記憶部74を備えている。
電源部70は、電池収納部44に嵌め込まれた乾電池から供給された電力、またはACアダプタからACアダプタ接続部64を介して供給された電力を、制御部72、記憶部74、操作部34、表示部38、人体検知部36、受信部32、及び送信部30に供給するための電源回路である。なお、図6では、電力供給ラインの図示は省略した。
制御部72は、学習制御装置10全体の動作を制御する回路であり、記憶部74、人体検知部36、送信部30、受信部32、操作部34、及び表示部38が接続されている。
制御部72は、CPU(中央演算ユニット)、RAM(ランダムアクセスメモリ)、及びROM(リードオンリメモリ)からなるマイクロコンピュータを含んで構成されている。制御部72のROMには、CPUが実行するプログラムが予め記憶されている。なお、CPUが実行するプログラムが記憶される記憶手段はROMに限定されず、例えば、HDDであってもよいし、フラッシュメモリであってもよい。
また、制御部72は、信号処理回路を含んでいる。信号処理回路は、入力された様々な信号を変換して出力する回路である。より具体的には、信号処理回路は、人体検知部36から電気信号が入力された場合には、該電気信号を予め定められたレベルのデジタル信号に変換して、CPUに出力する。また、信号処理回路は、リモコン信号が光電変換された電気信号が受信部32から入力された場合には、該電気信号から搬送波を除いた制御信号を抽出してCPUに出力する。また、信号処理回路は、リモコン信号を生成するための制御信号がCPUから入力された場合には、該制御信号から赤外線のリモコン信号を生成して送信部30に出力する。
記憶部74は、不揮発性メモリ等(例えば、フラッシュメモリなど)から構成されている。記憶部74には、学習制御装置10の動作に必要な様々な設定情報が記憶される。図7に、記憶部74に記憶される設定情報の一例を示す。設定情報は、操作部34によって利用者が設定可能であるが、いずれも、予め何らかの初期値が設定されているものとする。なお、図示した設定情報は一例であって、設定項目や設定内容がこれらに限定されるものではない。
また、記憶部74には、リモコン装置18からのリモコン信号を受信して生成された学習情報が記憶される。図8に、学習情報の一例を示す。本実施の形態では、電子機器12の機器名、機器作動情報(本実施の形態では電源のON/OFFを示す情報)、電子機器12の電源がONのときの視聴チャンネルの情報、曜日、開始時刻、及び終了時刻が対応付けられて記憶されている。ここでは、曜日、開始時刻、及び終了時刻の情報が本発明の第2の情報に相当し、機器作動情報及び視聴チャンネルの情報が本発明の第1の情報に相当する。
本実施の形態では、基本的には、1日24時間を予め定められた制御単位時間毎に複数の制御期間に分割し、各制御期間に対応して学習情報を記憶するようにしている。図8に示す例では、制御単位時間を30分として1日を48の制御期間に分割し、該分割された各制御期間毎に学習情報が登録される。開始時刻及び終了時刻で表される各期間が制御期間に該当する。基本的には、図示されるように、9:00〜9:30、9:30〜10:00というような制御期間毎に学習情報が登録される。なお、以下では、学習情報の開始時刻及び終了時刻で表される期間を学習制御期間と呼称し、1日24時間を制御単位時間毎に分割したときの制御期間と区別して説明する。
また、以下では、各制御期間を区分する区切りの時刻を制御区切り時刻と呼称する。例えば、図8に示す例では、・・・9時、9時30分、10時、10時30分・・・が制御区切り時刻となる。
なお、制御単位時間は30分に限定されず、例えば、1分であってもよいし、5分であってもよいし、15分であってもよいし、1時間であってもよい。また、本実施の形態では、利用者が、制御単位時間を設定できるように構成されている(後述)。
また、本実施の形態では、一週間単位で(曜日毎に)学習するように予め設定されているが、1日単位であってもよいし、平日と休日とで区別して学習するようにしてもよい。なお、曜日毎に学習する場合には、1日48個の制御期間×7日=336個の制御期間毎に学習情報が登録されうる。
なお、利用者により学習制御装置10の利用が開始される前は、学習情報は未登録であるものとする。
また、記憶部74には、カレンダー情報も記憶されており、カレンダー情報から日時や曜日の特定が可能な構成となっている。
また、各メーカの家電機器で使用されるリモコンコード(家電機器を操作するリモコン信号が示す制御コード)は、各メーカや家電機器毎に異なるため、記憶部74には、予め様々なメーカの家電機器毎にリモコンコードの情報が記憶されている。
なお、上記学習情報の第1の情報として、リモコン信号を識別する識別情報、例えば、リモコンコードを記憶するようにしてもよい。リモコンコードも、制御状態を示す情報であるため、上記情報に代えて記憶するようにしてもよい。
なお、記憶部74に、制御部72のCPUが実行するプログラムが記憶されていてもよい。
操作部34は、プライベートボタン34a、操作ボタン34b、及び操作スイッチ34cから構成されており、これらを操作することにより発生した操作信号は制御部72に入力される。制御部72は、該入力された操作信号に応じて、学習制御装置10を制御したり、各種設定情報を設定したりする。
プライベートボタン34aは、前述したように、プライベートモードのON/OFFを設定するためのボタンであり、プライベートボタン34aが押下されると、プライベートモードがON状態になり、プライベートモードがON状態において再度プライベートボタン34aが押下されると、プライベートモードがOFF状態(解除)になる。
なお、本実施の形態において、プライベートモードは、プライベートモード開始から予め設定された時間が経過するまで、記憶部74に記憶された学習情報の視聴チャンネルの情報に応じた制御が禁止されるモードをいう。プライベートモードは、例えば、急な来客があった場合等に活用される。以下、プライベートモードを、Pモードと呼称する。なお、プライベートボタン34aの操作によって、図7に示す設定項目「Pモード」の設定が変更される。なお、本実施の形態では、Pモードを、記憶部74に記憶された学習情報の一部である視聴チャンネルの情報に応じた制御が禁止されるモードとしたが、視聴チャンネルだけでなく、記憶部74に記憶された学習情報全てに応じた制御が禁止されるモードとしてもよい。
次に、操作ボタン34bについて説明する。
操作ボタン34bは、時計ボタン、初期チャンネル設定ボタン、予約登録ボタン、離席設定ボタン、応用メニューボタン、学習情報編集ボタン、キャンセルボタン、矢印ボタン、及び決定ボタンを含んで構成されている。
矢印ボタンは、利用者が設定情報の内容を入力するためのボタンであり、設定情報の入力中は矢印ボタンの操作に応じて表示部38に表示される情報が変化する。決定ボタンは、矢印ボタンの操作により入力された内容を設定情報として決定するためのボタンである。
また、時計ボタン、初期チャンネル設定ボタン、予約登録ボタン、離席設定ボタン、応用メニューボタン、学習情報編集ボタン、の各ボタンは、設定項目種別を選択するためのボタンである。利用者は、これらのボタンのうちいずれかを押下して設定項目種別を選択した後、各設定内容を矢印ボタンや決定ボタン等を操作することによって入力する。
なお、利用者の設定操作中は、制御部72の制御により、表示部38に利用者の操作内容が表示される。利用者は、該表示部38の表示内容を確認しながら、矢印ボタンや決定ボタン等を操作することによって各種設定情報を入力できる。入力された設定情報は記憶部74に記憶されることにより設定される。
以下、本実施の形態において、操作ボタン34bの操作により設定される設定情報について説明する。
時計ボタンは、制御部72に内蔵されている時計の日時を設定するためのボタンである。このボタンが押下され、矢印ボタンや決定ボタンが操作されると、図7に示す設定項目「時計」が設定される。この設定項目「時計」が設定されたときに、制御部72に内蔵されている時計が、該設定された日時に補正される。なお、正確な時刻合わせのために、学習制御装置10に電波による時刻調整機能を設けても良い。この場合には、利用者が時計を設定しなくても、電源をONすれば電波による正確な時刻を設定できる。
初期チャンネル設定ボタンは、記憶部74に学習情報が何も記憶されていない初期の段階で視聴するチャンネルを設定するためのボタンである。このボタンが押下され、矢印ボタンや決定ボタンが操作されると、図7に示す設定項目「初期チャンネル設定」が設定される。
予約登録ボタンは、年月日、開始時刻、終了時刻、及び制御内容(例えば、電源のON/OFF及び視聴するチャンネルを示す情報)を予約情報として記憶するためのボタンである。このボタンが押下されて、矢印ボタンや決定ボタンが操作されることにより予約情報が入力されると、図7に示す設定項目「予約登録」に対し、該入力した予約情報が登録される。以下、予約情報の年月日、開始時刻、及び終了時刻の情報で特定される期間を予約期間と呼称する。また、以下では、予約情報を記憶することを、予約情報を登録すると表現する場合もある。
「予約登録」を設定すると、予約期間に、設定された制御内容で電子機器12が制御される。「予約登録」は、学習機能とは別に、見逃したくない番組を視聴するために予約する場合等に用いられる設定項目である。
なお、ここでは、予約情報として年月日を設定するようにしたが、曜日を設定するようにしてもよいし、平日または土日のいずれかを示す情報を設定してもよい。毎日の制御内容として設定する場合には、開始時刻及び終了時刻だけを設定するようにしてもよい。
離席設定ボタンは、利用者が人体検知部36で検出されなくなった(離席した)場合の制御内容を設定するためのボタンである。このボタンが押下され、矢印ボタンや決定ボタンが操作されると、図7に示す設定項目「離席動作設定情報」が設定される。ここで設定される離席動作設定情報には、利用者が離席してから電子機器12を省電力状態に切り替えるまでの時間(離席設定1)、電子機器12を省電力状態に切り替えてから(或いは利用者が離席してから)電源OFFにするまでの時間(離席設定2)、離席設定1に設定された時間が経過した場合の電子機器12の制御内容(離席動作1)、及び離席設定2に設定された時間が経過した場合の電子機器12の制御内容(離席動作2)が含まれる。
なお、設定項目「離席動作1」には、例えば、「輝度を下げる」、「音量を下げる」、「表示領域のサイズを小さくする」等のように、電子機器12の消費電力を低減させるための制御内容を設定することができる。また、設定項目「離席動作2」には、電源OFFの可否を設定することができる。例えば、離席しても電源OFFされないように設定したい場合には、「離席動作2」を「電源OFFしない」と設定することができる。
また、電子機器12に電子機器12を省電力状態にする省電力モードの機能が無い場合には、「離席設定1」を「0分(なし)」に設定するようにしてもよい。また、"離席機能"自体のON/OFFを設定することができるような設定項目が設けられていても良い。この設定項目がONの場合には、通常通り離席処理を行い、この設定項目がOFFの場合には、利用者が人体検知部36で検出されなくなった場合であっても、電子機器12に対する省電力や電源OFF等の制御を行わないようにする。
応用メニューボタンは、各種応用メニューの設定を行うためのボタンである。このボタンが押下され、矢印ボタンや決定ボタンが操作されると、図7に示す設定項目「応用メニュー」が設定される。ここで設定される設定項目としては、例えば、リモコン登録、リモコン信号背面送信のON/OFF、人体検知、電源OFF時の対象機器の電源制御、予約情報0件の場合の表示、予約情報ありの場合の表示、Pモード時の予約動作の可否、Pモード時の視聴チャンネル、Pモード終了時間、Pモード時の学習機能、学習閾値時間、認証情報、等が含まれる。
「リモコン登録」は、学習制御装置10で制御対象とする機器を登録設定する設定項目である。ここでは、電子機器12に予め割り当てられた識別番号を入力する等により登録される。また、記憶部74に予め記憶されていないリモコンコードを登録することもできる。このように、予め記憶されていないリモコンコードを登録可能に構成することで、例えば、識別番号が割り当てられていない機器のリモコン装置から送信されるリモコン信号についても学習することができる。
「リモコン信号背面送信」は、学習制御装置10でリモコン信号を受信したときに、該受信したリモコン信号を再生して背面の送信部30から送信する中継機能に関する設定項目であり、この設定項目をONに設定すると該中継機能が働き、OFFに設定すると該中継機能は働かない。学習制御装置10の設置位置によっては、学習制御装置10が、電子機器12のリモコン信号受信部16へ向かうリモコン信号を遮る障害物となり、リモコン信号受信部16でリモコン信号が受信されない場合もある。この中継機能をONにすることで、学習制御装置10の設置位置に関わらず、リモコン装置18から送信されたリモコン信号が電子機器12で受信されるように中継することができる。
「人体検知」は、人体検知部36による人体検知の結果に応じて制御するか否かを設定する設定項目である。この設定項目をONに設定すると、学習制御装置10は人体検知の結果に応じて電子機器12を制御し、OFFに設定すると、学習制御装置10は人体検知の結果に応じた制御は行わない。
「電源OFF時の電子機器の電源操作」は、学習制御装置10の電源をOFFしたときに、電子機器12の電源もOFFするか否かを設定する設定項目である。この設定項目がONに設定されている場合には、学習制御装置10の電源をOFFすると、制御部72は、電子機器12の電源がOFFされるように制御する。また、この設定情報がOFFに設定されている場合には、学習制御装置10の電源をOFFしても、電子機器12の電源はOFFされない。
「予約情報0件の場合の表示」は、予約情報に基づく制御を行う際に、登録されている予約情報が0件の場合に、表示部38にその旨を表示するかしないかを設定する設定項目である。
「予約情報ありの場合の表示」は、予約情報に基づく制御を行う際に、登録されている予約情報が存在する場合に、表示部38に該登録されている予約情報を表示するかしないかを設定する設定項目である。
「Pモード時の予約動作」は、Pモード時に、予約情報に基づく制御を行うか否かを設定する設定項目である。この設定項目をOFFに設定した場合には、Pモード時に、「予約登録」に予約情報が記憶されている場合であっても、予約情報に基づく制御は行わない。また、この設定項目をONに設定した場合には、通常通り、予約情報に基づく制御が行われる。
「Pモード時の視聴チャンネル」は、Pモード時に視聴するチャンネルを設定する設定項目である。なお、ここで、前述の「初期チャンネル設定」で設定されたチャンネルを使用するように設定することもできる。
「Pモード終了時間」は、プライベートボタン34aを押下してPモードが開始してからPモードが終了するまでの時間を設定する設定項目である。
「Pモード時の学習機能」は、Pモード時に、学習処理を実行するか否かを設定する設定項目である。この設定項目がONに設定されている場合には、Pモード時にリモコン装置18からリモコン信号が受信されると学習処理が行われる。この設定項目がOFFに設定されている場合には、Pモード時にリモコン信号が受信されても学習処理は行わない。
「学習閾値時間」は、学習処理で用いられる閾値を設定する設定項目である。本実施の形態では、ある視聴状態の継続時間がここで設定された閾値を越えた場合に、学習情報が生成され記憶部74に記憶される。この「学習閾値時間」で設定される時間(閾値)は、下記「制御単位時間」で設定される時間より短い時間であるものとする。なお、本実施の形態では、利用者が学習閾値時間を設定可能な構成としたが、学習閾値時間が予め定められた時間であってもよい。また、上記制御単位時間に応じて制御部72が学習閾値時間を決定する構成としてもよい。
学習情報編集ボタンは、記憶された学習情報(図8参照)を編集するためのボタンである。また、編集内容を「予約登録」として登録することもできる。
キャンセルボタンは、現在の操作や設定した内容(登録した予約情報など)をキャンセルするためのボタンである。
次に、操作スイッチ34cについて説明する。
操作スイッチ34cは、電源スイッチ、学習単位設定スイッチ、予約限定モード設定スイッチ、予約併用モード設定スイッチ、及び単身/家族モード設定スイッチを含んで構成されている。
電源スイッチは、学習制御装置10の電源をON/OFFするためのスイッチである。また、電源スイッチ以外のスイッチは、各種設定情報を設定するためのスイッチであり、利用者がスイッチの操作を行うと、制御部72の制御により表示部38に操作内容が表示される。利用者は、該表示部38の表示内容を確認しながら、各スイッチを操作して各設定項目を指定する。該指定された設定項目は記憶部74に記憶されて設定される。
以下、本実施の形態において、操作スイッチ34cの操作により設定される設定情報について説明する。
学習単位設定スイッチは、図7に示す設定項目「制御単位時間」を設定するためのスイッチである。本実施の形態では、15分と30分の2種類の時間が設定できる。
予約限定モード設定スイッチは、図7に示す設定項目「予約限定モード」のON/OFFを設定するためのスイッチである。予約限定モードがONに設定されると、学習情報に応じた制御は禁止され、上記登録された予約情報に応じた制御のみが行われる。予約限定モードがOFFの場合には、下記の予約併用モードの設定に応じた制御が行われる。
予約併用モード設定スイッチは、図7に示す設定項目「予約併用モード」のON/OFFを設定するためのスイッチである。予約併用モードがONに設定されると、予約情報及び学習情報に応じた制御が行われる。本実施の形態では、同じ時間帯に異なる内容の予約情報及び学習情報が記憶されている場合には、予約情報が優先される。また、予約併用モードがOFFに設定されると、予約情報に応じた制御は禁止され、学習情報に応じた制御か或いは初期チャンネル設定の設定情報に応じた制御が行われる。
単身/家族モード設定スイッチは、図7に示す設定項目「単身/家族モード」を単身モードまたは家族モードに切り替えるためのスイッチである。単身モードに切り替えられている場合には、人体検知部36bが人体検知に用いられ、家族モードに切り替えられている場合には、4個の人体検知部36aが人体検知に用いられる。なお、人体検知部36の切り替えはこれに限定されるものではなく、例えば、家族モードに切り替えられている場合に、4個の人体検知部36aと、1個の人体検知部36bとを組み合わせて人体検知に用いるように構成してもよい。
なお、以下では、プライベートボタン34a、操作ボタン34b、及び操作スイッチ34cを区別せずに説明する場合には、単に操作部34と呼称して説明する。
表示部38は、制御部72の制御により各種情報を表示する。なお、表示部38には、前述したように、設定情報の設定時に、利用者が操作部34を操作したときの操作内容が表示されるが、その他に、例えば、何らかのエラーが発生した場合のエラーメッセージや、電池の残量が残り少なくなった場合のバッテリーに関するメッセージ等、様々な情報が表示される。
送信部30は、前述した送信部30a及び送信部30bから構成されている。送信部30a及び送信部30bの各々は、制御部72で生成された赤外線のリモコン信号を送信する回路である。なお、以下では、送信部30a及び送信部30bを区別せずに説明する場合には、単に送信部30と呼称する。
受信部32は、前述したように、赤外線のリモコン信号を受信して光電変換し、変換後の電気信号を制御部72に出力する。
人体検知部36は、前述した人体検知部36a及び人体検知部36bから構成されている。人体検知部36a及び人体検知部36bの各々は、人体から放射される赤外線を検出し電気信号に変換して出力する赤外線センサである。本実施の形態の人体検知部36a及び人体検知部36bの各々は、赤外線の量(熱量)の変化を検出するものではなく、人体から放射される赤外線の量(熱量)を検出するものであるため、検出範囲に人体が存在していれば静止状態にあったとしても人体から放射される熱量によって信号が出力され続ける。以下、人体検知部36から出力される電気信号を人体検知信号と呼称する。
人体検知部36aは、前述したように、複数個(本実施の形態では4個)設けられており、この複数の人体検知部36aを用いて、学習制御装置10の正面側の水平方向180度程度の比較的広いエリアの人体が検出される。一方、人体検知部36bは、筐体20内部に1個設けられている。この人体検知部36bのみを人体検知に用いた場合には、比較的狭いエリア(例えば水平方向30度程度)の人体が検出される。本実施の形態では、学習制御装置10に、操作スイッチ34c(単身/家族モード切替スイッチ)を設け、利用環境に応じて、使用する人体検知部を、4個の人体検知部36aと、1個の人体検知部36bとのいずれか一方に切り替えられるようした。
また、以下では、人体検知部36a、及び人体検知部36bを区別せずに説明する場合には、末尾の符号を省略し、人体検知部36と呼称する。
なお、本実施の形態では、人体検知部36を赤外線センサとしたが、これに限定されるものではない。例えば、超音波式、可視光式などの人体検知センサを用いてもよい。また、方式の異なる複数種類のセンサを組み合わせて使用するようにしてもよい。
また、本実施の形態では、熱量を検出する赤外線センサを人体検知部36として用いているが、人体が動いている状態を検知する(熱量の変化を検出する)赤外線センサを人体検知部36として用いるようにしてもよい。
また、熱を放射する熱源の位置を検知するセンサを設け、熱源が予め定められた時間以上移動しなければ、人体ではないと判断するようにしてもよい。例えば、人体が熱い鍋を保持して移動し、テーブルの上に鍋を置いて部屋を出て行った場合などにも、精度高く人体を検知でき、誤検出を防止できる。
また、人体検知部36の検知範囲を熱放射する熱源が移動した後に、予め定められた時間該熱源が移動しなければ、人体であると認識し、人体検知部36の検知範囲を熱源が移動しなければ人体ではなく物体である(人体を検知しない)と認識するように構成してもよい。これにより、コタツやストーブ、ヤカンなど、人体以外の熱を放射する物体が存在しても誤検出を防止できる。
次に、本実施の形態の学習制御装置10の動作について説明する。
なお、本実施の形態では、リモコン装置18により電子機器12の電源がONされる前に、学習制御装置10の電源がONされることを前提として説明する。
