JPH04164129A - 過給機付エンジンの制御装置 - Google Patents

過給機付エンジンの制御装置

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JPH04164129A
JPH04164129A JP2284332A JP28433290A JPH04164129A JP H04164129 A JPH04164129 A JP H04164129A JP 2284332 A JP2284332 A JP 2284332A JP 28433290 A JP28433290 A JP 28433290A JP H04164129 A JPH04164129 A JP H04164129A
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JP
Japan
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intake
turbocharger
valve
pressure sensor
pressure
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JP2284332A
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Toru Kidokoro
徹 木所
Mamoru Yoshioka
衛 吉岡
Toshihisa Sugiyama
敏久 杉山
Yuji Kanto
関東 勇二
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、主ターボチャージャと副ターボチャージャを
有し、低速域では主ターボチャージrのみで過給し、高
速域では両ターボチャージャを作動させて両ターボチャ
ージャで過給する過給機付エンジン、いわゆる2ステー
ジツインターボエンジンに関する。
[従来の技術] エンジン本体に対し、主、開−つのターボチャージャを
並列に配置し、低速域では主ターボチャージャのみ作動
させて1個ターボチャージャとし、高速域では両ターボ
チャージャを作動させるようにした、いわゆる2ステー
ジターボシステムを採用した過給機付エンジンが知られ
ている。
この種の過給機付エンジンの構成は、たとえば第13図
に示1ようになつ−Cいる。エンジン本体91に対し、
主ターボチャージャ(T/C−1>92と副ターボター
ジt (T2O−2”)93が並列に設けられCいる。
副ターボデ11−ジャ93に接続される吸、排気系には
、それぞれ吸気切替弁94、排気切替弁95が設【プら
れ、副ターボチャージャ93の」ンプレツサをバイパス
する吸気バイパス通路97には、吸気バイパス弁96が
設けられている。吸気切替弁94、tJl気切替弁95
をともに全開とすることにより、主ターボチャージャ9
2のみを過給作動させ、両切替弁94.95をともに全
開とし、吸気バイパス弁96も閉じることにより、副タ
ーボヂャージャ93に−し過給作動を行わせ、2個ター
ボチャージャ作動とすることができる。
吸気バイパス弁96は、一般にダイレノラム式のアクチ
ュエータに連結されており、アクチユエータの作動によ
り開閉動作するようになっている。
アクチュエータには電磁弁が接続されており、アクチュ
エータのダイヤフラム室内には電磁弁を介して過給圧ま
たは負圧が導かれるようになっている。
[発明が解決しようとJる課題] 吸気バイパス弁は、吸気通路を流れる吸気にさらされて
おり、吸気バイパス弁の軸受部に吸気に混入している微
細な異物が侵入した場合は、かじり等によって回動不可
能になる場合が考えられる。
また、吸気バイパス弁自体は正常であっても、アクチュ
エータを駆動させるための三方電磁弁が故障したり、配
管が破損したり、アクチュエータのダイヤノラムが破損
した場合は、吸気バイパス弁の切替作動は行なわれなく
なる。
吸気切替弁と排気切替弁とが正常に作動している状態で
、吸気バイパス弁が開き側で故障し回動できなくなった
場合は、1個ターボチャージvl域における副ターボデ
レージャの助走回転数か低モし、2個ターボチャージャ
への切替時のトルクショックが大になるとともに、2個
ターボデV−ジー 〇 − (/域の過給圧の低下による加速不足が生じる。
