JPH04209619A - 熱可塑性ポリウレタン樹脂組成物およびその製造法 - Google Patents

熱可塑性ポリウレタン樹脂組成物およびその製造法

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JPH04209619A
JPH04209619A JP2405400A JP40540090A JPH04209619A JP H04209619 A JPH04209619 A JP H04209619A JP 2405400 A JP2405400 A JP 2405400A JP 40540090 A JP40540090 A JP 40540090A JP H04209619 A JPH04209619 A JP H04209619A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
[00011
【産業上の利用分野]本発明は熱可塑性ポリウレタン樹
脂組成物およびその製造法に関する。 [0002] 【従来の技術】従来、ポリイソシアネート化合物とイソ
シアネート基と反応しうる活性水素原子を含む基を少な
くとも2個有する化合物とを反応させて熱可塑性ポリウ
レタン樹脂組成物が得られることが知られている。 [0003]
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来のも
のは、不安定なアロファネート・ビューレット結合とい
う副反応の結合基含量が多く、経時的な分子量低下(粘
度低下)が大きく、かつ物性が低下する等の問題があっ
た。 [0004]
【課題を解決するための手段】本発明者らは、経時的な
粘度低下が少なく、かつ色相の良好な熱可塑性ポリウレ
タン樹脂組成物を得るべく鋭意検討した結果、本発明に
到達した。即ち本発明は、樹脂中のアロファネート及び
/又はビューレット基のウレタン基に対する割合が、式
{1}の範囲にある、分子量分布(My/Mn)が14
5〜10、数平均分子量(Mn)が1万以上の熱可塑性
ポリウレタン樹脂組成物及びその製造法である。 AX107/ (Mn×U)   ≦1   {1}[
式中、Mn:数平均分子量、A:アロファネート・ビュ
ーレット基含量(%)、U:ウレタン基含量(%)を示
す1 [00051本発明において使用されるポリイソシアネ
ートとしては炭素数(NGO基中の炭素を除く)2〜1
2の脂肪族ポリイソシアネート、炭素数4〜15の脂環
式ポリイソシアート、炭素数8〜12の芳香脂肪族ポリ
イソシアネート、炭素数6〜20の芳香族ポリイソシア
ネート及びこれらのポリイソシアネートの変性物(カー
ポジイミド基、ウレトジオン基、ウレトジオン基、ウレ
ア基および/またはイソシアネート基含有変性物など)
が使用できる。このようなポリイソシアネートとしては
エチレンジイソシアネート、テトラメチレンジイソシア
ネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、ドデカメチ
レンジイソシアネート、2,2.4−トリメチルヘキサ
ンジイソシアネート、リジンジイソシアネート、2,6
−ジイツシアネートメチルカプロエート、ビス(2−イ
ソシアネートエチル)フマレート、ビス(2−イソシア
ネートエチル)カーボネート、2−イソシアネートエチ
ル−2,6−ジイツシアネートヘキサノエート;イソホ
ロンジイソシアネート、ジシクロヘキシルメタンジイソ
シアネート、シクロヘキシレンジイソシアネート、メチ
ルシクロヘキシレンジイソシアネート、ビス(2−イソ
シアネートエチル)−4−シクロへキャン−1,2−ジ
カルボキシレート:キシリレンジイソシアネート、ジエ
チルベンゼンジイソシアネート・トリレンジイソシアネ
ート、ジフェニルメタンジイソシアネート、ナフチレン
ジイソシアネート;およびこれらの2種以上の混合物が
挙げられる。 [0006]本発明において使用されるイソシアネート