また、本実施の形態では、学習情報の機器作動情報とは別に、電子機器12の現在の作動状態(本実施の形態では、電源ONかOFF)を示す作動情報についても記憶部74に記憶される。この作動情報は電子機器12の作動状態が変化する毎に書き換えられる。例えば、学習制御装置10から電子機器12に対して電源ON/OFFのリモコン信号を送信した場合、及びリモコン装置18から電子機器12に向けて電源ON/OFFのリモコン信号が送信された場合には、電子機器12の作動状態が変化する。従って、この場合には、制御部72は、リモコン信号に応じて、変化後の作動状態を示す作動情報を生成して、記憶部74に記憶(上書き)する。なお、ここでは作動情報を変更する場合には、既に記憶されている作動情報に上書きして変更する場合を例に挙げるが、該作動情報を上書きせず、新しく生成した作動情報を異なる記憶領域に順次記憶していくようにしてもよい。
図9〜図14、及び図16〜図38は、制御部72のCPUにより実行されるプログラムのフローチャートである。図9〜図10は、メイン処理の流れを示すフローチャートである。このメイン処理のプログラムは、学習制御装置10の電源スイッチがONされたときに起動する。
ステップ100では、記憶部74からメイン処理において必要な設定情報を読込む。
ステップ102では、設定項目「Pモード」の設定情報に基づいて、学習制御装置10がPモード中であるか否かを判定する。設定項目「Pモード」がONである場合には、Pモード中であると判定され、OFFである場合には、Pモード中でないと判定される。
ステップ102で、Pモード中であると判定した場合には、ステップ104のプライベート動作処理を実行する。なお、プライベート動作処理については後述する(図17参照。)。
また、ステップ102で、Pモード中でないと判定した場合には、ステップ106に移行する。
ステップ106で、記憶部74から読み出した設定項目「予約限定モード」の設定情報に基づいて、学習制御装置10が予約限定モード中か否かを判定する。ここで、学習制御装置10が予約限定モード中でないと判定した場合には、ステップ108に移行する。
ステップ108では、人体検知による制御を行うか否かを判定する。ここでは、記憶部74から読み出した設定項目「人体検知」の設定情報が、人体検知部36による人体検知の結果に応じて制御するという内容であった場合には、人体検知による制御を行うと判定して、ステップ110に移行する。また、設定項目「人体検知」の設定情報が、人体検知部36による人体検知の結果に応じた制御は行わないという内容であった場合には、ステップ110をスキップして、ステップ112に移行する。
ステップ110では、人体検知部36からの人体検知信号に基づいて人体を検知したか否かを判定する。ここで、人体を検知したと判定した場合には、ステップ112に移行する。また、人体を検知しないと判定した場合には、ステップ112には移行せず、待機状態を維持する。
ステップ112では、記憶部74から読み出した設定項目「予約併用モード」の設定情報に基づいて、学習制御装置10が予約併用モード中か否かを判定する。ここで、学習制御装置10が予約併用モード中でないと判定した場合には、ステップ114に移行する。
ステップ114では、学習制御処理を行う。図11に学習制御処理の流れを示すフローチャートを示す。
ステップ150では、記憶部74に現在の曜日及び時刻に対応する学習情報(現在の曜日、及び現在の時刻が含まれる学習制御期間の学習情報)が記憶されているか否かを判定する。前述したように、学習情報は、利用者により学習制御装置10の利用が開始される前は、未登録(記憶されていない)の状態となっている。また、本実施の形態では、一週間単位で(曜日毎に)学習するように予め設定されているため、利用者が利用してから1週間経過しないと、1週間分の学習情報が記憶されないため、この期間は学習情報に基づいた制御はできないこととなる。
ステップ150で、学習情報は記憶されていないと判定した場合には、ステップ152に移行する。
ステップ152では、記憶部74に記憶されている電子機器12の現在の作動情報及び「初期チャンネル設定」の設定情報(図7も参照。)を読み込む。
ステップ154では、電子機器12の現在の作動情報と「初期チャンネル設定」の設定情報とに基づいて、リモコン信号を生成し、電子機器12に送信する。
より具体的には、電子機器12の現在の作動情報が「電源ON状態」であることを示していた場合には、「初期チャンネル設定」の設定情報が示すチャンネルに切り替えるためのリモコンコードを記憶部74から読出し、該リモコンコードからリモコン信号を生成して電子機器12に送信する。
また、電子機器12の現在の作動情報が、「電源OFF状態」であることを示していた場合には、電源をONにするためのリモコンコードと、「初期チャンネル設定」の設定情報が示すチャンネルに切り替えるためのリモコンコードとを記憶部74から読出し、読み出したリモコンコードの各々に対応したリモコン信号を生成する。そして、電源をONにするためのリモコン信号を電子機器12に送信した後に、チャンネルを切り替えるためのリモコン信号を電子機器12に送信する。
その後、記憶部74に記憶されている作動情報を、上記生成して送信したリモコン信号に対応した作動情報に書きかえる。なお、本実施の形態では、記憶部74に記憶される現在の作動情報が、電子機器12の電源ON/OFFの状態を示す情報である場合を例に挙げている。従って、本実施の形態では、送信したリモコン信号によって電子機器12の電源ON/OFFの状態が変化しなければ(例えば、チャンネルを切り替えるだけのリモコン信号である場合等)、記憶部74に記憶されている作動情報は変更されない。
一方、ステップ150で、現在の曜日及び時刻に対応する学習情報が記憶されていると判定した場合には、ステップ156に移行する。
ステップ156では、記憶部74に記憶されている電子機器12の現在の作動情報及び現在の曜日、及び現在の時刻が含まれる学習制御期間の学習情報を読み込む。なお、学習情報の読込みについて具体的に例を挙げると、例えば、現在の曜日が火曜日であり、現在の時刻が9時15分であった場合には、図8に示す例では、曜日「火曜日」、開始時刻「9:00」、及び終了時刻「9:30」の情報と、これら情報に対応付けて記憶された「機器作動情報」(ON)及び「チャンネル」(10ch)の情報を読み出す。
ステップ158では、電子機器12の現在の作動情報と現在の曜日及び時刻に該当する学習情報(図8も参照。)とに基づいて、リモコン信号を生成し、電子機器12に送信する。
より具体的には、読み込んだ学習情報の「機器作動情報」が「電源OFF」を示していた場合であって、電子機器12の現在の作動情報が、「電源ON状態」であることを示していた場合には、電源をOFFにするためのリモコンコードを記憶部74から読出し、該リモコンコードからリモコン信号を生成して電子機器12に送信する。
また、読み込んだ学習情報の「機器作動情報」が「電源OFF」を示していた場合であって、電子機器12の現在の作動情報が、「電源OFF状態」であることを示していた場合には、リモコン信号は生成しない。
また、読み込んだ学習情報の「機器作動情報」が「電源ON」を示していた場合であって、電子機器12の現在の作動情報が、「電源OFF状態」であることを示していた場合には、電源をONにするためのリモコンコードと、読み込んだ学習情報の「チャンネル」の情報が示すチャンネルに切り替えるためのリモコンコードとを記憶部74から読出し、読み出したリモコンコードの各々に対応したリモコン信号を生成して電子機器12に送信する。このとき、電源をONにするためのリモコン信号は、チャンネルを切り替えるためのリモコン信号より先に送信される。
また、読み込んだ学習情報の「機器作動情報」の項目が「電源ON」を示しており、且つ電子機器12の現在の作動情報が「電源ON状態」であることを示している場合には、読み込んだ学習情報の「チャンネル」の情報が示すチャンネルに切り替えるためのリモコンコードを記憶部74から読出し、読み出したリモコンコードに対応したリモコン信号を生成して電子機器12に送信する。
このように、学習制御期間の学習情報が示す制御内容が再現されるようにリモコン信号が生成され送信される。
上記生成したリモコン信号を送信部30を介して電子機器12に送信すると、記憶部74に記憶されている作動情報を該送信したリモコン信号に対応した作動情報に書きかえる。また、リモコン信号を生成しなかった場合には、そのまま学習制御処理を終了する。
ステップ114の学習制御処理の後、ステップ116で、終了時刻が到来したか否かを判定する。本実施の形態では、基本的には、制御期間毎に電子機器12を制御するため、ここでは、これから到来する直近の制御区切り時刻を終了時刻として判定する。例えば、制御単位時間が30分であり、ステップ150で学習情報が記憶されているか否かを判定した時刻が9時15分である場合には、9時30分が終了時刻となる。ただし、後述するように、制御期間の終了時刻と異なる学習制御期間の終了時刻が記憶される場合には、到来したか否かが判定される終了時刻として学習制御期間の終了時刻が適用される。
ステップ116で、上記終了時刻が未だ到来していないと判定した場合には、そのまま待機状態を継続する。また、ステップ116で、上記終了時刻が到来したと判定した場合には、ステップ102に戻る。これにより、次の制御期間(又は学習制御期間)の制御が開始される。
一方、ステップ112で、学習制御装置10が予約併用モード中であると判定した場合には、ステップ118に移行する。
ステップ118では、現在時刻に該当する予約情報(すなわち、現在時刻が予約期間に含まれる予約情報)が記憶部74に登録(記憶)されているか否かを判定する。ここで、現在時刻に該当する予約情報が記憶部74に記憶されていないと判定した場合には、ステップ120で、学習制御処理を行う。この学習制御処理は、先に図11を用いて説明した学習制御処理と同様であるため説明を省略する。
ステップ120の学習制御処理の後、ステップ122で、現在時刻に該当する予約情報が記憶部74に記憶されているか否かを判定する。ここで、現在時刻に該当する予約情報が記憶部74に記憶されていないと判定した場合には、ステップ124で、ステップ116と同様に、終了時刻が到来したか否かを判定する。
ステップ124で、終了時刻が到来していないと判定した場合には、ステップ122に戻る。また、ステップ124で、終了時刻が到来したと判定した場合には、ステップ102に戻る。
なお、リモコン信号を送信するまでに要する時間を考慮し、ステップ116やステップ124の判定時刻を上記終了時刻より若干早めにしてもよい。
また、ステップ118及びステップ122で、現在時刻に該当する予約情報が記憶部74に記憶されていると判定した場合には、ステップ126の予約動作処理を行う。
図12は、予約動作処理の流れを示すフローチャートである。
ステップ200では、記憶部74から、現在時刻に該当する予約情報及び電子機器12の現在の作動情報を読み込む。
ステップ202では、上記読み込んだ電子機器12の現在の作動情報と予約情報とに基づいてリモコン信号を生成し、電子機器12に送信する。
より具体的には、電子機器12の現在の作動情報が「電源ON状態」であることを示している場合には、予約情報が示すチャンネルに切り替えるためのリモコンコードを記憶部74から読出し、読み出したリモコンコードに対応したリモコン信号を生成して電子機器12に送信する。
また、電子機器12の現在の作動情報が「電源OFF状態」であることを示していた場合には、電源をONにするためのリモコンコードと、予約情報が示すチャンネルに切り替えるためのリモコンコードを記憶部74から読出し、読み出したリモコンコードの各々に対応したリモコン信号を生成して電子機器12に送信する。このとき、電源をONにするためのリモコン信号は、チャンネルを切り替えるためのリモコン信号より先に送信される。
そして、記憶部74に記憶されている作動情報を該送信したリモコン信号に対応した作動情報に書きかえる。
ステップ204では、実行中の予約情報の終了時刻が到来したか否かを判定する。ここで、予約情報の終了時刻がまだ到来していないと判定した場合には、待機状態を継続する。また、ステップ204で、予約情報の終了時刻が到来したと判定した場合には、ステップ206に移行する。
ステップ206では、記憶部74から上記実施した予約情報を削除する。ステップ206の処理後は、メイン処理のステップ102に移行する。
また、ステップ106で、学習制御装置10が予約限定モード中であると判定した場合には、図10のステップ130に移行する。
ステップ130では、人体検知による制御を行うか否かを判定する。ここでは、記憶部74から読み出した設定項目「人体検知」の設定情報が、人体検知部36による人体検知の結果に応じて制御するという内容であった場合には、人体検知による制御を行うと判定して、ステップ132に移行する。また、設定項目「人体検知」の設定情報が、人体検知部36による人体検知の結果に応じて制御しないという内容であった場合には、ステップ132をスキップして、ステップ134に移行する。
ステップ132では、人体検知部36からの人体検知信号に基づいて人体を検知したか否かを判定する。ここで、人体を検知したと判定した場合には、ステップ134に移行する。また、人体を検知しないと判定した場合には、ステップ134には移行せず、待機状態を維持する。
ステップ134では、現在時刻に該当する予約情報が記憶部74に登録(記憶)されているか否かを判定する。ここで、現在時刻に該当する予約情報が記憶部74に記憶されていないと判定した場合には、ステップ138で、現在時刻に該当する予約期間以外の期間を予約期間として登録された予約情報があるか否かを判定する。
ステップ138で、登録された予約情報があると判定した場合には、ステップ140で、記憶部74に記憶されている設定項目「予約情報ありの場合の表示」の設定情報(図7も参照。)に基づいて、登録された予約情報を表示するか否かを判定する。設定項目「予約情報ありの場合の表示」の設定情報が「表示する」を示していた場合には、ステップ142で、登録されている予約情報を表示部38に表示する。なお、表示する際、開始時刻が最も早い予約情報のみを表示するようにしてもよい。また、該予約情報の開始時刻を表示するようにしてもよい。また、24時間以内の予約情報の件数を表示するようにしてもよい。また、ステップ140で、設定項目「予約情報ありの場合の表示」の設定情報が「表示しない」を示していた場合には、ステップ142をスキップしてステップ130に戻る。
一方、ステップ138で、登録された予約情報がないと判定した場合には、ステップ144で、記憶部74に記憶されている設定項目「予約情報0件の場合の表示」の設定情報(図7も参照。)に基づいて、予約情報無しの旨を表示するか否かを判定する。設定項目「予約情報0件の場合の表示」の設定情報が「表示する」を示していた場合には、ステップ146で、登録されている予約情報がない旨を表示部38に表示する。また、ステップ144で、設定項目「予約情報0件の場合の表示」の設定情報が「表示しない」を示していた場合には、ステップ146をスキップしてステップ130に戻る。
なお、ステップ134で、現在時刻に該当する予約情報が記憶部74に記憶されていると判定した場合には、ステップ136に移行する。ステップ136では、予約動作処理が実行される。予約動作処理については、上記図12を用いて説明した通りであるため、ここでは説明を省略する。
図13(A)〜(D)は、メイン処理及び予約動作処理の途中で発生する割込処理のフローチャートを示す図である。
図13(A)は、リモコン信号受信割込処理の流れを示すフローチャートである。
ステップ1000で、リモコン装置18からリモコン信号を受信したと判定した場合には、ステップ1002で、受信したリモコン信号を再生して送信する。なお、設定項目「リモコン信号背面送信」がOFFに設定されていた場合には、ステップ1002の処理は省略される。また、設定項目「リモコン信号背面送信」がONでもOFFでも、記憶部74に記憶されている電子機器12の作動情報を該受信したリモコン信号に対応した作動情報に書きかえる。その後、メイン処理のステップ102に移行する。
図13(B)は、電源OFF割込処理の流れを示すフローチャートである。
ステップ1010で、学習制御装置10の電源スイッチがOFFされたと判定した場合には、ステップ1012で、電源OFF処理を実行する。電源OFF処理の流れについては後述する(図16参照)。
図13(C)は、Pモード動作割込処理の流れを示すフローチャートである。
ステップ1020で、プライベートボタン34aが押下されたと判定した場合には、ステップ1022で、設定項目「Pモード」をONに変更し、Pモード動作処理を実行する。Pモード動作処理の流れについては後述する(図17〜図20参照)。
図13(D)は、離席動作割込処理の流れを示すフローチャートである。
ステップ1030で、人体検知部36で人体が検知されなくなったと判定した場合には、ステップ1032で、離席動作割込処理を実行する。離席動作割込処理の流れについては後述する(図22〜図36参照)。
図14は、学習処理の流れを示すフローチャートである。この学習処理のプログラムも、学習制御装置10の電源スイッチがONされたときに起動する。すなわち、学習制御装置10では、メイン処理と学習処理とが並行して行われる。また、図15(A)は、視聴状態の一例であり、図15(B)は、図15(A)の視聴状態から学習情報を生成する生成方法を説明する説明図である。
図14のステップ300では、リモコン信号の受信待ちを行う。ステップ300で、リモコン信号を受信したと判定した場合には、記憶部74に記憶されている電子機器12の作動情報を該受信したリモコン信号に対応した作動情報に書換え、ステップ302に移行する。
ステップ302では、視聴タイマを0にリセットして計時を開始させる。ここでは視聴タイマとしてアップタイマを利用しているが、ダウンタイマでもよい。
ステップ304では、Pモード中にリモコン信号を受信したのか否かを判定する。後述するように、リモコン受信割込は、Pモード中でも発生する。従って、ここでPモード中か否かを判定する。ステップ304で、Pモード中でないと判定した場合には、ステップ308に移行する。
また、ステップ304で、Pモード中であると判定した場合には、ステップ306で、Pモード中に学習するか否かを判定する。Pモード中に学習するか否かは、予め設定項目「Pモード時の学習機能」に設定されている。そこで、ステップ306で、設定項目「Pモード時の学習機能」の設定情報を読出し、該設定情報がONを示しているか否かを判定する。該設定情報がONを示している場合には、Pモード中も学習すると判定し、ステップ308に移行する。また、該設定情報がOFFを示している場合には、Pモード中は学習しないと判定し、ステップ300に戻る。
ステップ308では、該受信されたリモコン信号及び記憶部74に記憶されている電子機器12の作動情報から視聴情報を生成し、該生成した視聴情報を記憶部74或いは制御部72のRAMに記憶する。視聴情報は、電子機器12の制御状態及び制御時刻を示す情報を含む情報である。
図15(A)に示すように、8時55分に10チャンネルに切り替えるリモコン信号を受信した場合には、図15(B)の(1)に示すような視聴情報が生成される。視聴情報には機器名の情報、機器作動情報(本実施の形態では、電源のON/OFFを示す情報)、視聴チャンネルの情報、開始時刻の情報、終了時刻の情報が含まれる。なお、この時点では終了時刻は、ブランクとなる。なお、電源をON・OFFするリモコン信号を受信した場合には、前回の視聴情報に含まれたチャンネル情報を新たな視聴情報のチャンネル情報としてそのまま利用して新たな視聴情報を生成する。
ステップ310では、視聴タイマの計時時間が予め設定された学習閾値時間を超えた(同じ視聴状態が学習閾値時間より長く継続した)か否かを判定する。図15(B)に示す例では、学習閾値時間を15分としている。ここで、視聴タイマの計時時間が学習閾値時間以下であると判定した場合には、ステップ312で、新たなリモコン信号を受信したか判定する。ここで新たなリモコン信号を受信したと判定した場合には、ステップ302に戻り、新たな受信信号を受信していないと判定した場合には、ステップ310に戻る。
一方、ステップ310で、視聴タイマの計時時間が予め設定された学習閾値時間を超えたと判定した場合には、ステップ314で、視聴情報に終了時刻の情報を追加する。ここでは、図15(B)の(2)に示すように、視聴情報の開始時刻に予め設定された学習閾値時間を加算した時刻を終了時刻の情報として追加する。
ステップ316では、上記視聴情報に基づいて学習情報を生成し、記憶部74の該当する記憶領域に上書きで記憶する。本実施の形態では、開始時刻及び終了時刻の情報と、機器名を示す情報と、機器作動情報と、視聴チャンネルの情報とを含む学習情報を生成して上書きする。機器名、機器作動情報、及び視聴チャンネルの情報については、視聴情報に含まれている情報を用いる。
また、開始時刻及び終了時刻は、視聴情報の終了時刻が含まれる制御期間を求め、該求めた制御期間の開始時刻及び終了時刻を、学習情報の開始時刻及び終了時刻とする。例えば、視聴情報の終了時刻が9:20であれば、9:00〜9:30の制御期間の開始時刻9:00、終了時刻9:30となる。
ステップ316の処理により、例えば、図15(B)の(3)に示すような学習情報が生成され、記憶される。
ステップ316の後は、ステップ302に戻る。そして、上記と同様にステップ306まで処理するが、ステップ308で行われる視聴情報の生成方法は、リモコン信号を受信したときに行われる生成方法と異なり、図15(B)の(4)に示すように、新たに生成する視聴情報の機器作動情報、視聴チャンネルの情報は前回の視聴情報をそのまま用い、前回の視聴情報の終了時刻の情報を開始時刻の情報として利用し、終了時刻はブランクにして生成する。
その後、ステップ310で、視聴タイマの計時時間が予め設定された学習閾値時間を超えたと判定した場合には、上記と同様にステップ314で終了時刻を追加し、ステップ316で学習情報を生成して記憶する(図15(B)の(5)〜(6)も参照。)。なお、図15(B)の(6)は、前回(図15(B)の(3))と同じ学習制御期間の学習情報なので、該(3)の学習情報に上書きする。
図15(A)に示すように、視聴終了時刻が9:54であった場合には、更に、図15(B)の(7)〜(9)に示すように、視聴情報が更新され、学習情報が生成され、記憶される。
これにより、図15(A)に示す視聴状態に対しては、図8のAに示すように、9:00〜9:30の学習制御期間及び9:30〜10:00の学習制御期間の学習情報が記憶される。
