JP7042454B2 - 情報端末、及び、情報端末の操作プログラム - Google Patents

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Description

本発明は、住設機器、家電機器などの住宅IoT(Internet of Things)機器の状態を表示、操作するための情報端末、並びに情報端末における情報端末の操作プログラムに関する。
近年、住宅内に設置された24時間換気システム、エコキュート(登録商標)・ガス給湯器、インターホン・電気錠、電動シャッター、床暖房などの住設機器、エアコン、空気清浄機、照明器具、テレビ、DVDレコーダーなどの家電機器を、一括、協調して制御する住宅IoT(Internet of Things)システムが注目を浴びている。
当該住宅IoTシステムでは、各機器を制御するためのプロトコルとして、例えば、Echonet Lite(登録商標)、または、KNX(登録商標)などを通じて、情報端末であるアンビエントパネルに各機器の状態を表示し、同パネルでユーザが所望の設定をすることで、各機器が単独のみならず、協調して制御できるようになっている。
ところで、上述の情報端末では、住宅内の複数の住設機器、家電機器を表示、制御することになるが、所望の機器を制御しようとすると、一度に表示し切れない。また、画面上をスクロールさせることで、所望の機器を制御するためのアイコンを表示させるものも見受けられるが、所望のアイコンを表示させるために、延々とスクロールをする必要があり、一般的なユーザが直ぐに使うものとしては、ユーザフレンドリーとは言えないものであった。
本発明は上記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、ユーザにとってストレスを感じることなく、容易に操作が可能な情報端末、並びに情報端末の操作プログラムを提供することにある。
本発明の一態様に係る情報端末は、住設機器又は家電機器を複数含む制御対象と直接又は制御装置を介して間接に接続され、前記制御対象の状態表示及び制御を行う情報端末であって、前記制御対象の操作領域の少なくとも一部を一覧表示する表示部と、表示された前記操作領域を選択する操作を受け付ける操作部と、前記操作領域が第一時間の間押された場合に、前記操作領域が表示されている画面と同一画面上で機器の状態を表示させ、前記操作領域が前記第一時間の間よりも長い第二時間の間押された場合に、前記機器の詳細設定に関する画面に遷移させる制御部とを備える。
本発明の一態様に係る情報端末の操作プログラムは、住設機器又は家電機器を複数含む制御対象と直接又は制御装置を介して間接に接続され、表示部と操作部と制御部とを備えた情報端末に複数の機能を付与する情報端末の操作プログラムであって、前記複数の機能は、前記表示部が前記制御対象の操作領域少なくとも一部を一覧表示する機能と、前記操作部が表示された操作領域を選択する操作を受け付ける機能と、前記制御部が、前記操作領域が第一時間の間押された場合に、前記操作領域が表示されている画面と同一画面上で機器の状態を表示させ、前記操作領域が前記第一時間の間よりも長い第二時間の間押された場合に、前記機器の詳細設定に関する画面に遷移させる機能とを含む。
本発明は、所定の第一時間の間押された際(タップ操作の際)は、同一画面上にて、機器における複数の状態(オン・オフ状態)を表示する一方、当該操作領域を、所定の第一時間よりも長い、所定の第二時間の間押された際(ロングタップ)は、当該機器の詳細設定(温度・照度等の設定)に関する画面に遷移させるので、ユーザはストレスを感じることなく、情報端末を容易に操作することが可能となる。
図1は、実施の形態に係る情報端末の正面図である。 図2は、実施の形態に係る情報端末の斜視図である。 図3は、玄関に設置された情報端末の表示画面の一例を示す図である。 図4は、ダイニングに設置された情報端末の表示画面の一例を示す図である。 図5は、寝室に設置された情報端末の表示画面の一例を示す図である。 図6は、ユーザが直感的に全館空調の制御を行うための表示画面の一例を示す図である。 図7は、通知が行われているときの表示画面の一例を示す図である。 図8は、通知される内容の第一の例を示す図である。 図9は、通知される内容の第二の例を示す図である。 図10は、通知される内容の第三の例を示す図である。 図11は、通知される内容の第四の例を示す図である。 図12は、起床時のシーン制御を行うための表示画面の一例を示す図である。 図13は、帰宅時のシーン制御を行うための表示画面の一例を示す図である。 図14は、在宅勤務時のシーン制御を行うための表示画面の一例を示す図である。 図15は、就寝前のシーン制御を行うための表示画面の一例を示す図である。 図16は、アプリケーションの選択画面の一例を示す図である。 図17は、各部屋の空気質を示す画面の一例を示す図である。 図18は、リビングの空気質の詳細画面の一例を示す図である。 図19は、電気使用量を示す画面の第一の例を示す図である。 図20は、電気使用量を示す画面の第二の例を示す図である。 図21は、ホームメッセンジャーのアプリケーションを実行中の画面の第一の例を示す図である。 図22は、ホームメッセンジャーのアプリケーションを実行中の画面の第二の例を示す図である。 図23は、ドアホンのアプリケーションを実行中の画面の第一の例(ドアホンが撮影している訪問者の画像の表示画面)を示す図である。 図24は、ドアホンのアプリケーションを実行中の画面の第二の例(ドアホン及びカメラの選択画面)を示す図である。 図25は、伝言のアプリケーションを実行中の画面の第一の例(手書き入力画面)を示す図である。 図26は、伝言のアプリケーションを実行中の画面の第二の例(複数の伝言の選択画面)を示す図である。 図27は、動画のアプリケーションを実行中の画面の第一の例を示す図である。 図28は、動画のアプリケーションを実行中の画面の第二の例を示す図である。 図29は、動画のアプリケーションを実行中の画面の第三の例を示す図である。 図30は、音楽のアプリケーションを実行中の画面の第一の例を示す図である。 図31は、音楽のアプリケーションを実行中の画面の第二の例を示す図である。 図32は、音楽のアプリケーションを実行中の画面の第三の例を示す図である。 図33は、写真のアプリケーションを実行中の画面の第一の例を示す図である。 図34は、写真のアプリケーションを実行中の画面の第二の例を示す図である。 図35は、写真のアプリケーションを実行中の画面の第三の例を示す図である。 図36は、空調機器のリモートコントローラへの操作をトリガとして情報を提示する例を説明するための図である。 図37は、照明機器を点灯及び消灯するための壁スイッチへの操作をトリガとして情報を提示する例を説明するための図である。 図38は、給湯器への操作をトリガとして情報を提示する例を説明するための図である。 図39は、その他の情報の表示画面の一例を示す図である。 図40は、気象警報の表示画面の一例を示す図である。 図41は、鍵のかけ忘れを防止するための通知画面の一例を示す図である。 図42は、花粉除去に最適な空気清浄機の制御をリコメンドする表示画面の一例を示す図である。 図43は、睡眠状態の改善を提案する表示画面の一例を示す図である。 図44は、洗濯のタイミングの通知画面の一例を示す図である。 図45は、服装に関する提案を行う表示画面の一例を示す図である。 図46は、紫外線に関する注意喚起を行う表示画面の一例を示す図である。 図47は、ユーザの好みに合いそうな番組を提示する表示画面の一例を示す図である。 図48は、クリスマス用の演出を行うための表示画面の第一の例を示す図である。 図49は、クリスマス用の演出を行うための表示画面の第二の例を示す図である。 図50は、実施の形態に係る情報端末のホーム画面の構成を示す図である。 図51は、ユーザが情報端末の近くにいないときのプッシュレイヤの画面の一例を示す図である。 図52は、複数のアイコンを含むプッシュレイヤの画面の一例を示す図である。 図53は、ナイトモードにおけるプッシュレイヤの画面の一例を示す図である。 図54は、機器がオフ状態である場合のコントロールレイヤの画面の一例を示す図である。 