JPH0419212A - 車両用サスペンション装置 - Google Patents
車両用サスペンション装置Info
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- JPH0419212A JPH0419212A JP12372490A JP12372490A JPH0419212A JP H0419212 A JPH0419212 A JP H0419212A JP 12372490 A JP12372490 A JP 12372490A JP 12372490 A JP12372490 A JP 12372490A JP H0419212 A JPH0419212 A JP H0419212A
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Landscapes
- Vehicle Body Suspensions (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本願発明は、車両用サスペンション装置に係り、特に、
スタビライザとして油圧式など、流体正式スタビライザ
を用いた車両用サスペンション装置に関する。
スタビライザとして油圧式など、流体正式スタビライザ
を用いた車両用サスペンション装置に関する。
[従来の技術〕
従来、スタビライザを含む車両用サスペンション装置と
しては、例えば実開昭60−76506号記載のもの(
考案の名称は「油圧式スタビライザ」)が知られている
。
しては、例えば実開昭60−76506号記載のもの(
考案の名称は「油圧式スタビライザ」)が知られている
。
この従来装置は、車両左右のサスペンションアーム及び
車体間の上下方向に各々介装させた片ロッド・複動形の
油圧シリンダを有し、この左右の油圧シリンダ間で一方
の上側シリンダ室と他方の下側シリンダ室とを油圧配管
を介して交差状態で連通させ、この油圧配管の途中には
夫々オリフィスを挿入するとともに、各油圧シリンダの
上側シリンダ室とオリフィスとの間の油圧配管部分に、
作動油を弾撥的に付勢するばね機構を連通させている。
車体間の上下方向に各々介装させた片ロッド・複動形の
油圧シリンダを有し、この左右の油圧シリンダ間で一方
の上側シリンダ室と他方の下側シリンダ室とを油圧配管
を介して交差状態で連通させ、この油圧配管の途中には
夫々オリフィスを挿入するとともに、各油圧シリンダの
上側シリンダ室とオリフィスとの間の油圧配管部分に、
作動油を弾撥的に付勢するばね機構を連通させている。
一方、車輪支持部材及び車体間にはストラット型のショ
ックアブソーバが取り付けられている。
ックアブソーバが取り付けられている。
しかしながら、上述した従来装置においては、ショック
アブソーバの減衰比C+ (=F+ /V+、■1
:ショックアブソーバのピストン速度、F:速度■1に
於けるストラット減衰力)と、スタビライザの減衰比C
z (=Fz /V2 、Vz ニスタビライザの
油圧シリンダピストン速度、F2:速度■2に於けるピ
ストン減衰力)との間の関係を考慮していなかったため
、例えばスタビライザの減衰力特性がショックアブソー
バの減衰力特性よりも大きく設定された場合、即ち、
C,<C2の場合には、特に突起乗越し等の過大振動
の入力時に、スタビライザの油圧シリンダの負荷が著し
く増大し、これが長期間に渡って繰り返し入力すること
から、以下のような種々の不都合を生じていた。
アブソーバの減衰比C+ (=F+ /V+、■1
:ショックアブソーバのピストン速度、F:速度■1に
於けるストラット減衰力)と、スタビライザの減衰比C
z (=Fz /V2 、Vz ニスタビライザの
油圧シリンダピストン速度、F2:速度■2に於けるピ
ストン減衰力)との間の関係を考慮していなかったため
、例えばスタビライザの減衰力特性がショックアブソー
バの減衰力特性よりも大きく設定された場合、即ち、
C,<C2の場合には、特に突起乗越し等の過大振動
の入力時に、スタビライザの油圧シリンダの負荷が著し
く増大し、これが長期間に渡って繰り返し入力すること
から、以下のような種々の不都合を生じていた。
まず、第1に、増大する負荷に対して耐久性を維持する
ためには、油圧シリンダを大形化させたり、サスペンシ
ョンリンクを大形化させたり(油圧シリンダの車輪側を
該リンクの途中位置で支持する場合)するとともに、必
要に応じて車体側取付点を強化することによって、全体
の強度アップを図る必要がある。しかし、シリンダ大形
化やリンク大形化はハネ下重量の増大に繋がり、その分
、乗心地が悪化するという問題があった。また、車体側
取付点の強化は車体重量増に繋がり、燃費悪化を招来す
るという問題があった。第2には、振動入力増大によっ
て、サスペンションのボールジヨイントやサスペンショ
ンリンクのゴムブツシュ(油圧シリンダの車輪側を該リ
ンクの途中位置で支持する場合)などの支持点の耐久性
低下は避けられない状況にあった。
ためには、油圧シリンダを大形化させたり、サスペンシ
ョンリンクを大形化させたり(油圧シリンダの車輪側を
該リンクの途中位置で支持する場合)するとともに、必
要に応じて車体側取付点を強化することによって、全体
の強度アップを図る必要がある。しかし、シリンダ大形
化やリンク大形化はハネ下重量の増大に繋がり、その分
、乗心地が悪化するという問題があった。また、車体側
取付点の強化は車体重量増に繋がり、燃費悪化を招来す
るという問題があった。第2には、振動入力増大によっ
て、サスペンションのボールジヨイントやサスペンショ
ンリンクのゴムブツシュ(油圧シリンダの車輪側を該リ
ンクの途中位置で支持する場合)などの支持点の耐久性
低下は避けられない状況にあった。
一方、前述した従来装置にあっては、スタビライザのオ
リフィスの絞り径が常に同一であったため〜、特に不整
路走行時に乗心地が悪くなったり、前述と同様にスタビ
ライザ及び該スタビライザの取付部位9部品の耐久性が
低下するという問題がある。
リフィスの絞り径が常に同一であったため〜、特に不整
路走行時に乗心地が悪くなったり、前述と同様にスタビ
ライザ及び該スタビライザの取付部位9部品の耐久性が
低下するという問題がある。
このような不整路走行を考慮した従来装置としては、例
えば特開昭58−93615号記載のもの(発明の名称
は「ショックアブソーバ制御装置」)がある。この従来
例では、路面状況を検出し、悪路走行が判断されたとき
は、ピストン移動速度を規制して減衰力を低下させるよ
うにしている。しかし、この特開昭58−93615号
記載の装置は単にショックアブソーバの減衰力制御のみ
の開示であった。
えば特開昭58−93615号記載のもの(発明の名称
は「ショックアブソーバ制御装置」)がある。この従来
例では、路面状況を検出し、悪路走行が判断されたとき
は、ピストン移動速度を規制して減衰力を低下させるよ
うにしている。しかし、この特開昭58−93615号
記載の装置は単にショックアブソーバの減衰力制御のみ
の開示であった。
本願発明は、このような従来装置の有する問題及び状況
に鑑みてなされたもので、とくに、過大振動入力時の不
具合排除に伴う二次的な乗心地悪化や不整路通過に伴う
乗心地悪化を防止するとともに、スタビライザ及び該ス
タビライザの取付部位2部品の耐久性低下を防止するこ
とを、その解決しようとする課題とする。
に鑑みてなされたもので、とくに、過大振動入力時の不
具合排除に伴う二次的な乗心地悪化や不整路通過に伴う
乗心地悪化を防止するとともに、スタビライザ及び該ス
タビライザの取付部位2部品の耐久性低下を防止するこ
とを、その解決しようとする課題とする。
上記第1の課題を解決するため、請求項(1)記載の発
明は、車輪支持部材及び車体間に個別に介装されたショ
ックアブソーバと、サスペンションリンク及び車体間に
アクチュエータ部分を介装したスタビライザとを備え、
前記スタビライザは、サスペンションリンク及び車体間
に個別に立設され且つ左右輪同士で対を成す複動形の流
体圧シリンダと、この対を成す流体圧シリンダ間で一方
のシリンダ室と他方のシリンダ室とを相互に接続する管
路と、この管路の各々に連通され且つ作動流体を弾撥的
に付勢する流体室と、前記管路を含む流路に個別に介挿
した絞り弁とを有した車両用サスペンション装置におい
て、前記ショックアブソーバの減衰比C1と前記スタビ
ライザの減衰比C2とを、C,>C2となるように設定
している。
明は、車輪支持部材及び車体間に個別に介装されたショ
ックアブソーバと、サスペンションリンク及び車体間に
アクチュエータ部分を介装したスタビライザとを備え、
前記スタビライザは、サスペンションリンク及び車体間
に個別に立設され且つ左右輪同士で対を成す複動形の流
体圧シリンダと、この対を成す流体圧シリンダ間で一方
のシリンダ室と他方のシリンダ室とを相互に接続する管
路と、この管路の各々に連通され且つ作動流体を弾撥的
に付勢する流体室と、前記管路を含む流路に個別に介挿
した絞り弁とを有した車両用サスペンション装置におい
て、前記ショックアブソーバの減衰比C1と前記スタビ
ライザの減衰比C2とを、C,>C2となるように設定
している。
一方、第2の課題を解決するため、請求項(2)記載の
発明は、車輪支持部材及び車体間に個別に介装されたシ
ョックアブソーバと、サスペンションリンク及び車体間
にアクチュエータ部分を介装したスタビライザとを備え
た車両用サスペンション装置において、前記スタビライ
ザは、サスペンションリンク及び車体間に個別に立設さ
