JPH04309516A - 熱可塑性ポリウレタン樹脂の製法 - Google Patents

熱可塑性ポリウレタン樹脂の製法

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JPH04309516A
JPH04309516A JP10191591A JP10191591A JPH04309516A JP H04309516 A JPH04309516 A JP H04309516A JP 10191591 A JP10191591 A JP 10191591A JP 10191591 A JP10191591 A JP 10191591A JP H04309516 A JPH04309516 A JP H04309516A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は熱可塑性ポリウレタン樹
脂の製法に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、ポリイソシアネート化合物と活性
水素含有基を少なくとも2個有する化合物とを、イソシ
アネート基:活性水素含有基の当量比を実質1:1で、
長時間反応させて高分子量の熱可塑性ポリウレタン樹脂
が得られることが知られている。また、ポリイソシアネ
ート化合物と、分子量1500〜3000の活性水素含
有基を少なくとも2個有する化合物とを、イソシアネー
ト基:活性水素含有基の当量比を2:1で反応させて両
末端イソシアネート基を有するプレポリマーを生成し、
次に該プレポリマーを低分子量ジアミン化合物、低分子
量ジオール化合物または水などの鎖伸長剤と反応させて
、熱可塑性ポリウレタン樹脂を製造する方法が知られて
いるが、鎖伸長反応において高分子量化する際にゲル化
がしばしば惹起するため、高分子量の熱可塑性ポリウレ
タン樹脂を得ることは困難である。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】従来の高分子量の熱可
塑性ポリウレタン樹脂を製造する方法[ポリイソシアネ
ート化合物と活性水素含有基を少なくとも2個有する化
合物とを、イソシアネート基:活性水素含有基の当量比
を実質1:1で、長時間反応させる]は、反応時間が長
く、かつ得られたポリウレタン樹脂は、不安定なアロフ
ァネート・ビューレット結合という副反応の結合基含量
が多く、経時的な分子量低下(粘度低下)が大きく、か
つ物性が低下する等の問題があった。 【0004】 【課題を解決するための手段】本発明者らは、反応時間
が短く、経時的な粘度低下が少なく、かつ色相の良好な
熱可塑性ポリウレタン樹脂を得るべく鋭意検討した結果
、本発明に到達した。すなわち、本発明は、ポリイソシ
アネート化合物(a)と、活性水素含有基を少なくとも
2個有する化合物(b)とを、イソシアネート基:活性
水素含有基の当量比を1.0〜1.3:1.0で反応さ
せて得られる、片末端又は両末端にイソシアネート基を
有し、イソシアネート基の含有重量が0.05%〜1.
5%であり、かつ重量平均分子量が5,000〜200
,000のウレタンプレポリマー(A)と、鎖伸長剤(
B)とを反応させ重量平均分子量50,000〜5,0
00,000まで高分子量化することを特徴とする熱可
塑性ポリウレタン樹脂の製法である。 【0005】本発明において、ポリイソシアネート化合
物(a)としては、例えば、炭素数(NCO基中の炭素
を除く)2〜12の脂肪族ポリイソシアネート、炭素数
4〜15の脂環式ポリイソシアート、炭素数8〜12の
芳香脂肪族ポリイソシアネート、炭素数6〜20の芳香
族ポリイソシアネート、及びこれらのポリイソシアネー
トの変性物が挙げられる。このようなポリイソシアネー
トの具体例としては、エチレンジイソシアネート、テト
ラメチレンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシ
アネート、ドデカメチレンジイソシアネート、2,2,
4−トリメチルヘキサンジイソシアネート、リジンジイ
ソシアネート、2,6−ジイソシアネートメチルカプロ
エート、ビス(2−イソシアネートエチル)フマレート
、ビス(2−イソシアネートエチル)カーボネート、2
−イソシアネートエチル−2,6−ジイソシアネートヘ
キサノエートなどの脂肪族ポリイソシアネート;イソホ
ロンジイソシアネート、ジシクロヘキシルメタンジイソ
