JPH04219368A - 非磁性セラミックス材およびその製造方法 - Google Patents

非磁性セラミックス材およびその製造方法

Info

Publication number
JPH04219368A
JPH04219368A JP2404196A JP40419690A JPH04219368A JP H04219368 A JPH04219368 A JP H04219368A JP 2404196 A JP2404196 A JP 2404196A JP 40419690 A JP40419690 A JP 40419690A JP H04219368 A JPH04219368 A JP H04219368A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ceramic material
mol
composition
catio3
firing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2404196A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2917527B2 (ja
Inventor
Kenichiro Kaneko
健一郎 金子
Masatake Miyazaki
正剛 宮崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP2404196A priority Critical patent/JP2917527B2/ja
Publication of JPH04219368A publication Critical patent/JPH04219368A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2917527B2 publication Critical patent/JP2917527B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Compositions Of Oxide Ceramics (AREA)
  • Adjustment Of The Magnetic Head Position Track Following On Tapes (AREA)
  • Magnetic Heads (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、各種磁気ヘッド(例え
はフロッピーディスクヘッド,ハードディスクヘッド等
)の構成に欠くことのできないスライダーまたはスペー
サとして使用する磁気ヘッド用の非磁性セラミックス材
およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、特に進歩が著しい磁気記録の高密
度化・高信頼性化に伴いスライダー材料に対しては高緻
密化が要請されている。
【0003】ところで従来磁気ヘッドを製作する場合、
マンガン(Mn)−亜鉛(Zn)フェライトコアとスラ
イダーをガラスで接着する方法が一般的であり、スライ
ダーとの熱膨張係数の違いに起因する接着時のコアのク
ラックまたは歪みによる磁気特性劣化防止のため、25
〜350℃での熱膨張係数が110〜128(×10−
7/℃)であるCaTiO3・SrTiO3を主成分と
するセラミックス材料を用いていた。なお、このCaT
iO3とSrTiO3の固溶体の組成と熱膨張係数の関
係については、特開昭52−30162号公報において
詳述されている。
【0004】しかしながら上記のセラミックス材の常圧
焼成における緻密化は不十分であり、高緻密化達成を優
先させるHIP焼成法を基本とする製法が用いられてい
た。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところでホットアイソ
スタティックプレッシング(以下HIPと称する)焼成
法は、1000Kg/cm2以上にも及ぶ高圧ガス下に
よる焼成法であり、圧力は加熱初期に充填されたAr等
の還元性ガスの加熱による高圧化を利用していた。すな
わちHIP焼成による緻密な焼結体は、まず一次焼成と
呼ばれる常圧焼成によって作製されたある程度の緻密さ
を持つ焼結体を準備し、次にこれをHIP焼成した後、
さらに酸化雰囲気中で熱処理することで得られる。この
ようにHIP焼成は常圧焼成と比較し工程数が増し、ま
た設備は高温・高圧用となるため高価であり、高緻密化
には有利であるが、コストが高くなるという課題を有し
ていた。
【0006】本発明は上記の従来の課題を解決するもの
で、常圧焼成で高緻密である非磁性セラミックス材およ