れ且つ左右輪同士で対を成す複動形の流体圧シリンダと
、この対を成す流体圧シリンダ間で一方のシリンダ室と
他方のシリンダ室とを相互に接続する管路と、この管路
の各々に連通され且つ作動流体を弾撥的に付勢する流体
室と、前記管路を含む流路に個別に介挿された絞り弁と
を有し、前記ショックアブソーバの減衰力又は前記スタ
ビライザの減衰力の少なくとも一方を変更可能にすると
ともに、走行路が所定レベルを越える不整路であるか否
かを判断する悪路判断手段と、この悪路判断手段により
不整路が判断されたときは、前記ショックアブソーバ及
びスタビライザの内、変更が可能な方の減衰力を下げる
減衰力低下手段とを設けている。
発明は、車輪支持部材及び車体間に個別に介装されたシ
ョックアブソーバと、サスペンションリンク及び車体間
にアクチュエータ部分を介装したスタビライザとを備え
た車両用サスペンション装置において、前記スタビライ
ザは、サスペンションリンク及び車体間に個別に立設さ
れ且つ左右輪同士で対を成す複動形の流体圧シリンダと
、この対を成す流体圧シリンダ間で一方のシリンダ室と
他方のシリンダ室とを相互に接続する管路と、この管路
の各々に連通され且つ作動流体を弾撥的に付勢する流体
室と、前記管路を含む流路に個別に介挿された絞り弁と
を有し、前記ショックアブソーバの減衰力又は前記スタ
ビライザの減衰力の少なくとも一方を変更可能にすると
ともに、走行路が所定レベルを越える不整路であるか否
かを判断する悪路判断手段と、この悪路判断手段により
不整路が判断されたときは、前記ショックアブソーバ及
びスタビライザの内、変更が可能な方の減衰力を下げる
減衰力低下手段とを設けている。
また、請求項(3)記載の発明は、車輪支持部材及び車
体間に個別に介装され減衰比を変更可能なショックアブ
ソーバと、サスペンションリンク及び車体間にアクチュ
エータ部分を介装したスタビライザとを備えた車両用サ
スペンション装置において、前記スタビライザは、サス
ペンションリンク及び車体間に個別に立設され且つ左右
輪同士で対を成す流体圧シリンダと、この対を成す流体
圧シリンダ間で一方のシリンダ室と他方のシリンダ室と
を相互に接続する管路と、この管路の各々に連通され且
つ作動流体を弾撥的に付勢する流体室と、前記管路を含
む流路に個別に介挿され且つ減衰比を変更可能な可変絞
り弁とを有し、走行路が所定レヘルを越える不整路であ
るか否かを判断する悪路判断手段と、この悪路判断手段
により不整路が判断されたときは、前記ショックアブソ
ーバ及び可変絞り弁の内、少なくとも一方の減衰力を下
げる減衰力低下手段とを設けている。
体間に個別に介装され減衰比を変更可能なショックアブ
ソーバと、サスペンションリンク及び車体間にアクチュ
エータ部分を介装したスタビライザとを備えた車両用サ
スペンション装置において、前記スタビライザは、サス
ペンションリンク及び車体間に個別に立設され且つ左右
輪同士で対を成す流体圧シリンダと、この対を成す流体
圧シリンダ間で一方のシリンダ室と他方のシリンダ室と
を相互に接続する管路と、この管路の各々に連通され且
つ作動流体を弾撥的に付勢する流体室と、前記管路を含
む流路に個別に介挿され且つ減衰比を変更可能な可変絞
り弁とを有し、走行路が所定レヘルを越える不整路であ
るか否かを判断する悪路判断手段と、この悪路判断手段
により不整路が判断されたときは、前記ショックアブソ
ーバ及び可変絞り弁の内、少なくとも一方の減衰力を下
げる減衰力低下手段とを設けている。
請求項(1)記載の発明では、旋回時に例えば左輪側が
沈み込み右輪側が浮き上がるロールを生じたとする。シ
ョックアブソーバは減衰比C0に応じて減衰力を発生す
る。これとともに、左輪側流体圧シリンダのストローク
が縮小し、右輪側流体圧シリンダのストロークが伸長し
ようとして、左右の接続された2対のシリンダ室の内の
一方が共に圧縮され、圧力が上昇して、作動流体が流体
室に流れ込んで弾撥的に付勢される。また、左右の流体
圧シリンダの伸長する側のシリンダ室には、流体室から
作動流体が流れ込む。したがって、作動流体が絞り弁を
も通過するので、スタビライザは減衰比C2に応じた減
衰力を発生させながら、車体沈み込み側の流体圧シリン
ダがその沈み込みに抵抗する力を発生し、車体浮き上が
り側の流体圧シリンダがその浮き上がりに抵抗する力を
発生して、ロールが抑制される。
沈み込み右輪側が浮き上がるロールを生じたとする。シ
ョックアブソーバは減衰比C0に応じて減衰力を発生す
る。これとともに、左輪側流体圧シリンダのストローク
が縮小し、右輪側流体圧シリンダのストロークが伸長し
ようとして、左右の接続された2対のシリンダ室の内の
一方が共に圧縮され、圧力が上昇して、作動流体が流体
室に流れ込んで弾撥的に付勢される。また、左右の流体
圧シリンダの伸長する側のシリンダ室には、流体室から
作動流体が流れ込む。したがって、作動流体が絞り弁を
も通過するので、スタビライザは減衰比C2に応じた減
衰力を発生させながら、車体沈み込み側の流体圧シリン
ダがその沈み込みに抵抗する力を発生し、車体浮き上が
り側の流体圧シリンダがその浮き上がりに抵抗する力を
発生して、ロールが抑制される。
このような作動状態において、スタビライザの減衰比C
2はショックアブソーバの減衰比CIに比べて、Cz
< C+ に設定されており、車両全体で’CI+C2
Jに応した適宜な減衰力となる。
2はショックアブソーバの減衰比CIに比べて、Cz
< C+ に設定されており、車両全体で’CI+C2
Jに応した適宜な減衰力となる。
しかも、突起乗越し等の過渡的大振動入力のときでも、
スタビライザの分担する減衰力が低く抑えられ、流体圧
シリンダ及びその支持部位等の受ける反力が小さくなる
。
スタビライザの分担する減衰力が低く抑えられ、流体圧
シリンダ及びその支持部位等の受ける反力が小さくなる
。
また請求項(2) (3)記載の発明では、請求項(1
)記載発明の作用に加え、悪路走行時にショックアブソ
ーバ及びスタビライザの可変絞り弁の内の少なくとも何
れかの減衰力が下がるから、ソフトなサスペンション特
性となり、悪路走行時の乗心地が良くなるとともに、ス
タビライザに掛かる力負担も少なくなる。
)記載発明の作用に加え、悪路走行時にショックアブソ
ーバ及びスタビライザの可変絞り弁の内の少なくとも何
れかの減衰力が下がるから、ソフトなサスペンション特
性となり、悪路走行時の乗心地が良くなるとともに、ス
タビライザに掛かる力負担も少なくなる。
以下、本願発明の詳細な説明する。
(第1実施例)
第1実施例を添付図面の第1図に基づき説明する。
第1図において、2L、2Rは車両の左輪、右輪を、4
は車輪支持部材としてのナックルを、6は車体を夫々示
す。そして、ナックル4と車体6との間にはサスペンシ
ョン装置8が介装されている。
は車輪支持部材としてのナックルを、6は車体を夫々示
す。そして、ナックル4と車体6との間にはサスペンシ
ョン装置8が介装されている。
サスペンション装置8は、ハネ上、バネ下問のサスペン
ションストラット10と、サスペンションリンクとして
のロアアーム12と、ロール剛性を発生するスタビライ
ザJ4とを備えている。サスペンションストラット10
は、ナックル4の上端部と車体6との間で略車体上下方
向に立設され、所定減衰比C1のショックアブソーバI
OAを内蔵している。このため、サスペンションストラ
ット10の軸方向のストローク変動によって、ショック
アブソーバIOAはそのピストン移動速度に応じた減衰
力を発生する。サスペンションストランド10のバネ上
、バネ下相当位置にはコイルスプリング16が装備され
ている。また、各サスペンションストラット10の下端
部と車体6との間にはロアアーム12が取り付けられ、
このロアアーム12はナックル4の上下動に伴って車体
側の揺動軸回りに揺動可能になっている。
ションストラット10と、サスペンションリンクとして
のロアアーム12と、ロール剛性を発生するスタビライ
ザJ4とを備えている。サスペンションストラット10
は、ナックル4の上端部と車体6との間で略車体上下方
向に立設され、所定減衰比C1のショックアブソーバI
OAを内蔵している。このため、サスペンションストラ
ット10の軸方向のストローク変動によって、ショック
アブソーバIOAはそのピストン移動速度に応じた減衰
力を発生する。サスペンションストランド10のバネ上
、バネ下相当位置にはコイルスプリング16が装備され
ている。また、各サスペンションストラット10の下端
部と車体6との間にはロアアーム12が取り付けられ、
このロアアーム12はナックル4の上下動に伴って車体
側の揺動軸回りに揺動可能になっている。
また、スタビライザ14は第1図に示すように、流体圧
シリンダとしての油圧シリンダ20L、20Rと、減衰
力発生用の絞り弁22L、22R及び流体室としての油
室24L、24Rとを有し、これらの各要素が第1の油
圧配管26A、26B(第1の管路)及び第2の油圧配
管28A、28B(第2の管路)によって相互に接続さ
れた構造になっている。ここで、第1.第2の油圧配管
26A、26B、28A、28Bの流動抵抗による減衰
比はC2′である。
シリンダとしての油圧シリンダ20L、20Rと、減衰
力発生用の絞り弁22L、22R及び流体室としての油
室24L、24Rとを有し、これらの各要素が第1の油
圧配管26A、26B(第1の管路)及び第2の油圧配
管28A、28B(第2の管路)によって相互に接続さ
れた構造になっている。ここで、第1.第2の油圧配管
26A、26B、28A、28Bの流動抵抗による減衰
