JPH04164127A - 過給機付エンジンの制御装置 - Google Patents

過給機付エンジンの制御装置

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JPH04164127A
JPH04164127A JP2287084A JP28708490A JPH04164127A JP H04164127 A JPH04164127 A JP H04164127A JP 2287084 A JP2287084 A JP 2287084A JP 28708490 A JP28708490 A JP 28708490A JP H04164127 A JPH04164127 A JP H04164127A
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JP
Japan
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intake
valve
turbocharger
switching valve
exhaust
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JP2287084A
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English (en)
Inventor
Toru Kidokoro
徹 木所
Yuji Kanto
関東 勇二
Toshihisa Sugiyama
敏久 杉山
Mamoru Yoshioka
衛 吉岡
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、主ターボチャージャと副ターボヂャージャを
有し、低速域では主ターボチャージャのみで過給し、高
速域では両ターボチャージャを作動させて両ターボチレ
ージャで過給する過給機イ」エンジン、いわゆる2スデ
ージツインターボエンジンに関する。
[従来の技術] エンジン本体に対し、主、副二つのターボチ(7−ジレ
を並列に配置し、低速域では主ターボチャージャのみ作
動させて1個ターボチャージャとし、高速域では両ター
ボチレージャを作動させるようにした、いわゆる2ステ
ージターボシステムを採用した過給機付エンジンが知ら
れている。
この種の過給機付エンジンの構成は、たとえば第4図に
示すようになっている。エンジン本体91に対し、主タ
ーボチャージャ(T/C−1)92と副ターボタージャ
(T/C−2)93が並列に設けられている。副ターボ
チャージャ793に接続される吸、排気系には、それぞ
れ吸気切替弁94、排気切替弁95が設りられ、副ター
ボチャージャ93のコンプレッ1すをバイパスする吸気
バイパス通路97には、吸気バイパス弁96が設けられ
ている。低速域では吸気切替弁94、排気切替弁95を
ともに仝閉とすることにより、主ターボチャージャ92
のみを過給作動させ、高速−域では両切替弁94.95
をともに全開とし、吸気バイパス弁96も閉じることに
より、副ターボチャージャ93にも過給作動を行わせ、
2個ターボチャージャ作動とすることができる。
低速域から高速域に移行するときには、吸気切替弁95
および排気切替弁94が閉じられているときに排気バイ
パス弁98を小開制御し、さらに吸気バイパス弁96を
閉じることにより副ターボチャージャ93の助走回転数
を高め、ターボチャージャの切替をより円滑に(切替時
のショックを小さく)行うことが可能になっている。
吸気バイパス弁96は、一般にダイヤフラム式のアクチ
ュエータに連結されており、アクチュI −タの作動に
より開閉動作するようになっている。
アクチュエータには電磁弁が接続されており、アクチュ
エータのダイヤフラム室内には電磁弁を介して過給圧ま
たは負圧が導かれるようになっている。
[発明が解決しようとする課題] 吸気バイパス弁は、吸気通路を流れる吸気にさらされて
おり、吸気バイパス弁の軸受部に吸気に混入している微
細な異物が侵入した場合は、かじり等によって回動不可
能になる場合が考えられる。
また、吸気バイパス弁自体は正常であっても、アクチュ
エータを駆動させるための電磁弁が故障したり、配管が
破損したり、アクチュエータのダイヤフラムが破損した
場合は、吸気バイパス弁の切昔作動は行なわれなくなる