シアネート、シクロヘキシレンジイソシアネート、メチ
ルシクロヘキシレンジイソシアネート、ビス(2−イソ
シアネートエチル)−4−シクロヘキセン−1,2−ジ
カルボキシレートなどの脂環式ポリイソシアート;キシ
リレンジイソシアネート、ジエチルベンゼンジイソシア
ネートなどの芳香脂肪族ポリイソシアネート;トリレン
ジイソシアネート、ジフェニルメタンジイソシアネート
、ナフチレンジイソシアネートなどの芳香族ポリイソシ
アネート;これらのポリイソシアネートの変性物(カー
ボジイミド基、ウレトジオン基、ウレトイミン基、ウレ
ア基および/またはイソシアネート基含有変性物など)
;及びこれらの2種以上の混合物が挙げられる。 【0006】本発明において、活性水素含有基を少なく
とも2個有する化合物(b)としては、低分子ジオール
類、高分子ジオール類(ポリエーテルジオール、ポリエ
ステルジオールなど)、低分子トリオール類(トリメチ
ロールプロパン、ヘキサントリオール、グリセリンなど
)、低分子ジアミン類(エチレンジアミン、プロピレン
ジアミン、イソホロンジアミン、2,2,4−トリメチ
ルヘキサメチレンジアミン、1,4−ジアミノヘキサン
など)、ヒドラジン類(ヒドラジン、メチルヒドラジン
など)、ヒドラジド類(酢酸ヒドラジド、プロピオン酸
ヒドラジドなど)など、およびこれらの2種以上の混合
物が挙げられる。これらのうち好ましいものは、高分子
ジオール類(ポリエーテルジオール、ポリエステルジオ
ールなど)、低分子ジオール類、およびこれらの2種以
上の混合物である。 【0007】低分子ジオール類としては、例えば、脂肪
族低分子ジオール類[エチレングリコール、ジエチレン
グリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリ
コール、1,4−,1,3−ブタンジオール、ネオペン
チルグリコール、1,6−ヘキサンジオール、1,8−
オクタメチレンジオール、アルキルジアルカノールアミ
ンなど];環状基を有する低分子ジオール類[特公昭4
5−1474号記載のもの:ビス(ヒドロキシメチル)
シクロヘキサン、m−およびp−キシリレングリコール
、ビス(ヒドロキシメチル)ベンゼン、1,4−ビス(
2−ヒドロキシエトキシ)ベンゼン、4,4′−ビス(
2−ヒドロキシエトキシ)−ジフェニルプロパン(ビス
フェノールAのエチレンオキシド付加物)など]、およ
びこれらの2種以上の混合物が挙げられる。 【0008】ポリエーテルジオールとしては、例えば、
これら低分子ジオール類のアルキレンオキシド(炭素数
2〜4のアルキレンオキシド:エチレンオキシド、プロ
ピレンオキシド、1,2−,2,3−,1,3−ブチレ
ンオキシドなど)付加物;これらアルキレンオキシド、
もしくは環状エーテル(テトラヒドロフランなど)を開
環重合もしくは開環共重合(ブロックおよび/またはラ
ンダム)させて得られるもの[ポリエチレングリコール
、ポリプロピレングリコール、ポリエチレン−ポリプロ
ピレン(ブロックおよび/またはランダム)グリコール
、ポリテトラメチレンエーテルグリコール、ポリテトラ
メチレンーエチレン(ブロックおよび/またはランダム
)グリコール、ポリテトラメチレン−プロピレン(ブロ
ックおよび/またはランダム)グリコール、ポリヘキサ
メチレンエーテルグリコール、ポリオクタメチレンエー
テルグリコールなど];並びにこれらの2種以上の混合
物が挙げられる。 【0009】ポリエステルジオールとしては、前記に例
示した低分子ジオール類および/または前記に例示した
ポリエーテルジオールのうち、分子量1000以下のも
のとジカルボン酸および/またはヒドロキシモノカルボ
ン酸とを反応させて得られる縮合ポリエステルジオール
や、ラクトンの開環重合により得られるポリラクトンジ
オールなどが挙げられる。上記ジカルボン酸としては脂
肪族ジカルボン酸(コハク酸、アジピン酸、セバシン酸
、グルタル酸、アゼライン酸、マレイン酸、フマル酸な
ど)、芳香族ジカルボン酸(テレフタル酸、イソフタル
酸など)およびこれらの2種以上の混合物が挙げられる
。上記ラクトンとしては、γ−ブチロラクトン、ε−カ
プロラクトンなどが挙げられる。 【0010】これらのポリエステルジオールの具体例と
しては、ポリエチレンアジペート、ポリブチレンアジペ
ート、ポリヘキサメチレンアジペート、ポリネオペンチ
ルアジペート、ポリエチレンプロピレンアジペート、ポ
リエチレンブチレンアジペート、ポリブチレンヘキサメ