また、従来では吸気バイパス弁の故障を車両のドライバ
ーに知らせる手段が存在しなかったため、故障したまま
で運転を継続してしまうと、主、副ターボデV/−ジ(
lのA−バーランにJ、−)′C各ターボチャージャが
破損するおそれがある。したがって、吸気バイパス弁が
故障した場合は、早期に車両のドライバーにその故障を
告知し、適切な対応をとることが望まれる。
なa3.2ステージツインターボエンジンに関連する先
行技術の一例として、特開平1−31561/1号公報
に開示されている。本公報では、排気切替弁の開弁動作
よりも、副ターボチャージャの]ンプレツサをバイパス
する通路に設けられる吸気バイパス弁を先に開弁させる
ようにしているが、本発明が課題とJる吸気バイパス弁
の故障に対づる技術についでの開示はない。
本発明は、F記の問題に着目し、吸気バイパス弁が開ぎ
側で故障した場合に、早期にその故障を検出し、その旨
を車両のドライバーに警報することが可能な過給機付エ
ンジンの制御装置を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] この目的に沿う本発明に係る過給機付エンジンの制御装
置は、主ターボチャージ1ノと、副ターボチャージャと
を備え、前記副ターボヂャージpの」ンプレッザ下流に
吸気通路を開閉する吸気切替弁を設けるとともに、副タ
ーボチャージャのタービン下流に排気通路を開閉する排
気切替弁を設け、低速域では前記吸気切替弁と排気切替
弁を共に閉弁させることにより主ターボチャージャのみ
を過給作動させ、高速域では前記吸気切替弁と排気切替
弁を共に開弁させることにより主ターボデp −ジャお
よび副ターボチ1−ジャの両方を過給作動させ、前記副
ターボチャージャのコンプレッサをバイパスする吸気バ
イパス通路に配置された吸気バイパス弁を、前記排気切
替弁の開弁作動J:りも先に閉弁作動させて副ターボチ
ャージャの助走回転数を高めようにした過給機付エンジ
ンの制御装置において、つぎのような手段を備えている
(1) 前記エンジンのスロットル弁下流側の吸気の圧
力を検知する第1の吸気圧力センVと、前記副ターボチ
レージャの]ンプレッリ出「−1から吸気バイパス弁ま
での間の吸気の圧力を検知する第2の吸気圧力セン9と
、 前記主ターボチャージャと副ターボデ1−ジレの両方が
過給作動する条件時に、前記第1の吸気圧カレン1ノー
からの過給圧値に前記第2の吸気Lf力ゼン−りから第
1の吸気圧力セン゛りまでの間の吸気系の圧力損失値を
加算した値が前記第2の吸気圧力セン1ノからの過給ル
値よりも大のとぎに吸気バイパス弁が開弁側で故障であ
る旨を表示手段に表示させる第1の故障判定手段と、 を具備したものから成る。
(2) 前記副ターボチャージャの]ンプレッサ出口か
ら吸気バイパス′弁までの間の吸気の圧ツノを検知する
第2の吸気圧力センVと、 前記主ターボデレージャの]ンプレッ1ノ出ロ近傍の吸
気の圧力を検知する第3の吸気肚カレンリと、 前記主ターボデレージャと副ターボデ(l−シトの両方
が過給作動する条件時に、前記第3の吸気圧力センサか
らの過給圧値に主ターボチャージャ側と副ターボヂャー
ジャ側とを連通ずる吸気系の圧力損失値を加算した値が
前記第2の吸気圧力センサからの過給圧値よりも大のと
ぎに吸気バイパス弁が開弁側で故障である旨を表示手段
に表示させる第2の故障判定手段と、 を具備したものから成る。
[作  用] このように構成された過給1(−1エンジンの制御装置
においでは、吸気バイパス弁が開弁側で故障した場合は
、副ターボヂャージャによる過給機の一部が吸気バイパ
ス弁を介して主ターボデレージャの上流側に流れる。そ
のため、第2の吸気バカセンサからの過給圧値J:りも
、第1の吸気H−カセンサからの過給圧値に第2の吸気
圧力セン9と第1の吸気圧力センサまでの間の吸気系の
圧力損失を加算した値が大となる。すなわち、吸気バイ
パス弁が閉弁状態となる正常時には、副ターボデ髪・−
ジ()による過給量がバイパスされないのC′、第2の
吸気圧力センサからの過給圧値のほうが人となるが、吸
気バイパス弁が開弁側で故障した場合は、逆に第1の吸
気圧力センサからの過給圧値に圧力損失分を加算した値
は人となる。このように、吸気バイパス弁が開弁側で故
障した場合は、各吸気圧力セン9−からの過給ル値が変
