JPH10237164A - ポリ乳酸系共重合体の製造方法及びポリ乳酸系共重合体 - Google Patents

ポリ乳酸系共重合体の製造方法及びポリ乳酸系共重合体

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JPH10237164A
JPH10237164A JP9057059A JP5705997A JPH10237164A JP H10237164 A JPH10237164 A JP H10237164A JP 9057059 A JP9057059 A JP 9057059A JP 5705997 A JP5705997 A JP 5705997A JP H10237164 A JPH10237164 A JP H10237164A
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based copolymer
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acid
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 十分な高分子量と優れた耐衝撃性・透明性・
柔軟性を有する生分解性ポリ乳酸系共重合体の製造方法
及びポリ乳酸系共重合体を提供する。 【解決手段】 ポリ乳酸(A)45〜99重量%とポリ
ウレタン(B)1〜55重量%とを、カルバミン酸エス
テルに対するエステル交換及び/又はエステルアミド交
換触媒(C)の存在下に、230℃以下の温度でエステ
ル交換及び/又はエステルアミド交換反応させる。ポリ
ウレタン(B)はポリエステルポリウレタンが好まし
く、反応温度は150〜200℃が好ましい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ポリ乳酸系共重合
体の製造方法に関し、より詳しくは、透明性、柔軟性、
耐衝撃性に優れ、かつ高分子量で成形加工性に優れる生
分解性ポリ乳酸系共重合体の製造方法及びその方法で得
られる高分子量ポリ乳酸系共重合体に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、自然環境保護の見地から、自然環
境中で分解する生分解性ポリマー及びその成形品が求め
られ、脂肪族ポリエステルなどの生分解性樹脂の研究開
発が活発に行われている。特に、乳酸系ポリマーは融点
が170〜180℃と十分に高く、しかも透明性に優れ
るため、包装材料や透明性を生かした成形品等の材料と
して大いに期待されている。しかし、ポリ乳酸はその剛
直な分子構造のために、耐衝撃性が劣り脆いという欠点
があり、これら乳酸系ポリマーの改良が望まれている。
【0003】例えば、特開平7−173266号公報に
は、ポリ乳酸と他の脂肪族ポリエステル等との共重合体
及びその製造方法が記載されている。同号公報によれ
ば、共重合体の製造方法は、ラクチドと、種々の構成割
合からなる脂肪族ジカルボン酸成分及び/又は芳香族ジ
カルボン酸成分とジオール成分とからなるポリエステル
ポリマーとを、開環重合触媒の存在下に反応させるとい
うものである。その反応機構としては、ポリエステル末
端OH基へラクチドがブロック状に開環付加重合して、
A−B−A型のブロック状の共重合体が生成し、更にポ
リマー同士のエステル交換反応が進行すると考えられて
いる。更に、このエステル交換反応を十分行うことによ
り、ホモ重合体を含まない乳酸系共重合ポリエステルが
得られるとしている。又、この方法で得られたポリマー
は、透明性・柔軟性に優れると記載されている。
【0004】しかしながら、特開平7−173266号
公報に記載の方法では、ブロック共重合体及びエステル
交換反応の制御が難しく、得られるポリ乳酸系共重合体
中のポリ乳酸セグメントサイズ及びポリエステルポリマ
ーセグメントサイズが保証できず、乳酸系共重合ポリエ
ステルの物理特性が安定しない。すなわち、ブロック共
重合は、耐衝撃性を向上させるためによく用いられる手
法であるが、ランダムなエステル交換反応によりポリマ
ーセグメントの分裂が起こると、改質剤としてのポリエ
ステルの添加効果が発揮できないことになる。
【0005】又、高分子量の脂肪族ポリエステルとの共