吸気切替弁と排気切替弁とが正常に作動している状態に
おいて、吸気バイパス弁が閉じ側で故障し回動できなく
なった場合は、つぎのような問題が生じる。つまり、吸
気バイパス弁が閉弁側で故障した状態で排気バイパス弁
の小開制御が長く続いた場合(たとえば約10分間)は
、副ターボチャージャによる過給気の行き場所がなくな
り、タービンに対して過給気の流入、流出が繰返される
そのため、副ターボチャージャのコンプレッサのインペ
ラが著しく高温となり、インペラの変形や破損を招くこ
とが予想される。したがって、吸気バイパス弁が故障し
た場合は、警報ランプ等によ 5 一 つて早期に車両のドライバーにその故障を告知する必要
がある。
しかしながら、ドライバーが警報ランプ等に気づかずに
運転を継続した場合は、ターボチャージャの破損を防止
することができなくなる。したがって、吸気バイパス弁
が閉じ側で故障した場合は、副ターボチャージャが破損
しないように積極的な手段を講じることが望まれる。
なお、2ステージツインターボエンジンに関連する先行
技術の一例として、特開平1−315614号公報が知
られている。本公報では、排気切替弁の開弁動作よりも
、副ターボチャージャのコンプレッサをバイパスする通
路に設けられる吸気バイパス弁を先に開弁させるように
しているが、本発明が課題とする排気切替弁の故障に対
する技術についての開示はない。
本発明は、上記の問題に着目′し、吸気バイパス弁が閉
じ側で故障した場合に、早期にその故障を一検出し、そ
の旨を車両のドライバーに警報するとともに、この故障
に伴なう副ターボチV−ジレの破損を確実に防止するこ
とが可能な過給機イ」エンジンの制御装置を提供するこ
とを目的とする。
[課題を解決するための手段] この目的に沿う本発明に係る過給機付エンジンの制御装
置は、主ターボデレージ【2と、副ターボチャージヤと
を備え、前記副ターボデ1−ジャのコンプレッサ下流に
吸気通路を開閉する吸気切替弁を設りるとともに、副タ
ーボチャージャのタービン下流または上流に排気通路を
開閉する排気切8弁を設け、低速域では前記吸気切替弁
と排気切替弁を共に閉弁させることにより主ターボチャ
ージャのみを過給作動さけ、高速域では前記吸気切替弁
と排気切替弁を共に開弁させることにより主ターボチャ
ージヤおよび副ターボチャージレの両方を過給作動さV
1低速域から高速域に移行するときに副ターボチャージ
ャのタービン下流または上流に設りられた排気バイパス
弁を小開制御するとともに、前記副ターボチャージャの
コンプレッサをバイパスする吸気バイパス通路に配置さ
れた吸気バイパス弁を前記排気切替弁の開弁作動よりも
先に閉弁作動させ、副ターボチャージャの助走回転数を
高めるようにした過給機付エンジンの制御装置において
、 前記副ターボチャージャ側の吸気の状態を検知する過給
状態検知手段と、 前記過給状態検知手段からの信号に基づいて吸気バイパ
ス弁が閉弁側での故障であるか否かを判断し、吸気バイ
パス弁が故障である場合は、その旨を表示手段に表示さ
せる故障判定手段と、前記故障判定手段からの故障発生
出力信号に基づいて前吸気切替弁および排気切替弁を強
制的に開弁させる開弁指令手段と、 を具備したものから成る。
[作  用] このように構成された過給機付エンジンの制御装置にお
いては、吸気バイパス弁が閉じ側で故障し作動不可能と
なった場合、この状態で排気バイパス弁の小開制御が長
く続くと吸気温度値は正常時に比べて大幅に上昇する。
これは、吸気バイパス弁が閉弁側で故障した状態で排気
バイパス弁の小開制御を行なう場合は、吸気切替弁の閉
弁により副ターボチャージャからの過給気の行ぎ場所が
なくなって逆流し、副ターボチャージャ入口側の吸気圧
値は、正常時に比べて上昇するからである。
そして、副ターボチャージャ人口側の吸気圧値の上昇は
、吸気の温度上昇を招くことになる。
このように、吸気バイパス弁の閉弁側での故障時には、
吸気圧や吸気温度が正常時に比べて大幅に変化するので
、この変化を過給状態検知レンサによって検知すること
により故障判定手段による吸気バイパス弁の閉弁側の故
障の判定が可能となり、その旨が表示手段に表示される
また、吸気バイパス弁の閉弁側での故障時には、故障判
定手段からの出力信号により開弁指令手段が作動し、吸
気切替弁と排気切替弁とを強制的に開弁させるようにし
たので、副ターボチレージレによる過給気はエンジン本
体側に向けて流れるようになり、副ターボヂャージャの