化し、第1の故障判定手段によって故障の旨の表示が表
示手段に出力され、ドライバーに告知される。
また、吸気バイパス弁の開弁側での故障は、第2の吸気
圧力センサからの過給圧値と第3の吸気圧力セン°りか
らの過給圧値との関係からも判断可能となる。つまり、
吸気バイパス弁の開弁側での故障時には、主ターボチャ
ージャの上流側に副ターボチャージャによる過給機の一
部が流入することになるので、主ターボチャージャの過
給量が副ターボデV!−ジャに比べて大となる。したが
って、この場合は、第2の吸気圧力センサからの圧力値
よりも、第2の吸気圧力センサからの過給圧値に主ター
ボチャージャ側と副ターボチャージャ側とを連通ずる吸
気系の圧力損失を加算した値のほうが大となる。
したがって、この場合は第2の故障判定手段によって吸
気バイパス弁が開弁側で故障であるとみなし、その旨が
表示手段を介してドライバーに告知される。
[実施例] 以下に、本発明に係る過給機付エンジンの制御装置の望
ましい実施例を、図面を参照して説明する。
第1実施例 第1図ないし第4図は、本発明の一実施例を示しており
、とくに車両に搭載される6気筒エンジンに適用した場
合を示している。
第2図において、1はエンジン、2はクーラタンク、3
は排気マニホールドを示す。排気マニホールド3は排気
干渉を伴わない#1〜#3気筒群と#4〜#6気筒群の
2つに集合され、その集合部が連通路3aによって互い
に連通されている。
7.8は互いに並列に配置された主ターボチャージャ、
副ター′ボヂャージャである。ターボチャージ117.
8のそれぞれのタービン7a 、 8aは排気マニホー
ルド3の集合部に接続され、それぞれの]コンプレッサ
7b、8bは、インタクーラ6、ス[,1ツ1〜ル弁4
を介して°サージタンク2に接続されている。
]−ターボチャージャ7は、エンジン低速域から畠速域
まで作動され、副ターボチャージν8はエンジン低速域
で停止される。双方のターボチャージm7.8の作動、
停止を可能ならしめるため(J、副ターボヂャージャ8
のタービン8aの下流に排気切替弁17が、コンプレッ
サ8bの下流に吸気切替弁18が設けられる。吸、排気
切替弁18.17の両方とも弁開のときは、両方のター
ボチャージャ7、E3が作動される。。
副ターボチレージャ8のタービン8aの下流と主ターボ
デレージャ7のタービン7aの下流とは、JJI気バイ
パス通路40を介して連通可能となっている。、排気バ
イパス通路40には、この排気バイパス通路40を開閉
する排気バイパス弁41が設けられている。排気バイパ
ス弁41は、ダイヤフラム式アクチュエータ42によっ
て開閉されるJ:うになっている。
低速域で停止される副ターボチャージャ8の吸気通路に
は、1個ターボチャージャから2個ターボチャージャへ
の切替を円滑に゛するために、]コンプレッサbの上流
と下流とを連通ずる吸気バイパス通路13と、吸気バイ
パス通路13の途中に配設される吸気バイパス弁33が
設けられる。吸気バイパス弁33はダイヤフラム式のア
クチュエータ10によって開閉される。吸気切替弁18
の上流と下流とを連通ずるバイパス通路には、逆止弁1
2を設けられており1.吸気切替弁18の閉時において
副ターボチャージャ8側のコンプレッサ出口圧力が主タ
ーボチャージヤフ側より大になったとき、空気が上流側
から下流側に流れることができるようにしである。なお
、図中、14は]ンプレツサ出口側の吸気通路、15は
コンプレッサ入[1側の吸気通路を示す。
吸気通路15はエアフローメータ24を介してエアクリ
ーナ23に接続される。排気通路を形成りるノ]コント
パイプ20は、排気ガス触媒21を介して排気ンノーノ
ーに接続される。吸気切替弁18はアクチュエータ11
によって開閉され、排気切替弁17はダイヤフラム式ア
クチュエータ16によって開閉されるようになっ−Cい
る。ウェストゲートバルブ31は、アクチュエータ44
によって開閉されるようになっ−(いる。
アクヂュ■−夕9.10.11.16.42は、過給圧
または負圧の導入によって作動するようになっている。
各アクヂューエタ9.10.11.16.42には、流
路を選択的に切り替えるために、第1、第2、第3、第
4、第5、第6の電磁弁25.26.27.28.32
.44が接続されている。各電磁弁25.26.27.