重合では、脂肪族ポリエステル自身のもつ結晶性の高さ
故、透明性・柔軟性に優れた共重合体を得ることは難し
い。その一方、低分子量の脂肪族ポリエステルとの共重
合では、反応開始剤として働くOH基濃度が高くなり、
生成されるポリ乳酸系共重合体の分子量が低下するの
で、後加工に耐えうる高分子量の共重合体を得ることは
難しい。
【0006】このように、実際上、透明性・柔軟性に優
れた共重合体を得るために、改質剤として共重合できる
ポリマーは大きく制限されると共に、共重合体中の各成
分セグメントのサイズを制御することは非常に重要であ
る。
【0007】更に、より大きな改質効果を得るために改
質剤としてのポリマー成分の比率を増加させていった場
合、生成されるポリ乳酸系共重合体の分子量は、前述の
ように反応開始剤として働くOH基濃度が高くなるに従
って低下していくため、改質効果とは相反して共重合体
の成形性が低下していく。
【0008】一方、2種のポリマーを加熱下で混練し
て、エステル交換反応させて共重合体を製造することが
可能であることは、国際公開WO91/02015号公
報に記載されている。しかしながら、同号公報に記載の
方法では、反応温度が235℃と高く、得られる共重合
体の分子量は極端に低下し、また共重合体が着色するな
どの問題点があり、実用的ではない。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明の目的
は、上記従来技術の問題点を解決し、十分な高分子量と
優れた耐衝撃性・透明性・柔軟性を有する生分解性ポリ
乳酸系共重合体の製造方法を提供することにある。ま
た、本発明の目的は、この製造方法により得られる高分
子量の生分解性ポリ乳酸系共重合体を提供することにあ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明者らは鋭意検討し
た結果、ポリ乳酸と改質剤として特定のポリウレタンと
を用い、両者を触媒存在下、比較的低温でエステル交換
及び/又はエステルアミド交換触媒させることにより、
上記目的を達成し得ることを見出だし、本発明を完成す
るに至った。
【0011】すなわち、本発明のポリ乳酸系共重合体の
製造方法は、ポリ乳酸(A)45〜99重量%とポリウ
レタン(B)1〜55重量%とを、少なくとも1種のカ
ルバミン酸エステルに対するエステル交換及び/又はエ
ステルアミド交換触媒(C)の存在下に、230℃以下
の温度でエステル交換及び/又はエステルアミド交換反
応させるさせる方法である。
【0012】本発明の方法において、ポリウレタン
(B)が、ポリエステルポリウレタンであることが好ま
しく、ポリウレタン(B)の重量平均分子量が、10,
000〜500,000であることが好ましく、ポリウ
レタン(B)が、そのポリマー中に窒素原子を0.1〜
10重量%含むことが好ましく、ポリウレタン(B)が
分岐構造を有することが好ましく、ポリウレタン(B)
の融点及び軟化点のうちの少なくとも一方が200℃以
下であることが好ましく、カルバミン酸エステルに対す
るエステル交換及び/又はエステルアミド交換触媒
(C)が、錫化合物及びチタン化合物から選ばれること
が好ましく、150〜200℃の温度範囲で反応を行う
ことが好ましい。
【0013】また、本発明のポリ乳酸系共重合体は、上
記の方法で得られる共重合体である。本発明のポリ乳酸
系共重合体において、融点が150℃以上であるものが
好ましい。
【0014】以下、本発明で使用するポリ乳酸(A)、
ポリウレタン(B)、カルバミン酸エステルに対するエ
ステル交換及び/又はエステルアミド交換触媒(C)に
ついて、順を追って説明する。
【0015】本発明で使用するポリ乳酸(A)は、公知
の乳酸の直接脱水縮重合やラクチドの開環重合によって
得られる。特に高分子量のポリ乳酸を得るには、ラクチ
ドの開環重合によることが好ましい。ポリ乳酸の重量平
均分子量としては、50,000〜300,000程度
のものが好ましい。
【0016】ここで、ラクチドとは、乳酸の環状二量体
であり、2つのL−乳酸からなるL−ラクチド、2つの
D−乳酸からなるD−ラクチド、L−乳酸とD−乳酸と
からなるメソ−ラクチドの3種が存在する。また、慣用
的に、L−ラクチドとD−ラクチドの等量混合品でD,