びその製造方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の非磁性セラミックス材はその主組成物がCa
CO3,SrCO3およびTiO2からなり、添加組成
物がSiO2,P2O5よりなる混合物を焼成したもの
であり、常圧で酸化雰囲気中で焼成する構成を有してい
る。
【0008】
【作用】この構成によって、(αCaTiO3−βSr
TiO3)−γTiO2  (α+β+γ=1、0.6
<α≦1、0≦β<0.4、0≦γ≦0.02)相当の
CaTiO3とSrTiO3の固溶体とTiO2の混合
相からなる緻密な非磁性セラミックス材を得ることがで
きる。
【0009】
【実施例】以下本発明の一実施例について説明する。
【0010】CaCO3,SrCO3,TiO2は市販
されている平均粒径0.5μm以下、純度99%以上の
粉末を用いた。SiO2は市販されている平均粒径0.
02μm以下、純度99.9%以上の粉末を用いた。P
化合物はH3PO4の1級試薬を用いた。試料は(表1
),(表2)に示す組成に秤量し、ボールミルで水によ
る湿式混合を6時間行った。乾燥後不透明石英の角曹と
電気炉を用いて、1050℃または1140℃の大気雰
囲気中で6時間仮焼を行った。
【0011】
【表1】
【0012】
【表2】
【0013】なお(表1)に示す試料NO1とNO17
、NO18とNO34、NO35とNO51の仮焼粉の
組成が各々反応式(1),(2),(3)により請求項
1の主組成物となる。
【0014】   また試料NO17,NO34,NO51の仮焼成を
ジェットミル粉砕機によって平均粒度0.5μm以下に
まで粉砕し、この粉砕粉と添加物を用いて(表2)に示
す組成に秤量し、ボールミルで水による湿式混合を6時
間行い、乾燥後1140℃での仮焼を行った。次にこの
仮焼成を、ボールミルでアニオン分散剤とポリビニール
アルコール(PVA)バインダーと水により8時間粉砕
し、遠心噴霧方式の造粒機にて乾燥,造粒を行った。さ
らにこの造粒粉を圧力1ton/cm2で成形し、温度
1340℃と1315℃で、酸化雰囲気中または大気雰
囲気中にて焼成した。焼成は、管状炉中に大気または酸
素ガスを循環させた雰囲気中で、昇温速度150℃/H
rで最高温度まで加熱した後3時間保持し、降温速度2
00℃/Hr以下で100℃以下まで冷却するという方
式をとった。
【0015】得られた試料の緻密化は、切り出した試料
を3μm径のダイヤモンド粉を用いた湿式研摩で仕上げ
、その研摩面における気孔の分布量より求めた気孔率で
評価した。試料の熱膨張係数は、示差膨張方式によって
25〜350℃における平均線膨張率から求めた。得ら
れた試料の気孔率と熱膨張係数を(表3)に示す。
【0016】
【表3】
【0017】また図1に同一組成の主組成物についての
添加組成物の添加割合例として、試料1〜16について
の添加物の添加割合を示す。(表1),(表2),(表
3)および図1より、添加組成物であるSiO2,H3
PO4と主組成物であるCaCO3,SrCO3,Ti
O2の混合物を仮焼した組成物を原料とし、かつ酸化雰
囲気を用いれば、常圧焼成によっても非常に緻密でかつ
必要な熱膨張係数を有する焼結体を得ることができるこ
とは明らかである。また試料NO2〜4,19〜21,
36〜38においては液相が少なく、NO4,8,12
,13,21,25,29,30においては熱膨張係数
が小さかった。
【0018】したがって、本発明の試料NO5〜7,9
,10,14、NO22〜24,26,27,31、N
O39〜41,43,44,48においては適度な液相
が生成し、酸化雰囲気中での常圧焼成により必要な熱膨
張係数を有する緻密な焼結体を得ることができることが
わかった。
【0019】またCaTiO3とSrTiO3の固溶体
の熱膨張係数は、CaTiO3が40mol%以上にお
いては、CaTiO3のmol%と負の相関を有すると
いうことがわかっている。
【0020】したがって、添加組成P2O5の割合Xm
ol%とSiO2の割合Ymol%について、X,Yを
主組成物100モル%に対する割合として、1.5≦X
≦4、0<Y≦−0.8X+3.2の条件(図1におい
て実線で囲んだ領域)が満たされるとき、CaTiO3
とSrTiO3の固溶体およびTiO2との混合相から
構成される必要な熱膨張係数を有する緻密体を製造でき
ることは明らかである。
【0021】
【発明の効果】以上のように本発明はCaTiO3とS
rTiO3とTiO2を主組成物とし、シリコン酸化物
とりん酸化物を添加組成物とし、これら主組成物と添加
組成物とを適正な比率で混合し、焼成することにより、
例えば磁気ヘッドなどに使用できる緻密で適正な熱膨張
係数を有する非磁性セラミックス材を実現できるもので
ある。
【図面の簡単な説明】

