JPH04179826A - 過給機付エンジンの制御装置 - Google Patents

過給機付エンジンの制御装置

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JPH04179826A
JPH04179826A JP2302629A JP30262990A JPH04179826A JP H04179826 A JPH04179826 A JP H04179826A JP 2302629 A JP2302629 A JP 2302629A JP 30262990 A JP30262990 A JP 30262990A JP H04179826 A JPH04179826 A JP H04179826A
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JP
Japan
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valve
turbocharger
intake
supercharging
pressure
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JP2302629A
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Inventor
Toru Kidokoro
徹 木所
Mamoru Yoshioka
衛 吉岡
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、主ターボチャージャと副ターボチャージャを
有し、低吸入空気量域では主ターボチャージャのみで過
給し、高吸入空気量域では両ターボチ中−ジ中を作動さ
せて両ターボチャージャで過給する過給機付エンジン、
いわゆる2ステージツインターボエンジンに関する。
〔従来の技術〕
エンジン本体に対し、主、副二つのターボチャージャを
並列に配置し、低吸入空気量域では主ターボチャージャ
のみ作動させて1個ターボチャージャとし、高吸入空気
量域では両ターボチャージ十を作動させるようにした、
いわゆる2ステージターボシステムを採用した過給機付
エンジンが知られている。
この種の過給機付エンジンの構成は、たとえば第8図に
示すようになっている。エンジン本体91に対し、主タ
ーボチャージャ(T/C−1)92と副ターボチャージ
ャ(T/C−2)93が並列に設けられている。副ター
ボチャージャ93に接続される吸、排気系には、それぞ
れ吸気切替弁94、排気切替弁95が設けられ、副ター
ボチャージャ93のコンプレッサをバイパスする吸気バ
イパス通路97には、吸気バイパス弁96が設けられて
いる。低吸入空気量域では吸気切替弁94、排気切替弁
95をともに全閉とすることにより、主ターボチャージ
ャ92のみを過給作動させ、高吸入空気量域では両切替
弁94.95をともに全開とし、吸気バイパス弁96を
閉しることにより、副ターボチャージャ93にも過給作
動を行わせ、2個ターボチャージャ作動とすることがで
きる。
低吸入空気量域から高吸入空気量域に移行するときには
、吸気切替弁95および排気切替弁94が閉じられてい
るときに排気バイパス弁98を小開制御し、さらに吸気
バイパス弁96を閉しることにより副ターボチャージャ
93の助走回転数を高め、ターボチャージャの切替をよ
り円滑に(切替時のショックを小さく)行うことが可能
になっている。
各弁は、一般にダイヤフラム式のアクチュエータに連結
されており、アクチュエータの作動により開閉動作する
よう番こなっている。アクチュエータにはt磁弁が接続
されており、アクチュエータのダイヤフラム室内には電
磁弁を介して過給圧または負圧が導かれるようになって
いる。
なお、2ステージツインターボに関連する先行技術とし
て、1個ターボチャージャ時には排気バイパス弁を、2
個ターボチャージャ時にはウェストゲートバルブをそれ
ぞれデユーティ制御し、所定の過給圧を維持するように
したものが知られている(特開昭63−25319号公
報)。
〔発明が解決しようとする課題〕
ウェストゲートバルブは排気通路を通過する排気ガスに
さらされるので、使用環境が厳しく、がしり等によって
回動不可能になる場合が考えられる。また、ウェストゲ