図55は、機器のアイコンの移動及び削除画面の一例を示す図である。 図56は、プッシュレイヤの画面の表示態様の変更を説明するための図である。 図57は、アプリレイヤの画面が表示されているときに行われる通知を説明するための図である。 図58は、最初にコントロールレイヤの画面が表示されたときに、コントロールレイヤのチュートリアルが表示される例を説明するための図である。 図59は、コントロールレイヤの画面に表示される全館空調を行うためのアイコンの一例を示す図である。 図60は、全館空調のアイコンが操作されたときの画面遷移を示す図である。 図61は、自動セーブ運転時の全館空調の制御画面の一例を示す図である。 図62は、お出かけモードにおける全館空調の制御画面の一例を示す図である。 図63は、コントロールレイヤの画面に表示される空調機器を制御するためのアイコンの一例を示す図である。 図64は、空調機器のアイコンがロングタップ操作されたときの画面遷移を示す図である。 図65は、コントロールレイヤの画面に表示されるヒートポンプ式給湯器を制御するためのアイコンの一例を示す図である。 図66は、ヒートポンプ式給湯器のアイコンがロングタップ操作されたときの画面遷移を示す第一の図である。 図67は、ヒートポンプ式給湯器のアイコンがロングタップ操作されたときの画面遷移を示す第二の図である。 図68は、コントロールレイヤの画面に表示される、燃料電池システムが備える給湯器を制御するためのアイコンの一例を示す図である。 図69は、燃料電池システムのアイコンがロングタップ操作されたときの画面遷移を示す図である。 図70は、コントロールレイヤの画面に表示される、電動シャッターを制御するためのアイコンの一例を示す図である。 図71は、電動シャッターのアイコンがロングタップ操作されたときの画面遷移を示す図である。 図72は、コントロールレイヤの画面に表示される、電気錠を制御するためのアイコンの一例を示す図である。 図73は、電気錠のアイコンがロングタップ操作されたときの画面遷移を示す図である。 図74は、コントロールレイヤの画面に表示される、空気清浄機を制御するためのアイコンの一例を示す図である。 図75は、空気清浄機のアイコンがロングタップ操作されたときの画面遷移を示す図である。 図76は、機器がイレギュラーな状態に陥った場合の画面遷移を示す図である。 図77は、初期設定画面、及び、初期設定画面からの画面遷移を示す図である。 図78は、実施の形態に係る表示制御システムの機能構成を示すブロック図である。 図79は、実施の形態に係る情報端末の動作例1のフローチャートである。 図80は、実施の形態に係る情報端末の動作例2のフローチャートである。
以下、実施の形態について、図面を参照しながら具体的に説明する。なお、以下で説明する実施の形態は、いずれも包括的または具体的な例を示すものである。以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置及び接続形態、ステップ、ステップの順序などは、一例であり、本発明を限定する主旨ではない。また、以下の実施の形態における構成要素のうち、独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。
なお、各図は模式図であり、必ずしも厳密に図示されたものではない。また、各図において、実質的に同一の構成に対しては同一の符号を付し、重複する説明は省略または簡略化される場合がある。
(実施の形態)
[情報端末の概要]
まず、実施の形態に係る情報端末の概要について説明する。図1は、実施の形態に係る情報端末の正面図である。図2は、実施の形態に係る情報端末の斜視図である。
情報端末20は、人を中心に考えた新しいくらしに関するサービスを提供するシステム(例えば、後述の表示制御システム)に用いられる専用端末である。情報端末20は、美しく統合された、新しい形の住宅設備及び家電との関わりをユーザに提供することができる。また、情報端末20は、サーバ装置との連携で住む人に合わせた価値をユーザに提供することができる。
情報端末20は、住宅などの建物の内部(例えば、壁)に設置される。また、情報端末20は、タッチスクリーン21を備え、ユーザが上記建物に設置された機器を制御するための統合リモートコントローラとして使用される。情報端末20によれば、機器ごとにリモートコントローラを設置することが不要となるため、建物から複雑性を取り除くことができる。
また、情報端末20が建物内の複数の空間(玄関、ダイニング、及び、ベッドルームなど)のそれぞれに設置されれば、ユーザは、暮らしの行為の確認、または、機器の設定の確認を建物の中のあらゆる場所から行うことができる。図3は、玄関に設置された情報端末20の表示画面の一例を示す図であり、図4は、ダイニングに設置された情報端末20の表示画面の一例を示す図であり、図5は、寝室に設置された情報端末20の表示画面の一例を示す図である。例えば、ユーザは、寝室から玄関の鍵またはリビングの電動シャッターを閉じたり、玄関から家中の空調機器及び照明機器を消したりすることが可能となる。
また、情報端末20は、大量の情報から不要なものをなくし、必要なものだけをユーザに提供する。例えば、情報端末20の機器制御機能からは、従来のリモートコントローラまたはスイッチにありがちだった煩雑な機能が排除される。情報端末20は、日常生活で必要な機能だけを直感的に提供する。図6は、ユーザが直感的に全館空調の制御を行う(言い換えれば、複数の空調機器を制御する)ための表示画面の一例を示す図である。
[情報端末の機能:通知]
また、情報端末20は、ユーザが欲しい情報、ユーザが逃したくない通知に1タップでアクセスできるように構成されている。例えば、情報端末20のホーム画面には、情報端末20に対応する機器の状態またはお知らせが通知される。図7は、通知が行われているときの表示画面の一例を示す図である。図7に示されるように、例えば、ユーザは、玄関に設置された情報端末20から帰宅後すぐに新着録画を確認したり、書斎に設置された情報端末20からドアホンの来客を確認したりすることができる。
図8~図11は、通知される内容の一例を示す図である。図8に示されるように、情報端末20によれば、ユーザは、帰宅後すぐに、玄関、または、好きな場所から新着録画を帰宅チェック及び視聴することができる。また、図9に示されるように、情報端末20によれば、ユーザは、建物の中のどこからでもインターホン装置に応答したり、不在時の履歴を確認したりすることができる。また、図10に示されるように、情報端末20によれば、ユーザは、バスタブのお湯はり完了を、建物の中のどこからでも確認することができる。図11に示されるように、情報端末20によれば、ユーザは、家族の誰かが残した伝言を確認することもできる。
[情報端末の機能:シーン制御]
また、ユーザは、情報端末20を通じて複数の機器を動作させることにより、建物中の環境を自在に切り替えることができる。建物の中の環境を1タップ、または、タイマーでユーザの求める状態に切り替える制御は、シーン制御とも記載される。シーン制御では、情報端末20に対応した機器であれば、建物の中のどの空間(部屋)に設置された機器であっても一度に制御することができる。例えば、建物に設置された全ての電動シャッター、照明機器、及び、空調機器を快適な目覚めに適した状態にしたり、帰宅時に必要な機器の設定を一度に行ったりすることが可能である。
シーン制御の具体例について説明する。図12は、起床時のシーン制御を行うための表示画面の一例を示す図であり、起床時のシーン制御では、例えば、アラームを鳴らす、電動シャッターを開く、及び、照明機器を点灯させる(オンする)、といった制御がタイマーで実現される。起床時のシーン制御は、ユーザに心地の良い目覚めを提供し、建物の中を朝の時間帯に適した環境にする。図13は、帰宅時のシーン制御を行うための表示画面の一例を示す図であり、帰宅時のシーン制御では、例えば、電動シャッターを開く、照明機器を点灯させる、空調機器をオンするといった制御が1タップで実現される。つまり、帰宅時に必要なことがタップ1つで実現される。
なお、シーン制御は、あらかじめプリセットで複数種類用意されているが、ユーザが好みに合わせて新たに作成し、登録することができる。例えば、ユーザは、在宅勤務時のシーン制御、及び、就寝前のシーン制御などを新たに作成して登録することができる。
