JPH06183240A - 車両の揺動減衰装置 - Google Patents

車両の揺動減衰装置

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JPH06183240A
JPH06183240A JP33712292A JP33712292A JPH06183240A JP H06183240 A JPH06183240 A JP H06183240A JP 33712292 A JP33712292 A JP 33712292A JP 33712292 A JP33712292 A JP 33712292A JP H06183240 A JPH06183240 A JP H06183240A
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JP
Japan
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pressure chamber
vehicle body
wheel
hydraulic cylinder
hydraulic cylinders
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JP33712292A
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English (en)
Inventor
Takahiko Masuda
隆彦 増田
Fukashi Sugasawa
深 菅沢
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Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】路面からの振動入力があったときに、大きな制
振効果を発揮する。 【構成】複動両ロッド油圧シリンダ20FL〜20RRを各
車輪2FL〜2RR位置に配置し、対角線上の油圧シリンダ
同志を電磁方向切換弁28A及び28Bを介装したクロ
ス配管26A,26B及び27A,27Bで連通し、ク
ロス配管26A,27Aに可変絞り29FL〜29RRを介
装すると共に、可変絞り30FL〜30RRを介してアキュ
ムレータ31FL〜31RRに接続し、車体6にロールやピ
ッチを生じないときには各油圧シリンダの上圧力室同
志、下圧力室同志を連通することにより、対角線上の一
方の車輪への路面入力を吸収しながら他方の車輪の接地
荷重を増加させて、大きな制振効果を発揮し、ロールや
ピッチを生じるときには、対角線上の油圧シリンダの異
なる圧力室間を連通することにより、車体6の姿勢変化
を抑制する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本願発明は、車体のロール,ピッ
チ等の揺動に対して減衰力を発生させる車両の揺動減衰
装置に係り、特に、車輪ストロークが2輪間で相対変位
を伴うロールやピッチに対して良好な制振効果を発揮す
ることができる車両の揺動減衰装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、車両の揺動減衰装置としては、例
えば実開昭58−124312号公報(以下、第1従来
例と称す)及び実開昭60−76506号公報(以下、
第2従来例と称す)に記載されているものが知られてい
る。第1従来例は、サスペンション装置に併置されるも
のであって、前後輪のストラット型サスペンションに、
夫々ストラットの下端をピストンとした油圧室を設け、
その前後の油圧室を絞り弁を介して連通させ、車両の加
速状態及び減速状態を検知し、急加減速時に絞り弁を遮
断してピッチングを抑制するようにしている。
【0003】第2従来例は、同様にサスペンション装置
に併置されるものであって、車両左右のサスペンション
アーム及び車体間の上下方向に各々介装させた片ロッド
・複動形の油圧シリンダを有し、この左右の油圧シリン
ダ間で一方の上側シリンダ室と他方の下側シリンダ室と
を油圧配管を介して交差状態で連通させ、この油圧配管
の途中には夫々オリフィスを挿入すると共に、各油圧シ
リンダの上側シリンダ室とオリフィスとの間の油圧配管
部分に、作動油を弾撥的に付勢するばね機構を連通させ
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記第
1従来例にあっては、前後輪のサスペンションに設けた
油圧室を絞り弁を介して連通するようにしているので、
前後輪の何れか一方が路面の突起に乗り上げた場合に、
突起に乗り上げた車輪側の油圧室内の油が他方の車輪側
の油圧室内に流入するすることから車体のピッチングを
抑制することができると共に、急加減速時には絞り弁を
遮断して前後の油圧室を独立させるので、スカット現象