比はC2′である。
油圧シリンダ2OL、2ORの夫々は、シリンダチュー
ブ20aと、このシリンダチューブ20a内を2つのシ
リンダ室U、Lに分離し且つ摺動可能なピストン20b
と、このピストン20bに固設され片方の軸方向に延び
るピストンロッド20cとを有した片ロッド、複動形に
構成され、各々の摺動部分は液密状態でシールされてい
る。このような構造を有する油圧シリンダ2OL、20
Rは、各々、ピストンロッド20cの端部がロアアーム
12の車輪側端に取り付けられるとともに、シリンダチ
ューブ20aの端部が車体6に揺動可能に支持され、こ
れによって、油圧シリンダ20L、20Rが左右のハネ
上、ハネ下問に各々立設されている。
ブ20aと、このシリンダチューブ20a内を2つのシ
リンダ室U、Lに分離し且つ摺動可能なピストン20b
と、このピストン20bに固設され片方の軸方向に延び
るピストンロッド20cとを有した片ロッド、複動形に
構成され、各々の摺動部分は液密状態でシールされてい
る。このような構造を有する油圧シリンダ2OL、20
Rは、各々、ピストンロッド20cの端部がロアアーム
12の車輪側端に取り付けられるとともに、シリンダチ
ューブ20aの端部が車体6に揺動可能に支持され、こ
れによって、油圧シリンダ20L、20Rが左右のハネ
上、ハネ下問に各々立設されている。
そして、左輪側油圧シリンダ2OLの上側シリンダ室U
が第1の油圧配管26Aを介して右輪側油圧シリンダ2
ORの下側シリンダ室りに接続され、左輪側油圧シリン
ダ20Lの下側シリンダ室りが第1の油圧配管26Bを
介して右輪側油圧シリンダ2ORの上側シリンダ室Uに
接続され、これにより、相互にクロス接続の状態をとる
。また、第1の油圧配管26A、26Bの途中位置には
、所定減衰比02″の絞り弁22A、22Bが各々挿入
されている。このため、スタビライザ14全体の減衰比
C2は、CZ =CZ ’ +C2”となり、本実施例
ではショックアブソーバIOAの減衰比C1に対し、C
,>C,の関係に設定されている。
が第1の油圧配管26Aを介して右輪側油圧シリンダ2
ORの下側シリンダ室りに接続され、左輪側油圧シリン
ダ20Lの下側シリンダ室りが第1の油圧配管26Bを
介して右輪側油圧シリンダ2ORの上側シリンダ室Uに
接続され、これにより、相互にクロス接続の状態をとる
。また、第1の油圧配管26A、26Bの途中位置には
、所定減衰比02″の絞り弁22A、22Bが各々挿入
されている。このため、スタビライザ14全体の減衰比
C2は、CZ =CZ ’ +C2”となり、本実施例
ではショックアブソーバIOAの減衰比C1に対し、C
,>C,の関係に設定されている。
なお、本サスペンション装置8で必要なトータルの設定
減衰比がrC,+CzJとなるようにしている。
減衰比がrC,+CzJとなるようにしている。
さらに、第1の油圧配管26A、26Bにおける絞り弁
22A、22Bの挿入点よりもシリンダ寄りの所定位置
には、夫々、油室24A、24Bに連通ずる第2の油圧
配管28A、28Bが接続されている。
22A、22Bの挿入点よりもシリンダ寄りの所定位置
には、夫々、油室24A、24Bに連通ずる第2の油圧
配管28A、28Bが接続されている。
油室24A、24Bの各々は、シリンダチューブ24a
と、このシリンダチューブ24a内で摺動可能なピスト
ン24bと、このピストン24bを押圧する所定ばね定
数のスプリング24cとを有し、シリンダチューブ24
a内のスプリング24Cとは反対側にシリンダ室りが形
成されている。
と、このシリンダチューブ24a内で摺動可能なピスト
ン24bと、このピストン24bを押圧する所定ばね定
数のスプリング24cとを有し、シリンダチューブ24
a内のスプリング24Cとは反対側にシリンダ室りが形
成されている。
このシリンダ室りが第2の油圧配管28A、28Bに連
通している。一方、スプリング24cは、リテーナ24
eに支承され、このリテーナ24eは調節ねし24fに
よって進退調整可能になっている。
通している。一方、スプリング24cは、リテーナ24
eに支承され、このリテーナ24eは調節ねし24fに
よって進退調整可能になっている。
続いて全体動作を説明する。
車両が良路を定速で直進しているものとすると、車輪2
L、2Rにバウンド、リバウンドが生じないので、左右
のサスペンションストラット10゜10及びスタビライ
ザ14の油圧シリンダ20L。
L、2Rにバウンド、リバウンドが生じないので、左右
のサスペンションストラット10゜10及びスタビライ
ザ14の油圧シリンダ20L。
2ORのストロークも変化しない。このため、各ショッ
クアブソーバIOA及びスタビライザ14内で作動油の
流れが生じないので、共に減衰力を発生することもなく
、また、スタビライザ14の油圧シリンダ20L、20
Rがロール剛性を生じることも無い。したがって、所定
のサスペンション特性が保持される。
クアブソーバIOA及びスタビライザ14内で作動油の
流れが生じないので、共に減衰力を発生することもなく
、また、スタビライザ14の油圧シリンダ20L、20
Rがロール剛性を生じることも無い。したがって、所定
のサスペンション特性が保持される。
この直進中、比較的細かな路面凹凸によって車輪2L、
2Rにバウンスが生じたとする。このバウンスが仮に、
凸部通過に因る車輪2L、2Rのバウンドであり、各サ
スペンションストラットIO及び油圧シリンダ20L、
2ORのストロークが縮小したとする。これにより、各
ショックアブソーバIOAはピストン移動速度に応じた
減衰力を発生する。
2Rにバウンスが生じたとする。このバウンスが仮に、
凸部通過に因る車輪2L、2Rのバウンドであり、各サ
スペンションストラットIO及び油圧シリンダ20L、
2ORのストロークが縮小したとする。これにより、各
ショックアブソーバIOAはピストン移動速度に応じた
減衰力を発生する。
一方、油圧シリンダ20L、2ORの夫々においても、
そのピストン20bが共に車体上方に移動し、上側シリ
ンダ室Uが共に同時に圧縮されるとともに、下側シリン
ダ室りが共に同時に負圧状態に移行する。これにより、
上側シリンダ室U内の作動油は互いに第1の油圧配管2
6A(26B)を通って反対側シリンダの下側シリンダ
室りに流れ込む。これは、凹部通過によって車輪2L。
そのピストン20bが共に車体上方に移動し、上側シリ
ンダ室Uが共に同時に圧縮されるとともに、下側シリン
ダ室りが共に同時に負圧状態に移行する。これにより、
上側シリンダ室U内の作動油は互いに第1の油圧配管2
6A(26B)を通って反対側シリンダの下側シリンダ
室りに流れ込む。これは、凹部通過によって車輪2L。
2Rがリバウンドし、下側シリンダ室りが共に圧縮され
た場合も同様である。
た場合も同様である。
したがって、バウンド、リバウンド時共に絞り弁22A
、22Bを通過する作動油による減衰力が発生し、且つ
、油室24A、24Bによりハネ反力が生しる。これに
より、不整路走行に起因した車体の上下方向の揺動が的
確に抑制される。
、22Bを通過する作動油による減衰力が発生し、且つ
、油室24A、24Bによりハネ反力が生しる。これに
より、不整路走行に起因した車体の上下方向の揺動が的
確に抑制される。
さらに、上述の直進状態から旋回状態に移行したとする
。この旋回が例えば右旋回であって、車両後ろ側からみ
て左輪2L側が沈み込み、右輪2R側が浮き上がる方向
のロール(第1図中の矢印A参照)が発生しようとした
とする。この旋回によって、左輪2L側のサスペンショ
ンストラット10及び油圧シリンダ2OLのストローク
が縮小し、右輪2R側のサスペンションストラット10
及び油圧シリンダ20Rのストロークが伸長する。
。この旋回が例えば右旋回であって、車両後ろ側からみ
て左輪2L側が沈み込み、右輪2R側が浮き上がる方向
のロール(第1図中の矢印A参照)が発生しようとした
とする。この旋回によって、左輪2L側のサスペンショ
ンストラット10及び油圧シリンダ2OLのストローク
が縮小し、右輪2R側のサスペンションストラット10
及び油圧シリンダ20Rのストロークが伸長する。
これにより、各ンヨンクアフ゛ソーハIOAはそのピス
トン移動速度に比例した減衰力を発生し振動を吸収しよ
うとする。
トン移動速度に比例した減衰力を発生し振動を吸収しよ
うとする。
一方、スタビライザ14では、左輪側油圧シリンダ2O
Lの上側シリンダ室Uが圧縮されるとともに、右輪側油
圧シリンダ2ORの下側シリンダ室りが圧縮されるから
、第1の油圧配管26A内の圧力が上昇し、この圧力上
昇によって作動油が油室24Aのシリンダ室りに、スプ
リング24cのばね力に抗しつつ流れ込む。このとき、
右輪側油圧シリンダ2ORの下側シリンダ室りからの作
動油が絞り弁22Aを通過する。
Lの上側シリンダ室Uが圧縮されるとともに、右輪側油
圧シリンダ2ORの下側シリンダ室りが圧縮されるから
、第1の油圧配管26A内の圧力が上昇し、この圧力上
昇によって作動油が油室24Aのシリンダ室りに、スプ
リング24cのばね力に抗しつつ流れ込む。このとき、
右輪側油圧シリンダ2ORの下側シリンダ室りからの作
動油が絞り弁22Aを通過する。
また、この右旋回に際して、左輪側油圧シリンダ2OL
の下側シリンダ室り及び右輪側油圧シリンダ2ORの上
側シリンダ室Rが負圧状態となるので、これらのシリン
ダ室り、Rに油圧室24Bから作動油が流れ込む。この
とき、左輪側油圧シリンダ2OLの下側シリンダ室りへ
の作動油が絞り弁22Bを通過する。
の下側シリンダ室り及び右輪側油圧シリンダ2ORの上