基と反応しうる活性水素原子を含む基を少なくとも2個
有する化合物としては、高分子ジオール(ポリエーテル
ジオール、ポリエステルジオールなど)、低分子ジオー
ル類(ポリエーテルジオールの項に記載のもの)、低分
子トリオール類(トリメチロールプロパン、ヘキサント
リオール、グリセリンなど)、低分子ジアミン類(エチ
レンジアミン、プロピレンジアミン、イソホロンジアミ
ン、2,2.4−トリメチルへキサメチレンジアミン、
1,4−ジアミノヘキサンなど)、ヒドラジン類、ヒド
ラジド類など、およびこれらの2種以上の混合物が挙げ
られる。 [0007]上記に例示した活性水素含有化合物のうち
、低分子ジオール、低分子ジアミンなどは、上記に例示
した更に高分子量の活性水素含有化合物およびポリイソ
シアネートと併用してウレタン化反応の鎖伸長剤とする
こともできる。 [0008]ポリエーテルジオールとしては低分子ジオ
ール[エチレングリコール、ジエチレングリコール、プ
ロピレングリコール、ジプロピレングリコール、1.4
−。 1.3−ブタンジオール、ネオペンチルグリコール、1
.6−ヘキサンジオール、1,8−オクタメチレンジオ
ール、アルキルジアルカノールアミン;環状基を有する
低分子ジオール類〔例えば特公昭45−1474号記載
のもの:ビス(ヒドロキシメチル)シクロヘキサン、m
−およびp−キシリレングリコール、ビス(ヒドロキシ
メチル)ベンゼン、1.4−ビス(2−ヒドロキシエト
キシ)ベンゼン、4,4′−ビス(2−ヒドロキシエト
キシ)−ジフェニルプロパン(ビスフェノールAのエチ
レンオキシド付加物)等〕、およびこれらの2種以上の
混合物など]のアルキレンオキシド(炭素数2〜4のア
ルキレンオキシド:エチレンオキシド、プロピレンオキ
シド、1.2−、2.3−、1.3−ブチレンオキシド
など)付加物、およびアルキレンオキシド、環状エーテ
ル(テトラヒドロフランなど)を開環重合または開環共
重合(ブロックおよび/またはランダム)させて得られ
るもの、例えばポリエチレングリコール、ポリプロピレ
ングリコール、ポリエチレン−ポリプロピレン(ブロッ
クおよび/またはランダム)グリコール、ポリテトラメ
チレンエーテルグリコール、ポリテトラメチレン−エチ
レン(ブロックおよび/またはランダム)グリコール、
ポリテトラメチレン−プロピレン(ブロックおよび/ま
たはランダム)グリコール、ポリへキサメチレンエーテ
ルグリコール、ポリオクタメチレンエーテルグノコール
およびこれらの2種以上の混合物が挙げられる。 [0009]ポリエステルジオールには、低分子ジオー
ルおよび/または分子量1000以下のポリエーテルジ
オールとジカルボン酸および/またはヒドロキシモノカ
ルボン酸とを反応させて得られる縮合ポリエステルジオ
ールや、ラクトンの開環重合により得られるポリラクト
ンジオールなどが含まれる。上記低分子ジオールとして
はポリエーテルジオールの項で述べたものが挙げられる
。分子量1000以下のポリエーテルジオールとしては
、前記ポリエーテルジオール例えばポリエチレングリコ
ール、ポリテトラメチレンエーテルグリコール、ポリプ
ロピレングリコール、トリエチレングリコール;および
これらの2種以上の混合物が挙げられる。また、ジカル
ボン酸としては脂肪族ジカルボン酸(コハク酸、アジピ
ン酸、セバシン酸、グルタル酸、アゼライン酸、マレイ
ン酸、フマル酸など)、芳香族ジカルボン酸くテレフタ
ル酸、イソフタル酸など)およびこれらの2種以上の混
合物が挙げられ、:ラクトンとしてはγ−ブチロラクト
ン、ε−カプロラクトンなどが挙げられる。 [00101ポリエステルジオールは通常の方法、例え
ば低分子ジオールおよび/または分子域1000以下の
ポリエーテルジオールを、ジカルボン酸もしくはそのエ
ステル形成性誘導体[例えば無水物(無水マレイン酸、
無水フタル酸など)、低級エステル(テレフタル酸ジメ
チルなど)、ハライドなど]と、またはその無水物およ
