JPH04216791A - 蓋の開閉装置 - Google Patents

蓋の開閉装置

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JPH04216791A
JPH04216791A JP2411051A JP41105190A JPH04216791A JP H04216791 A JPH04216791 A JP H04216791A JP 2411051 A JP2411051 A JP 2411051A JP 41105190 A JP41105190 A JP 41105190A JP H04216791 A JPH04216791 A JP H04216791A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車コンソールボッ
クスの蓋をはじめ、その他ボックス本体の開口部に回動
可能に設けられる各種蓋（扉類も含む）を、二方向から
開閉することのできる開閉装置の改良に関するものであ
る。
【０００２】
【従来の技術】自動車コンソールボックスの蓋を二方向
から開閉する装置としては、例えば実開昭６０−９００
４２号公報に示すものが既に提供されている。該従来の
開閉装置は、具体的には図示しないが、ボックス本体の
開口周縁両側に断面円形状の支持軸を横設する一方、蓋
の対向する周縁に該各支持軸に着脱可能に外嵌する断面
Ｃ字状の軸受部を一体に設けて、上記各支持軸に対応す
る軸受部を夫々回転可能に外嵌すれば、蓋でボックス本
体の開口部を閉塞でき、ボックス本体の開口部を開放す
る場合には、一方の軸受部を支持軸から外して、蓋を他
方の支持軸を支点として回動するか、或いは、逆に、他
方の軸受部を支持軸から外して、今度は、一方の支持軸
を支点として回動すれば、ボックス本体の開口部を二方
向から開放できる構成となっている。従って、従来の開
閉装置にあっては、必要に応じて、ボックス本体を二方
向から開閉することが可能となるので、今までの一方向
開閉式のものと比較すると、使用上頗る至便となる。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】確かに、上記従来の開
閉装置にあっては、ボックス本体側に断面円形状の支持
軸を設け、蓋側に断面Ｃ字状の軸受部を設ける極めて簡
単な構造を採用するだけで、ボックス本体を二方向から
開閉できる利点を有するが、実際の使用に際しては、斯
る簡素化された構造が、逆に禍して、以下の如き問題点
を招来する。即ち、従来の開閉装置は、蓋の開閉操作側
では、軸受部を支持軸に強制的に外嵌したり、逆に、こ
の外嵌状態を強制的に解除しなければならず、又、蓋の
回動支点側では、これらの操作に応じて、その都度、軸
受部を支持軸上で無理に回転させなければならないので
、頻繁に開閉操作を繰り返すと、軸受部のＣ字形状が拡
径したり変形したりして、円滑な開閉動作や確実な開閉
状態が得られなくなると言う大きな問題点を有している
。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明は、斯る従来装置
の課題を有効に解決するための開発されたもので、ボッ
クス本体の開口部に回動可能に設けられる蓋を二方向か
ら開閉する開閉装置を前提として、蓋の両側部に操作部
材を夫々移動可能に支承すると共に、蓋の内側にばね手
段のばね圧を受けて進退動できる一対の回転軸を配して
、該各回転軸を上記操作部材に個々に連結して、各操作
部材を上記ばね手段のばね圧で互いに外方向に付勢する
一方、ボックス本体の開口周縁両側に上記回転軸を着脱
可能に係止するロック部材を設けて、操作部材の押圧操
作で、該操作部材に連結された各回転軸を対応するロッ
ク部材から個々に外せる構成を採用した。
【０００５】
【作用】依って、本発明にあっては、蓋に操作部材と回
転軸とばね手段を組み付けて、該蓋をボックス本体の開
口部に被嵌すると、各操作部材に連結されている回転軸
が、対応するロック部材にばね手段のばね圧を伴って自
動的に係止するので、これにより、蓋のボックス本体に
対する閉塞状態が得られる。
【０００６】そして、蓋を開放する場合において、一方
向側から蓋を開放する場合には、同側の操作部材をばね
圧に抗して内方向に押圧すると、該操作部材に連結され
ている回転軸がロック部材から容易に外れるので、後は
、他方向側のロック部材に弾性的に係止している回転軸
を回動支点として、蓋を上方に回動すれば、蓋を一方向
側から簡単且つ確実に開放することが可能となり、逆に
、他方向側から蓋を開放する場合には、今度も、同側の
操作部材をばね圧に抗して内方向に押圧すると、同様に
、該操作部材に連結されている回転軸がロック部材から