28.32.44の切替は、エンジンコントロールコン
ピュータ29からの指令に従って行なわれる。
なお、第2の電磁弁26は、チエツク弁45を介して1
ノージタンク2内と連通可能となっている。
第1の電磁弁25のONは、吸気切替弁18を弁開とす
るようにアクチュエータ11を作動させ、OFFは吸気
切替弁18を全開とするようにアクチュ■−夕11を作
動させる。第4の電磁弁28のONは、排気切替弁17
を全開とするようにアクチュエータ16を作動させ、O
FFは排気切替弁17を全閉するようにアクチュエータ
16を作動させる。第3の電磁弁27のONは、吸気バ
イパス弁33を全閉するJ、うにアクチュエータ10を
作動させ、OFFは吸気バイパス弁33を全開するよう
にアクチュエータ10を作動させる。
排気バイパス弁42を作動させるアクチュエータ42に
負圧を導入する第5の電磁弁32は、ON、OFF制御
でなく、デユーティ制御される。同様に、ウェストゲー
トバルブ31を作動させるアクチュエータ9に負圧を導
く第6の電磁弁44もデユーティ制御される。
デユーティ制御は、周知の通り、デユーティ比により通
電時間を制御することであり、デジタル的に通電、非通
電の割合を変えることにより、アナログ的に平均電流が
可変制御される。なお、デユーティ比は、1サイクルの
時間に対する通電時間の割合であり、19イクル中の通
電時間をA、非通電時間をBとすると、デユーティ比−
△/(A−+−B) xloo  (%)で表わされる
。本実施例では、第5の電磁弁32と第6の電磁弁44
bをデユーティ制御づることにより、これらの電磁弁の
聞[]量を可変させることが可能となっている、。
エンジンコン1〜ロールコンピユータ29は、エンジン
の各種運転条件検出センサと電気的に接続され、各種セ
ンυからの信号が入力される。J−ンジン運転条件検出
センリには、第1の吸気圧力セン“す30、スロワ1〜
ル開度センサ5、吸入空気量測定センサとしてのエアフ
ローメータ24、第2の吸気圧力センサ46、第3の吸
気圧力センサ47、(第3の吸気圧力センVは後述する
第21.第3実施例でのみ使用)、エンジン回転数セン
サ50.および酸素センサ19が含まれる。
第1の吸気圧力センυ30は、スロワ1〜ル弁4の下流
側の吸気の圧力を検知する機能を有し、第2の吸気圧力
センサ46は、副ターボヂャージャ8の−」ンブレッサ
8b出口から吸気バイパス弁33までの間の吸気の圧力
を検知する機能を有する。第3の吸気圧力センサ47は
、主ターボチqp−ジャ7のコンプレッサ7b出口近傍
の吸気の圧力を検知する機能を有している。
エンジンコン1〜ロールコンピユータ29は、演算をす
るためのセントラルプロセッザ町ニット(CPUP、読
み出し専用のメモリであるリードオンリメモリ(ROM
> 、−時記憶用のランダムアクセスメモリ(RAM)
 、入出力インターフェイス、(I10インターフェイ
ス)、各種センサからのアナログ信号をディジタル量に
変換するA/D]ンバータを備えている。
エンジンコントロールコンピュータ29には、第1の故
障判定手段61が形成されている。第1の故障判定手段
61は、主ターボチャゴジV7と副ターボチャージャ8
の両方が過給作動する条件時に、第1の吸気圧力セン)
+30からの過給圧値PM、に吸気系の圧力損失値αを
加算した値が第2の吸気圧力センサ46からの過給圧値
P M 2よりも大のときに吸気バイパス弁33が開弁
側で故障である旨を表示手段62に表示させる機能を有
している。第1の故障判定手段61は、エンジン]ント
ロール=1ンピュータ29に格納されるプログラムから
構成される。
なお、ここでいう1f力損失値αは、第2の吸気圧力セ
ンサ30から第1の吸気圧カセンザ46に至るまでの吸
気通路のルカ損失と、この吸気通路に位置するインタク
ーラ6の仕方損失を加締したものである。
第1図に示すように、第1の故障判定手段61には、第
1の吸気圧力セン1ノ30からの信号と、第2の吸気圧
力センサ46からの信号とが入力されている。第1の故
障判定手段61からの異常信号は、表示手段62に出力
