JPH0419210A - 車両の揺動減衰装置 - Google Patents

車両の揺動減衰装置

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JPH0419210A
JPH0419210A JP2123723A JP12372390A JPH0419210A JP H0419210 A JPH0419210 A JP H0419210A JP 2123723 A JP2123723 A JP 2123723A JP 12372390 A JP12372390 A JP 12372390A JP H0419210 A JPH0419210 A JP H0419210A
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JP
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damping force
wheels
hydraulic
vehicle
vehicle body
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Fukashi Sugasawa
菅沢 深
Masatsugu Yokote
正継 横手
Toshihiro Yamamura
智弘 山村
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Nissan Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本願発明は、車体のロール、ピンチ、バウンス等の揺動
に対して減衰力を発生させる車両の揺動減衰装置に係り
、特に、車輪ストロークが2輪間で相対変位を伴うロー
ル、ピッチか又は相対変位を伴わないバウンスかに応し
て減衰力の大きさを変えるようにした揺動減衰装置に関
する。
〔従来の技術〕
従来、車両の揺動を減衰させる装置としては、例えば実
開昭60−76506号記載のもの(考案の名称は「油
圧式スタビライザ」)が知られている。
この従来装置は、サスペンション装置に併置されるもの
であって、車両左右のサスペンションアーム及び車体間
の上下方向に各々介装させた片ロッド・複動形の油圧シ
リンダを有し、この左右の油圧シリンダ間で一方の上側
シリンダ室と他方の下側シリンダ室とを油圧配管を介し
て交差状態で連通させ、この油圧配管の途中には夫々オ
リフィスを挿入するとともに、各油圧シリンダの上側シ
リンダ室とオリフィスとの間の油圧配管部分に、作動油
を弾撥的に付勢するばね機構を連通させている。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、上述した従来装置においては、クロスし
た管路途中にオリフィスが夫々挿入され、バウンス時、
ロール時共に作動油がオリフィスを通過するようになっ
ていたため、ロール時のみならず、バウンス時にも減衰
力が発生し、特にバウンスを伴う不整路走行時における
減衰力が大きくなってしまい、ゴツゴツ感が増し、乗心
地が悪化するという問題があった。
このように従来では、サスペンション装置に付加される
装置であって、ロール時には的確な減衰力を発生させる
とともに、バウンス時には発生減衰力を小さくして良好
な乗心地を保持する装置は見当たらなかった。
一方、車両のピッチに関しては、通常、「人間は感覚的
にバウンスよりもピッチを不快に思う」ことが分かって
いる。しかし、このような状況において、車両のピッチ
に関しても、従来のサスペンション装置に付加される装
置であって、ピッチ時には的確な減衰力を発生させ、且
つ、バウンス時には発生減衰力を小さくして乗心地を良
くする装置は見当たらなかった。
本願発明は、このような従来装置の有する問題及び状況
に鑑みてなされたもので、その解決しようとする課題は
、バウンスを伴う不整路走行時に乗心地を損ねることな
(、且つ、ロール、ピッチに対しては所望の減衰力を発
揮して、車体変化を的確に抑制させることである。
(課題を解決するための手段] 上記課題を解決するため、請求項(1)記載の発明は、
車体の路面に対する揺動に応じて減衰力を発生させる車
両の揺動減衰装置において、車体と所望の2輪との間に
個別に介挿した流体圧シリンダと、この各流体圧シリン
ダのシリンダ室を相互に接続する管路とを含むアクチュ
エータを備えるとともに、前記管路及びシリンダ室を流
路とする系に連結又は介挿され流体の通過に伴って減衰
力を発生する減衰力発生機構を備え、前記減衰力発生機
構に対する流体の出入り量が、前記2輪間での相対変位
を伴わない車輪ストロークよりも当該相対変位を伴う車
