JPH03229931A - 過給機付エンジンの制御方法 - Google Patents

過給機付エンジンの制御方法

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JPH03229931A
JPH03229931A JP2022102A JP2210290A JPH03229931A JP H03229931 A JPH03229931 A JP H03229931A JP 2022102 A JP2022102 A JP 2022102A JP 2210290 A JP2210290 A JP 2210290A JP H03229931 A JPH03229931 A JP H03229931A
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JP
Japan
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turbocharger
exhaust
switching valve
pressure
intake
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JP2022102A
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English (en)
Inventor
Kunihiko Nakada
邦彦 中田
Mamoru Yoshioka
衛 吉岡
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、主、副ターボチャージャが並列に配設され、
低速域では主ターボチャージャのみ、高速域では両ター
ボチロージャを作動させるようにした過給機付エンジン
の制御方法に関し、とくに燃料カットの制御方法に関す
る。
[従来の技術] エンジンおよびターボチャージャの保護を目的とした燃
料カット制御が知られている。ターボチャージャ付エン
ジンにおいては、従来、過給圧を燃料カット用の信号と
して利用していた。たとえば特開昭59−12144号
公報開示のシステムでは、1個のターボチャージャを備
えたエンジンにおいて、過給圧が所定圧よりも大きくな
ったときに燃料カットを実行するようにしている。
一方、エンジン本体に対し、主、副二つのターボチャー
ジャを並列に配置し、低速域では主ターボチャージャの
み作動させて1個ターボチャージャとし、高速域では両
ターボチャージャを作動させるようにした、いわゆる2
ステージターボシステムを採用した過給機付エンジンが
知られている。
この種の過給機付エンジンの構成は、たとえば第7図に
示すようになっている。エンジン本体91に対し、主タ
ーボチャージャ(T/C1)92と副ターボチャージャ
(T/’C2> 93が並列に設【プられている。副タ
ーボチャージャ93に接続される吸、排気系には、それ
ぞれ吸気切替弁94、排気切替弁95が設けられ、吸気
切替弁94、排気切替弁95をともに仝閉とすることに
より、主ターボチャジャ92のみを過給作動させ、とも
に全開とすることにより、副ターボチャージャ93にも
過給作動を行わせ、2個ターボチV−ジャ作動とするこ
とができる。
[発明が解決しようとする課題] ところが、このような2ステージターボシステムに、前
述の特開昭59−12144号公報開示のような燃料カ
ット制御、つまり過給圧により燃料カットを実行する制
御を適用すると、以下のような問題を生じるおそれがあ
る。
すなわち、万一排気切替弁95が全開状態でスティック
(作動不可の故障状態)し、その状態でアクセルを踏み
続けた場合、主ターボチャージャ92の回転数は上昇す
るが、チョーク域に入るため過給圧は高くならない(低
下する)。このため、燃料カットは作動せず、主ターボ
チャージャの回転数が限度を越えて上がりすぎる(オー
バラン)おそれがある。したがって、このような異常状
態時には、過給圧は燃料カット信号の指標にはならない
また、たとえば無負荷レーシング時のような場合、急激
に立ち上がるエンジンの要求空気量の変化に対し過給圧
上昇が追いつかず、排気切替弁が開かずに1個ターボチ
ャージャのまま主ターボチャージャがオーバランするお