ートバルブ自体は正常であっても、アクチュエータを駆
動させるためのt磁弁が故障したり、配管が破損したり
、アクチュエータのダイヤフラムが破損した場合は、ウ
ェストゲートバルブの作動は行なわれなくなる。
ウェストゲートバルブが全開状態で故障し回動不可能と
なった場合、2個ターボチャージャ域の過給圧が正常時
よりも低下する。また、ウェストゲートバルブの開度を
デユーティ制御する電磁弁が全閉状態で故障すると、ア
クチュエータのダイヤフラム室に作用する過給圧を大気
にリークさせることができず、設定過給圧よりも低い過
給圧でウェストゲートバルブが開いてしまう。この場合
も同様に2個ターボチャージャ域の過給圧が正常時より
も低下する。このような故障が生しると、2個ターボチ
ャージャに切替わる際に過給圧の急変によって急減速が
発生し、好ましくない。
したがって、ウェストゲートバルブが開弁状態で故障し
た場合は、2個ターボチャージャに切替わる際の急減速
の発生を防止することが必要である。
本発明は、上記の問題に着目し、ウェストゲートバルブ
が開弁状態で故障した場合に、これに起因する2個ター
ボチャージャへの切替えの際の急減速の発生を確実に防
止することが可能な過給機付エンジンの制御装置を掛供
することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
この目的に沿う本発明に係る過給機付エンジンの制御装
置は、主ターボチャージャと、副ターボチャージャとを
備え、前記副ターボチャージャのコンプレッサ下流に吸
気通路を開閉する吸気切替弁を設けるとともに、副ター
ボチャージャのタービン下流または上流に排気通路を開
閉する排気切替弁を設け、低吸入空気量域では前記吸気
切替弁と排気切替弁を共に閉弁させることにより主ター
ボチャージャのみを過給作動させ、前記両方のターボチ
ャージャによる過給時の過給圧をウェストゲートバルブ
のデユーティ制御により所定値に制御し、主ターボチャ
ージャのみの過給作動時に排気バイパス弁をデユーティ
制御することにより過給圧の制御を行なうとともに、副
ターボチャージャを助走させるようにした過給機付エン
ジンの制御装置において、 前記エンジンのスロットル弁下流の吸気圧力を検知する
吸気圧力検知手段と、 前記両ターボチャージャによる過給時における吸気圧力
検知手段からの圧力値がエンジン回転数と負荷代表値と
から求められる吸気圧力のマツプ値よりも低い時にウェ
ストゲートバルブが開弁状態で故障したと判定する故障
判定手段と、前記故障判定手段からの故障発生信号によ
って作動し、主ターボチャージャのみの過給作動域の設
定過給圧を低下させる過給圧低下手段と、を具備したも
のから成る。
〔作用〕
このように構成された過給機付エンジンの制御装置にお
いては、ウェストゲートバルブが開弁状態で故障し作動
不可能となった場合、両ターボチャージャが作動する過
給域、いわゆる2個ターボチャージャ域の過給圧が正常
時に比べて著しく低下する。したがって、2個ターボチ
ャージャ時における過給圧を吸気圧力検知手段によって
検知し、この検知された圧力値を故障判定手段によって
正常時におけるマツプ値と比較することにより、ウェス
トゲートバルブの開弁状態での故障の有無を判定するこ
とが可能となる。
また、ウェストゲートバルブが開弁状態で故障であると
故障判定手段によって判定された場合は、この故障判定
手段からの信号に基づいて過給圧低下手段が動作する。
この過給圧低下手段の作動により、主ターボチャージャ
のみによる過給作動域の設定過給圧が低下され、1個タ
ーボチャージャ域と2個ターボチャージャ域時における
過給圧の差が小さくなる。
このように、ウェストゲートバルブの開弁状態での故障
時には、1個ターボチャージャ域の設定過給圧が下げら
れることにより、1個ターボチャージャから2個ターボ
チャージャへの切替えの際のトルク特性がほぼフラット
となり、切替え時の急減速の発生が防止される。
〔実施例〕
以下に、本発明に係る過給機付エンジンの制御装置の望
ましい実施例を、図面を参照して説明する。
第1図ないし第7図は、本発明の一実施例を示しており
、とくに車両に搭載される6気筒エンジンに適用した場
合を示している。
第2図において、1はエンジン、2はサージタンク、3
は排気マニホールドを示す、排気マニホールド3は排気