図14は、在宅勤務時のシーン制御を行うための表示画面の一例を示す図であり、在宅勤務時のシーン制御では、例えば、照明機器を調光し、かつ、空調機器の設定温度が低めに設定されることで、ユーザの集中力及び作業効率を高めることができる、作業に適した環境が実現される。図15は、就寝前のシーン制御を行うための表示画面の一例を示す図であり、就寝前のシーン制御を行うための表示画面の一例を示す図であり、就寝前のシーン制御では、例えば、照明機器が暗く調光され、電動シャッターが閉じられ、かつ、空調機器の設定温度が低めに設定されることで、建物の中を快適に睡眠に導入することができる環境にすることができる。ユーザは、就寝前のシーン制御を、寝室に設置された情報端末20だけでなく、リビングまたはダイニングに設置された情報端末20からも指示することができる。
[情報端末の機能:アプリケーション]
情報端末20には、様々なアプリケーション(アプリケーションプログラム)がインストールされていてもよい。図16は、アプリケーションの選択画面の一例を示す図である。様々なアプリケーションがインストールされていれば、ユーザは、実行するアプリケーションを選択することで、建物の中の空気の状態、及び、建物における電気使用量の状態を確認することができる。また、ユーザは、現在放送中のテレビ番組、及び、録画番組をチェックすることもできる。また、情報端末20は、サーバ装置から新たなアプリケーションの提供を受けることもできる。
例えば、ユーザは、図16の選択画面中の「空気」のアイコンを選択することで、建物の中の各部屋の空気の状態(具体的には、温度、湿度、におい、ハウスダスト、及び、PM2.5濃度などの空気質)を把握することができる。図17は、各部屋の空気質を示す画面の一例を示す図であり、図18は、リビングの空気質の詳細画面の一例を示す図である。図17に示されるような画面がタッチスクリーン21に表示されれば、ユーザは、各部屋の空気質を一目で把握することができる。また、図18に示されるような画面がタッチスクリーン21に表示されれば、ユーザは、特定の部屋の空気質の日ごと(あるいは月ごと)の変化を確認することができる。なお、情報端末20は、例えば、空気質を計測するセンサからセンシング結果を示す信号を取得することにより、空気質を管理することができる。
また、例えば、ユーザは、図16の選択画面中の「電気」のアイコンを選択することで、建物の中の各部屋の電気使用量を把握することができる。図19は、電気使用量を示す画面の第一の例を示す図であり、図20は、電気使用量を示す画面の第二の例を示す図である。なお、情報端末20は、例えば、建物に設置された通信機能を有する分電盤などから電気使用量を示す信号を取得することにより、建物における現在または過去の電気使用量を分岐回路ごとに管理し、ユーザに画像として提供することができる。また、情報端末20は、サーバ装置から他のユーザの電気使用量(一般的な電気使用量であってもよい)を示す情報を取得することにより、図19に示されるように、ユーザの電気使用量と他のユーザの電気使用量とを並べて表示することができる。
また、例えば、ユーザは、図16の選択画面中の「ホームメッセンジャー」のアイコンを選択することで、建物の中で他の部屋にいる家族と会話することができる。図21は、ホームメッセンジャーのアプリケーションを実行中の画面の第一の例を示す図であり、図22は、ホームメッセンジャーのアプリケーションを実行中の画面の第二の例を示す図である。ホームメッセンジャーのアプリケーションが実行されれば、キッチンから子供部屋に「ごはんができたよ」と伝えたり、玄関からダイニングに「ただいま」と伝えたりすることができる。つまり、部屋同士でのコミュニケーションの可能性が広がる。
また、例えば、ユーザは、図16の選択画面中の「ドアホン」のアイコンを選択することで、情報端末20が設置された部屋から情報端末20と通信接続されたドアホン(言い換えれば、インターホン装置)に応答することができる。図23は、ドアホンのアプリケーションを実行中の画面の第一の例(ドアホンが撮影している訪問者の画像の表示画面)を示す図である。また、情報端末20に建物の外を撮像するカメラが通信接続されれば、ユーザは、情報端末20を通じて建物の外の様子を視認することもできる。図24は、ドアホンのアプリケーションを実行中の画面の第二の例(ドアホン及びカメラの選択画面)を示す図である。
また、例えば、ユーザは、図16の選択画面中の「伝言」のアイコンを選択することで、情報端末20を伝言板として使用することができる。図25は、伝言のアプリケーションを実行中の画面の第一の例(手書き入力画面)を示す図である。図26は、伝言のアプリケーションを実行中の画面の第二の例(複数の伝言の選択画面)を示す図である。なお、伝言は、動画像または静止画像として記憶する(つまり、録画する)こともできるし、音声として記憶する(つまり、録音する)こともできる。
また、例えば、ユーザは、図16の選択画面中の「動画」のアイコンを選択することで、情報端末20と通信接続されたチューナ装置によって受信される、現在放送中のテレビ番組、及び、情報端末20と通信接続された動画コンテンツ記憶装置から提供される録画番組をチェックすることもできる。図27~図29は、動画のアプリケーションを実行中の画面の一例を示す図である。ユーザは、帰宅してすぐに玄関に設置された情報端末20を用いて新着録画を確認したり、寝室で着替えながら寝室に設置された情報端末20を用いて朝のニュースをチェックしたりすることができる。つまり、暮らしの中での情報との接し方の幅が広がる。
また、例えば、ユーザは、図16の選択画面中の「音楽」のアイコンを選択することで、情報端末20と通信接続された音楽コンテンツ記憶装置から提供される音楽を楽しむこともできる。図30~図32は、音楽のアプリケーションを実行中の画面の一例を示す図である。ユーザは、情報端末20が設置されたどの部屋でも音楽を楽しむことができる。また、情報端末20に別体のスピーカ装置が通信接続されれば、当該スピーカ装置から音楽を出力することも可能である。
また、例えば、ユーザは、図16の選択画面中の「写真」のアイコンを選択することで、情報端末20と通信接続された静止画コンテンツ記憶装置から提供される写真を楽しむこともできる。図33~図35は、写真のアプリケーションを実行中の画面の一例を示す図である。ユーザは、情報端末20が設置されたどの部屋でも写真を楽しむことができる。
[情報端末の機能:ユーザの操作をトリガとした情報の提示]
情報端末20は、日常生活の中でユーザが行う「照明機器を点灯する」「空調機器の電源をオフする」「お風呂を沸かす」といった普段の行為をトリガとして、よりよいくらしに繋がる行為、または、状況に応じた最適な体験など(具体的には、コンテンツまたは機能など)を提示することができる。つまり、情報端末20は、機器へのユーザの操作をトリガとして、ユーザへの情報の提示を行うことができる。図36は、空調機器のリモートコントローラへの操作をトリガとして情報を提示する例を説明するための図である。
図36の例では、ユーザが空調機器のリモートコントローラに対して空調機器の電源をオフする操作を行うと(図36の(a))、情報端末20は、これをトリガとして空調機器の消費電力を削減するための空調機器の使用方法に関するアドバイス(例えば、1時間程度部屋を離れるだけであれば、電源をオンにしたままのほうが消費電力が低いこと)を表示する(図36の(b))。
また、図37は、照明機器を点灯及び消灯するための壁スイッチへの操作をトリガとして情報を提示する例を説明するための図である。図37の例では、ユーザが深夜帰宅時に玄関の照明機器を点灯すると(図37の(a))、情報端末20は、これをトリガとして深夜の時間帯に適した調光設定を表示する(図37の(b))。
また、図38は、給湯器への操作をトリガとして情報を提示する例を説明するための図である。図38の例では、ユーザが、給湯器の操作パネルへバスタブへのお湯はりを指示する操作を行うと、情報端末20は、これをトリガとしてバスタイムを豊かにする入浴グッズをリコメンドする画像を表示する。