L−ラクチドと呼ばれるものもある。
【0017】L−ラクチド単位又はD−ラクチド単位の
みを含むポリ乳酸系共重合体は、結晶化し高融点が得ら
れる。本発明では、これら3種のラクチドを組み合わせ
ることにより、更に良好な諸特性を有するポリ乳酸系共
重合体を得ることができる。
【0018】本発明において、高い融点の共重合体を得
るために、ラクチドはL−ラクチドを総ラクチド中75
%以上含むことが好ましく、更に高い融点を得るため
に、L−ラクチドを総ラクチド中90%以上含むことが
好ましい。また、ポリウレタン(B)との共重合をより
低温で行い、より透明性の高いポリ乳酸系共重合体を得
るためには、ポリ乳酸中のL−乳酸単位の構成比率が9
6%以下であることがみのましい。
【0019】ラクチドの合成、精製及び重合操作は、例
えば米国特許4057537号明細書、公開欧州特許出
願第261572号明細書、Polymer Bulletin, 14, 49
1-495 (1985)、及び Makromol Chem., 187, 1611-1628
(1986) 等の文献に様々に記載されている。
【0020】本発明で使用するポリウレタン(B)は、
分子中に少なくとも2個のウレタン結合を含むポリマー
である。一般にポリウレタンとは、分子中にウレタン結
合(−NHCOO−:別名 N−アルキル 或いは N
−アリールカルバミン酸エステル結合)を有するポリマ
ーの通称である。これは、モノマーの重合によっては得
られず、通常はポリイソシアネートと、水酸基などの活
性水素原子を有する化合物、例えばポリオールとの反応
によって得られる。この時の原料となるポリオールの成
分や分子量等により様々な特性のポリウレタンが得られ
る。
【0021】ポリウレタン(B)中のポリオール成分と
しては、特に限定されないが、具体的には、ポリエステ
ルポリオール、ポリエーテルポリオール、ポリカーボネ
ートポリオール等が挙げられる。
【0022】本発明においては、ポリウレタン(B)
が、ポリエステルポリウレタンであることが得られる共
重合体に生分解性を付与できる点から好ましく、従っ
て、ポリウレタン(B)中のポリオール成分としてはポ
リエステルポリオールが好ましい。
【0023】ポリエステルポリオールは、一般に多価カ
ルボン酸と多価ヒドロキシ化合物との重縮合によって得
られるが、ヒドロキシカルボン酸の重縮合、環状エステ
ル(ラクトン)の重合、多価カルボン酸無水物にエポキ
サイドの重付加、酸塩化物とヒドロキシ化合物のアルカ
リ塩との反応、エステル交換反応等によっても得られ
る。
【0024】ポリエステルポリオール中の多価カルボン
酸成分としては、特に限定されないが、例えば、コハク
酸、アジピン酸、アゼライン酸、セバシン酸、オルソフ
タル酸、イソフタル酸、テレフタル酸等のジカルボン
酸; トリメリット酸、無水トリメリット酸、ピロメリ
ット酸、無水ピロメリット酸、等の3価以上の多価カル
ボン酸等が挙げられる。
【0025】ポリエステルポリオール中の多価ヒドロキ
シ化合物成分としては、特に限定されないが、例えば、
エチレングリコール、プロピレングリコール、1,4-ブタ
ンジオール、1,5-ペンタンジオール、1,6-ヘキサンジオ
ール、1,8-オクタンジオール、ネオペンチルグリコー
ル、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、
シクロヘキサンジメタノール等のジオール; グリセリ
ン、トリメチロールプロパン、ペンタエリトリット等の
3価以上の多価ヒドロキシ化合物等が挙げられる。
【0026】また、ポリエステルポリオールの重縮合に
用いるヒドロキシカルボン酸成分としては、特に限定さ
れないが、例えば、グリコール酸、ヒドロキシブチルカ
ルボン酸、乳酸、3−ヒドロキシ酪酸、4−ヒドロキシ
酪酸、6−ヒドロキシカプロン酸、4−ヒドロキシ吉草
酸、5−ヒドロキシ吉草酸等が挙げられる。
【0027】また、ポリエステルポリオールの重縮合に
用いる環状エステル(ラクトン)としては、特に限定さ
れないが、例えば、グリコリド、ε−カプロラクトング
リコリド、ε−カプロラクトン、β−プロピオラクト
ン、δ−ブチロラクトン、β−またはγ−ブチロラクト
ン、ピバロラクトン、δ−バレロラクトン等が挙げられ
る。