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  チタン酸カルシウム(CaTiO3)
    100〜60mol%、チタン酸ストロンチウム(Sr
    TiO3)0〜40mol%、二酸化チタン(TiO2
    )0〜2mol%で、かつ3成分の合計が100mol
    %である主組成物に対しりん酸化物とシリコン酸化物を
    含有する添加組成物がりん酸化物をXmol%としシリ
    コン酸化物をYmol%としたとき、1.5≦X≦4、
    0<Y≦−0.8X+3.2であり、前記主組成物に前
    記添加組成物を混合し、焼成してなる非磁性セラミック
    ス材。
  2. 【請求項2】  主組成物中のCaTiO3とSrTi
    O3に代えて、炭酸カルシウム(CaCO3)と炭酸ス
    トロンチウム(SrCO3)を用いた請求項1記載の非
    磁性セラミックス材。
  3. 【請求項3】  主組成物および添加組成物の混合物を
    雰圧酸化雰囲気中で焼成することを特徴とする請求項1
    または2記載の非磁性セラミックス材の製造方法。
JP2404196A 1990-12-20 1990-12-20 非磁性セラミックス材およびその製造方法 Expired - Fee Related JP2917527B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2404196A JP2917527B2 (ja) 1990-12-20 1990-12-20 非磁性セラミックス材およびその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2404196A JP2917527B2 (ja) 1990-12-20 1990-12-20 非磁性セラミックス材およびその製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04219368A true JPH04219368A (ja) 1992-08-10
JP2917527B2 JP2917527B2 (ja) 1999-07-12

Family

ID=18513891

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2404196A Expired - Fee Related JP2917527B2 (ja) 1990-12-20 1990-12-20 非磁性セラミックス材およびその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2917527B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP2917527B2 (ja) 1999-07-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS61256967A (ja) Mn−Zn系フエライトの製造方法
US4093688A (en) Method of making manganese-zinc ferrite
JPH04219368A (ja) 非磁性セラミックス材およびその製造方法
JP2853340B2 (ja) 磁気ヘッド用非磁性セラミックス材料およびその製造方法
JP2914554B2 (ja) 高透磁率MnZnフェライトの製造方法
JPH05190315A (ja) 多結晶Mn−Znフェライト
JPH054867A (ja) 磁気ヘツド用非磁性セラミツクス材料及びその製造方法
JPS62143857A (ja) 磁気ヘツド用非磁性材料
JPS6224380B2 (ja)
JPH0388767A (ja) 磁気ヘッド用非磁性セラミックス材料及びその製造方法
JP3103165B2 (ja) 圧電体の製造方法
JPH0696930A (ja) 微結晶フェライトを用いたトランス
JPH06333724A (ja) 微細結晶粒を有するフェライト焼結体およびその製造方法
JP2627637B2 (ja) 酸化物磁性材料
JP3127820B2 (ja) 強誘電体膜形成用スパッタリングターゲットおよびその製造方法
JPH06162428A (ja) 磁気ヘッド用非磁性セラミック材料及びその製造方法
JPH01252565A (ja) 磁気ヘッド用非磁性磁器材料及びその製造方法
JPS623070A (ja) 高密度フェライト焼結体の製造法
JPH0244098A (ja) 多結晶Mn−Znフェライト及びそれを用いた磁気ヘッド
JPH01253210A (ja) 多結晶フェライト材料及びその製造法
KR20240156869A (ko) 페라이트 전구체를 이용한 m-형 육방정 페라이트의 제조방법 및 이로부터 제조된 m-형 육방정 페라이트를 포함하는 영구 자석
JPS6251224B2 (ja)
JPS63134559A (ja) 磁気ヘツド用非磁性セラミツクス
JPS6177304A (ja) Mn−Zn系フエライトの製造方法
JPS59203771A (ja) 磁気ヘツド用非磁性磁器組成物

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees