JP2011211864A - 電気機器、電気機器システム、及び給電制御方法 - Google Patents

電気機器、電気機器システム、及び給電制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ユーザの使用実態に合わせてモードの移行を制御することができ、必要な場合にのみ作動待機状態にして、起動時間を短縮することができるとともに、良好に消費電力を抑制することができる電気機器、電気機器システム、及び給電制御方法を提供する。
【解決手段】TV受像機1のCPU27は、リモコン受光部26及び外部入力部11に使用情報が入力された場合、入力時間と、使用情報に基づいて定まる使用回数とをメモリ27aのモードテーブルに記憶する。CPU27は、モードテーブルに記憶された使用回数に基づき、モード「0」、「1」、「2」を設定する。モード「0」では、CPU27、OPCセンサ29、人感センサ28、外部入力部11、RAM24、リモコン受光部26、タイマ32に給電し、モード「1」ではデジタル放送の信号処理に必要な機能部へ給電し、モード「2」では液晶表示部2、スピーカ3以外の各機能部へ給電する。
【選択図】図2

Description

本発明は、消費電力が抑制された省電力モード及び起動時間を短縮するためのクイック起動モードを有する電気機器、電気機器システム、及び給電制御方法に関する。
例えばデジタル放送を受信することができるテレビジョン受像機(以下、TV受像機という)は、一定量のデータを蓄積して映像を生成する性質上、映像を表示するまでに時間を要する。これを解決するために、TV受像機のメイン電源スイッチがオンであり、リモートコントロール装置(以下、リモコンという)の電源スイッチがオフである(主電源がオフであり、副電源がオンである)場合、常に映像表示以前の信号処理を行う状態(以下、クイック起動モードという)にしておき、リモコンのスイッチがオンされ、主電源が投入された場合に表示部にのみ給電することで起動時間を短縮し、直ちに映像を表示するように構成されたTV受像機が存在する。しかし、CPU等の必要最小限の機能部にのみ給電する完全スタンバイモードと比較してクイック起動モードは動作モジュールが多い分、電力を多く消費する。近年、地球温暖化等の問題が一般的に認識されるようになり、エコロジーの意識が浸透してきている。そのため、クイック起動を実現しつつ、消費電力を抑えてCO2 削減を図ることが要求されている。
特許文献1には、使用状況に合わせて消費電力を低減することができる電気機器の発明が開示されている。特許文献1のDVDレコーダにおいては、CPUが、操作部又はリモコン受光部から電源オンの操作を受け付けた時刻を記憶しておき、前記時刻の前後30分の時間帯をクイック起動モードに設定するように構成されている。
特開2007−135354号公報
特許文献1の電気機器をTV受像機に適用した場合、TV受像機の主電源オン(リモコンのスイッチオン)操作等の受付時間に基づく使用状況によってクイック起動モードが設定されることになる。しかし、上述したように一度主電源を切り、次に主電源を投入した場合、映像表示までに時間を要することもあり、電源が入っている状態で調理及び入浴等のためにTV受像機の側を離れる等、実際に番組を視聴していないことも多く、すなわち、CPUが推定する使用時間帯にユーザが視聴していないことがあり、無駄に電力が消費される虞があるという問題があった。
本発明は、斯かる事情に鑑みてなされたものであり、ユーザの使用実態により近似させて作動待機状態(クイック起動モード)及び省電力状態間の移行を制御することができ、必要な場合にのみ作動待機状態にして、起動時間を短縮することができるとともに、良好に消費電力を抑制することができる電気機器、電気機器システム、及び給電制御方法を提供することを目的とする。
本発明に係る電気機器は、複数の機能部と、所定の機能部へ給電して作動させる作動状態、該所定の機能部へ給電する前に所要の機能部へ給電する作動待機状態、及び該作動待機状態より給電される機能部の数が少ない省電力状態間の移行を制御する制御手段とを備える電気機器において、前記所定の機能部の作動又は不作動を推定する作動推定情報を含む作動情報が入力される作動情報入力手段と、該作動情報入力手段により前記作動情報が入力された場合に、入力された入力時間を特定し、前記作動情報に基づいて定まる作動回数とともに記憶する記憶手段とを備え、前記制御手段は、前記記憶手段により記憶された入力時間及び作動回数に基づいて、前記作動待機状態及び省電力状態間の移行を制御するように構成してあることを特徴とする。
本発明においては、所定の機能部の作動又は不作動を推定する作動推定情報(使用推定情報)を含む作動情報(使用情報)に基づき推定されるユーザの推定使用時間帯に応じて状態(モード)を制御する。推定使用時間帯が実際の使用時間帯により近似しているので、推定使用時間帯の前に作動待機状態(クイック起動モード)に移行させ、推定使用時間帯の後に省電力状態に移行させることにより、必要な場合にのみクイック起動モードにして、起動時間を短縮することができるとともに、良好に消費電力を抑制することができる。
本発明に係る電気機器は、所定範囲内にいる人の存在を検知する人検知手段及び/又は所定範囲内の明るさを検出する明るさ検出手段を備え、前記作動情報入力手段は、前記人検知手段及び/又は明るさ検出手段により前記作動推定情報が入力されることを特徴とする。
本発明においては、電気機器からの所定範囲内に人が所定時間動かずに存在することを検知し、又は夜の時間帯等に所定範囲内で所定時間、所定量の明るさが得られることを検知した場合に、ユーザが所定時間、電気機器を使用していると推定してモードを制御する。従って、より使用実態に合わせてモード制御を行うことができる。