【0028】本発明で使用するポリウレタン(B)は、
これら各種ポリオールにイソシアネートを所望量添加し
架橋した、分子中に少なくとも2個のウレタン結合を含
むポリマーである。このようなイソシアネートとして
は、特に限定されないが、例えば、2,4-トリレンジイソ
シアネート、2,4-トリレンジイソシアネートと2,6-トリ
レンジイソシアネートとの混合体、ジフエニルメタンジ
イソシアネート、1,6-ナフタレンジイソシアネート、キ
シリレンジイソシアネート、水素化キシリレンジイソシ
アネート、イソホロンジイソシアネート、ヘキサメチレ
ンジイソシアネート等のジイソシアネート化合物; ト
リフェニルメタントリイソシアネート等の3価以上の多
価イソシアネート化合物が挙げられる。
【0029】本発明で使用するポリウレタン(B)は分
岐構造を有するものが好ましい。分岐構造は、3価以上
の多価カルボン酸、3価以上の多価ヒドロキシ化合物の
ような分岐剤、及び/又は3価以上の多価イソシアネー
ト化合物を組み合わせることによって容易に得られる。
このような分岐構造を有するポリウレタン(B)を使用
することで、ポリウレタンの変成比率を増大しても分子
量低下が少なく、高分子量ポリ乳酸系共重合体を得るこ
とができる。
【0030】また、本発明で使用するポリウレタン
(B)は、分岐構造を有し且つ重量平均分子量(Mw)
と数平均分子量(Mn)の比である多分散度(Mw/M
n)が3.5以上であるものがより好ましい。3価以上
の多価カルボン酸、3価以上の多価ヒドロキシ化合物の
ような分岐剤、及び/又は3価以上の多価イソシアネー
ト化合物を組み合わせることによって、多分散度(Mw
/Mn)3.5以上のポリウレタンの製造が可能とな
る。また、多分散度(Mw/Mn)が3.5以上のポリ
ウレタンを使用することで、得られる高分子量ポリ乳酸
系共重合体の多分散度(Mw/Mn)も3.0以上とな
り、フィルム形成性等の成形加工性に優れた共重合体が
製造される。
【0031】また、本発明において、ポリウレタン
(B)の分子量(重合度)は、得られるポリ乳酸系共重
合体の透明性・柔軟性・分子量に大きく影響する。ポリ
ウレタン(B)の重量平均分子量は、10,000〜5
00,000であることが好ましい。重量平均分子量が
10,000未満であると、得られる共重合体の分子量
が小さく、成形加工性が悪くなる。一方、500,00
0を超えると、ポリウレタンが高粘性となり、均一な共
重合反応をさせることが難しくなる。
【0032】また、本発明において、ポリウレタン
(B)は、そのポリマー中にウレタン結合している窒素
原子を0.1〜10重量%含むことが好ましい。窒素原
子をこの範囲で含むことによって、得られるポリ乳酸系
共重合体のブロック共重合性とランダム共重合性とのバ
ランスを保つことが容易になる。すなわち、窒素原子が
0.1重量%未満では、ブロック共重合性が強くなり、
その結果、共重合体は不透明になり易い。一方、10重
量%を超えると、ランダム共重合性が強くなり、透明性
は得られ易くなるものの融点が著しく低下し、熱的性質
に劣る結果となる。
【0033】また、本発明において、ポリ乳酸との反応
を考慮すると、ポリウレタン(B)の融点及び軟化点の
うちの少なくとも一方が200℃以下であることが好ま
しい。ここで、融点は走査型示差熱量計(DSC)を用
いて測定した値であり、軟化点はJIS K 2531
に準ずる値である。融点及び軟化点の双方が200℃
を超えると、共重合反応時の温度を高くしなければなら
ず好ましくない。融点及び軟化点の少なくとも一方が8
0〜170℃であるポリウレタン(B)を用いることが
より好ましい。
【0034】本発明においては、ポリ乳酸(A)45〜
99重量%に対して、ポリウレタン(B)1〜55重量
%を用いる。このような割合とすることにより、優れた
透明性・耐衝撃性・柔軟性を有するポリ乳酸系共重合体
を得ることができる。ポリ乳酸(A)が45重量%未満
であると、透明性が低くなり、一方、ポリ乳酸(A)が
99重量%を超えると、耐衝撃性・柔軟性が低くなる。
より好ましい割合は、ポリ乳酸(A)55〜95重量%
に対して、ポリウレタン(B)5〜45重量%である。
【0035】本発明で使用するカルバミン酸エステルに
対するエステル交換及び/又はエステルアミド交換触媒