されるようになっている。表、示手段62は、たとえば
警報ランプから構成されており、警報ランプは運転席の
前方に位置するインメトルメン1〜パネル内に配置され
ている。
つぎに、第1実施例に係る過給機付エンジンの制御装置
における作用を説明する。
十達したように、本過給機付エンジンのi%速域では、
吸気切替弁18と排気切替弁17がともに開かれ、吸気
バイパス弁33が閉じられる。これによって2個ターボ
チャージャ7.8が過給作動し、十分な過給空気量が得
られ、出力が向上される。このとき過給圧は、+500
 rra t−l ’Jを越えないように、デユーティ
制御されるウェス1〜グーj・バルブ31により制御さ
れる。
低速域でかつ高負荷時には、吸気切替弁18と排気切替
弁11がともにとじられ、吸気バイパス弁33は開かれ
る。これによって1個のターボチャージャ7のみが駆動
される。低回転域で1個ターボチャージャとする理由は
、低回転域では1個ターボチャージャ過給特性が2個タ
ーボチャージャ過給特性より優れているからである。1
個ターボチャージャとすることにより、過給圧、トルク
の立上りがはやくなり、レスポンスが迅速となる。
低速域でかつ軽負荷時には、排気切替弁17を閉じたま
ま吸気切替弁18を開にする。これによって、1個ター
ボチャージャ駆動のまま、吸気通路2個ターボチャージ
ャ分が開となり、1個ターボチV−ジ(・にJ:る吸気
抵抗の増加を除去できる。これによって、低負荷からの
加速初期における過給圧立」こり特性、レスポンスをさ
らに改善できる。
低速域から高速域に移行づるとき、つまり1個ターボブ
ト−ジ丸・から2個ターボデV−シト(’I動へ切り替
えるときには、吸気切替弁18および排気切替弁17が
閉じられているときに排気バイパス弁41をデユーティ
制御(こより小開制御し、さらに吸気バイパス弁33を
閉じることにより副ターボヂャージャ8の助走回転数を
高め、ターボチャージャの切替にJ、り円滑に(切替時
のショックを小さく)行うことが可能になる。
ところで、吸気切替弁と排気切替弁とが1常に作動して
いる状態で、吸気バイパス弁が開き側で故障し回動でき
なくなった場合は、1個ターボデ(・−ジャ域における
副ターボチャージャの助走回転数が低下し、2個ターボ
デ【・−ジャへの切替時の1〜ルクシ]ツタが人になる
とともに、2個ターボデレージャ域の過給圧の低下によ
る加速不足が生じる。
= 21− また、吸気バイパス弁33が故障したままで運転を継続
してしまうと、主、副ターボチセージャのオーバーラン
によって各ターボチャージャが破損するおそれがある。
したがって、吸気バイパス弁が故障した場合は、早期に
車両のドライバーにぞの故障を告知する必要がおる。
第4図は、吸気バイパス弁の故障の発生をドライバーに
知らせるための処理手順を示している。
図に示すように、ステップ101において処理が開始さ
れ、ステップ102で第1の電磁弁25がONであるか
否かが判断される。ずなわら、主ターボチャージャ7と
副ターボチャージャ8の両方が過給作動す42個ターボ
チャージャ状態であるか否かが判断される。ここで、2
個ターボチャージャとなっていない場合は、ステップ1
07に進み、処理は完了する。ステップ102において
、2個ターボチャージャ状態であると判断された場合は
、ステップ103に進む。ステップ103では、第1の
故障判定手段61によって、第1の吸気圧力センサ30
からの過給圧゛PM、に吸気系の圧力損失値αを加= 
22− 算したPM、十αが第2の吸気圧カセンザ46からの過
給圧値P M 2よりも大きいか否かが判断される。J
なわら、PM、十α>PM2であるか否かが判断される
。ここで、過給圧値P M i +αのほうが過給圧値
PM2よりも小である場合は、ステップ107に進んで
処理は終了する。
ステップ103において、過給圧値PM、十αが過給圧
値P M 2よりも人であると判断された場合は、ステ
ップ105に進み、第1の故障判定1段61からの信号
にJ:つて表示手段62としての警告ランプが点灯され
る。これと同時に、ステップ106に進み、第1の故障
判定手段61からの異常信号が故障診断機能を有するダ