側シリンダ室Rが負圧状態となるので、これらのシリン
ダ室り、Rに油圧室24Bから作動油が流れ込む。この
とき、左輪側油圧シリンダ2OLの下側シリンダ室りへ
の作動油が絞り弁22Bを通過する。
そこで、油室24A、24Bによるバネ反力が得られる
一方で、絞り弁22A、22Bの絞り効果によって、左
輪側油圧シリンダ2OLは車体沈み込みに抗する減衰力
を発生し、右輪側油圧シリンダ2ORは車体の浮き上が
りに抗する減衰力を発生する。これにより、図中のA方
向のロールに抵抗する回転モーメントが生じて、ロール
が的確に抑制される。
一方で、絞り弁22A、22Bの絞り効果によって、左
輪側油圧シリンダ2OLは車体沈み込みに抗する減衰力
を発生し、右輪側油圧シリンダ2ORは車体の浮き上が
りに抗する減衰力を発生する。これにより、図中のA方
向のロールに抵抗する回転モーメントが生じて、ロール
が的確に抑制される。
左旋回の場合には、上述した動作が左右反対になるもの
の同一である。
の同一である。
以上の作動において、サスペンション装置8が発生する
減衰力は減衰比CI及びC2の割合に応じて各ショック
アブソーバIOA及びスタビライザ14間で分担される
。このため、振動入力が小さいときは、スタビライザ1
4の分担減衰力は更に小さいので、強度的に負担になら
ない。
減衰力は減衰比CI及びC2の割合に応じて各ショック
アブソーバIOA及びスタビライザ14間で分担される
。このため、振動入力が小さいときは、スタビライザ1
4の分担減衰力は更に小さいので、強度的に負担になら
ない。
しかし、例えば走行中に車両が突起を乗り越して、路面
側から過渡的大振動が入力したとする。
側から過渡的大振動が入力したとする。
この場合、車輪2L、2Rの上方ストロークに伴い、振
動は各サスペンションストラット10、各コイルスプリ
ング16及び油圧シリンダ2OL2ORを経て車体6に
伝達される。この途中に、各ショックアブソーバIOA
、絞り弁22A、22B、及び配管26A、26B、2
8A、28Bが減衰力を発生するから、車体6の振動が
吸収される。回路乗越しの場合も同様である。
動は各サスペンションストラット10、各コイルスプリ
ング16及び油圧シリンダ2OL2ORを経て車体6に
伝達される。この途中に、各ショックアブソーバIOA
、絞り弁22A、22B、及び配管26A、26B、2
8A、28Bが減衰力を発生するから、車体6の振動が
吸収される。回路乗越しの場合も同様である。
このとき、スタビライザ14全体の減衰比C2が、ショ
ックアブソーバIOAの減衰比C1よりも小さいので、
過渡的な過大振動入力に対して、C1≦02に設定した
場合に比べてスタビライザ14の分担減衰力が緩和され
、その負荷軽減によって油圧シリンダ2OL、2OR及
び各ロアアーム12、車体6の取付部に過大な力が加わ
ることが防止されるので、それらの耐久性向上が図られ
る。また、油圧シリンダ20L、2ORやロアアーム1
2を大形化したり、シリンダの車体側取付点を堅牢にし
たりして強度向上を図る必要もないから、そのように強
度アップした場合の二次的不都合である、バネ下重量増
に因る乗心地悪化や、車体重量増に因る燃費悪化をも防
止できる。
ックアブソーバIOAの減衰比C1よりも小さいので、
過渡的な過大振動入力に対して、C1≦02に設定した
場合に比べてスタビライザ14の分担減衰力が緩和され
、その負荷軽減によって油圧シリンダ2OL、2OR及
び各ロアアーム12、車体6の取付部に過大な力が加わ
ることが防止されるので、それらの耐久性向上が図られ
る。また、油圧シリンダ20L、2ORやロアアーム1
2を大形化したり、シリンダの車体側取付点を堅牢にし
たりして強度向上を図る必要もないから、そのように強
度アップした場合の二次的不都合である、バネ下重量増
に因る乗心地悪化や、車体重量増に因る燃費悪化をも防
止できる。
(第2実施例)
次に、本願発明の第2実施例を第2図に基づき説明する
。この第2実施例は第1実施例と同様に油圧式スタビラ
イザを採用し、そのロール剛性を積極的に制御できるよ
うにしたもので、第1実施例と同等の構成要素には同一
符号を用い、その説明を省略又は簡略化する。
。この第2実施例は第1実施例と同様に油圧式スタビラ
イザを採用し、そのロール剛性を積極的に制御できるよ
うにしたもので、第1実施例と同等の構成要素には同一
符号を用い、その説明を省略又は簡略化する。
左右のロアアーム12及び車体6間には、両ロッド、複
動形の油圧シリンダ40L、40Rが各々、ショックア
ブソーバ10A、コイルスプリング16と併設する状態
で設けられている。油圧シリンダ40L、40Rの夫々
は、シリンダチューブ40aと、このシリンダチューブ
40a内を2つのシリンダ室U、 Lに分離し且つ摺
動可能なピストン40bと、このピストン40bに固設
され輪画方向に延びるピストンロッド40cとを有し、
夫々の摺動部分が液密状態でシールされている。
動形の油圧シリンダ40L、40Rが各々、ショックア
ブソーバ10A、コイルスプリング16と併設する状態
で設けられている。油圧シリンダ40L、40Rの夫々
は、シリンダチューブ40aと、このシリンダチューブ
40a内を2つのシリンダ室U、 Lに分離し且つ摺
動可能なピストン40bと、このピストン40bに固設
され輪画方向に延びるピストンロッド40cとを有し、
夫々の摺動部分が液密状態でシールされている。
そして、ピストンロッド40cの一方の端部がロアアー
ム12の途中位置に回動可能に取付つけられ、他方の端
部がフリーな状態に置かれるとともに、このフリ一端例
のシリンダチューブ40aの端部が車体6に回動可能に
支持されている。
ム12の途中位置に回動可能に取付つけられ、他方の端
部がフリーな状態に置かれるとともに、このフリ一端例
のシリンダチューブ40aの端部が車体6に回動可能に
支持されている。
この左右の油圧シリンダ40L、40Rの上側。
下側シリンダ室U、 Lは第1実施例と同様にクロス
する第1の油圧配管26A、26Bに接続されている。
する第1の油圧配管26A、26Bに接続されている。
この配管26A、26B間には、2ボ一ト2位置(常開
)の電磁切換弁42が接続されており、この電磁切換弁
42のソレノイドには後述するコントローラからソレノ
イド制御信号Sが入力するようになっている。また、第
1の油圧配管26A、26Bには、夫々、第2の油圧配
管28A、28Bが接続され、この各配管28A、28
Bには絞り弁22A、22B及びアキュムレータ44A
、44Bが個別に接続されている。
)の電磁切換弁42が接続されており、この電磁切換弁
42のソレノイドには後述するコントローラからソレノ
イド制御信号Sが入力するようになっている。また、第
1の油圧配管26A、26Bには、夫々、第2の油圧配
管28A、28Bが接続され、この各配管28A、28
Bには絞り弁22A、22B及びアキュムレータ44A
、44Bが個別に接続されている。
さらに、本第2実施例のスタビライザ14は、その内圧
を制御する制御機構を備えており、この制御機構はコン
トロールシリンダ46.電動モータ48.制御部50を
有している。コントロールシリンダ46は、前述した油
圧シリンダ40L。
を制御する制御機構を備えており、この制御機構はコン
トロールシリンダ46.電動モータ48.制御部50を
有している。コントロールシリンダ46は、前述した油
圧シリンダ40L。
40Rと同様に、両ロッド、複動形に構成されており、
シリンダチューブ46aと、このシリンダチューブ46
a内を2つのシリンダ室R1,R2に分離し且つ摺動可
能なピストン46bと、このピストン46bに固設され
軸側方向に延びるピストンロッド46cとを有し、夫々
の摺動部分が液密状態でシールされている。この内、シ
リンダ室R1,R2は第3の油圧配管52A、52Bを
介して、第2の油圧配管28A、28Bに各々連通して
いる。また、ピストンロッド46cの一端はフリーな状
態に置かれ、他端にラック46dが形成されている。こ
のラック46dには電動モータ48のピニオン48aが
噛み合うようになっている。
シリンダチューブ46aと、このシリンダチューブ46
a内を2つのシリンダ室R1,R2に分離し且つ摺動可
能なピストン46bと、このピストン46bに固設され
軸側方向に延びるピストンロッド46cとを有し、夫々
の摺動部分が液密状態でシールされている。この内、シ
リンダ室R1,R2は第3の油圧配管52A、52Bを
介して、第2の油圧配管28A、28Bに各々連通して
いる。また、ピストンロッド46cの一端はフリーな状
態に置かれ、他端にラック46dが形成されている。こ
のラック46dには電動モータ48のピニオン48aが
噛み合うようになっている。
制御部50は本実施例では、横加速度センサ。
マイクロコンピュータを用いた演算回路、及びモータ駆
動回路、ソレノイド駆動回路等を搭載して構成されてい
る。演算回路は、横加速度センサの検出信号を入力して
、横加速度が設定値以上の場合には旋回方向に応じてロ
ール剛性を上げる方向のモータ駆動信号Mを電動モータ
48に出力し且つソレノイド制御信号Sをオンとすると
ともに、横加速度が設定値未満の場合には電動モータ4
8の回転位置を中立位置に設定するモータ駆動信号Mを
出力し且つソレノイド制御信号Sをオフとするようにな
っている。なお、図示しないが、電動モータ48には回
転角センサが取り付けられ、その検出信号が回転位置、
即ちピストン46bの位置演算のために演算回路に取り
込まれる。
動回路、ソレノイド駆動回路等を搭載して構成されてい
