JPH0394A - 洗濯機の排水切換装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、洗濯機の洗濯槽内に水を溜めまたは排水を行
う排水切換装置に関する。

〔従来の技術］ 洗濯機では、洗濯槽の底部に排水バルブを設けてこの排
水バルブを開閉することで洗濯槽内に水を溜め又は排水
するようにしている。

ところで、かかる排水バルブを開閉するには、洗濯機の
例えば上面の操作パネルに摘みを設け、該摘みと排水バ
ルブとをベルトで連結して、摘みを操作することでベル
トを引張り、または戻すことによってこれを行っている
が、摘みを直線横方向にスライドさせることにより排水
切換を行う装置として実開昭６１−１９８６９０号公報
に示すものを先に提案した。

この実開昭６１−１９８６９０号公報のものは、第４図
に示すように一端に平面状の水平係止部（６ａ）を設け
、他端のベルト取付部（６ｂ）に、排水バルブに一端を
固定したベルト（４）の他端を取付けたＬ字形のカムレ
バー（６）を操作パネル（７）下方ノ基板（５）に揺動
自在に設け、該カムレバー（６）の水平係止部（６ａ）
に直線横方向に移動可能な切換レバー（８）のアーム（
８ａ）を係合させ、該切換レバー（８）の摘みを操作パ
ネル（７）に形成した長孔（７ａ）から上方に突出させ
たもので、切換レバー（８）の摘みを長孔（７ａ）に沿
って直線横方向にスライドさせて切換レバー（８）のア
ーム（８ａ）とカムレバー（６）の水平係上部（６ａ）
とを係合させ、あるいは係合を解除することによってカ
ムレバー（６）を回動させベルト（４）を引上げあるい
は戻して排水バルブを上下動させ開閉するようにしてい
る。

ところで排水バルブは、同じく第４図に示すようにバル
ブケース（１３）内に設けたバルブ（９）にバルブ軸（
１０）を取付け、該バルブ軸（１０）の端部をバルブケ
ース（１３）外上方へと突出させ、この突出部に連結片
（１２）を設けて該連結片（１２）にベルト（４）を固
着している。そして、バルブ（９）は水漏れを防ぐため
にバネ（１１）によりバルブケース（１３）内底部に常
時強（押付けられている。

〔発明が解決しようとする課題〕

このため、排水時にバルブを開くには、バネの弾力に抗
してベルトでバルブを直接引上げることとなり、大きな
引上刃を要し、切換レバーの移動も力を要してスムーズ
に操作できないことがある。

切換レバーの操作に要する力をわずかなものとするには
、カムレバーのアームの長さを長くすればよいが、近年
、洗濯機の見た目のデザインを重視する傾向にあり操作
パネルがフラン！〜化され、その結果、操作パネルと基
板との間のスペースを大きく確保することがむずかしく
、アームを長くすることができず、切換レバーの操作力
を小さくしにくかった。

本発明の目的は前記従来例の不都合を解消し、カムレバ
ーのアームの長さを長くすることなく、すなわち操作パ
ネルと基板との間のスペースを大きくせずに、排水バル
ブを開閉する切換レバーの操作力を小さくでき操作性の
向上を図ることのできる洗濯機の排水切換装置を提供す
ることにある。

〔課題を解決するための手段〕

本発明は前記目的を達成するため、横方向に開閉動作す
るよう排水バルブを配設し、中央の軸支部を中心にして
回動するＬ字形レバーの一端を前記バルブのバルブ軸に
連結し、他端に操作パネルに設けた切換レバーに連結し
たベルトの端を取付けたことを要旨とするものである。

（作用〕 本発明によれば、操作パネルに設けた切換レバーにより
ベルトが上下に移動するき、該ベルトの下端に取付けで
あるＬ字形レバーの一方の端が上下に回動し、その結果
、テコの原理で排水バルブのバルブ軸に連結したＬ字形
レバーの他方の端が左右方向に回動して、横方向に開閉
動作するよう配設しである排水バルブが開閉される。

〔実施例〕

以下、図面について本発明の実施例を詳細に説明する。

第１図は本発明の洗濯機の排水切換装置の実施例を示す
説明図、第２図は同上要部であるレバー部分の分解斜視
図、第３図は排水バルブの縦断正面図で、第４図につい
て説明した従来例と同一の構成要素については同一の参
照符号を付しである。