輪ストロークの方が大きくなるように前記アクチュエー
タを形成した。
また請求項(2)記載の発明では、請求項(1)記載の
減衰力発生機構は発生減衰力を変更可能な機構とし、車
両の走行状態に応じて当該減衰力発生機構の発生減衰力
を変更する減衰力制御手段を付加している。
さらに請求項(3)記載の発明では、車体の路面に対す
る揺動に応じて減衰力を発生させる車両の揺動減衰装置
において、車体と所望の2輪との間に個別に介挿した流
体圧シリンダと、この各流体圧シリンダのシリンダ室に
連通され流体の通過に伴って減衰力を発生する減衰力発
生機構と、前記2輪間での相対変位を伴わない車輪スト
ロークよりも当該相対変位を伴う車輪ストロークの方が
前記減衰力発生機構を通過する作動流体量が太き(なる
ように制御する制御手段とを備えている。
〔作用〕
請求項(1)記載の発明では、車両がバウンスした場合
、アクチュエータに連結された2輪の各ストロークは同
位相であって相対変位を生しないから、アクチュエータ
が減衰力発生機構に出入りさせる作動流体の流量が小さ
い。このため、バウンス時に発生する減衰力は、サスペ
ンション装置によるものが主となり、バウンスを伴う悪
路走行時の乗心地を特に悪化させることはない。また、
ロール。
バウンスを生じた場合、アクチュエータに連結された左
右2前後の2輪の各ストロークは逆位相であって相対変
位を生じる。このため、アクチュエータが減衰力発生機
構に出入りさせる作動流体の流量がバウンスのときより
も大きくなって、発生する減衰力も大きくなる。そこで
、この揺動減衰装置で発生する減衰力とサスペンション
装置で発生する減衰力とが共働し、車体のロール、ピッ
チ変化が的確に抑制される。
一方、車両全体の減衰力を調整する際、サスペンション
装置の他に、本発明に係る揺動減衰装置に依っても行え
ることから、減衰力設定の自由度が増し、特に車両前後
のロール剛性配分比によるステア制御の際の最適設定が
容易化される。
また請求項(2)記載の発明では、特に、緩やかな旋回
と象、旋回とでは減衰力発生機構によって発生される減
衰力を、象、旋回の方を大きくできる等、走行状態に応
じて減衰力を調整できる。
さらに請求項(3)記載の発明では、制御手段が、バウ
ンスに対しては減衰力発生機構を通過する作動流体の量
を減らし、ロール、ピッチに対しては増やす。これによ
って、請求項(1)と同等の作用を得る。
[実施例] 以下、本願発明の詳細な説明する。
(第1実施例) 第1実施例を添付図面の第1図乃至第3図に基づき説明
する。本第1実施例は請求項(2)記載の揺動減衰装置
に対応するもので、車両の左右輪に当該装置を取り付け
た場合を示している。
まず第1図において、2L、2Rは車両の左輪右輪を、
4は車輪支持部材を、6は車体を夫々示す。車輪支持部
材4と車体6との間には、ショックアブソーバ8がその
軸方向にストローク可能に取り付けられ、このショック
アブソーバ8のハネ上、ハネ下相当位置にはコイルスプ
リング10が装備されている。また、車輪支持部材4と
車体6との間にはサスペンションリンクとしてのロアア
ームエ2が取り付けられ、このロアアーム12が車輪支
持部材4の上下動に伴って揺動軸回りに揺動可能になっ
ている。
また、本実施例の車両はスタビライザを兼ねる揺動減衰
装置14を装備している。この揺動減衰装置14は、左
右のロアアーム12及び車体6間に設けられたアクチュ
エータ16と、このアクチュエータ16に介挿された減
衰力発生機構としての可変絞り18L、18Rと、この
可変絞り18L、18Rを制御する減衰力制御手段20
とを備えている。
アクチュエータ16は、流体圧シリンダとしての油圧シ
リンダ22L、22Rと、ガスばねとしてのアキュムレ
ータ24L、24Rとを有し、これらの各要素が第1の
油圧配管26A、26B及び第2の油圧配管28A、2
8Bによって相互に接続されている。
油圧シリンダ22L、22Rの夫々は、シリンダチュー
ブ22aと、このシリンダチューブ22a内を2つのシ
リンダ室U、  Lに分離し且つ摺動可能なピストン2
2bと、このピストン22bに固設されたピストンロッ
ド22cとを有した片ロツド5複動形に構成されている
。そして、油圧シリンダ22L、22Rのピストンロッ
ド22cの端部が車体6に揺動可能に取り付けられ、シ
リンダチューブ20aが車体6に揺動可能に支持され、
これにより、油圧シリンダ22L、22Rが左右のハネ
上、ハネ下問に各々立設されている。
左輪側油圧シリンダ22Lの上側シリンダ室Uが第1の
油圧配管26Aを介して右輪側油圧シリンダ22Rの下
側シリンダ室りに接続され、左輪側油圧シリンダ22L
の下側シリンダ室りが第1の油圧配管26Bを介して右