干渉を伴わない#1〜#3気筒群と#4〜#6気筒群の
2つに集合され、その集合部が連通路3aによって互い
に連通されている。
7.8は互いに並列に配置された主ターボチャージャ、
副ターボチャージャである。ターボチャージャ7.8の
それぞれのタービン7a、8aは排気マニホルド3の集
合部に接続され、それぞれのコンプレッサ7b、8bは
、インククーラ6、スロットル弁4を介してサージタン
ク2に接続されている。
主ターボチャージャ7は、エンジン低吸入空気量域から
高吸入空気量域まで作動され、副ターボチャージャ8は
低吸入空気量域で停止される。双方のターボチャージャ
7.8の作動、停止を可能ならしめるために、副ターボ
チャージャ8のタービン8aの下流に排気切替弁17が
、コンプレッサ8bの下流に吸気切替弁18が設けられ
る。吸、排気切替弁18.17の両方とも開弁のときは
、両方のターボチャージャ7.8が作動される。
副ターボチャージャ8のタービン8aの下流と主ターボ
チャージャ7のタービン7aの下流とは、排気バイパス
通路40を介して連通可能となっている。排気バイパス
通路40には、この排気バイパス通路40を開閉する排
気バイパス弁41が設けられている。排気バイパス弁4
1は、ダイヤフラム式アクチュエータ42によって開閉
されるようになっている。
低吸入空気量域で停止される副ターボチャージャ8の吸
気通路には、1個ターボチャージャから2個ターボチャ
ージャへの切替を円滑にするために、コンプレフサ7b
の上流とコンプレッサ8bの下流とを連通ずる吸気バイ
パス通路13と、吸気バイパス通路13の途中に配設さ
れる吸気バイパス弁33が設けら°れる。吸気バイパス
弁33はダイヤフラム式のアクチュエータ10によって
開閉される。
吸気切替弁18の上流と下流とを連通ずるバイパス通路
には、逆止弁12を設けられており、吸気切替弁18の
閉時において副ターボチャージャ8例のコンプレッサ出
口圧力が主ターボチャージャ7側より大になったとき、
空気が上流側から下流側に流れることができるようにし
である。なお、図中、14はコンプレッサ出口側の吸気
通路、15はコンプレッサ入口側の吸気通路を示す。
吸気通路15はエアフローメータ24を介してエアクリ
ーナ23に接続される。排気通路を形成するフロントパ
イプ20は、排気ガス触媒21を介して排気マフラーに
接続される。吸気切替弁18はアクチュエータ11によ
って開閉され、排気切替弁17はダイヤフラム式アクチ
ュエータ16によって開閉されるようになっている。ウ
ェストゲートバルブ31は、アクチュエータ9によって
開閉されるようになっている。
アクチュエータ9、l0111.16.42は、過給圧
または負圧の導入によって作動するようになっている。
各アクチュエータ9.10.11、】6.42には、正
圧タンク51からの過給圧または負圧とエアフローメー
タ24の下流からの大気圧とを選択的に切り替えるため
に、第1、第2、第3、第4、第5、第6の電磁弁25
.26.27.28.32.44が接続されている。各
を磁弁25.26.27.28.32.44の切替は、
エンジンコントロールコンピュータ29がらの指令に従
って行なわれる。なお、第2の電磁弁26へ負圧を導入
する通路には、負圧の一方の流れのみを許すチエツク弁
45が介装されている。
第1の電磁弁25のONは、吸気切替弁18を弁開とす
るようにアクチュエータ11を作動させ、OFFは吸気
切替弁18を全閉とするようにアクチュエータ11を作
動させる。第4の電磁弁28のONは、排気切替弁17
を全開とするようにアクチュエータ16を作動させ、O
FFは排気切替弁17を全閉するようにアクチュエータ
16を作動させる。第3の電磁弁27のONは、吸気バ
イパス弁33を全閉するようにアクチュエータ10を作
動させ、OFFは吸気バイパス弁33を全開するように
アクチュエータ10を作動させる。
排気バイパス弁41を作動させるアクチュエータ42に
大気圧を導入する第5のtm弁32は、ON、OF F
 !II御でなく、デユーティ制御される。同様に、ウ
ェストゲートバルブ31を作動させるアクチュエータ9
に大気圧を導く第6の電磁弁44は、ON、0FFit
+lll1でなく、デユーティ制御される。
デユーティ制御は、周知の通り、デユーティ比により通
電時間を制御することであり、デジタル的に通電、非通