このように、情報端末20は、機器へのユーザの操作をトリガとして様々な情報を提示することができる。なお、図36~図38は、情報提示の例を示すものである。情報端末20に接続される機器、及び、各種サービスの組み合わせにより様々な情報提示が可能である。
[情報端末の機能:その他の情報の提示]
情報端末20は、機器の使用ログ、日時データ、及び、サーバ装置(クラウドサーバ)から提供される天気情報などを組み合わせて、家族の安全及び健康を守る機能、家事を楽しく助けてくれるアドバイス、並びに、家族の好みに合わせたおすすめコンテンツなどを提供することもできる。図39は、このようなその他の情報の表示画面の一例を示す図である。以下、情報端末20が提示可能な情報の具体例について説明する。
情報端末20は、例えば、サーバ装置から天気情報(言い換えれば、気象情報)の提供を受けることにより、荒天であること、及び、気象警報を表示することができる。図40は、気象警報の表示画面の一例を示す図である。情報端末20は、荒天であること、及び、気象警報を表示することにより、家族の安心をサポートすることができる。
また、情報端末20は、電気錠の状態と時間帯などに基づいて、鍵のかけ忘れを防止するための通知画面を表示することができる。図41は、鍵のかけ忘れを防止するための通知画面の一例を示す図である。情報端末20は、鍵のかけ忘れを防止するための通知を行うことにより、家族の安心をサポートすることができる。
また、情報端末20は、花粉情報と在宅状況とに応じて、花粉除去に最適な空気清浄機の制御をリコメンドすることができる。図42は、花粉除去に最適な空気清浄機の制御をリコメンドする表示画面の一例を示す図である。情報端末20は、花粉除去に最適な空気清浄機の制御をリコメンドすることにより、家族の健康をサポートすることができる。
また、情報端末20は、照明機器及び電動シャッターの使用ログからユーザの睡眠コンディションを推定し、睡眠状態の改善に関する提案を行うことができる。図43は、睡眠状態の改善を提案する表示画面の一例を示す図である。情報端末20は、睡眠状態の改善に関する提案を行うことにより、家族の健康をサポートすることができる。
情報端末20は、例えば、サーバ装置から天気情報(言い換えれば、天気API(Application Programming Interface)の情報)の提供を受けることにより、ベストな洗濯のタイミングを通知することができる。図44は、洗濯のタイミングの通知画面の一例を示す図である。情報端末20は、花粉が多い季節には、部屋干しをリコメンドすることもできる。情報端末20は、洗濯のタイミングを通知することで、家事をサポートすることができる。
また、情報端末20は、サーバ装置から提供される天気情報に含まれる週の平均気温と、当日の気温の差に基づいて、服装(厚着または薄着)に関する提案を行うことができる。図45は、服装に関する提案を行う表示画面の一例を示す図である。情報端末20は、雨の日には雨具の携帯を提案することもできる。
また、情報端末20は、サーバ装置から提供される天気情報に含まれる紫外線指数に基づいて、日中(朝~昼の時間帯)に紫外線に関する注意喚起を行うことができる。図46は、紫外線に関する注意喚起を行う表示画面の一例を示す図である。情報端末20は、紫外線に関する注意喚起を行うことにより、ユーザの美容をサポートすることができる。
また、情報端末20は、テレビの視聴履歴、及び、動画コンテンツ記憶装置の録画ログからユーザの好みに合いそうな番組を録画し、提示することができる。図47は、ユーザの好みに合いそうな番組を提示する表示画面の一例を示す図である。
また、情報端末20は、記念日などに特別な機器制御を行うことができる。例えば、情報端末20は、クリスマスに、機器を用いたクリスマス用の演出を行うための表示画面を表示する。図48及び図49は、クリスマス用の演出を行うための表示画面の一例を示す図である。このような表示画面を通じてユーザの承認が得られると、情報端末20が設置された部屋において、スピーカ(音楽)及び照明機器(光)によるクリスマス用の演出が行われる。
[情報端末の表示画面の構成]
次に、情報端末20のホーム(Home)画面の構成について説明する。図50は、情報端末20のホーム画面の構成を示す図である。
図50に示されるように、情報端末20のホーム画面は、(a)「Apps Layer(アプリレイヤ)」、(b)「Push Layer(プッシュレイヤ)」、及び、(c)「Control Layer(コントロールレイヤ)」の3階建ての構造(3層構造)を有している。プッシュレイヤが基点となり、プッシュレイヤの画面が表示されているときにタッチスクリーン21に対して上から下へ向かう方向のスワイプ操作が行われると、アプリレイヤの画面に遷移する。また、プッシュレイヤの画面が表示されているときにタッチスクリーン21に対して下から上へ向かう方向のスワイプ操作が行われると、コントロールレイヤの画面に遷移する。
[プッシュレイヤ]
まず、基点となるプッシュレイヤについて、図50の(b)を参照しながら説明する。プッシュレイヤは、リコメンド及び通知などの情報端末20の基本となるプッシュ型インタラクションのレイヤである。プッシュレイヤの画面には、情報端末20に通信接続される機器から、当該機器が起点として発信する、通知またはリコメンドなどの情報が表示される。
図50の(b)に示されるように、情報端末20は、人感センサなどによって情報端末20の周囲におけるユーザの有無を検知し、ユーザが情報端末20の周囲(つまり、情報端末20の近く)にいるときには通知またはリコメンドなどの情報を画面に表示する。一方、情報端末20は、ユーザが情報端末20の周囲(つまり、情報端末20の近く)にいないときには、表示すべき通知またはリコメンドなどの情報があったとしても画面に表示しない。図51は、ユーザが情報端末20の近くにいないときのプッシュレイヤの画面の一例を示す図である。
また、表示すべき通知またはリコメンドなどの情報が複数ある場合、これらの情報を示すアイコンは、例えば、左右方向に並んで表示される。図52は、複数のアイコンを含むプッシュレイヤの画面の一例を示す図である。複数のアイコンは、例えば、情報が生成された時刻が新しいものほど左側、というように、生成された時刻の順序で左右方向に一列に並んで配置される。アイコンの表示領域に対して左右方向のスワイプ操作(言い換えれば、スクロール操作)が行われると、アイコンがスクロールされる。このとき、時刻、日付、及び、天気の表示領域は維持(固定)されたまま、アイコンのみがスクロールされる。複数のアイコンのそれぞれがタップ操作されると、当該アイコンが示す情報に関連するアプリレイヤの画面、または、コントロールレイヤの画面に遷移する。
なお、プッシュレイヤの画面は、時間帯に応じて表示態様が変更されてもよい。例えば、プッシュレイヤの画面の背景色は、夜間の時間帯においてそれ以外の時間帯よりも暗い色に変更されてもよい。図53は、このようなナイトモードにおけるプッシュレイヤの画面の一例を示す図である。
[コントロールレイヤ]
次に、コントロールレイヤについて、図50の(a)を参照しながら説明する。コントロールレイヤは、キッチンの照明機器を消灯したり、全館空調を設定したりするなど、機器カテゴリ、場所(部屋)ごとにグルーピングされた機器を個別に制御するためのレイヤである。ユーザは、コントロールレイヤの画面に含まれる機器のアイコンをタップ操作することで、機器のオン及びオフを画面遷移なしで行うことができる。つまり、ユーザは、シンプルに機器を制御することができる。また、ユーザは、機器のアイコンをロングタップ操作することで、機器の詳細な制御を行うことができる。
複数の機器のアイコンのそれぞれは、当該機器のオン及びオフの状態が一目でわかるように、オン及びオフの状態に応じて異なる態様(例えば、色が異なる態様)で表示される。例えば、機器がオン状態である場合、当該機器のアイコンはカラーで表示され、機器がオフ状態である場合、当該機器のアイコンは、モノクロ(グレースケール、ウォッシュアウト)で表示される。図54は、機器がオフ状態である場合のコントロールレイヤの画面の一例を示す図である。また、機器のアイコンには、機器の動作状態を示す文字が含まれてもよい。