輪側油圧シリンダ22Rの上側シリンダ室Uに接続され
、これにより、相互にクロス接続の状態にある。また、
第1の油圧配管26A、26Bの途中位置には、夫々、
第2の油圧配管28A、28Bが接続されている。
この第2の油圧配管28A、28Bはアキュムレータ2
4L、24Rに各々接続されるとともに、その配管28
A、28Bの途中に可変絞り弁18L、18Rが個別に
介装されている。
また、可変絞り弁18L、18Rは電磁ソレノイドに供
給される制御信号LSに応じてプランジャが移動し、こ
の移動に付勢されてスプール弁が移動してオリフィス径
が可変されるようになっている。
一方、前記減衰力制御手段20は本実施例では、車体の
車幅方向に発生する横加速度を検出する横加速度センサ
26と、この横加速度センサ26の検出信号Gに基づき
制御信号LS、LSを可変絞り弁18L、18Rに供給
するコントローラ28とを備えている。コントローラ2
8はマイクロコンピュータを搭載して構成され、横加速
度検出信号Gが所定値よりも大きいときにオリフィス径
を狭める制御信号LSを演算し、これを駆動回路を介し
て可変絞り弁18L、18Rに供給するようになってい
る。
ここで、本実施例の構成に係る動的な絞り効果を分析す
る。第1図の等価油圧回路を第2図に示す。この第2図
において、シリンダストローク・・・X5.X、、、ロ
ッド軸力・・・FL、F、、可変絞り弁18L、18R
の減衰係数(第2の油圧配管28A、28Bを含む)−
C,、、C,、、第1の油圧配管26A、26Bの等価
減衰係数・・・C21+  C2rs絞り弁18L、1
8Rを通過する油量・・・Q、、、 Qlr、配管26
A、26Bを通過する油量”’QztQ 2 r %ア
キュムレータ24L、24Rのガス封入圧・・・P L
 I  Pr %アキュムレータの24L  24Rの
ガス封入容積・・・Vt 、V、 、ロッド面積・・・
A1、シリンダ面積・・・Aoとし、A=A、−A、と
定義する。
また、ロールに対する平均変位置XR+ バウンスに対
する平均変位量Xllは第3図を参照して、の式から算
出され、2 XR−XR、2XI =X!+とすると、 XR= xt  Xr +  XB −XL +Xr 
 H・・(1)となり、 が得られる。
そこで、減衰係数c、、、C,,による絞り効果を求め
る。油量Q lr+  Qllは、Q+、= (A+A
、)大、−A>[。
= (A+A、、/2)XR+(Ar/2)XI・・・
(3) QIL= (A+A、)i、−At、 =  (A+A、/2)XR+ (Ar/2)Xll・
・・(4) で表される。絞り弁18L、18Rによる圧カア・ノブ
分Δp1い Δp+rは、 Δp 1 、= Q I L・C34,ΔT’ Ir−
Qlr ’ CIr・・・(5) であるから、ロッド軸力F kl、  Frlは、C,
、=C+ r −CI とおいて、 FLI−八P、、(A+A、)−ΔP1LA= (Ql
r (A±Ar)−Q+tAI CI・・・(6) F、1=ΔP Il (A+A、)  −ΔP 、、A
= (QIL (A+A、) −Q+、A)CI・・・
(7) となる。したがって、上記(6)、 (7)式及び(3
)、 (4)式を用いてロールに対する減衰力’FLI
  Fr+Jバウンスに対する減衰力rFz+Fr+」
は、Fz  Frl−(2A+A、) 2C+ XR・
・・(8) FLI+ F−1=Ar 2 CI  XB・・・(9
) となる。
同様にして、減衰係数C2t+  Carによる絞り効
果を求める。油量Q 211  Q 2 rは、Q2.
=−大、  (A+A、 )         ・・G
O)Qzr= −文L  (A +Ar)      
  −(II)となり、釣り合いに対する圧力ロス分の
軸力は、FL2− QzrCz−(A+A、)    
  ’・・(12)F、2=−Q21C21(A+A、
)      −(+3)となる。そこで、Cz−=C
21= Czとして、FL2  F、2= (A+A、
) 2Cz XR−04)FL2+Frz−(A十A、
) 2 Cz 文、    −05)を得る。
この結果、減衰係数C,L、C,,については、第(8
)(9)式より、2輪間に相対変位を伴わないバウンス
時よりも相対変位を伴うロール時の方が、発生する減衰
力、即ち絞り効果が大きいことが分かる。
また、減衰係数C2LI  Czrについては、第(1
4)Q5)式より、双方共、平均速度X*、  文、に
応じて減衰力が発生することが分かる。しかし、管路の
減衰係数C2い Carは絞り弁のそれに比べて小さく
しであるので、絞り効果も小さくなる。
なお、上記説明ではロール及びバウンスについて説明し