容易に外れるので、一方向側のロック部材に係止してい
る回転軸を回動支点として、蓋を上方に回動すれば、蓋
を他方向側から簡単且つ確実に開放することが可能とな
る。
【０００７】尚、この開放された蓋を閉塞する場合には
、いずれの方向にあっても、回動支点側に存するロック
部材に係止している回転軸を支点として、蓋を下方に回
動すれば、開放操作側の回転軸がロック部材に自動的に
係止して、蓋の確実な閉塞状態が得られる。
【０００８】
【実施例】以下、本発明を、図示する実施例に基づいて
詳述すれば、該実施例に係る開閉装置も、自動車コンソ
ールボックスに回動可能に設けられる蓋を二方向から開
閉できるように構成したものである。
【０００９】これを具体的に説明すると、本実施例にあ
っては、図１に示す如く、蓋１に対しては、その内側に
凹部３を画成して、該凹部３を画成する両側壁に対向す
る２個の貫通孔４を穿設し、該各貫通孔４に長孔部６と
ストッパー部７を有する操作ボタン５を夫々移動可能に
支承する一方、上記凹部３内に一対の回転軸部８ａと一
対の弾性部８ｂとを一体に有する矩形状の線材製ばね手
段８を撓ませながら配して、該矩形状ばね手段８の両側
に位置するカラー９を嵌装した一対の回転軸部８ａを、
上記各操作ボタン５の長孔部６内に遊嵌して連結するこ
とにより、各操作ボタン５をばね手段８の撓みから得ら
れるばね圧で互いに貫通孔４内において外方向に付勢す
る構成となしている。尚、この場合には、各操作ボタン
５は、自身のストッパー部７を蓋１の側壁内面に当接す
ることにより、その外方付勢位置が規制されることとな
る。
【００１０】又、ボックス本体２に対しては、その対向
する開口周縁両側に、テーパーガイド部１１と横Ｕ字状
のロック孔部１２を有するロック部材１０を対の関係を
もって夫々立設して、該各側のロック部材１０のロック
孔部１２に上記ばね手段８の対応する回転軸部８ａを着
脱可能に係止できる構成となしている。
【００１１】依って、斯る構成の開閉装置の下では、蓋
１の各貫通孔４内に操作ボタン５を移動可能に支承して
、該各操作ボタン５の長孔部６内にばね手段８の対応す
る回転軸部８ａを遊嵌すれば、凹部３内でばね手段８の
弾性部８ｂが内方に撓みながら、各操作ボタン５をスト
ッパー部７の規制を受けるまで外方向に付勢する。
【００１２】従って、斯る状態を得た後は、そのままの
状態で、蓋１をボックス本体２の開口部に被嵌すると、
矩形状のばね手段８の各回転軸部８ａが、対応するロッ
ク部材１０のテーパーガイド部１１に案内されて後退し
ながら、各ロック部材１０の横Ｕ字状ロック孔部１２に
自動的に係止するので、これにより、図２に示す如く、
蓋１のボックス本体２に対する閉塞状態が得られること
となる。しかも、斯る閉塞状態においては、ばね手段８
の両側に存する一対の回転軸部８ａが、一対の弾性部８
ｂの撓みにより得られるばね圧を伴って、各ロック孔部
１２に弾性的に係止しているので、常に確実に閉塞状態
が保障されることとなる。
【００１３】そして、蓋１を開放する場合において、今
仮に、図中左側から蓋１を開放する場合には、図３に示
す如く、長孔部６に遊嵌されているばね手段８の回転軸
部８ａを伴って、左側の操作ボタン５をばね圧に抗して
内方向に押圧すると、該ばね手段８の回転軸部８ａがロ
ック部材１０のロック孔部１２から容易に外れるので、
後は、右側のロック部材１０のロック孔部１２に弾性的
に係止しているばね手段８の回転軸部８ａを回動支点と
して、蓋１を上方に回動すれば、図４に示す如く、蓋１
を左側から確実に開放することが可能となる。しかも、
この状態においては、右側の回転軸部８ａがばね圧を伴
ってロック部材１０のロック孔部１２に係止しているの
で、該ロック孔部１２から不用意に外れる心配が全くな
い。
【００１４】尚、この左側から開放された蓋１を閉塞す
る場合には、同じく、右側のロック部材１０のロック孔
部１２に係止しているばね手段８の回転軸部８ａを回動
支点として、今度は、蓋１を下方に回動すると、左側の
ばね手段８の回転軸部８ａがロック部材１０のテーパー
ガイド部１１に当接して、該ガイド部１１の作用で、再
び、ロック部材１０のロック孔部１２に自動的に係止す
るので、これにより、上記と同様な蓋１の確実な閉塞状
態が得られることとなる。
【００１５】又、逆に、図中右側から蓋１を開放する場
合には、同じく、長孔部６に遊嵌されているばね手段８
の回転軸部８ａを伴って、今度は、右側の操作ボタン５
をばね圧に抗して内方向に押圧すると、該ばね手段８の
回転軸部８ａがロック部材１０のロック孔部１２から容
易に外れるので、後は、左側のロック部材１０のロック
孔部１２に係止しているばね手段８の回転軸部８ａを回
動支点として、蓋１を上方に回動すれば、図５に示す如