それがあるが、過給圧によって燃料カットをする限り、
適切な燃料カット制御をすることが困難となる。
本発明は、上記のような問題点に着目し、排気切替弁異
常時や無負荷レーシング時のように燃料カットを実行し
てターボチャージャの過回転の防止が望まれる場合、確
実にかつ迅速に燃料カットを実行し、ターボチャージャ
やエンジンを適切に保護することを目的とする。
[課題を解決するだめの手段] この目的に沿う本発明の過給機付エンジンの制御方法は
、エンジン本体に対し並列に設けられた主ターボチャー
ジャおよび副ターボチャージャと、副ターボチャージャ
に接続されたエンジンの吸、排気系にそれぞれ設けられ
、ともに全開のときは副ターボチャージャに過給作動を
行わせ、ともに仝閑のときには副ターボチロージャの過
給作動を停止させる吸気切替弁および排気切替弁と、を
備えた過給機付エンジンにおいて、第1図に示すように
、ターボチャージャ上流の排気圧力(P4)を検出しく
ステップ81)、検出した排気圧力が予め設定した圧力
(A>以上になったか否かを判定−しくステップ82)
、該排気圧力が設定圧力以上になったときに燃料カット
を実行する(ステップ83)制御方法から成る。排気圧
力が設定圧力よりも小さい領域では、燃料カットは実行
されない(ステップ84)。
[作  用] このような制御方法においては、従来の過給圧に代えて
、ターボチャージャ上流の排気圧力が燃料カット実行の
判定基準になる。ターボチャージャ上流の排気圧力は、
ターボチャージャの回転数が上がれば略同時に上昇する
ので、最も早く異常状態を検出できる。したがって、こ
の排気圧力を常にモニタしておき、それが設定圧力以上
になったときに燃料カットを実行することにより、排気
切替弁の異常時や無負荷レーシング時のように、過給圧
が上昇しないか過給圧の上昇が遅れる場合にあっても、
確実にかつターボチャージャの回転過上昇開始と略同時
に迅速に燃料カットを実行でき、ターボチャージャ(主
ターボチャージャ)のオーバランを確実に防止できる。
[実施例] 以下に、本発明の望ましい実施例を、図面を参照して説
明する。
第2図は、本発明の一実施例に係る過給機付エンジンを
示しており、6気筒エンジンの場合を示している。
第2図において、1はエンジン、2はサージタンク、3
は排気マニホルドを示す。排気マニホルド3は排気干渉
を伴わない#1〜#3気筒群と#4〜#6気筒群の2つ
に集合され、その集合部が連通路3aによって互いに連
通されている。7.8は互いに並列に配置された主ター
ボチャージャ、副ターボチV−ジャである。ターボチャ
ージャ7.8のそれぞれのタービン7a 、3aは排気
マニホルド3の集合部に接続され、それぞれの]ンプレ
ッザ7b 、8bは、インタクーラ6、スロットル弁4
を介してザージタンク2に接続されている。
主ターボチャージャ7はエンジン低速域から高速域まで
作動され、副ターボチャージャ8はエンジン低速域で停
止される。
双方のターボチャージャ7.8の作動、停止を可能なら
しめるために、副ターボチロージレ8のタービン8aの
下流に排気切替弁17が、コンプレッサ8bの下流に吸
気切替弁18が設けられる。吸、排気切替弁18.17
の両方とも全開のときは、両方のターボチV−ジV7.
8が作動される。
低速域で停止される副ターボチャージャ8の吸気通路に
は、1個ターボチャージャから2個ターボチャージャへ
の切替を円滑にするために、]コンプレッサbの上流と
下流とを連通ずる吸気バイパス通路13と、吸気バイパ
ス通路13途中に配設される吸気バイパス弁33が設け
られる。吸気バイパス弁33はアクチュエータ10によ
って開閉される。
なお、吸気バイパス通路の空気流れ下流側を主ターボデ
V−ジV77のコンプレッサ上流の吸気通路に連通して
もよい。また、吸気切替弁18の上流と下流とを連通ず
るバイパス通路に逆止弁12を設けて、吸気切替弁18
閉時においても、副ターボチャージャ8側のコンプレッ
サ出口圧力が主ターボチャージャ7側より大になったと
ぎ、空気が上流側から下流側に流れることができるよう
にしである。
なお、第2図中、14はコンプレッサ出口側の吸気通路
、15は]ンプレツザ入口側の吸気通路を示す。
吸気通路15はエアフローメータ24を介してエアクリ
ーナ23に接続される。排気通路を形成するフロントパ