本発明に係る電気機器は、前記作動情報入力手段は、前記所定の機能部の作動又は作動停止の指示が前記作動情報として入力されることを特徴とする。
本発明においては、所定の機能部の作動又は作動停止の指示(機器の使用又は使用停止の指示)が作動情報として入力されるので、機器の使用時間帯の推定の精度がより向上し、より使用実態に合わせてモード制御を行うことができる。
本発明に係る電気機器は、前記記憶手段は、作動情報が入力された入力曜日を特定して記憶し、前記制御手段は、前記記憶手段により記憶された入力曜日及び入力時間に基づいて、前記作動待機状態及び省電力状態間の移行を制御することを特徴とする。
本発明においては、曜日によりユーザの使用状況が異なるような場合に(例えば、月曜日から金曜日と、土曜日又は日曜日とで使用時間帯が異なるような場合)、使用状況に合わせてきめ細かく使用時間帯を推定してモードを制御するので、消費電力をさらに低減することができるとともに、使用したい時に直ちに起動させることができる。
本発明に係る電気機器は、所定の期間に亘って、所定の時間毎に、前記記憶手段に記憶された作動回数を計数する計数手段を備え、前記制御手段は、前記計数手段により計数された作動回数に応じて、前記所定の時間毎に、省電力状態と、給電される機能部数が大小異なる複数の作動待機状態との移行を制御することを特徴とする。
本発明においては、所定の期間、所定の時間帯毎に使用回数を計数し、計数された使用回数に応じて、前記時間帯で給電可能な機能部の数の大小を制御する。すなわち、使用回数が低い場合、給電される機能部の数を減じて消費電力をより低減させることができ、使用回数が高い場合、給電される機能部の数を多くして起動時間をより短縮することができる。ユーザのライフスタイルに合わせて作動待機状態と省電力状態とが設定されるため、ユーザの使用感を向上させることができる。
本発明に係る電気機器は、入力時間から所定の期間が経過した作動回数を、計数された作動回数から減算する手段を備えることを特徴とする。
本発明においては、計数された作動回数から、入力時間から所定の期間が経過した作動回数を減算することにより、ユーザの使用状況が変化した場合であっても、作動回数に応じて消費電力を低減するとともに、起動時間をさらに短縮することができる。そして、継続使用するに従い、ユーザのライフスタイルに合わせて作動待機状態と省電力状態とが設定されるため、ユーザの使用感をさらに向上させることができる。
本発明に係る電気機器システムは、前述の電気機器と、該電気機器から所定範囲内の空間に配置されている1又は複数の他の電気機器とを備える電気機器システムであって、前記作動情報入力手段は、前記他の電気機器の使用又は不使用を示す情報を前記作動推定情報として入力されることを特徴とする。
本発明においては、他の電気機器の使用又は不使用を示す情報に基づきユーザの使用時間帯が推定される。他の電気機器として例えば別室のPC(パーソナルコンピュータ)等があり、該PCが使用されている場合は、当の電気機器は使用されていないことになり、前記情報に基づき、より使用実態に合わせてモード制御を行うことができる。
本発明に係る電気機器システムは、前述の電気機器を備え、該電気機器から所定範囲内の空間に設けられた窓及び/又はドアの施錠の有無がネットワークを介して前記電気機器に入力されるように構成されている電気機器システムであって、前記作動情報入力手段は、前記施錠の有無が前記作動推定情報として入力されることを特徴とする。
本発明においては、例えば窓及び/又はドアが施錠されたという情報を入力され、全ての居室の照明器具の電源がオフであるという情報を入力された場合にユーザが不在又は就寝中であると推定し、電気機器が不使用であると推定してモードを制御する。従って、モード制御が使用実態により合致することになる。
本発明に係る給電制御方法は、電気機器の所定の機能部へ給電して該所定の機能部を作動させる作動状態、該所定の機能部へ給電する前に所要の機能部へ給電する作動待機状態、及び該作動待機状態より給電される機能部の数が少ない省電力状態間の移行を制御する制御手段により制御する制御ステップを有する給電制御方法において、前記所定の機能部の作動又は作動停止の指示、及び該所定の機能部の作動又は不作動を推定する作動推定情報を含む作動情報を得た時間を特定して、前記作動情報に基づいて定まる作動回数とともに記憶する記憶ステップを有し、前記制御ステップは、前記記憶ステップにより記憶された前記時間及び作動回数に基づいて、作動待機状態及び省電力状態間の移行を制御することを特徴とする。
本発明においては、所定の機能部の作動又は作動停止の指示、及び該所定の機能部の作動又は不作動を推定する作動推定情報を示す作動情報に基づき推定されるユーザの推定使用時間帯に応じてモードを制御する。従って、推定使用時間帯が実際の使用時間帯により近似しているので、推定使用時間帯の前に作動待機状態に移行させ、推定使用時間帯の後に省電力状態に移行させることにより、必要な場合にのみ作動待機状態にして、起動時間を短縮することができるとともに、良好に消費電力を抑制することができる。
本発明によれば、所定の機能部の作動又は不作動を推定する作動推定情報を含む作動情報に基づき推定されるユーザの推定使用時間帯に応じて状態(モード)を制御するので、ユーザの使用実態により合致させて作動待機状態及び省電力状態間の移行を制御することができる。すなわち、必要な場合にのみ作動待機状態にして、起動時間を短縮することができるとともに、良好に消費電力を抑制することができる。