及びノーズダイブ現象を抑制することができるものであ
るが、急加減速時のピッチング抑制は、絞り弁を遮断し
て、前後の油圧室の油の流入出を停止させるため、通常
のサスペンションと何ら変わりがなく、大きな制振効果
を発揮することはできないと共に、車体のロールについ
ては制振効果を発揮することができないという問題点が
ある。
【0005】また、第2従来例にあっては、クロスした
管路途中にオリフィスが夫々挿入され、バウンス時,ロ
ール時共に作動油がオリフィスを通過するようになって
いるため、ロール時のみならず、バウンス時にも減衰力
が発生し、特にバウンスを伴う不整路走行時における減
衰力が大きくなってしまい、ゴツゴツ感が増し、乗心地
が悪化すると共に、乗員が感じる不快感はバウンスより
もピッチに対してほうが大きくなり、このピッチに対し
て良好な制振効果を発揮することができないという問題
点がある。
【0006】したがって、両従来例はともに、車体に姿
勢変化を生じるロール及びピッチの双方について良好な
制振効果を発揮することができないという未解決の課題
がある。そこで、本発明は、上記従来例の未解決の課題
に着目してなされたものであり、車体に姿勢変化を生じ
るロール及びピッチの双方について良好な制振効果を発
揮することができる車両の揺動減衰装置を提供すること
を目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る車両の揺動減衰装置は、車体の路面に
対する揺動に応じて減衰力を発生させる車両の揺動減衰
装置において、車体と各輪との間に個別に介挿した流体
圧シリンダを有し、前右輪及び後左輪の各流体圧シリン
ダの組と前左輪及び後右輪の各流体圧シリンダの組と
で、各組内で夫々車体に作用する流体圧反力の方向が一
致するように互いの上圧力室同志又は上圧力室と下圧力
室とを接続可能に構成したことを特徴としている。
【0008】
【作用】本発明においては、前右輪の流体圧シリンダと
後左輪の流体圧シリンダのように対角線上の流体圧シリ
ンダが相互に連通されているので、車体に揺動を生じて
いない走行状態で例えば前右輪が路面突起に乗り上げ
て、下圧力室の圧力が増加すると、これに応じて後左輪
の流体圧シリンダの下圧力室の圧力も増加するので、両
輪の接地荷重が増加し、流体圧系がない場合に比較して
制振効果を向上させることができ、車体に大きな姿勢変
化を与えるピッチやロールを生じる状態となると、互い
に連通されている2つの流体圧シリンダのうち一方の上
圧力室及び下圧力室を夫々他方の下圧力室及び上圧力室
に接続することにより、車体の姿勢変化を抑制する。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。第2図は本発明の第1実施例を示す概略構成図で
あり、図中、2FL及び2FRは車両の前左輪及び前右輪
を、2RL及び2RRは車両の後左輪及び後右輪を、4は車
輪支持部材を、6は車体を示す。車輪支持部材4にはサ
スペンションリンク8FL,8FR,8RL及び8RRの一端が
揺動可能に連結され、これらサスペンションリンク8FL
〜8RRの他端は車体6に揺動可能に連結されている。
【0010】各車輪支持部材4及び車体6間には車両用
サスペンション9が装備されており、このサスペンショ
ン9は、各サスペンションリンク8FL〜8RRと車体6と
の間に個別に設けられたショックアブソーバ10及びコ
イルスプリング12と、各サスペンションリンク8と車
体6との間にアクチュエータ部分が設けられた車両用減
衰力制御装置14とを備えている。各ショックアブソー
バ10は従来周知の如く構成され、その圧縮側と伸長側
とでストローク速度に応じて減衰力を夫々発生する。
【0011】また、減衰力制御装置14は、前後左右輪
2FL,2FR,2RL及び2RRに対応するサスペンションリ
ンク8FL,8FR,8RL及び8RR及び車体6間に配設され
た流体圧シリンダとしての油圧シリンダ20FL,20F
R,20RL及び20RRと、互いに一方の対角線上に位置
する前左油圧シリンダ20FL及び後右油圧シリンダ20
RRの上圧力室U同志及び下圧力室L同志を連通する一対
のクロス配管26A及び26Bと、同様に他方の対角線
上に位置する前右油圧シリンダ20FR及び後左油圧シリ
ンダ20RLの上圧力室U同志及び下圧力室L同志を連通
する一対のクロス配管27A及び27Bと、各一対のク
ロス配管26A,26B及び27A,27Bの中間部に
夫々個別に介装された4ポート2位置電磁方向切換弁2
8A及び28Bと、これら電磁方向切換弁28A及び2
8Bと各油圧シリンダ20FL〜20RRの上圧力室Uとの
間のクロス配管26A及び27Aに介装された減衰力発
生機構としての可変絞り29FL,29FR,29RL及び2
9RRと、これら可変絞り29FL〜29RRと電磁方向切換
弁28A及び28Bの間のクロス配管26A及び27A