びアルキレンオキシド(例えばエチレンオキシドおよび
/またはプロピレンオキシド)とを反応(縮合)させる
。あるいは開始剤(低分子ジオールおよび/または分子
量1000以下のポリエーテルジオールおよびポリエス
テルジオール)にラクトンを付加させることにより製造
することができる。 [00111これらのポリエステルジオールの具体例と
しては、ポリエチレンアジペート、ポリブチレンアジペ
ート、ポリへキサメチレンアジペート、ポリネオペンチ
ルアジペート、ポリエチレンプロピレンアジペート、ポ
リエチレンブチレンアジペート、ポリブチレンヘキサメ
チレンアジペート、ポリジエチレンアジペート、ポリ(
ポリテトラメチレンエーテル)アジペート、ポリエチレ
ンアゼレート、ポリエチレンセバケート、ポリブチレン
アゼレート、ポリブチレンセバケート、ポリカブロラク
トンジオール、ポリカーボネートジオール;およびこれ
らの2種以上の混合物が挙げられる。 [0012]これらのポリエーテルジオール、ポリエス
テルジオールなどの高分子ジオールの平均分子量(水酸
基価測定による)は通常500〜5000、好ましくは
700〜4000である。 [0013]また、この反応時、必要により触媒を用い
ることもできる。用いる場合の触媒としては例えばジブ
チルスズジラウレート、ジオクチルスズジラウレートな
どの有機金属化合物やトリエチルアミン、ジアザビシク
ロウンデセンなどのアミン類などが挙げられる。 [0014]また、目的に応じて、溶剤、例えばアミド
(ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド等)、
ケトン(アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブ
チルケトン等)、エステル(酢酸エチル、酢酸ブチル等
)、エーテル(テトラハイドロフラン等)、芳香族炭化
水素(トルエン、キシレン等)、スルホキサイド(ジメ
チルスルホキサイド等)、アルコール(エタノール、イ
ソプロピルアルコール等)、およびこれらの2種以上の
混合溶媒などを、直接多軸混練機のスクリュー上に一定
量比で仕込むことにより、ポリウレタン樹脂の溶液を連
続的に製造することも可能である。該溶液の濃度は通常
5〜70%、好ましくは10〜50%である。 [0015]また、必要により、重合停止剤[例えば1
価アルコール(メタノール、ブタノール、シクロヘキサ
ノールなど)、1価アミン(メチルアミン、ブチルアミ
ン、シクロヘキシルアミンなど)]を用いることもでき
る。 [0016]また、必要により他の熱可塑性樹脂、例え
ばポリ塩化ビニル、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合物な
どを前記各原料中に混合するか、または直接多軸混練機
のスクリュー上に一定量比で仕込むことにより、これら
の樹脂とポリウレタン樹脂との均一な混合樹脂を連続的
に製造することも可能である。 [0017)さらに、目的に応じて、着色剤、酸化防止
剤、滑り防止剤などの添加剤を同様にして併用すること
もできる。適当なものとしては、例えば微粉化された各
種オイルカラー、顔料、カーボンブラック、ステアリン
酸およびその塩類などおよびワックス類などが用いられ
る。 [0018]本発明方法にしたがって熱可塑性ポリウレ
タン樹脂組成物を製造する場合、全原料中のイソシアネ
ート基とこれと反応しうる活性水素を含む基との当量比
は、0.9〜1.2であり、高分子ジオールと低分子量
化合物との量比は、原料の種類と樹脂の使用目的に応じ
て広範囲に変えることができる。例えば、合成皮革用途
の時は当量比1/1〜1150、接着剤用の樹脂を得た
いときは30/1〜1/30が好ましい。 [0019]また原料を仕込むに際して、必要に応じて
全原料を予備混合する場合には、混合機中の滞留時間を
短時間、望ましくは60秒以下に抑え、高速かきまぜ下
に通過させる。 [00201本発明方法において用いられる多軸混練機