イプ20は、排気ガス触媒21を介して排気マフラー2
2に接続される。
吸気切替弁18はアクチュエータ11によって開閉され
、排気切替弁17は2段ダイヤフラム式アクチュエータ
16によって開閉され、一つのアクチュエータ16にて
排気切替弁17の小開、全開の両方の制御を行うことが
できるようになっている。なお、9はウェストグー1〜
バルブ31を開閉するアクチュエータを示す。アクチュ
エータ10.11.16を作動する過給圧または負圧を
0N−OFFする(過給圧または負圧と大気圧とを選択
的に切り替える)ために、第1、第2、第3、第4の三
方電磁弁25.26.27.28が設けられている。三
方電磁弁25.26.27.28の切替は、エンジンコ
ン(〜ロールコンピュタ29からの指令に従って行う。
三方電磁弁25.28のONは吸、排気切替弁18.1
7を全開とするようにアクチュエータ11.16を作動
させ、OFFは吸、排気切替弁18.17を仝閉とする
ようにアクチュエータ11.16を作動させる。なお、
32は排気切替弁17小開制御用の第5の三方電磁弁で
ある。16a 、16bはアクチュエータ16のダイヤ
フラム室、16cは小開開度調整ネジ、10aはアクチ
ュエータ10のダイヤフラム室、lla 、 llbは
アクチュエータ11のダイヤフラム室を、それぞれ示し
ている。
エンジンコントロールコンピュータ29は、エンジンの
各種運転条件検出センサと電気的に接続され、各種セン
サからの信号が入力される。エンジン運転条件検出セン
サには、吸気管圧カセンザ30、スロットル開度センサ
5、吸入空気量測定センサとしてのエアフローメータ2
4.02センサ19、および、排気ガスクーラ34を介
してターボチャージャ上流側の排気圧力を検出する圧力
センサ35が含まれる。本実施例では排気圧力を直接高
温の排気マニホルド3から取り出したため、冷却用とし
て排気ガスクーラ34を設けであるが、排気ガスが冷却
されている部位から取り出す場合には、排気ガスクーラ
を省略できる。たとえば、近年排気ガス対策でEGRシ
ステムを装着しているエンジンが多いが、EGRシステ
ムにおけるバキュームモジュレータ等、常にターボチャ
ーモレ上流と同じ排気圧力になり、かつ排気ガスが冷却
されている部位から圧力を取り出せば、排気ガスクーラ
は必要ない。
エンジンコントロールコンピュータ29は、演算0 をするためのセン1〜ラルプロセツザユニツト(CPU
)、読み出し専用のメモリであるリードオンリメ′Eす
(ROM)、−時記憶用のランダムアクセスメモリ(R
AM)、入出力インターフェイス(I / Dインター
フェイス)、各種センサからのアナログ信号をディジタ
ル量に変換するA /’ Dコンバータを備えている。
第3図は切替弁開閉用のプログラムであり、ROMに記
憶され、CPUに読み出されて、弁開閉の演緯を実行す
るプログラムである。また、第4図は、圧力センサ35
からの排気圧力検出信号に基づき、燃料カットを実行す
るプログラムである。
まず、本実施例における過給制御を、第3図の制御フロ
ーとともに、第5図を参照しつつ説明する。なお、第3
図においては第1〜第5の三方電磁弁をそれぞれVSV
No、1〜VSVNo、5.!=して表している。また
、第3図および第5図においては、ターボチャージャを
丁/Cと表わしである。
まず第3図において、ステップ100でバルブ制御ルー
チンに入り、ステップ101でエンジンの吸1 大空気MQを読み込む。吸入空気量はエアフローメータ
24からの信号である。つぎにステップ102で高速域
か低速域か、すなわち2個ターボチャジャ作動域か1個
ターボタージャ作動域かを判定する。図示例では、たと
えばQが5500A/minより大きい場合は2個ター
ボチャージャ作動に切替えるべきと判断し、5500j
1!/min以下のときは1個ターボチャージャ作動域
と判断している。ただし、後述の如く、実際に2個ター
ボチャージャ作動に切り替わるには、時間遅れがあるの
で、6000A/…in近辺で切り替わることになる。
ステップ102で2個ターボチャージャ作動、に切り替
えるべきと判断された場合はステップ103に進み、そ
れまでの1個ターボチャージャ時に吸気切替弁18が開
(パーシャル域間)になっている場合には、第2の三方
電磁弁26をOFFとして吸気切替弁18を閉じる。続
