JPH04201211A - 熱硬化性樹脂製プーリの製造方法及び熱硬化性樹脂製プーリの成形用金型 - Google Patents

熱硬化性樹脂製プーリの製造方法及び熱硬化性樹脂製プーリの成形用金型

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JPH04201211A
JPH04201211A JP33637590A JP33637590A JPH04201211A JP H04201211 A JPH04201211 A JP H04201211A JP 33637590 A JP33637590 A JP 33637590A JP 33637590 A JP33637590 A JP 33637590A JP H04201211 A JPH04201211 A JP H04201211A
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JP
Japan
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thermosetting resin
section
mold
pulley
runner
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Application number
JP33637590A
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English (en)
Inventor
Yamato Arai
大和 新井
Hiroshi Ueno
弘 上野
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Koyo Seiko Co Ltd
Original Assignee
Koyo Seiko Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、ベルト駆動に用いられる熱硬化性樹脂製プー
リの製造方法及び熱硬化性樹脂製プーリの成形用金型に
関する。
〈従来の技術〉 従来から、この種の熱硬化性樹脂製プーリとしては、例
えば、パワーステアリングポンプ用プーリ(以下、樹脂
製プーリという)などに使用するものが知られており、
この樹脂製プーリは同心円状に配置された外側円筒部及
び内側円筒部と、これらを一体に連結する環状円板部及
び複数の補強リブとを備えている。そして、この環状円
板部は外側及び内側円筒部それぞれの長手方向に沿う中
央位置間に配置されており、各補強リブは外側及び内側
円筒部それぞれの長手方向に沿う端部位置間に配置され
ている。なお、この製品としての樹脂製プーリの内側円
筒部の内周は転がり軸受あるいは金属製ブツシュ(図示
していない)に外嵌して保持されることになり、その外
側円筒部の外周には駆動用ヘルド(図示していない)が
掛は渡されることになる。
ところで、この熱硬化性樹脂製プーリの製造方法におい
ては、従来、圧縮成形法やトランスファ成形法が一般的
に採用されていた。しかしながら、これらの成形法は、
1度の成形分の樹脂量で成形するものであるために、量
産性が極めて悪いという欠点があった。
そこで、本発明の発明者らは、上記欠点を解消すべく、
熱硬化性樹脂の成形にあたって一般的に用いられている
射出成形法、例えば、第4図ないし第6図で示すような
ビンポイントゲートを利用した射出成形法による樹脂製
プーリの製造を試みた。すなわち、この射出成形法にお
いては、第6図で要部構成を示すような成形用金型15
を用いるのが一般的であり、成形用金型15は固定金型
19及び可動金型20で構成され、熱硬化性樹脂製プー
リ10に対応した形状のキャビティ16とともに、その
補強リブ対応部位142間における環状円板部対応部位
13aそれぞれの内面に開口した複数のランナ17とを
備えている。そして、各ランナ17の開口部にはピンポ
イントゲートといわれる細径の圧入ゲート部(以下、ゲ
ートという)18が設けられており、ランナ17から供
給された溶融状態の熱硬化性樹脂はゲート18によって
絞られたうえでキャビティ16に注入されることになる
。なお、ここで、ランナ17を複数設けたうえ、上記位
置ごとに配置するのは、ガラス繊維などの強化繊維が配
合されたフェノール樹脂などのような熱硬化性樹脂をで
きる限りスムーズな状態でキャビティ16の隅々にまで
圧入するためである。
〈発明が解決しようとする課題〉 しかしながら、前記構成の成形用金型I5を使用する筑
硬化性樹脂製プーリ10の製造方法においては、成形用
金型15のキャビティ16における環状円板部対応部位
13aの内面と、ランナ17の間口部に設けられたゲー
ト18とが極めて近接しており、かつ、このような細径
のゲート18を通過する際には熱硬化性樹脂の自己発熱
により可塑化1硬化が生しることから、第4図及び第5
図で示すように、キャビティ16に圧入された熱硬化性
樹脂からなる樹脂製プーリlOの環状円板部13におけ