たが、2輪の採り方によって前後輪間におけるピッチ及
びバウンス、又は、対角軸におけるピッチ、ロール及び
バウンスについても同様の原理が成立するものである。
次に、本実施例の動作を説明する。
車両が良路を定速で直進しているものとすると、横加速
度センサ26の検出信号G−0であるから、コントロー
ラ28は制御信号LS=オフとして可変絞り弁18L、
18Rのオリフィス径を大としている。この走行状態で
は、車輪2L、2Hにバウンド、リバウンドが生じない
ので、左右の油圧シリンダ22L、22Rのストローク
変化も発生せず、配管26A、26B、28A、28B
内に作動油の流れが生じない。したがって、アキュムレ
ータ24L、24Rによるハネ反力が発生せず、また可
変絞り弁18L、18R及び配管26A。
26B、28A、28Bの流路抵抗により減衰力が発生
することも無く、所定のサスペンション特性が保持され
る。
この直進中に、路面凹凸によってバウンスが生じたとす
る。このとき、横加速度センサ26の検出信号Gは零を
保持するから、可変絞り弁18L。
18Rの減衰定数は変化しない。そこで、仮に、凸部通
過によって車輪2L、2Rが共にバウンドし、油圧シリ
ンダ22L、22Rのビス1−ン22bが共に車体下方
に相対移動しようとすると、下側シリンダ室りが共に同
時に圧縮されるとともに、上側シリンダ室Uが共に同時
に負圧状態に移行する。これにより、下側シリンダ室り
内の作動油は互いに第1の油圧配管26A(26B)を
通って反対側シリンダの上側シリンダ室Uに流れ込むと
ともに、増大したロッド22cの容量分だけの油量が可
変絞り弁18L、18Rを介してアキュムレータ24L
、24Rに流れ込む。
反対に、凹部通過によって車輪2L、2Rが共にリバウ
ンドし、上側シリンダ室Uが共に圧縮された場合、作動
油は今度は第1の油圧配管26A。
26Bを通って下側シリンダ室りに流れるとともに、減
少するロンド容積分だけの作動油がアキュムレータ24
L、24Rから可変絞り弁18L。
18Rを介して下側シリンダ室りに供給される。
しかし、このようにバウンド、リバウンドするときの可
変絞り弁18L、18Rを通過する油量は、第1の油圧
配管26A、26Bを通過する油量よりも格段に少なく
、且つ、可変絞り弁18L18Rの減衰定数が小さい値
になっているので、発生する減衰力は僅かな値であり、
車両全体の減衰力はほぼショックアブソーバ8,8に依
るもののみとなる。このため、従来のように第1の油圧
配管26A、26Bに絞り弁が挿入しである場合に比べ
て、発生する減衰力及びハネ反力が小さく、したがって
バウンスを伴う不整路を走行しても、乗心地が殆ど悪化
しない。
さらに、上述の直進状態から急旋回状態に移行したとす
る。この旋回が例えば右旋回であると、車両後ろ側から
みて左輪2L側が沈み込み、右輪2R側が浮き上がる方
向のロール(第1図中の矢印A参照)が発生する。これ
に際して、横加速度センサ26は慣性力を検知して旋回
方向に応して加速度信号Gをコントローラ28に出力し
、コントローラ28は所定の処理を行って、象、旋回状
態の場合には制御信号LS、LS−オンとする。これに
より、可変絞り弁18L、18Rのオリフィス径が所定
値まで狭められる。
これとともに、左輪側油圧シリンダ22Lのストローク
がロール速度に比例して縮小し且つ右輪側油圧シリンダ
22Rのストロークがロール速度に比例して伸長しよう
とする。このため、左輪側油圧シリンダ22Lの下側シ
リンダ室り及び右輪側油圧シリンダ22Rの上側シリン
ダ室Uが同時に圧縮され、且つ、左輪側油圧シリンダ2
2Lの上側シリンダ室U及び右輪側油圧シリンダ22R
の下側シリンダ室りが同時に膨張する。そこで、左輪側
油圧シリンダ22Lの下側シリンダ室り及び右輪側油圧
シリンダ22Rの上側シリンダUの作動油は可変絞り弁
18Rを介してアキュムレータ24Hに大量に吸収され
、且つ、アキュムレータ24L内の作動油は可変絞り弁
18Lを介して左輪側油圧シリンダ22Lの上側シリン
ダ室U及び右輪側油圧シリンダ22Rの下側シリンダ室
りに大量に流れ込む。これにより、アキュムレータ24
L、24Rによるバネ反力を得る一方で、可変絞り弁1
8L、18Rは通過する作動油量に比例した絞り効果を
生じるから、油圧シリンダ22L、22Rのストローク
速度に比例した減衰力を発生する。
一方、各ショックアブソーバ8もロールに応じて減衰力
を発生させており、これらによって、左輪側では車体の
沈み込みが抑制され且つ右輪側では車体の浮き上がりが
抑制されて、車体のロール角が小さな範囲に抑制される
左旋回の場合には、上述した動作が左右反対になるもの
の同一である。
また、旋回中の路面凹凸通過時やバウンス時において、
