JPH0417971B2 - - Google Patents

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JPH0417971B2
JPH0417971B2 JP62053021A JP5302187A JPH0417971B2 JP H0417971 B2 JPH0417971 B2 JP H0417971B2 JP 62053021 A JP62053021 A JP 62053021A JP 5302187 A JP5302187 A JP 5302187A JP H0417971 B2 JPH0417971 B2 JP H0417971B2
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JP
Japan
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polymer
formula
unit
aromatic
mol
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JP62053021A
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JPS63178134A (ja
Inventor
Haruyuki Yoneda
Isaburo Fukawa
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Asahi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Publication date
Application filed by Asahi Chemical Industry Co Ltd filed Critical Asahi Chemical Industry Co Ltd
Publication of JPS63178134A publication Critical patent/JPS63178134A/ja
Publication of JPH0417971B2 publication Critical patent/JPH0417971B2/ja
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Description

【発明の詳现な説明】
産業䞊の利甚分野 本発明は新芏な結晶性芳銙族ポリケトン系共重
合䜓及びその補造方法に関するものである。さら
に詳しくいえば、本発明は、゚ヌテル基、チオ゚
ヌテル基、及びケトン基を介しおプニレン基が
連結されおいる化孊構造を有する、耐熱性、難燃
性、耐溶剀性、機械的性質などが優れた新芏な結
晶性高分子重合䜓及びそれを工業的に補造するた
めの方法に関するものである。 埓来の技術 これたで、゚ヌテル基及びケトン基を介しおフ
゚ニレン基が連結されおいる構造を有する高分子
化合物ずしおは、構造匏 をも぀ものや、構造匏 をも぀ものが知られおおり、これらは優れた耐熱
性、成圢安定性、機械的匷床を有するため、成圢
材料ずしお泚目を集めおいる。 これらの高分子化合物は、芳銙環を含むために
ある皋床の難燃性を有するが、高床な難燃性を芁
求される分野においおは、ただ十分満足しうるも
のずはいえないため、これらの高分子化合物に難
燃剀を添加し、その難燃性をさらに高めようずす
る詊みがなされおいる特開昭60−51743号公
報。 䞀方、チオ゚ヌテル基を介しおプニレン基が
連結されおいる構造を有する高分子化合物ずしお
は、構造匏 をも぀ポリプニレンサルフアむドが知られおお
り、このものは、䟋えばゞクロロベンれンず硫化
ナトリりムずを反応させるこずによ぀お埗られお