著しい温度上昇が回避される。
[実施例] −〇 − 以下に、本発明に係る過給機付エンジンの制御装置の望
ましい実施例を、図面を参照して説明する。
第1図ないし第3図は、本発明の一実施例を示しており
、とくに車両に搭載される6気筒エンジンに適用した場
合を示している。
第2図において、1はエンジン、2はサージタンク、3
は排気マニホールドを示す。排気マニホールド3は排気
干渉を伴わない#1〜#3気筒群 。
と#4〜#6気筒群の2つに集合され、その集合部が連
通路3aによって互いに連通されている。
7.8は互いに並列に配置された主ターボチャージヤ、
副ターボチャージャである。ターボチャージャ7.8の
それぞれのタービン7a 、8aは排気マニホルド3の
集合部に接続され、それぞれのコンプレッサ7b 18
bは、インタクーラ6、スロットル弁4を介してサージ
タンク2に接続されている。
主ターボチャージャ7と副ターボチャージャ8の各コン
プレッサ7b 、8bは、アルミニウム合金から構成さ
れている。主ターボチャージャ77と副ターボチャージ
ャ8の各タービン7a、3aは、耐熱性を有するセラミ
ックから構成されている。
各コンプレッサ7b、8bをアルミニウム合金から構成
したのは、軽量化による慣性モーメン1〜の低減によっ
て加速性を向上させるとともに、副ターボチャージャの
助走性を改善するためである。
主ターボチャージャ7は、エンジン低速域から高速域ま
で作動され、副ターボチA・−ジV8はエンジン低速域
で停止される。双方のターボチャージャ7.8の作動、
停止を可能ならしめるために、副ターボチャージ178
のタービン8aの下流に排気切替弁17が、]コンプレ
ッサ8の下流に吸気切替弁18が設けられる。吸、排気
切替弁18.17の両方とも全開のときは、両方のター
ボチャージャ7.8が作動される。
副ターボデV−ジレ8のタービン8aの下流と主ターボ
チャージャ7のタービン7aの下流とは、排気バイパス
通路40を介して連通可能となっている。排気バイパス
通路40には、この排気バイパス通路40を開閉する排
気バイパス弁41が設けられている。排気バイパス弁4
1は、ダイヤフラム式アクチュエータ42によって開閉
されるようになっている。
低速域で停止される副ターボチャージν8の吸気通路に
は、1個ターボチャージャから2個ターボチャージャへ
の切替を円滑にするために、コンプレッサ8bの上流と
下流とを連通ずる吸気バイパス通路13と、吸気バイパ
ス通路13の途中に配設される吸気バイパス弁33が設
けられる。吸気バイパス弁33はダイヤフラム式のアク
チュエータ10によって開閉される。吸気切替弁18の
上流と下流とを連通ずるバイパス通路には、逆止弁12
を設りられており、吸気切替弁18の閉時において副タ
ーボチャージャ8側の]ンプレッサ出口圧力が主ターボ
チャージせ7側より大になったとき、空気が上流側から
下流側に流れることができるようにしである。なお、図
中、14はコンプレッサ出口側の吸気通路、15はコン
プレッサ入口側の吸気通路を示す。
吸気通路15はエア70−メータ24を介してエアクリ
ーナ23に接続される。排気通路を形成するフロントパ
イプ20は、排気ガス触媒21を介して排気マフラーに
接続される。吸・気切替弁18はアクチュエータ11に
よって開閉され、排気切替弁17はダイヤフラム式アク
チュエータ16によって開閉されるようになっている。
ウェストグー1〜バルブ31は、アクチュエータ44に
にって開閉されるJ:うになっている。
アクチュエータ9.10111.16.42は、過給圧
または負圧の導入によって作動するようになっている。
各アクチュエータ9.10.11.16.42には、重
圧タンク51からの過給圧またはエア70−メータ24
の下流からの負圧と大気圧とを選択的に切り替えるため
に、第1、第2、第3、第4、第5、第6の電磁弁25
.26.27.28.32.44が接続されている。各
電磁弁25.26.27.28.32.44の切替は、
エンジンコントロールコンピュータ29からの指令に従
って行なわれる。なお、第2の電磁弁25へ過給圧を導
入する通路には、過給圧の一方の流れのみを許すチエツ
ク弁45が介装されている。
第1の電磁弁25のONは、吸気切替弁18を全開とす
るようにアクチュエータ11を作動させ、OFFは吸気
切替弁18を全開とするようにアクチュエータ11を作