に夫々可変絞り30FL,30FR,30RL及び30RRを介
して連通されたアキュムレータ31FL,31FR,31RL
及び31RRと、各電磁方向切換弁28A及び28Bと可
変絞り29FL〜29RR及び30FL〜30RRを制御するコ
ントローラ40とで構成されている。
【0012】油圧シリンダ20FL〜20RRの夫々は、シ
リンダチューブ20aと、このシリンダチューブ20a
内を上側のシリンダ室U及び下側のシリンダ室Lに分離
し且つチューブ内を摺動可能なピストン20bと、この
ピストン20bに固設され軸両方向に延びるピストンロ
ッド20cとを有した両ロッド・複動形に構成され、各
々、ピストンロッド20cの下方の端部がサスペンショ
ンリンク8FL〜8RRに取り付けられ、上方の端部がフリ
ーな状態に置かれるとともに、このフリー端側のシリン
ダチューブ20aの端部が車体6に揺動可能に支持さ
れ、これによって、油圧シリンダ20FL〜20RRが前後
左右のバネ上,バネ下間に各々介挿されている。
【0013】可変絞り29FL〜29RR及び30FL〜30
RRの夫々は、それらの電磁ソレノイドに供給される電流
値でなる指令信号iM1及びiM2の値に応じてプランジャ
が移動し、この移動でスプール弁を付勢して、オリフィ
ス径が可変される周知の構造になっている。ここで、オ
リフィス径によって調整される減衰係数Cは指令信号i
1FL 〜i1RR 及びi2FL 〜i2RR の値に反比例するよう
になっている。
【0014】また、電磁方向切換弁28A,28Rの夫
々は、それらの電磁ソレノイドに供給される切換制御信
号CSがオフのときにノーマル位置である「並行接続」
位置をとり、切換制御信号CSがオンのときにオフセッ
ト位置である「クロス接続」位置をとる。一方、コント
ローラ40は、例えばマイクロコンピュータ及びソレノ
イド駆動回路を含んで構成され、車体の前方端側の下面
に装着された走行路面と車体との相対距離を検出する超
音波路面ソナー41、車体に生じる横加速度を検出する
横加速度センサ42及び車体に生じる前後加速度を検出
する前後加速度センサ43の各検出値H、YG 及びXG
が入力され、これらに基づいて車両の走行状況を判断し
て車体の揺動を減衰させる指令信号i1FL 〜i1RR 及び
2FL 〜i2RR を夫々可変絞り29FL〜29RR及び30
FL〜30RRに出力すると共に、制御信号CS A 及びCS
B を夫々電磁方向切換弁28A及び28Bに出力する。
【0015】次に、上記実施例の動作をコントローラの
処理手順を示す図2のフローチャートを伴って説明す
る。すなわち、図2の処理は例えば5msec毎のタイマ割
込処理として実行され、先ずステップS1で、現在の超
音波路面ソナー41からの相対距離検出値H、横加速度
センサ42からの横加速度検出信号YG 及び前後加速度
センサ43からの前後加速度検出値XG を読込み、次い
でステップS2に移行して、上記ステップS1で読込ん
だ相対距離検出値Hをもとに例えば移動平均処理を行っ
て、相対距離平均値HM を算出しこれを更新記憶してか
らステップS3に移行する。
【0016】このステップS3では、読込んだ相対距離
検出値Hから相対距離平均値HM を減算してその絶対値
をとることにより、相対距離変化量ΔH(=|H−HM
|)を算出する。次いで、ステップS4に移行して、前
記ステップS1で読込んだ横加速度検出値YG の絶対値
が予め設定された設定値YGS以上であるか否かを判定す
る。この判定は、車体がロール状態であるか否かを判定
するものであり、|YG |≧YGSであるときには、車体
がロール状態であると判断してステップS5に移行し、
各電磁方向切換弁28A及び28Bに対する制御信号C
A 及びCSB を夫々オン状態とすると共に、可変絞り
29FL〜29RRに対する指令信号i1FL 〜i1RR を小開
度状態とする比較的低い低電流値iL に設定し、且つ可
変絞り30FL〜30RRに対する指令信号i2FL 〜i2RR
を大開度状態とする大電流値iH に設定してから、ステ
ップS6に移行して、設定された制御信号CSA,
B 、指令信号i 1FL 〜i1RR 及びi2FL 〜i2RR を夫
々電磁方向切換弁28A,28B、可変絞り29FL〜2
9RR及び30FL〜30RRに送出してからタイマ割込処理
を終了して所定のメインプログラムに復帰し、ステップ
S4の判定結果が、|YG |<YGSであるときには、車
体がロール状態ではない通常走行状態であると判断し
て、ステップS7に移行する。
【0017】ステップS7では、前記ステップS1で読
込んだ前後加速度検出値XG の絶対値が予め設定された
設定値XGS以上であるか否かを判定する。この判定は、
車体が急加減速によるスカット現象又はノーズダイブ現
象を生じているか否かを判断するものであり、XG ≧X
GSであるときには、スカット現象又はノーズダイブ現象