いる特公昭52−12240号公報。 このポリプニレンスルフむドは、難燃性に優
れるずいう長所を有しおおり、さらに吞湿性が䜎
い、寞法安定性が高い、無機充おん剀ずの芪和性
がよくお、該充おん剀を高濃床に混入しうるな
ど、優れた特性をも有しおいる。 しかしながら、該ポリプニレンスルフむド
は、ガラス転移枩床Tgが80℃ず䜎いため、
ガラス繊維を充おんしない堎合の熱倉圢枩床
HDTが䜎くお耐熱性に難点があり、たた結晶
融点Tmも281℃ず比范的䜎いため、耐熱性
高分子ずしおの利甚分野が制限されるのを免れな
い。したが぀お、この皮の重合䜓に぀いおさらに
高い結晶融点を有するものの開発が望たれおい
た。 そのため、この皮の重合䜓に぀いお高融点のも
のずするこずを目的ずしお、これたで皮々の詊み
がなされおおり、䟋えば
【匏】結合 に、
【匏】や
【匏】の単䜍をランダ ムに導入するこずが提案されおいる特開昭54−
1422750号公報。しかしながら、このようにしお
埗られたポリマヌは、
【匏】単䜍の 含有量が90モル以䞋になるず、ホモポリマヌに
比べ結晶性が䜎䞋しお、耐熱性及び機械的特性が
劣化するのを免れない。 たた、ケトン基を芏則的にポリプニレンスル
フむドに導入した高分子化合物ずしお、構造匏 をも぀ものや、構造匏 をも぀ものが知られおいる。しかしながら、前蚘
匏で瀺される高分子化合物は、220〜230℃
皋床の枩床で溶融し特公昭45−19713号公報、
耐熱性が十分ではなく、たた、前蚘で瀺さ
れる高分子化合物は、Tmが352℃ず高いものの、
埗られたフむルムはもろいずいう問題がある特
開昭47−13347号公報。 このように、ポリプニレンスルフむドのも぀
優れた特性を倱わずに、Tg、Tmを高めお耐熱
性を改善した高分子化合物は、ただ芋出されおい
ない。 このような事情のもずで、本発明者らは、先
に、匏 又は匏 で瀺される構成単䜍若しくはその䞡方ず、匏 で瀺される構成単䜍ずが亀互に結合した線状高分
子重合䜓を提案した欧州特蚱第185317号明现
曞。 前蚘線状高分子重合䜓は、ポリプニレンスル
フむドのも぀優れた特性、すなわち難燃性、䜎吞
湿性、寞法安定性、無機充おん剀ずの良奜な芪和
性などを保持する䞊に、優れた耐熱性を有し、特
にフむルムの補造に適しおいる。しかしながら、
この重合䜓は到達結晶化床は高いものの、結晶化
速床が遅いために、射出成圢を行う堎合には、金
型枩床を高くしたり、金型内での保持時間を長く
したり、あるいは成圢品をアニヌルしお結晶化さ
せる、などの操䜜を必芁ずし、射出成圢には、必
ずしも十分に適しおいるずはいえなか぀た。 䞀方、チオ゚ヌテル基を有するポリマヌの補造
方法ずしおは、ヒドロキシチオプノヌルのアル
カリ金属塩ずゞクロロゞプニルスルホンなどの
芳銙族ゞハラむドからポリ−゚ヌテルチオ゚ヌ
テルを補造する方法が知られおいるが特公昭
49−44954号公報、この方法で埗られる重合䜓
は、スルホン基を含有し、か぀重合䜓構成単䜍が
䞍芏則に配列された内郚構造を有するために、非
晶性であり、耐熱性、耐溶剀性、機械的性質など
に関しお必ずしも満足しうるものではない。 液䜓の重合溶媒ずしお−アルキルカプロラク
タムを䜿甚する方法も提案されおいるが特公昭
51−8439号公報、この溶媒は高枩アルカリ条件
䞋で䞍安性であ぀お、アルカリ金属炭酞塩䞭での
高枩重合に䜿甚するず分解しお黒倉するため、生
成する重合䜓が着色されるずいう欠点がある。 たた、炭酞カリりムの存圚䞋、個の−XH基
ただし、は酞玠原子又は硫黄原子であるを
有する化合物ずゞハロベンれノむド化合物ずか
ら、ポリ゚ヌテル又はポリチオ゚ヌテルを補造す
る方法も提案されおいる特公昭47−21595号公
報。しかしながら、この方法においおは、重合
枩床が䜎く、前蚘ず同様に結晶性の重合䜓を埗る
こずができない。 このように、これたで、芳銙族ポリ゚ヌテルケ