コントロールレイヤの画面において、機器のアイコンは、左右方向に一列に並んで配置され、アイコンの表示領域に対して左右方向のスワイプ操作(言い換えれば、スクロール操作)が行われると、アイコンがスクロールされる。複数の機器のアイコンがスクロールすることがユーザに伝わるように、デフォルト状態においてタッチスクリーン21の最も右側に位置するアイコンは、一部が途切れるように表示される。
複数の機器のアイコンは、当該機器が設置されている場所(部屋)に応じた順序で配置される。図50の(a)の例では、建物全体に関連するアイコン(例えば、シーン制御のアイコン)が一番左側に配置され、その右側に、情報端末20が設置されている部屋(例えば、リビング)に設置されている機器のアイコンが配置される。この右側には、例えば、リビングに最も近い部屋に設置されている機器のアイコンが配置される。このように、コントロールレイヤの画面においては、情報端末20が設置されている部屋に近い部屋に設置されている機器のアイコンほど左側(言い換えれば、デフォルト状態(初期状態)でアクセスしやすい位置)に配置される。つまり、複数の機器のアイコンは、機器の設置位置に基づく順序(言い換えれば、設置位置に関連する順序)で配置される。
複数の機器のアイコンが一画面に収まらない場合、複数の機器のアイコンのうち比較的左側に配置されているアイコンは、デフォルト状態で画面内に位置するが、比較的右側に配置されているアイコンは、デフォルト状態では画面内に位置せず、スクロールして初めて画面内に現れる。
情報端末20を通じて制御可能な複数の機器の数が多い場合、複数の機器のアイコンの数は非常に多くなる。そこで、コントロールレイヤの画面の左下には、ジャンプショートカット(「全室」、「リビング」、「キッチン」などの建物の中の場所(空間)を示す文字)が設けられている。ユーザは、ジャンプショートカットをタップ操作することで、タップ操作された文字が示す場所に設置された機器のアイコンを画面内に位置させる(複数のアイコンが自動的にスクロールする)ことができる。
なお、機器のアイコンの配置は、ユーザの好みに応じて変更することもできる。図55は、機器のアイコンの移動及び削除画面の一例を示す図である。ユーザは、機器のアイコンの移動及び削除画面において、機器のアイコンに対してドラッグアンドドロップ操作を行うことで、機器のアイコンの配置(左右の位置関係)を変更することができる。
[アプリレイヤ]
次に、アプリレイヤについて、図50の(c)を参照しながら説明する。アプリレイヤは、建物における消費電力をチェックしたり、動画を視聴したりするために使用される。アプリレイヤでは、複数のアイコンが、ユーザのやりたい行動、体験アクションごとにカテゴライズされる。また、デベロッパから提供される新たなアプリケーション、及び、将来的に提供される新たなサービスは、アプリレイヤに追加される。アプリレイヤの画面からは、図16~図35で説明したアプリケーションプログラムを実行することができる。
なお、アプリレイヤから実行できることと、コントロールレイヤから実行できることとは、例えば、以下のように分類される。アプリレイヤから実行できることは、いわゆる家電(建物の壁などに固定されていない機器)など、追加及び変更が容易な機器、及び、設備機器(建物の壁などに固定されている照明機器、空調機器などの機器)であるが情報を参照して動作する機器の制御などである。
一方、コントロールレイヤから実行できることは、設備機器の制御などである。なお、アプリレイヤ及びコントロールレイヤの両方から同じ制御が実行できる場合もある。
[距離別状態表示]
プッシュレイヤの画面は、情報端末20と情報端末20の前に立つ人との距離に応じて表示態様が変更されてもよい。つまり、情報端末20は、ユーザとの距離に応じて表示を自動で切り替えてもよい。図56は、プッシュレイヤの画面の表示態様の変更を説明するための図である。
図56に示されるように、プッシュレイヤの画面は、ユーザが情報端末20から1mの範囲に位置している場合(例えば、ユーザが情報端末20を操作中、または、情報端末20の目の前に立っている状態)には通常状態で表示される。プッシュレイヤの画面は、ユーザが情報端末20から1m以上3m未満の範囲に位置している場合(ユーザが情報端末20が設置された部屋にいる場合)には、アンビエント状態で表示される。また、プッシュレイヤの画面は、ユーザが情報端末20から3m以上離れて位置している場合(例えば、ユーザが情報端末20が設置された部屋に不在の場合)には、スリープ状態(例えば、黒画)で表示される。
アンビエント状態は、通知が主張しすぎないよう配慮しつつ、離れた位置からでも通知の有無を確認できるような状態を意味する。アンビエント状態のプッシュレイヤの画面は、例えば、白色の背景に時刻と通知アイコンとを表示することによって実現される。
なお、プッシュレイヤの画面においては、画面の左側に、現在の日時、及び、天気などが常に表示される。このように、ユーザが常に表示させておきたい情報は、ユーザ設定によって変更されてもよい。ユーザが常に表示させておきたい情報には、具体的には、時刻、天気、室外の温度及び湿度、室内の温度及び湿度、空気質(言い換えれば、空気の汚れ具合。におい、及び、PM2.5濃度など)、電力使用量、太陽光発電システムなどの発電量、家族のスケジュール、今日は何の日か、などが含まれる。ユーザが常に表示させておきたい情報は、文字または表示を大きめにするなど、多少離れた位置からでもユーザが視認できることが考慮されるとよい。
[プッシュレイヤ以外の表示レイヤにおける通知]
情報端末20において、コントロールレイヤの画面、または、アプリレイヤの画面が表示されているときにユーザに対して通知すべき情報が発生した場合の通知方法について説明する。コントロールレイヤの画面、または、アプリレイヤの画面が表示されているときに行われる通知には、通常プッシュ通知と、強制優先プッシュ通知とがある。図57は、アプリレイヤの画面が表示されているときに行われる通知を説明するための図である。なお、図示されないが、コントロールレイヤの画面が表示されているときに行われる通知も同様である。
図57の(a)及び(b)に示されるように、通常プッシュ通知では、アプリレイヤの画面の上部に、通知内容が重畳表示される。アプリケーションの実行中には、アプリケーションの実行画面(図17~図35のような画面)では通知は行われず、実行画面からアプリレイヤの画面に戻ったときに、画面の上部に通知内容が重畳される。通知内容が重畳された領域がタップ操作されると、例えば、通知が終了されて図57の(a)の状態に戻る。通知が機器の制御に関するものである場合、通知内容が重畳された領域がタップ操作されると、機器を制御するための画面(コントロールレイヤの画面、後述の制御画面など)に遷移する。
通常プッシュ通知として行われる通知は、例えば、情報端末20の設置記念日の通知、ユーザまたは家族の誕生日の通知、重要メッセージの通知、温度及び湿度が異常であることの通知、電動シャッターが開くときの通知、電気錠が開くときの通知、宅配ボックスに関する通知などである。
一方、強制優先プッシュ通知は、着信のようにユーザによる即時の対応が必要な通知であり、言い換えれば、どんな操作が行われていてもすぐに知らせたい(通常プッシュ通知よりも重要度が高い)通知である。図57の(a)及び図57の(c)に示されるように、強制優先プッシュ通知をする必要が生じた場合には、操作中であっても全画面が通知画面に切り替えられる。
強制優先プッシュ通知として行われる通知は、例えば、停電(連携/非連携)の通知、電力の使用過多の通知(ピークアラーム)、インターホン装置による訪問者を示す通知(図57の(c))、他の部屋(つまり、他の情報端末20)からのコールなどが含まれる。
[チュートリアルの表示]
情報端末20は、アプリケーションなどの初回起動時に、チュートリアル(具体的には、そのアプリケーションでできることの概要、及び、代表的な操作など)を表示する。図58は、最初にコントロールレイヤの画面が表示されたときに(図58の(a)、(b))、コントロールレイヤのチュートリアルが表示される(図58の(c))例を説明するための図である。
チュートリアルの表示には、アニメーション(言い換えれば、動画)が用いられる。個別に説明が必要な場合には、画面上に吹き出しまたは文字が表示されたり、画面上に操作を予期させるアニメーションが表示されたりする。これにより、情報端末20は、操作方法をわかりやすくユーザに提示することができる。