チレンアジペート、ポリジエチレンアジペート、ポリ(
ポリテトラメチレンエーテル)アジペート、ポリエチレ
ンアゼレート、ポリエチレンセバケート、ポリブチレン
アゼレート、ポリブチレンセバケート、ポリカプロラク
トンジオール、ポリカーボネートジオール;およびこれ
らの2種以上の混合物が挙げられる。 【0011】これらのポリエーテルジオール、ポリエス
テルジオールなどの高分子ジオールの平均分子量(水酸
基価測定による)は通常500〜5000、好ましくは
700〜4000である。 【0012】ポリイソシアネート化合物(a)と、活性
水素含有基を少なくとも2個有する化合物(b)との反
応時、必要により触媒を用いることもできる。用いる場
合の触媒としては例えばジブチルスズジラウレート、ジ
オクチルスズジラウレートなどの有機金属化合物やトリ
エチルアミン、ジアザビシクロウンデセンなどのアミン
類などが挙げられる。 【0013】また、この反応は溶剤の存在下又は非存在
下で行われ、非存在下で行った場合には後から溶剤を加
えるか又は、一度固形の樹脂を製造した後、溶剤に溶解
する方法などを行うことができる。使用される溶剤とし
ては、例えばアミド(ジメチルホルムアミド、ジメチル
アセトアミド等)、ケトン(アセトン、メチルエチルケ
トン、メチルイソブチルケトン等)、エステル(酢酸エ
チル、酢酸ブチル等)、エーテル(テトラハイドロフラ
ン等)、芳香族炭化水素(トルエン、キシレン等)、ス
ルホキサイド(ジメチルスルホキサイド等)、アルコー
ル(エタノール、イソプロピルアルコール等)、および
これらの2種以上の混合物が挙げられる。該溶液の濃度
は通常5〜70%、好ましくは10〜50%である。 【0014】ウレタンプレポリマー(A)を製造する際
の、反応成分中のイソシアネート基:活性水素含有基の
当量比は、通常1.0〜1.3:1.0、好ましくは1
.0〜1.1:1.0である。 【0015】該ウレタンプレポリマー(A)のイソシア
ネート基の含有重量(NCO%)は、通常0.05〜1
.5%、好ましくは0.1〜0.5%である。NCO%
がが1.5%を越えると、鎖伸張反応時に、反応が局部
的に進行し、ゲル化現象を起こし易い。また、0.05
%未満では、製造に時間がかかり、かつ色相が悪く、か
つ不安定なアロファネート・ビューレット結合という副
反応の結合基含量が多く、経時的な分子量低下(粘度低
下)が大きく、かつ物性が低下する。該ウレタンプレポ
リマー(A)の重量平均分子量は、通常5,000〜2
00,000、好ましくは20,000〜150,00
0である。重量平均分子量が5,000未満では、鎖伸
張反応時に、反応が局部的に進行し、ゲル化現象を起こ
し易い。 また、20,000を越えると、製造に時間がかかり、
かつ色相が悪く、かつ不安定なアロファネート・ビュー
レット結合という副反応の結合基含量が多く、経時的な
分子量低下(粘度低下)が大きく、かつ物性が低下する
。 【0016】該ウレタンプレポリマー(A)の製造の際
の反応温度は、溶剤存在下では通常30〜100℃であ
り、溶剤非存在下では通常50〜230℃である。 【0017】本発明において、鎖伸長剤(B)としては
、低分子ジアミン類(エチレンジアミン、プロピレンジ
アミン、イソホロンジアミン、2,2,4−トリメチル
ヘキサメチレンジアミン、1,4−ジアミノヘキサンな
ど)、ヒドラジン類(ヒドラジン、メチルヒドラジンな
ど)、ヒドラジド類(酢酸ヒドラジド、プロピオン酸ヒ
ドラジドなど)、低分子ジオール類(ポリエーテルジオ
ールの項に記載のもの)、低分子トリオール類(トリメ
チロールプロパン、ヘキサントリオール、グリセリンな
ど)など、およびこれらの2種以上の混合物が挙げられ
る。これらのうち好ましいものは、低分子ジアミン類(
エチレンジアミン、プロピレンジアミン、イソホロンジ
アミン、2,2,4−トリメチルヘキサメチレンジアミ
ン、1,4−ジアミノヘキサンなど)、ヒドラジン類(
ヒドラジン、メチルヒドラジンなど)およびこれらの2
種以上の混合物である。 【0018】該ウレタンプレポリマー(A)と鎖伸長剤
(B)との反応は、ウレタンプレポリマー(A)に鎖伸
長剤(B)を添加するか、または鎖伸長剤(B)にウレ
タンプレポリマー(A)を添加する方法を行うことがで
きる。  また、該ウレタンプレポリマー(A)のイソ
シアネート基:鎖伸長剤(B)の活性水素含有基との当
量比は、通常1.0〜1.3/1.0、好ましくは1.