動させる。第4の電磁弁28のONは、排気切替弁17
を全開とするようにアクチュエータ16を作動させ、O
FFは排気切替弁17を全閉するようにアクチュエータ
16を作動させる。第3の電磁弁27のONは、吸気バ
イパス弁33を全閉するようにアクチュエータ10を作
動させ、OFFは吸気バイパス弁33を全開するように
アクチュエータ10を作動させる。
排気バイパス弁42を作動させるアクチュエータ42に
負圧を導入する第5の電磁弁32は、0N1OFF制御
でなく、デユーティ制御される。同様に、ウェストゲー
トバルブ31を作動させるアクチュエータ9に負圧を導
く第6の電磁弁44もデユーティ制御される。
デユーティ制御は、周知の通り、デユーティ比により通
電時間を制御することであり、デジタル的に通電、非通
電の割合を変えることにより、アナログ的に平均電流が
可変制御される。なお、デユーデイ比は、1サイクルの
時間に対する通電時間の割合であり、1サイクル中の通
電肋間をA、非通電時間をBとすると、デユーデイ比−
A/(Δ十B)X100(%)で表わされる。本実施例
では、第5の電磁弁32と第6の電磁弁44をデユーテ
ィ制御することにより、これらの電磁弁の開口量を可変
させることが可能となっている。
エンジンコントロールコンピュータ29は、エンジンの
各種運転条件検出センサと電気的に接続され、各種セン
゛りからの信号が人力される。エンジン運転条件検出セ
ンサには、吸気管圧力センサ30、スロットル開度セン
サ5、吸入空気量測定センサとしてのエアフローメータ
24、および酸素センサ19が含まれる。
エンジンコントロールコンピュータ29は、演緯をする
ためのセントラルプロセッサユニット(CPU)、読み
出し専用のメモリであるリードオンリメ−しり(ROM
) 、−時記憶用のランダムアクセスメモリ(RAM)
 、入出力インターフェイス(■10インターフェイス
)、各種センサからのアナログ信号をディジタル量に変
換するA/DIンノS−タを備えている。
副ターボチャージャ8の]ンプレツサ8bの入口には、
吸気の温度を検知する過給状態検知手段としての吸気温
センサ60が設けられている。吸気温センサ60からの
信号は、エンジンコントロールコンピュータ29に入力
されるようになっている。
エンジンコントロールコンピュータ29には、排気バイ
パス弁41の小開制御時に吸気温センサ60からの吸気
温度値Toが設定値Ta以上である場合に、吸気バイパ
ス弁33が閉弁側で故障である旨の信号を出力する故障
判定手段61が形成されている。
本実施例では、設定値Taは100℃に設定されている
。この故障判定手段61は、エンジンコントロールコン
ピュータ29に格納されるプログラムから構成される。
なお、過給状態検知手段は、副ターボチャージャ8の入
口の吸気の温度を検知する吸気温センサ60に限らず、
副ターボチャージヤ8の出口の吸気の温度を検知するセ
ンサ、または副ターボチャージν8の出口側の吸気の圧
力を検知する吸気圧力センサ等から構成し、各吸気温度
または吸気圧力の変化に基づいて吸気バイパス弁33の
故障を判定する構成としてもよい。
第1図に示すように、吸気温センサ60からの信号は故
障判定手段61に人力され、故障判定手段61からの判
定信号は表示手段62に出ツノされるようになっている
。表示手段62は、たとえば警報ランプから構成されて
おり、警報ランプは運転席の前方に位置するインストル
メントパネル内に配置されている。
故障判定手段61は、吸気バイパス弁33の故障時に異
常信号を開弁指令手段63に出力するようになっている
。開弁指令手段63は、故障判定手段61からの出力信
号を受けると、第1の電磁弁25および第4の電磁弁2
8を切替作動させ、吸気切替弁18と排気切替弁17の
双方を強制的に開弁させるようになっている。
 17 一 つぎに、上記の過給機付エンジンの制御装置における作
用を、第3図のフローチャートを参照して説明する。
上述したように、本過給機付エンジンの高速域では、吸
気切替弁18と排気切替弁17がともに開かれ、吸気バ
イパス弁33が閉じられる。これににって2個ターボチ
ャージャ7.8が過給作動し、十分な過給空気量が得ら
れ、出力が向上される。このとき過給圧は、+500 
s H’jを越えないように、デユーティ制御されるウ
ェストゲートバルブ31により制御される。
低速域でかつ高負荷時には、吸気切替弁18と排気切替