なお、上記では、視聴情報の終了時刻の情報に基づいて、学習制御期間(開始時刻、終了時刻)を導出したが、本発明はこれに限定されない。例えば、開始時刻及び終了時刻の情報に基づいて、学習制御期間を導出するようにしてもよい。例えば、学習閾値時間が15分、制御単位時間が30分の場合であって、視聴情報の開始時刻が9:18、視聴情報の終了時刻が9:35の場合には、上記例では、終了時刻に基づいて、9:30〜10:00の制御期間の学習情報が生成される。しかしながら、この場合には、制御期間9:00〜9:30の間の視聴時間の方が、制御期間9:30〜10:00の間の視聴時間のよりも長い。この場合には、利用者は、制御期間9:00〜9:30の番組を試聴したかった可能性が高い。従って、このように、視聴情報の開始時刻から終了時刻までの期間が、制御区切り時刻を跨いだ場合には、視聴情報の開始時刻から制御区切り時刻までの時間と、制御区切り時刻から視聴情報の終了時刻までの時間の長さを比較し、長い方の制御期間(この例では、制御期間9:00〜9:30)を学習制御期間として選択する。これにより、利用者の希望に合致した学習情報を生成することができる。
また、上記実施の形態では、学習閾値時間が経過する毎に、視聴情報の「終了時刻」が含まれる制御期間を学習制御期間として学習情報を生成する例について説明したが、学習閾値時間が経過する毎に、視聴情報の「開始時刻」が含まれる制御期間を学習制御期間として学習情報を生成するようにしてもよい。例えば、ある番組を8:55から9:54まで視聴していた場合には、上記視聴情報の「終了時刻」が含まれる制御期間を学習制御期間として学習情報を生成するのであれば、学習閾値時間を15分として、8:55〜9:10及び9:10〜9:25の視聴情報から9:00〜9:30の学習制御期間の学習情報が生成され、9:25〜9:40の視聴情報から9:30〜10:00の学習制御期間の学習情報とが生成されるが、視聴情報の「開始時刻」が含まれる制御期間を学習制御期間として学習情報を生成する場合には、図39のような学習情報が生成される。
まず、8:55〜9:10の視聴情報から、該視聴情報の開始時刻8:55が含まれる制御期間8:30〜9:00を学習制御期間とする学習情報が生成される(図39(1)〜(3))。次に、9:10〜9:25の視聴情報から、該視聴情報の開始時刻9:10が含まれる制御期間9:00〜9:30を学習制御期間とする学習情報が生成される(図39(4)〜(6))。更に、9:25〜9:40の視聴情報から、該視聴情報の開始時刻9:25が含まれる制御期間9:00〜9:30を学習制御期間とする学習情報が生成される(図39(7)〜(9))。図39の(9)は、前回の(6)と同じ学習制御期間の学習情報なので、上書きされる。このように学習情報を生成すれば、例えば、番組開始時間を逃さないよう利用者に番組を試聴させることができる。
また、学習閾値時間が経過する毎に視聴情報の開始時刻が含まれる制御期間を学習制御期間として学習情報を生成すると共に、更に、次のリモコン信号を受信したときの時刻(視聴情報の終了時刻)が含まれる制御期間を学習制御期間として学習情報を生成するようにしてもよい。このように学習情報を生成すれば、番組の視聴が途中で終了することを防止できる。なお、このように学習情報を生成する場合には、上記ステップ312で新たなリモコン信号を受信したと判定した後、そのままステップ302に戻るのではなく、例えば、ステップ314のように、視聴情報に終了時刻の情報を追加し、該追加した視聴情報の終了時刻が含まれる制御期間を学習制御期間として学習情報を生成するステップを挿入するとよい。
具体例を挙げると、例えば、ある番組を9:18から9:40まで視聴していた場合には、学習閾値時間を15分として、9:18が含まれる制御期間9:00〜9:30を学習制御期間とする学習情報だけでなく、9:40が含まれる制御期間9:30〜10:00を学習制御期間とする学習情報も生成される。このように学習情報を生成すれば、例えば、番組開始時刻を逃さないように制御できると共に番組の視聴が途中で途切れないよう制御できる。
また、上記実施の形態のように学習閾値時間が経過する毎に、視聴情報の終了時刻が含まれる制御期間を学習制御期間として学習情報を生成する場合も、更に、視聴情報の開始時刻(リモコン信号を受信したときの時刻)が含まれる制御期間を学習制御期間とする学習情報を生成するようにしてもよい。具体的には、リモコン信号を受信してから最初に生成した視聴情報については、視聴情報の終了時刻が含まれる制御期間と共に視聴情報の開始時刻が含まれる制御期間を学習制御期間として学習情報を生成する。これにより、例えば、該最初に生成した視聴情報の開始時刻が9:18、終了時刻が9:35の場合には、9:35が含まれる制御期間9:30〜10:00を学習制御期間とする学習情報だけでなく、9:18が含まれる制御期間9:00〜9:30を学習制御期間とする学習情報も生成される。このように学習情報を生成すれば、例えば、番組開始時刻を逃さないように制御できると共に番組の視聴が途中で途切れないよう制御できる。
また、上記実施の形態ではリモコン信号を受信してから学習閾値時間が経過する毎に学習情報を生成していたが、次のリモコン信号を受信した時点で、学習閾値時間を超えたか否かを判定し、学習情報を生成するようにしてもよい。このように判定する場合には、学習制御期間の開始時刻及び終了時刻が、いずれかの制御期間を示す開始時刻及び終了時刻となるように学習情報を生成して記憶してもよいし(もちろん、この場合、1つでなく複数の制御期間に対応する学習情報を生成してもよい)、視聴情報の開始時刻(ここでは、リモコン信号の受信時刻)を開始時刻とし、視聴情報の終了時刻(ここでは、次のリモコン信号の受信時刻)を終了時刻とする期間を学習制御期間として学習情報を生成して記憶してもよい。
更にまた、視聴情報の開始時刻及び視聴情報の終了時刻の少なくとも一方を微調整して求めた期間を学習制御期間としてもよい。微調整の方法としては、例えば、視聴開始時刻は、逃したくないので早めに、視聴終了時刻は切れないように長めに調整する。
より具体的には、学習情報の開始時刻については、5(分)の整数倍の時刻のうち、視聴情報の開始時刻(ここでは、リモコン信号の受信時刻)より前の時刻であって視聴情報の開始時刻に最も近い時刻を学習情報の開始時刻とする。このように、視聴情報の開始時刻に応じて定まる時間だけ早い時刻に微調整された時刻が学習情報の開始時刻となる。
また、学習情報の終了時刻については、5(分)の整数倍の時刻のうち、視聴情報の終了時刻(ここでは、次のリモコン信号の受信時刻)より後の時刻であって視聴情報の終了時刻に最も近い時刻を学習情報の終了時刻とする。このように、視聴情報の終了時刻に応じて定まる時間だけ遅い時刻に微調整された時刻が学習情報の終了時刻となる。
具体例を挙げると、例えば、9:04から9:27まで何らかの番組を視聴していた場合には、開始時刻が9:00、終了時刻が9:30の学習情報が生成される。また、8:59から9:29まで何らかの番組を視聴していた場合には、開始時刻が8:55、終了時刻が9:30の学習情報が生成される。
このような学習方法を採用すれば、55分や05分から始まる番組などに対応できる。なお、開始時刻及び終了時刻の微調整にあたり、ここでは5の整数倍の時刻を採用したが、3の整数倍であってもよく、特に限定されない。また、一定の時間だけ開始時刻を早めたり、終了時刻を遅くしたりしてもよい。例えば、学習制御期間の開始時刻を視聴情報の開始時刻より5分早い時刻にする、とか、学習制御期間の終了時刻を視聴情報の終了時刻より5分遅い時刻にする、等である。
また、このような開始時刻や終了時刻の微調整処理が、受信したリモコン信号が電源OFFするためのリモコン信号でない場合(視聴情報の機器作動情報がOFFでない場合)に行われるように学習制御装置10を構成してもよい。
また、学習情報の学習制御期間として基本的に制御期間を適用する場合、該制御期間の開始時刻及び終了時刻の少なくとも一方を上記微調整の方法を適用して変更した期間を学習情報の学習制御期間としてもよい。更に、この場合、変更の条件を予め定めておくようにしてもよい。例えば、視聴情報の開始時刻より後に開始される制御期間の学習情報が生成される場合、及び視聴情報の終了時刻より前に終了する制御期間の学習情報が生成される場合に、上記のように微調整する、等である。また、変更時間の上限を定めておくようにしてもよい(例えば、上限5分など)。
具体例を挙げると、ある視聴情報の開始時刻が8:59〜9:58であって、学習閾値時間を15分とした場合には、前述した学習情報の生成では、9:00〜9:30の学習制御期間の学習情報と、9:30〜10:00の学習制御期間の学習情報とが生成されるが、学習制御期間9:00〜9:30の開始時刻については、視聴情報の開始時刻8:59に基づいて調整された時刻8:55が適用され、最終的には学習制御期間8:55〜9:30の学習情報が生成される。また、学習制御期間9:30〜10:00の終了時刻については、該終了時刻が視聴情報の終了時刻9:58より後であるため、調整されず学習制御期間9:30〜10:00の学習情報が生成される。
なお、このように開始時刻や終了時刻を微調整して学習情報を生成した場合には、学習制御期間の時間が制御単位時間と一致しない(制御区切り時刻と学習制御期間の開始時刻・終了時刻とが合わない)場合が発生する。
また、学習方法の他のバリエーションとして、ある制御期間内で、学習閾値時間以上同じ視聴状態が継続した場合には、この視聴状態を示す情報(電源のON/OFFや視聴チャンネルを示す情報)と、該制御期間の開始時刻、終了時刻を示す情報を学習情報として生成し、これを記憶するようにしてもよい。
このように学習する場合には、上記実施の形態と同様に、視聴タイマを動作させながら学習閾値時間が経過したか否かを判定するが、視聴タイマの計時中、学習閾値時間が経過する前に制御区切り時刻が到来した場合には、その時点で視聴タイマをリセットして計時をスタートさせる。すなわち、該制御区切り時刻が到来する以前の視聴時間は考慮しないで次の制御期間から学習閾値時間が経過したか否かを判定するようにする。
ここで、ある番組を視聴していた状態が9:08〜9:43の間継続した場合を例に挙げて説明する。上記実施の形態で説明した制御区切り時刻を考慮しない学習方法では、学習閾値時間を15分として、9:08を開始時刻とし、9:23を終了時刻とする視聴情報から、9:00〜9:30の学習制御期間の学習情報が生成される。更に、9:23を開始時刻とし、9:38を終了時刻とする視聴情報から、9:30〜10:00の学習制御期間の学習情報が生成される。残りの視聴期間9:38〜9:43は、学習閾値時間未満であるため、学習情報は記憶されない。
一方、制御区切り時刻が到来したときに視聴タイマをリセットする学習方法では、9:08を開始時刻とし、9:23を終了時刻とする視聴情報から9:00〜9:30の学習制御期間の学習情報が生成された後、9:23で視聴タイマがリセットされ、更に9:30が到来したところで視聴タイマがリセットされ、9:30から計時がスタートする。9:30から視聴終了時刻9:43までの期間は、学習閾値時間未満となるため、9:30〜10:00の学習制御期間の学習情報は記憶されないこととなる。この例では、9:30以降の視聴時間が短いため、9:30から視聴した番組に対する興味が低かったのではないかと推測できる。従って、このような学習方法により、興味が低かったと推測される番組の視聴期間に対応する学習情報が記憶されずにすむ。
なお、このように制御期間内で学習閾値時間以上同じ視聴状態が継続した場合に学習する構成の場合において、電源OFFより電源ONの優先度を高くして学習してもよい。具体的には、各制御期間内で、電源ONの時間の後OFFの時間が長く継続したとしても、学習閾値時間より長い期間電源ON状態が継続した場合には、該電源ONの視聴状態を優先させて、これを制御期間の視聴状態として学習情報を生成し、記憶する。
なお、上記学習制御期間を求める様々な方法をいくつか組み合わせて使用し、学習情報を生成するようにしてもよい。
図16は、電源OFF処理の流れを示すフローチャートである。
ステップ400では、記憶部74から電源OFF処理において必要な設定情報(ここでは、設定項目「電源OFF時の電子機器の電源操作」の設定情報)を読込む。
ステップ402で、記憶部74から読み出した設定項目「電源OFF時の電子機器の電源操作」の設定情報に基づいて、学習制御装置10の電源OFF時に電子機器12の電源もOFFするか否かを判断する。
ステップ402で、学習制御装置10の電源OFF時に電子機器12の電源もOFFすると判断した場合には、ステップ404で、電子機器12の現在の作動情報を読み込む。
ステップ406では、該読み込んだ作動情報に基づいて、電子機器12が現在電源ON状態か否かを判定する。ここで、電子機器12が現在電源ONであると判定した場合には、ステップ408に移行する。
ステップ408では、電子機器12の電源をOFFにするためのリモコンコードを記憶部74から読出し、該リモコンコードからリモコン信号を生成して電子機器12に送信する。
ステップ410では、リモコン信号の送信が完了したか否かを判断する。なお、電子機器が複数存在する場合には、リモコン信号も複数送信されるため、ここでは該複数のリモコン信号の全ての送信が完了するまで、次のステップには進まないようにしている。
ステップ410で、リモコン信号の送信が完了したと判断した場合には、ステップ412で、学習制御装置10の電源をOFFして終了する。
また、ステップ402で、学習制御装置10の電源OFF時に電子機器の電源をOFFしないと判断した場合には、ステップ404〜410の処理をスキップし、ステップ412で、学習制御装置10の電源をOFFして終了する。
また、ステップ406で、電子機器12が電源OFF状態であると判断した場合には、ステップ408、410の処理をスキップし、ステップ412で、学習制御装置10の電源をOFFして終了する。
図17〜図20は、プライベート動作処理の流れを示すフローチャートである。
図17のステップ500では、前回のPモード終了タイマの残り時間があるか否かを判定する。Pモード終了タイマは、Pモード終了までの残り時間を計時するためのダウンタイマである。なお、ここでは、Pモード終了タイマをダウンタイマとしているが、アップタイマとしてもよい。
ステップ500で、前回のPモード終了タイマの残り時間がない、すなわち、Pモード終了タイマの計時が0になっている、と判断した場合には、ステップ502で、Pモード動作に関する各種設定情報を記憶部74から読み出す。更に、ステップ504で、Pモード終了タイマに設定項目「Pモード終了時間」に設定されている時間(図7に示す例では、12時間または24時間のいずれかを予め選択できる)をセットして計時動作を開始する。
一方、ステップ500で、前回のPモード終了タイマの残り時間がある、すなわち、Pモード終了タイマの計時が0になっていないと判断した場合には、Pモード期間の途中であるため、ステップ502、及び504はスキップして、ステップ506に移行する。
本実施の形態では、Pモード中に後述する割込が発生しても、このPモード終了タイマの計時は継続される。割込処理後にプライベート動作処理に戻った場合に、このPモード終了タイマの残り時間があれば、Pモード終了タイマに新たに上記設定時間をセットすることなく、そのままPモード終了タイマの計時が継続される。
ステップ506では、記憶部74から読み出した設定項目「Pモード時の予約動作」の設定情報に基づいて、予約情報に基づく制御を行うか否かを判定する。ここで、予約情報に基づく制御を行うと判定した場合には、ステップ508に移行する。
ステップ508で、記憶部74から読み出した設定項目「予約限定モード」の設定情報に基づいて、学習制御装置10が予約限定モード中か否かを判定する。ここで、学習制御装置10が予約限定モード中でないと判定した場合には、ステップ510に移行する。
ステップ510では、記憶部74から読み出した設定項目「予約併用モード」の設定情報に基づいて、学習制御装置10が予約併用モード中か否かを判定する。ここで、学習制御装置10が予約併用モード中であると判定した場合には、ステップ512に移行する。
ステップ512では、現在時刻に該当する予約情報が記憶部74に記憶されているか否かを判定する。ここで、現在時刻に該当する予約情報が記憶部74に記憶されていないと判定した場合には、ステップ514に移行する。
ステップ514では、Pモード中制御処理を実行する。
図20は、プライベート動作処理において読み出されるPモード中制御処理のフローチャートである。
ステップ550では、記憶部74に現在の曜日及び時刻に対応する学習情報が記憶されているか否かを判定する。
ステップ550で、学習情報は記憶されていないと判定した場合には、ステップ552に移行する。
ステップ552では、記憶部74に記憶されている電子機器12の現在の作動情報及び「Pモード時視聴チャンネル」の設定情報(図7も参照。)を読み込む。
ステップ554では、電子機器12の現在の作動情報と「Pモード時視聴チャンネル」の設定情報とに基づいて、リモコン信号を生成し、電子機器12に送信する。
より具体的には、電子機器12の現在の作動情報が「電源ON状態」であることを示していた場合には、「Pモード時視聴チャンネル」の設定情報が示すチャンネルに切り替えるためのリモコンコードを記憶部74から読出し、該リモコンコードからリモコン信号を生成して電子機器12に送信する。
また、電子機器12の現在の作動情報が、「電源OFF状態」であることを示していた場合には、電源をONにするためのリモコンコードと、「Pモード時視聴チャンネル」の設定情報が示すチャンネルに切り替えるためのリモコンコードとを記憶部74から読出し、読み出したリモコンコードの各々に対応したリモコン信号を生成する。そして、電源をONにするためのリモコン信号を電子機器12に送信した後に、チャンネルを切り替えるためのリモコン信号を電子機器12に送信する。
その後、記憶部74に記憶されている作動情報を、該生成して送信したリモコン信号に対応した作動情報に書きかえる。
一方、ステップ550で、現在の曜日及び時刻に対応する学習情報が記憶されていると判定した場合には、ステップ556に移行する。
ステップ556では、記憶部74に記憶されている電子機器12の現在の作動情報、「Pモード時視聴チャンネル」の設定情報、及び学習情報を読み込む。なお、ここでは、学習情報については、現在の時刻が含まれる学習制御期間の学習情報のうち、視聴チャンネルの情報以外の情報を読み込む。
ステップ558では、電子機器12の現在の作動情報と「Pモード時視聴チャンネル」の設定情報とに基づいて、リモコン信号を生成し、電子機器12に送信する。ここで、学習情報の「機器作動情報」が電源ONを示していた場合には、前述したステップ554のリモコン信号の生成方法と同様に行われる。
また、学習情報の「機器作動情報」が電源OFFを示していた場合には、以下のようにリモコン信号を生成する(或いは生成しない)。電子機器12の現在の作動情報が、「電源ON状態」であることを示していた場合には、電源をOFFにするためのリモコンコードを記憶部74から読出し、該リモコンコードからリモコン信号を生成して電子機器12に送信する。また、対応付けられて記憶された「機器作動情報」が「電源OFF」を示していた場合であって、電子機器12の現在の作動情報が、「電源OFF状態」であることを示していた場合には、リモコン信号は生成しない。
すなわち、ここでは学習情報の機器作動情報に応じた制御は行われるが、視聴チャンネルについては、設定項目「Pモード時視聴チャンネル」で設定されたチャンネルが用いられる。
そして、リモコン信号を生成して送信した場合には、記憶部74に記憶されている作動情報を、該生成して送信したリモコン信号に対応した作動情報に書きかえる。
ステップ514で、上記Pモード中の制御処理を実行した後は、ステップ516に移行する。ステップ516では、現在の制御期間の終了時刻(これから到来する直近の制御区切り時刻)または学習制御期間の終了時刻がPモード終了時刻よりも早いか否かを判断する。
本実施の形態では、現在の曜日に対応し、現在の時刻が含まれる学習制御期間の学習情報が記憶部74に存在しない場合には、制御期間の終了時刻がPモード終了時刻よりも早いか否かが判断される。また、現在の曜日に対応し、現在の時刻が含まれる学習制御期間の学習情報が記憶部74に存在する場合には、該学習制御期間の終了時刻がPモード終了時刻よりも早いか否かが判断される。
ステップ516で、上記終了時刻がPモード終了時刻よりも早いと判断した場合には、ステップ522に移行する。
ステップ522では、現在時刻に該当する予約情報が記憶部74に記憶されているか否かを判定する。ここで、現在時刻に該当する予約情報が記憶部74に記憶されていないと判定した場合には、ステップ524に移行する。
ステップ524では、現在の制御期間の終了時刻または学習制御期間の終了時刻が到来したか否かを判定する。ここでは、現在の制御期間の終了時刻または学習制御期間の終了時刻のうち、ステップ516においてPモード終了時刻と比較された時刻が、到来したか否かを判定する。
ステップ524で、上記時刻が到来していないと判定した場合には、待機状態を継続する。また、ステップ524で、上記時刻が到来したと判定した場合には、ステップ500に戻る。
一方、ステップ516で、上記終了時刻がPモード終了時刻よりも早くないと判断した場合には、ステップ518に移行する。
ステップ518では、現在時刻に該当する予約情報が記憶部74に記憶されているか否かを判定する。ここで、現在時刻に該当する予約情報が記憶部74に記憶されていないと判定した場合には、ステップ520に移行する。
ステップ520では、Pモード終了タイマに基づいて、Pモード終了時刻が到来したか否か(Pモード終了タイマがタイムアウトしたか否か)を判定する。ここで、Pモード終了時刻がまだ到来していないと判定した場合には、ステップ518に戻る。また、Pモード終了時刻が到来したと判定した場合には、図9のメイン処理のステップ102に移行する。
また、ステップ508で、学習制御装置10が予約限定モード中であると判定した場合には、図18のステップ530に移行する。
ステップ530では、Pモード終了タイマに基づいて、Pモード終了時刻が到来したか否か(Pモード終了タイマがタイムアウトしたか否か)を判定する。ここで、Pモード終了時刻が到来したと判定した場合には、図9のメイン処理のステップ102に移行する。また、Pモード終了時刻が到来してないと判定した場合には、ステップ532に移行する。
ステップ532では、現在時刻に該当する予約情報が記憶部74に記憶されているか否かを判定する。ここで、現在時刻に該当する予約情報が記憶部74に記憶されていないと判定した場合には、ステップ530に戻る。また、ここで、現在時刻に該当する予約情報が記憶部74に記憶されていると判定した場合には、ステップ534に移行する。