を生じていると判断して前記ステップS5に移行し、|
G |<XGSであるときには、車体にスカット現象又は
ノーズダイブ現象を生じていない通常走行状態であると
判断して、ステップS8に移行する。
【0018】ステップS8では、前記ステップS3で算
出した相対距離変化量ΔHが予め設定した低設定値ΔH
S1以上であるか否かを判定し、ΔH<ΔHS1であるとき
には、路面が平坦で車体に上下動を生じていないものと
判断して、ステップS9に移行し、電磁方向切換弁28
A,28Bに対する制御信号CSA,CSB をオフ状態と
すると共に、各可変絞り29FL〜29RR及び30FL〜3
0RRに対する指令信号i1FL 〜i1RR 及びi2FL 〜i
2RR を各可変絞り29FL〜29RR及び30FL〜30RRを
全閉状態とする零に設定してから前記ステップS6に移
行し、ステップS8の判定結果がΔH≧ΔHS1であると
きには、ステップS10に移行する。
【0019】ステップS10では、前記ステップS3で
算出した相対距離変化量ΔHが予め設定した低設定値Δ
S1より大きい中設定値ΔHS2以上であるか否かを判定
し、ΔH<ΔHS2であるときには、路面の細かな凹凸に
よって車体に比較的振幅の小さい上下動を生じているも
のと判断して、ステップS11に移行し、電磁方向切換
弁28A,28Bに対する制御信号CSA,CSB をオフ
状態とすると共に、各可変絞り29FL〜29RR及び30
FL〜30RRに対する指令信号i1FL 〜i1RR 及びi2FL
〜i2RR を各可変絞り29FL〜29RR及び30FL〜30
RRを開状態ではあるがその開度が小さい小開度状態とす
る低電流値iL に設定してから前記ステップS6に移行
し、ステップS10の判定結果がΔH≧ΔHS2であると
きには、ステップS12に移行する。
【0020】ステップS12では、前記ステップS3で
算出した相対距離変化量ΔHが予め設定した低設定値Δ
S3より大きい大設定値ΔHS3以上であるか否かを判定
し、ΔH<ΔHS3であるときには、路面の中程度の凹凸
によって車体に比較的振幅の大きい上下動を生じている
ものと判断して、ステップS13に移行し、電磁方向切
換弁28A,28Bに対する制御信号CSA,CSB をオ
フ状態とすると共に、各可変絞り29FL〜29RR及び3
0FL〜30RRに対する指令信号i1FL 〜i1RR及びi
2FL 〜i2RR を指令信号i1FL 〜i1RR については大開
度状態とする大電流値iH に設定し且つ指令信号i2FL
〜i2RR については開状態であるがその開度が小さい小
開度状態とする低電流値iL に設定してから前記ステッ
プS6に移行し、ステップS12の判定結果がΔH≧Δ
S3であるときには、車体の揺れが激しいものと判断し
てステップS14に移行する。
【0021】ステップS14では、電磁方向切換弁28
A,28Bに対する制御信号CSA,CSB をオフ状態と
すると共に、各可変絞り29FL〜29RR及び30FL〜3
0RRに対する指令信号i1FL 〜i1RR 及びi2FL 〜i
2RR を可変絞り29FL〜29RR及び30FL〜30RRを開
状態であるがその開度が大きい大開度状態とする大電流
値iH に設定してから前記ステップS6に移行に移行す
る。
【0022】したがって、車両が凹凸の無い平坦な良路
を定速で直進走行しているとする。この良路の直進走行
状態では、超音波路面ソナー41から出力される車体と
路面との間の相対距離を表す相対距離検出値Hが略一定
値を保つことから、図2の処理が実行されたときに、そ
のステップS3で算出される相対距離変化量ΔHは略零
となり、且つ横加速度センサ42の横加速度検出値YG
及び前後加速度センサ43の前後加速度検出値XG も略
零となるので、図2のステップS4,S7,S8を経て
ステップS9に移行して電磁方向切換弁28A,28B
に対する制御信号CSA,CSB をオフ状態とすると共
に、各可変絞り29FL〜29RR及び30FL〜30RRに対
する指令信号i1FL 〜i1RR 及びi2FL 〜i2RR を各可
変絞り29FL〜29RR及び30FL〜30RRを全閉状態と
する零に設定し、次いでステップS6に移行して、設定
された制御信号CSA,CSB 及び指令信号i1FL 〜i
1RR ,i2FL 〜i2RR を夫々電磁方向切換弁28A,2
8B、可変絞り29FL〜29RR,30FL〜30RRに出力
する。このため、電磁方向切換弁28A及び28Bは夫
々ノーマル位置となって、前左油圧シリンダ20FL及び
後右油圧シリンダ20RRの上圧力室同志及び下圧力室同
志を夫々連通可能な状態とすると共に、前右油圧シリン
ダ20FR及び後左油圧シリンダ20RLの上圧力室同志及
び下圧力室同志を夫々連通可能な状態とするが、可変絞
り29FL〜29RRが閉状態となるため、前左油圧シリン
ダ20FL及び後右油圧シリンダ20RRの下圧力室同志と