本発明の実施の形態1に係る電気機器としてのTV受像機を示す斜視図である。 TV受像機及び電気機器システムの構成を示すブロック図である。 使用情報の受付を説明するための図である。 使用情報に基づく使用回数の計数を説明するための図である。 モードテーブルの構成を示す説明図である。 CPUによるモード設定の処理手順を示すフローチャートである。 CPUによるモードテーブル更新の処理手順を示すフローチャートである。 CPUによる電力供給の処理手順を示すフローチャートである。 ユーザの月曜日の平均的なTV受像機の使用状況を示すグラフである。 前記ユーザの月曜日の使用状況に基づいて得られたモードテーブルによりモード制御を行う場合の設定例(実施例)及び使用時間帯以外はクイック起動モードに設定する場合の設定例(比較例)を示すグラフである。
以下、本発明をその実施の形態を示す図面に基づき具体的に説明する。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係る電気機器としてのTV受像機1を示す斜視図、図2はTV受像機1及び電気機器システム10の構成を示すブロック図である。
TV受像機1は、液晶表示部2、スピーカ3、アナログ放送用アンテナ4、アナログチューナ部5、AVスイッチ部6、デジタル放送用アンテナ7、デジタルチューナ部8、デジタル復調部9、外部入力部11、IP放送チューナ部12、分離部(DMUX:デマルチプレクサ)13、ビデオデコード/キャプチャ部14、ビデオセレクタ部15、映像処理部16、合成部17、表示制御部18、EPG(Electronic Program Guide)/OSD(On-Screen Display)/予約処理部19、選局部20、オーディオデコード部21、オーディオセレクタ部22、音声出力変換部23、RAM24、通信制御部25、リモコン受光部26、メモリ27aを有するCPU27、人感センサ28、OPC(RGB)センサ(明るさセンサ)29、及びリモコン30、記録/再生部31、及びタイマ32を備える。
図1に示すように、人感(熱)センサ28及びOPCセンサ29はTV受像機1の前面の右側下端部に備えられている。人感(熱)センサ28及びOPCセンサ29はTV受像機1の外部機器として備えるものであってもよい。
電気機器システム10は、TV受像機1に、外部機器33として、空調機54、PC57、照明器具55,56,58(図3参照)、並びにBDレコーダ及びDVDレコーダ等の録画装置等を、ネットワーク等を介し接続してなる。各電気機器の使用又は不使用を示す使用情報(TV受像機1の使用推定情報)がCPU27へ入力されるように構成されている。そして、ドア59及び窓の施錠の有無の情報もネットワーク等を介してCPU27へ入力されるように構成されている。
アナログチューナ部5は、アナログ放送用アンテナ4により受信された放送信号の中から選局部20の選局指示に対応する放送信号を選択して、AVスイッチ部6へ出力する。
AVスイッチ部6は、アナログチューナ部5から入力された放送信号から音声データ及びビデオデータを抽出し、抽出した音声データをオーディオセレクタ部22へ出力し、ビデオデータをビデオセレクタ部15へ出力する。
デジタルチューナ部8は、デジタル放送用アンテナ7により受信された放送信号の中から選局部20の選局指示に対応するデジタル放送の放送信号を選択して、デジタル復調部9へ出力する。デジタル復調部9は、デジタルチューナ部8から入力された放送信号を多重化されたトランスポートストリーム(TS)信号へデジタル復調し、得られたTS信号を分離部13へ出力する。
IP放送チューナ部12は、LANから入力されて分離されたUDPデータを入力され、ネットワークパケットからTSパケットへ変換し、ビデオ・音声ストリーム、及びSI(番組配列情報:サービスインフォメーション)専用ストリームとして分離部13へ出力する。
分離部13は、デジタル復調部9及びIP放送チューナ部12から入力されたTS信号をビデオデータ及び音声データそれぞれに分離する。また、分離部13は放送信号からEPGデータを抽出することも行う。分離部13は、分離したビデオデータをビデオデコード/キャプチャ部14へ、音声データをオーディオデコード部21へ出力する。分離部13によって抽出されたEPGデータは、CPU27による書き込み制御によってメモリ27aに記録される。
ビデオデコード/キャプチャ部14は、分離部13によって分離されたビデオデータをデコードしたり、ビデオデータに含まれるビデオ情報を静止画としてキャプチャしたりする。ビデオデコード/キャプチャ部14は、デコードしたビデオデータをビデオセレクタ部15へ出力する。
ビデオセレクタ部15は、アナログ放送のビデオ信号、デジタル放送のビデオ信号、及び外部機器33から入力されるビデオ信号の切換を行う。切り換えられたビデオデータは、映像処理部16へ出力される。映像処理部16は、ビデオデータにつき所定の映像処理を行い、合成部17へ出力する。合成部17は、入力されたビデオデータを、EPG/OSD/予約処理部19によって作成されたEPG、OSDデータと合成して表示制御部18へ出力する。表示制御部18は入力されたデータを液晶表示部2において表示できる形式であるビデオ出力信号に変換し、液晶表示部2へ出力する。
オーディオデコード部21は、分離部13によって分離された音声データをデコードし、デコードした音声データをオーディオセレクタ部22へ出力する。
オーディオセレクタ部22は、オーディオデコード部21から入力された音声データの信号、及びAVスイッチ部6から入力された音声データの信号の切換を行う。切り換えられた音声データは、音声出力変換部23によって、スピーカ3から出力できる形式のオーディオ出力信号に変換され、該スピーカ3へ出力される。