電の割合を変えることにより、アナログ的に平均電流が
可変制御される。なお、デユーティ比は、1サイクルの
時間に対する通電時間の割合であり、1サイクル中の通
電時間をA、非通電時間をBとすると、デユーティ比=
A/(A + B ) X100(%)で表わされる。
本実施例では、第5の電磁弁32と第6のtM1弁44
をデユーティ制御することにより、これらの電磁弁の開
”日量を可変させることが可能となっている。
エンジンコントロールコンピュータ29は、エンジンの
各種運転条件検出センサと電気的に接続され、各種セン
サからの信号が入力される。エンジン運転条件検出セン
サには、過給圧検出手段(吸気管圧力センサ)30、ス
ロットル開度センサ5、吸入空気量測定センサとしての
エアフローメータ24、エンジン回転数センサ50、お
よび酸素センサ19が含まれる。
エンジンコントロールコンピュータ29ハ、演算をする
ためのセントラルプロセッサユニソト(CPU)、読み
出し専用のメモリであるリードオンリメモリ (ROM
)、−時記憶用のランダムアクセスメモリ (RAM)
 、入出力インターフェイス(I10インターフェイス
)、各種センサからのアナログ信号をディジタル量に変
換するA/Dコンバータを備えている。
エンジンコントロールコンピュータ29には、2個ター
ボチャージャ時における吸気圧力検知手段30からの圧
力値がエンジン回転数NEと負荷代表値(たとえばスロ
ットル開度TA)とから求められる吸気圧力のマツプ(
l!(第4図)よりも低い時、に、ウェストゲートバル
ブ41が開弁状態で故障したと判定する故障判定手段6
1が形成されている。
この故障判定手段61は、エンジンコントロールコンピ
ュータ29に格納されるプログラムから構成されている
第1図に示すように、吸気圧力検知手段30からの信号
は故障判定手段61に入力され、故障判定手段61から
の判定信号は表示手段62に出力されるようになってい
る。表示手段62ば、たとえば警報ランプから構成され
ており、警報ランプは運転席の前方に位置するインスト
ルメントパネル内に配置されている。
つぎに、上記の過給機付エンジンの制御装置における作
用を、第5図のフローチャートを参照して説明する。
上述したように、本過給機付エンジンの高吸入空気量域
では、吸気切替弁18と排気切替弁17がともに開かれ
、吸気バイパス弁33が閉しられる。これによって2個
ターボチャージャ7.8が過給作動し、十分な過給空気
量が得られ、出力が向上される。このとき過給圧は、−
1−50(l mHgを越えないように、デユーティ制
御されるウェストゲートバルブ31により制御される。
低速域でかつ高負荷時には、吸気切替弁18と排気切替
弁17がともに閉しられ、吸気バイパス弁33は開かれ
る。これ番こよって1個のターボチャージャ7のみが駆
動される。低吸入空気量域で1個ターボチャージャとす
る理由は、低吸入空気量域では1個ターボチャージャ過
給特性が2個ターボチャージャ過給特性より優れている
からである。1個ターボチャージャとすることにより、
過給圧、トルクの立上りが早くなり、レスポンスが迅速
となる。
低速域でかつ軽負荷時には、排気切替弁17を閉したま
ま吸気切替弁18を開にする。これによって、1個ター
ボチャージャ駆動のまま、1気通路2個ターボチャージ
ャ分が開となり、1個ターボチャージャによる吸気抵抗
の増加を除去できる。したがって、低負荷からの加速初
期における過給圧立上り特性、レスポンスをさらに改善
できる。
低吸入空気量域から高吸入空気量域に移行するとき、つ
まり1個ターボチャージャから2個ターボチャージャ作
動へ切り替えるときには、吸気切替弁18および排気切
替弁17が閉しられているときに排気バイパス弁41を
デユーティ制御により小開制御し、さらに吸気バイパス
弁33を閉しることにより副ターボチャージャ8の助走
回転数を高め、ターボチャージャの切替をより円滑(切
替時のショックを小さく)行うことが可能になる。
ウェストゲートバルブ31が全開状態で故障し回動不可
能となったり、第6の電磁弁44が全閉状態で故障しこ
れによってウェストゲートバルブ3Iが設定値よりも低
い過給圧で開弁状態になった場合、2個ターボチャージ
ャ域の過給圧が正常時よりも低下するので、2個ターボ
チャージャに切替わる際に2、減速が発生し、好ましく
ない。したがって、ウェストゲートバルブ31が全開状