(C)としては、一般にイソシアネートの重合反応やイ
ソシアネートと活性水素含有化合物との反応に用いられ
る金属化合物、例えば、錫、チタン、亜鉛、鉛、コバル
ト、鉄、ジルコニウム、マンガン、アンチモン、カリウ
ム等の金属及びその誘導体が挙げられる。誘導体として
は、金属アルコキシド、カルボン酸塩、炭酸塩、酸化
物、ハロゲン化物が好ましい。具体的には、塩化錫、オ
クチル酸錫、塩化チタン、アルコキシチタン、酢酸亜
鉛、酢酸鉛、三酸化アンチモン等が挙げられる。これら
の中でも、特に高分子量を得るには、錫化合物やチタン
化合物が好ましく、とりわけオクチル酸錫が好ましい。
【0036】本発明において、カルバミン酸エステルに
対するエステル交換及び/又はエステルアミド交換触媒
(C)の添加量は、ポリ乳酸(A)とポリウレタン
(B)の合計重量に対して0.001〜3重量%が好ま
しい。
【0037】カルバミン酸エステルに対するエステル交
換及び/又はエステルアミド交換触媒(C)の添加量に
より、ポリ乳酸(A)及びポリウレタン(B)間のエス
テル交換及び/又はエステルアミド交換速度が制御され
る。すなわち、交換触媒(C)の添加量が多くなると、
エステル交換及び/又はエステルアミド交換速度が速く
なり、得られるポリ乳酸系共重合体はランダム性の強い
ものになりやすい。一方、交換触媒(C)の添加量が少
ないと、エステル交換及び/又はエステルアミド交換が
起こりにくくなると共に、得られるポリ乳酸系共重合体
はブロック性の強いものになりやすい。
【0038】又、カルバミン酸エステルに対するエステ
ル交換及び/又はエステルアミド交換触媒(C)の添加
量は、反応条件により異なるが、得られるポリ乳酸系共
重合体の熱安定性を考えた場合、0.1重量%以下が好
ましい。従って、交換触媒(C)の添加量は、ポリ乳酸
(A)とポリウレタン(B)の合計重量に対して0.0
01〜0.1重量%が好ましい。
【0039】次に、製造方法について説明する。ポリ乳
酸(A)とポリウレタン(B)の混合物を加熱溶融さ
せ、これにカルバミン酸エステルに対するエステル交換
及び/又はエステルアミド交換触媒(C)を添加する。
反応温度は、230℃以下であるが、ポリマーの分子量
低下と着色を防ぐため200℃以下が好ましく、より好
ましくは180℃以下である。また、反応性を考慮する
と150℃以上が好ましく、従って、150〜200℃
が好ましく、より好ましくは150〜180℃である。
【0040】又、共重合体の分解及び着色を防ぐため、
反応は乾燥した不活性ガス雰囲気下で行うことが好まし
い。特に、窒素ガス、アルゴンガス雰囲気下、又はこれ
らガスのバブリング状態が好ましい。更に、加水分解反
応を抑制するため、原料のポリ乳酸(A)及びポリウレ
タン(B)は、十分真空乾燥を行い、水分が除去された
ものを用いることが必要である。
【0041】重合反応は、ポリ乳酸(A)とポリウレタ
ン(B)中のカルバミン酸エステルとのエステル交換及
び/又はエステルアミド交換反応が進行し、エステル交
換及び/又はエステルアミド交換触媒(C)の添加量比
によって、前述したように、ブロック性の強い共重合体
から、ランダム性の強い共重合体まで様々な物性を有す
るポリ乳酸系共重合体を得ることができる。
【0042】重合反応は、公知の反応容器を用いて行う
ことができる。例えば、1軸又は複数軸の攪拌機が配設
された竪型反応容器又は横型反応容器、1軸又は複数軸
の掻き取り羽根が配設された横型反応容器、1軸又は複
数軸のニーダー、1軸又は複数軸の押出機等の反応容器
を用いることができる。これらの反応容器を単独で用い
ても良く、又はこれらのうちの複数機を直列又は並列に
接続して用いても良い。
【0043】このような方法によって製造されたポリ乳
酸系共重合体は、高分子量のものであり、その重量平均
分子量は通常70,000〜200,000である。ま
た、ポリ乳酸系共重合体の融点は150℃以上であるこ
とが、ポリマーの耐熱性の点から好ましい。
【0044】本発明のポリ乳酸系共重合体は、生分解性
も良好であり、使用後や製造工程における廃棄物減量に
役立つ。特に、コンポスト中での分解性に優れており、
数カ月間で外形が保たれない程度にまで分解される。
【0045】更に、本発明のポリ乳酸系共重合体には、