る。演算回路は、横加速度センサの検出信号を入力して
、横加速度が設定値以上の場合には旋回方向に応じてロ
ール剛性を上げる方向のモータ駆動信号Mを電動モータ
48に出力し且つソレノイド制御信号Sをオンとすると
ともに、横加速度が設定値未満の場合には電動モータ4
8の回転位置を中立位置に設定するモータ駆動信号Mを
出力し且つソレノイド制御信号Sをオフとするようにな
っている。なお、図示しないが、電動モータ48には回
転角センサが取り付けられ、その検出信号が回転位置、
即ちピストン46bの位置演算のために演算回路に取り
込まれる。
なお、本第2実施例においても絞り弁22A。
22Bの設定減衰比02″、スタビライザ配管の流動抵
抗による減衰比C2とし、スタビライザ14全体の減衰
比Cz C=Ct ’ +CZ ” )は、ショック
アブソーバIOAの減衰比C2に対して、CI>C2に
設定されている。なお、rc、+c、」の値がトータル
の必要な減衰比である。
抗による減衰比C2とし、スタビライザ14全体の減衰
比Cz C=Ct ’ +CZ ” )は、ショック
アブソーバIOAの減衰比C2に対して、CI>C2に
設定されている。なお、rc、+c、」の値がトータル
の必要な減衰比である。
次に、本第2実施例の全体動作を説明する。
車両が良路を定速で直進しているものとすると、横加速
度センサの検出信号が零であるから、電動モータ48は
中立位置を保持し、ソレノイド制御信号S=オフとなっ
て電磁切換弁42が開(連通)の状態にある。これによ
り、コントロールシリンダ46のピストン位i146
bはシリンダ室R1、R2が同容積の中立位置を保持し
、且つ、スタビライザ14の各配管及びシリンダ室の内
圧が同圧に保持される。そして、この直進状態では、車
輪2L、2Rにバウンド、リバウンドが生じないので、
左右の油圧シリンダ40L、40Rのストローク変化も
発生せず、配管26A、26B。
度センサの検出信号が零であるから、電動モータ48は
中立位置を保持し、ソレノイド制御信号S=オフとなっ
て電磁切換弁42が開(連通)の状態にある。これによ
り、コントロールシリンダ46のピストン位i146
bはシリンダ室R1、R2が同容積の中立位置を保持し
、且つ、スタビライザ14の各配管及びシリンダ室の内
圧が同圧に保持される。そして、この直進状態では、車
輪2L、2Rにバウンド、リバウンドが生じないので、
左右の油圧シリンダ40L、40Rのストローク変化も
発生せず、配管26A、26B。
28A、28B内に作動油の流れが生じない。したがっ
て、アクチュエータ44A、44Bによるバネ反力が発
生せず、また絞り弁22A、22B及び配管26A、2
6B、28A、28Bの流路抵抗により減衰力も発生せ
ず、所定のサスペンション特性が保持される。
て、アクチュエータ44A、44Bによるバネ反力が発
生せず、また絞り弁22A、22B及び配管26A、2
6B、28A、28Bの流路抵抗により減衰力も発生せ
ず、所定のサスペンション特性が保持される。
この直進中に、片方の車輪2L (2R)のみが突起乗
越し等によってストローク変動を生したとする。この場
合には、横加速度は殆ど零であるから、前述と同様にコ
ントロールシリンダ46は中立状態にあり、電磁切換弁
42の開状態によって内圧同一状態にある。このため、
ストローク変動を生じた輪のショックアブソーバIOA
は所定減衰比C1に基づ<減衰力を発生させる。これと
ともに、油圧シリンダ40L(4OR)の例えばストロ
ーク縮小によって上側シリンダ室Uが圧縮され、作動油
が流れ出る。しかし、油圧シリンダ40L(40R)が
両ロッド形であるため、圧縮されたと同容積分だけ下側
シリンダ室りが拡張され、上側シリンダ室Uから流れ出
た作動油は電磁切換弁42を介して下側シリンダ室Rに
吸収される。
越し等によってストローク変動を生したとする。この場
合には、横加速度は殆ど零であるから、前述と同様にコ
ントロールシリンダ46は中立状態にあり、電磁切換弁
42の開状態によって内圧同一状態にある。このため、
ストローク変動を生じた輪のショックアブソーバIOA
は所定減衰比C1に基づ<減衰力を発生させる。これと
ともに、油圧シリンダ40L(4OR)の例えばストロ
ーク縮小によって上側シリンダ室Uが圧縮され、作動油
が流れ出る。しかし、油圧シリンダ40L(40R)が
両ロッド形であるため、圧縮されたと同容積分だけ下側
シリンダ室りが拡張され、上側シリンダ室Uから流れ出
た作動油は電磁切換弁42を介して下側シリンダ室Rに
吸収される。
つまり、作動油が絞り弁22A(22B)を通過するこ
とが無いので、減衰力は殆ど発生せず、スタビライザ1
4により乗心地が損なわれることもなく、また、乗り越
さない方のシリンダ40R(40L)の下側シリンダし
て圧力上昇に伴う力が発生してしまい、車体姿勢が変動
するということもない。
とが無いので、減衰力は殆ど発生せず、スタビライザ1
4により乗心地が損なわれることもなく、また、乗り越
さない方のシリンダ40R(40L)の下側シリンダし
て圧力上昇に伴う力が発生してしまい、車体姿勢が変動
するということもない。
さらに、直進状態において、路面凹凸によって両輪にバ
ウンスが生じたとする。左右のショックアブソーバIO
Aは減衰比CIに応じた減衰力を発生させ、車体振動が
的確に抑制される。これとともに、仮に、凸部通過によ
って車輪2L、2Rがバウンドし、油圧シリンダ40L
、40Rのピストン40bが共に車体上方に移動しよう
とすると、上側シリンダ室Uが共に同時に圧縮されると
ともに、下側シリンダ室りが共に同時に負圧状態に移行
する。これにより、上側シリンダ室U内の作動油は互い
に第1の油圧配管26A(26B)を通って自己及び反
対側シリンダの下側シリンダ室りに流れ込む。しかし、
上側、下側シリンダ室U、Lの容積変化が両ロッド形の
ために互いに等しいので、第2の油圧配管28A、28
B内の油量変化は生じない。これは、凹部通過によって
車輪2L、2Rがリバウンドし、下側シリンダ室りが共
に圧縮された場合も同様である。したがって、バウンド
、リバウンド時共に作動油が絞り弁22A、22Bを通
過しないから、減衰力も殆ど発生せず、バネ反力も生じ
ない。これによって、従来のようにバウンスを伴う不整
路走行に起因して絞り弁22A、22Bによる減衰力が
生じることもなく、スタビライザ14により乗心地が損
なわれるという状態が排除される。
ウンスが生じたとする。左右のショックアブソーバIO
Aは減衰比CIに応じた減衰力を発生させ、車体振動が
的確に抑制される。これとともに、仮に、凸部通過によ
って車輪2L、2Rがバウンドし、油圧シリンダ40L
、40Rのピストン40bが共に車体上方に移動しよう
とすると、上側シリンダ室Uが共に同時に圧縮されると
ともに、下側シリンダ室りが共に同時に負圧状態に移行
する。これにより、上側シリンダ室U内の作動油は互い
に第1の油圧配管26A(26B)を通って自己及び反
対側シリンダの下側シリンダ室りに流れ込む。しかし、
上側、下側シリンダ室U、Lの容積変化が両ロッド形の
ために互いに等しいので、第2の油圧配管28A、28
B内の油量変化は生じない。これは、凹部通過によって
車輪2L、2Rがリバウンドし、下側シリンダ室りが共
に圧縮された場合も同様である。したがって、バウンド
、リバウンド時共に作動油が絞り弁22A、22Bを通
過しないから、減衰力も殆ど発生せず、バネ反力も生じ
ない。これによって、従来のようにバウンスを伴う不整
路走行に起因して絞り弁22A、22Bによる減衰力が
生じることもなく、スタビライザ14により乗心地が損
なわれるという状態が排除される。
さらに、上述の直進状態から旋回状態に移行したとする
。この旋回が例えば右旋回であって、車両後ろ側からみ
て左輪2L側が沈み込み、右輪2R側が浮き上がる方向
のロール(第2図中の矢印A参照)が発生しようとした
とする。この旋回に際して、横加速度センサは慣性力を
検知して旋回方向に応じて正負の横加速度信号を演算回
路に出力する。この横加速度が設定値未満の場合は、緩
い旋回状態であり、ロール角が小さいとして、前述の直
進時の状態を保持する。
。この旋回が例えば右旋回であって、車両後ろ側からみ
て左輪2L側が沈み込み、右輪2R側が浮き上がる方向
のロール(第2図中の矢印A参照)が発生しようとした
とする。この旋回に際して、横加速度センサは慣性力を
検知して旋回方向に応じて正負の横加速度信号を演算回
路に出力する。この横加速度が設定値未満の場合は、緩
い旋回状態であり、ロール角が小さいとして、前述の直
進時の状態を保持する。
しかし、横加速度が設定値以上の場合は、演算回路は設
定した回転指令方向を含むモータ駆動信号Mを電動モー
タ48に出力するとともに、ソレノイド制御信号Mをオ
ンとする。これにより、電動モータ48は設定した方向
(いまの例では第2図中で時計方向)に回転してピスト
ンロッド46Cを第1図中の左端方向aに慣性力に比例
した距離だけ移動させる。また、電磁切換弁42は閉(
非連通)となって第1の油圧配管26A、26Bが独立
した系を成す。
定した回転指令方向を含むモータ駆動信号Mを電動モー
タ48に出力するとともに、ソレノイド制御信号Mをオ
ンとする。これにより、電動モータ48は設定した方向
(いまの例では第2図中で時計方向)に回転してピスト
ンロッド46Cを第1図中の左端方向aに慣性力に比例
した距離だけ移動させる。また、電磁切換弁42は閉(
非連通)となって第1の油圧配管26A、26Bが独立
した系を成す。