前右油圧シリンダ20FR及び後左油圧シリンダ20RLの
下圧力室同志とのみが夫々連通状態となる。しかしなが
ら、この直進走行状態では、車輪・車体間に相対距離変
化が発生しないので、各油圧シリンダ20FL〜20RRか
らの作動油が可変絞り29FL〜29RRを通過することも
なく、減衰力が発生しない。また、同様に各ショックア
ブソーバ10の減衰力も殆ど零であるから、コイルスプ
リング12によって良好な乗心地が維持される。
【0023】この平坦な良路の直進走行状態から、比較
的細かい凹凸を有する路面を走行する状態となると、横
加速度検出値YG 及び前後加速度検出値XG は共に略零
を維持することになるので、図2のステップS4からS
7を経てステップS8に移行することになるが、細かな
凹凸路を走行しているため、車体と路面との相対距離が
比較的小さい振幅で変化することにより、ステップS3
で算出される相対距離変化量ΔHが小設定値ΔHS1より
大きな値となり、これによってステップS8からステッ
プS10に移行し、中設定値ΔHS2よりは小さいので、
ステップS11に移行することにより、各可変絞り29
FL〜29RR及び30FL〜30RRが小開度の開状態とな
り、左油圧シリンダ20FL及び後右油圧シリンダ20RR
の上圧力室同志と前右油圧シリンダ20FR及び後左油圧
シリンダ20RLの上圧力室同志とが夫々可変絞り29FL
〜29RRを介して連通状態となると共に、これらを連通
するクロス配管26A及び27Aが夫々可変絞り30FL
〜30RRを介してアキュムレータ31FL〜31RRに連通
される。このとき、各可変絞り29FL〜29RR及び30
FL〜30RRの開度が小開度であるので、これらを通過す
る作動油の減衰力が大きくなる。したがって、例えば前
左輪2FLが路面の小突起に乗り上げたものとすると、前
左油圧シリンダ20FLのピストンロッド20cが上昇
し、これによってピストン20bが上昇することによ
り、上圧力室Uの圧力が上昇しようとし、逆に下圧力室
Lの圧力が低下しようとするが、上圧力室Uから押し出
される作動油は可変絞り29FL及び29RRを介して後右
側油圧シリンダ20RRの上圧力室に供給されることにな
ると共に、アキュムレータ31FL及び31RRには同様に
小開度の可変絞り30FL及び30FRを介して供給される
ので、前左油圧シリンダ20FLの上圧力室Uから押し出
される作動油量が少なく規制されて、車体と路面との間
の相対距離変化が抑制される。
【0024】この状態から、うねり路等の比較的振幅の
大きな路面を走行する状態となって、図2の処理におけ
るステップS3で算出される相対距離変化量ΔHが設定
値ΔHS2以上設定値ΔHS3未満となると、ステップS1
3に移行して、電磁方向切換弁28A,28Bに対する
制御信号CSA,CSB をオフ状態とすると共に、各可変
絞り29FL〜29RR及び30FL〜30RRに対する指令信
号i1FL 〜i1RR 及びi2FL 〜i2RR を指令信号i1FL
〜i1RR については開状態であるがその開度が大きい大
開度状態とする大電流値iH に設定し且つ指令信号i
2FL 〜i2RR については開状態であるがその開度が小さ
い低開度状態とする低電流値iL に設定されるので、前
後の油圧シリンダ20FL,20FRと20RR,20RLとの
間に介装された可変絞り29FL〜29FRは大開度となっ
て減衰力が低下されるが、アキュムレータ31FL〜31
RRとの間に介装された可変絞り30FL〜30RRは小開度
の高減衰力状態を維持するので、例えば前左輪2FLが路
面の比較的大きい突起に乗り上げた場合には、上記と同
様に前左油圧シリンダ20FLの上圧力室Uの圧力が急上
昇しようとし、下圧力室の圧力が急低下しようとする
が、可変絞り20FL及び20RRの減衰力が小さいので、
前左油圧シリンダ20FLの上圧力室Uの作動油がクロス
配管26Aを通じて後右油圧シリンダ20RRの上圧力室
Uに流入される。このため、後右油圧シリンダ20RRの
上圧力室Uの圧力が上昇することからピストン20b及
びピストンロッド20cが下方に押圧され、サスペンシ
ョンリンク8RRを介して後右輪2RRを路面側に押し付け
ることになり、接地荷重を増加させることができる。こ
の結果、路面からの突き上げ力を受けた車輪位置の油圧
シリンダでは減衰力が小さいので、その突き上げ力を吸
収することができると共に、これと対角線上の油圧シリ
ンダでは、接地荷重を増加させて、車体の上下動を抑制
する制振効果を発揮することができ、車輪側から見た場
合に、見掛け上バネ定数が高くなったことに相当し、等
価的にバネ下質量が減ったのと同様の効果が得られる。
【0025】さらに、より振幅の大きい大悪路を走行す
る状態となると、図2の処理におけるステップS3で算
出される相対距離変化量ΔHが大設定値ΔHS3以上とな
るため、ステップS4,S7,S8,S10,S12を