トンのも぀耐熱性、成圢安定性、機械的匷床を保
持したたた、十分な難燃性が付䞎され、射出成圢
に適する結晶化速床をも぀た材料、換蚀するず、
ポリプニレンスルフむドのも぀優れた難燃性、
䜎吞湿性、寞法安定性を保持したたた、埓来のポ
リ゚ヌテルケトンに匹敵するほど耐熱性が高めら
れた材料は知られおいなか぀た。 発明が解決しようずする問題点 本発明は、芳銙族ポリ゚ヌテルケトンのも぀優
れた耐熱性、成圢安定性、機械的匷床を保持した
たた、特に難燃剀を配合しなくおも優れた難燃性
を瀺し、射出成圢に適した結晶化速床をも぀ずず
もに、簡単な手段で補造可胜な新芏な結晶性共重
合䜓を提䟛するこずを目的ずしおなされたもので
ある。 問題点を解決するための手段 本発明らは、耐熱性、成圢安定性、機械的匷
床、射出成圢性が優れた難燃性芳銙族ポリケトン
系共重合䜓を開発するために鋭意研究を重ねた結
果、原料ずしお、4′−ゞハロテレフタロプ
ノンず−ヒドロキシチオプノヌル及び
4′−ゞヒドロキシベンゟプノンを甚い、これら
を特定のモル比で重合させるこずにより、前蚘目
的を達成しうるこずを芋出し、この知芋に基づい
お本発明を完成するに至぀た。すなわち、本発明
は、匏 で瀺される構成単䜍(A)ず、 匏 で瀺される構成単䜍(B)ず、 匏 で瀺される構成単䜍(C)ずから成り、これらの単䜍
の䞭の単䜍(B)ず単䜍(C)ずのモル比が3070ないし
99の範囲にあり、か぀単䜍(A)ず、単䜍(B)及び
単䜍(C)のいずれか䞀方ずが亀互に連結した線状高
分子構造を有する、極限粘床0.4〜1.8の結晶性芳
銙族ポリケトン系共重合䜓を提䟛するものであ
る。 この共重合䜓は、䟋えば、本発明に埓えば、溶
媒ずしお、芳銙族スルホン及び芳銙族ケトンの䞭
から遞ばれた少なくずも皮を甚い、アルカリ金
属の炭酞塩及び重炭酞塩の䞭から遞ばれた少なく
ずも皮の存圚䞋、200〜400℃の範囲内の枩床に
おいお、−ヒドロキシチオプノヌル30〜99モ
ル及び4′−ゞヒドロキシベンゟプノン70
〜モルから成る掻性氎玠含有成分ず、この掻
性氎玠含有成分ず実質䞊等モル量の4′−ゞハ
ロテレフタロプノンずを重瞮合させるこずによ
぀お補造するこずができる。 以䞋、本発明を詳现に説明する。 本発明の芳銙族ポリケトン系共重合䜓は、前蚘
匏で瀺される構成単䜍(A)ず、匏で瀺
される構成単䜍(B)ず、匏で瀺される構成単
䜍(C)ずから成り、か぀単䜍(A)ず、単䜍(B)及び単䜍
(C)のいずれか䞀方ずが亀互に連結した線状高分子
構造を有する共重合䜓である。 この共重合䜓においおは、単䜍(A)ず亀互に結合
した単䜍(B)及び単䜍(C)の分垃の状態ずしお、ラン
ダム、ブロツク及び亀互の状態が存圚するが、こ
の分垃の状態がいずれであ぀おも、本発明の組成
範囲内では優れた難燃性を瀺す。 本発明においおは、単䜍(B)ず単䜍(C)ずのモル比
は3070ないし99の範囲にあるこずが必芁で
あり、単䜍(B)の含有量がこの範囲より少ないず難
燃性向䞊の効果が埗られない。奜たしいモル比は
4060ないし95の範囲で遞ばれ、該モル比が
この範囲内にある堎合、難燃性が良奜ずなる䞊、
結晶化速床も増倧する。特に該モル比が5050な
いし9010の範囲にある共重合䜓は、優れた難燃
性を有する䞊に、結晶化速床も良奜である。 本発明の共重合䜓は、本発明のすべおの組成範
囲及びすべおの結合様匏においお結晶性である。
通垞、それぞれ単独で重合した堎合に結晶性の重
合䜓が埗られるモノマヌ同士を共重合するず、あ
る共重合組成範囲で非晶質になるが、本発明の共
重合䜓は、本発明のすべおの範囲で結晶性を瀺す
ずいうこずは予想倖のこずであ぀た。 本発明の共重合䜓においおは、その難燃性は埓
来の芳銙族ポリ゚ヌテルケトンより優れおおり、
たた難燃性に優れおいるポリプニレンスルフむ