イアグユニット(図示路)に出力され、ステップ107
に進んで処理は完了する3゜ 第11図および第12図は、2個ターボヂャージャ時に
おける吸気バイパス弁の開度と過給圧との関係を示して
いる。このうち、第11図は主ターボチャージャ7側と
副ターボチレージャ8側の圧力損失値βがOの場合を示
している。この圧力損失値βについでは、後述する。図
に示すように、吸気バイパス弁33が故障により全開と
なった場合は、過給圧値PM、と過給圧値P M 2は
接近し、過給圧値PM、に圧力損失値αを加算した値は
、過給圧値P M 2よりも大となる。したがって、過
給圧PM、と過給圧値P M 2とを比較することによ
り、吸気バイパス弁33の故障の有無の′判定が可能と
なる。
このように、吸気バイパス弁33が開弁側で故障した場
合は、その旨が第1の故障判定手段61から表示手段6
2に表示されるので、車両のドライバーは早期に吸気バ
イパス弁の故障の発生を知ることができる。したがって
、ドライバーは運転を・中[[させるか否かの適切な対
応が可能となり、吸気バイパス弁の故障に起因する主、
副ターボチャージャの破損の発生を未然に防止すること
が可能となる。
第2実施例 第5図ないし第7図は、本発明の第2実施例を示してい
る。第2実施例が第1実施例と異なるところは、吸気圧
力センサの位置と故障判定手段の構成のみであり、その
他の部分は第1実施例に準じるので、準じる部分に第1
実施例と同一の符号を(=J−51ことににり準じる部
分の説明を省略し、異なる部分についてのみ説明する。
後述する仙の実施例も同様とする。。
第1実施例においでは、第1の吸気圧力セン1〕”30
からの過給圧値PM、と第2の吸気圧カセンザ46から
の過給圧値P M 2どの関係から、吸気バイパス弁3
3の故障の有無を判定するようkしたが、本実施例では
、第2の吸気圧力センサ46からの過給圧値P M 2
と第3の吸気圧力セン−リ47からの過給圧値P M 
3との関係から吸気バイパス弁33の故障の有無を判定
するようになっている。
本実施例では、エンジン]ントロール]ンピュータ29
に、第2の故障判定手段63が形成されている。第2の
故障判定手段63は、主ターボチャージャ7と副ターボ
ヂャージャ8の両方が過給作動する条11時に、第3の
吸気圧力セン−IJ−47からの過給圧値P M 3に
吸気系の圧力損失値βを加算した値が第2の吸気圧力セ
ンサ46からの過給圧値よりも大のときに吸気バイパス
弁33が開弁側で故障である旨を表示手段に表示させる
機能を有する。ここでいう圧力損失値βとは、主ターボ
ヂャージ′V7と副ターボヂャージャ8の間の吸気バイ
パス通路13を含む吸気通路における圧力損失値を意味
する。
第5図に示すように、第2の故障判定手段63には、第
2の吸気圧力セン+j−46からの信号と、第3の吸気
圧力センサ47からの信号とが人力されている。第2の
故障判定手段63からの異常信号は、表示手段62に出
力されるようになっている。
第7図は、吸気バイパス弁の故障の発生をドライバーに
知らせるための処理手順を示している。
ステップ104を除く各ステップの処理は、第1実施例
で説明した第4図の処理に準じるので、その説明を省略
する。ステップ104においでは、第2の故障判定手段
63によって。第3の吸気圧カヒンザからの過給圧値P
 M 3に吸気系の圧力損失値βを加算した値が第2の
吸気圧カセンザからの過給圧値よりも人であるか否かが
判断される。ずなわち、PMs十β>PM2であるか否
かが判断される。ここで、過給圧値PM3+βのほうが
過給圧値P M 2よりも小である場合は、ステップ1
07に進んで処理は終了する。
ステップ104において、過給圧値P M 2+βが過
給LF値P M 2よりも大であると判断された場合は
、ステップ105に進み、第2の故障判定手段63から
の信号によって警告ランプが点灯される。以下の処理は
、第1実施例に準じる。
第3実施例 第8図ないし第9図は、本発明の第3実施例を示してい
る。本実施例は、第1実施例と第2実施例とを合体させ