EPG/OSD/予約処理部19は、メモリ27aに更新保存されたEPGデータ(SI)に基づきEPGを作成したり、RAM24に予め保存さているOSDデータを描画したりする。OSDデータとは、予めRAM24に用意された設定メニュー画面、POP表示画面、音量ケージ、現在時刻、選局チャンネル等の各種情報を描画するためのデータをいう。
EPG/OSD/予約処理部19は、分離部13で分離され、メモリ27aから入力されたSIを解析し、EIT(イベント情報テーブル)を抽出する。次に、抽出したEITをもとにイベントリストを作成し、作成したイベントリストを参照してEPGを作成する。
EPG/OSD/予約処理部19は、作成したEPG、及び描画するOSDデータを合成部17へ出力する。また、EPG/OSD/予約処理部19は、EPGを利用した番組の予約処理等も行う。
リモコン受光部26は、リモコン30から出力された光信号を受信してユーザからの制御指示を受付ける。
通信制御部25は、外部機器33との通信を制御する。通信制御部25は、外部機器33に対しては、電話回線、LAN、インターネット,ホームネットワーク等のネットワーク網、又はHDMI(High-Definition Multimedia Interface)ケーブル等を介して通信を確立させるように制御を行う。この外部機器33との接続媒体は、上述したネットワーク網、またはHDMIケーブに限定されるものではない。
外部入力部11は、外部機器33から入力されたビデオデータ、音声データ及びEPGデータをそれぞれビデオセレクタ部15、オーディオセレクタ部22、及びEPG/OSD/予約処理部19へ出力する。また、外部入力部11を介し、記録/再生部31と外部機器33との間でビデオ信号及び音声信号が送受信される。そして、外部入力部11には、外部機器33の使用情報も入力される。
CPU27は、TV受像機1が備える各部の各種の制御を実行する。CPU27は、メモリ27a又は不図示のハードディスク等に記録したプログラムをRAM24に読み出し実行することで各種機能を実現することができる。
CPU27のメモリ27aは、書き換え可能な不揮発性のメモリであって、例えばフラッシュメモリ等によって実現される。このメモリ27aには、CPU27が読み出して各種制御を実行するためのプログラム等が記憶されている。上述したように、メモリ27aには、放送波を介して受信したEPGデータ等の番組情報に関するデータも記憶され、後述するモードテーブルも記憶されている。
前記RAM24は、半導体素子を利用した記憶装置であって、いわゆる主記憶装置と呼ばれるものであり、CPU27から直接読み書きすることができる。
タイマ32は、カレンダ機能及び時計機能を備え、現時点の年月日、曜日、時分秒を計時して、計時結果をCPU27へ出力する。
人感センサ28は、人体から発散される遠赤外線を感知する不図示の遠赤外線センシング部を備えており、TV受像機1の所定範囲内の遠赤外線の検知信号をCPU27へ出力する。
OPCセンサ29は、TV受像機1の設置位置の所定範囲内の明るさ(輝度)を検出してCPU27へ出力する。CPU27は、検出した輝度に応じて液晶表示部2に備えるバックライトの輝度を調節する。
本実施の形態においては、CPU27は、TV受像機1全体の消費電力を複数の状態(モード)に区分して、電力消費量の低減と起動時間の短縮とを制御する。例えば、モード「0」(省電力モード:省電力状態)、モード「1」(クイック起動モード:作動待機状態1)、モード「2」(クイック起動モード:作動待機状態2)、モード「3」(通常モード:作動状態)により区分して制御し、起動時間の短縮及び省電力を図っている。
なお、作動待機状態は2種類である場合に限定されるものではなく、1種類であってもよく、3種類以上であってもよい。
ユーザはTV受像機1を主にデジタル放送番組の視聴に用いているとする。
TV受像機1のメインスイッチがオンであり、リモコンのスイッチがオンである場合、TV受像機1の上述の各部へ給電されるモード「3」となる(不図示の主電源及び副電源がオンである)。
そして、TV受像機1のメインスイッチがオンであり、リモコンのスイッチがオフである(不図示の主電源がオフであり、副電源がオンである)場合、後述するようにしてCPU27は、モード「0」、「1」、及び「2」のいずれかに設定する。
モード「0」においては、TV受像機1の外部入力部11、RAM24、リモコン受光部26、CPU27、人感センサ28、OPCセンサ29、及びタイマ32に給電される。この場合、CPU27は例えば動作速度を減速させることにしてもよい。
モード「1」においては、デジタルチューナ部8、デジタル復調部9、分離部13、ビデオデコード/キャプチャ部14、ビデオセレクタ部15、映像処理部16、合成部17、表示制御部18、EPG/OSD/予約処理部19、選局部20、オーディオデコード部21、オーディオセレクタ部22、及び音声出力変換部23に給電される。すなわち、デジタル放送信号の処理に必要な機能部に給電される。
モード「2」においては、液晶表示部2及びスピーカ3以外の各部へ給電される。
モード「1」又は「2」である場合にユーザによりリモコンのスイッチがオンされた場合、CPU27はモード「3」へ移行させる。このとき、少数の機能部、又は液晶表示部2及びスピーカ3にのみ給電することで全機能部がオン状態になるので、起動時間の短縮が図られ、直ちに液晶表示部2に映像を表示させることができる。
そして、モード「3」である場合にユーザによりリモコンのスイッチがオフされた場合、CPU27はモード「0」へ移行させる。
以下に、本発明に係る給電制御方法について説明する。
CPU27は、予め1日24時間全ての時間帯につきモード「0」に初期設定しておく。CPU27は後述するように使用情報(作動情報)を入力された場合、タイマ32及び放送の時間情報から、使用情報を入力された時点の時刻を取得する。そして、例えば一ヶ月間、曜日毎の24時間を所定の時間帯(例えば30分間隔)に区切り、区切られた時間帯毎に、使用情報に基づいて定まる使用回数(作動回数)を計数する。