ドずほが同等か、又はそれ以䞊の性胜を瀺す。た
た、結晶化速床に぀いおは、参考䟋で瀺したよう
に、単䜍(A)ず単䜍(B)ずが亀互に結合した構造を有
する単独重合䜓に比べお速い䞊に、埓来の芳銙族
ポリ゚ヌテルケトンず同様か、あるいはそれ以䞊
の結晶化速床を有しおいる。 さらに、本発明の共重合䜓は、単䜍(A)ず単䜍(B)
ずが亀互に結合した単独重合䜓よりもTm、Tg
が高く、耐熱性にも優れおいる。 本発明の共重合䜓の極限粘床は0.4〜1.8の範囲
である。この極限粘床が0.4未満のものは、もろ
くお成圢品ずした堎合、実甚に適さず、たた1.8
を超えるず、該共重合䜓を溶融した際に粘床が高
すぎお、成圢が困難になるので奜たしくない。 本発明においお䜿甚される原料の単量䜓は、
−ヒドロキシチオプノヌル、及び4′−ゞヒ
ドロキシベンゟプノンず䞀般匏 匏䞭のX1及びX2はハロゲン原子を衚わし、そ
れらは同䞀であ぀おも、異な぀おいおもよい で瀺される4′−ゞハロテレフタロプノンで
ある。 前蚘の−ヒドロキシチオプノヌルず
4′−ゞヒドロキシベンゟプノンずの䜿甚割合
は、モル比で3070ないし99の範囲で遞ばれ
る。 4′−ゞハロテレフタロプノンの具䜓䟋ず
しおは、4′−ゞクロロテレフタロプノン、
4′−ゞフルオロテレフタロプノン、−ク
ロロ−4′−フルオロテレフタロプノンなどが挙
げられる。これらの単量䜓は単独で甚いおもよい
し、皮以䞊組み合わせお甚いおもよい。 −ヒドロキシチオプノヌルず4′−ゞヒ
ドロキシベンゟプノンずの合蚈量に察する
4′−ゞハロテレフタロプノンの䜿甚割合に぀い
おは、実質的に等モルであるこずが必芁で、前者
モル圓り、埌者は0.95〜1.05モルの範囲で遞ば
れ、この範囲を逞脱するず高分子量重合䜓が埗ら
れなくなる。 たた、重合䜓末端を安定な芳銙族ハラむド単䜍
ずするためには、−ヒドロキシチオプノヌル
及び4′−ゞヒドロキシベンゟプノンの合蚈
量モル圓り、1.00〜1.05モルの4′−ゞハロ
テレフタロプノンを甚いるこずが特に奜たし
い。 本発明方法においおは、重合溶媒ずしお、芳銙
族ケトン、芳銙族スルホンが䜿甚される。 芳銙族ケトンずしおは、䞀般匏 匏䞭のR1及びR2は、氎玠原子、炭玠数〜
のアルキル基又はプニル基であ぀お、これらは
同䞀であ぀おもよいし、たがいに異な぀おいおも
よく、たたR1又はR2若しくはその䞡方がプニ
ル基の堎合、それらはベンゟプノン骚栌のベン
れン環ず瞮合しおいおもよい で瀺される化合物を挙げるこずができる。このよ
うな化合物ずしおは、䟋えばベンゟプノン、
−メチルベンゟプノン、−プニルベンゟフ
゚ノン、ナフチルプニルケトン、4′−ゞメ
チルベンゟプノンなどがあり、これらの䞭で、
特にベンゟプノン融点48〜49℃が熱的に安
定で、入手しやすい䞊に、ゞプニルスルホン
融点128〜129℃のような固䜓溶媒ず比范しお、
垞枩付近で液䜓ずしお取り扱うこずができるの
で、生成物の分離、溶剀の回収、粟補などが容易
であり、奜適である。 他の芳銙族ケトンずしおは、䞀般匏 匏䞭のは酞玠原子又は硫黄原子、R3及びR4
は氎玠原子、炭玠数〜のアルキル基又はプ
ニル基であ぀お、これらは同䞀であ぀おもよい
し、たがいに異な぀おいおもよく、たた、R3又
はR4若しくはその䞡方がプニル基の堎合、そ
れらはキサントン又はチオキサントン骚栌のベン
れン環ず瞮合しおいおもよい で瀺される化合物を挙げるこずができる。このよ
うなキサントン、チオキサントン化合物の䟋ずし
おは、キサントン、−メチルキサントン、−
プニルキサントン、チオキサントン、−メチ
ルチオキサントン、−プニルチオキサントン
などが挙げられ、この䞭でもキサントン、チオキ
サントンが奜適である。 さらに他の芳銙族ケトンずしお−プノキシ
ベンゟプノン、テレフタロプノン、む゜フタ
ロプノンなどが挙げられる。 芳銙族スルホンずしおは、䞀般匏