チュートリアルでは、情報量(文言及び内容など)をそぎ落とすことで、ユーザがストレスを感じることが抑制される。また、チュートリアルは、ユーザが必要な箇所に素早くアクセスできるように、スワイプ操作などのユーザ操作で次の項目に進める構成となっており、これによりユーザがわずらわしさを感じることが抑制される。詳細な機能及び操作説明はオンラインマニュアルに記載され、情報端末20は、オンラインマニュアルの記載場所へユーザがスムーズにたどり着くことができるように案内表示を行う。
[全館空調の制御画面]
次に、ユーザがコントロールレイヤから機器を制御するときの詳細画面(以下、制御画面とも記載される)について説明する。まず、建物の中の全館空調を行うための制御画面について、図示により説明する。図59は、コントロールレイヤの画面に表示される全館空調を行うためのアイコン(以下、単に、全館空調のアイコンとも記載される)の一例(具体的には、全館空調の状態に応じたアイコンの変化の一例)を示す図である。図60は、全館空調のアイコンが操作されたときの画面遷移を示す図である。なお、全館空調のアイコンは、例えば、コントロールレイヤの画面の「全室」タブにはグルーピング(言い換えれば、関連付け)されない。また、全館空調は、常時オンが基本であり、シングルタップ操作に適していないため、全館空調のアイコンに対してシングルタップ操作及びロングタップ操作のいずれの操作が行われた場合も図60のモーダルウィンドウが表示される。全館空調は、情報端末20からはオフにできない仕様であってもよい。
なお、図61は、自動セーブ運転時の全館空調の制御画面の一例を示す図であり、図62は、お出かけモード(お出かけ中)における全館空調の制御画面の一例を示す図である。これらの制御画面は、全館空調システムのオリジナルリモートコントローラから操作が行われたときのみ表示される。
[空調機器の制御画面]
次に、空調機器の制御画面について、図示により説明する。図63は、コントロールレイヤの画面に表示される空調機器を制御するためのアイコン(以下、単に、空調機器のアイコンとも記載される)の一例(具体的には、空調機器の状態に応じたアイコンの変化の一例)を示す図である。図64は、空調機器のアイコンがロングタップ操作されたときの画面遷移を示す図である。
[ヒートポンプ式給湯器の制御画面]
次に、ヒートポンプ式給湯器の制御画面について、図示により説明する。図65は、コントロールレイヤの画面に表示されるヒートポンプ式給湯器を制御するためのアイコン(以下、単に、ヒートポンプ式給湯器のアイコンとも記載される)の一例(具体的には、ヒートポンプ式給湯器の状態に応じたアイコンの変化の一例)を示す図である。図66は、ヒートポンプ式給湯器のアイコンがロングタップ操作されたときの画面遷移を示す第一の図である。図67は、ヒートポンプ式給湯器のアイコンがロングタップ操作されたときの画面遷移を示す第二の図である。なお、ガス給湯器についても同様のアイコンが使用され、同様の画面遷移が行われる。
[燃料電池システムが備える給湯器の制御画面]
次に、燃料電池システムが備える給湯器の制御画面について、図示により説明する。図68は、コントロールレイヤの画面に表示される、燃料電池システムが備える給湯器を制御するためのアイコン(以下、単に、燃料電池システムのアイコンとも記載される)の一例(具体的には、燃料電池システムが備える給湯器の状態に応じたアイコンの変化の一例)を示す図である。図69は、燃料電池システムのアイコンがロングタップ操作されたときの画面遷移を示す図である。
[電動シャッターの制御画面]
次に、電動シャッターの制御画面について、図示により説明する。図70は、コントロールレイヤの画面に表示される、電動シャッターを制御するためのアイコン(以下、単に、電動シャッターのアイコンとも記載される)の一例(具体的には、電動シャッターの状態に応じたアイコンの変化の一例)を示す図である。図70に示されるように、電動シャッターの動作中は、アイコンがアニメーションされることでユーザに電動シャッターの状態をわかりやすく提示することができる。なお、電動ブラインドについても同様のアイコン(アイコンのタイトルは「シャッター」から「ブラインド」に変更される)が使用される。
図71は、電動シャッター(または電動ブラインド)のアイコンがロングタップ操作されたときの画面遷移を示す図である。コントロールレイヤの画面の「全室」タブにグルーピング(言い換えれば、関連付け)された電動シャッターのアイコンがロングタップ操作された場合には、建物の中の複数の電動シャッターが一括制御される。コントロールレイヤの画面の各部屋タブにグルーピングされた電動シャッターのアイコンがロングタップ操作された場合には、当該部屋に設置された電動シャッターが制御される。
[電気錠の制御画面]
次に、電気錠の制御画面について、図示により説明する。図72は、コントロールレイヤの画面に表示される、電気錠を制御するためのアイコン(以下、単に、電気錠のアイコンとも記載される)の一例(具体的には、電動錠の状態に応じたアイコンの変化の一例)を示す図である。図73は、電気錠のアイコンがロングタップ操作されたときの画面遷移を示す図である。コントロールレイヤの画面の「全室」タブにグルーピングされた電気錠のアイコンがロングタップ操作された場合には、建物の中の複数の電気錠が一括制御される。コントロールレイヤの画面の各部屋タブにグルーピングされた電気錠のアイコンがロングタップ操作された場合には、当該部屋に設置された電気錠が制御される。
[空気清浄機の制御画面]
次に、空気清浄機(例えば、天井埋め込み型の空気清浄機)の制御画面について、図示により説明する。図74は、コントロールレイヤの画面に表示される、空気清浄機を制御するためのアイコン(以下、単に、空気清浄機のアイコンとも記載される)の一例(具体的には、空気清浄機の状態に応じたアイコンの変化の一例)を示す図である。図75は、空気清浄機のアイコンがロングタップ操作されたときの画面遷移を示す図である。
[機器がイレギュラーな状態であることを示す画面]
コントロールレイヤの画面において、システム異常時、オフライン時、不定時など、機器がイレギュラーな状態に陥った場合には、機器のアイコンが異常を示す態様に変化する。異常を示しているアイコンが操作されると、イレギュラーな状態であることを示す画面が表示される。図76は、機器がイレギュラーな状態に陥った場合の画面遷移を示す図である。図76の(a)は、システム異常時の画面の一例を示す図であり、図76の(b)は、オフライン時の画面の一例を示す図である。
なお、イレギュラーな状態は、例えば、離脱状態、不定状態、及び、故障状態に区別される。離脱状態は、情報端末20と機器との通信接続が途絶えた状態を意味し、不定状態は、情報端末20と機器とは通信接続されているが数値検出まで時間がかかる状態(例えば、起動中の状態)を意味する。故障状態は、機器そのものが故障していることを意味する。
[初期設定画面]
情報端末20は、設置時に当該情報端末20の設置場所が設定される。図77は、このような初期設定画面、及び、初期設定画面からの画面遷移を示す図である。図77に示されるように、初期設定画面(図77の(a))に設置場所の名称を入力するときには、入力画面(図77の(b))に遷移する。
初期設定が完了すると、初期設定が完了したことを通知する画面(図77の(c))が表示される。その後、所定の操作(図77の例では、上方向へのスワイプ操作)が行われると、プッシュレイヤの画面(図77の(d))に遷移する。このとき、上述のようにチュートリアルの画面がモーダルウィンドウとして自動的に表示される(図77の(e))。
[表示制御システムの構成]
次に、情報端末20を含む表示制御システムであって、実施の形態に係る表示制御システムの構成について説明する。図78は、実施の形態に係る表示制御システムの機能構成を示すブロック図である。
実施の形態に係る表示制御システム10は、制御対象機器(第一制御対象機器41及び第二制御対象機器42)を制御するための画像の表示を行うシステムである。表示制御システム10は、情報端末20と、制御装置30と、第一制御対象機器41と、第二制御対象機器42と、センサ43と、サーバ装置50とを備える。情報端末20、制御装置30、第一制御対象機器41、第二制御対象機器42、及び、センサ43は、例えば、住宅などの建物、または、当該建物の敷地内に設置される。