そこで、電動モータ48の回転に伴ってコントロールシ
リンダ46のシリンダ室R1が圧縮され、シリンダ室R
1内部の作動油が第3の油圧配管52Aを介して第2の
油圧配管28A側に流入するとともに、他方のシリンダ
室R2が負圧状態になる。そこで、第2の油圧配管28
Aの内圧、即ち左輪側油圧シリンダ40Lの上側シリン
ダ室U及び右輪側油圧シリンダ40Rの下側シリンダ室
りの作動圧が上昇し、作動油が絞り弁22Aを介してア
キュムレータ44Aに徐々に流れ込む。一方、他方のア
キュムレータ44Bから絞り弁22Bを介して第1.第
2の油圧配管26A、28A及び左輪側油圧シリンダ4
0I5の下側シリンダ室り右輪側油圧シリンダ40Rの
上側シリンダ室Uに作動油が供給される。
リンダ46のシリンダ室R1が圧縮され、シリンダ室R
1内部の作動油が第3の油圧配管52Aを介して第2の
油圧配管28A側に流入するとともに、他方のシリンダ
室R2が負圧状態になる。そこで、第2の油圧配管28
Aの内圧、即ち左輪側油圧シリンダ40Lの上側シリン
ダ室U及び右輪側油圧シリンダ40Rの下側シリンダ室
りの作動圧が上昇し、作動油が絞り弁22Aを介してア
キュムレータ44Aに徐々に流れ込む。一方、他方のア
キュムレータ44Bから絞り弁22Bを介して第1.第
2の油圧配管26A、28A及び左輪側油圧シリンダ4
0I5の下側シリンダ室り右輪側油圧シリンダ40Rの
上側シリンダ室Uに作動油が供給される。
つまり、バネ反力が得られる一方で、絞り弁22A、2
2Bの絞り効果によって、左輪側油圧シリンダ40Lで
は車体の沈み込みに抗する減衰力が発生し、且つ、右輪
側油圧シリンダ4ORでは車体の浮き上がりに抗する減
衰力が発生する。これにより、図中のA方向のロールに
抵抗する回転モーメントが生して、ロールが事前に且つ
積極的に抑制される。この回転モーメントは旋回中の刻
々と変化する横加速度の大きさに応してきめ細かく調整
されるから、旋回の進み具合に応して常に的確にロール
角が抑制されるとともに、旋回が終了すると、前述した
直進走行に対応した中立状態が自動復帰される。
2Bの絞り効果によって、左輪側油圧シリンダ40Lで
は車体の沈み込みに抗する減衰力が発生し、且つ、右輪
側油圧シリンダ4ORでは車体の浮き上がりに抗する減
衰力が発生する。これにより、図中のA方向のロールに
抵抗する回転モーメントが生して、ロールが事前に且つ
積極的に抑制される。この回転モーメントは旋回中の刻
々と変化する横加速度の大きさに応してきめ細かく調整
されるから、旋回の進み具合に応して常に的確にロール
角が抑制されるとともに、旋回が終了すると、前述した
直進走行に対応した中立状態が自動復帰される。
このロール振動を抑制する減衰力は、左右のショックア
ブソーバIOAの減衰比C1による減衰力F、の他に、
絞り弁22A、22Bを通過する油量に応じた減衰力及
び配管抵抗による減衰力、即ちスタビライザ14の減衰
比C2による減衰力F2の和となる。しかし、本実施例
では、2つの減衰比C,,C,の割合をC,>C2とし
ているので、スタビライザ14の発生する減衰力は、左
右のショックアブソーバIOAが発生する減衰力よりも
小さく、トータルの減衰力が同じで01 ≦C2とした
場合に比べ、′94.担する力は小さくて済む。
ブソーバIOAの減衰比C1による減衰力F、の他に、
絞り弁22A、22Bを通過する油量に応じた減衰力及
び配管抵抗による減衰力、即ちスタビライザ14の減衰
比C2による減衰力F2の和となる。しかし、本実施例
では、2つの減衰比C,,C,の割合をC,>C2とし
ているので、スタビライザ14の発生する減衰力は、左
右のショックアブソーバIOAが発生する減衰力よりも
小さく、トータルの減衰力が同じで01 ≦C2とした
場合に比べ、′94.担する力は小さくて済む。
左旋回の場合には、上述した動作が左右反対になるもの
の同一である。
の同一である。
したがって、第1実施例と同様に、油圧シリンダ40L
、40Rやロアアーム12を大形化して強度アップを図
る必要も無く、これによりハネ下重量増大による乗心地
悪化を防止できるとともに、油圧シリンダ40L、40
Rの車体側取付点の強化を図る必要も無く、これにより
燃費悪化を防止できる。また、サスペンションボールジ
ヨイントやロアアームブツシュの耐久性低下をも防止で
きる。
、40Rやロアアーム12を大形化して強度アップを図
る必要も無く、これによりハネ下重量増大による乗心地
悪化を防止できるとともに、油圧シリンダ40L、40
Rの車体側取付点の強化を図る必要も無く、これにより
燃費悪化を防止できる。また、サスペンションボールジ
ヨイントやロアアームブツシュの耐久性低下をも防止で
きる。
さらに、本実施例では電動モータ48を駆動するに際し
て制御ゲインを変更する等してモータ回転量を調整する
ことにより、コントロールシリンダ46のピストン46
bの位置が中立位置より深く或いは浅く制御される。こ
の深浅制御に応じてスタビライザ14の内圧が変わり、
同一の慣性力に対するロール剛性が可変される。このよ
うにコントロールシリンダ46を使って旋回状態に応し
てロール剛性が調整されるから、油圧式スタビライザで
あっても、例えばロール剛性を高めて左右の荷重移動量
を大きくするなど、その値を自在に変更できる。そこで
、車両前後においてロール剛性の分担比、即ち荷重移動
量を自在に変えることができ、コーナリングフォースの
和を車両前後で変えてステア特性を確実に制御できる。
て制御ゲインを変更する等してモータ回転量を調整する
ことにより、コントロールシリンダ46のピストン46
bの位置が中立位置より深く或いは浅く制御される。こ
の深浅制御に応じてスタビライザ14の内圧が変わり、
同一の慣性力に対するロール剛性が可変される。このよ
うにコントロールシリンダ46を使って旋回状態に応し
てロール剛性が調整されるから、油圧式スタビライザで
あっても、例えばロール剛性を高めて左右の荷重移動量
を大きくするなど、その値を自在に変更できる。そこで
、車両前後においてロール剛性の分担比、即ち荷重移動
量を自在に変えることができ、コーナリングフォースの
和を車両前後で変えてステア特性を確実に制御できる。
一方、旋回中の路面凹凸通過時やバウンス時において、
過渡的大振動が油圧シリンダ40L、4ORに入力した
とする。これにより、油圧シリンダ40L、40Rの上
側、下側シリンダ室U、 Lはパルス状の圧力変動を
生しるが、この圧力変動は油室44A 44Bのスプ
リング24cの伸縮によって吸収されるとともに、その
急激な油量変化に応して絞り弁22A、22Bで高い減
衰力が発生し、的確な緩衝効果を得ることができる。
過渡的大振動が油圧シリンダ40L、4ORに入力した
とする。これにより、油圧シリンダ40L、40Rの上
側、下側シリンダ室U、 Lはパルス状の圧力変動を
生しるが、この圧力変動は油室44A 44Bのスプ
リング24cの伸縮によって吸収されるとともに、その
急激な油量変化に応して絞り弁22A、22Bで高い減
衰力が発生し、的確な緩衝効果を得ることができる。
ところで、本実施例において、サスペンション装置の異
常状態発生など、何らかの都合でコントロールシリンダ
46による内圧制御を中止した場合でも、第1の油圧配
管26A、26Bのクロス配管によってシリンダピスト
ン40bの移動状況に応じたロール抑制効果を得ること
ができる。
常状態発生など、何らかの都合でコントロールシリンダ
46による内圧制御を中止した場合でも、第1の油圧配
管26A、26Bのクロス配管によってシリンダピスト
ン40bの移動状況に応じたロール抑制効果を得ること
ができる。
(第3実施例)
次に、本願発明の第3実施例を第3図及び第4図に基づ
き説明する。この第3実施例は第1実施例と同様にショ
ックアブソーバと油圧式スタビライザを併置し、それら
で発生する減衰力を路面状態に応して積極的に制御でき
るようにしたもので、第1実施例と同等の構成要素には
同一符号を用い、その説明を省略又は簡略化する。
き説明する。この第3実施例は第1実施例と同様にショ
ックアブソーバと油圧式スタビライザを併置し、それら
で発生する減衰力を路面状態に応して積極的に制御でき
るようにしたもので、第1実施例と同等の構成要素には
同一符号を用い、その説明を省略又は簡略化する。
第3図において、左右輪2L、2Rのナックル4及び車
体6間には、サスペンションストラット60が各々介装
されており、このサスペンションストラット60には減
衰力可変型のショックアブソーバ60Aが設けれられて
いる。このショックアブソーバ60Aは従来周知の構成
であり、内蔵する電動モータに供給される制御信号C5
に応じて、オリフィスの流路面積が変更され、減衰力を
制御できるようになっている。
体6間には、サスペンションストラット60が各々介装
されており、このサスペンションストラット60には減
衰力可変型のショックアブソーバ60Aが設けれられて
いる。このショックアブソーバ60Aは従来周知の構成
であり、内蔵する電動モータに供給される制御信号C5
に応じて、オリフィスの流路面積が変更され、減衰力を
制御できるようになっている。
また、第1実施例と同様に構成される第1の油圧配管2
6A、26Bには、固定絞り弁に変えて可変絞り弁62
A、62Bが挿入されている。この可変絞り弁62A、
62Bは電磁ソレノイドに供給されるソレノイド制御信
号LSに応してプランジャが移動し、これに付勢されて
スプール弁が移動してオリフィス径が可変されるように
なっている。
6A、26Bには、固定絞り弁に変えて可変絞り弁62