使用情報には、例えばリモコン受光部26が入力されるTV受像機1(液晶表示部2)の作動(使用)又は作動停止(使用停止)の指示と、人感センサ28及びOPCセンサ29から入力される検知信号、及びホームネットワーク等を介して外部入力部11から入力される外部機器33の使用又は不使用を示す情報(TV受像機1の使用推定情報:作動推定情報)とがある。
CPU27は、曜日及び時間帯毎に、計数した使用回数に応じてモード「0」、「1」、「2」を設定し、各モードが設定されたモードテーブルをメモリ27aに記憶する。
図3は、使用情報の受付を説明するための図である。
住居50は、居間51、浴室52、及び書斎53を備える。居間51にはTV受像機1が配置されており、壁には空調機54が、天井には照明器具55が取り付けられている。浴室52の天井には照明器具56が取り付けられている。書斎53にはPC57が配置されており、天井には照明器具58が取り付けられている。
TV受像機1と住居50の各電気機器とは、上述したように、例えばDLNA(Digital Living Network Alliance)という団体によりプロトコルが策定されているホームネットワークで接続されており、各電気機器のスイッチがオンされたこと等の情報がCPU27に入力されるように構成されている。TV受像機1と各電気機器とはホームネットワークで接続されている場合に限定されるものではなく、例えば各電気機器は検出ユニットを介して電力を供給されるように構成されており、前記検出ユニットが各電気機器の電源オン又はオフを検知したという情報がCPU27へ入力されるように構成してもよい。
また、ドア59及び窓が施錠又は解錠されたこともCPU27へ入力されるように構成されているが、ドア59及び窓の施錠又は解錠は例えば磁気センサ等によって検出され、CPU27へ検出信号が入力されるようにしてもよく、住居50にホームセキュリティーシステムが導入されている場合は、ホームセキュリティーシステムに備えられる監視カメラ等の装置によって施錠又は解錠が検出され、CPU27へ検出信号が入力されるように構成してもよい。
CPU27は、上述したように、入力された使用情報に基づいて30分毎に使用回数を加算する。
まず、TV受像機1の使用又は使用停止の指示の情報と、使用回数とについて説明する。
30分毎に区切ったある時間帯において、例えばTV受像機1のメインスイッチがオンである場合にリモコン受光部26がスイッチオン操作を受け付けたとき、ユーザによりTV受像機1が使用されていることになり、リモコンのスイッチオフ操作を受け付けた場合、ユーザによりTV受像機1の使用が停止されたことになる。CPU27は、入力日時をモードテーブルに記憶するとともに、前者の場合、前記時間帯における使用回数に「1」を加算し、後者の場合、前記時間帯における使用回数に「−1」を加算する。
次に、TV受像機1の使用推定情報と、TV受像機1の使用回数とについて説明する。
ある時間帯にCPU27が人感センサ28から入力された遠赤外線の検知信号からTV受像機1の前に例えば15分以上、ほとんど動かずに人が存在すると推定される場合、TV受像機1の使用が推定されるので、CPU27は前記時間帯における使用回数に「1」を加算する。そして、人の存在を検知しなかった場合、検知しても人が動かずに存在する時間が10分以内である場合は前記使用回数に「−1」を加算する。
CPU27は、夜の時間帯等にOPCセンサ29により例えば15分以上、所定値以上の明るさを検出した場合、前記使用回数に「1」を加算し、15分以上は所定値以上の明るさを検出しなかった場合、前記使用回数に「−1」を加算する。
ある時間帯にユーザにより書斎53に配置されたPC57のスイッチがオンされた場合、前記時間帯にPC57が使用されているので、TV受像機1は使用されていないと推定される。CPU27は、前記スイッチがオンされたという情報を受け付けた場合、前記使用回数に「−1」を加算する。
ある時間帯に居間51に配置された空調機54のスイッチがオンされた場合、前記時間帯にユーザによりTV受像機1が使用されていると推定され、スイッチがオフされた場合、TV受像機1の使用が停止されたと推定される。CPU27は、ある時間帯に前記スイッチがオンされたという情報を受け付けた場合、使用回数に「1」を加算し、前記スイッチがオフされたという情報を受け付けた場合、使用回数に「−1」を加算する。
ある時間帯に浴室52の照明器具56のスイッチがオンされた場合、前記時間帯にTV受像機1は使用されていないことになる。CPU27は、前記スイッチがオンされたという情報を受け付けた場合、使用回数に「−1」を加算する。
ある時間帯にドア59及び窓が施錠され、かつ全ての部屋の照明器具の電源がオフである場合、前記時間帯にTV受像機1は使用されていないことになる。CPU27は、ある時間帯にドア59及び窓が施錠されという情報を受け付け、かつ全ての部屋の照明器具の電源がオフされたという情報を受け付けた場合、又はこの状態が保持されていると判断した場合、使用回数に「−1」を加算する。
なお、使用情報の内容は上述した場合に限定されるものではない。例えばTV受像機1と別室に配置された録画装置等の使用情報も挙げられる。また、使用回数として「1」又は「−1」を加算する場合に限定されるものではなく、重み付けを行ってもよく、例えばリモコン受光部26がスイッチオン操作を1回受け付けた場合等、「2」としてもよい。
図4は使用情報に基づく使用回数の計数を説明するための図である。