過渡的大振動が油圧シリンダ22L、22Rに入力した
とする。これにより、油圧シリンダ22L、22Hの上
側、下側シリンダ室U、  Lはパルス状の圧力変動を
生じるが、この圧力変動はアキュムレータ24L、24
Rのハネ力によって吸収されるとともに、その象、激な
油量変化に応じて絞り弁18L、18Rで高い減衰力が
発生し、緩衝効果を得ることができる。
一方、本実施例によれば、例えば高横加速度旋回時にロ
ール剛性を高めて左右の荷重移動量を大きくするなど、
その値を自在に変更できる。このため、本実施例の揺動
減衰装置14を車両前後に搭載し、車両前後においてロ
ール剛性の分担比。
即ち荷重移動量を自在に変えることができ、コーナリン
グフォースの和を車両前後で変えて旋回中のステア特性
を確実に制御できるという利点がある。
なお、上記第1実施例においては、油圧式スタビライザ
を兼ねる揺動減衰装置14を左右輪に設置するとしたが
、請求項(2)記載の発明は必ずしもこれに限定される
ものではなく、その設置対象を例えば前後2輪としても
よいし、対角2輪(前方。
後右輪、前布、後左輪)としてもよく、この場合には前
記(1)〜05)式を該当する2輪に前述と同等に適用
し、前後加速度信号などを利用して可変絞り制御を行え
ばよい。これにより、乗員が比較的違和感を惑しないバ
ウンス時には減衰力を小さくし、且つ、前後輪の場合に
は的確にピッチ減衰を得ることができ、対角軸の場合に
は的確にロール減衰ピンチ減衰を併せて得ることができ
る。
また、前記第1実施例において、可変絞り弁18L、1
8Rの代わりに固定絞り弁を用いることもできる。さら
に、横加速度センサの代わりに、操舵角センサ及び車速
センサの検出値から横加速度を推定し、この推定値を絞
り弁制御に利用することもできる。
(第2実施例) 次に、本願発明の第2実施例を第4図に基づき説明する
。本第2実施例は請求項(1)記載の揺動減衰装置に対
応するもので、車両の左右輪に当該装置を取り付けた場
合を示している。なお、第1実施例と同一の構成要素に
ついては同一符号を用い、その説明を簡略化又は省略す
る(以下の第5実施例まで同様とする)。
第4図において、第1の油圧配管26A、26Bに各々
接続された第2の油圧配管28A、28Bは、固定絞り
弁30A、30Bを個別に介してリザーバータンク32
に接続されている。固定絞り弁30A、30Bの流路径
は予め所定値に設定されている。その他は、第1実施例
と同一の構成である。
そこで、本第2実施例においてはハネ効果を担うアキュ
ムレータを外し、且つ、絞り弁30A。
30Bの減衰特性を一定としているため、第1実雄側に
比べて構成がより簡素化され、製造コストが減少するこ
ととなる。そして、ロールに対してはりザーバータンク
32との間で大きな作動油量の出入りが生じ、これによ
って固定絞り弁30A。
30Bの絞り効果に依る大きな減衰力を得ることができ
るとともに、バウンスに対しては小さな作動油量の出入
りによって小さな減衰力に止めている。これによって、
第1実施例とほぼ同等の効果を得ることができる。
(第3実施例) 次に、本願発明の第3実施例を第5図に基づき説明する
。本第3実施例は請求項(1)記載の揺動減衰装置に対
応するもので、車両の左右輪に当該装置を取り付けた場
合を示している。
第5図にあっては、右輪側の油圧シリンダ22Rの取り
付は方を、左輪側のものと反対にしている。つまり、右
輪側では、シリンダチューブ22aを車体6に取り付け
、ピストンロッド22cをロアアーム12に取り付け、
その一方で、両油圧シリンダ22L  22Rの上側、
下側シリンダ室U、  L同士を第1の油圧配管26A
、26Bにより相互に連通させている。つまり、油圧配
管26A、26Bをクロス接続するのではなく、油圧シ
リンダ22L□ 22Rの取り付は方向を相互に反対に
し、実質的にクロス接続を構成している。
その他の構成は第2実施例と同一であり、その作用効果
も第2実施例と同等のものとなる。
なお、前記第2.3実施例においては減衰力発生機構と
して固定絞り弁を用いたが、第1実施例と同様に可変絞
り弁を用い、この絞り効果を加速度等に応じて制御する
としてもよいことは勿論である。
(第4実施例) 次に、本願発明の第4実施例を第6図に基づき説明する
。本第4実施例は請求項(1)記載の揺動減衰装置に対
応するもので、車両の左右輪に当該装置を取り付けた場
合を示している。
第6図においては、左右の油圧シリンダ22L。
22Rに両ロッド、複動形のものを採用している。
そして、この油圧シリンダ22L、22Rにおいて、上
側のピストンロッド22cが前述したと同様に車体6に
取り付けられ、下側のピストンロッド22dがフリーな