いてステップ104で第3の三方電磁弁27をONとし
、アクチュエータ10のダイヤフラム室10aに]ンプ
レツザ下流の吸気管圧力(過給圧力)を導いて吸気バイ
パス弁33を閉じ2 る。ただし、このとき、後述の如く、1個ターボチャー
ジャ作動域において、排気切替弁17は既に小開制御さ
れており、副ターボチャージャ8は助走回転されている
次に、上記第3の三方電磁弁270 N後、作動停止側
のターボチャージャ、つまり副ターボヂャジャ8の助走
回転数をアップするのに必要な所定時間、例えば1秒の
時間遅れをもたせ、1秒経過後にステップ105で第4
の三方電磁弁28をONとし、アクチュエータ16のダ
イヤフラム室16aに]ンプレッザ下流の吸気管圧力(
過給圧ツノ〉を導いて排気切替弁17を全開にする。も
し、副ターボチャージャ8の]ンプレッサ圧力が主ター
ボチャジャ7のコンプレッサ下流より大きくなると、副
ターボチャージャ8の過給空気が逆止弁12を介してエ
ンジンに供給される。続いて、上記第4の三方電磁弁2
80 N後、所定時間、例えば0.5秒経過後にステッ
プ106で第1の三方電磁弁25をONとし、アクチュ
エータ11のダイヤフラム室11aにコンプレッサ下流
の吸気管圧力(過給圧力)を導い3 て吸気切替弁18を全開にする。この状態では2個のタ
ーボチャージャが作動する(なお、上記所定時間経過後
に2個ターボチャージャに切り替えられる際には、吸入
空気量はタービン効率の良い目標のほぼ60001/m
inとなっている)。続いてステップ117に進んでリ
ターンする。
ステップ102で1個ターボチャージャ作動域と判断さ
れた場合はステップ107に進み、第1の三方電磁弁2
5をOFFとして吸気切替弁18を仝閉とし、ステップ
108で第4の三方電磁弁28をOFFとして排気切替
弁17を全開とし、ステップ109で第3の三方電磁弁
27をOFFとして吸気バイパス弁33を全開とする。
続いてステップ110で吸気管圧力PMを読み込む。ス
テップ111で吸気管圧力が所定値より大きいか小さい
かが判定される。吸気管圧力PMが例えば+500 #
H’jよりも小さい場合はステップ112に進み、第5
の三方電磁弁32をOFFとし、アクチュエータ16の
ダイヤフラム室16bに大気圧力を導く。この状態でス
テップ109に進み、軽負荷か高負荷かを判断する。図
は負4 前信号として吸気管圧力を例にとった場合を示している
が、吸気管圧力の代わりにスロツl〜ル開度、吸入空気
量/′エンジン回転数で代替えされてもよい。例えば吸
気管圧力PMが一100#Hgより小さい場合は軽負荷
と判断し、−100mHg以上の場合は高負荷と判断す
る。
ステップ113で高負荷と判断された場合はステップ1
16に進み、第2の三方電磁弁26をOFFとして、吸
気切替弁18を全開とし、ステップ117に進みリター
ンする。この状態では吸気切替弁18が仝閉、排気切替
弁17が全開、吸気バイパス弁33が全開だから、吸入
空気量の少ない状態にて1個ターボチャージャ作動とな
り、過給圧力、トルクレスポンスが良好となる。
ステップ113で軽負荷と判断された場合は、ステップ
114に進み第2の三方電磁弁26をONとし、アクチ
ュエータ11のダイヤフラム11bにサージタンク2内
の負圧を導いて吸気切替弁18を開く。この状態では、
排気切替弁17が開であるから副ターボチャージャ8は
作動せず、主ターボチロージャ5 7のみの作動となる。しかし、吸気通路14は吸気切替
弁18が開いているため、2個ターボチャージャ分の吸
気通路が開の状態である。つまり、両方のターボチャー
ジャのコンプレッサ7b 、8bを通して空気が吸入さ
れる。この結果、多量の過給空気量をエンジン1に供給
でき、低負荷からの加速特性が改善される。続いて、ス
テップ117に進みリターンする。
ステップ111で吸気管圧力PMが+500mt−19
以上と判断された場合は、ステップ115で第5の三方
電磁弁32をONとして排気切替弁17を小開制御する
。続いてステップ116に進む。このように、1個ター
ボチャージャから2個ターボチャージャ作動への切替前
に過給圧が設定圧(例えば500 sHg)に達したと
きには、まず排気切替弁17が小開制御されて副ターボ
チャージャ8が助走回転され、ターボデレージャ切替の
つなぎがスムーズになる。