図4において、横軸は曜日毎に1日の時間帯を0〜24時で示している。24時間を48等分した時間帯毎に、過去一ヶ月の間に計数した使用回数を表している。なお、使用回数が0以下である場合についてはグラフに表していない。
例えば、日曜日の午前0時から1時の間では、過去一ヶ月の間に、7回の操作指示を受け付けていることを示し、日曜日の午前8時から9時の間では、過去一ヶ月の間に、3回の操作指示を受け付けていることを示し、日曜日の午前9時から10時の間では、過去一ヶ月の間に、4回の操作指示を受け付けていることを示す。
図5はモードテーブルの構成を示す説明図である。図5に示すように、モードテーブルは、曜日、時間帯、使用回数、モード、及び使用情報の入力日時などの各欄で構成されている。
CPU27は、曜日及び時間帯毎に使用情報に基づく使用回数の大小に応じて、モード「0」、「1」、「2」を設定する。例えば、選択するための閾値を「7」とした場合、図5に示すように、使用回数が「7」以上である時間帯についてはモード「2」とし、使用回数が「1」以上「7」未満である時間帯についてはモード「1」とし、使用回数が「0」以下である時間帯についてはモード「0」とする。
そして、モードが「0」であり、次の(30分後)の時間帯がモード「2」である時間帯のモードは「2」に設定する。モードが「0」であり、次の時間帯がモード「1」である時間帯のモードは「1」に設定する。例えば月曜日の「5.5〜6.0」の時間帯、「18.0〜18.5」の時間帯がこれに相当する。「18.5〜19.0」の時間帯は次に時間帯がモード「2」であるので、モード「2」に設定する。以上のように設定することにより、使用時間帯の30分前にクイック起動モードになり、使用時間帯におけるユーザのスイッチオン操作により直ちにフル稼働にして、映像を表示させることができる。また、使用時間帯の後は省電力のモード「0」に自動的に切り替えられるので、ユーザが電源を切り忘れていた場合に、無駄な電力を消費するのが抑制される。なお、推定時間帯の経過後、直ちにモード「0」にせず、モード「2」にした後、モード「0」にすることにしてもよい。
そして、CPU27は、モードテーブルに記録された使用情報の入力日時に基づいて、一ヶ月以上前に受け付けた使用情報を除外して使用回数を更新する。これにより、過去一ヶ月間の最新の使用状況を反映してモード設定を行うことができる。
以下に、CPU27によるTV受像機1の給電制御の動作について説明する。
図6はCPU27によるモード設定の処理手順を示すフローチャートである。
まず、CPU27は、クイック起動モードの初期設定要求があるか否かを判定する(S11)。
CPU27は、初期設定の要求があると判定した場合(S11:YES)、モードテーブルを初期化するために、全ての曜日、時間帯の使用回数を「0」に設定し(S12)、全ての曜日、時間帯のモードを「0」(非クイック起動モード、すなわち、省電力モード)に設定する(S13)。この場合、入力日時も「0」に設定する。
次に、CPU27は、使用情報を入力されたか否かを判定する(S14)。CPU27は、使用情報を入力されていないと判定した場合(S14:NO)、判定を繰り返す。初期設定の要求がない場合(S11:NO)、ステップS14以降の処理を続ける。
CPU27は、使用情報を入力されたと判定した場合(S14:YES)、現在の曜日、日時を取得する(S15)。そして、取得した曜日、時間に対応するモードテーブルの曜日、時間帯の使用回数に、上述した使用情報の内容に合わせて使用回数「1」又は「−1」を加算する(S16)。このとき、CPU27は、使用情報を受け付けた入力日時も合わせてモードテーブルに記録する。
CPU27は、上述したようにモードを設定する(S17)。すなわち、使用回数が「7」以上である時間帯についてはモード「2」とし、使用回数が「1」以上「7」未満である時間帯についてはモード「1」とし、使用回数が「0」以下である時間帯についてはモード「0」とする。そして、モードが「0」であり、次の時間帯がモード「1」又は「2」である時間帯のモードは「1」又は「2」に設定する。
CPU27は、設定したモードテーブルをメモリ27aに記憶する(S18)。CPU27は、処理終了の要求があるか否かを判定する(S19)。CPU27は処理終了の要求がないと判定した場合(S19:NO)、ステップS14以降の処理を続行する。
CPU27は処理終了の要求があると判定した場合(S19:YES)、処理を終了する。
図7は、CPU27によるモードテーブル更新の処理手順を示すフローチャートである。
CPU27は、モードテーブルの曜日、時間帯を日曜日の午前0時から検索する(S31)。
CPU27は、検索した時間帯に使用情報の入力日時の記録があるか否かを判定し(S32)、入力日時の記録がないと判定した場合(S32:NO)、ステップS31の処理を続け、以降の時間帯、曜日に対して同様の処理を行う。
CPU27は、入力日時の記録があると判定した場合(S32:YES)、現在日時と入力日時とを比較する(S33)。なお、ある時間帯に入力日時の記録が複数ある場合(すなわち、使用回数が2以上である場合)、それぞれの入力日時に対して現在日時と比較する。
CPU27は、入力日時が現在日時より一ヶ月以上前であるか否かを判定し(S34)、一ヶ月以上前であると判定した場合(S34:YES)、使用回数から一ヶ月以上前である入力日時の使用回数だけ減算して、使用回数を更新する(S35)。
CPU27は、処理終了の要求があるか否かを判定し(S36)、処理終了の要求がないと判定した場合(S36:NO)、ステップS31以降の処理を続ける。処理終了の要求があると判定した場合(S36:YES)、CPU27は処理を終了する。一方、入力日時が現在日時より一ヶ月以上前でないと判定した場合(S34:NO)、CPU27は、ステップS36以降の処理を続ける。