0〜1.1/1.0である。この反応温度は、通常0〜
200℃、好ましくは30〜70℃である。 【0019】また、必要により、重合停止剤[例えば1
価アルコール(メタノール、ブタノール、シクロヘキサ
ノールなど)、1価アミン(メチルアミン、ブチルアミ
ン、シクロヘキシルアミンなど)]を用いることもでき
る。 【0020】本発明の熱可塑性ポリウレタン樹脂の重量
平均分子量は、通常50,000〜5,000,000
、好ましくは100,000〜3,000,000であ
る。重量平均分子量が50,000未満では、樹脂物性
が悪く、また溶液として使用した場合、溶液粘度が低く
コーティング適性が悪い。5,000,000以上では
、製造に長時間を要する。 【0021】本発明の熱可塑性ポリウレタン樹脂は、そ
のまま、あるいは必要に応じて溶解、他樹脂との配合な
どにより、合成皮革、コーティング、塗料、接着剤、成
形品(フィルムなど)など広い用途に有用である。 【0022】 【実施例】以下実施例により本発明を更に説明するが本
発明はこれに限定されるものではない。  以下、部は
重量部を示す。なお実施例中での略記号は下記の意味を
示す。 【0023】実施例1 十分に脱水した両末端に水酸基を有する平均分子量24
92のポリエチレンアジペート(以下PEAと略記)1
00部と、エチレングリコール(以下EGと略記)7.
97部とをジメチルホルムアミド(以下DMFと略記)
353部中に溶解し、4,4’−ジフェニルメタンジイ
ソシアネート(以下MDIと略記)43.4部を加え、
70℃で2時間反応させ、固形分のNCO%が0.36
%、重量平均分子量が42,000、溶液粘度が20℃
で1,700cpsのプレポリマーのDMF30%溶液
を得た。このプレポリマー溶液にイソホロンジアミン(
以下IPDAと略記)1.0部のDMF30%溶液を加
え、50℃で30分反応させた後、メタノール2部を加
え重合停止し、重量平均分子量が450,000、溶液
粘度が20℃で540,000cpsのポリウレタン樹
脂溶液を得た。本実施例の実施条件、得られた本発明の
ポリウレタン樹脂溶液の色相、粘度の経時変化(以下粘
度経変と略記)、ポリウレタン樹脂の強伸度物性、重量
平均分子量(以下Mwと略記)、アロファネート・ビュ
ーレット基含量(以下A基含量と略記)の測定結果を表
1に示す。 【0024】実施例2 十分に脱水したポリカプロラクトンジオール(Mw=2
010)126部、1,4−ブタンジオール15部とを
DMF800部中に溶解し、MDI59部を加え、70
℃で3時間反応させ、固形分のNCO%が0.15%、
重量平均分子量が78,000、溶液粘度が20℃で8
00cpsのプレポリマーのDMF20%溶液を得た。 このプレポリマー溶液にIPDA0.9部のDMF20
%溶液を加え、50℃で30分反応させ、重量平均分子
量が820,000、溶液粘度が20℃で340,00
0cpsのポリウレタン樹脂溶液を得た。 本実施例の実施条件、得られた本発明のポリウレタン樹
脂溶液の色相、粘度経変、ポリウレタン樹脂の強伸度物
性、Mw、A基含量の測定結果を表1に示す。 【0025】比較例1 十分に脱水したPEA(Mw=2492)100部とE
G7.97部とをDMF352部中に溶解し、MDI4
2.8部を加え、70℃で15時間反応させ、固形分の
NCO%が0.01%以下、重量平均分子量が180,
000、溶液粘度が20℃で210,000cpsのポ
リウレタン樹脂溶液を得た。  本比較例の実施条件、
得られた本発明のポリウレタン樹脂溶液の色相、粘度経
変、ポリウレタン樹脂の強伸度物性、Mw、A基含量の
測定結果を表1に示す。       【0026】比較例2 十分に脱水したPEA(Mw=2492)100部とE
G7.97部とをDMF449部中に溶解し、MDI8
4.3部を加え、70℃で2時間反応させ、固形分のN
CO%が7.34%、分子量が1,140のプレポリマ
ーのDMF30%溶液を得た。このプレポリマー溶液を