経てステップS14に移行するので、各可変絞り29FL
〜29RR及び30FL〜30RRが大開度の低減衰力状態に
制御され、これによって、上記と同様に路面からの突き
上げ力を受けた車輪位置の油圧シリンダでは減衰力が小
さいので、その突き上げ力を吸収することができると共
に、これと対角線上の油圧シリンダでは、接地荷重を増
加させて、車体の上下動を抑制する制振効果を発揮する
ことができると共に、アキュムレータ31FL〜31RRと
の間の可変絞り30FL〜30RRも大開度の低減衰力状態
となるので、アキュムレータ31FL及び31RRに作動油
が流入して、アキュムレータ31FL及び31RRによるバ
ネ反力をも得ることができ、より大きな制振効果を発揮
することができる。
【0026】以上の動作の他の車輪に突き上げ力が作用
した場合でも同様であり、突き上げ力が作用した車輪と
対角線上の油圧シリンダで対応する車輪の接地荷重を増
加させる推力を発生して、制振効果を発揮することがで
きる。一方、直進走行状態から例えば左旋回状態となる
と、車体に横加速度が生じ、横加速度センサ42で検出
した横加速度検出値YG の絶対値が設定値YGS未満であ
る緩やかな旋回状態では、前述したように路面状態に応
じて可変絞り29FL〜29RR及び30FL〜30RRが制御
されるが、横加速度検出値YG の絶対値が設定値YGS
上となる急旋回状態となると、図2の処理におけるステ
ップS4からステップS5に移行して、制御信号CSA,
CSB がオン状態となることにより、電磁方向切換弁2
8A,28Bがクロス接続側に切換えられ、これによっ
て前左油圧シリンダ20FLの上圧力室U及び下圧力室L
が後右油圧シリンダ20RRの下圧力室L及び上圧力室U
に連通され、且つ前右油圧シリンダ20FRの上圧力室U
及び下圧力室Lが後左油圧シリンダ20RLの下圧力室L
及び上圧力室Uに連通される。これと同時に、各クロス
配管26A及び27Aに介装された可変絞り29FL〜2
9RRが小開度の高減衰力状態に制御されると共に、各ク
ロス配管26A及び27Bとアキュムレータ31FL〜3
1RRとの間に介装された可変絞り30FL〜30RRが大開
度の低減衰力状態に制御される。この結果、左旋回によ
って車体に旋回内輪となる左輪側が浮き上がり、旋回外
輪となる右輪側が沈み込むロールが発生しようとしたと
きに、右輪側の前右油圧シリンダ20FR及び後右油圧シ
リンダ20RRの上圧力室Uの圧力が上昇するが、この上
圧力室Uに連通する可変絞り20FR及び20RRが共に低
開度であるので、高減衰力状態となって、各油圧シリン
ダ20FR及び20RRの上圧力室Uからの作動油の流出が
規制されることにより、車体のロールを効果的に抑制す
ることができる。
【0027】逆に車両が右旋回したときには、旋回外輪
となる左輪側の前左油圧シリンダ20FL及び後左油圧シ
リンダ20RLの上圧力室Uの圧力が上昇するが、これら
から流出する作動油が小開度に制御される可変絞り29
FL及び29RLによって規制されて、車体のロールを効果
的に抑制することができる。さらに、車両の直進走行状
態からブレーキペダルを踏込んで急制動状態として、車
体の前輪側が沈み込み、後輪側が浮き上がるノーズダイ
ブ現象が発生する場合にも、上記急旋回状態と同様に、
電磁方向切換弁28A及び28Bがクロス接続側に切換
えられるので、車体が沈み込む前輪側の油圧シリンダ2
0FL及び29FRの上圧力室Uの圧力が急上昇するが、こ
れらから流出する作動油が小開度に制御される可変絞り
29FL及び29FRによって規制されて、車体のノーズダ
イブを効果的に抑制することができる。
【0028】逆に、車両の直進走行状態からアクセルペ
ダルを踏込んで急加速状態とし、車体の後輪側沈み込
み、前輪側が浮き上がるスカット現象が発生する場合に
も、上記急制動状態と同様に、電磁方向切換弁28A及
び28Bがクロス接続側に切換えられるので、車体が沈
み込む後輪側の油圧シリンダ20RL及び29RRの上圧力
室Uの圧力が急上昇するが、これらから流出する作動油
が小開度に制御される可変絞り29RL及び29RRによっ
て規制されて、車体のノーズダイブを効果的に抑制する
ことができる。
【0029】次に、本発明の第2実施例を図4に基づき
説明する。この第2実施例は、上記第1実施例における
アキュムレータ31FL〜31RRによるバネ効果を省略す
るようにしたものである。すなわち、図4に示すよう
に、前述した第1実施例における図1のアキュムレータ
31FL〜31RRが省略され、これらに代えて可変絞り3
0FL,30FRの自由端及び可変絞り30RL,30RRの自
由端が夫々接続されたリザーバタンク32A及び32B
が設けられていることを除いては図1と同様の構成を有
し、図1との対応部分には同一符号を付し、その詳細説
明はこれを省略する。
【0030】この第2実施例によると、バネ効果を担う