なお、上記制御における、1個ターボチャージャ作動の
場合と2個ターボチャージャ作動の場合6 の過給圧特性は第5図のようになる。
高速域では、吸気切替弁18と排気切替弁17がともに
開かれ、吸気バイパス弁33が閉じられる。これによっ
て2個ターボチャージャ7.8が過給作動し、十分な過
給空気量が得られ、出力が向−りされる。このとき過給
圧は、+500mH9を越えないように、ウェストゲー
トバルブ31で制御される。
低速域でかつ高負荷時には、吸気切替弁18と排気切替
弁17がともに閉じられ、吸気バイパス弁33は開かれ
る。これによって1個のターボチャージャ7のみが駆動
される。低回転域で1個ターボチャージャとする理由は
、第5図に示すように、低回転域では1個ターボチャー
ジャ過給特性が2個ターボチャージャ過給特性より優れ
ているからである。1個ターボチャージャとすることに
より、過給圧、トルクの立上りが早くなり、レスポンス
が迅速となる。
低速域でかつ軽負荷時には、排気切替弁17を閉じたま
ま吸気切替弁18を開にする。これによって、1個ター
ボチャージャ駆動のまま、吸気通路2個7 ターボチャージャ分が開となり、1個ターボチャージャ
による吸気抵抗の増加を除去できる。これによって、低
負荷からの加速初期における過給圧立上り特性、レスポ
ンスをさらに改善できる。
低速域から高速域に移行するとき、つまり1個ターボチ
ャージャから2個ターボチャージャ作動へ切り替えると
きには、排気切替弁17の小開制御が開始され、副ター
ボチャージャ8が適切に助走回転され、吸入空気iQが
5500j!/m!nに達したとぎに吸気バイパス弁3
3が閉じられ、その後時間遅れをもたせて(本実施例で
は1秒経過後)、排気切替弁17が全開され、続いて吸
気切替弁18が全開されて、2個ターボチャージャ過給
作動が開始される。
このような過給制御特性を有する2ステージタボシステ
ムのエンジンにおいて、燃料カットは第4図に示すフロ
ーにより制御される。
第4図において、ステップ200で燃料カット制御ルー
チンに入り、ステップ201で排気圧力(P4)が読み
込まれる。排気圧力P4は、圧力セン8 サ35からの信号であり、常にモニタされている。
続いてステップ202で、このターボチャージャ上流の
排気圧力(P4)が予め設定した圧力(A>よりも高い
か否かが判定される。検出排気圧力が設定圧力A以上に
なった場合、ステップ203で燃料カットの実行信号を
発する。燃お1カットの作動自身は、周知の方法、構造
によれば良い。続いてステップ204に進みリターンす
る。ステップ202で検出した排気圧力P4が設定圧力
Aよりも小さい場合は、燃料カットは不要であるから、
そのままステップ204に進んでリターンする。
このような燃料カッミル制御により、例えば第6図に示
すような、主ターボチャージV7の過回転(オーバラン
)が発生するのを防止することができる。
第6図において、実線は、正常時の過給圧、ターボチャ
ージャ上流の排気圧力、ターボチャージャ回転数の特性
を示し、破線は、排気切替弁17が仝閉状態でスティッ
クした異常状態の場合を示している。正常時には、実線
特性で示すように、り9 一ボチャージャ切替時、つまり1個ターボチャージャか
ら2個ターボチャージャへの切替時に排気切昌弁17が
全開され、両ターボデV−ジャ7.8が作動する。切替
前には、排気切替弁17を小開することにより副ターボ
チV−ジャ8が助走回転されている。
しかし排気切替弁17がスティックしている場合には、
排気切替弁17は全開のまま作動しないから、排気ガス
は副ターボチャージャ8側には流れず、副ターボヂャー
ジャ8は作動しない。主ターボチャージャ7のみが作動
を続ける。このとき、まず、ターボデレージャ上流の排
気圧力が急激に上昇し、次に主ターボチャージャ7の回
転数が上昇する。
ターボチャージャはある回転数を超えるとチョーク域に
入るため、過給圧は低下する。ここでこのような異常状
態を最も早く検出できるのがターボチャージャ上流の排
気圧力であり、これを常にモニタすることkより、第4
図に示した制御70の如く、迅速にかつ適切に燃料カッ
トを実行できる。燃料カッ1−により、エンジンは自然
停止され0 るので、ターボデレージャのオーバランは確実に防止さ
れる。
[発明の効果1 以上説明したように、本発明の過給機付エンジンの制御