た構成となっている。すなわら、吸気バイパス弁33の
故障の有無を2段構えで判定Jる構成となっている。
第8図に示すように、本実施例では第1の吸気IIカセ
ン4J30、第2の吸気圧力センサ46、第3の吸気圧
力センサ47、第1の故障判定手段61、第2の故障判
定手段63、表示手段62と有しており、第1の故障判
定手段61によって故障と判定されなか 27 一 つた場合でも、第2の故障判定手段63によって吸気バ
イパス弁33の故障の発生を検知可能となっている。
第10図は、吸気バイパス弁33の故障の発生をドライ
バーに知らせるための処理手順を示している。
ここでは、ステップ103で故障でないと判断された場
合は、ステップ104に進んで、さらに第2の故障判定
手段63による判定処理が行なわれる。このように、本
実施例では、2段構えで吸気バイパス弁33の故障の有
無の測定処理を行なうので、第1実施例および第2実施
例よりも、信頼性を高めることができる。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明に係る過給機付エンジンの
制御装置によるとぎは、第1の故障判定手段により、2
個ターボチャージャ条件時に、第1の吸気圧力センサか
らの過給圧値に吸気系の圧力損失値(α)を加緯した値
が第2の吸気圧力センサからの過給圧値よりも大のとき
に吸気バイパス弁が開弁側で故障である旨を表示手段に
表示さVるようにしたので、車両のドライバに早期に吸
気バイパス弁の故障の発生を知らせることができる。
また、第2の故障判定手段により、2個ターボf tp
−ジ(・条イ′、1時に、第3の吸気圧力セン−りから
の過給圧値に吸気系の任力損失値(β)を加締した値が
第2の吸気圧力センサからの過給圧値よりも人のとぎに
吸気バイパス弁が開弁側で故障である旨を表示手段に表
示させるようにしたので、上述と1riJ様に車両のド
ライバーに早期に・吸気バイパス弁の故障の発生を知ら
せることができる。
したがって、車両のドライバーは運転を中止させるか否
かの適切な対応が可能となり、吸気バイパス弁の故障に
起因する主、副ターボチャージャの破損を未然に防1す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1実施例に係る過給機付エンジンの
制御装置のブロック図、 第2図は本発明の第1実施例に係る過給機付エンジンの
系統図、 第3図は第2図の装置におけるターボチャージャ近傍の
概略系統図、 第4図は第2図の装置における吸気バイパス弁の故障の
判定処理手順を示ずフローチャート、第5図は本発明の
第2実施例に係る過給機付」−ンジンの制御装置のブロ
ック図、 第6図は本発明の第2実施例に係る過給機付エンジンに
おけるターボチ【ノージr近傍の概略系統図、 第7図は第5図の装置における吸気バイパス弁の故障の
判定処理手順を示すフローチャー1〜、第8図は本発明
の第3実施例に係る過給機付二[ンジンの制御装置のブ
ロック図、 第9図は本発明の第3実施例に係る過給機付エンジンに
おけるターボチャージャ近傍の概略系統図、 第10図は第8図の装置における吸気バイパス弁の故障
の判定処理手順を示す7日−チャード、第11図および
第12図は2個ターボチャージャ時における吸気バイパ
ス弁の開度と過給圧との関係を示した特性図、 第13図は従来の過給機付エンジンの概略系統図、であ
る。 1・・・・・・エンジン 7・・・・・・主ターボヂレージレ ε3・・・・・・副ターボチャージャ 13・・・・・・吸気バイパス通路 17・・・・・・排気切替弁 18・・・・・・吸気切替弁 29・・・・・・エンジンコントロールコンピュータ 30・・・・・・第1の吸気圧力セン1す33・・・・
・・吸気バイパス弁 40・・・・・・排気バイパス通路 41・・・・・・排気バイパス弁 46・・・・・・第2の吸気圧力セン′す47・・・・
・・第3の吸気圧力センサ61・・・・・・第1の故障
判定手段 62・・・・・・表示手段 63・・・・・・第2の故障判定手段 −’>F、fi−