ステップ534では、記憶部74から、現在時刻に該当する予約情報及び電子機器12の現在の作動情報を読み込む。
ステップ536では、上記読み込んだ電子機器12の現在の作動情報と予約情報とに基づいてリモコン信号を生成し、電子機器12に送信する。そして、記憶部74に記憶されている作動情報を該送信したリモコン信号に対応した作動情報に書きかえる。リモコン信号の生成方法等については、前述した予約動作処理のステップ202と同様であるため、ここでは説明を省略する。
ステップ538では、予約情報の終了時刻がPモード終了時刻より早いか否かを判定する。ここで、予約情報の終了時刻がPモード終了時刻より早いと判定した場合には、ステップ542に移行する。
ステップ542では、予約情報の終了時刻が到来したか否かを判定する。ここで、予約情報の終了時刻がまだ到来していないと判定した場合には、待機状態を継続する。また、ステップ542で、予約情報の終了時刻が到来したと判定した場合には、ステップ544で、記憶部74から上記実施した予約情報を削除し、その後、図17のステップ500に移行する。
また、ステップ538で、予約情報の終了時刻がPモード終了時刻より早くないと判定した場合には、ステップ540に移行する。
ステップ540では、Pモード終了タイマに基づいて、Pモード終了時刻が到来したか否か(Pモード終了タイマがタイムアウトしたか否か)を判定する。ここで、Pモード終了時刻が到来してないと判定した場合には、待機状態を継続する。また、ここで、Pモード終了時刻が到来したと判定した場合には、メイン処理のステップ102に移行する。
また、図17のステップ512、ステップ518、及びステップ522で、現在時刻に該当する予約情報が記憶部74に記憶されていると判定した場合、図18のステップ534に移行する。ステップ534以降の処理は、上述した通りであるため、説明を省略する。
また、図17のステップ506で、記憶部74から読み出した設定項目「Pモード時の予約動作」の設定情報に基づいて、予約情報に基づく制御を行わないと判定した場合、及びステップ510で、学習制御装置10が予約併用モード中でないと判定した場合には、図19のステップ560に移行する。
図19のステップ560では、Pモード中制御処理を実行する。Pモード中制御処理は、図20を用いて説明した通りであるため、ここでは、説明を省略する。
ステップ562では、現在の制御期間の終了時刻(これから到来する直近の制御区切り時刻)または学習制御期間の終了時刻がPモード終了時刻よりも早いか否かを判断する。ここでも、前述のステップ516と同様に、現在の曜日に対応し、現在の時刻が含まれる学習制御期間の学習情報が記憶部74に存在しない場合には、制御期間の終了時刻がPモード終了時刻よりも早いか否かが判断される。また、現在の曜日に対応し、現在の時刻が含まれる学習制御期間の学習情報が記憶部74に存在する場合には、該学習制御期間の終了時刻がPモード終了時刻よりも早いか否かが判断される。
ステップ562で、上記終了時刻がPモード終了時刻よりも早いと判断した場合には、ステップ566に移行する。
ステップ566では、現在の制御期間の終了時刻または学習制御期間の終了時刻が到来したか否かを判定する。ここでは、現在の制御期間の終了時刻または学習制御期間の終了時刻のうち、ステップ562においてPモード終了時刻と比較された時刻が、到来したか否かを判定する。
ステップ566で、上記時刻が到来していないと判定した場合には、待機状態を継続する。また、ステップ566で、上記時刻が到来したと判定した場合には、ステップ500に戻る。
一方、ステップ562で、上記終了時刻がPモード終了時刻よりも早くないと判断した場合には、ステップ564に移行する。
ステップ564では、Pモード終了タイマに基づいて、Pモード終了時刻が到来したか否か(Pモード終了タイマがタイムアウトしたか否か)を判定する。ここで、Pモード終了時刻が到来してないと判定した場合には、待機状態を継続する。また、ここで、Pモード終了時刻が到来したと判定した場合には、図9のメイン処理のステップ102に移行する。
このように、Pモードでは、学習情報の視聴チャンネルの情報は使用せずに、電子機器12の制御を行う。なお、ここでは、Pモード中は、学習情報の一部(視聴チャンネル)の情報を用いずに制御する構成としたが、学習情報の全てを用いずに電子機器12の制御を行う構成としてもよい。
図21(A)〜(D)は、プライベート処理の途中で発生する割込処理のフローチャートを示す図である。
図21(A)、(B)、(D)の割込処理は、図13(A)、(B)、(D)で説明した割込処理と同じであるため説明を省略する。ただし、図21(A)のリモコン信号受信割込が発生しても、設定項目「Pモード時の学習機能」の設定情報によっては、学習処理で学習情報等が生成されない場合がある。
図21(C)は、プライベートモード解除割込の処理の流れを示すフローチャートである。
ステップ1040で、プライベートボタン34aが押下されたと判定した場合には、ステップ1042で、Pモード解除処理を行う。具体的には、設定項目「Pモード」をOFFにし、Pモード終了タイマを0にセットする。
図22〜図36は、離席動作処理の流れを示すフローチャートである。
図22のステップ600では、設定項目「Pモード」に基づいて、学習制御装置10が現在Pモード中か否かを判断する。現在Pモード中でないと判断した場合には、ステップ604で、離席動作に関する各種設定情報(図7に示すNo.4の設定情報等)を読み込む。
ステップ606では、設定項目「離席設定1」の設定情報に基づいて、省電力設定がONか否かを判断する。「離席設定1」が「なし」に設定されていれば、省電力設定はOFFであると判断して、図23のステップ632にスキップする。また、設定項目「離席設定1」が「なし」以外に設定されていれば、省電力設定はONであると判断して、ステップ608に移行する。
ステップ608では、第1タイマに設定項目「離席設定1」で設定されている時間をセットし、第1タイマの動作を開始させる。なお、本実施の形態において、第1タイマはダウンタイマとして説明するが、アップタイマであってもよい。
ステップ610では、人体検知部36からの人体検知信号に基づいて人体を検知したか否かを判定する。ここで、人体を検知しないと判定した場合には、ステップ612に移行する。また、人体を検知したと判定した場合には、図28のステップ780に移行し、第1タイマをリセットして、図9のメイン処理のステップ102に移行する。
ステップ612では、記憶部74から読み出した設定項目「予約限定モード」の設定情報に基づいて、学習制御装置10が予約限定モード中か否かを判定する。ここで、学習制御装置10が予約限定モード中でないと判定した場合には、ステップ614に移行する。
ステップ614では、記憶部74から読み出した設定項目「予約併用モード」の設定情報に基づいて、学習制御装置10が予約併用モード中か否かを判定する。ここで、学習制御装置10が予約併用モード中であると判定した場合には、ステップ616に移行する。また、ここで、学習制御装置10が予約併用モード中でないと判定した場合には、ステップ618に移行する。
ステップ618では、図11に示す学習制御処理が実行される。学習制御処理は前述の通りであるため、ここでは説明を省略する。
ステップ618の後は、図23のステップ620に移行する。
図23のステップ620では、終了時刻が「離席設定1」の時間経過時の時刻(第1タイマがタイムアウトする時刻)より早いか否かを判定する。本実施の形態では、基本的には、制御期間毎に電子機器を制御するため、これから到来する直近の制御区切り時刻を終了時刻としている。しかしながら、学習制御処理で学習情報に基づいた制御が行われた場合には、制御期間ではなく、学習制御期間の終了時刻が「離席設定1」の時間経過時の時刻と比較される。学習処理で、開始時刻又は終了時刻が調整された結果、制御期間の終了時刻と学習制御期間の終了時刻が異なる場合には、ステップ620では学習制御期間の終了時刻が適用される。
ステップ620で、上記終了時刻が「離席設定1」の時間経過時の時刻より早いと判断した場合には、ステップ622に移行する。
ステップ622では、人体検知部36からの人体検知信号に基づいて人体を検知したか否かを判定する。ここで、人体を検知したと判定した場合には、図28のステップ780に移行し、前述した処理と同様の処理を行う。また、人体を検知しないと判定した場合には、ステップ624に移行する。
ステップ624では、上記終了時刻が到来したか否かを判定する。ここで、該終了時刻が到来していないと判定した場合には、ステップ622に戻る。また、該終了時刻が到来したと判定した場合には、図22のステップ610に戻る。
一方、ステップ620で、ここで、上記終了時刻が「離席設定1」の時間経過時の時刻(第1タイマがタイムアウトする時刻)より遅いと判断した場合には、ステップ626に移行する。
ステップ626では、人体検知部36からの人体検知信号に基づいて人体を検知したか否かを判定する。ここで、人体を検知したと判定した場合には、図28のステップ780に移行し、前述した処理と同様の処理を行う。また、人体を検知しないと判定した場合には、ステップ628に移行する。
ステップ628では、第1タイマがタイムアウトしたか、すなわち、設定項目「離席設定1」に設定されている時間が経過したか否かを判定する。ここで、第1タイマがタイムアウトしないと判定した場合には、ステップ626に戻り、第1タイマがタイムアウトしたと判定した場合には、ステップ630に移行する。
ステップ630では、上記読み込んだ設定情報(離席動作1)に基づいて、リモコン信号を生成して送信する。例えば、「離席動作1」の設定情報が「輝度を下げる」という内容であった場合には、輝度を下げるためのリモコン信号を生成して送信する。また、「離席動作1」の設定情報が「音量を下げる」という内容であった場合には、音量を下げるリモコン信号を生成して送信する。また、「離席動作1」の設定情報が、「表示領域のサイズを小さくする」という内容であった場合には、表示領域のサイズを小さくするリモコン信号を生成して送信する。
ステップ632では、第2タイマに設定項目「離席設定2」で設定されている時間をセットし、第2タイマの動作を開始させる。なお、本実施の形態において、第2タイマはダウンタイマとして説明するが、アップタイマであってもよい。ステップ632の後は、図24のステップ640に移行する。
図24のステップ640では、人体検知部36からの人体検知信号に基づいて人体を検知したか否かを判定する。ここで、人体を検知したと判定した場合には、図29のステップ790に移行し、第2タイマをリセットする。そして、ステップ792では、設定項目「離席設定1」の設定情報に基づいて、省電力設定がONか否かを判断する。「離席設定1」が「なし」以外に設定されていれば、省電力設定はONであると判断して、ステップ794で、省電力状態を解除するリモコン信号を生成して送信する。
ステップ794で、リモコン信号を送信した後は、図9のメイン処理のステップ102に移行する。
また、ステップ792で、省電力設定がOFFであると判断した場合には、ステップ794はスキップして、図9のメイン処理のステップ102に移行する。
ステップ640で、人体を検知しないと判定した場合には、ステップ642に移行する。ステップ642では、記憶部74から読み出した設定項目「予約限定モード」の設定情報に基づいて、学習制御装置10が予約限定モード中か否かを判定する。ここで、学習制御装置10が予約限定モード中でないと判定した場合には、ステップ644に移行する。
ステップ644では、記憶部74から読み出した設定項目「予約併用モード」の設定情報に基づいて、学習制御装置10が予約併用モード中か否かを判定する。ここで、学習制御装置10が予約併用モード中であると判定した場合には、ステップ646に移行する。また、ここで、学習制御装置10が予約併用モード中でないと判定した場合には、ステップ648に移行する。
ステップ648では、図11に示す学習制御処理が実行される。学習制御処理は前述の通りであるため、ここでは説明を省略する。
ステップ648の後は、ステップ650に移行する。
ステップ650では、終了時刻が「離席設定2」の時間経過時の時刻(第2タイマがタイムアウトする時刻)より早いか否かを判定する。本実施の形態では、基本的には、制御期間毎に電子機器を制御するため、これから到来する直近の制御区切り時刻を終了時刻としている。しかしながら、学習制御処理で学習情報に基づいた制御が行われた場合には、制御期間ではなく、学習制御期間の終了時刻が「離席設定2」の時間経過時の時刻と比較される。
ステップ650で、上記終了時刻が「離席設定2」の時間経過時の時刻より早いと判断した場合には、ステップ652に移行する。
ステップ652では、人体検知部36からの人体検知信号に基づいて人体を検知したか否かを判定する。ここで、人体を検知したと判定した場合には、図29のステップ790に移行し、前述した処理と同様の処理を行う。また、人体を検知しないと判定した場合には、ステップ654に移行する。
ステップ654では、上記終了時刻が到来したか否かを判定する。ここで、該終了時刻が到来していないと判定した場合には、ステップ652に戻る。また、該終了時刻が到来したと判定した場合には、ステップ640に戻る。
一方、ステップ650で、ここで、上記終了時刻が「離席設定2」の時間経過時の時刻(第2タイマがタイムアウトする時刻)より遅いと判断した場合には、ステップ656に移行する。
ステップ656では、人体検知部36からの人体検知信号に基づいて人体を検知したか否かを判定する。ここで、人体を検知したと判定した場合には、図29のステップ790に移行し、前述した処理と同様の処理を行う。また、人体を検知しないと判定した場合には、ステップ658に移行する。
ステップ658では、第2タイマがタイムアウトしたか、すなわち、設定項目「離席設定2」に設定されている時間が経過したか否かを判定する。ここで、第2タイマがタイムアウトしていないと判定した場合には、ステップ656に戻り、第2タイマがタイムアウトしたと判定した場合には、ステップ662に移行する。
ステップ662では、記憶部74から電子機器12の現在の作動情報を読み込む。
ステップ664では、上記読み込んだ作動情報及び設定情報(離席動作2)に基づいて、リモコン信号を生成して送信する。例えば、電子機器12の現在の作動情報が「電源ON」を示しており、「離席動作2」の設定情報が「電源OFFする」という内容であった場合には、電子機器12の電源をOFFするためのリモコン信号を生成して送信する。また、電子機器12の現在の作動情報が「電源OFF」を示している場合には、リモコン信号は生成しない。ステップ664の後は、図9のメイン処理のステップ102に移行する。
また、図22のステップ612で、学習制御装置10が予約限定モード中であると判定した場合には、図25のステップ700に移行する。
図25のステップ700では、現在時刻に該当する予約情報が記憶部74に登録(記憶)されているか否かを判定する。ここで、現在時刻に該当する予約情報が記憶部74に記憶されていないと判定した場合には、ステップ702で、現在時刻に該当する予約期間以外の期間を予約期間として登録された予約情報があるか否かを判定する。
ステップ702で、登録された予約情報があると判定した場合には、ステップ704で、記憶部74に記憶されている設定項目「予約情報ありの場合の表示」の設定情報(図7も参照。)に基づいて、登録された予約情報を表示するか否かを判定する。設定項目「予約情報ありの場合の表示」の設定情報が「表示する」を示していた場合には、ステップ706で、登録されている予約情報を表示部38に表示する。また、ステップ704で、設定項目「予約情報ありの場合の表示」の設定情報が「表示しない」を示していた場合には、制御部72は、ステップ706をスキップしてステップ712に移行する。
一方、ステップ702で、登録された予約情報がないと判定した場合には、ステップ708で、記憶部74に記憶されている設定項目「予約情報0件の場合の表示」の設定情報(図7も参照。)に基づいて、予約情報無しの旨を表示するか否かを判定する。設定項目「予約情報0件の場合の表示」の設定情報が「表示する」を示していた場合には、ステップ710で、登録されている予約情報がない旨を表示部38に表示する。また、ステップ708で、設定項目「予約情報0件の場合の表示」の設定情報が「表示しない」を示していた場合には、ステップ710をスキップしてステップ712に移行する。
ステップ712では、人体検知部36からの人体検知信号に基づいて人体を検知したか否かを判定する。ここで、人体を検知したと判定した場合には、図28のステップ780に移行し、前述した処理と同様の処理を行う。また、人体を検知しないと判定した場合には、ステップ700に戻る。
また、ステップ700で、現在時刻に該当する予約情報が記憶部74に記憶されていると判定した場合には、ステップ714に移行する。
ステップ714では、記憶部74から、現在時刻に該当する予約情報及び電子機器12の現在の作動情報を読み込む。
ステップ716では、上記読み込んだ電子機器12の現在の作動情報と予約情報とに基づいてリモコン信号を生成し、電子機器12に送信する。また、記憶部74に記憶されている作動情報を該送信したリモコン信号に対応した作動情報に書きかえる。なお、リモコン信号の生成は、図12のステップ202での生成方法と同様に行う。
ステップ718では、予約情報の終了時刻が離席設定1の時間経過したときの時刻(第1タイマがタイムアウトする時刻)より早いか否かを判定する。ここで、制御部72は、予約情報の終了時刻が離席設定1の時間経過したときの時刻より早くないと判定した場合には、ステップ720に移行する。
ステップ720では、人体検知部36からの人体検知信号に基づいて人体を検知したか否かを判定する。ここで、人体を検知したと判定した場合には、図28のステップ780に移行し、前述した処理と同様の処理を行う。また、人体を検知しないと判定した場合には、ステップ722で、第1タイマがタイムアウトしたか否かを判定し、第1タイマがタイムアウトしていないと判定した場合には、ステップ720に戻る。また、ステップ722で、第1タイマがタイムアウトしたと判定した場合には、前述した図23のステップ630に移行する。
一方、ステップ718で、予約情報の終了時刻が離席設定1の時間経過したときの時刻より早いと判定した場合には、ステップ724では、人体検知部36からの人体検知信号に基づいて人体を検知したか否かを判定する。ここで、人体を検知したと判定した場合には、図28のステップ780に移行し、前述した処理と同様の処理を行う。また、人体を検知しないと判定した場合には、ステップ726で、予約情報の終了時刻が到来したか否かを判定する。ここで、予約情報の終了時刻がまだ到来していないと判定した場合には、ステップ724に戻る。また、ステップ726で、予約情報の終了時刻が到来したと判定した場合には、ステップ728で、実施した予約情報を記憶部74から削除して、ステップ700に戻る。
また、図24のステップ642で、学習制御装置10が予約限定モード中であると判定した場合には、図26のステップ740に移行する。
図26のステップ740では、現在時刻に該当する予約情報が記憶部74に記憶されているか否かを判定する。ここで、現在時刻に該当する予約情報が記憶部74に記憶されていないと判定した場合には、ステップ742で、現在時刻に該当する予約期間以外の期間を予約期間として登録された予約情報があるか否かを判定する。
ステップ742で、登録された予約情報があると判定した場合には、ステップ744で、記憶部74に記憶されている設定項目「予約情報ありの場合の表示」の設定情報(図7も参照。)に基づいて、登録された予約情報を表示するか否かを判定する。設定項目「予約情報ありの場合の表示」の設定情報が「表示する」を示していた場合には、制御部72は、ステップ746で、登録されている予約情報を表示部38に表示する。また、ステップ744で、設定項目「予約情報ありの場合の表示」の設定情報が「表示しない」を示していた場合には、ステップ746をスキップしてステップ752に移行する。
一方、ステップ742で、登録された予約情報がないと判定した場合には、ステップ748で、記憶部74に記憶されている設定項目「予約情報0件の場合の表示」の設定情報(図7も参照。)に基づいて、予約情報無しの旨を表示するか否かを判定する。設定項目「予約情報0件の場合の表示」の設定情報が「表示する」を示していた場合には、ステップ750で、登録されている予約情報がない旨を表示部38に表示する。また、ステップ748で、設定項目「予約情報0件の場合の表示」の設定情報が「表示しない」を示していた場合には、ステップ750をスキップしてステップ752に移行する。
ステップ752では、人体検知部36からの人体検知信号に基づいて人体を検知したか否かを判定する。ここで、人体を検知したと判定した場合には、図29のステップ790に移行し、前述した処理と同様の処理を行う。また、人体を検知しないと判定した場合には、ステップ740に戻る。
また、ステップ740で、現在時刻に該当する予約情報が記憶部74に記憶されていると判定した場合には、ステップ754に移行する。
ステップ754では、記憶部74から、現在時刻に該当する予約情報及び電子機器12の現在の作動情報を読み込む。
ステップ756では、上記読み込んだ電子機器12の現在の作動情報と予約情報とに基づいてリモコン信号を生成し、電子機器12に送信する。また、記憶部74に記憶されている作動情報を該送信したリモコン信号に対応した作動情報に書きかえる。なお、リモコン信号の生成は、図12のステップ202での生成方法と同様に行う。
ステップ758では、予約情報の終了時刻が離席設定2の時間経過したときの時刻(第2タイマがタイムアウトする時刻)より早いか否かを判定する。ここで、予約情報の終了時刻が離席設定2の時間経過したときの時刻より早くないと判定した場合には、ステップ760に移行する。
ステップ760では、人体検知部36からの人体検知信号に基づいて人体を検知したか否かを判定する。ここで、人体を検知したと判定した場合には、図29のステップ790に移行し、前述した処理と同様の処理を行う。また、人体を検知しないと判定した場合には、ステップ762で、第2タイマがタイムアウトしたか否かを判定し、第2タイマがタイムアウトしていないと判定した場合には、ステップ760に戻る。また、ステップ762で、第2タイマがタイムアウトしたと判定した場合には、図27のステップ764に移行する。