弁17がともに閉じられ、吸気バイパス弁33は開かれ
る。これによって1個のターボヂャージャ7のみが駆動
される。低回転域で1個ターボチャージャとする理由は
、低回転域では1個ターボチャージャ過給特性が2個タ
ーボチャージャ過給特性より優れているからである。1
個ターボチャージャとすることにより、過給圧、トルク
の立上りが早くなり、レスポンスが迅速となる。
低速域でかつ軽負荷時には、排気切替弁17を閉じたま
ま吸気切替弁18を開にする。これによって、1個ター
ボチャージャ駆動のまま、吸気通路2個ターボチャージ
ャ分が開となり、1個ターボチャージャによる吸気抵抗
の増加を除去できる。これによって、低負荷からの加速
初期における過給圧立上り特性、レスポンスをさらに改
善できる。
低速域から高速域に移行するとき、つまり1個ターボチ
V−ジVから2個ターボチャージヤ作動へ切り苔えると
きには、吸気切替弁18および排気切替弁17が閉じら
れているときに排気バイパス弁41をデユーティ制御に
より小開制御し、さらに吸気バイパス弁33を閉じるこ
とにより副ターボチャージャ8の助走回転数を高め、タ
ーボチャージャの切替をより円滑に(切替時のショック
を小さく)行うことが可能になる。
ところで、吸気切替弁18と排気切替弁17とが正常に
作動している状態において、吸気バイパス弁33が閉じ
側で故障し回動できなくなり、この状態で排気バイパス
41の小開制御が長く続いた場合は、副ターボチャージ
ャ8による過給気がバイパスされず、かつ吸気切替弁1
8の閉弁によって行き場所がなくなるので、吸気の温度
が急上昇する。これによって、副ターボチャージャ8の
コンプレッサ8bのインペラが著しく高温となり、イン
ペラの変形や破損を招くことが予想される。したがって
、吸気バイパス弁33が閉弁側で故障した場合には、故
障した旨を早期にドライバーに告知する必要がある。
第3図は、故障の発生をドライバーに知らせるとともに
、故障に伴なう副ターボチャージャの破損を防止するた
めの処理手順を示している。
ステップ101で処理が開始され、ステップ102では
吸気バイパス弁33が故障であるか否かが判断される。
本実施例の場合には、吸気温センサ60によって検知さ
れる吸気温度値Toが所定値100℃を超えているか否
かによって吸気バイパス弁33が閉弁側で故障している
か否かが故障判定手段61によって判断される。ここで
、吸気バイパス弁33が故障していないと判断された場
合は、ステップ109に進み、処理は完了し、次の処理
に移行する。
ステップ102において、吸気バイパス弁33が閉じ側
で故障であると判断された場合は、ステップ103に進
み、故障判定手段61から異常信号が出力され、表示手
段62である警告ランプが点灯する。
これと同時に異常信号が故障診断機能を有するダイアグ
ユニット(図示路)に出力される。この処理が完了する
と、ステップ104に進む。
ステップ104では、故障判定手段61からの信号に基
づき開弁指令手段63が作動し、第4の電磁弁28がO
Nとされる。そして、第4の電磁弁28のON動作によ
り、排気切替弁1.1が全開とされる。ここで、排気切
替弁17を全開にするのは、トルクの落ち込みを最小に
抑え、ターボチャージャ切替時のショックを低減するた
めである。排気切替弁17が全開とされると、ステップ
105に進み、排気切替弁17が全開開始からの経過時
間Sが測定される。
ずなわらタイマカウントが行なわれる。つぎに、ステッ
プ106に進み、経過時間Sが500m5ecを超えて
いない場合は、ステップ105に戻り、再び上述の処理
が繰返される。
ステップ10Bにおいて、経過時間Sが500m5ec
を超えていると判断された場合は、ステップ107に進
み、開弁指令手段63によって第1の電磁弁25がON
とされ、これによって吸気切替弁18が全開とされる。
つぎに、ステップ108に進み、ステップ105におけ
るカウント1直がクリアーされ、ステップ109にて処
理は完了する。
このように、吸気バイパス弁33の閉じ側での故障時に
は、吸気切替弁18と排気切替弁17の双方が全開とさ
れ、この状態が維持される。そのため、副ターボチャー
ジャ8による過給気は、インタクーラ6側に向って流れ
、過給気の温度の著しい上昇による副ターボチャージャ
8の破損が防止される。
なお、各実施例では、排気切替弁17や排気バイパス弁
41を副ターボヂャージャ8のタービン下流の排気通路