としては公知の各種混合機、例えば押出機、ニーダ−バ
ンバリーミキサ−などが挙げられる。 [00211多軸混練機中において、反応温度は通常1
60〜280℃、好ましくは190〜250℃に保ち、
滞留時間は通常1〜30分、好ましくは2〜15分で、
式2式% [式中、T:樹脂温度(’C) 、 V :多軸混練機
有効容積(l)、X:原料供給量(Kg/分)、L/D
:多軸混練機の長さと直径の比を示す]を満たす条件下
、出口より連続的に押し出すのがよい。 [0022]好ましくは、T−V/X−L、”D X 
1000が、5ないし100になるような条件下で行な
う。T・V/X−L、/D X 1000が2未満では
、得られた熱可塑性ポリウレタン樹脂組成物の経時的な
粘度低下が大きくなる。T・V、’X−L/’D X 
1000が、150を越えると、得られた熱可塑性ポリ
ウレタン樹脂組成物の色相が悪くなる。 [0023]また出口は所望される製品形状に応じて種
々の形を選ぶことにより、直接成形品として取り出すこ
とも可能である。また十分な混線効果を与えるために、
出口部に多数孔を有するプレートまたは細密な網などを
設けて圧力を加えることもできる。 [0024]反応圧力は特に制限はないが工業的生産を
考えたとき通常O〜20気圧、好ましくは0〜10気圧
である。 [00251本発明の熱可塑性ポリウレタン樹脂組成物
は、そのまま、あるいは必要に応じて溶解、他樹脂との
配合などにより、合成皮革、コーティング、塗料、接着
剤、成形品(コンテナ、ケース類、バンパー、ホース類
、フィルムなど)など広い用途に有用である。 (o 026]
【実施例】以下実施例により本発明を更に説明するが本
発明はこれに限定されるものではない。 以下、部は重
量部を示す。なお実施例中での略記号は下記の意味を示
す。 [0027]実施例1 十分に脱水したポリカプロラクトンジオール(M!=2
010、以下PCLと略記)と、1,4−ブタンジオー
ル(以下BGと略記)との重量比100 :12.4の
混合物、および4,4′−ジフェニルメタンジイソシア
ネート(以下MDIと略記)をそれぞれ貯蔵器に融解し
て70〜90℃に保温しておき、この両者をそれぞれ定
量ポンプで重量比100:42.3の割合の速度で連続
的に2軸押比機(株式会社 東洋精機製作新製2D25
−3型、20mmφ、L/D=25)のホッパー口と接
続した高速混合機に送り、高速混合機内を通過中(滞留
時間9秒)に均一に混合された粘性液を、外側から加熱
されたシリンダー内を相互に噛み合いながら同方向、同
速度で回転している2本のスクリューにより、加熱混練
しながら反応させて、連続的に押しだし熱可塑性弾性体
を得た。 本実施例に使用した装置の容量および実施条
件は表1に示す。得られた本発明の組成物の強伸度物性
、数平均分子量(以下Mnと略記)、アロファネート・
ビューレット基含量(以下A基含量と略記)、ウレタン
基含量(以下U基含量と略記)、およびDMFの30%
溶液とした時の粘度の経時変化(以下粘度経変と略記)
を測定した。その測定結果を表1に示す。 [0028]比較例1.2 十分に脱水したPCL (Mw=2010)と、BGと
の重量比100:12.4の混合物、およびMDIとを
、重量比100:42.3の割合で、実施例1と同様の
方法で、2軸押比機(株式会社東洋精機製作所製2D2
5−5型、20mmΦ、L、’D=25) 、または]
]ンティニア肛−タ゛−株式会社 栗本鐵工所製KRC
−32型、50mmφ、L/D=8.9)で、連続的に
反応させ、熱可塑性弾性体組成物を得た。本比較例に使
用した装置の容量および実施条件、得られた本発明の組
成物の強伸度物性、Mn、A基含量、U基含量、粘度経
変の測定結果を表1に示す。 [0029]
【表1】 (00301(注) Mn:GPC、ポリスチレン換算 A含量:下記方法で測定したアロファネート・ビューレ
ット結合基含量のNC0%換算値; アロファネート・ビューレット結合を過剰量のジ−n−