態で故障した場合は、車両のドライバーにその故障の発
生を早期に知らせることが必要となる。
第5図は、ウェフトゲートバルブの故障の発生をドライ
バーに知らせるための処理手順を示している。
第5図において、ステップ101において処理が開始さ
れ、ステップ102では吸気切替弁18が閉弁している
か否かが判断される。これは、tM1弁の作動状態を判
断することによって間接的に判断される。ここで、吸気
切替弁18が閉弁していないと判断された場合は、ステ
ップ106に進み処理は終了する。ステップ102にお
いて、吸気切替弁18が閉弁していると判断された場合
は、ステップ103に進み、吸気圧力検知手段3oがら
の圧力4M P M 1と第4図に示すマツプ値A P
 M +  とが比較される。
ステップ103でPM、≦APMI でないと判断され
た場合は、ステップ106に進んで処理は完了する。ス
テップ103でPM、≦APM、であると判断された場
合は、故障判定手段61によってウェストゲートバルブ
31が故障であると判定され、ステップ104に進む。
つまり、ウェフトゲートパルプ31の全開状態での故障
時か否かは、第3図に示すように、2個ターボチャージ
ャ時の過給圧の変化を判断することにより可能となる。
ウェストゲートバルブ31が開弁状態で故障であると判
定された場合は、故障判定手段61からの信号によって
表示手段62としての警報ランプが点灯し、故障の旨が
車両のドライバーに告知される。
警報ランプが点灯すると、ステップ105に進み故障判
定手段61から故障診断機能を有するダイアグユニ・7
ト(図示路)に出力される。この処理が終了すると、ス
テップ106に進み、故障表示の処理は完了する。
第1図に示すように、故障判定手段61からの信号は過
給圧低下手段64に入力されるようになっている。過給
圧低下手段64は、故障判定手段61からの信号に基づ
いて主ターボチャージャ7のみが過給作動する領域(1
個ターボチ+−ジャ領域)の設定過給圧を低下させる機
能を有する。
過給圧低下手段64からの信号は、第5の電磁弁32に
出力されるようになっている。第5の電磁弁32は、排
気バイパス弁41をデユーティ制御する弁であり、ウェ
ストゲートバルブ31が開弁状態で故障した場合は、排
気バイパス弁41のデユーティ制御によって1個ターボ
チャージャ時の設定過給圧が低下される。
第7図は、ウェストゲートバルブ31の全開状態での故
障に伴なう車両の急減速の発生を防止するための処理手
順を示している。
第7図において、ステップ201で処理が開始され、ス
テップ202に進んで、ウェストゲートバルブ31が全
開状態で故障か否かが判断される。ここでは、第6の電
磁弁44の全閉故障によってウェストゲートバルブ31
が開弁状態となったままの場合を想定する。ウェフトゲ
ートバルブ31が全開状態で故障した場合は、上述した
ように、2個ターボチャージャ時の過給圧が正常時に比
べて著しく低下する。したがって、ウェストゲートバル
ブ31の故障発注の有無は、この過給圧を監視すること
により可能となる。
ステップ202において、ウェストゲートバルブ31が
故障でないと判断された場合は、ステ、プ204に進ん
で処理は終了し、次の処理に移行する。ステップ202
において、ウェストゲートバルブ31が開弁状態で故障
であると判断された場合は、ステップ203に進む。こ
こでは、過給圧低下手段64からの信号によって、第6
図番こ示すよう番こ、排気バイパス弁41のデユーティ
制御によって1個ターボチャージャ時の過給圧PM、の
低下が行なわれる。
ステップ203での処理が終了するとステ、プ204に
進み、1個ターボチャージャへの切替時における車両の
急減速発生防止処理は完了する。
なお、本実施例では、排気切替弁17や排気バイパス弁
41を副ターボチャージャ8のタービン下[の排気通路
に設けるようにしたが、これらを副ターボチャージャ8
のタービン上流の排気通路に設けるような構成としても
よい。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明に係る過給機付エンジンの
制御装置によるときは、両ターボチャージャによる過給
時に、吸気圧力検知手段によって検知される吸気の圧力
値がエンジン回転数と負荷代表値とから求められる吸気
圧力のマツプ値よりも低い時は、故障判定手段によって