く、蓋１を確実に開放することが可能となる。
【００１６】尚、この場合においても、開放されている
蓋１を下方に回動すれば、ばね手段８の回転軸部８ａが
ロック部材１０のテーパーガイド部１１の作用で、再び
、ロック部材１０のロック孔部１２に自動的に係止して
、蓋１の閉塞状態が得られることは言うまでもない。
【００１７】又、本実施例にあっては、図２に示す如く
、矩形状ばね手段８の弾性部８ｂと蓋１の凹部３面との
間に、ばね手段８の弾性部８ｂの大きな撓みを許容する
空間１３を介在させて、該ばね手段８を蓋１の凹部３内
に配する構成となしているので、蓋１自体をボックス本
体２から取り外す必要が生じた場合には、上記空間１３
を積極的に利用して、両側の操作ボタン５を同時に内方
向に押圧して、ばね手段８の両方の回転軸部８ａを一緒
にロック部材１０のロック孔部１２から外せば、蓋１を
ボックス本体２から簡単に取り外すことも可能となる。
【００１８】但し、蓋１のボックス本体２からの取り外
しを必要としない場合には、図６に示す如く、上記空間
１３を介在させずに、ばね手段８の弾性部８ｂを蓋１の
凹部３面に接触する状態に配して、その内側に対する撓
み量を制限することにより、ばね手段８の２個の回転軸
部８ａをロック部材１０のロック孔部１２から同時には
外せないように構成することも実施に応じ任意である。 特に、この場合には、ばね手段８の強いばね圧を蓋１の
閉塞力に積極的に利用することが可能となるので、一層
確実な閉塞状態が期待できることとなる。
【００１９】又、上記の実施例にあっては、構造の簡素
化を図る上で、蓋１の回動支点となる回転軸部８ａ（回
転軸）を、矩形状のばね手段８の両側部に一体に設けた
ものであるが、この回転軸部８ａとばね手段８を夫々別
体に成形することも十分に可能である。更に、上記の実
施例は、自動車コンソールボックスの蓋に応用したもの
であるが、本発明はこれに限定されるものではなく、本
発明の精神に反しない限り、その名称の如何に拘らず、
二方向からの開閉が可能な冷蔵庫の扉等を含め、その他
種々の蓋や扉類に対しても、容易に実施応用できること
は言うまでもない。
【００２０】
【発明の効果】以上の如く、本発明は、上記構成の採用
により、ばね手段のばね圧を利用して、ボックス本体の
開口部に回動可能に設けられた蓋を、二方向から開閉す
ることが可能となるので、常に節度感のある確実な開閉
動作及び開閉状態が保障されて、例え頻繁に開閉操作を
繰り返したとしても、従来の如く、円滑な開閉動作や確
実な開閉状態が期待できなくなると言う心配が全くなく
なった。しかも、本発明の開閉装置は、構造的にも簡素
化されているので、コストの低廉化にも貢献できること
となる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の実施例に係る開閉装置を示す分解斜視
図である。
【図２】蓋をボックス本体に対して閉塞した状態を示す
断面図である。
【図３】ばね手段の回転軸部をロック部材のロック孔部
から外した状態を示す要部拡大断面図である。
【図４】蓋を左側（一方向側）から開放した状態を示す
説明図である。
【図５】蓋を右側（他方向側）から開放した状態を示す
説明図である。
【図６】ばね手段の配置の他例を示す要部拡大断面図で
ある。
【符号の説明】
１　　蓋 ２　　ボックス本体 ４　　貫通孔 ５　　操作ボタン（操作部材） ６　　長孔部 ８　　ばね手段 ８ａ　　ばね手段の回転軸部（回転軸）８ｂ　　ばね手
段の弾性部 １０　　ロック部材 １１　　テーパーガイド部 １２　　ロック孔部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】　　ボックス本体の開口部に回動可能に設
    けられる蓋を二方向から開閉する開閉装置において、蓋
    の両側部に操作部材を夫々移動可能に支承すると共に、
    蓋の内側にばね手段のばね圧を受けて進退動できる一対
    の回転軸を配して、該各回転軸を上記操作部材に個々に
    連結して、各操作部材を上記ばね手段のばね圧で互いに
    外方向に付勢する一方、ボックス本体の開口周縁両側に
    上記回転軸を着脱可能に係止するロック部材を設けて、
    操作部材の押圧操作で、該操作部材に連結された各回転
    軸を対応するロック部材から個々に外せるように構成し
    たことを特徴とする蓋の開閉装置。
JP02411051A 1990-12-17 1990-12-17 蓋の開閉装置 Expired - Fee Related JP3120340B2 (ja)

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