A、62Bが挿入されている。この可変絞り弁62A、
62Bは電磁ソレノイドに供給されるソレノイド制御信
号LSに応してプランジャが移動し、これに付勢されて
スプール弁が移動してオリフィス径が可変されるように
なっている。
さらに、上述した減衰力可変ショックアブソーバ6OA
、60A及び可変絞り弁62A、62Bを制御する機構
として、本実施例では、路面状態センサ64及びコント
ローラ66を備えている。
、60A及び可変絞り弁62A、62Bを制御する機構
として、本実施例では、路面状態センサ64及びコント
ローラ66を備えている。
路面状態センサ64は例えば、上下加速度センサ。
超音波センサ又は車体・車輪間のストロークセンサ等で
成り、路面の凹凸に応じた加速度又は距離信号Aをコン
トローラ66に出力する。コントローラ66はマイクロ
コンピュータを搭載して構成され、第4図の処理を行っ
て悪路判断を行い、減衰力切換の指令信号C5,LSを
各ショックアブソーバ6()A及び可変絞り弁62A、
62Bに出力する。
成り、路面の凹凸に応じた加速度又は距離信号Aをコン
トローラ66に出力する。コントローラ66はマイクロ
コンピュータを搭載して構成され、第4図の処理を行っ
て悪路判断を行い、減衰力切換の指令信号C5,LSを
各ショックアブソーバ6()A及び可変絞り弁62A、
62Bに出力する。
その他の構成は第1実施例と同一である。
次に、本第3実施例の動作を説明する。
最初に、第4図の処理を説明する。第4図ステップ■に
おいて、コントローラ66は路面状態センサの検出信号
Aを所定時間読み込む。次いでステップ■に移行して路
面レベル演算処理を行い、ステップ■で悪路か否か判断
する。この一連の悪路判断の処理は、例えば従来周知の
特開昭61−30408号、特開昭61−37515号
記載のように実施される。そこで、ステップ■で路面が
所定レヘルを越えない、即ち悪路でないと判断されると
ステップ■に移行し、一方、所定レベルを越える不整路
、即ち悪路であると判断されるとステップ■に移行する
。
おいて、コントローラ66は路面状態センサの検出信号
Aを所定時間読み込む。次いでステップ■に移行して路
面レベル演算処理を行い、ステップ■で悪路か否か判断
する。この一連の悪路判断の処理は、例えば従来周知の
特開昭61−30408号、特開昭61−37515号
記載のように実施される。そこで、ステップ■で路面が
所定レヘルを越えない、即ち悪路でないと判断されると
ステップ■に移行し、一方、所定レベルを越える不整路
、即ち悪路であると判断されるとステップ■に移行する
。
ステップ■では、減衰力を良路に対応して予め設定した
値に保持する指令を行う。具体的には、ショックアブソ
ーバ60A、60Aの減衰比C1をCIOに、可変絞り
弁62A、62Bの減衰比C″を02゜″に設定する制
御信号C3,LSを出力する。
値に保持する指令を行う。具体的には、ショックアブソ
ーバ60A、60Aの減衰比C1をCIOに、可変絞り
弁62A、62Bの減衰比C″を02゜″に設定する制
御信号C3,LSを出力する。
一方 ステップ■では、コントローラ66は減衰力を良
路走行時の値よりも低下させる指令を行う。具体的には
、ショックアブソーバ60A、10Aの減衰比C9をC
IL(<CI。)に、可変絞り弁62A、62Bの減衰
比02″をC2L” (<C2o“)に設定する制御
信号C3,LSを出力する。
路走行時の値よりも低下させる指令を行う。具体的には
、ショックアブソーバ60A、10Aの減衰比C9をC
IL(<CI。)に、可変絞り弁62A、62Bの減衰
比02″をC2L” (<C2o“)に設定する制御
信号C3,LSを出力する。
この後、ステップ■にて制御終了か否かを判断し、制御
終了まで上述の処理を継続させる。
終了まで上述の処理を継続させる。
ここで、路面状態センサ64及び第4図ステップ■〜■
の処理が悪路判断手段を構成し、第4図ステップ■の処
理が減衰力低下手段に対応している。
の処理が悪路判断手段を構成し、第4図ステップ■の処
理が減衰力低下手段に対応している。
このため、路面凹凸が所定レベルに満たない良路におけ
る走行の場合、前記第1実施例と同様にロールに抗する
ロール剛性が発生し、姿勢変化が抑制されるとともに、
突起乗越し時の過渡的振動が的確に吸収される。
る走行の場合、前記第1実施例と同様にロールに抗する
ロール剛性が発生し、姿勢変化が抑制されるとともに、
突起乗越し時の過渡的振動が的確に吸収される。
しかし、路面凹凸が所定レベルを越えるような悪路の場
合には、これが判断されて、各ショックアブソーバ60
A及びスタビライザ14の減衰比が共に良路走行の場合
に比べて下げられる。このため、悪路走行では発生する
減衰力が低下し、良好な乗心地確保が優先される。また
、悪路では減衰力が下がり、加振力が減少するため、ス
タビライザ14における油圧シリンダ20L、2OR及
び該シリンダの取付部位1部材の耐久性も格段に向上す
る。
合には、これが判断されて、各ショックアブソーバ60
A及びスタビライザ14の減衰比が共に良路走行の場合
に比べて下げられる。このため、悪路走行では発生する
減衰力が低下し、良好な乗心地確保が優先される。また
、悪路では減衰力が下がり、加振力が減少するため、ス
タビライザ14における油圧シリンダ20L、2OR及
び該シリンダの取付部位1部材の耐久性も格段に向上す
る。
この他の動作は第1実施例と同様である。
ところで、本第3実施例においては、悪路走行が判断さ
れたときに各ショックアブソーバ60A及びスタビライ
ザ14の両方の減衰比を同時に低下させるとしたが、こ
の低下制御は例えば減衰比の高い方を下げる等、何れか
一方のみについて行ってもよい。また、前記第1.2実
施例と同様にスタビライザ14の減衰比C2をショック
アブソーバ60Aの減衰比C3よりも常に小さく維持し
ておき、過渡的大振動入力によるスタビライザ14に掛
かる反力増を防止するとしてもよい。さらに、本第3実
施例の悪路走行に係る減衰力低下制御を、第2実施例(
第2図)の構成のサスペンション装置に通用することも
できる。
れたときに各ショックアブソーバ60A及びスタビライ
ザ14の両方の減衰比を同時に低下させるとしたが、こ
の低下制御は例えば減衰比の高い方を下げる等、何れか
一方のみについて行ってもよい。また、前記第1.2実
施例と同様にスタビライザ14の減衰比C2をショック
アブソーバ60Aの減衰比C3よりも常に小さく維持し
ておき、過渡的大振動入力によるスタビライザ14に掛
かる反力増を防止するとしてもよい。さらに、本第3実
施例の悪路走行に係る減衰力低下制御を、第2実施例(
第2図)の構成のサスペンション装置に通用することも
できる。
なお、本願発明のサスペンション装置におけるショック
アブソーバは、前述した各実施例記載のようにサスペン
ションストラットに設けられたものでは無く、単独のシ
ョックアブソーバであってもよい。
アブソーバは、前述した各実施例記載のようにサスペン
ションストラットに設けられたものでは無く、単独のシ
ョックアブソーバであってもよい。
また、本願発明における作動流体は、上述した如く作動
油を用いるものに限定されることなく、例えば、非圧縮
性の気体を作動流体として用いるものであってもよく、
その場合には左右輪のバネ上、ハネ下関、コントロール
シリンダに前記実施例と同様の構成の気体圧シリンダを
用いればよい。
油を用いるものに限定されることなく、例えば、非圧縮
性の気体を作動流体として用いるものであってもよく、
その場合には左右輪のバネ上、ハネ下関、コントロール
シリンダに前記実施例と同様の構成の気体圧シリンダを
用いればよい。
さらに、左右輪に設ける流体圧シリンダの取付は方は、
前記実施例とは反対であって、シリンダチューブをロア
アーム側に取り付け、ロッドを車体側に取り付けてもよ
いし、左右で逆になるようにしてもよい。なお、左右で
流体圧シリンダの取付は方を逆にした場合は、図示実施
例の如く、左右シリンダの各シリンダ室をクロス状に接
続する必要はなく、左右シリンダの上側シリンダ室同士
、下側シリンダ室同士を接続して並行配管とすればよい
。
前記実施例とは反対であって、シリンダチューブをロア
アーム側に取り付け、ロッドを車体側に取り付けてもよ
いし、左右で逆になるようにしてもよい。なお、左右で
流体圧シリンダの取付は方を逆にした場合は、図示実施
例の如く、左右シリンダの各シリンダ室をクロス状に接
続する必要はなく、左右シリンダの上側シリンダ室同士
、下側シリンダ室同士を接続して並行配管とすればよい
。
(発明の効果〕
以上説明したように請求項(1)記載の発明では、ショ
ックアブソーバ及び流体圧式スタビライザをバネ上 ハ
ネ下問に併置するとともに、ショックアブソーバの減衰
比C1とスタビライザの減衰比C2の関係を、C,<C
2に設定しているので、バウンス時において車体振動の
吸収及びロール時のおいてロール剛性の発生7車体振動
の吸収がなされる一方、突起乗越し等の大振動入力時に
あってもスタビライザの受ける力負担が減少し、流体圧
シリンダ及びその支持部位2部品の耐久性が格段に向上
する。また、かかる力負担の減少によって、流体圧シリ
ンダ、サスペンションリンク等の大形化を行う必要が無
く、これによりハネ下重量増に伴う乗心地悪化を排除で
き、さらに車体側取付点の強化を行う必要が無く、これ
により車体重量増に伴う燃費悪化を排除できるという二
次的な効果を得る。
ックアブソーバ及び流体圧式スタビライザをバネ上 ハ
ネ下問に併置するとともに、ショックアブソーバの減衰