状態でシリンダチューブ22aを貫通しているとともに
、シリンダチューブ22aの下端部がロアアーム12に
支持されている。
また、左右の油圧シリンダ22L、22Rをクロス状態
で接続する油圧配管26A、26Bの間は、サブ配管3
4によって相互に接続され、このサブ配管34中に単独
の固定絞り弁36が挿入されている。そのほかは、第4
実施例と同一である。
本実施例の動作を説明する。各油圧シリンダ22L、2
2Rにおける上側、下側シリンダ室U。
Lの容積変化率は、両ロッド形であるために同一である
。そこで、バウンス時に左右輪が同相でストロークする
と、例えば上側シリンダ室Uから押し出された作動油は
そのまま相手側シリンダの下側シリンダ室りに流れ込む
から、作動油がメインの油圧配管26A、26Bを流通
するだけであって、サブ配管34の作動油量は殆ど変化
しない。
これにより、バウンス時にスタビライザを兼ねる揺動減
衰装置14によって生じる減衰力は、油圧配管26A、
26Bの流動抵抗に因るもののみとなるから、前記各実
施例に比較してバウンス時の減衰力がより低下し、これ
によって良好な乗心地が確実に保持される。
一方、ロール時の逆位相ストロークによって一方の対の
上側、下側シリンダ室U、  Lから押し出された作動
油は固定絞り弁36を通って負圧側になっている他方の
対の上側、下側シリンダ室U。
Lに流れ込む。このとき、絞り弁36の絞り効果によっ
て減衰力が発生し、車体のロールが確実に抑制される。
この点に関しては、第2.3実施例と同等である。さら
に、このように両ロッド形の場合は、油量の出入りが無
いため、閉した油圧系で構成できる。
(第5実施例) 次に、第5実施例を第7図に基づき説明する。
本第5実施例は請求項(1)記載の揺動減衰装置に対応
するもので、車両の左右輪に当該装置を取り付けた場合
を示している。
第6図においては、前述した第5図の構成からサブ配管
34を取り外すとともに、各油圧シリンダ22L、22
Rのピストン22bに所定径のオリフィス38を各々穿
設し、このオリフィス38を介して上側、下側シリンダ
室U、Lを連通させている。
この構成はトポロジー的には第6図の実施例と同じにな
り、したがって第4実施例と同等の作用効果を得ること
ができるほか、第4実施例に比較して配管構成が簡素化
されるから、例えば左右輪のみならず、前後輪或いは対
角軸同士への実施も容易になる。
なお、前記第2実施例乃至第5実施例における揺動減衰
装置14は、左右輪に設置することに限定されるもので
は無く、前述したように前後輪であってもよいし、また
対角2輪であってもよい。
また、本願発明における減衰力発生機構は、例えば第8
図のように設けてもよい。この第8図の例では、左右の
油圧シリンダ80L、80Rは第7図のものと同様に両
ロッド、複動形に形成されるが、油圧シリンダ80L、
80Rにおける自己の上下シリンダ室U、Lを配管82
で連通させ、この配管82に減衰力発生機構としての絞
り弁84を介挿したもので、第7図の絞り弁内蔵に比べ
て絞り弁外付けの構成としている。これによっても、第
5実施例と同等の作用効果を得る。
さらに、本願発明における流体圧シリンダを接続する管
路構成は第9図及び第10図のようにしてもよい。第9
図の例では、片ロンド、単動形の油圧シリンダ86L、
86Rを車両左右で逆方向に取り付け、ピストン86a
にオリフィス88を形成し、このオリフィス88を介し
て上側、下側シリンダ室U、Lを連通させる一方、左右
のシリンダ86L、86Rの下側シリンダ室り同士を配
管90により相互に接続している。なお、86bはピス
トンロッドである。これによれば、前述した実施例と同
様の作用効果を得るとともに、左右のシリンダ接続用の
配管が一本で済むという利点がある。
さらに、第10図の例では、片ロッド、単動形の油圧シ
リンダ92L、92Rの取付は方を同一としたもので、
この内の左輪側の油圧シリンダ92Lにはピストン92
aによりシリンダ室が形成され、ピストンロッド92b
が車輪側に連結されている。この左輪側油圧シリンダ9
2Lのシリンダ室は固定ピストン94より上側、下側の
室M、J、M、に隔設され、固定ピストン94に設けら
れたオリフィス96によって油圧室M。、MLが連通し
ている。右輪側の油圧シリンダ92Rは第9図のものと
同様にピストン92Aにより形成される上側、下側シリ
ンダ室U、Lを有し、ピストンロッド92bが車輪側に
連結されて構成される。
そして、右輪側油圧シリンダ92Rの下側シリンダ室り
と左輪側油圧シリンダ92Lの下側シリンダ室MLとを
配管98にて接続している。これによっても、前記各実
施例と同等の作用効果を得るとともに、配管98の左右