ブチルアミン(以下DBAと略記)で分解しく90℃×
2時間)、残留アミンをアセトアミド化した後ガスクロ
マトグラフィーで定量し、アロファネート・ビューレッ
ト結合を定量する方法[武田薬品研究所報、 47.1
05 (l988) ]のDBAによる分解条件を、9
0℃×2時間から70℃×40分に変更し、定量精度(
NC0%換算値)を10.02%から±0.005%に
アップした方法。 U含量:原料仕込量から計算したウレタン結合基含篭の
NC0%換算値。 粘度経変=30%DMF溶液の粘度(B型粘度計)の低
下率(80℃×20時間)。 色相:30%DMF溶液の色相(APHA)。 [00311実施例2 十分に脱水したポリテトラメチレンエーテルグリコール
(Mw=1995、以下PTMGと略記)と、MDIと
を、重量比100:67.3の割合で攪拌機付のタンク
の中で110℃で20分間反応させて得た末端にイソシ
アネート基を有するプレボッマーと、BGとを、重量比
100:11.55の割合で、実施例1と同様の方法で
連続的に反応させ、熱可塑性弾性体を得た。本実施例に
使用した装置の容量および実施条件、得られた本発明の
組成物の強伸度物性、Mn、 A基含量、U基含量、粘
度緑変の測定結果を表2に示す。 [0032]比較例3.4 十分に脱水したPTMG (MW=1955)と、MD
Iとを、重量比100二67.3の割合で攪拌機付のタ
ンクの中で110℃で20分間反応させて得た末端にイ
ソシアネート基を有するプレボッマーと、BGとを、重
量比 100:11.55の割合で、実施例1と同様の
方法で連続的に反応させ、熱可塑性弾性体組成物を得た
。本実施例に使用した装置の容量および実施条件、得ら
れた本発明の組成物の強伸度物性、Mn、 A基含量、
U基含量、粘度緑変の測定結果を表2に示す。 [0033]
【表2】 [0034]
【発明の効果】本発明の熱可塑性ポリウレタン樹脂組成
物は以下の効果を奏する。 1、本発明の組成物は、従来の熱可塑性ポリウレタン樹
脂組成物と異なり、経時的な分子量低下・物性低下をほ
とんど起こさない。 2、本発明の組成物を熱可塑性ポリウレタン樹脂組成物
溶液として用いた場合、該溶液は経時的な粘度低下が少
なく粘度安定性に優れている。36本発明の組成物の製
造法は、高温・短時間反応で行うため、生産性が著しく
高く、かつ製造コストが低い。 上記効果を奏することから本発明の熱可塑性ポリウレタ
ン樹脂組成物は例えば、合成皮革をはじめとして、コー
ティング、塗料、接着剤、成型品等さまざまな用途に有
用である。 (72)発明者

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】樹脂中のアロフアネート及び/又はビュー
    レット基のウレタン基に対する割合が、式{1}の範囲
    にある、分子量分布(Mw/Mn)が1.5〜10、数
    平均分子量(Mn)が1万以上の熱可塑性ポリウレタン
    樹脂組成物。 A×10^7/(Mn×U)≦1{1} [式中、Mn:数平均分子量、A:アロファネート・ビ
    ューレット基含量(%)、U:ウレタン基含量(%)を
    示す]
  2. 【請求項2】ポリイソシアネート化合物とイソシアネー
    ト基と反応しうる活性水素原子を含む基を少なくとも2
    個有する化合物とを多軸混練機に、式{2}の条件を満
    たす割合で供給し、反応温度160〜280℃、滞留時
    間1〜30分の条件下で反応させる請求項1記載の熱可
    塑性ポリウレタン樹脂組成物の製造法。 2≦T×V/X×L/D×10^3≦150{2}[式
    中、T:樹脂温度(℃)、V:多軸混練機有効容積(l
    )、X:原料供給量(Kg/分)、L/D:多軸混練機
    の長さと直径の比を示す]
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