比C1とスタビライザの減衰比C2の関係を、C,<C
2に設定しているので、バウンス時において車体振動の
吸収及びロール時のおいてロール剛性の発生7車体振動
の吸収がなされる一方、突起乗越し等の大振動入力時に
あってもスタビライザの受ける力負担が減少し、流体圧
シリンダ及びその支持部位2部品の耐久性が格段に向上
する。また、かかる力負担の減少によって、流体圧シリ
ンダ、サスペンションリンク等の大形化を行う必要が無
く、これによりハネ下重量増に伴う乗心地悪化を排除で
き、さらに車体側取付点の強化を行う必要が無く、これ
により車体重量増に伴う燃費悪化を排除できるという二
次的な効果を得る。
一方、請求項(2)、 (3)記載の発明では、請求項
(1)記載発明と同等のロール抑制効果及び緩衝効果を
得るとともに、悪路走行時にはサスペンション装置全体
の減衰力が積極的に下げられるので、悪路走行時のソフ
トな減衰力によって乗心地が向上するとともに、サスペ
ンション装置の受ける力が減少して装置の耐久性向上が
図られるという効果がある。
(1)記載発明と同等のロール抑制効果及び緩衝効果を
得るとともに、悪路走行時にはサスペンション装置全体
の減衰力が積極的に下げられるので、悪路走行時のソフ
トな減衰力によって乗心地が向上するとともに、サスペ
ンション装置の受ける力が減少して装置の耐久性向上が
図られるという効果がある。
第1図は本願発明の第1実施例を示す概略構成図、第2
図は本願発明の第2実施例を示す概略構成図、第3図は
本願発明の第3実施例を示す概略構成図、第4図は第3
実施例における減衰力処理の一例を示す概略フローチャ
ートである。 図中の主要符号は、4・・・ナックル、6・・・車体、
8・・・サスペンション装置、IOA・・・ショックア
ブソーバ、12・・・ロアアーム、14・・・スタビラ
イザ、20L、2OR・・・油圧シリンダ、22A、2
2B・・・絞り弁、24A、24B・・・油室、26A
、26B・・・第1の油圧配管、28A、28B・・・
第2の油圧配管、4OL、40R・・・油圧シリンダ、
44A。 44B・・・アキュムレータ、60A・・・減衰力可変
ショックアブソーバ、62A、62B・・・可変絞り弁
、64・・・路面状態センサ、66・・・コントローラ
、である。
図は本願発明の第2実施例を示す概略構成図、第3図は
本願発明の第3実施例を示す概略構成図、第4図は第3
実施例における減衰力処理の一例を示す概略フローチャ
ートである。 図中の主要符号は、4・・・ナックル、6・・・車体、
8・・・サスペンション装置、IOA・・・ショックア
ブソーバ、12・・・ロアアーム、14・・・スタビラ
イザ、20L、2OR・・・油圧シリンダ、22A、2
2B・・・絞り弁、24A、24B・・・油室、26A
、26B・・・第1の油圧配管、28A、28B・・・
第2の油圧配管、4OL、40R・・・油圧シリンダ、
44A。 44B・・・アキュムレータ、60A・・・減衰力可変
ショックアブソーバ、62A、62B・・・可変絞り弁
、64・・・路面状態センサ、66・・・コントローラ
、である。
Claims (3)
- (1)車輪支持部材及び車体間に個別に介装されたショ
ックアブソーバと、サスペンションリンク及び車体間に
アクチュエータ部分を介装したスタビライザとを備え、 前記スタビライザは、サスペンションリンク及び車体間
に個別に立設され且つ左右輪同士で対を成す複動形の流
体圧シリンダと、この対を成す流体圧シリンダ間で一方
のシリンダ室と他方のシリンダ室とを相互に接続する管
路と、この管路の各々に連通され且つ作動流体を弾撥的
に付勢する流体室と、前記管路を含む流路に個別に介挿
した絞り弁とを有した車両用サスペンション装置におい
て、 前記ショックアブソーバの減衰比C_1と前記スタビラ
イザの減衰比C_2とを、C_1>C_2となるように
設定したことを特徴とする車両用サスペンション装置。 - (2)車輪支持部材及び車体間に個別に介装されたショ
ックアブソーバと、サスペンションリンク及び車体間に
アクチュエータ部分を介装したスタビライザとを備えた
車両用サスペンション装置において、 前記スタビライザは、サスペンションリンク及び車体間
に個別に立設され且つ左右輪同士で対を成す複動形の流
体圧シリンダと、この対を成す流体圧シリンダ間で一方
のシリンダ室と他方のシリンダ室とを相互に接続する管
路と、この管路の各々に連通され且つ作動流体を弾撥的
に付勢する流体室と、前記管路を含む流路に個別に介挿
された絞り弁とを有し、 前記ショックアブソーバの減衰力又は前記スタビライザ
の減衰力の少なくとも一方を変更可能にするとともに、
走行路が所定レベルを越える不整路であるか否かを判断
する悪路判断手段と、この悪路判断手段により不整路が
判断されたときは、前記ショックアブソーバ及びスタビ
ライザの内、変更が可能な方の減衰力を下げる減衰力低
下手段とを設けたことを特徴とする車両用サスペンショ
ン装置。 - (3)車輪支持部材及び車体間に個別に介装され減衰比
を変更可能なショックアブソーバと、サスペンションリ
ンク及び車体間にアクチュエータ部分を介装したスタビ
ライザとを備えた車両用サスペンション装置において、 前記スタビライザは、サスペンションリンク及び車体間
に個別に立設され且つ左右輪同士で対を成す流体圧シリ
ンダと、この対を成す流体圧シリンダ間で一方のシリン
ダ室と他方のシリンダ室とを相互に接続する管路と、こ
の管路の各々に連通され且つ作動流体を弾撥的に付勢す
る流体室と、前記管路を含む流路に個別に介挿され且つ
減衰比を変更可能な可変絞り弁とを有し、 走行路が所定レベルを越える不整路であるか否かを判断
する悪路判断手段と、この悪路判断手段により不整路が
判断されたときは、前記ショックアブソーバ及び可変絞
り弁の内、少なくとも一方の減衰力を下げる減衰力低下
手段とを設けたことを特徴とする車両用サスペンション
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12372490A JPH0419212A (ja) | 1990-05-14 | 1990-05-14 | 車両用サスペンション装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12372490A JPH0419212A (ja) | 1990-05-14 | 1990-05-14 | 車両用サスペンション装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0419212A true JPH0419212A (ja) | 1992-01-23 |
Family
ID=14867795
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12372490A Pending JPH0419212A (ja) | 1990-05-14 | 1990-05-14 | 車両用サスペンション装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0419212A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5533586A (en) * | 1994-02-01 | 1996-07-09 | Arctco, Inc. | Adjustable suspension system |
KR100426148B1 (ko) * | 2001-09-07 | 2004-04-08 | 주식회사 파워팩엔지니어링 | 차량용 밸런스 유압장치 |
KR100457016B1 (ko) * | 2001-09-28 | 2004-11-10 | 현대자동차주식회사 | 주행중 타이어 펑크시 안전장치 |
FR2988332A1 (fr) * | 2012-03-22 | 2013-09-27 | Peugeot Citroen Automobiles Sa | Systeme anti-devers pour vehicule automobile, comprenant une chambre hydraulique de compression |
-
1990
- 1990-05-14 JP JP12372490A patent/JPH0419212A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5533586A (en) * | 1994-02-01 | 1996-07-09 | Arctco, Inc. | Adjustable suspension system |
KR100426148B1 (ko) * | 2001-09-07 | 2004-04-08 | 주식회사 파워팩엔지니어링 | 차량용 밸런스 유압장치 |
KR100457016B1 (ko) * | 2001-09-28 | 2004-11-10 | 현대자동차주식회사 | 주행중 타이어 펑크시 안전장치 |
FR2988332A1 (fr) * | 2012-03-22 | 2013-09-27 | Peugeot Citroen Automobiles Sa | Systeme anti-devers pour vehicule automobile, comprenant une chambre hydraulique de compression |
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