に設けるようにしたが、これらを副ターボチャージャ8
のタービン上流の排気通路に設【プるような構成として
もよい。
また、各実施例ではそれぞれの弁を開閉するアクチュエ
ータとしてダイヤフラム式アクチュエータを用いたが、
電磁力等によって駆動する電気式アクチュエータを用い
た構成してもよい。
[発明の効果] 本発明に係る過給1M (=Jエンジンの制御装置によ
るとぎは、過給状態検知手段からの信号に基づいて吸気
バイパス弁が閉弁側で故障であるか否かを判断し、吸気
バイパス弁が故障である場合は故障判定手段によってそ
の旨を表示手段に表示するとともに、開弁指令手段によ
って吸気切替弁と排気切替弁とを強制的に開弁させるよ
うにしたので、つぎのような効果が得られる。
げ) 車両のドライバーは吸気バイパ、ス弁の閉弁側で
の故障の発生を早期に知ることができ、運転を停止させ
るか否か判断が可能となる。
■ また、車両のドライバーが表示手段の警報表示に気
づかずに運転を継続した場合でも、吸気切替弁と排気切
替弁の双方が全開することににす、副ターボチャージャ
による過給気の温度の上昇を阻止することが可能となり
、高温による副ターボチャージャのコンプレッサの変形
、破損を未然に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例に係る過給機付エンジンの制
御装置のブロック図、 第2図は本発明の一実施例に係る過給機付エンジンの系
統図、 第3図は第2図の装置において吸気バイパス弁の故障の
発生等をドライバーに知らせるための処理手順を示すフ
ローチャート、 第4図は従来の過給機付エンジンの概略系統図、である
。 1・・・・・・エンジン 7・・・・・・主ターボチャージャ 8・・・・・・副ターボチャージャ 8b・・・・・・副ターボチャージャの]ンプレツサ 13・・・・・・吸気バイパス通路 17・・・・・・排気切替弁 18・・・・・・吸気切替弁 29・・・・・・エンジンコントロールコンピュータ 33・・・・・・吸気バイパス弁 40・・・・・・排気バイパス通路 41・・・・・・排気バイパス弁 60・・・・・・過給状態検知手段 61・・・・・・故障判定手段 62・・・・・・表示手段 63・・・・・・開弁指令手段

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、主ターボチャージャと、副ターボチャージャとを備
    え、前記副ターボチャージヤのコンプレッサ下流に吸気
    通路を開閉する吸気切替弁を設けるとともに、副ターボ
    チャージャのタービン下流または上流に排気通路を開閉
    する排気切替弁を設け、低速域では前記吸気切替弁と排
    気切替弁を共に閉弁させることにより主ターボチャージ
    ャのみを過給作動させ、高速域では前記吸気切替弁と排
    気切替弁を共に開弁させることにより主ターボチャージ
    ャおよび副ターボチャージヤの両方を過給作動させ、低
    速域から高速域に移行するときに副ターボチャージャの
    タービン下流または上流に設けられた排気バイパス弁を
    小開制御するとともに、前記副ターボチャージヤのコン
    プレッサをバイパスする吸気バイパス通路に配置された
    吸気バイパス弁を前記排気切替弁の開弁作動よりも先に
    閉弁作動させ、副ターボチャージャの助走回転数を高め
    るようにした過給機付エンジンの制御装置において、 前記副ターボチャージャ側の吸気の状態を検知する過給
    状態検知手段と、 前記過給状態検知手段からの信号に基づいて吸気バイパ
    ス弁が閉弁側での故障であるか否かを判断し、吸気バイ
    パス弁が故障である場合は、その旨を表示手段に表示さ
    せる故障判定手段と、前記故障判定手段からの故障発生
    出力信号に基づいて前吸気切替弁および排気切替弁を強
    制的に開弁させる開弁指令手段と、 を具備したことを特徴とする過給機付エンジンの制御装
    置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009185684A (ja) * 2008-02-06 2009-08-20 Toyota Motor Corp 内燃機関の故障診断装置

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