一方、ステップ758で、予約情報の終了時刻が離席設定2の時間経過したときの時刻より早いと判定した場合には、ステップ772では、人体検知部36からの人体検知信号に基づいて人体を検知したか否かを判定する。ここで、人体を検知したと判定した場合には、図29のステップ790に移行し、前述した処理と同様の処理を行う。また、人体を検知しないと判定した場合には、ステップ774で、予約情報の終了時刻が到来したか否かを判定する。ここで、予約情報の終了時刻がまだ到来していないと判定した場合には、ステップ772に戻る。また、ステップ774で、予約情報の終了時刻が到来したと判定した場合には、ステップ776で、実施した予約情報を記憶部74から削除して、ステップ740に戻る。
図27のステップ764では、予約情報の終了時刻が到来したか否かを判定する。ここで、予約情報の終了時刻がまだ到来していないと判定した場合には、待機状態を継続する。また、ステップ764で、予約情報の終了時刻が到来したと判定した場合には、ステップ766で、実施した予約情報を記憶部74から削除する。
更に、ステップ768で、記憶部74から、現在時刻に該当する予約情報及び電子機器12の現在の作動情報を読み込む。
ステップ770では、上記読み込んだ電子機器12の現在の作動情報と設定情報(離席動作2)とに基づいてリモコン信号を生成し、電子機器12に送信する。また、記憶部74に記憶されている作動情報を該送信したリモコン信号に対応した作動情報に書きかえる。なお、リモコン信号の生成は、図24のステップ664での生成方法と同様に行う。その後は、図9のメイン処理のステップ102に移行する。
また、図22のステップ616で、現在時刻に該当する予約情報が記憶部74に記憶されていると判定した場合には、図25のステップ714に移行する。ステップ714からの処理は、前述した通りである。また、ステップ616で、現在時刻に該当する予約情報が記憶部74に記憶されていないと判定した場合には、ステップ618に移行する。ステップ618からの処理は、前述した通りである。
また、図24のステップ646で、現在時刻に該当する予約情報が記憶部74に記憶されていると判定した場合には、図26のステップ754に移行する。ステップ754からの処理は、前述した通りである。また、ステップ646で、現在時刻に該当する予約情報が記憶部74に記憶されていないと判定した場合には、ステップ648に移行する。ステップ648からの処理は、前述した通りである。
一方、ステップ600で、現在Pモード中であると判断した場合には、ステップ602で、学習制御装置10が現在、予約動作中(予約情報に基づく制御中)か否かを判断する。ここで、予約動作中でないと判断した場合には、図30のステップ800に移行し、予約動作中であると判断した場合には、図32のステップ860に移行する。
図30のステップ800では、離席動作に関する各種設定情報(図7に示すNo.4の設定情報等)を読み込む。
ステップ802では、設定項目「離席設定1」の設定情報に基づいて、省電力設定がONか否かを判断する。「離席設定1」が「なし」に設定されていれば、省電力設定はOFFであると判断して、図31のステップ830にスキップする。また、設定項目「離席設定1」が「なし」以外に設定されていれば、省電力設定はONであると判断して、ステップ804に移行する。
ステップ804では、第1タイマに設定項目「離席設定1」で設定されている時間をセットし、第1タイマの動作を開始させる。
ステップ806では、人体検知部36からの人体検知信号に基づいて人体を検知したか否かを判定する。ここで、人体を検知しないと判定した場合には、ステップ808に移行する。また、人体を検知したと判定した場合には、図35のステップ960に移行し、第1タイマをリセットして、図17のプライベート動作処理のステップ500に移行する。
ステップ808では、現在の制御期間の終了時刻(これから到来する直近の制御区切り時刻)または学習制御期間の終了時刻がPモード終了時刻よりも早いか否かを判断する。
本実施の形態では、現在の曜日に対応し、現在の時刻が含まれる学習制御期間の学習情報が記憶部74に存在しない場合には、制御期間の終了時刻がPモード終了時刻よりも早いか否かが判断される。また、現在の曜日に対応し、現在の時刻が含まれる学習制御期間の学習情報が記憶部74に存在する場合には、該学習制御期間の終了時刻がPモード終了時刻よりも早いか否かが判断される。
ステップ808で、上記終了時刻がPモード終了時刻よりも早いと判断した場合には、ステップ810に移行する。
ステップ810では、現在の制御期間の終了時刻または学習制御期間の終了時刻が到来したか否かを判定する。ここでは、現在の制御期間の終了時刻または学習制御期間の終了時刻のうち、ステップ808においてPモード終了時刻と比較された時刻が、到来したか否かを判定する。
ステップ810で、上記時刻が到来していないと判定した場合には、待機状態を継続する。また、ステップ810で、上記時刻が到来したと判定した場合には、ステップ812に移行する。
ステップ812では、図20のPモード中の制御処理が実行される。Pモード中の制御処理は前述の通りであるため、ここでは説明を省略する。
ステップ812の後は、ステップ806に戻る。
また、ステップ808で、現在の制御期間の終了時刻または学習情報の制御期間の終了時刻がPモード終了時刻よりも早くないと判断した場合には、ステップ822で、Pモード終了タイマに基づいて、Pモード終了時刻が到来したか否か(Pモード終了タイマがタイムアウトしたか否か)を判定する。
ステップ822で、Pモード終了時刻が到来したと判定した場合には、図22のステップ604に移行する。
また、ステップ822で、Pモード終了時刻がまだ到来していないと判定した場合には、ステップ824で、第1タイマがタイムアウトしたか否かを判定する。ステップ824で、第1タイマがタイムアウトしていないと判定した場合には、ステップ806に戻る。
また、ステップ824で、第1タイマがタイムアウトしたと判定した場合には、ステップ826に移行する。
ステップ826では、上記読み込んだ設定情報(離席動作1)に基づいて、リモコン信号を生成して送信する。リモコン信号の生成は、上記ステップ630と同様に行う。
次に、図31のステップ830では、第2タイマに設定項目「離席設定2」で設定されている時間をセットし、第2タイマの動作を開始させる。
ステップ832では、人体検知部36からの人体検知信号に基づいて人体を検知したか否かを判定する。ここで、人体を検知しないと判定した場合には、ステップ834に移行する。またここで、人体を検知したと判定した場合には、図36のステップ970に移行し、第2タイマをリセットする。そして、ステップ972では、設定項目「離席設定1」の設定情報に基づいて、省電力設定がONか否かを判断する。「離席設定1」が「なし」以外に設定されていれば、省電力設定はONであると判断して、ステップ974で、省電力状態を解除するリモコン信号を生成して送信する。
ステップ974でリモコン信号を送信した後は、図17のプライベート動作処理のステップ500に移行する。
また、ステップ972で、省電力設定がOFFであると判断した場合には、ステップ974はスキップして、図17のプライベート動作処理のステップ500に移行する。
図31のステップ834〜ステップ838までの処理は、ステップ838の後にステップ832に戻る以外は、図30のステップ808〜812までの処理と同様であるため、ここでは説明を省略する。
また、ステップ834で、現在の制御期間または学習制御期間の終了時刻がPモード終了時刻よりも早くないと判断した場合には、ステップ850で、Pモード終了タイマに基づいて、Pモード終了時刻が到来したか否かを判定する。
ステップ850で、Pモード終了時刻が到来したと判定した場合には、図22のステップ604に移行する。
また、ステップ850で、Pモード終了時刻がまだ到来していないと判定した場合には、ステップ852で、第2タイマがタイムアウトしたか否かを判定する。ステップ852で、第2タイマがタイムアウトしていないと判定した場合には、ステップ832に戻る。
また、ステップ852で、第2タイマがタイムアウトしたと判定した場合には、ステップ854に移行する。
ステップ854では、記憶部74から、電子機器12の現在の作動情報を読み込む。
ステップ856では、上記読み込んだ作動情報及び設定情報(離席動作2)に基づいて、リモコン信号を生成して送信する。リモコン信号の生成方法は、前述の図24のステップ664と同様であるため、説明を省略する。ステップ856の後は、図9のメイン処理のステップ102に移行する。
図32のステップ860では、離席動作に関する各種設定情報(図7に示すNo.4の設定情報等)を読み込む。
ステップ862では、設定項目「離席設定1」の設定情報に基づいて、省電力設定がONか否かを判断する。「離席設定1」が「なし」に設定されていれば、省電力設定はOFFであると判断して、図33のステップ894にスキップする。また、設定項目「離席設定1」が「なし」以外に設定されていれば、省電力設定はONであると判断して、ステップ864に移行する。
ステップ864では、第1タイマに設定項目「離席設定1」で設定されている時間をセットし、第1タイマの動作を開始させる。
ステップ866では、人体検知部36からの人体検知信号に基づいて人体を検知したか否かを判定する。ここで、人体を検知しないと判定した場合には、ステップ868に移行する。また、人体を検知したと判定した場合には、図35のステップ960に移行し、前述した処理と同様の処理を行う。
ステップ868では、予約情報の終了時刻が離席設定1の時間が経過したときの時刻(第1タイマがタイムアウトするときの時刻)より遅いか否かを判定する。ここで、予約情報の終了時刻が離席設定1の時間が経過したときの時刻より遅いと判定した場合には、ステップ886で、予約情報の終了時刻がPモード終了時刻より遅いか否かを判定する。
ステップ886で、予約情報の終了時刻がPモード終了時刻より遅くないと判定した場合には、図33のステップ890に移行する。
また、ステップ886で、予約情報の終了時刻がPモード終了時刻より遅いと判定した場合には、ステップ888で、Pモード終了時刻が離席設定1の時間が経過したときの時刻より遅いか否かを判定する。ステップ888で、Pモード終了時刻が離席設定1の時間が経過したときの時刻より遅いと判定した場合には、図33のステップ890に移行する。
また、ステップ868で、予約情報の終了時刻が離席設定1の時間が経過したときの時刻より遅くないと判定した場合には、ステップ870に移行する。
ステップ870では、離席設定1の時間が経過したときの時刻がPモード終了時刻より遅いか否かを判定する。ステップ870で、離席設定1の時間が経過したときの時刻がPモード終了時刻より遅いと判定した場合には、ステップ872に移行する。
ステップ872では、予約情報の終了時刻がPモード終了時刻より遅いか否かを判定する。
ステップ872で、予約情報の終了時刻がPモード終了時刻より遅くないと判定した場合、及びステップ870で、離席設定1の時間が経過したときの時刻がPモード終了時刻より遅くないと判定した場合には、ステップ878に移行する。
ステップ878では、人体検知部36からの人体検知信号に基づいて人体を検知したか否かを判定する。ここで、人体を検知したと判定した場合には、図35のステップ960に移行し、前述した処理と同様の処理を行う。また、人体を検知しないと判定した場合には、ステップ880で、予約情報の終了時刻が到来したか否かを判定する。ここで、予約情報の終了時刻がまだ到来していないと判定した場合には、ステップ878に戻る。また、ステップ880で、予約情報の終了時刻が到来したと判定した場合には、ステップ882で、実施した予約情報を記憶部74から削除して、ステップ866に戻る。
また、ステップ888で、Pモード終了時刻が離席設定1の時間が経過したときの時刻より遅くないと判定した場合、及び、ステップ872で、予約情報の終了時刻がPモード終了時刻より遅いと判定した場合には、ステップ874に移行する。
ステップ874では、人体検知部36からの人体検知信号に基づいて人体を検知したか否かを判定する。ここで、人体を検知したと判定した場合には、図35のステップ960に移行し、前述した処理と同様の処理を行う。また、人体を検知しないと判定した場合には、ステップ876で、Pモード終了タイマに基づいて、Pモード終了時刻が到来か否かを判定する。
ステップ876で、Pモード終了時刻が到来していないと判定した場合には、ステップ874に戻り、Pモード終了時刻が到来したと判定した場合には、図22のステップ604に移行する。
すなわち、ステップ868〜888の処理では、Pモード終了時刻をTp、予約情報の終了時刻をTr、離席設定1の時間が経過したときの時刻Ts1とすると、
・Tr>Ts1>Tpの場合、及びTs1>Tr>Tpの場合には、ステップ874に移行し、
・Tr>Tp>Ts1の場合、及びTp>Tr>Ts1の場合には、図33のステップ890に移行し、
・Ts1>Tp>Trの場合、及びTp>Ts1>Trの場合には、ステップ878に移行する。
図33のステップ890では、第1タイマがタイムアウトしたか否かを判定する。ステップ890で第1タイマがタイムアウトするまで待機状態を継続し、第1タイマがタイムアウトした場合には、ステップ892に移行する。
ステップ892では、上記読み込んだ設定情報(離席動作1)に基づいて、リモコン信号を生成して送信する。リモコン信号の生成は、上記ステップ630と同様に行う。
ステップ894では、第2タイマに設定項目「離席設定2」で設定されている時間をセットし、第2タイマの動作を開始させる。
ステップ896では、人体検知部36からの人体検知信号に基づいて人体を検知したか否かを判定する。ここで、人体を検知しないと判定した場合には、ステップ898に移行する。また、人体を検知したと判定した場合には、図36のステップ970に移行し、前述した処理と同様の処理を行う。
ステップ898では、予約情報の終了時刻が離席設定2の時間が経過したときの時刻(第2タイマがタイムアウトするときの時刻)より遅いか否かを判定する。ここで、予約情報の終了時刻が離席設定2の時間が経過したときの時刻より遅いと判定した場合には、ステップ926で、予約情報の終了時刻がPモード終了時刻より遅いか否かを判定する。
ステップ926で、予約情報の終了時刻がPモード終了時刻より遅くないと判定した場合には、図34のステップ930に移行する。
また、ステップ926で、予約情報の終了時刻がPモード終了時刻より遅いと判定した場合には、ステップ928で、Pモード終了時刻が離席設定2の時間が経過したときの時刻より遅いか否かを判定する。ステップ928で、Pモード終了時刻が離席設定2の時間が経過したときの時刻より遅いと判定した場合には、図34のステップ930に移行する。
また、ステップ898で、予約情報の終了時刻が離席設定2の時間が経過したときの時刻より遅くないと判定した場合には、ステップ900に移行する。
ステップ900では、離席設定2の時間が経過したときの時刻がPモード終了時刻より遅いか否かを判定する。ステップ900で、離席設定2の時間が経過したときの時刻がPモード終了時刻より遅いと判定した場合には、ステップ902に移行する。
ステップ902では、予約情報の終了時刻がPモード終了時刻より遅いか否かを判定する。
ステップ902で、予約情報の終了時刻がPモード終了時刻より遅くないと判定した場合、及びステップ900で、離席設定2の時間が経過したときの時刻がPモード終了時刻より遅くないと判定した場合には、ステップ908に移行する。
ステップ908では、人体検知部36からの人体検知信号に基づいて人体を検知したか否かを判定する。ここで、人体を検知したと判定した場合には、図36のステップ970に移行し、前述した処理と同様の処理を行う。また、人体を検知しないと判定した場合には、ステップ910で、予約情報の終了時刻が到来したか否かを判定する。ここで、予約情報の終了時刻がまだ到来していないと判定した場合には、ステップ908に戻る。また、ステップ910で、予約情報の終了時刻が到来したと判定した場合には、ステップ912で、実施した予約情報を記憶部74から削除して、ステップ896に戻る。
また、ステップ928で、Pモード終了時刻が離席設定2の時間が経過したときの時刻より遅くないと判定した場合、及び、ステップ902で、予約情報の終了時刻がPモード終了時刻より遅いと判定した場合には、ステップ904に移行する。
ステップ904では、人体検知部36からの人体検知信号に基づいて人体を検知したか否かを判定する。ここで、人体を検知したと判定した場合には、図36のステップ970に移行し、前述した処理と同様の処理を行う。また、人体を検知しないと判定した場合には、ステップ906で、Pモード終了タイマに基づいて、Pモード終了時刻が到来か否かを判定する。
ステップ906で、Pモード終了時刻が到来していないと判定した場合には、ステップ904に戻り、Pモード終了時刻が到来したと判定した場合には、図22のステップ604に移行する。
すなわち、ステップ898〜928の処理では、Pモード終了時刻をTp、予約情報の終了時刻をTr、離席設定2の時間が経過したときの時刻Ts2とすると、
・Tr>Ts2>Tpの場合、及びTs2>Tr>Tpの場合には、ステップ904に移行し、
・Tr>Tp>Ts2の場合、及びTp>Tr>Ts2の場合には、図34のステップ930に移行し、
・Ts2>Tp>Trの場合、及びTp>Ts2>Trの場合には、ステップ908に移行する。
図34のステップ930では、人体検知部36からの人体検知信号に基づいて人体を検知したか否かを判定する。ここで、人体を検知したと判定した場合には、図36のステップ970に移行し、前述した処理と同様の処理を行う。また、人体を検知しないと判定した場合には、ステップ932で、第2タイマがタイムアウトしたか否かを判定する。
ステップ932で、第2タイマがタイムアウトしていないと判定した場合には、ステップ930に戻り、第2タイマがタイムアウトしたと判定した場合には、ステップ934に移行する。
ステップ934で、予約情報の終了時刻が到来したか否かを判定する。
ステップ934で、予約情報の終了時刻がまだ到来していないと判定した場合には、待機状態を継続する。また、ステップ934で、予約情報の終了時刻が到来したと判定した場合には、ステップ936で、実施した予約情報を記憶部74から削除する。そして、ステップ938では、記憶部74から、電子機器12の現在の作動情報を読み込む。
ステップ940では、上記読み込んだ電子機器12の現在の作動情報と設定情報(離席動作2)とに基づいてリモコン信号を生成し、電子機器12に送信する。また、記憶部74に記憶されている作動情報を該送信したリモコン信号に対応した作動情報に書きかえる。なお、リモコン信号の生成は、ステップ664での生成方法と同様に行う。その後は、図9のメイン処理のステップ102に移行する。
図37は、離席動作処理の途中で発生するリモコン信号受信割込処理のフローチャートを示す図である。
ステップ1100で、リモコン装置18からリモコン信号を受信したと判定した場合には、ステップ1102で、受信したリモコン信号を再生して送信する。なお、設定項目「リモコン信号背面送信」がOFFに設定されていた場合には、ステップ1102の処理は省略される。また、設定項目「リモコン信号背面送信」がONでもOFFでも、記憶部74に記憶されている電子機器12の作動情報を該受信したリモコン信号に対応した作動情報に書きかえる。
ステップ1104では、人体検知部36からの人体検知信号に基づいて人体を検知したか否かを判定する。ここで、人体を検知したと判定した場合には、図29のステップ790に移行し、前述した処理と同様の処理を行う。また、人体を検知しないと判定した場合には、ステップ1106で、上記受信したリモコン信号が電子機器12を電源OFFするリモコン信号であるか否かを判定する。ここで、上記受信したリモコン信号が電子機器12を電源OFFするリモコン信号でないと判定した場合には、図22のステップ604に移行する。また、ここで、上記受信したリモコン信号が電子機器12を電源OFFするリモコン信号であると判定した場合には、ステップ1108に移行する。
ステップ1108では、記憶部74に記憶されている作動情報を、上記生成して送信したリモコン信号に対応した作動情報に書きかえる。
ステップ1110では、現在動作中のタイマ(第1タイマまたは第2タイマ)をリセットして、図9のメイン処理のステップ102に移行する。
図38は、離席動作処理の途中で発生するプライベートボタン割込処理のフローチャートを示す図である。
ステップ1120では、プライベートボタン34aが押下されたと判定した場合には、ステップ1122で、記憶部74から設定項目「Pモード」の設定情報を読み出し、現在Pモード中であるか否かを判定する。
ステップ1122で、現在Pモード中であると判定した場合には、ステップ1124に移行し、Pモード解除処理を行う。具体的には、設定項目「Pモード」をOFFにし、Pモード終了タイマを0にセットする。そして、図22のステップ604に移行する。
一方、ステップ1122で、現在Pモード中でないと判定した場合には、ステップ1126に移行し、設定項目「Pモード」をONにして、Pモード終了タイマを設定項目「Pモード終了時間」に設定されている時間(図7に示す例では、12時間または24時間のいずれかを予め選択できる)をセットして計時動作を開始する。
更に、ステップ1128で、「Pモード時視聴チャンネル」の設定情報が示すチャンネルに切り替えるためのリモコンコードを記憶部74から読出し、該リモコンコードからリモコン信号を生成して電子機器12に送信する。その後、図22のステップ602に移行する。
このように、人体が検知されなくなった場合には、電子機器12を省電力モードに制御したり電源OFFとなるように制御したりするため、人体が存在しないにも拘らず無駄に電子機器12の電源をON状態に継続する場合に比べて、消費電力を低減させることができる。
例えば、テレビを見ていた利用者が、テレビをつけたまま席をはずしたりすると、利用者が戻ってくるまでテレビは映像を表示したままとなり、消費電力の浪費が発生すると共に、テレビの寿命を無駄に縮めることにもなる。一方で、テレビの電源をONにしている間であっても、視聴者がずっとテレビを視聴しているとは限らない。例えば、お客様が来たり、料理をしたりなど、様々な都合で、テレビに映像が映っている間も視聴されない時間が発生する場合もある。この時間は、消費電力の無駄となる。こまめにテレビの電源をOFFする等の措置をとることで消費電力は抑えられるが、手動で電源をON/OFFする作業は手間がかかる。