輪側油圧シリンダへの両取り付は点が車体に対して固定
されるので、配管の組付は及び配管構成が容易になり、
配管自体の耐久性も向上する利点がある。
(第6実施例) 次に、第6実施例を第11図に基づき説明する。
本第6実施例は請求項(3)記載の揺動減衰装置に対応
するもので、この揺動減衰装置は油圧アクティブサスペ
ンションを兼ねるものである。第11図では前後輪の内
の一方の左右輪に対応する構成のみを図示し、ロール及
びバウンスに対して減衰効果を得る構造にしている。
第11図において、40L、4ORは左右輪、42は車
輪側部材、44は車体、46は油圧アクティブサスペン
ションを兼ねる揺動減衰装置である。
揺動減衰装置46は、左右の車輪側部材42と車体44
との間に個別に介挿された流体圧シリンダとしての油圧
シリンダ48L、48Rと、この油圧シリンダ48L、
48Rの作動圧を個別に制御可能な圧力制御弁50L、
50Rと、この圧力制御弁50L、50Rに供給側配管
52.戻り側配管54を介して接続された油圧a56と
を備えるとともに、システム全体を制御するコントロー
ラ58と、油圧シリンダ48L、48Rのストロークを
検出するストロークセンサ60L、60Rと、操舵角を
検出する操舵角センサ62とを備えている。64はコイ
ルスプリングである。
油圧シリンダ48L、48Rの夫々は、片コンド。単動
形に構成され、そのシリンダチューブ48aが車輪側部
材42に、ピストンロッド48bが車体44に夫々取り
付けられる。そして、ピストン48cにより形成される
シリンダ室りは配管66を介して圧力制御弁50L、5
0Rの供給側ポートに連通されている。圧力制御弁50
L、50Rは、夫々、挿通孔内で摺動可能なスプールを
有した弁ハウジングと、スプールの一端側に導いたフィ
ードバック圧に対応して他端側に導くパイロット圧を調
整可能な比例ソレノイドとを含む、従来周知の3ポ一ト
比例電磁減圧弁(例えば特開平1−122717号参照
)で形成されている。
このため、圧力制御弁50L、50Rはコントローラ5
8から比例ソレノイドに供給される指令電流iに比例し
て、シリンダ室りの圧力を調節可能になっている。
コントローラ58は、操舵角センサ62の検出信号θを
入力して操舵状態か否かを判断し、直進時にあってはス
トロークセンサ60L、60Rの検出信号XL+  X
Fから前記(9)式に基づき同相の指令電流i、iを演
算し、これを圧力制御弁50L、50Rに供給する。ま
た、操舵状態の判断時にはストロークセンサ60L、6
0Rの検出信号XL+Xrから前記(8)式に基づき逆
相の指令電流i、iを演算し同様に供給する。但し、第
(8)(9)式中の減衰係数CIは制御系全体での値で
ある。
本実施例では、ストロークセンサ60L、60R1操舵
角センサ62、コントローラ58、及び圧力制御弁50
L、50Rが制御手段を構成し、主として配管52,5
4,66、圧力制御弁50L(50R)中の流路が制御
系の減衰係数C5を生している。
このため、左右の油圧シリンダ48L、48Rではスト
ローク速度に比例する減衰力を発生させ、車輪ストロー
クを抑制させる。このとき、バウンス状態であれば、減
衰力が小さく良好な乗心地が保持され、一方、ロール状
態であれば、減衰力が大きくロール抑制が的確になされ
、前述した実施例と同等の減衰力制御が行われる。
なお、この第6実施例では相対変位を伴う車輪ストロー
クとして左右輪の場合を挙げたが、これは前後輪に対し
ても同等に適用でき、その場合には、ブ°レーキスイッ
チ、アクセルスイッチからの信号によって加減速時を判
断し、係る判断時には前記(8)式と同様にして逆相の
指令電流i、iを演算して供給し、また、係る判断がな
されない状態では前記(9)式と同様にして同相の指令
電流i、iを演算して供給すればよい。これによって、
ピッチ時にはバウンス時よりも大きな減衰力を得ること
ができる。
なお、本願各発明における作動流体は、上述した如(作
動油を用いるものに限定されることなく、例えば、非圧
縮性の気体を作動流体として用いるものであってもよい
(発明の効果〕 以上説明したように請求項(1)記載の発明では、車体
と所望の2輪との間に個別に介挿した流体圧シリンダの
シリンダ室を相互に接続する管路を含むアクチュエータ
と、管路及びシリンダ室を流路とする系に連結又は介挿
され流体の通過に伴って減衰力を発生する減衰力発生機
構とを備え、減衰力発生機構に対する流体の出入り量が
、前記2輪間での相対変位を伴わない車輪ストロークの
場合よりも当該相対変位を伴う車輪ストロークの場合の
方が大きくなるようにアクチエエータを形成したことか
ら、バウンス時よりもロール時、ピッチ時において減衰