30℃に冷却し、IPDA28.5部のDMF30%溶
液を加えると、瞬時にゲル化現象を起こし、ポリウレタ
ン樹脂溶液は得られなかった。 【0027】 【表1】   【0028】(注) 重量平均分子量:GPC、ポリスチレン換算A含量:下
記方法で測定したアロファネート・ビューレット結合基
含量のNCO%換算値; アロファネート・ビューレット結合を過剰量のジ−n−
ブチルアミン(以下DBAと略記)で分解し(90℃×
2時間)、残留アミンをアセトアミド化した後ガスクロ
マトグラフィーで定量し、アロファネート・ビューレッ
ト結合を定量する方法[武田薬品研究所報,47,10
5(1988)]のDBAによる分解条件を、90℃×
2時間から70℃×40分に変更し、定量精度(NCO
%換算値)を±0.02%から±0.005%にアップ
した方法。 粘度経変:30%DMF溶液の粘度(B型粘度計)の低
下率(80℃×20時間)。 色相:30%DMF溶液の色相(APHA)。 【0029】実施例3〜6 表2に示す各実施例のとおりの原料を、実施例1と同様
の方法で反応させ、ポリウレタン樹脂溶液を得た。各実
施例の実施条件、得られた各ポリウレタン樹脂溶液の色
相、粘度経変、各ポリウレタン樹脂の強伸度物性、Mw
、A基含量の測定結果を表3に示す。 【0030】 【表2】   【0031】(注) TDI:トリレンジイソシアネート PTMG1400:ポリテトラメチレンエーテルグリコ
ール(分子量1400) PPG2005:ポリプロピレングリコール(分子量2
005) PBA2460:ポリブチレンアジペート(分子量24
60) PCL2010:ポリカプロラクトンジオール(分子量
2010) HG:1,6−ヘキサンジオール HDAM:4,4’−ジアミノジヘキシルメタンDAM
:4,4’−ジアミノジフェニルメタンEA:エチレン
ジアミン 【0032】 【表3】 【0033】 【発明の効果】本発明製法により得られる熱可塑性ポリ
ウレタン樹脂は以下の効果を奏する。 1.本発明の組成物は、従来の熱可塑性ポリウレタン樹
脂と異なり、経時的な分子量低下・物性低下をほとんど
起こさない。 2.本発明の組成物を熱可塑性ポリウレタン樹脂溶液と
して用いた場合、該溶液は経時的な粘度低下が少なく粘
度安定性に優れている。 3.本発明の組成物の製造法は、短時間反応で行うため
、生産性が著しく高く、かつ製造コストが低い。 上記効果を奏することから本発明の熱可塑性ポリウレタ
ン樹脂は例えば、合成皮革をはじめとして、コーティン
グ、塗料、接着剤、成型品等さまざまな用途に有用であ
る。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ポリイソシアネート化合物(a)と、活性
    水素含有基を少なくとも2個有する化合物(b)とを、
    イソシアネート基:活性水素含有基の当量比を1.0〜
    1.3:1.0で反応させて得られる、片末端又は両末
    端にイソシアネート基を有し、イソシアネート基の含有
    重量が0.05%〜1.5%であり、かつ重量平均分子
    量が5,000〜200,000のウレタンプレポリマ
    ー(A)と、鎖伸長剤(B)とを反応させ重量平均分子
    量50,000〜5,000,000まで高分子量化す
    ることを特徴とする熱可塑性ポリウレタン樹脂の製法。
  2. 【請求項2】活性水素含有基を少なくとも2個有する化
    合物(b)の活性水素含有基が、ヒドロキシル基である
    請求項1記載の製法。
  3. 【請求項3】鎖伸長剤(B)が、アミノ基を少なくとも
    2個有する化合物である請求項1又は2記載の製法。
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JPH0745558B2 (ja) 1995-05-17

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