本発明の排水切換装置も、切換の操作部については従来
と同様に一端に平面状の水平係止部（６ａ）を設け、他
端にベルト取付部（６ｂ）を設けたＬ字形のカムレバー
（６）の中心軸を操作パネル（７）下方の基板（５）上
に揺動自在に設け、該カムレバー（６）の水平係止部（
６ａ）に直線横方向に移動可能な切換レバー（８）の下
方に突設したアーム（８ａ）を係合させ、該切換レバー
（８）の摘み（８ｂ）を操作パネル（７）に形成した長
孔（７ａ）から上方に突出させた。そして、ベルト取付
部（６ｂ）にはベルト（４）の一端を固定しておく。

図中（１）は排水バルブのバルブケース、（２）は該バ
ルブケース（１）の−側面に取付けたフタを示し、該フ
タ（２）はバルブケース（１）の側縁に適宜間隔で複数
個突設した角孔（１ａ）に、フタ（２）に設けた係止爪
（２ａ）が挿着してバルブケース（１）に取付けである
。

そして、バルブケース（１’）内にはバルブ軸（１０）
を取付けたバルブ（９）が水平横方向に移動自在に装着
され、バルブ軸（１０）の先端はフタ（２）から外側方
に突出しである。図中（１１）はバネを示し、バルブ（
９）はこのバネ（１１）によりフタ（２）と反対方向に
押し付けられている。

図中（３）は前記フタ（２）の前面に取付くＬ字形のレ
バーを示し、該レバー（３）の一方の水平アームの先端
にはベルト取付部（３ｂ）を形成し、他方の垂直アーム
をバルブ軸（１０）の支承部（３ｃ）とし、ベルト取付
部（３ｂ）と支承部（３ｃ）との交叉部に水平アームと
直交する水平方向に軸支部となるアーム（３ａ）を一体
的に突設した。

他方、フタ（２）の前面に前記レバー（３）の支承部を
設ける。この支承部は弾性係止爪（２ｂ）と支承片（２
Ｃ）とで構成され、弾性係止爪（２ｂ）は先端に係止突
起（２ｂ）’が突出し、また、支承片（２Ｃ）は板状部
材片の先端にＵ字形の切欠き（２ｃ）’を形成したもの
で、アーム（３ａ）の長さに等しい間隔で先端の係止突
起（２ｂ）を内側に向い合わせにして２個の弾性係止爪
（２ｂ）（２ｂ）を配設し、この弾性係止爪（２ｂ）（
２ｂ）間に２個の支承片（２ｃ）（２ｃ）を適宜間隔で
配設する。

以上のようにして、アーム（３ａ）を支承部に取付ける
には、アーム（３ａ）を弾性係止爪（２ｂ）（２ｂ）間
にこれを多少外側に押し広げながら挿入し、アーム（３
ａ）の途中を支承片（２Ｃ）（２Ｃ）に形成した切欠き
（２ｃ）’　　（２Ｃ）内に挿着する。この状態で、ア
ーム（３ａ）は両端を弾性係止爪（２ｂ）（２ｂ）に決
着され、端部前面が係止突起（２ｂ）’　　（２ｂ）　
　”に当接し、また、途中の背面及び上下面が支承片（
２Ｃ）（２Ｃ）で支持され、上下前後左右への移動が阻
止されかつ回動自在にフタ（２）前面に取付く。

そして、レバー（３）の下方に突出する支承部（３ｃ）
をバルブ軸（１０）の突出先端部に形成した長孔（１０
ａ）内に挿通し、ベルト取付部（３ｂ）にはベルト（４
）の下端を固定する。

次に使用法及び動作について説明する。

第３図において実線は排水バルブが閉じている状態を示
し、バルブ（９）はバネ（１１）の弾力により図におい
て右方に押し付けられ、排水流路が閉じている。

この状態でバルブ（９）に一体的に取付けであるバルブ
軸（１０）は右方に位置し、該バルブ軸（１０）の長孔
（１０ａ）内に挿通しであるレバー（３）の支承部（３
ｃ）もバルブ軸（１０）とともに右方に回動した位置に
あり、ベルト取付部（３ｂ）は下方に回動した位置にあ
る。

そして、操作パネル（７）に取付けた切換レバー（８）
は、前記のバルブ閉状態時には第１図において鎖線で示
す右方位置にあり、カムレバー（６）のベルト取付部（
６ｂ）が下方に回動し、水平係上部（６ａ）が上方に回
動した位置にある。

この状態から排水を行うには切換レバー（８）の摘み（
８ｂ）を指先でつまんでこれを第１図において左方の実
線位置に長孔（７ａ）にそってスライドさせれば、アー
ム（８ａ）が操作パネル（７）の下面にそって左方に横
移動し、カムレバー（６）の水平係止部（６ａ）が形成
されている側のアームを左方に押す。