必要に応じて、各種の副次的添加物を加えて色々な改質
を行うこともできる。副次的添加物の例としては、安定
剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、顔料、着色剤、各種フ
ィラー、静電剤、離型剤、可塑剤、香料、抗菌・抗カビ
剤、核形成剤、滑剤、難燃剤、発泡剤、充填剤等その他
類似のものが挙げられる。
【0046】上記各種添加剤を配合する方法は、特に制
限されるものではなく、従来公知の方法によって行うこ
とができる。例えば、ミルロール、バンバリーミキサ
ー、スーパーミキサー、単軸あるいは二軸押出機等を用
いて混合混練すれば良い。
【0047】本発明のポリ乳酸系共重合体は、一般のプ
ラスチックと同様に、例えば、押出成形、射出成形、真
空成形、圧縮成形等の方法により成形し、フィルム、シ
ート等の包装材料、テープ、板、棒、ビン、容器等の各
種成形品を得ることができる。また、成形温度は、通
常、100〜300℃程度である。
【0048】本発明の製造方法によれば、ポリ乳酸
(A)とポリウレタン(B)とを、カルバミン酸エステ
ルに対するエステル交換及び/又はエステルアミド交換
触媒(C)の存在下に、230℃以下の温度でエステル
交換及び/又はエステルアミド交換反応させるので、高
分子量で優れた内部可塑化効果を有し柔軟・透明であり
着色の少ない、ポリ乳酸系共重合体を得ることができ
る。
【0049】このポリ乳酸系共重合体の用途としては、
包装材料、医療用材料、産業資材、工業用品、容器等が
挙げられるが、特に柔軟性・透明性が必要とされるフィ
ルム、テープ、シートの材料として好適である。
【0050】
【実施例】以下、実施例及び比較例により本発明をさら
に具体的に説明する。重合体の重量平均分子量(M
w)、数平均分子量(Mn)及び多分散度(Mw/M
n)はGPC分析によるポリスチレン換算値、融点は走
査型示差熱量計(DSC)による測定値である。また、
アイゾット衝撃試験はJIS K 7110に準じて行
い、透明性については、JIS K 7105 準じて
ヘイズ測定を行った。
【0051】実施例及び比較例におけるポリウレタン及
びポリエステルの合成は、特開平4−189822号公
報、特開平4−189823号公報、特開平6−293
826号公報等を参考にして行った。
【0052】ポリ乳酸の合成例を記載する。 (合成例1)L−ラクチド2000gに開環重合触媒と
してオクチル酸錫0.02gを加え、190〜200℃
で約27時間、窒素ガス雰囲気下で溶融攪拌し、反応を
進行させた後、1〜3torrまで減圧し、ポリマー中
に残存するL−ラクチドを除去し、重量平均分子量18
9,000のポリL−乳酸(A−1)を得た。
【0053】(合成例2)L−ラクチド1800g及び
D,L−ラクチド200gに、開環重合触媒としてオク
チル酸錫0.02gを加え、190〜200℃で約35
時間、窒素ガス雰囲気下で溶融攪拌し、反応を進行させ
た後、1〜3torrまで減圧し、ポリマー中に残存す
るL−ラクチド及びD−ラクチドを除去し、重量平均分
子量142,000のポリD,L−乳酸(A−2)を得
た。
【0054】ポリウレタンの合成例を記載する。 (合成例3)1,4-ブタンジオール216g及びコハク酸
236gを、210〜220℃で窒素ガス雰囲気下、混
合してエステル化し酸価7.9とした後、この混合物に
触媒としてチタン酸テトラブチルを1.2g加え、反応
を進行させ最終的には0.6torrまで減圧し、約5
時間脱グリコール反応を行い、重量平均分子量32,0
00のポリエステルポリオールを合成した。その後引続
き、温度を190℃に下げ、ヘキサメチレンジイソシア
ネートを4g加えウレタン架橋を行い、重量平均分子量
100,000のポリエステルポリウレタン(B−1)
を得た。このポリエステルポリウレタン(B−1)の融
点は108℃であった。
【0055】(合成例4)1,4-ブタンジオール255
g、コハク酸202g及びアジピン酸29gを、200
〜210℃で窒素ガス雰囲気下、混合してエステル化し
酸価9.1とした後、この混合物に触媒としてチタン酸
テトラブチルを1g加え、反応を進行させ最終的には
0.7torrまで減圧し、約5時間脱グリコール反応
を行い、重量平均分子量30,000のポリエステルポ
