JPH0420647Y2 - - Google Patents

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JPH0420647Y2
JPH0420647Y2 JP5302087U JP5302087U JPH0420647Y2 JP H0420647 Y2 JPH0420647 Y2 JP H0420647Y2 JP 5302087 U JP5302087 U JP 5302087U JP 5302087 U JP5302087 U JP 5302087U JP H0420647 Y2 JPH0420647 Y2 JP H0420647Y2
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JP
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tire
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slip
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JPS63159304U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 A 考案の目的 (1) 産業上の利用分野 本考案は、雪積時等に自動車の車輪のタイヤに
装着してタイヤの滑りを防止するようにした車輪
のタイヤ用滑り止めネツト装置に関するものであ
る。
(2) 従来の技術 従来この種タイヤの滑り止めネツト装置は、帯
状に形成された単一体よりなる可撓性ネツトと、
該ネツトの一側縁にジヨイントを介して連結され
るインナロープと、該ネツトの他側縁に設けられ
る複数のフツクとを備え、前記ネツトをタイヤの
踏面部に沿つて被覆した後で前記インナロープの
両端を連結し、次いで前記フツクに環状弾性条体
を掛け渡すことによりタイヤに装着できるように
構成されている。
(3) 考案が解決しようとする問題点 しかしかかる従来のタイヤの滑り止めネツト装
置では、それのネツトが帯状の単一体に形成され
ているため、これをタイヤの踏面部に被覆した際
に、その終端をその始端に隙間なく到達させるこ
とが難しく、そのため前記インナロープ両端の連
結がし辛く、タイヤへの装着に手数がかかるとい
う問題がある。また前記ネツトは単一体であるた
め、サイズの異なるタイヤに対応するように長さ
の異なる多種類のネツトが必要となり、それらを
型成形するのに個々の金型が大型化するのを否め
ず、したがつて滑り止めネツト装置の製造コスト
がアツプするという問題もある。
本考案は上記実情に鑑みてなされたもので、タ
イヤに簡単に装着でき、しかも安価に製造するこ
とのできる前記タイヤ用滑り止めネツト装置を提
供することを目的とする。
B 考案の構成 (1) 問題点を解決するための手段 上記目的を達成するための本考案の車輪のタイ
ヤ用滑り止めネツト装置は、タイヤの踏面部を被
覆し得るネツト組立体と、該ネツト組立体をタイ
ヤに保持するための環状弾性条体とより構成さ
れ、前記ネツト組立体は帯状の伸縮可撓性主ネツ
トと、該主ネツトと略同幅でそれよりも短い伸縮
可撓性補助ネツトと、前記主ネツトと補助ネツト
とを縦列してそれらの一側縁をジヨイントを介し
て連結するインナロープと、前記主ネツトと補助
ネツトの他側縁に間隔を存して設けられ前記環状
弾性条体が着脱自在に係合される複数のフツクと
よりなることを特徴とする。
(2) 作用 上記構成によれば、主ネツトをタイヤの一部の
踏面部に被覆した後、補助ネツトをタイヤの一側
面側で伸長させると、インナロープの両端がオー
バラツプするのでこの両端の連結が容易となり、
滑り止めネツト装置のタイヤへの装着を簡単に行
なうことができる。しかもネツトを主ネツトと補
助ネツトとに分割したことにより、長さの異なる
多種類のネツトを型成形するに当つては補助ネツ
ト成形用の金型のみを交換すればよく、したがつ
て主ネツト成形用金型のコンパクト化と相俟つて
個々の補助ネツト成形用金型のコンパクト化も達
成することができ、滑り止めネツト装置のコスト
を低減することができる。
(3) 実施例 以下、図面により本考案の一実施例について説
明すると、第1図において本考案のタイヤの滑り
止めネツト装置Mは、ネツト組立体1と、環状弾
性条体2とで構成される。
前記ネツト組立体1は、主ネツト3と、補助ネ
ツト4と、これら両ネツト3,4を縦列してそれ
らの一側縁を連結するインナロープ5と、前記両
ネツト3,4の他側縁に設けられる複数のフツク
6,6aとより成る。前記主および補助ネツト
3,4は何れも合成ゴム等の伸縮可撓性を有する
素材から成り、タイヤTの湾曲した踏面部Sを被
覆し易いように、横断面円弧状で且つその両側が
タイヤTの半径方向内方に延びるように形成され
る。そして、これら両ネツト3,4は金型を用い
て射出成形等により形成され、補助ネツト4は主
ネツト3と略同幅でそれよりも短く形成される。
したがつてサイズの異なるタイヤに対応した長さ
の異なる種々のネツトを作成するに当つては、補
助ネツト4成形用の金型のみを交換すればよい。
これらの主および補助ネツト3,4には、タイヤ
Tの踏面部Sと接地面との摩擦を大とし、またネ
ツトそのものの伸縮性を増大させ且つその軽量化
も図るべく多数の切欠き7……が形成される。
前記主および補助ネツト3,4の一側縁には、
間隔をあけて多数のジヨイント8……が設けられ
ており、これらのジヨイント8……を介してイン
ナロープ5が主および補助ネツト3,4に取付け
られる。このインナロープ5の一端には環状の係
止環9が一体に形成され、また他端にはこの係止
環9に係合し得るフツク10が固着される。
前記複数のフツク6,6aのうち、主ネツト3