力発生機構の絞り効果が大きく効いて、これにより、乗
員が比較的違和感を惑しないバウンス時には減衰力を小
さ(して良好な乗心地を保持でき、ロール時、ピッチ時
には大きな減衰力によって的確に車体の傾斜を抑制でき
るという効果が得られる。
また、請求項(2)記載の発明にあっては、上述した各
効果のほか、走行状態に応じて発生減衰力が変わるから
、例えば高横加速度旋回や高加減時に減衰力を大きくし
て、車体のロール角、ピッチ角を精度良く的確に抑制で
きる。
さらに、請求項(3)記載の発明にあっては、車体と所
望の2輪との間に個別に介挿した流体圧シリンダのシリ
ンダ室に連通され流体の通過に伴って減衰力を発生する
減衰力発生機構と、前記2輪間での相対変位を伴わない
車輪ストロークの場合よりも当該相対変位を伴う車輪ス
トロークの場合の方が減衰力発生機構を通過する作動流
体量が大きくなるように制御する制御手段とを備えたた
め、バウンス時よりもロール時、ピッチ時における絞り
効果を大きくして、上述と同等の効果を得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第3図は本願発明の第1実施例を示す図であ
って、第1図は概略構成図、第2図は等価油圧回路図、
第3回は車体のロール、バウンスの説明図である。第4
図は本願発明の第2実施例を示す概略構成図、第5図は
本願発明の第3実施例を示す概略構成図、第6図は本願
発明の第4実施例を示す概略構成図、第7図は本願発明
の第5実施例を示す概略構成図、第8図乃至第10図は
夫々本願発明のその他の実施例の要部を示す部分構成図
、第11図は本願発明の第6実施例を示す概略構成図で
ある。 図中の主要符号は、2L、2R・・・車輪、6・・・車
体、14・・・揺動減衰装置(スタビライザを兼ねる)
、16・・・アクチュエータ、18L、18R・・・可
変絞り弁、20・・・減衰力制御手段、22L、22R
・・・油圧シリンダ、24L、24R・・・アキュムレ
ータ、26A、26B・・・第1の油圧配管、28A、
28B−、第2の油圧配管、30A、30B・・・固定
絞り弁、32・・・リザーバータンク、34川サブ配管
、36・・・固定絞り弁、38・・・オリフィス、40
L、40R・・・車輪、44・・・車体、46・・・揺
動減衰装置(油圧アクティブサスペンションを兼ねる)
、48L、48R・・・油圧シリンダ、50L。 50R・・・圧力制御弁、52,54.66・・・配管
、56・・・油圧源、58・・・コントローラ、60L
  60R・・・ストロークセンサ、62・・・操舵角
センサ、80L、80R・・・油圧シリンダ、84・・
・絞り弁、86L、86R・・・油圧シリンダ、88・
・・オリフィス、90・・・配管、92L、92R・・
・油圧シリンダ、96・・・オリフィス、98・・・配
管、である。 第2図

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)車体の路面に対する揺動に応じて減衰力を発生さ
    せる車両の揺動減衰装置において、 車体と所望の2輪との間に個別に介挿した流体圧シリン
    ダと、この各流体圧シリンダのシリンダ室を相互に接続
    する管路とを含むアクチュエータを備えるとともに、前
    記管路及びシリンダ室を流路とする系に連結又は介挿さ
    れ流体の通過に伴って減衰力を発生する減衰力発生機構
    を備え、前記減衰力発生機構に対する流体の出入り量が
    、前記2輪間での相対変位を伴わない車輪ストロークよ
    りも当該相対変位を伴う車輪ストロークの方が大きくな
    るように前記アクチュエータを形成したことを特徴とす
    る車両の揺動減衰装置。
  2. (2)前記減衰力発生機構は発生減衰力を変更可能な機
    構とし、車両の走行状態に応じて当該減衰力発生機構の
    発生減衰力を変更する減衰力制御手段を付加したことを
    特徴とする請求項(1)記載の車両の揺動減衰装置。
  3. (3)車体の路面に対する揺動に応じて減衰力を発生さ
    せる車両の揺動減衰装置において、 車体と所望の2輪との間に個別に介挿した流体圧シリン
    ダと、この各流体圧シリンダのシリンダ室に連通され流
    体の通過に伴って減衰力を発生する減衰力発生機構と、
    前記2輪間での相対変位を伴わない車輪ストロークより
    も当該相対変位を伴う車輪ストロークの方が前記減衰力
    発生機構を通過する作動流体量が大きくなるように制御
    する制御手段とを備えたことを特徴とする車両の揺動減
    衰装置。
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