リオールを合成した。その後引続き、温度を190℃に
下げ、ヘキサメチレンジイソシアネートを5g加えウレ
タン架橋を行い、重量平均分子量95,000のポリエ
ステルポリウレタン(B−2)を得た。このポリエステ
ルポリウレタン(B−2)の融点は92℃であった。
【0056】(合成例5)1,4-ブタンジオール300
g、無水コハク酸300g、トリメチロールプロパン7
g(無水コハク酸に対して約1.5モル%)及びテトラ
イソプロピルチタネート0.6gを仕込み、205〜2
10℃で窒素ガス雰囲気下、混合してエステル化し酸価
7.1とした後、最終的には0.5torrまで減圧
し、215〜220℃で約5時間、脱グリコール反応を
行い、重量平均分子量70,000のポリエステルを合
成した。その後引続き、温度205℃で、ヘキサメチレ
ンジイソシアネートを4g加えウレタン架橋を行い、重
量平均分子量176,000、多分散度(Mw/Mn)
4.89の分岐網目構造を有するポリエステルポリウレ
タン(B−3)を得た。このポリエステルポリウレタン
(B−3)の融点は135℃であった。
【0057】[実施例1]上記合成例で得られたポリ乳
酸(A−1)70重量部とポリエステルポリウレタン
(B−1)30重量部に、カルバミン酸エステルに対す
るエステル交換及び/又はエステルアミド交換触媒とし
てオクチル酸錫をポリ乳酸とポリエステルポリウレタン
の総重量に対して0.20重量%加え、2軸混練機で攪
拌しつつ、190℃で20分間エステル交換及び/又は
エステルアミド交換反応を行った後、直径2mmのノズ
ルより押し出し、これを水冷し切断してポリ乳酸系共重
合体チップC1を得た。
【0058】チップC1を、120℃、圧力1.5kg
/cm2 の窒素中で12時間処理し、上記反応で生成し
たモノマー(ラクチド)を除去し、チップC2を得た。
チップC2の重量平均分子量は91,000、残存モノ
マー(ラクチド)は0.1重量%であった。又、この乳
酸系共重合体のDSCを測定した結果、ガラス転移点温
度は40℃、融点は165℃であった。
【0059】チップC2を、75℃で真空乾燥し、絶乾
状態にした後、射出成形により名刺大プレート(1mm
厚)及びアイゾット衝撃試験(2号A試験片)の成形を
行った。得られた名刺大プレートのヘイズ測定及びアイ
ゾット衝撃試験行った結果、ヘイズは4%、アイゾット
衝撃強度は6.8kJ/m2 であった。また、目視によ
りプレートの色を観察したが、着色は見られなかった。
【0060】[実施例2〜9]表1に示すように、ポリ
乳酸及びポリエステルポリウレタンの種類と量、カルバ
ミン酸エステルに対するエステル交換及び/又はエステ
ルアミド交換触媒としてのオクチル酸錫の量、及び共重
合反応の温度及び時間を変化させた以外は、実施例1と
同様にして、ポリ乳酸系共重合体を合成し、各チップを
得た。
【0061】各チップから、実施例1と同様にして、射
出成形により名刺大プレート(1mm厚)及びアイゾッ
ト衝撃試験(2号A試験片)の成形を行い、得られた名
刺大プレートのヘイズ測定及びアイゾット衝撃試験行っ
た。これらの結果を表1にまとめて示す。
【0062】[比較例1]ポリ乳酸(A−1)50重量
部とポリエステルポリウレタン(B−1)50重量部
を、2軸混練機で、200℃で120分間混練した後、
直径2mmのノズルより押し出し、これを水冷し切断し
てポリ乳酸系共重合体チップC3を得た。
【0063】チップC3を、120℃、圧力1.5kg
/cm2 の窒素中で12時間処理し、上記反応で生成し
たモノマー(ラクチド)を除去し、チップC4を得た。
チップC4の重量平均分子量は135,000、残存モ
ノマー(ラクチド)は検出されなかった。又、この乳酸
系共重合体のDSCを測定した結果、ガラス転移点温度
は57℃、融点は169℃であった。
【0064】チップC4を、75℃で真空乾燥し、絶乾
状態にした後、射出成形により名刺大プレート(1mm
厚)及びアイゾット衝撃試験(2号A試験片)の成形を
行った。得られた名刺大プレートは着色は見られない
が、不透明であった。この結果も表1に示す。
【0065】表1のように、実施例1〜7の各乳酸系共
重合体チップはいずれも、重量平均分子量が高く、射出
成形が可能なものであった。そして、これら各チップか