その結果、カムレバー（６）が左方に回動し、摘み（８
ｂ）が長孔（７ａ）の最左端にまでスライドしたところ
で、アーム（８ａ）の下面が水平係止部（６ａ）上に当
接しこれと係合すると、この状態でアーム（８ａ）の下
面にカムレバー（６）の回転トルクによる上方への押圧
力が加わりアーム（８ａ）はこの位置に係止され切換レ
バー（８）が反対方向すなわち右方ヘスライドするのを
阻止する。

かかるカムレバー（６）の左方への回動により、ベルト
取付部（６ｂ）が上方へ回動しベルト（４）が引上げら
れる。

これによりベルト（４）の下端が固定されているレバー
（３）のベルト取付部（３ｂ）に第３図において上方の
鎖線位置への引上刃が加わり、レバー（３）はアーム（
３ａ）を中心軸として右方へ回動し、支承部（３Ｃ）も
左方へ移動する。

該支承部（３ｃ）の左方の鎖線位置への回動により、長
孔（１０ａ）を介してバルブ軸（１０）がバネ（１１）
の弾力に抗して左方に引張られ、該バルブ軸（１０）と
一体のバルブ（９）も左方に移動し、バルブが開き、排
水が行われる。

この時、アーム（３ａ）は両端を弾性係止爪（２ｂ）（
２ｂ）で挟着され、かつ、両端側の前面が係止突起（２
ｂ）’　　（２ｂ）’に当接し、さらに途中が切欠き（
２ｃ）’　　（２ｃ）’内に挿着して背面及び上下面が
支承片（２ｃ）（２ｃ）により支持されているので、ア
ーム（３ａ）はこのアーム支承部によって上下前後左右
の各方向への移動が阻止され、フタ（２）の前面の所定
位置で右方に回動し、その回動力をバルブ軸（ｌＯ）の
支承部（３Ｃ）に鏡実に伝える。

以上のようにして切換レバー（８）をスライドさせベル
ト（４）を引上げると、ベルト（４）とバルブ軸（９）
を連結するレバー（３）がテコとして作用し、かかるレ
バー（３）を介してバルブ（９）が開かれる。

次に、排水バルブを再び閉じるには、摘み（８ａ）を右
方ヘスライドさせればアーム（８ａ）の先端が水平係止
部（６ａ）から外れ、カムレバー（６）はその戻り力に
よって右方へ回動する。

これによりベルト（４）が引下がり、前記した排水バル
ブを開く時の動作とは逆の動作で、レバー（３）が左方
に回動しバネ（１１）の弾力によりバルブ軸（１０）が
右方に移動してバルブ（９）が閉じる。

〔発明の効果］ 以上述べたように本発明の洗濯機の排水切換装置は、排
水バルブにレバーを設け、該レバーをテコとして作用さ
せこれを介してバルブの開閉を行うようにしたので、バ
ルブを直接引上げずにすみ、操作する切換レバーにはわ
ずかな力を加えるだけで容易にバルブの開閉が行え、操
作性のよいものである。

また、操作力を小さくするために操作パネル内のレバー
を大きなものとせずにすむのでパネルのフラット化を損
うことがなく、デザイン上支障をきたすこともないもの
である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の洗濯機の排水切換装置の実施例を示す
説明図、第２回は同上要部であるレバー部分の分解斜視
図、第３図は排水バルブの縦断正面図、第４図は従来例
を示す説明図である。 （１）・・・バルブケース　　（ｌａ）・・・角孔（２
）・・・フタ　　　　　　（２ａ）・・・係止爪（２ｂ
）・・・弾性係止爪　　（２ｂ）’・・・係止突起（２
ｃ）・・・支承片 （３）・・・レバー （３ｂ）・・・ベルト取付部 （４）・・・ベルト （６）・・・カムレバー （６ｂ）・・・ヘルド取付部 （７）・・・操作パネル （８）・・・切換レバー （８ｂ）・・・摘み （１０）・・・バルブ軸 （１１）・・・バネ （１３）・・・バルブケース （２ｃ （３ａ （３ｃ （６ａ ）°・・・切欠き ）・・・アーム ）・・・支承部 ・・・基板 ）・・・水平係止部 （７ａ）・・・長孔 （８ａ）・・・アーム （９）・・・バルブ （１０ａ）・・・長孔 （１２）・・・連結片 第２図 第３図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 横方向に開閉動作するよう排水バルブを配設し、中央の
   軸支部を中心にして回動するＬ字形レバーの一端を前記
   バルブのバルブ軸に連結し、他端に操作パネルに設けた
   切換レバーに連結したベルトの端を取付けたことを特徴
   とする洗濯機の排水切換装置。