方法によるときは、ターボチャージャの回転上昇に応じ
て直ちに上昇する、ターボチャージャ上流の排気圧力が
所定値を超えた場合に燃料カットを実行するようにした
ので、排気切替弁がスティックした異常状態時や、無負
荷レーシング時のように過給圧の上昇が遅く排気切替弁
が開かない場合でも、確実に望ましい燃料カッi〜を実
行することができ、ターボチャージャのオーバランを防
止してターボチャージャを適切に保護することができる
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る過給機付エンジンの制御方法の制
御ステップを示すブロック図、第2図は本発明の一実施
例に係る過給機付エンジンの系統図、 第3図は第2図の装置の制御フロー図、1 第4図は燃料カットの制御フロー図、 第5図は第3図の制御フローによるターボチャージャ切
替時の作動特性図、 第6図は排気切替弁正常時とスティック時の様子を示す
特性図、 第7図は従来の過給機付エンジンの概略系統図、である
。 1・・・・・・エンジン 2・・・・・・サージタンク 3・・・・・・排気マニホルド 4・・・・・・スロットル弁 5・・・・・・スロットル開度センサ 6・・・・・・インタクーラ 7・・・・・・主ターボチャージャ 7a 、3a・・・・・・タービン 7b 、8b・・・・・・コンプレッサ8・・・・・・
副ターボチャージャ 10・・・・・・吸気バイパス弁のアクチュエータ11
・・・・・・吸気切替弁のアクチュエータ13・・・・
・・吸気バイパス通路 2 14・・・・・・吸気通路(コンプレッサ下流)15・
・・・・・吸気通路(]コンプレッサ下流16・・・・
・・排気切替弁のアクチュエータ17・・・・・・排気
切替弁 18・・・・・・吸気切替弁 24・・・・・・エアフローメータ 25・・・・・・第1の三方電磁弁 26・・・・・・第2の三方電磁弁 27・・・・・・第3の三方電磁弁 28・・・・・・第4の三方電磁弁 29・・・・・・制御装置としてのエンジンコンロール
コンピュータ 30・・・・・・吸気管圧力センサ 31・・・・・・ウェス1〜グーi〜バルブ32・・・
・・・第5の三方電磁弁 33・・・・・・吸気バイパス弁 34・・・・・・排気ガスクーラ 35・・・・・・圧力センサ ト 3 喝♀田

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、エンジン本体に対し並列に設けられた主ターボチャ
    ージャおよび副ターボチャージャと、副ターボチャージ
    ャに接続されたエンジンの吸、排気系にそれぞれ設けら
    れ、ともに全開のときは副ターボチャージャに過給作動
    を行わせ、ともに全閉のときには副ターボチャージャの
    過給作動を停止させる吸気切替弁および排気切替弁と、
    を備えた過給機付エンジンにおいて、ターボチャージャ
    上流の排気圧力を検出し、該排気圧力が予め設定した圧
    力以上になったときに燃料カットを実行することを特徴
    とする過給機付エンジンの制御方法。
JP2022102A 1990-02-02 1990-02-02 過給機付エンジンの制御方法 Pending JPH03229931A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6715289B2 (en) * 2002-04-08 2004-04-06 General Motors Corporation Turbo-on-demand engine with cylinder deactivation
JP2018080598A (ja) * 2016-11-14 2018-05-24 マツダ株式会社 エンジンの制御方法及び制御装置

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US6715289B2 (en) * 2002-04-08 2004-04-06 General Motors Corporation Turbo-on-demand engine with cylinder deactivation
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