ら得られる成型品はヘイズ値が小さく、アイゾット衝撃
強度が高い。このように、実施例1〜7では、透明性・
柔軟性・耐衝撃性に優れる成型品が得られたことが明ら
かである。
【0066】特に、実施例5では、分岐構造を有するポ
リウレタンを用いたので、乳酸系共重合体チップの重量
平均分子量がとりわけ高い。実施例8及び9では、共重
合反応温度がやや高いため、不都合が見られた。すなわ
ち、実施例8では、名刺大プレートは黄色に着色し不透
明であった。また、実施例9では、重合度が低いため成
形品が得られなかった。実施例9のチップから加熱プレ
スすることによってシートを作成し、目視で観察したと
ころ、透明ではあるが茶色に着色していた。このことか
ら、共重合反応は、200℃以下の温度で行うことが好
ましい。
【0067】一方、比較例1では、触媒を用いていない
ので、得られた名刺大プレートは着色は見られないが不
透明であった。
【0068】
【発明の効果】本発明の製造方法によれば、上述のよう
に、ポリ乳酸とポリウレタンとを、カルバミン酸エステ
ルに対するエステル交換及び/又はエステルアミド交換
触媒の存在下に、230℃以下の温度でエステル交換及
び/又はエステルアミド交換反応させるので、高分子量
と優れた耐衝撃性・透明性・柔軟性を有するポリ乳酸系
共重合体を得ることができる。この製造方法により得ら
れるポリ乳酸系共重合体は、包装材料、医療用材料、産
業資材、工業用品、容器等の各種用途に用いられるが、
特に柔軟性・透明性が必要とされるフィルム、テープ、
シートの材料として非常に好適である。さらに、乳酸系
ポリマーは生分解性を有するので、従来のプラスチック
のような廃棄物処理の問題も軽減される。
【0069】
【表1】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C08L 67/04 C08L 67/04 75/06 75/06

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリ乳酸(A)45〜99重量%とポリ
    ウレタン(B)1〜55重量%とを、少なくとも1種の
    カルバミン酸エステルに対するエステル交換及び/又は
    エステルアミド交換触媒(C)の存在下に、230℃以
    下の温度でエステル交換及び/又はエステルアミド交換
    反応させる、ポリ乳酸系共重合体の製造方法。
  2. 【請求項2】 ポリウレタン(B)が、ポリエステルポ
    リウレタンである、請求項1項に記載のポリ乳酸系共重
    合体の製造方法。
  3. 【請求項3】 ポリウレタン(B)の重量平均分子量
    が、10,000〜500,000である、請求項1又
    は2項に記載のポリ乳酸系共重合体の製造方法。
  4. 【請求項4】 ポリウレタン(B)が、そのポリマー中
    に窒素原子を0.1〜10重量%含む、請求項1〜3項
    のうちのいずれか1項に記載のポリ乳酸系共重合体の製
    造方法。
  5. 【請求項5】 ポリウレタン(B)が分岐構造を有す
    る、請求項1〜4項のうちのいずれか1項に記載のポリ
    乳酸系共重合体の製造方法。
  6. 【請求項6】 ポリウレタン(B)の融点及び軟化点の
    うちの少なくとも一方が200℃以下である、請求項1
    〜5項のうちのいずれか1項に記載のポリ乳酸系共重合
    体の製造方法。
  7. 【請求項7】 カルバミン酸エステルに対するエステル
    交換及び/又はエステルアミド交換触媒(C)が、錫化
    合物及びチタン化合物から選ばれる、請求項1〜6項の
    うちのいずれか1項に記載のポリ乳酸系共重合体の製造
    方法。
  8. 【請求項8】 150〜200℃の温度範囲で反応を行
    う、請求項1〜7項のうちのいずれか1項に記載のポリ
    乳酸系共重合体の製造方法。
  9. 【請求項9】 請求項1〜8項のうちのいずれか1項に
    記載の方法で得られる、ポリ乳酸系共重合体。
  10. 【請求項10】 融点が150℃以上である、請求項9
    に記載のポリ乳酸系共重合体。
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