の両端部に位置するフツク6aは第2図に示すよ
うにY字形に形成されて3つの鉤片12a,12
b,12cを有しており、図において上方に分岐
する一対の鉤片12a,12bのうちの一方の鉤
片12aは主ネツト3の一端部に連結され、他方
の鉤片12bは補助ネツト4の一端部に穿設され
た係止孔11に着脱自在に係合されるようになつ
ている。
前記環状弾性条体2は合成ゴム等から成り、前
記複数のフツク6,6aに掛け渡して使用され
る。
次に第3図A〜Dを併せて参照して、上記構成
による本考案の滑り止めネツト装置Mを自動車の
車輪のタイヤTに装着する手順について説明す
る。
先ず、操縦ハンドルを一杯にきつて自動車の車
体Bの前後方向に対して車輪を最大に転向させて
から、インナロープ5をタイヤTの裏側に位置さ
せた状態で主ネツト3をタイヤTの一部の踏面部
Sに被覆し、続いて補助ネツト4をタイヤTの裏
側で伸長させる(第3図A)。するとインナロー
プ5も伸長して該ロープ5の両端がオーバラツプ
するから、該ロープ5一端に形成した係止環9
に、他端に固着したフツク10を係合させて両端
を連結する。このように補助ネツト4を伸長させ
得るのでインナロープ5の両端の連結を極めて容
易に行なうことができる。
次にタイヤTの表側において、主ネツト3の他
側縁に設けた複数のフツク6……に1本の環状弾
性条体2を三角状に掛け渡して、主ネツト3をタ
イヤTに仮止めする(第3図B)。続いて、車輪
を車体Bの前後方向と略平行に戻した後、これを
前転或いは後転させて(第3図B矢印a)、補助
ネツト4をタイヤTの左または右側方に位置させ
る(第3図C鎖線)。次に補助ネツト4をタイヤ
Tの表側に引出し(矢印b)、それの他側縁両端
に穿設された係止孔11に主ネツト3の他側縁両
端に設けたY字形のフツク6aの鉤片12bをそ
れぞれ係合させて、両ネツト3,4を接続する
(第3図C実線)。最後に、環状弾性条体2を複数
のフツク6,6aに万遍なく掛け渡してから、イ
ンナロープ5および環状弾性条体2がタイヤTと
同心になるように主および補助ネツト3,4を適
宜ずらせて位置調整を行う。こうして滑り止めネ
ツト装置MのタイヤTへの装着が完了する(第3
図D)。尚、滑り止めネツト装置Mの装着を確実
ならしめるために、フツク6,6aには複数本
(好ましくは3本)の環状弾性条体2を掛け渡す
ようにする。
ところで本実施例では滑り止めネツト装置Mを
自動車のタイヤTに装着する例を示したが他の車
両の車輪のタイヤにも装着できることは勿論であ
る。
C 考案の効果 以上のように本考案の車輪のタイヤ用滑り止め
ネツト装置は、タイヤTの踏面部Sを被覆し得る
ネツト組立体1と、該ネツト組立体1をタイヤT
に保持するための環状弾性条体2とより構成さ
れ、前記ネツト組立体1は帯状の伸縮可撓性主ネ
ツト3と、該主ネツト3と略同幅でそれよりも短
い伸縮可撓性補助ネツト4と、前記主ネツト3と
補助ネツト4とを縦列してそれらの一側縁をジヨ
イント8を介して連結するインナロープ5ち、前
記主ネツト3と補助ネツト4の他側縁に間隔を存
して設けられた前記環状弾性条体2が着脱自在に
係合される複数のフツク6,6aとよりなるの
で、主ネツト3をタイヤTの一部の踏面部Sに被
覆した状態で補助ネツト4を伸長させてインナロ
ープ5両端をオーバラツプさせることができ、し
たがつてこの両端部の連結を容易にして滑り止め
ネツト装置MのタイヤTへの装着を簡単に行うこ
とができる。
またサイズの異なる種々のタイヤに対応すべく
長さの異なる多種類のネツトを作成するに当つて
は、補助ネツト4成形用の金型のみを交換すれば
よく、したがつて主ネツト3成形用金型のコンパ
クト化と相俟つて個々の補助ネツト4成形用金型
のコンパクト化も達成し得て、滑り止めネツト装
置Mのコストを低減することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案装置の全体平面図、第2図は第
1図の矢視部分の拡大図、第3図A〜Dは本考
案装置のタイヤへの装着手順を示す図である。 M……タイヤ用滑り止めネツト装置、S……踏
面部、T……タイヤ、1……ネツト組立体、2…
…環状弾性条体、3……主ネツト、4……補助ネ
ツト、5……インナロープ、6,6a……フツ
ク、8……ジヨイント。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. タイヤTの踏面部Sを被覆し得るネツト組立体
    1と、該ネツト組立体1をタイヤTに保持するた
    めの環状弾性条体2とより構成され、前記ネツト
    組立体1は帯状の伸縮可撓性主ネツト3と、該主
    ネツト3と略同幅でそれよりも短い伸縮可撓性補
    助ネツト4と、前記主ネツト3と補助ネツト4と
    を縦列してそれらの一側縁をジヨイント8を介し
    て連結するインナロープ5と、前記主ネツト3と
    補助ネツト4の他側縁に間隔を存して設けられ前
    記環条弾性条体2が着脱自在に係合される複数の
    フツク6,6aとよりなることを特徴とする、車
    輪のタイヤ用滑り止めネツト装置。
JP5302087U 1987-04-08 1987-04-08 Expired JPH0420647Y2 (ja)

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JP5302087U JPH0420647Y2 (ja) 1987-04-08 1987-04-08

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JPS63159304U JPS63159304U (ja) 1988-10-19
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