従って、上記のように人体検知に応じて電子機器12の電源のON・OFFを制御することで手間を省いて消費電力も低減できる。また、上記の如く、人体を検知しなくなってからどのくらいで省電力モードや電源OFFに制御するかを設定できるようにしたため、トイレ等で離席した場合など、短い時間の離席にも対応できる。
以上説明したように、本実施の形態に係る学習制御装置10によれば、利用者の手を煩わせることなく電子機器の制御状態を学習し、人体を検知したときに該学習結果に応じて電子機器を制御することができる。
なお、本発明は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内で様々な設計上の変更を行うことができる。
(変形例1)
上記実施の形態では、電源ONまたはOFFするためのリモコン信号と、視聴チャンネルを切り替えるリモコン信号の2種類のリモコン信号を学習対象のリモコン信号として説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、省電力モードに切り替えるためのリモコン信号を受信した場合にも、学習情報として記憶されるように構成することもできる。
図40は、制御部72のCPUにより行われる学習処理の変形例を説明する説明図である。
この変形例では、図40(B)に示すように、視聴情報及び学習情報の機器作動情報の部分には、「電源のON状態」及び「OFF状態」の他に「省電力モード」示す情報も書込み可能とする。また、同様に、記憶部74には「電子機器12の現在の作動情報」として、これと同様に「電源のON状態」及び「OFF状態」の他に「省電力モード」を示す情報が記憶される。
また、この変形例では、上記実施の形態で説明した視聴情報及び学習情報に付帯情報を付加して、視聴情報及び学習情報を生成する。例えば、省電力モードを示す情報と、省電力モードが開始された時刻を示す情報を付帯情報として含めることができる。
さらにまた、学習処理の途中で、省電力モードに切り替えるリモコン信号を受信した場合には、視聴タイマがリセットされないように構成する。そして、該受信したリモコン信号の制御信号に応じて視聴情報を変更する。
なお、この変形例では、視聴タイマをリセットして計時をスタートさせるリモコン信号の種類と、視聴タイマをリセットしないリモコン信号の種類とが予め設定されている。ここでは、電源のON/OFF及び視聴チャンネルの切り替えに関するリモコン信号を受信した場合には視聴タイマをリセットして計時をスタートさせるよう設定されているが、省電力モードのような動作モードに関するリモコン信号を受信した場合には視聴タイマをリセットせず、そのまま計時が継続されるように設定されているものとする。
図40(A)は、以下のようにリモコン装置18からリモコン信号が受信された場合の視聴状態の変化を示したテーブルである。
1.9:18に電源ON状態で10チャンネルに切り替えるリモコン信号R1受信
2.9:35に視聴チャンネルを8チャンネルに切り替えるリモコン信号R2受信
3.9:40に液晶テレビを省電力モードに切り替えるリモコン信号R3受信
4.9:55に電源OFFするリモコン信号R4受信
5.10:13に電源ONするリモコン信号R5受信
学習閾値時間が15分、制御単位時間が30分に設定されている場合であって、図40(A)に示すようにリモコン信号が受信された場合には、該送信されたリモコン信号の受信に応じて、図40(B)に示されるように学習情報を生成する。以下、具体的に説明する。
9:18にリモコン信号R1を受信した場合には、図40(B)の(1)に示すような視聴情報を生成する。リモコン信号R1の受信から学習閾値時間15分が経過した時に、図40(B)の(2)に示すような視聴情報を生成する。このとき生成された視聴情報に基づいて、上記実施の形態で説明したように学習情報(図40(B)の(3))が生成され記憶される。
学習情報生成後は、上記実施の形態で説明したような方法で、図40(B)の(4)に示す新たな視聴情報が生成され、視聴タイマがリセットされ計時が開始される。学習閾値時間の15分が経過する前の9:35にリモコン信号R2が受信されると、リモコン信号受信割込が発生し、該受信されたリモコン信号R2に応じて、図40(B)の(5)に示すような視聴情報が新たに生成される。このとき、視聴タイマはリセットされ、計時が開始される。
更に、9:40にリモコン信号R3が受信されると、図40(B)の(6)に示すように、該リモコン信号R3に応じて機器作動情報を変更し、該リモコン信号R3を受信した時刻を省電力モード開始時刻とし、該開始時刻を示す情報を付帯情報部分に追加する。他の情報は変更しない。また、このとき、視聴タイマはリセットされず、そのまま計時が継続される。
更に、リモコン信号R2の受信時刻9:35から学習閾値時間15分が経過した時に、図40(B)の(7)に示す視聴情報を生成する。このとき生成された視聴情報に基づいて、上記実施の形態で説明したように学習情報(図40(B)の(8))が生成され記憶される。
学習情報生成後は、上記実施の形態で説明したような方法で、図40(B)の(9)に示す新たな視聴情報が生成され、視聴タイマがリセットされ計時が開始される。学習閾値時間の15分が経過する前の9:55にリモコン信号R4が受信されると、リモコン信号受信割込が発生し、該受信されたリモコン信号R4に応じて、図40(B)の(10)に示す視聴情報が新たに生成される。このとき、視聴タイマはリセットされ、計時が開始される。
リモコン信号R4の受信から学習閾値時間15分が経過した時に、図40(B)の(11)に示す視聴情報を生成する。このとき生成された視聴情報に基づいて、上記実施の形態で説明したように学習情報(図40(B)の(12))が生成され記憶される。
学習情報生成後は、上記実施の形態で説明したような方法で、図40(B)の(13)に示す新たな視聴情報が生成され、視聴タイマがリセットされ計時が開始される。学習閾値時間の15分が経過する前の10:13にリモコン信号R5が受信されると、リモコン信号受信割込が発生し、該受信されたリモコン信号R5に応じて、図40(B)の(14)に示すような視聴情報が新たに生成される。このとき、視聴タイマはリセットされ、計時が開始される。
なお、この変形例の場合であっても、前述した実施の形態のように、視聴情報の開始時刻から終了時刻までの期間が、制御区切り時刻を跨いだ場合には、視聴情報の開始時刻から制御区切り時刻までの時間と、制御区切り時刻から視聴情報の終了時刻までの時間の長さを比較し、長い方の制御期間を学習制御期間として選択して学習情報を生成してもよい。また、学習情報の開始時刻及び終了時刻の少なくとも一方を微調整するように構成してもよい。
以上説明したように学習情報を生成して記憶した場合には、例えば、該学習情報を記憶してから1週間後の9:30になると、学習制御装置10から視聴チャンネルを8チャンネルに切り替えるリモコン信号と、省電力モードに切り替えるリモコン信号とが電子機器12に送信される。
なお、ここでは、電源ON/OFFのためのリモコン信号及び視聴チャンネルを切り替えるためのリモコン信号を受信した場合には、リモコン信号受信割込を発生させ、省電力モードに切り替えるためのリモコン信号を受信した場合には、リモコン信号受信割込を発生させない構成としたが、省電力モードに切り替えるリモコン信号を受信したときにも、リモコン信号受信割込を発生させてもよい。この場合には、省電力モードに切り替えるリモコン信号を受信したときにも視聴情報も新たに生成されると共に視聴タイマもリセットされ新たに計時が開始される。
なお、図40では、電子機器12の電源がOFFにされた場合であっても、視聴情報として、前回の視聴情報から引き継いで視聴チャンネルの情報が保持されるように構成している。当然電源OFFであるため、視聴チャンネルの情報を保持する必要は無いが、再度電子機器12の電源がONになったときに、直前の視聴チャンネルの情報を引き継いで新たな視聴情報を生成することができるため、この例では、電源OFFとなっても、視聴情報として視聴チャンネルの情報を保持するようにしている。
また、図40に示す例では、電子機器12の電源がOFFにされた場合であっても、視聴情報に省電力モードの情報が保持されないが、電子機器12の電源がOFFにされた場合であっても、視聴情報に省電力モードの情報が保持されるように構成してもよい。これにより、省電力モードを解除するリモコン信号を受信しない限り、視聴情報に省電力モードの情報が保持され、その情報が学習情報としても記憶される。
また、付帯情報に、省電力制御開始時刻(前述の離席動作処理参照)、プライベートモード開始・終了時刻、離席開始・終了時刻、予約情報の開始・終了時刻など、様々な情報を含めても良い。上記実施の形態では、Pモード終了タイマや第1及び第2タイマなどを用いて制御したが、付帯情報に含めた情報に示される時刻に基づいて制御することができる。
なお、ここでは、動作モードとして省電力モードを例に挙げて説明したが、これに限定されず、例えば、低輝度モード、アスペクト比変更モード、高精細モードや高輝度モード等、他の動作モードであってもよい。
上記実施の形態やこの変形例1では、視聴情報の生成について簡単に説明したが、ここで、視聴情報の生成方法についてより具体的な例を説明する。リモコン信号には、学習の対象となる情報を含むリモコン信号、視聴タイマをリセットするリモコン信号、付帯情報として記憶すべき情報を含むリモコン信号など、様々なリモコン信号がある。従って、予め規則を定めておき、該規則に従って視聴情報を生成したり視聴タイマをリセットしたりする必要がある。
以下、記憶部74に記憶される規則の一例を示す。なお、ここでは、学習閾値時間が経過する毎に学習情報を生成するように動作する学習制御装置10の場合の規則の一例を示す。
[視聴情報の生成規則]
<規則1>
受信したリモコン信号が示す情報に「機器を識別する情報」が含まれていた場合には、その「機器を識別する情報」を視聴情報の機器名の部分に書込む。
<規則2>
受信したリモコン信号が示す情報に「電源のON/OFFを示すリモコンコード」が含まれていた場合には、新たに視聴情報を生成すると共に、該リモコンコードが示す電源ON/OFFの情報を、該新たな視聴情報の機器作動情報の部分に書込む。また、該リモコン信号の受信時刻を該新たな視聴情報の開始時刻の部分に書込む。
<規則3>
受信したリモコン信号が示す情報に「視聴チャンネル切り替えを示すリモコンコード」が含まれていた場合には、新たに視聴情報を生成すると共に、該リモコンコードが示す切り替え後の視聴チャンネルを示す情報を、該新たな視聴情報の視聴チャンネルの部分に書込む。また、該リモコン信号の受信時刻を該新たな視聴情報の開始時刻の部分に書込む。
<規則4>
受信したリモコン信号が示す情報に「動作モードを切り替えるリモコンコード」が含まれていた場合には、該リモコンコードが示す動作モードを示す情報を、視聴情報の付帯情報の部分に書込む(或いは、視聴情報の機器作動情報の部分に、電源ON/OFFの情報と共に動作モードの内容を書込む。)。また、該リモコン信号の受信時刻を動作モードの開始時刻として付帯情報の部分に書込む。
<規則5>
受信したリモコン信号が示す情報に、上記規則1〜4で示した情報以外の情報が含まれていた場合には、学習情報の生成に関係ない情報であるため何の処理も行わない。
<規則6>
視聴タイマが学習閾値時間を超えた場合には、該学習閾値時間を超えた時の時刻を視聴情報の終了時刻の部分に書込む。該視聴情報に基づいて学習情報を生成した後は、新たに視聴情報を生成する。
[視聴タイマのリセット規則]
電源のON/OFFを示すリモコンコードまたは視聴チャンネル切り替えを示すリモコンコードを含むリモコン信号を受信した場合については、視聴タイマをリセットしてスタートさせる。それ以外のリモコン信号については、視聴タイマはリセットせず、計時を継続させる。
なお、上記視聴タイマのリセット規則では、動作モードのリモコン信号を受信しても、視聴タイマをリセットしない規則となっているが、動作モードのリモコン信号を受信した場合であっても、視聴タイマをリセットするようにしてもよい。その場合には、規則4を、受信したリモコン信号の受信時刻を視聴情報の開始時刻の部分に書込むような規則にする。
また、学習閾値時間が経過した時の時刻だけでなく、「視聴情報の終了時刻」(あるリモコン信号を受信した後、次のリモコン信号を受信した時の時刻)に基づいて学習情報を生成して記憶する学習方法を採用した場合には、学習情報の生成にあたり視聴情報の終了時刻の情報が必要となる。従って、例えば、規則2及び規則3の、上記「新たな視聴情報を生成する」という部分を、「新たな視聴情報を生成する前に、現在の視聴情報の終了時刻の部分に該リモコン信号の受信時刻を書込んで学習情報を生成した後に、新たな視聴情報を生成する」に代えても良い。
また、上記変形例1で説明したように、視聴情報の付帯情報の部分に、プライベートモード開始・終了時刻、離席開始・終了時刻などの情報を記憶させる場合には、プライベートボタン34aが押下されPモードがONになった時刻の情報を付帯情報の部分に記憶させたり、人体検知されなくなった時刻の情報を離席開始時刻を示す情報として付帯情報信分に記憶させたりするよう、規則を定めても良い。
(変形例2)
また、上記変形例1のように省電力モード等の動作モードについて取り扱う際に、記憶部74に記憶されている電子機器12の作動情報は、リモコン信号R1〜R5を受信する毎に以下のように変更される。
リモコン信号R1受信時:電源ON
リモコン信号R2受信時:電源ON
リモコン信号R3受信時:電源ON/省電力
リモコン信号R4受信時:電源OFF/省電力
リモコン信号R5受信時:電源ON/省電力
すなわち、動作モード(ここでは省電力モード)に関する情報は、電源のON/OFFが切り替わっても省電力モードが解除されない限り記憶部74に保持される。
利用者が一旦電子機器12を省電力モードに切り替えた後は、省電力モードを解除しない限りその後も引き続き省電力モードでの視聴を望む場合が多い。電子機器12の仕様によっては、一度省電力モードに切り替えた後は、省電力モードを解除する信号を受け取るまでは、省電力モードが維持されるように動作モードを記憶しておく機能(以下、動作モード維持機能と呼称)を有している製品もあるが、動作モード維持機能を有していない製品の場合には、電源を一度OFFした後、次に電源をONしたときに省電力モードが解除されてしまい、利用者が再度自ら省電力モードに切り替えるリモコン信号を送信する必要が生じる。
従って、CPUは学習制御装置10側で動作モードについても作動情報として記憶部74に記憶しておき、該記憶した作動情報の動作モードに基づいて、電子機器12の電源のON/OFFが切り替わっても、利用者が指定した動作モードで電子機器12が動作するようにリモコン信号を生成、送信して制御する。
また、電子機器12が上記動作モード維持機能を有しているか否かに応じて、学習制御装置10が電子機器12の動作モードを制御するか否かを切り替えても良い。動作モード維持機能の有無は、電子機器12の識別情報で判別可能なように予め記憶部74に識別情報に対応付けて登録しておいてもよいが、利用者が自ら記憶部74に記憶するようにしてもよい(例えば、操作ボタン34bの応用メニューボタン等を操作して記憶させる)。
なお、学習機能で動作モードについても学習する場合には、作動情報が示す動作モードと、学習情報として記憶された動作モードとが相反する状態となってしまう期間も発生しうる。その場合には、どちらを優先させるかを予め設定しておくようにしてもよい(例えば、操作ボタン34bの応用メニューボタン等を操作して記憶部74に該設定情報を記憶させる)。
(変形例3)
また、上記実施の形態では、学習制御装置10の制御対象の電子機器としてテレビジョン受像機(以下、テレビと呼称)を例に挙げて説明したが、学習制御装置10の制御対象の電子機器はテレビに限定されるものではなく、様々な機器を制御対象とすることができる。
例えば、ビデオデッキ、DVDプレイヤー、DVDレコーダー、衛星放送局の番組受信機器などの映像周辺機器、オーディオプレイヤーなどのオーディオ周辺機器などの制御も行える。具体的な制御は、上記実施の形態で説明したテレビ視聴の制御と同じように行うことができる。
ビデオデッキの視聴を例に挙げて説明すると、テレビ付属リモコンにてテレビ電源起動のためのリモコン信号を送信し、更に外部入力切り替えのためのリモコン信号を送信する。次に、ビデオデッキ付属リモコンでビデオ起動のためのリモコン信号を送信し、ビデオ再生のためのリモコン信号を送信する。学習制御装置10は、このように送信されたリモコン信号を受信した場合に、上記実施の形態で説明した学習処理と同様に学習情報を生成して逐次記憶していく。学習情報は電子機器毎に生成され、記憶される。従って、テレビの学習情報を生成した制御期間にビデオデッキの学習情報が上書きされることはない。このように、テレビの学習情報と、ビデオデッキの学習情報とは各々別々に生成され記憶されるため、同じ学習制御期間で、異なる機器のリモコン信号が生成され送信されることも生じうる。
ここで、2つの電子機器の制御状態を学習する場合の具体例について説明する。図41は、テレビ及びエアコンディショナー(以下、エアコン)を制御対象の電子機器として学習する場合の具体例を説明する説明図である。学習閾値時間が15分、制御単位時間が30分に設定されている場合であって、図41(A)に示すようにリモコン信号が受信された場合には、該送信されたリモコン信号の受信に応じて、図41(B)に示されるように学習情報を生成する。同図に示すように、学習情報は各電子機器毎に生成される。また、ここでは、前述の実施の形態で用いた学習閾値時間を計時する視聴タイマに相当するタイマを各電子機器毎に用意する。以下では、エアコンの学習閾値時間を計時するタイマを空調タイマと呼称し、テレビの学習閾値時間を計時する視聴タイマと区別して説明する。また、エアコンについての前述の視聴情報に相当する情報を、空調情報と呼称してテレビの視聴情報と区別して説明する。
9:11にテレビの電源をONするリモコン信号を受信した場合には、図41(B)の(1)に示すような視聴情報を生成する。このときテレビの視聴タイマがリセットされ開始される。テレビの視聴タイマが学習閾値時間15分を超える前の9:18に設定25℃でエアコンの電源をONするリモコン信号を受信した場合には、図41(B)の(2)に示すような空調情報を生成する。このときエアコンの空調タイマがリセットされ開始される。一方、テレビの視聴タイマの計時は継続される。
9:26に、テレビの視聴タイマが学習閾値時間15分を超えると、終了時刻に9:26を書込んで図41(B)の(3)に示すような視聴情報を生成する。このとき生成された視聴情報に基づいて、上記実施の形態で説明したように学習情報(図41(B)の(4))が生成され記憶される。
学習情報生成後は、上記実施の形態で説明したような方法で、図41(B)の(5)に示す新たな視聴情報が生成され、テレビの視聴タイマがリセットされ計時が開始される。一方、エアコンの空調タイマの計時は継続される。
更に、9:33にエアコンの空調タイマが学習閾値時間15分を超えると、終了時刻に9:33を書込んで図41(B)の(6)に示すような空調情報を生成する。このとき生成された空調情報に基づいて、上記実施の形態で説明したように学習情報(図41(B)の(7))が生成され記憶される。
学習情報生成後は、上記実施の形態で説明したような方法で、図41(B)の(8)に示す新たな空調情報が生成され、エアコンの空調タイマがリセットされ計時が開始される。一方、テレビの視聴タイマの計時は継続される。
9:35に、テレビの視聴チャンネルを切り替えるリモコン信号が受信されると、図41(B)の(9)に示すように、該リモコン信号に応じて新たな視聴情報が生成され、テレビの視聴タイマがリセットされ計時が開始される。一方、エアコンの空調タイマの計時は継続される。
以上説明したように学習情報を生成した場合には、例えば、学習情報を記憶してから1週間後の9:00になると、学習制御装置10からテレビの電源をONするリモコン信号がテレビに送信され、また、設定25℃でエアコンの電源をONするリモコン信号がエアコンに送信される。
このように構成することにより、テレビだけでなく、他の電子機器にも対応できる。また、複数の電子機器について学習情報を生成して制御することができる。
(変形例4)
ここで、リモコン付きの空調機器(エアコンや扇風機など)の電子機器の制御状態について学習する場合の様々なバリエーションについて説明する。例えば、エアコン及び扇風機の制御時間(動作させる時間)を定めるタイマ設定情報等を予め学習制御装置10に設定しておき、人体検知部36で人体を検知した場合には、電源をONさせて起動させ、タイマ設定情報のリモコン信号を送る、等のように制御することができる。これにより、制御対象の電子機器は、タイマ設定情報で設定した時間だけ動作した後、電源がOFFになる。
また、テレビの電源のON/OFFに応じて、エアコン及び扇風機の電源もON/OFFするように制御することもできる。例えば、テレビの学習情報を、テレビの電源のON/OFFに連動して制御する機器を示す機器連動情報を含めて生成し、記憶部74に記憶しておく。なお、この機器連動情報を上記変形例1で説明した付帯情報に含めて生成してもよい。学習情報に基づいてテレビを制御する場合に、該テレビの学習情報に含まれる機器連動情報を参照して制御する。例えば、ある学習制御期間のテレビの作動情報が電源ONであって、該学習制御期間の学習情報に含まれる機器連動情報がエアコンであった場合には、該エアコンの電源もONするように制御する。学習情報に含めるべき機器連動情報は、利用者が予め記憶部74に記憶するようにしてもよいし、テレビについて学習している際に、エアコンのリモコン信号を受信した場合に、該テレビの学習情報に、該エアコンを示す機器連動情報を含めて生成し、記憶するようにしてもよい。
また、学習制御装置10に空調機器を制御するか否かを設定するためのスイッチを設け、該スイッチにより、空調機器を制御するか否かを予め設定するようにしてもよい。例えば、空調機器を制御する、と設定しておいた場合には、上記のようにテレビの電源のON/OFFに連動してエアコン及び扇風機の電源もON/OFFするように制御するようにしてもよい。これにより、利用者の利便性が向上する。
また、学習制御装置10を、エアコンや扇風機等の空調機器の動作についても、上記実施の形態と同様に学習して制御するように構成することもできる。
具体的には、例えば、エアコンに付属のリモコン装置から送信されたリモコン信号(例えば、電源のON/OFFや、設定温度、電源OFFタイマのON/OFF、電源OFFタイマの時間の設定等を制御するためのリモコン信号)を受信した場合に、上記実施の形態と同様に、学習情報を生成して記憶する。