アキュムレータを省略したので、前述した第1実施例に
比べて構成がより簡素化され、製造コストが減少するこ
ととなる。そして、車体にロール、ピッチ等の姿勢変化
を生じていない状態では、第1実施例と同様に電磁方向
切換弁28A及び28Bがノーマル位置の平行接続側に
切換えられるので、油圧シリンダが互いに連通された対
角線上の車輪2FLと2RR及び2FRと2RLにおいて、前後
の何れか一方に突起による振動が入力されたときに、そ
の振動が入力された車輪に対応する油圧シリンダで振動
入力を吸収し、他方の車輪に対応する油圧シリンダで接
地荷重を増加させることができ、第1実施例と同様の制
振効果を発揮することができると共に、車体にロール,
ピッチ等の姿勢変化を生じる状態でも、第1実施例と同
様に電磁方向切換弁28A及び28Bがクロス接続側に
切換られるので、ロール、ピッチを効果的に抑制するこ
とができる。
【0031】なお、上記第1実施例及び第2実施例にお
いては、可変絞り29FL〜29RR及び30FL〜30RRを
閉状態、小開度状態及び大開度状態の3段階に制御する
場合について説明したが、これに限定されるものではな
く、相対距離変化量ΔH、横加速度検出値YG 及び前後
加速度検出値XG に応じて無段階に連続的に開度を変化
させるようにしてもよい。
【0032】次に、本発明の第3実施例を図5に基づい
て説明する。この第3実施例は、油圧シリンダとして複
動片ロッドシリンダを適用したものである。すなわち、
図5に示すように、各油圧シリンダ20FL〜20RRを複
動片ロッドシリンダとし、例えば前輪側の各油圧シリン
ダ20FL及び20FRについては、シリンダチューブ20
aを夫々サスペンションリンク8FL及び8FRに、ピスト
ンロッド20cを夫々車体6に連結し、後輪側の各油圧
シリンダ20RL及び20RRについてはシリンダチューブ
20aを夫々車体6に、ピストンロッド20cを夫々サ
スペンションリンク8RL及び8RRに連結した構成を有す
る。そして、前左油圧シリンダ20FL及び後右油圧シリ
ンダ20RRを連通するクロス配管26A及び26Bと前
右油圧シリンダ20FR及び後左油圧シリンダ20RLを連
通するクロス配管27A及び27Bとに個別に介装され
た電磁方向切換弁28A及び28Bがノーマル位置でク
ロス接続し、オフセット位置で平行接続するように変更
され、且つピストンロッド20cが存在する圧力室即ち
前輪側油圧シリンダ20FL及び20FRの上圧力室Uと後
輪側油圧シリンダ20RL及び20RRの下圧力室Lとに個
別に連通する油圧配管26A及び27Aと26B及び2
7Bとが夫々の油圧シリンダ側で所定開度に設定された
固定絞り33FL〜33RRを介してリザーバタンク32A
及び32Bに連通されている。
【0033】この第3実施例によると、横加速度検出値
G 及び前後加速度検出値XG が共に設定値YGS及びX
GS未満であるときには、前述したように制御信号CSA
及びCSB がオフ状態となるため、電磁方向切換弁28
A及び28Bがノーマル位置となって前左油圧シリンダ
20FLの上圧力室U及び下圧力室Lが夫々後右油圧シリ
ンダ20RRの下圧力室L及び上圧力室Uに連通され、且
つ前右油圧シリンダ20FRの上圧力室U及び下圧力室L
が夫々後左油圧シリンダ20RLの下圧力室L及び上圧力
室Uに連通される。このため、例えば前左輪2FLが路面
の比較的大きい突起に乗り上げた場合を考えると、これ
に対応する前左油圧シリンダ20FLの下圧力室Lとこれ
とは対角線上の後右油圧シリンダ20RRの上圧力室とが
絞りを介することなく連通されているので、突起乗り上
げによって前左油圧シリンダ20FLの下圧力室Lの圧力
が急増することにより、この下圧力室Lから押し出され
た作動油がそのまま後右油圧シリンダ20RRの上圧力室
Uに流入されるので、この上圧力室Uの圧力が上昇して
ピストン20bが下方に押圧され、ピストンロッド20
cを介してサスペンションリンク8RRが下方に回動され
て、後右車輪2RRが路面に押し付けられることにより、
接地荷重が増加し、前述した第2実施例と同様の作用効
果を得ることができる。
【0034】一方、車両が左旋回(又は右旋回)してロ
ールを生じたときには、前述したように、制御信号CS
A 及びCSB がオン状態となるので、電磁方向切換弁2
8A及び28Bがオフセット位置に切換えられ、これに
よって前左油圧シリンダ20FLの上圧力室U及び下圧力
室Lが夫々後右油圧シリンダ20RRの上圧力室U及び下
圧力室Lに連通され、且つ前右油圧シリンダ20FRの上
圧力室U及び下圧力室Lが夫々後左油圧シリンダ20RL
の上圧力室U及び下圧力室Lに連通される。このため、
車体6の外輪側となる右輪側(又は左輪側)が沈み込む
ことにより、前右油圧シリンダ20FR(又は前左油圧シ
リンダ20FL)の下圧力室L及び後右油圧シリンダ20