情報端末20は、機器の制御に関するユーザーインターフェース装置として機能する装置である。情報端末20は、建物に設置された複数の機器に直接的または間接的に通信可能に接続される。言い換えれば、情報端末20は、住設機器または家電機器などを含む制御対象機器と直接または制御装置を介して間接に接続される。情報端末20は、例えば、建物内部の壁に設置される。情報端末20は、タッチスクリーン21と、制御部22と、記憶部23と、通信部24とを備える。
タッチスクリーン21は、具体的には、ユーザの操作を受け付ける操作部21aと、画像(動画像または静止画像)を表示する表示部21bとを含む。操作部21aは、例えば、静電容量方式のタッチパネルであるが、抵抗膜方式のタッチパネルであってもよい。表示部21bは、例えば、液晶パネルまたは有機EL(Electro Luminescence)パネルなどの表示パネルである。
制御部22は、操作部21aによって受け付けられた操作に応じて制御対象機器を動作させるための制御、及び、表示部21bへの画像の表示に関する制御を行う。制御部22は、例えば、マイクロコンピュータによって実現されるが、プロセッサによって実現されてもよい。
記憶部23は、制御部22が実行する制御プログラムなどが記憶される記憶装置である。記憶部23は、例えば、半導体メモリなどによって実現される。
通信部24は、情報端末20が、制御装置30、第二制御対象機器42、及び、サーバ装置50と通信するための通信回路(言い換えれば、通信モジュール)である。通信部24は、例えば、制御部22の制御に基づいて制御対象機器の制御要求を制御装置30に送信する。また、通信部24は、制御部22の制御に基づいて、第二制御対象機器42を制御するための制御信号を第二制御対象機器42に送信する。通信部24は、例えば、センサからセンシング結果を示す信号を受信する。通信部24は、例えば、無線通信を行うが、有線通信を行ってもよい。通信部24によって行われる通信の通信規格は特に限定されない。
制御装置30は、例えば、HEMS(Home Energy Management System)コントローラであり、通信部24によって送信される制御要求に基づいて、第一制御対象機器41の制御を行う。制御装置30は、エネルギーマネジメント機能を有するHEMSコントローラに限定されず、エネルギーマネジメント機能を有しない他のホームコントローラ、または、ゲートウェイ装置であってもよい。
第一制御対象機器41は、制御装置30によって制御される機器であり、情報端末20に間接的に通信可能に接続される。第一制御対象機器41は、具体的には、制御装置30から送信される制御信号に基づいて動作する。第一制御対象機器41には、例えば、蓄電池システム、燃料電池システム、太陽光発電システム、照明機器、ヒートポンプ式給湯機、電動シャッター、または、電気錠などの機器が含まれる。なお、制御装置30及び第一制御対象機器41の間では、例えば、Echonet Lite(登録商標)などの通信規格に準拠した無線通信が行われる。
第二制御対象機器42は、情報端末20によって制御される機器であり、情報端末20に直接的に通信可能に接続される。第二制御対象機器42は、具体的には、情報端末20から送信される制御信号に基づいて動作する。第二制御対象機器42には、例えば、インターホン装置、または、空調機器などの機器が含まれる。
なお、第一制御対象機器41として説明された機器が第二制御対象機器42に含まれてもよいし、第二制御対象機器42として説明された機器が第一制御対象機器41に含まれてもよい。制御対象の機器には、住設機器または家電機器が含まれればよい。
センサ43は、建物内の環境などをセンシングし、センシング結果を示す信号を情報端末20に送信する。これにより、情報端末20は、建物内の環境を表示することができる。また、情報端末20は、建物内の環境に基づいて制御対象機器を制御することもできる。センサ43には、圧力センサ、温度センサ、湿度センサ、または、照度センサなどが含まれる。
サーバ装置50は、クラウドサーバである。サーバ装置50及び情報端末20が連携することにより様々なサービスが実現される。
[動作例1]
次に、情報端末20の動作例1について説明する。図79は、情報端末20の動作例1のフローチャートである。なお、図79の動作は、図50の(c)などに対応する動作であり、以下では図50の(c)及び図79を用いて説明が行われる。
動作例1(及び後述の動作例2)において、情報端末20は、少なくとも制御対象として、住設機器ないし家電機器を複数含み、これらと直接、又は制御装置30を介して間接に接続され、それぞれの制御対象の状態表示と共に、個々の制御を行う。
まず、表示部21bは、制御対象のうち、部屋毎に割り当てられた制御対象の少なくとも一部を一覧に表示し、制御対象ごとに操作領域を表示する(S11)。操作領域は、例えば、図50の(c)に示されるアイコンである。操作部21aは、表示部21bから、個々の制御対象を当該操作領域にて選択し、当該選択された制御対象の操作をするためのものである。つまり、操作部21aは、操作領域への操作を受け付ける(S12)。
制御部22は、操作領域が押された時間の判定を行う(S13)。制御部22は、操作領域が所定の第一時間の間押された際は(S13で第一時間)、同一画面上にて、機器における複数の状態を表示する(S14)。操作領域が所定の第一時間の間押された際とは、言い換えれば操作領域がタップ操作(言い換えれば、ショートタップ操作)された際であり、第一時間は、例えば、閾値未満の時間である。機器における複数の状態とは、例えば、オン・オフ状態である。つまり、ユーザは、操作領域をタップ操作することで機器のオン及びオフを行うことができる。
なお、ステップS14の「複数の状態を表示する」は、より具体的には、複数の状態を選択的に切り替えて表示する、の意味である。例えば、制御対象が照明機器である場合、照明機器が点灯している状態において、操作領域は照明機器が点灯している状態を示す。このとき、操作領域は、例えば、濃いオレンジ色になる。この状態で操作領域がショートタップ操作されると、操作領域は、照明機器が消灯している状態を示す。例えば、操作領域は、薄いオレンジ色またはグレーになる。なお、照明機器の状態の表示の切り替えと並行して実際の照明機器の制御(点灯及び消灯の切り替え)も行われる。
一方、制御部22は、当該操作領域が第一時間の間よりも長い、所定の第二時間の間押された際は(S13で第二時間)、当該機器の詳細設定に関する画面に遷移させる(S15)。操作領域が所定の第二時間の間押された際とは、言い換えれば、操作領域がロングタップ操作された際であり、第二時間は、例えば、閾値以上の時間である。機器の詳細画面は、例えば、機器が空調機器である場合には温度の設定画面であり、機器が照明機器である場合には、照度の設定画面である。つまり、ユーザは、操作領域をロングタップ操作することで機器の詳細設定を行うことができる。なお、ロングタップ操作による画面遷移は、ユーザがタッチスクリーン11から指を離さなくても第二時間が経過したタイミングで行われてもよいし、ユーザが第二時間以上のロングタップ操作を行った後、タッチスクリーン11から指を離したタイミングで行われてもよい。
なお、表示部21bに対して、部屋毎に割り当てられた制御対象の少なくとも一部を一覧に表示する表示は第1の表示段階とし、第1の表示段階から選択された制御対象を表示する第2の表示段階とする。第1の表示段階は、コントロールレイヤの表示画面であり、第2の表示段階は、各機器の個別制御レイヤ(言い換えれば、機器の詳細画面)である。制御部22は、操作部21aに、第1の表示段階から、個々の制御対象を選択し、第2の表示段階において、当該選択された制御対象を操作領域として表示して、当該制御対象の操作をさせる。
以上のような動作例1によれば、所定の第一時間の間押された際(タップ操作の際)は、同一画面上にて、機器における複数の状態(オン・オフ状態)を表示する一方、当該操作領域を、前記第一時間の間よりも長い、所定の第二時間の間押された際(ロングタップ操作の際)は、当該機器の詳細設定(温度・照度等の設定)に関する画面に遷移させるので、ユーザはストレスを感じることなく、情報端末を容易に操作することが可能となる。