そして、学習情報が記憶された後は、人体検知部36により人体を検知したとき、該感知した時刻に該当する学習制御期間の学習情報に基づいてエアコンを制御する。例えば、該学習情報がエアコンの電源ONを示していた場合には、電源ONのリモコン信号を学習制御装置10から送信する。また、電源ONの情報と共に、温度設定を26度とする情報が学習情報として記憶されていた場合には、電源ONのリモコン信号送信後に、温度設定を26度に制御するリモコン信号を学習制御装置10から送信する。更に、同じ学習制御期間に、2時間の電源OFFタイマの学習情報が記憶されていた場合には、2時間の電源OFFタイマのリモコン信号も送信する。
また、エアコンの制御に応じて扇風機を制御するような設定を登録しておくこともできる。前述のテレビの場合と同様に、予めエアコンの学習情報に機器連動情報として扇風機の情報を記憶しておくようにする。また、連動して制御するときの制御内容を示す設定情報を登録しておくようにしてもよい。例えば、2時間の電源OFFタイマによりエアコンの動作が終了した時点で、扇風機の電源をONさせる制御、及び電源OFFタイマにより1時間で電源がOFFされるように制御する設定情報を予め登録しておく。制御部72は、エアコンの電源OFF後に、該設定情報に基づいて、扇風機の電源をONさせるリモコン信号と、これに続いて、1時間の電源OFFタイマのリモコン信号を送信する。これにより、エアコン停止後に扇風機を1時間動作させることもできる。
また、扇風機についても、学習機能を利用して、エアコンとは別に学習させることももちろん可能である。
このようにエアコンや扇風機などの空調機器を制御対象として本発明を適用することで、エアコンの長時間の使用による冷え過ぎや電力消費の軽減を行えるだけでなく、快適な睡眠を提供することも出来る。他にも、おはようタイマー起動時にも、エアコンと扇風機の使い分け制御により、快適な睡眠と冷え過ぎを防止したり電力消費を軽減することができる。
より具体的には、例えば、エアコンのタイマ機能で設定できる時間や回数には限りがあり、細かな設定ができないものも多い。これにより、従来は、夜就寝時にエアコンをタイマで止めると、切れたときに室温や体感温度が暑くなり目が覚めたりすることもあり、また、エアコンの動作時間を長く設定すると寝冷えする場合もあった。また、利用者が留守から帰宅したとき、室内温度が夏は暑かったり、冬は寒かったりすることがあるが、これをエアコンのタイマ機能で室温調節して解決しようとしても、1日1回しかタイマを設定できなかったり、毎日決まった時間にしかできなかったりして、利用者の希望にかなった設定をすることができない。しかしながら、上記説明したように、エアコンの制御状態を学習させ、エアコンに連動して動作する扇風機の情報も学習情報に含めることによって、利用者の希望に合致した制御を簡単に実現することができ、利用者は快適に生活することができるようになる。
(変形例5)
また、本発明は、リモコン付きの蛍光灯等にも適用できる。上記と同様に、学習制御装置10が、蛍光灯のON/OFFの状態を学習して、人体検知部36で人体が検知されている間は、学習情報に基づいて制御することができる。
また、上記説明したように、エアコンの制御をメインに学習させ、蛍光灯については、利用者が予めエアコンの制御に応じて制御するための設定情報を登録しておくこともできる。すなわち、予めエアコンの学習情報に連動機器情報として蛍光灯の情報を記憶しておくようにする。また、連動して制御するときの制御内容を示す設定情報を登録しておくようにしてもよい。
例えば、CPUは、エアコン起動のためのリモコン信号を送信後に、タイマーONのリモコン信号を送信したときに、使用者の睡眠作業が行われたと判断して、点灯していた蛍光灯の照明を予め初期設定されていた時間経過後(例えば10分後)に照明をOFFにするリモコン信号を送信して、10分後に照明を消す、等のように制御することができる。
また、起床時にも、学習していた時間に照明を点灯させるだけでなく、エアコンなどのおはようタイマの時間設定が経過した時刻(起床時刻)に蛍光灯の照明をONさせるリモコン信号を送信することにより、快適な起床を提供することも出来る。
また、学習制御装置10に照明器具(ここでは蛍光灯)を制御するか否かを設定するためのスイッチを設け、該スイッチにより、照明器具を制御するか否かを予め設定するようにしてもよい。例えば、照明器具を制御する、と設定しておいた場合には、上記のようにエアコンやテレビの電源のON/OFFに連動して照明器具の電源もON/OFFするように制御するようにしてもよい。これにより、利用者の利便性が向上する。
例えば、一部の薄型テレビでは画面の輝度が低く、視聴の際に照明を暗くしたり、OFFにしたりする必要があり、従来は、それを利用者が手動で照明の調節を行う等していたが、上記のように照明器具の制御状態を学習して制御したり、或いはテレビの制御状態を学習し、テレビの制御と連動して照明器具の制御を行なうようにすることで、そうした利用者の手間を省くことができ、利便性が高まる。
また、例えば、従来、就寝の際には、通常、テレビやエアコン、照明機器など、複数の機器の電源をOFFにする操作が必要であったが、このようにテレビや、エアコン、照明機器など、様々な機器の制御状態を学習制御装置10に学習させることで、自動的に複数の機器の電源をOFFさせることもできるようになり、利用者の利便性が高まる。
連動機能の応用例として、例えば、テレビの電源がONされる時刻より前の時刻(例えば30分前の時刻など、設定時間前の時刻)に空調機器や照明機器がONされるように制御してもよい。操作ボタン34bの応用メニューボタン等により利用者が予めこの機能をON/OFF設定しておくこともできる。この機能により、タイマを用いなくても、自動的に空調機器や照明機器をON状態に制御できるため、快適に生活できる。
(変形例6)
また、小児科病院等の待合室等に設置されたテレビジョン受像機を制御対象の電子機器としてもよい。例えば、利用者は、予め、治療時間帯には、子供向けテレビ番組やビデオを視聴して学習制御装置10に学習させ、お見舞い時間帯にはニュース番組を視聴して学習させる。学習終了後は、このように記憶された学習情報に基づいて、治療時間帯に人体検知部36で人体が検知された場合には、学習情報に基づいて、子供向けテレビ番組やビデオの映像が映し出されるようにリモコン信号を送信する。また、お見舞い時間帯に、人体検知部36で人体が検知された場合には、学習情報に基づいて、ニュース番組の映像が映し出されるようにリモコン信号を送信する。
従来は、店舗や病院などの待合室などに設置されたテレビは、予め指定した番組を放映しているか、リモコンを設置してお客様が自由に番組を変更出来るようにしているため、お客様のニーズに合った番組を視聴させることができない場合もあったが、上記のように学習制御装置10に学習させることにより、お客様のニーズに合った番組を適切な時間帯に放映できるようになる。
また、宣伝広告用の街頭ディスプレイ及び該当ディスプレイに映像を表示させるビデオデッキを制御対象の電子機器として、時間帯に応じた宣伝広告が表示されるように学習させ、人体が検知されたときに、該学習情報に基づいて制御することも可能である。より具体的には、例えば、ビデオデッキについて、ある時間帯ではプロモーションビデオAを視聴し、他の時間帯ではプロモーションビデオBを視聴して学習させる。すなわち、時間帯に応じたプロモーションビデオが流れるように学習制御装置10を学習させる。そして、学習制御装置10は、人体が近付いたときに(人体を検知したときに)、その時間帯に応じたプロモーションビデオが流れるように制御する。
従来は、街頭ディスプレイ等に宣伝したい商品のプロモーションビデオなど人体検知に拘らず一定周期でプロモーションビデオを流すように制御している。従って、街頭ディスプレイを遠くから視認し、該プロモーションビデオに興味を持った者が更に良く見ようと近付いたときには、プロモーションビデオが途中まで進んでおり、最初から見るためには、待機しなくてはならないことが多かった。これに対して、上記説明したように、学習制御装置10で、人体を検知したときに該検知した時間帯に対応して記憶された学習情報に従ってプロモーションビデオが流れるように制御することで、人が街頭ディスプレイに近付いて人体が検知されたところでプロモーションビデオの上映を開始できるため、プロモーションビデオを見るための待機時間を短くでき、また効果的にプロモーションできるようになる。
(変形例7)
学習制御装置10の機能を、携帯電話機に搭載してもよい。
現在、広く普及している携帯電話機は、赤外線信号の送受信部が標準装備されているものが多く、またテレビのリモコンコードが予め記憶されているものも多い。従って、このように、赤外線信号の送受信部を搭載した携帯電話機に、上記学習機能等を実現するための回路(或いはプログラム)を組み込んで、携帯電話機を学習制御装置10として使用することもできる。また、赤外線信号以外の信号の送受信部が装備された携帯電話機であって、該信号を用いて学習機能を実現するものであってもよい。
なお、携帯電話機は、通常は利用者が持ち歩く端末であるため、携帯電話機に、上記学習機能等の有効・無効を切り替える手段を設けるようにしてもよい。例えば、携帯電話機を充電器にセットさせたときに、上記学習機能等が有効になるように予め設計しておいてもよい。また、携帯電話機のメニュー画面から、上記学習機能等の有効・無効を設定するようにしてもよい。
また、人体検知部36については、携帯電話機に組み込んでもよいが、携帯電話機の充電器に搭載するようにしてもよい。この場合には、携帯電話機を充電器にセットすると、自動的に上記学習機能等が有効になるように動作するように構成してもよい。
なお、Bluetooth通信機能を搭載した人体検知ユニットを設け、Bluetooth通信が成立したら上記学習機能等を有効にするようにしてもよい。
(変形例8)
上記実施の形態では、現在の機器の作動状態をリモコン信号の送受信に基づいて導出し、該作動状態を示す作動情報を記憶部74に記憶する例について説明したが、別途、機器作動情報を取得する取得手段を設けてもよい。
例えば、電位を測定する測定回路を学習制御装置10に設け、電子機器12に設けられた何らかの端子と学習制御装置10とをケーブルで接続し、該測定回路により該端子の電位を測定することにより、電子機器12の作動状態を検出する。電位のレベルによって、電子機器12の電源がONであるかOFFであるかを検出できる。
学習制御装置10と接続する端子は、例えば、電子機器12がテレビジョン受像器であれば、ビデオ入力等の外部入力端子や、外部出力端子、ヘッドフON端子等とすることができる。
また、学習制御装置10に照度センサを設け、照度センサによって現在の機器の作動状態を検出してもよい。ここで、電子機器12がテレビジョン受像機である場合を例に挙げて照度センサを用いた作動情報の検出について説明する。電子機器12の周辺に学習制御装置10を設置する。学習制御装置10に内蔵された照度センサは、電子機器12の表示画面14の明るさを感知する。電子機器12がON状態であれば、高いレベルの照度が検出される。なお、光の強さだけでは室内照明の干渉をうける場合もあるので、照度のレベルが時間の経過に応じて変化することを感知した場合に、電子機器12の電源がONであると判断するようにしてもよい。表示画面14に映し出される映像が変化することにより、照度のレベルも変化するためである。
(変形例9)
また、上記実施の形態では、人体検知手段として人体検知部36(人体検知部36a及び4個の人体検知部36b)を例に挙げて説明したが、複数の人体検知部を設けた場合には、該人体検知部を一定間隔で順に動作させて人体検知を行うように構成することもできる。例えば、3つの人体検知部A,B,Cが搭載されていた場合に、該3つの人体検知部A,B,Cを一定間隔で交互にONする。これにより、人体検知部Aの人体検知動作中(ON)は、人体検知部B,Cでは人体検知が行われない(OFF)。人体検知部Bの人体検知動作中(ON)は、人体検知部A,Cでは人体検知が行われない(OFF)。人体検知部Cの人体検知動作中(ON)は、人体検知部A,Bでは人体検知が行われない(OFF)。このように構成することで、消費電力を抑えることができる。また、例えば、4個の人体検知部が設けられていた場合に、2個ずつの組み合わせて交互にON/OFFして用いてもよい。なお、この人体検知部を交互に動作させる機能のON/OFFを利用者が設定できるように構成してもよい。例えば、前述の操作ボタン34bの応用メニューボタン等で設定できるようにする等である。
(変形例10)
なお、学習制御装置10の人体検知機能を使用して、以下のような不在防犯機能を学習制御装置10に搭載することもできる。予め設定しておいた時間(例えば2日)以上人体検知部36が人体を検知しない場合に、夜(例えば午後6時)になると室内照明が点灯するように学習制御装置10がリモコン信号を生成して送信したり、テレビやラジオの電源がONしたりOFFしたりするようリモコン信号を生成して送信する等の制御を行うようにプログラムしておく。この機能により、利用者が不在にもかかわらず、あたかも人がいるかのように見せかけることができる。なお、この不在防犯機能のON/OFFを利用者が設定できるように構成してもよい。例えば、前述の操作ボタン34bの応用メニューボタン等で設定できるようにする等である。この機能をONにしておくだけで、予約情報を登録することなく有効に動作するので、急な外出や出張、等に便利である。
(変形例11)
なお、学習制御装置10にデータポータビリティ機能を設けることもできる。利用者が該機能を動作させるスイッチをONすると、学習制御装置10の記憶部74に記憶されている学習情報や予約情報が赤外線インタフェース経由で携帯電話機に送信されるように動作する。携帯電話機で受信された学習情報や予約情報は携帯電話機の記憶部に記憶される。利用者は、該携帯電話機を持ち運び、該携帯電話機から出先や友人宅に設置された学習制御装置10にデータ移行する。なお、携帯電話機には、データ移行のためのプログラムを予めインストールしておく。この機能により、利用者がどこに行っても、学習情報や予約情報から制御状態を再現することができ、文字通り自分の生活スタイルを「持ち運ぶ」ことができる。
なお、移動した地域によってはチャンネル情報(チャンネル番号や放送局)が異なるため、移動先のエリア(地域)を指定することで、携帯電話機或いは学習制御装置10で自動的にチャンネル情報を変換する機能を設けても良い。
(変形例12)
なお、学習制御装置10に、ある学習制御期間に学習情報に基づき電子機器12を制御しているときに利用者が任意にチャンネル変更などのリモコン操作を行った場合に、次の学習制御期間が到来しても利用者が行ったリモコン操作による制御状態をそのまま維持し続ける機能(以下、現行操作維持機能と呼称)を搭載してもよい。すなわち、学習制御装置10がリモコン信号を受信した場合に、学習情報に基づく制御を停止するようにしてもよい。
例えば、電子機器12がテレビで、制御単位時間を30分として学習情報が生成され記憶される場合であって、記憶部74に記憶されている学習情報が以下の場合を例に挙げる。
学習制御期間 / 視聴チャンネル
09:00〜09:30/8ch
09:30〜10:00/8ch
10:00〜10:30/8ch
利用者が、9:00〜9:30の学習制御期間では学習情報に基づいた制御状態でテレビを視聴し、次の学習制御期間9:30〜10:00の制御が開始されてから10分後の9:40に利用者が視聴チャンネルを10チャンネルに切り替えるリモコン信号をリモコン装置18から送信した場合には、前述した実施の形態では、9:40〜10:00までの期間は、該利用者が切り替えた視聴チャンネル(10チャンネル)での制御状態が継続するが、次の学習制御期間の開始時刻10:00に学習制御装置10から8チャンネルに視聴チャンネルを切り替えるリモコン信号が送信される。従って、利用者は継続して10チャンネルを視聴することができない。
しかしながら、上記現行操作維持機能を設けることによって、10:00が到来しても学習情報に基づく制御は停止され、8チャンネルに視聴チャンネルを切り替えるリモコン信号が送信されることはない。従って、利用者がリモコン操作によって制御した制御状態が維持される。
なお、この機能のON/OFFを設定する応用メニューを設け、利用者が操作ボタン34bなどによりON/OFFを設定できるように構成してもよい。また、学習情報に基づく制御の停止期間や、制御の停止を解除するタイミングや条件を利用者が設定できる、或いは予め設定しておくようにしてもよい。例えば、上記学習情報に基づく制御の停止が、利用者が離席して(人体検知部36により人体検知がされなくなって)、電子機器12の電源がOFFになったときに解除されるようにしてもよい。
なお、ここでは、学習情報に基づく制御を停止する場合を例に挙げて説明したが、予約情報に基づく制御中に、利用者がリモコン操作を行った場合にも、上記と同様に、予約情報に基づく制御が停止されるように学習制御装置10を構成してもよい。
(変形例13)
なお、上記実施の形態の学習制御装置10は、「人体検知」という設定項目を設け、人体検知部36による人体検知の結果に応じて制御するか否かを設定することができるように構成した。この設定項目のON/OFFは学習制御装置10の処理全体に関わる設定項目であり、学習情報に基づく制御であろうと予約情報に基づく制御であろうと、いずれの制御を行う場合でも、この設定項目で設定された設定情報に応じて制御を行うようにしている。そこで、更に利用者の使い勝手を向上させるため、学習情報に基づく制御において人体検知による制御を行うか否か、予約情報に基づく制御において人体検知による制御を行うか否かを個別に設定できるような設定項目を設けても良い。この設定項目のON/OFFを設定する応用メニューを設け、利用者が操作ボタン34bなどによりON/OFFを設定できるように構成してもよい。これにより、より細やかな制御が可能となる。
(変形例14)
なお、上記実施の形態では、学習対象とするリモコン信号の種類が予め定められている場合を例に挙げて説明したが、利用者が学習対象とするリモコン信号の種類を操作部34により予め設定できるように構成してもよい。例えば、上記実施の形態では、電源ON/OFFに関するリモコン信号と、視聴チャンネルの切り替えに関するリモコン信号とを受信した場合に、学習するようにした。また、変形例1では、動作モードに関する情報についても学習されるようにしている。しかしながら、利用者が学習させたいリモコン信号の種類を利用者自身が設定できるようにすれば、該設定に応じたリモコン信号が示す制御内容を学習でき、より利用者のニーズに合致した制御が可能となる。
(変形例15)
なお、上記実施の形態や各種変形例では特に言及してはいないが、学習制御期間を例えば、9:00〜9:30、9:30〜10:00・・・として管理した場合に、その区切りの時刻(この例では9:30の時刻)が9:00〜9:30及び9:30〜10:00のどちらの学習制御期間に入るのかを予め設定しておくとよい。
例えば、9:30ちょうどに番組を切り替えたい場合等には、9:30という時刻は後ろの学習制御期間9:30〜10:00に含まれているものとして管理するようにしてもよい。この場合には、その前の制御期間9:00〜9:30は、厳密には9:00〜9:29:59・・・等といった期間になる。また、学習情報を生成する際も同様に、学習閾値時間が経過した時点の時刻が9:30ちょうどであった場合には、該時刻を含む制御期間9:30〜10:00が学習制御期間として適用されるようにしてもよい。なお、制御期間の管理も、制御区切り時刻が前の制御期間及び後の制御期間のどちらに入るか予め設定しておくようにしてもよい。
(変形例16)
なお、上記実施の形態では、Pモード中に予約情報に基づく制御を行う場合には、通常通りの制御、すなわち予約情報が示す視聴チャンネルを適用した電子機器12の制御を行うようにした。しかしながら、Pモード中に予約情報に基づく制御を行う場合に、予約情報が示す予約期間のみを利用し、視聴チャンネルについては、「Pモード時の視聴チャンネル」で設定したチャンネルの番組視聴されるように制御してもよい。
また、例えば、Pモード時に「Pモード時の視聴チャンネル」で設定したチャンネルを予約情報より優先させるか否かを設定する設定項目を設けてもよい。利用者が、この設定項目をオンに設定した場合には、Pモード中の予約期間において「予約登録」として記憶されている予約情報の視聴チャンネルではなく、「Pモード時の視聴チャンネル」で設定したチャンネルに切り替わるようにリモコン信号が生成され送信される。また、この設定項目をオフに設定した場合には、Pモード中は、「予約登録」に予約情報が記憶されている場合には、該予約情報のチャンネルに切り替わるようにリモコン信号が生成され、予約情報が記憶されていない場合には、「Pモード時の視聴チャンネル」で設定したチャンネルに切り替わるようにリモコン信号が生成され送信される。
このような設定項目を設け、該設定項目の設定に応じて制御することにより、利用者のニーズに合致した制御を行うことができる。
(変形例17)
なお、上記実施の形態の学習制御装置10は、Pモード中にも学習情報を生成して記憶する(すなわち学習する)ように動作するか否かを設定できるように構成した。これと同じように、人体を検知しなくなった後(離席処理中)にも学習情報を生成して記憶するように動作するか否かを設定できるように構成してもよい。例えば、離席処理中に学習するか否かを設定するための設定項目を応用メニューに設け、利用者が操作ボタン34bなどにより離席処理中に学習するか否かを設定できるように構成してもよい。
離席処理中に学習すると設定しておいた場合には、離席処理中の視聴時間も含めて学習閾値時間が経過したか否かの判定が行われる。また離席処理中に学習しないと設定しておいた場合には、学習閾値時間が経過したか否かの判定に離席処理中の視聴時間は含めない。このように、学習する期間や学習しない期間を予め設定しておき、該設定に応じて学習するように構成することで、利用者の利便性が高まる。
(変形例18)
また、上記実施の形態では、予約情報の予約期間と学習情報の学習制御期間とが重なった場合には、予約情報を優先させて電子機器12を制御する例について説明したが、これに限定されない。例えば、予約情報の予約期間と学習情報の学習制御期間とが重なった場合にどちらを優先させるかを、予め設定しておく設定項目を設け、利用者が該設定項目に設定した方の情報を優先させて電子機器12を制御するように構成してもよい。例えば、学習情報を優先させる、と設定した場合であって、人体検知中に予約情報の予約期間と学習情報の学習制御期間とが重なった場合には、該重なった期間では学習情報に基づいて電子機器12を制御する。また逆に、予約情報を優先させる、と設定した場合であって、予約情報の予約期間と学習情報の学習制御期間とが重なった場合には、人体検知中に該重なった期間では予約情報に基づいて電子機器12を制御する。これにより、利用者の利便性が向上する。