るゲート18、すなわち、ランナ17の開口部との対面
部位13aに残留応力が集中したり、この対面部位13
a付近における熱硬化性樹脂中の強化繊維の配向性が乱
れたりすることになってしまう。そこで、製作後の樹脂
製プーリ10に対して必須とされる熱衝撃試験を施した
場合には、上記のような不具合個所である環状円板部1
3の対面部位13aにおいてクラックが生しることにな
り、製品として必要な強度を有していない不合格品とな
ることが多かった。その結果、これらの樹脂製プーリl
Oにおける製品歩留り率が低下するばかりか、その製造
コストの上昇をも招くことになっていた。
本発明はかかる従来の不都合に鑑みて創案されたもので
あって、製品としての熱硬化性樹脂製プーリそのものに
不具合が生しることはなく、製品歩留り率の向上及び製
造コストの低減を図ることが可能な凱硬化性樹脂製プー
リの製造方法及び熱硬化性樹脂製プーリの成形用金型を
堤供することを目的とする。
〈課題を解決するための手段〉 本発明に係る熱硬化性樹脂製プーリの製造方法は、熱硬
化性樹脂の注入の際に、金型のゲートから前記fll状
円板部の側面に至るに従って拡開する樹脂γを入部を介
して前記熱硬化製樹脂の注入を行う工程と、離型した後
、前記樹脂圧入部に充填された突起部を除去する工程と
を有することを特徴としている。
また、本発明に係る熱硬化性樹脂製プーリの成形用金型
は、固定金型及び可動金型間に形成された熱硬化性樹脂
製プーリに対応した形状のキャビティと、その補強リブ
対応部位間における環状円板部対応部位のうちの少な(
とも1つの内面に開口するよう固定金型に形成されたラ
ンナとを備え、かつ、このランナのキャビティ開口部か
ら所定間隔だけ外方に向かって離間した位置には、前記
キャビティに注入される熱硬化性樹脂を絞る細径のゲー
トを設けたことを特徴とするものである。
〈作用〉 上記製造方法によれば、熱硬化性樹脂の自己発熱に伴う
残留応力の集中や強化繊維の配向性の乱れは樹脂注入部
に充填された突起部で生しることになる。そして、これ
らの不具合が生した突起部を除去するので、製品として
の樹脂製プーリそのものには何らの不具合も残らないこ
とになる。
また、上記構成の成形用金型によれば、細径のゲートが
キャビティの環状円板部対応部位それぞれの内面に開口
したランチの開口部から所定間隔だけ外方に向かって離
間した位置に設けられており、このゲートとランナの開
口部との間で…脂性入部が構成されることになるので、
・熱硬化性樹脂の注入に伴う突起部はこの樹脂注入部に
おいて形成されることになる。
〈実施例〉 以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は本実施例に係る熱硬化性樹脂製プーリの一部省
略正面図、第2図は■−■線に沿う断面図であり、第3
図は成形用金型の要部構成を示す断面図である。これら
の図における符号1は樹脂製プーリであり、2はその成
形用金型である。なお、これらの樹脂製プーリ及び成形
用金型の全体構成は従来例と基本的に異ならないので、
第1図ないし第3図において第4図ないし第6図と互い
に同一もしくは相当する部品、部分には同一符号を付し
ている。
本実施例に係る熱硬化性樹脂製プーリ1は、従来例同様
、同心円状に配置された外側円筒部11及び内側円筒部
12と、これらを一体に連結する環状円板部13及び複
数の補強リブ14とがらなっている。そして、この環状
円板部13の補強リブ14によって区分けされた部位そ
れぞれには後述するランナ3のゲート6を通過した熱硬
化性樹脂が注入に伴って盛り上がった突起部4が残って
おり、これらの突起部4は後工程において除去される。
つぎに、第3図に基づいて樹脂製プーリ1を製作する際
に用いられる成形用金型2について説明する。
この成形用金型2は、固定金型21及び可動金型22に
より構成され、樹脂製プーリ1の形状に対応して形成さ
れたキャビティ5を備えている。
固定金型21には、補強リブ対応部位14a間における
環状円板部対応部位13aそれぞれの内面に開口した複
数のランナ3が設けられている。そして、各ランナ3の
開口部3aから所定間隔だけ外方に向かって離間した位
置には、キャビティ5に注入される熱硬化性樹脂を絞る
ためのビンポイントゲートといわれる細径のゲート6が
設けられている。
また、このゲート6と環状円板部・対応部位13aの内
面に開口したランナ3の開口部3aとの間には、このゲ
ート6側から開口部3a側へ向かうほど溶融状態の熱硬
化性樹脂がスムーズに流入しうるよう拡開された円錐形
状の富み部7が設けられている。なお、この富み部7の
形状は円錐形状には限定されず、円錐台形状などのよう
な開口部3a側へ向かって拡開された形状でありさえす
ればよい。
すなわち、この成形用金型2の固定金型21に設けられ
たランナ3から供給された溶融状態の熱硬化性樹脂はゲ
ート6を通過して絞られたうえ、冨み部7を通じてキャ
ビティ5に注入されることになり、このキャビティ5の
隅々まで流入したうえで冷却固化されることによって樹