図8は、CPU27による電力供給の処理手順を示すフローチャートである。
CPU27は、現在の曜日、日時を取得し(S41)、モードテーブルにアクセスして、取得した曜日、時間帯に対応する時間帯のモードを判定する(S42)。
モードが「0」である場合(S42:「0」)、CPU27は、外部入力部11、RAM24、リモコン受光部26、CPU27、人感センサ28、OPCセンサ29、タイマ32のみに給電する(S43)。
モードが「1」である場合(S42:「1」)、CPU27は、デジタル放送の信号処理を行うための機能部へ給電する(S44)。
モードが「2」である場合(S42:「2」)、CPU27は、液晶表示部2及びスピーカ3以外の各機能部へ給電する(S45)。
CPU27は、処理終了の要求があるか否かを判定し(S46)、処理終了の要求がない場合(S46:NO)、ステップS41以降の処理を続ける。処理終了の要求がある場合(S46:YES)、CPU27は処理を終了する。
図9は、ユーザの月曜日の平均的なTV受像機1の使用状況を示すグラフである(図4、図5参照)。
ユーザは、0時から6時まで就寝しており、TV受像機1の主電源はオフである(時間区分A)。
6時から8時までは朝食及び朝の支度をしており、TV受像機1の主電源はオンである(時間区分B)。
8時から12時までは洗濯及び掃除等の家事全般をしており、TV受像機1の主電源はオフである(時間区分C)。
12時から14時までは昼食の準備をし、昼食を済ませた後、休憩しており、TV受像機1の主電源はオンである(時間区分D)。
14時から19時までは買い物等で外出しており、TV受像機1の主電源はオフである(時間区分E)。
19時から23時までは夕食の準備をし、夕食を済ませた後、休憩しており、TV受像機1の主電源はオンである(時間区分F)。
23時から24時までは入浴等しており、TV受像機1の主電源はオフである(時間区分G)。
図10は、前記ユーザの月曜日の使用状況に基づいて得られたモードテーブルによりモード制御を行う場合の設定例(実施例)及び使用時間帯以外はクイック起動モードに設定する場合の設定例(比較例)を示すグラフである(図4、図5参照)。
図10のグラフにおいて、横軸は1日の時間区分を0〜24時で示しており、縦軸は消費電力量である。実施例の場合、時間区分AはTV受像機1の不使用期間であるので、始めはモード「0」に設定しておき、使用期間である時間区分Bの30分前の時間帯に相当する5時30分にモード「2」に切り替える。6時前後にはユーザにより主電源のスイッチがオンされてモード「3」に切り替えられ、使用期間(時間区分B)となる。8時前にユーザの指示により主電源のスイッチがオフされ、又は8時にCPU27により自動的にスイッチがオフされてモード「0」に切り替えられる(時間区分C)。これによりユーザがスイッチを切り忘れることによる無駄な電力の発生を抑制することができる。
そして、次の時間区分Dの30分前の時間帯に相当する11時30分にモード「2」に切り替えられる。12時前後にはユーザにより主電源のスイッチがオンされてモード「3」に切り替えられ、使用期間となる(時間区分D)。14時前にユーザの指示により主電源のスイッチがオフされ、又は14時にCPU27により自動的にスイッチがオフされてモード「0」に切り替えられる(時間区分E)。さらに、次の時間区分Fの前の18時にモード「1」に切り替えられ、18時30分にモード「2」に切り替える。19時前後にはユーザにより主電源のスイッチがオンされてモード「3」に切り替えられ、使用期間となる(時間区分F)。23時前にユーザの指示により主電源のスイッチがオフされ、又は23時にCPU27により自動的にスイッチがオフされてモード「0」に切り替えられる(時間区分G)。
図10より、実施例の給電制御方法の場合、従来の給電制御方法である比較例のように、常時モード「2」に設定しておき、ユーザのリモコン操作によりモード「2」から「3」へ、モード「3」から「2」へ移行する場合と比較して、消費電力を大きく低減させることができることが分かる。そして、TV受像機1のスイッチオンの指示情報、及びTV受像機1の使用又は不使用を推定する使用推定情報により使用時間帯を推定してモード制御を行うので、推定使用時間帯を実際の使用時間帯により近似させることができ、必要な場合にのみクイック起動モードにして、起動時間を短縮することができるとともに、良好に消費電力を抑制することができることが確認された。
そして、使用回数が低い場合、給電される機能部の数を減じて消費電力をより低減させることができ、使用回数が高い場合、給電される機能部の数を多くして起動時間をより短縮することができる。従って、ユーザのライフスタイルに合わせて作動待機状態と省電力状態とが設定されるため、ユーザの使用感が向上している。
なお、前記実施の形態においては、ユーザがTV受像機1を主にデジタル放送番組の視聴に用いており、TV受像機1の使用又は不使用を、個別に電力供給可能な機能部である液晶表示部2の作動又は作動停止と捉え、モード「1」はデジタル放送信号の処理に必要な機能部への給電、モード「2」は液晶表示部2及びスピーカ3を除く残りの機能部への給電として説明したが、これに限定されるものではない。上述したように、クイック起動モードは2種類である場合には限定されない。そして、例えばユーザがTV受像機1に内蔵される記録/再生部31をよく使用する場合、記録/再生部31及び液晶表示部2の作動情報に基づいてクイック起動モード及び省電力モード間の移行を制御すればよい。クイック起動モードで給電される機能部も記録/再生部31の使用に必要な機能部への給電を優先する。