(変形例19)
なお、上記実施の形態では、人体が検知されなくなった場合に、離席動作処理において、電子機器12を省電力モードに制御したり、電源OFFに制御したりする等により消費電力を低減させる例について説明した。しかしながら、学習制御装置10に離席動作処理の設定項目を増やして、人体が検知されなくなった場合に、他の動作をするように構成することもできる。例えば、利用者によっては、人体検知部36の検知範囲外ではあるが台所等で料理をしながらテレビを見たい場合等では、電源OFF等されるように制御するのではなく、遠くからテレビの画面が見えやすいように輝度を高くしたり、遠くから聞こえるように音量を上げたりするように制御する等の方が好ましい場合もある。そのような場合も考慮して、利用者が自由に離席動作処理の設定ができるように構成してもよい。
(変形例20)
また、学習制御装置10の機能を電子機器12に搭載してもよい。この場合には、送信部30は不要であり、受信したリモコン信号に従って制御しつつ学習し、学習情報が記憶された後は、人体検知結果に応じて学習情報に基づいた制御を行なよう電子機器12を構成すればよい。
(変形例21)
また、学習制御装置10の機能をリモコン装置18に搭載してもよい。この場合には、受信部32は不要であり、リモコン装置18を利用者が操作したときの操作内容に応じてリモコン信号を生成して送信すると共に、該操作内容に従って電子機器12に対する制御内容を学習し、学習情報が記憶された後は、人体検知結果に応じて学習情報に基づいたリモコン信号を生成して電子機器12に送信するようにリモコン装置18を構成すればよい。例えば、上記実施の形態における学習処理のフローチャートのステップ300やステップ312、或いはリモコン信号の受信割込におけるステップ1000でのリモコン信号の受信の判定に代えて、リモコン装置18が操作されたか否かの判定を行うよう構成する。
本発明の一実施形態に係る学習制御装置の設置例及び動作概要を説明する説明図である。 学習制御装置の正面図である。 学習制御装置の背面図である。 学習制御装置を正面方向から見た分解斜視図である。 学習制御装置を背面方向から見た分解斜視図である。 学習制御装置の電気的な構成を示すブロック図である。 記憶部に記憶される設定情報の一例を示す図である。 記憶部に記憶される学習情報の一例を示す図である。 メイン処理プログラムの流れを示すフローチャートである。 メイン処理プログラムの流れを示すフローチャートである。 学習制御処理の流れを示すフローチャートである。 予約動作処理の流れを示すフローチャートである。 (A)〜(D)は、メイン処理及び予約動作処理の途中で発生する割込処理のフローチャートを示す図である。 学習処理の流れを示すフローチャートである。 (A)は、視聴状態の一例であり、(B)は、(A)の視聴状態から学習情報を生成する生成方法を説明する説明図である。 電源OFF処理の流れを示すフローチャートである。 プライベート動作処理の流れを示すフローチャートである。 プライベート動作処理の流れを示すフローチャートである。 プライベート動作処理の流れを示すフローチャートである。 Pモード中の制御処理の流れを示すフローチャートである。 (A)〜(D)は、プライベート処理の途中で発生する割込処理のフローチャートを示す図である。 離席動作処理の流れを示すフローチャートである。 離席動作処理の流れを示すフローチャートである。 離席動作処理の流れを示すフローチャートである。 離席動作処理の流れを示すフローチャートである。 離席動作処理の流れを示すフローチャートである。 離席動作処理の流れを示すフローチャートである。 離席動作処理の流れを示すフローチャートである。 離席動作処理の流れを示すフローチャートである。 離席動作処理の流れを示すフローチャートである。 離席動作処理の流れを示すフローチャートである。 離席動作処理の流れを示すフローチャートである。 離席動作処理の流れを示すフローチャートである。 離席動作処理の流れを示すフローチャートである。 離席動作処理の流れを示すフローチャートである。 離席動作処理の流れを示すフローチャートである。 離席動作処理の途中で発生するリモコン信号受信割込処理のフローチャートを示す図である。 離席動作処理の途中で発生するプライベートボタン割込処理のフローチャートを示す図である。 学習情報を生成する生成方法の変形例を説明する説明図である。 学習情報を生成する生成方法の変形例を説明する説明図であって、(A)は、リモコン装置から送信されたリモコン信号によって変化する視聴状態の一例を示したテーブルであり、(B)は、(A)の視聴状態から生成される視聴情報及び学習情報の例を説明する図である。 複数の電子機器がある場合に、各電子機器毎に学習情報を生成する生成方法を説明する説明図である。
10 学習制御装置
12 電子機器
14 表示画面
16 リモコン信号受信部
18 リモコン装置
30 送信部
32 受信部
34 操作部
36 人体検知部
38 表示部
70 電源部
72 制御部
74 記憶部

Claims (25)

  1. 検知範囲の人体を検知する人体検知手段と、
    遠隔制御装置により電子機器の遠隔制御が行われた場合に、該遠隔制御された前記電子機器の制御状態を示す第1の情報を生成すると共に、前記第1の情報が示す制御状態を再現すべき期間を示す第2の情報を生成する生成手段と、
    前記生成された前記第1の情報及び前記第2の情報を対応付けて記憶する記憶手段と、
    前記人体検知手段により人体が検知されている期間中は、前記記憶手段に記憶された前記第2の情報が示す期間に、前記第2の情報に対応付けて記憶された前記第1の情報が示す制御状態が前記電子機器で再現されるように、前記電子機器を制御する制御手段と、
    を備えた学習制御装置。
  2. 前記生成手段は、前記電子機器が遠隔制御されたときの制御状態が予め定められた閾値時間以上継続した場合に、該制御状態を示す第1の情報及び前記第2の情報を生成する
    請求項1に記載の学習制御装置。
  3. 前記生成手段は、前記電子機器が遠隔制御されたときの制御状態の開始時刻から前記閾値時間が経過する毎に、前記制御状態を示す第1の情報を生成すると共に、前記閾値時間が経過したときの時刻が含まれる期間、または前記閾値時間が経過したときの時刻から前記閾値時間だけ遡った時刻が含まれる期間を示す情報を前記第2の情報として生成する
    請求項2に記載の学習制御装置。
  4. 前記生成手段は、前記電子機器が遠隔制御されたときの制御状態の開始時刻及び終了時刻の少なくとも一方が含まれる期間を示す情報を前記第2の情報として生成する
    請求項1〜請求項3のいずれか1項記載の学習制御装置。
  5. 前記生成手段は、前記電子機器が遠隔制御されたときの制御状態の開始時刻から終了時刻までの期間が、予め定められた区切りの時刻をまたいだ場合には、該開始時刻から該予め定められた区切りの時刻までの期間と、該予め定められた区切りの時刻から該終了時刻までの期間とを比較し、時間が長い方の期間を含む期間を示す情報を前記第2の情報として生成する
    請求項1〜請求項4のいずれか1項記載の学習制御装置。
  6. 前記生成手段は、前記電子機器が遠隔制御されたときの制御状態の開始時刻より予め定められた第1の時間だけ早い時刻を開始時刻とする期間を示す情報を前記第2の情報として生成する
    請求項1〜請求項5のいずれか1項記載の学習制御装置。
  7. 前記生成手段は、前記電子機器が遠隔制御されたときの制御状態の終了時刻より予め定められた第2の時間だけ遅い時刻を終了時刻とする期間を示す情報を前記第2の情報として生成する
    請求項1〜請求項6のいずれか1項記載の学習制御装置。
  8. 前記生成手段は、予め定められた期間を予め定められた第3の時間毎の複数の制御期間に分割したときのいずれかの制御期間を示す情報を前記第2の情報として生成する
    請求項1〜請求項5のいずれか1項記載の学習制御装置。
  9. 前記生成手段は、予め定められた期間を予め定められた第4の時間毎の複数の制御期間に分割したときのいずれかの制御期間を示す情報を前記第2の情報として生成すると共に、前記分割された複数の制御期間のいずれかの制御期間内で、前記電子機器が遠隔制御されたときの制御状態が予め定められた閾値時間以上継続した場合に、該制御状態を示す前記第1の情報及び該制御期間を示す前記第2の情報を生成する
    請求項1記載の学習制御装置。
  10. 前記生成手段は、前記分割された複数の制御期間のうち、前記電子機器が遠隔制御されたときの制御状態の開始時刻または終了時刻に応じて選択される制御期間の開始時刻を、該制御状態の開始時刻より予め定められた第5の時間だけ早い時刻に変更した期間を示す情報を前記第2の情報として生成する
    請求項8または請求項9記載の学習制御装置。
  11. 前記生成手段は、前記分割された複数の制御期間のうち、前記電子機器が遠隔制御されたときの制御状態の開始時刻または終了時刻に応じて選択される制御期間の終了時刻を、該制御状態の終了時刻より予め定められた第6の時間だけ遅い時刻に変更した期間を示す情報を前記第2の情報として生成する
    請求項8〜請求項10のいずれか1項記載の学習制御装置。
  12. 前記電子機器の現在の制御状態を示す情報を取得する取得手段を更に備え、
    前記制御手段は、前記取得手段により取得された情報に応じた制御信号を生成して、前記電子機器を制御する
    請求項1〜請求項11のいずれか1項記載の学習制御装置。
  13. 前記制御手段は、前記人体検知手段により人体が検知されなくなった場合に、前記電子機器を省電力モードで動作するように制御する第1の制御及び前記電子機器の電源をオフする第2の制御の少なくとも一方を行う
    請求項1〜請求項12のいずれか1項記載の学習制御装置。
  14. 前記制御手段は、前記人体検知手段により人体が検知されない状態が予め定められた設定時間継続した場合に、前記第1の制御及び前記第2の制御の少なくとも一方を行う
    請求項13に記載の学習制御装置。
  15. 前記電子機器の制御内容及び該制御内容で前記電子機器を制御する期間を指定した予約情報を登録する登録手段を更に備え、
    前記制御手段は、更に、前記登録手段で登録された予約情報で指定された期間に、該予約情報で指定された制御内容で前記電子機器を制御すると共に、前記人体検知手段により人体が検知されている期間中は、前記記憶手段に記憶された第2の情報が示す期間と、前記登録手段により登録された予約情報が示す期間とが重なる場合には、前記予約情報を優先させて、前記電子機器を制御する
    請求項1〜請求項14のいずれか1項記載の学習制御装置。
  16. 前記電子機器の制御内容及び該制御内容で前記電子機器を制御する期間を指定した予約情報を登録する登録手段と、
    前記登録手段で登録された予約情報で指定された期間と前記記憶手段に記憶された第2の情報が示す期間とが重なる場合に、どちらを優先させるかを指定する優先情報指定手段と、を更に備え、
    前記制御手段は、更に、前記登録手段で登録された予約情報で指定された期間に、該予約情報で指定された制御内容で前記電子機器を制御すると共に、前記人体検知手段により人体が検知されている期間中は、前記記憶手段に記憶された第2の情報が示す期間と、前記登録手段により登録された予約情報が示す期間とが重なる場合には、前記優先情報指定手段で指定された情報を優先させて、前記電子機器を制御する
    請求項1〜請求項14のいずれか1項記載の学習制御装置。
  17. 前記制御手段は、前記記憶手段に記憶された情報または前記予約情報に基づいて前記電子機器を制御しているときに、前記遠隔制御装置により前記電子機器の遠隔制御が行われた場合には、前記記憶手段に記憶された情報または前記予約情報に基づいた制御を停止する
    請求項15または請求項16に記載の学習制御装置。
  18. 前記制御手段は、更に、学習制御装置の電源をオフする場合には、学習制御装置の電源オフ前に前記電子機器の電源がオフされるように制御する
    請求項1〜請求項17のいずれか1項記載の学習制御装置。
  19. 前記第1の情報が示す制御状態の少なくとも一部の再現を禁止する禁止期間を設定する設定手段を更に備え、
    前記制御手段は、前記設定手段により設定された禁止期間中は、前記人体が検知されている期間であっても、前記記憶手段に記憶された前記第2の情報が示す期間に、該第2の情報に対応付けて記憶された前記第1の情報が示す制御状態の少なくとも一部の再現が禁止されるように制御する
    請求項1〜請求項18のいずれか1項記載の学習制御装置。
  20. 前記設定手段は、更に、前記禁止期間中の前記電子機器の制御状態を設定することが可能に構成され、
    前記制御手段は、前記人体が検知されている期間中且つ前記禁止期間中は、前記電子機器が前記設定手段によって設定された制御状態となるように制御する
    請求項19記載の学習制御装置。
  21. 前記生成手段は、前記遠隔制御装置により前記電子機器の動作モードを切り替える遠隔制御が行われた場合には、前記第1の情報及び前記第2の情報の生成とは別に、該遠隔制御により切り替えられた後の動作モードを示す動作モード情報を生成し、
    前記生成された動作モード情報を記憶する動作モード記憶手段、を更に備え、
    前記制御手段は、更に、前記電子機器を制御する際に、前記動作モード記憶手段に記憶された動作モードで前記電子機器が動作するように制御する
    請求項1〜請求項20のいずれか1項記載の学習制御装置。
  22. 前記遠隔制御装置から送信された前記電子機器を遠隔制御するための制御信号を受信する受信手段と、
    前記電子機器を遠隔制御するための制御信号を送信する送信手段と、
    前記受信手段で前記制御信号が受信された場合に、該受信された制御信号を再生して前記送信手段から前記電子機器に送信する再生手段と、を更に備えた
    請求項1〜請求項21のいずれか1項記載の学習制御装置。
  23. 検知範囲の人体を検知する人体検知手段と、
    電子機器を遠隔制御する操作が行われた場合に制御信号を送信する送信手段と、
    前記電子機器を遠隔制御する操作が行われた場合に、該遠隔制御された前記電子機器の制御状態を示す第1の情報を生成すると共に、前記第1の情報が示す制御状態を再現すべき期間を示す第2の情報を生成する生成手段と、
    前記生成された前記第1の情報及び前記第2の情報を対応付けて記憶する記憶手段と、
    前記人体検知手段により人体が検知されている期間中は、前記記憶手段に記憶された前記第2の情報が示す期間に、前記第2の情報に対応付けて記憶された前記第1の情報が示す制御状態が前記電子機器で再現されるように、前記電子機器を制御する制御手段と、
    を備えた遠隔制御装置。
  24. 請求項1〜請求項21のいずれか1項記載の学習制御装置を備えた電子機器。
  25. コンピュータを、
    遠隔制御装置により電子機器の遠隔制御が行われた場合に、該遠隔制御された前記電子機器の制御状態を示す第1の情報を生成すると共に、前記第1の情報が示す制御状態を再現すべき期間を示す第2の情報を生成する生成手段、
    前記生成された前記第1の情報及び前記第2の情報を対応付けて記憶手段に記憶する記憶処理手段、及び
    検知範囲の人体を検知する人体検知手段により人体が検知されている期間中は、前記記憶手段に記憶された前記第2の情報が示す期間に、前記第2の情報に対応付けて記憶された前記第1の情報が示す制御状態が前記電子機器で再現されるように、前記電子機器を制御する制御手段、
    として機能させるためのプログラム。
JP2009222829A 2008-09-26 2009-09-28 学習制御装置、遠隔制御装置、電子機器、及びプログラム Pending JP2010103988A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009222829A JP2010103988A (ja) 2008-09-26 2009-09-28 学習制御装置、遠隔制御装置、電子機器、及びプログラム

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008249196 2008-09-26
JP2009222829A JP2010103988A (ja) 2008-09-26 2009-09-28 学習制御装置、遠隔制御装置、電子機器、及びプログラム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2010103988A true JP2010103988A (ja) 2010-05-06

Family

ID=42294157

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009222829A Pending JP2010103988A (ja) 2008-09-26 2009-09-28 学習制御装置、遠隔制御装置、電子機器、及びプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2010103988A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012175627A (ja) * 2011-02-24 2012-09-10 Fuji Xerox Co Ltd 電力供給制御装置、画像処理装置、電力供給制御プログラム
CN105872655A (zh) * 2016-03-25 2016-08-17 北京小米移动软件有限公司 设备控制方法、装置及电子设备
JP2017208741A (ja) * 2016-05-19 2017-11-24 パナソニックIpマネジメント株式会社 機器制御方法
CN108343125A (zh) * 2018-02-27 2018-07-31 浙江欧琳生活健康科技有限公司 一种基于无线控制下水器下水的方法及系统
CN114785914A (zh) * 2022-03-15 2022-07-22 海信视像科技股份有限公司 显示设备、控制装置以及设备配置方法

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012175627A (ja) * 2011-02-24 2012-09-10 Fuji Xerox Co Ltd 電力供給制御装置、画像処理装置、電力供給制御プログラム
CN105872655A (zh) * 2016-03-25 2016-08-17 北京小米移动软件有限公司 设备控制方法、装置及电子设备
CN105872655B (zh) * 2016-03-25 2019-06-04 北京小米移动软件有限公司 设备控制方法、装置及电子设备
JP2017208741A (ja) * 2016-05-19 2017-11-24 パナソニックIpマネジメント株式会社 機器制御方法
CN108343125A (zh) * 2018-02-27 2018-07-31 浙江欧琳生活健康科技有限公司 一种基于无线控制下水器下水的方法及系统
CN108343125B (zh) * 2018-02-27 2024-02-23 宁波欧琳科技股份有限公司 一种基于无线控制下水器下水的方法及系统
CN114785914A (zh) * 2022-03-15 2022-07-22 海信视像科技股份有限公司 显示设备、控制装置以及设备配置方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5750182B2 (ja) 電力管理装置、および電力管理方法、ならびに当該電力管理装置を備えた電力管理システム
US7304581B2 (en) Mobile information apparatus and moving method therefor, and information system and position estimation method
JP2010103988A (ja) 学習制御装置、遠隔制御装置、電子機器、及びプログラム
KR20010072901A (ko) 가전기기 제어네트워크시스템
US20140222234A1 (en) Electronic apparatus, and control method and control program of the same
JP4497346B2 (ja) 電子機器制御装置、電子機器制御システム
JP6045982B2 (ja) 操作支援装置、操作支援システム及びプログラム
JP2011040937A (ja) 機器連動制御装置、及び電子機器
JP2001086572A (ja) 家電機器制御ネットワークシステム
JP5882391B2 (ja) エネルギーマネジメントコントローラ、エネルギーマネジメントシステム、エネルギーマネジメント方法、及び、プログラム
JP4852449B2 (ja) 住宅内機器制御システム
JP2011040938A (ja) 機器連動制御装置、及び電子機器
JP2009015770A (ja) 起動処理制御装置
US20140285017A1 (en) Electrical Equipment Control Apparatus and Electrical Equipment Control System
JP2010157808A (ja) 受信処理装置、及び電子機器システム
JP2006148719A (ja) 放送信号受信システム
JP2002159077A (ja) 自動化リモコン
JP2001343477A (ja) プログラマブルタイマー
JP7042454B2 (ja) 情報端末、及び、情報端末の操作プログラム
WO2020084836A1 (ja) 表示制御方法、及び、表示制御システム
JP2011211864A (ja) 電気機器、電気機器システム、及び給電制御方法
KR20020014200A (ko) 멀티미디어 인터넷 텔레비전을 이용한 전자기기의제어장치 및 그 제어방법
JP2006179619A (ja) 待機状態表示装置及びその待機状態制御方法
WO2023286458A1 (ja) 電子機器制御装置、通信端末および電子機器
JP2004120510A (ja) トイレ用音響映像発生システム