RR(又は後左油圧シリンダ20RL)の上圧力室Uが圧力
上昇すると、これらから押し出される作動油が後左油圧
シリンダ20RL(又は後右油圧シリンダ20RR)の下圧
力室L及び前左油圧シリンダ20FL(又は前右油圧シリ
ンダ20FR)の上圧力室Uに流入することになるが、こ
のとき、流出側の油圧シリンダの圧力室と流入側の油圧
シリンダの圧力室とは流入側の圧力室がピストンロッド
20c分容積が小さいので、余った作動油が固定絞り3
3RL(又は33RR)及び33FL(又は33FR)を通じて
リザーバタンク32B及び32Aに戻されることになる
ため、固定絞り33RL(又は33RR)及び33FL(又は
33FR)で設定された所定の減衰力を発生して、車体6
のロールを抑制することができる。
【0035】同様に、車体にピッチが生じたときにも、
電磁方向切換弁28A及び28Bがオフセット位置に切
換えられるので、前輪側と後輪側との間における容積の
異なる圧力室間で作動油の流入出が行われ、ピッチを抑
制する所定の減衰力を発生することができる。なお、上
記第3実施例においては、固定絞り33FL〜33RRを適
用した場合について説明したが、これに限定されるもの
ではなく、可変絞りを適用することもでき、また第1実
施例と同様に可変絞りを配置するようにしてもよい。
【0036】また、上記第3実施例においては、前輪側
と後輪側とでシリンダチューブ20a及びピストンロッ
ド20cの取付関係を逆にした場合について説明した
が、これに限定されるものではなく、全ての油圧シリン
ダ20FL〜20RRについてシリンダチューブ20a及び
ピストンロッド20cの取付関係を同一とし、電磁方向
切換弁28A及び28Bのノーマル位置とオフセット位
置とを逆関係とするようにしてもよい。
【0037】さらに、上記各実施例においては、路面と
車体との相対距離を超音波路面ソナーで検出する場合に
ついて説明したが、これに限らずショックアブソーバ1
0と並列に介装したポテンショメータ等の変位センサを
適用することもでき、同様に車体6の揺動も上下加速度
センサ、ジャイロ等の各種センサで検出するようにして
もよい。
【0038】さらにまた、上記各実施例における作動流
体は、上述した如く作動油を用いるものに限定されるこ
となく、例えば、他の液体又は非圧縮性の気体を作動流
体として用いるものであってもよい。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、車
体と各輪との間に個別に介挿した流体圧シリンダを有
し、前右輪及び後左輪の各流体圧シリンダの組と前左輪
及び後右輪の各流体圧シリンダの組とで、各組内で夫々
車体に作用する流体圧反力の方向が一致するように互い
の上圧力室同志又は上圧力室と下圧力室とを接続可能に
構成したので、同一のバネ下変位入力に対して、バネ上
の変位は従来例と差を生じるものではないが、バネ下を
押さえる力は、バネした変位入力があった車輪の荷重を
減らして、その分を対角線上の車輪の荷重を増加させて
接地荷重を増加させることができ、車輪側から見た場合
に見掛け上バネ定数が高くなったことに相当し、等価的
にバネした質量が減ったのと同等の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す概略構成図である。
【図2】第1実施例におけるコントローラ40の処理手
順の一例を示すフローチャートである。
【図3】本発明の第2実施例を示す概略構成図である。
【図4】本発明の第3実施例を示す概略構成図である。
【符号の説明】
2FL〜2RR 車輪 6 車体 20FL〜20RR 油圧シリンダ 26A,26B,27A,27B クロス配管 28A,28B 電磁方向切換弁 29FL〜29RR 可変絞り 30FL〜30RR 可変絞り 31FL〜31RR アキュムレータ 32A,32B リザーバタンク 33FL〜33RR 固定絞り 40 コントローラ 41 超音波路面ソナー 42 横加速度センサ 43 前後加速度センサ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体の路面に対する揺動に応じて減衰力
    を発生させる車両の揺動減衰装置において、車体と各輪
    との間に個別に介挿した流体圧シリンダを有し、前右輪
    及び後左輪の各流体圧シリンダの組と前左輪及び後右輪
    の各流体圧シリンダの組とで、各組内で夫々車体に作用
    する流体圧反力の方向が一致するように互いの上圧力室
    同志又は上圧力室と下圧力室とを接続可能に構成したこ
    とを特徴とする車両の揺動減衰装置。
JP33712292A 1992-12-17 1992-12-17 車両の揺動減衰装置 Pending JPH06183240A (ja)

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