脂製プーリ1となる。そして、これらの細径とされたゲ
ート6を通過して絞られた熱硬化性樹脂には自己発熱が
生しることになるが、このゲート6がランナ3の開口部
3aから窪み部7を介して所定間隔だけ離間しているた
め、熱硬化性樹脂の自己発熱に伴う残留応力の集中や強
化繊維の配向性の乱れなどによる不具合はゲート6とラ
ンナ3の開口部3aとの間、すなわち、拡開形状とされ
た窪み部7に注入されて残存した突起部4のみ生じるこ
とになる。
その結果、樹脂製プーリ1の環状円板部13上に残存す
る熱硬化性樹脂からなる突起部4には不具合が生じてい
ることになるが、上述したように、これらの突起部4は
後工程において除去されるので、製品としての樹脂製プ
ーリ1の環状円板部13にまでは不具合が及ぶことはな
くなる。
〈発明の効果〉 以上説明したように、本発明に係る熱硬化性樹脂製プー
リの成形用金型においては、キャビティの環状円板部対
応部位それぞれの内面に開口したランナの開口部から所
定間隔だけ外方に同かって離間した位1に細径のゲート
を設けているので、この成形用金型を使用した執硬化性
樹脂製プーリの製造方法によれば、熱硬化性樹脂の自己
発熱に伴う残留応力の集中や強化繊維の配向性の乱れな
どによる不具合はゲートとランナの開口部との間に注入
された複数の突起部で生しる。そこで、これらの突起部
を除去することにより、製品止しての樹脂製プーリの環
状円板部にまで不具合が及ぶことはなくなる。
そこで、製作後のプーリに対して熱衝撃試験を施した場
合であっても、製品となる熱硬化性樹脂製プーリの環状
円板部そのものには不具合が生していないのであるから
、この環状円板部にクラックが生しることはなく、十分
な強度を有していることになる。したがって、製品歩留
り率の大幅な向上を図るとともに、製作コストの低減を
図ることができるという優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は本発明の実施例に係り、第1図は
熱硬化性樹脂製プーリの一部省略正面図、第2図は■−
■線に沿う断面図であり、第3図は成形用金型の要部構
成を示す断面図である。また、第4図ないし第6図は本
発明の発明者らが行った実験段階の例に係り、第4図は
樹脂製プーリの一部省略正面図、第5図はV−V線に沿
う断面図であり、第6図は成形用金型の要部構成を示す
断面図である。 図における符号1は樹脂製プーリ、2は成形用金型、3
はランナ、3aは開口部、5はキャビティ、6はゲート
、11は外側円筒部、12は内側円筒部、13は環状円
板部、13aは環状円板部対応部位、14は補強リブ、
14aは補強リブ対応部位である。 なお、図中の同一符号は、互いに同一もしくは相当する
部品、部分を示している。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)同心円状に配置された外側円筒部及び内側円筒部
    と、これらを一体に連結する環状円板部及び補強リブと
    を備えた熱硬化性樹脂製プーリの製造方法であって、 熱硬化性樹脂の注入の際に、金型の注入ゲート部から前
    記環状円板部の側面に至るに従って拡開する樹脂注入部
    を介して前記熱硬化製樹脂の注入を行う工程と、 離型した後、前記樹脂注入部に充填された突起部を除去
    する工程とを有することを特徴とする熱硬化性樹脂製プ
    ーリの製造方法。
  2. (2)同心円状に配置された外側円筒部及び内側円筒部
    と、これらを一体に連結する環状円板部及び補強リブと
    を備えた熱硬化性樹脂製プーリの成形用金型であって、 固定金型及び可動金型間に形成された熱硬化性樹脂製プ
    ーリに対応した形状のキャビティと、その補強リブ対応
    部位間における環状円板部対応部位のうちの少なくとも
    1つの内面に開口するよう固定金型に形成されたランナ
    とを備え、 かつ、このランナのキャビティ開口部から所定間隔だけ
    外方に向かって離間した位置には、前記キャビティに注
    入される熱硬化性樹脂を絞る細径の注入ゲート部を設け
    たことを特徴とする熱硬化性樹脂製プーリの成形用金型
JP33637590A 1990-11-29 1990-11-29 熱硬化性樹脂製プーリの製造方法及び熱硬化性樹脂製プーリの成形用金型 Pending JPH04201211A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017039314A (ja) * 2015-08-21 2017-02-23 株式会社デンソー ターミナルインサート品

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2017039314A (ja) * 2015-08-21 2017-02-23 株式会社デンソー ターミナルインサート品

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