本発明が適用される電気機器はTV受像機に限定されるものではなく、DVDレコーダ、BDレコーダ等の録画装置、チューナを内蔵したPC等の他の電気機器であってもよい。本発明が適用される電気機器に応じて、個別に電力供給可能な機能部品であって、クイック起動モード及び省電力モードを備えることにより、起動時間及び消費電力という観点でユーザの利便性が向上するものであれば、いずれの構成であってもよい。
そして、前記実施の形態においては、モード設定の時間帯として、30分を単位として設定する構成につき説明したが、これに限定されるものではなく、1時間単位など他の時間帯であってもよい。
また、モード設定も時間帯毎に行う場合に限定されるものではなく、推定使用時間に基づいて、その開始時刻の例えば前後30分、前後1時間等をクイック起動モードに設定する構成にしてもよい。
さらに、前記実施の形態では、一ヶ月以上経過した使用回数は、除外して使用回数を更新する構成であったが、これに限定されるものではなく、2カ月、半月、1週間など他の期間を用いてもよい。
1 TV受像機
2 液晶表示部
3 スピーカ
4 アナログ放送用アンテナ
5 アナログチューナ部
6 AVスイッチ部
7 デジタル放送用アンテナ
8 デジタルチューナ部
9 デジタル復調部
10 電気機器システム
11 外部入力部
12 IP放送チューナ部
13 分離部(DMUX)
14 ビデオデコード/キャプチャ部
15 ビデオセレクタ部
16 映像処理部
17 合成部
18 表示制御部
19 EPG/OSD予約処理部
20 選局部
21 オーディオデコード部
22 オーディオセレクタ部
23 音声出力変換部
24 RAM
25 通信制御部
26 リモコン受光部
27 CPU
27a メモリ
28 人感センサ
29 OPCセンサ
30 リモコン
33 外部機器
50 住居
51 居間
52 浴室
53 書斎
54 空調機
55、56、58 照明器具
57 PC
59 ドア

Claims (9)

  1. 複数の機能部と、所定の機能部へ給電して作動させる作動状態、該所定の機能部へ給電する前に所要の機能部へ給電する作動待機状態、及び該作動待機状態より給電される機能部の数が少ない省電力状態間の移行を制御する制御手段とを備える電気機器において、
    前記所定の機能部の作動又は不作動を推定する作動推定情報を含む作動情報が入力される作動情報入力手段と、
    該作動情報入力手段により前記作動情報が入力された場合に、入力された入力時間を特定し、前記作動情報に基づいて定まる作動回数とともに記憶する記憶手段と
    を備え、
    前記制御手段は、
    前記記憶手段により記憶された入力時間及び作動回数に基づいて、前記作動待機状態及び省電力状態間の移行を制御するように構成してあることを特徴とする電気機器。
  2. 所定範囲内にいる人の存在を検知する人検知手段及び/又は所定範囲内の明るさを検出する明るさ検出手段を備え、
    前記作動情報入力手段は、前記人検知手段及び/又は明るさ検出手段により前記作動推定情報が入力されることを特徴とする請求項1に記載の電気機器。
  3. 前記作動情報入力手段は、前記所定の機能部の作動又は作動停止の指示が前記作動情報として入力されることを特徴とする請求項1又は2に記載の電気機器。
  4. 前記記憶手段は、作動情報が入力された入力曜日を特定して記憶し、
    前記制御手段は、
    前記記憶手段により記憶された入力曜日及び入力時間に基づいて、前記作動待機状態及び省電力状態間の移行を制御することを特徴とする請求項1から3までのいずれか1項に記載の電気機器。
  5. 所定の期間に亘って、所定の時間毎に、前記記憶手段に記憶された作動回数を計数する計数手段を備え、
    前記制御手段は、前記計数手段により計数された作動回数に応じて、前記所定の時間毎に、省電力状態と、給電される機能部数が大小異なる複数の作動待機状態との移行を制御することを特徴とする請求項1から4までのいずれか1項に記載の電気機器。
  6. 入力時間から所定の期間が経過した作動回数を、計数された作動回数から減算する手段を備えることを特徴とする請求項5に記載の電気機器。
  7. 請求項1から6までのいずれか1項に記載の電気機器と、
    該電気機器から所定範囲内の空間に配置されている1又は複数の他の電気機器と
    を備える電気機器システムであって、
    前記作動情報入力手段は、前記他の電気機器の使用又は不使用を示す情報を前記作動推定情報として入力されることを特徴とする電気機器システム。
  8. 請求項1から6までのいずれか1項に記載の電気機器を備え、
    該電気機器から所定範囲内の空間に設けられた窓及び/又はドアの施錠の有無がネットワークを介して前記電気機器に入力されるように構成されている電気機器システムであって、
    前記作動情報入力手段は、前記施錠の有無が前記作動推定情報として入力されることを特徴とする電気機器システム。
  9. 電気機器の所定の機能部へ給電して該所定の機能部を作動させる作動状態、該所定の機能部へ給電する前に所要の機能部へ給電する作動待機状態、及び該作動待機状態より給電される機能部の数が少ない省電力状態間の移行を制御する制御手段により制御する制御ステップを有する給電制御方法において、
    前記所定の機能部の作動又は作動停止の指示、及び該所定の機能部の作動又は不作動を推定する作動推定情報を含む作動情報を得た時間を特定して、前記作動情報に基づいて定まる作動回数とともに記憶する記憶ステップを有し、
    前記制御ステップは、
    前記記憶ステップにより記憶された前記時間及び作動回数に基づいて、作動待機状態及び省電力状態間の移行を制御することを特徴とする給電制御方法。
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