ウェストゲートバルブが開弁状態で故障したと判定し、
この故障判定手段からの信号によって動作する過給圧低
下手段により1個ターボチャージャ域の設定過給圧を低
下させるようにしたので、ウェストゲートバルブが開弁
状態で故障した場合は、1個ターボチャージャ域と2個
ターボチャージャ域における過給圧の差を小さくするこ
とができる。
したがって、1個ターボチャージャから2個ターボチャ
ージャへの切替えの際のトルク特性をほぼフラットにす
ることができ、切替え時の急減速の発生を確実に防止す
ることができる。これによって、2個ターボチャージャ
切替時のドライバビリティ−を向上させることができる
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例に係る過給機付エンジンの制
御装置のブロック図、 第2図は本発明の一実施例に係る過給機付エンジンの系
統図、 第3図は第2図の装置におけるウェストゲートバルブの
正常時および故障時の過給圧の変化を示す特性図、 第4図は第2図の装置におけるエンジン回転数とスロッ
トル開度に対する過給圧の変化を示すマツプ図、 第5図は第2図の装置においてウェストゲートバルブの
故障を表示させるための処理手順を示すフローチャート
、 第6図は第2図の装置において過給圧低下手段が動作し
た場合の過給圧の変化を示す特性図、第7図は第2図の
装置においてウェストゲートバルブの故障に起因する車
両の急減速を防止するための処理手順を示すフローチャ
ート、第8図は従来の過給機付エンジンの概略系統図、
である。 1・・・・・・エンジン 7・・・・・・主ターボチャージャ 8・・・・・・副ターボチ+−ジ+ 13・・・・・・吸気バイパス通路 17・・・・・・排気切替弁 】8・・・・・・吸気切替弁 29・・・・・・エンジンコントロールコンピュータ3
0・・・・・・吸気圧力検知手段 31・・・・・・ウェストゲートバルブ33・・・・・
・吸気バイパス弁 40・・・・・・排気バイパス通路 41・・・・・・排気バイパス弁 61・・・・・・故障判定手段 62・・・・・・表示手段 64・・・・・・過給圧低下手段 第1図 第5図      第7図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、主ターボチャージャと、副ターボチャージャとを備
    え、前記副ターボチャージャのコンプレッサ下流に吸気
    通路を開閉する吸気切替弁を設けるとともに、副ターボ
    チャージャのタービン下流または上流に排気道路を開閉
    する排気切替弁を設け、低吸入空気量域では前記吸気切
    替弁と排気切替弁を共に閉弁させることにより主ターボ
    チャージャのみを過給作動させ、前記両方のターボチャ
    ージャによる過給時の過給圧をウェストゲートバルブの
    デューティ制御により所定値に制御し、主ターボチャー
    ジャのみの過給作動時に排気バイパス弁をデューティ制
    御することにより過給圧の制御を行なうとともに、副タ
    ーボチャージャを助走させるようにした過給機付エンジ
    ンの制御装置において、 前記エンジンのスロットル弁下流の吸気圧力を検知する
    吸気圧力検知手段と、 前記両ターボチャージャによる過給時における吸気圧力
    検知手段からの圧力値がエンジン回転数と負荷代表値と
    から求められる吸気圧力のマップ値よりも低い時にウェ
    ストゲートバルブが開弁状態で故障したと判定する故障
    判定手段と、 前記故障判定手段からの故障発生信号によって作動し、
    主ターボチャージャのみの過給作動域の設定過給圧を低
    下させる過給圧低下手段と、を具備したことを特徴とす
    る過給機付エンジンの制御装置。
JP2302629A 1990-11-09 1990-11-09 過給機付エンジンの制御装置 Pending JPH04179826A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009185684A (ja) * 2008-02-06 2009-08-20 Toyota Motor Corp 内燃機関の故障診断装置

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