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、主ターボチャージャと、副ターボチヤージャとを備
    え、前記副ターボチャージャのコンプレッサ下流に吸気
    通路を開閉する吸気切替弁を設けるとともに、副ターボ
    チャージャのタービン下流に排気通路を開閉する排気切
    替弁を設け、低速域では前記吸気切替弁と排気切替弁を
    共に閉弁させることにより主ターボチャージャのみを過
    給作動させ、高速域では前記吸気切替弁と排気切替弁を
    共に開弁させることにより主ターボチャージャおよび副
    ターボチャージャの両方を過給作動させ、前記副ターボ
    チャージャのコンプレッサをバイパスする吸気バイパス
    通路に配置された吸気バイパス弁を、前記排気切替弁の
    開弁作動よりも先に閉弁作動させて副ターボチャージャ
    の助走回転数を高めるようにした過給機付エンジンの制
    御装置において、 前記エンジンのスロットル弁下流側の吸気の圧力を検知
    する第1の吸気圧力センサと、 前記副ターボチャージャのコンプレッサ出口から吸気バ
    イパス弁までの間の吸気の圧力を検知する第2の吸気圧
    力センサと、 前記主ターボチャージャと副ターボチヤージヤの両方が
    過給作動する条件時に、前記第1の吸気圧力センサから
    の過給圧値に前記第2の吸気圧力センサから第1の吸気
    圧力センサまでの間の吸気系の圧力損失値を加算した値
    が前記第2の吸気圧力センサからの過給圧値よりも大の
    ときに吸気バイパス弁が開弁側で故障である旨を表示手
    段に表示させる第1の故障判定手段と、 を具備したことを特徴とする過給機付エンジンの制御装
    置。 2、主ターボチャージャと、副ターボチャージャとを備
    え、前記副ターボチャージヤのコンプレッサ下流に吸気
    通路を開閉する吸気切替弁を設けるとともに、副ターボ
    チャージャのタービン下流に排気通路を開閉する排気切
    替弁を設け、低速域では前記吸気切替弁と排気切替弁を
    共に閉弁させることにより主ターボチャージャのみを過
    給作動させ、高速域では前記吸気切替弁と排気切替弁を
    共に開弁させることにより主ターボチャージヤおよび副
    ターボチャージャの両方を過給作動させ、前記副ターボ
    チャージヤのコンプレッサをバイパスする吸気バイパス
    通路に配置された吸気バイパス弁を、前記排気切替弁の
    開弁作動よりも先に閉弁作動させて副ターボチャージヤ
    の助走回転数を高めるようにした過給機付エンジンの制
    御装置において、 前記副ターボチャージャのコンプレッサ出口から吸気バ
    イパス弁までの間の吸気の圧力を検知する第2の吸気圧
    力センサと、 前記主ターボチャージャのコンプレッサ出口近傍の吸気
    の圧力を検知する第3の吸気圧力センサと、 前記主ターボチャージャと副ターボチャージャの両方が
    過給作動する条件時に、前記第3の吸気圧力センサから
    の過給圧値に主ターボチャージャ側と副ターボチャージ
    ャ側とを連通する吸気系の圧力損失値を加算した値が前
    記第2の吸気圧力センサからの過給圧値よりも大のとき
    に吸気バイパス弁が開弁側で故障である旨を表示手段に
    表示させる第2の故障判定手段と、 を具備したことを特徴とする過給機付エンジンの制御装
    置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020250661A1 (ja) * 2019-06-12 2020-12-17 株式会社豊田自動織機 内燃機関の制御システム

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2020250661A1 (ja) * 2019-06-12 2020-12-17 株式会社豊田自動織機 内燃機関の制御システム
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