[動作例2]
次に、情報端末20の動作例2について説明する。図80は、情報端末20の動作例2のフローチャートである。なお、図80の動作は、図50の(c)などに対応する動作であり、以下では図50の(c)及び図80を用いて説明が行われる。
まず、表示部21bは、制御対象のうち、部屋毎に割り当てられた制御対象の少なくとも一部を一覧に表示し、制御対象ごとに操作領域を表示する(S21)。次に、操作部21aは、一覧が表示されているときにスクロール方向に沿う操作を受け付ける(S22)。スクロール方向に沿う操作は、例えば、左右方向のフリック操作またはスワイプ操作である。
そうすると、制御部22は、表示部21bに対して、スクロールする方向に沿って制御対象の操作領域(アイコン)を順に表示させる(S23)。このとき、制御部22は、家全体にある制御対象機器の操作領域、情報端末20が設置されている部屋にある制御対象機器の操作領域、他の情報端末が設置されている部屋にある制御対象機器の操作領域をこの順番でスクロール表示する。なお、情報端末20がどの部屋に設置されているかは初期設定時にユーザによって設定される。
例えば、図50の(c)の例では、情報端末20は、リビングに設置されており、左から、家全体、リビング、キッチン、浴室、寝室、玄関、トイレの順に操作領域が配置されている。
以上のような動作例2によれば、操作頻度の高いと考えられる操作領域(アイコン)から順に表示されるため、ユーザはストレスを感じることなく、情報端末を容易に操作することが可能となる。
(その他の実施の形態)
以上、実施の形態について説明したが、本発明は、上記実施の形態に限定されるものではない。
例えば、上記実施の形態において、特定の処理部が実行する処理を別の処理部が実行してもよい。例えば、情報端末によって行われる処理の一部または全部は、制御装置またはサーバ装置によって行われてもよい。
また、上記実施の形態における装置間の通信方法については特に限定されるものではない。装置間では、無線通信が行われてもよいし、有線通信が行われてもよい。また、装置間では、無線通信及び有線通信が組み合わされてもよい。また、上記実施の形態において2つの装置が通信を行う場合、2つの装置間には図示されない中継装置が介在してもよい。
また、上記実施の形態のフローチャートで説明された処理の順序は、一例である。複数の処理の順序は変更されてもよいし、複数の処理は並行して実行されてもよい。
また、上記実施の形態において、各構成要素は、各構成要素に適したソフトウェアプログラムを実行することによって実現されてもよい。各構成要素は、CPUまたはプロセッサなどのプログラム実行部が、ハードディスクまたは半導体メモリなどの記録媒体に記録されたソフトウェアプログラムを読み出して実行することによって実現されてもよい。
また、各構成要素は、ハードウェアによって実現されてもよい。例えば、各構成要素は、回路(または集積回路)でもよい。これらの回路は、全体として1つの回路を構成してもよいし、それぞれ別々の回路でもよい。また、これらの回路は、それぞれ、汎用的な回路でもよいし、専用の回路でもよい。
また、本発明の全般的または具体的な態様は、システム、装置、方法、集積回路、コンピュータプログラムまたはコンピュータ読み取り可能なCD-ROMなどの記録媒体で実現されてもよい。また、システム、装置、方法、集積回路、コンピュータプログラム及び記録媒体の任意な組み合わせで実現されてもよい。
例えば、本発明は、表示制御システムなどのコンピュータによって実行される表示制御方法として実現されてもよいし、このような表示制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラムとして実現されてもよい。例えば、本発明は、上記動作例1~3で説明したような機能を情報端末に実現させるための情報端末の操作プログラムとして実現されてもよい。また、本発明は、このようなプログラムが記録されたコンピュータ読み取り可能な非一時的な記録媒体として実現されてもよい。
また、上記実施の形態では、表示制御システムは、複数の装置によって実現されたが、単一の装置として実現されてもよい。表示制御システムは、例えば、情報端末に相当する単一の装置として実現されてもよいし、制御装置に相当する単一の装置として実現されてもよいし、サーバ装置に相当する単一の装置として実現されてもよい。表示制御システムが複数の装置によって実現される場合、表示制御システムが備える構成要素は、複数の装置にどのように振り分けられてもよい。
その他、各実施の形態に対して当業者が思いつく各種変形を施して得られる形態、または、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で各実施の形態における構成要素及び機能を任意に組み合わせることで実現される形態も本発明に含まれる。
10 表示制御システム
20 情報端末
21 タッチスクリーン
21a 操作部
21b 表示部
22 制御部
23 記憶部
24 通信部
30 制御装置
41 第一制御対象機器
42 第二制御対象機器
43 センサ
50 サーバ装置

Claims (4)

  1. 住設機器又は家電機器を複数含む制御対象と直接又は制御装置を介して間接に接続され、前記制御対象の状態表示及び制御を行う情報端末であって、
    前記制御対象の操作領域の少なくとも一部を一覧表示する表示部と、
    表示された前記操作領域を選択する操作を受け付ける操作部と、
    前記操作領域が第一時間の間押された場合に、前記操作領域が表示されている画面と同一画面上で機器の状態を表示させ、前記操作領域が前記第一時間の間よりも長い第二時間の間押された場合に、前記機器の詳細設定に関する画面に遷移させる制御部とを備え
    前記一覧表示において、前記操作領域は、当該操作領域に対応する制御対象の設置位置ごとにグルーピングされ、スクロール方向に沿ってグループごとに順に配置され、
    前記グループには、建物全体に対応するグループ、及び、前記情報端末と異なる他の情報端末が設置された部屋に対応するグループが含まれる
    情報端末。
  2. 前記操作部は、
    前記制御対象の操作領域の少なくとも一部を前記一覧表示する第1の表示段階において、前記操作領域の選択操作を受け付け、
    選択された前記操作領域に対応する前記制御対象に関する表示を行う第2の表示段階において、当該制御対象を制御するための操作を受け付ける
    請求項1に記載の情報端末。
  3. 住設機器又は家電機器を複数含む制御対象と直接又は制御装置を介して間接に接続され、表示部と操作部と制御部とを備えた情報端末に複数の機能を付与する情報端末の操作プログラムであって、
    前記複数の機能は、
    前記表示部が前記制御対象の操作領域少なくとも一部を一覧表示する機能と、
    前記操作部が表示された操作領域を選択する操作を受け付ける機能と、
    前記制御部が、前記操作領域が第一時間の間押された場合に、前記操作領域が表示されている画面と同一画面上で機器の状態を表示させ、前記操作領域が前記第一時間の間よりも長い第二時間の間押された場合に、前記機器の詳細設定に関する画面に遷移させる機能とを含み、
    前記一覧表示において、前記操作領域は、当該操作領域に対応する制御対象の設置位置ごとにグルーピングされ、スクロール方向に沿ってグループごとに順に配置され、
    前記グループには、建物全体に対応するグループ、及び、前記情報端末と異なる他の情報端末が設置された部屋に対応するグループが含まれる
    情報端末の操作プログラム。
  4. 前記複数の機能には、さらに、
    前記操作部が、
    前記制御対象の操作領域の少なくとも一部を前記一覧表示する第1の表示段階において前記操作領域の選択操作を受け付け、
    選択された前記操作領域に対応する前記制御対象に関する表示を行う第2の表示段階において、当該制御対象を制御するための操作を受け付ける機能が含まれる
    請求項に記載の情報端末の操作プログラム。
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