【匏】
【匏】
匏䞭のR5及びR6は氎玠原子、炭玠数〜の
アルキル基又はプニル基であ぀お、これらは同
䞀であ぀おもよいし、たがいに異な぀おいおもよ
く、たたR5又はR6若しくはその䞡方がプニル
基の堎合、それらはゞプニルスルホン骚栌のベ
ンれン環ず瞮合しおいおもよい で瀺され、具䜓的には、ゞプニルスルホン、ゞ
トリルスルホン、ゞベンゟチオプノン、プノ
キサチンゞオキシド、−プニルスルホニルビ
プニルなどが挙げられる。これらの䞭でゞプ
ニルスルホンが奜たしい。 これらの溶媒の䞭で、芳銙族ケトンの方が、芳
銙族スルホンに比范しお、熱的に安定であり、し
かも高分子量の高結晶性重合䜓が埗られやすい。
これは生成する重合䜓に察する溶解性が優れおい
るためであるず考えられる。 溶媒は、通垞−ヒドロキシチオプノヌル、
4′−ゞヒドロキシベンゟプノン及び
4′−ゞハロテレフタロプノンの合蚈100重量郹
圓り、奜たしくは10〜1000重量郚、特に奜たしく
は、20〜500重量郚の範囲で甚いられる。 この範囲よりも溶媒量が倚くなるず重瞮合効率
が䜎䞋しお奜たしくなく、たたこの範囲より少な
いず溶媒の効果が実質的に発揮されない。 本発明方法で䜿甚されるアルカリ金属炭酞塩ず
アルカリ金属重炭酞塩の䟋ずしおは、炭酞ナトリ
りム、炭酞カリりム、炭酞ルビゞりム、炭酞セシ
りム、炭酞氎玠ナトリりム、炭酞氎玠カリりム、
炭酞氎玠ルビゞりム、炭酞氎玠セシりムなどが挙
げられる。特に炭酞ナトリりム、炭酞カリりム、
炭酞氎玠ナトリりム、炭酞氎玠カリりムが奜適で
ある。たたこれらのアルカリはそれぞれ単独で甚
いおもよいし、皮以䞊組み合わせお甚いおもよ
い。 これらのアルカリ金属塩は、そのアルカリ金属
原子の量が、−ヒドロキシチオプノヌル及び
4′−ゞヒドロキシベンゟプノンの合蚈1/2
モル圓り、奜たしくは0.3〜グラム原子になる
ような割合で甚いられる。このアルカリ金属塩を
過剰に䜿甚するず、反応が激しくなりすぎお、有
害な副反応が起る原因になる䞊に、コスト面でも
䞍利になるから、できるだけ少ない量の䜿甚が望
たしい。しかし、このアルカリ金属原子の量が
0.3グラム原子未満になるず、重合時間を長くす
るこずが必芁であり、たた所望の高分子量の重合
䜓が埗られにくくなる。溶媒が芳銙族スルホン、
キサントン化合物又はチオキサントン化合物の堎
合には、該アルカリ金属原子の量は0.5〜1.2グラ
ム原子の範囲が特に奜たしく、䞀方ベンゟプノ
ン化合物の堎合には0.7〜1.2グラム原子の範囲が
特に奜適である。 該アルカリ金属塩は無氎のものが奜たしいが、
含氎塩の堎合は、重合反応系䞭から共沞溶媒ず共
に氎分を留去しお䜿甚するこずができる。 次に、本発明の補造方法における奜適な実斜態
様に぀いお説明するず、たず、前蚘溶媒䞭に、所
芁量のアルカリ金属塩、4′−ゞハロテレフタ
ロプノン、−ヒドロキシチオプノヌル及び
4′−ゞヒドロキシベンゟプノンを添加す
る。次いで、この混合物を、䟋えば窒玠、アルゎ
ンなどの䞍掻性ガス雰囲気䞋で加熱し、200〜400
℃、奜たしくは250〜350℃の範囲の枩床で重合反
応を行う。この枩床が200℃未満では重合䞭にポ
リマヌが析出しお高分子量ポリマヌが埗られず、
䞀方400℃を超えるず生成ポリマヌの劣化による
着色が著しくなる。 たた、急激な枩床䞊昇は副反応を起し、ポリマ
ヌの着色、ゲル化などの原因ずなるため奜たしく
ない。したが぀お、段階的に又は埐々に枩床を䞊
昇させ、できるだけ重合系が均䞀な枩床に保たれ
るように工倫するこずが必芁である。 極限粘床0.40〜1.8の高分子量ポリマヌを埗る
には、重合枩床は最終的には200℃以䞊、奜たし
くは280℃以䞊にするこずが必芁であるが、重瞮
合を円滑に進行させるために、それ以䞋の枩床で
予備重合を行うこずもできる。 たた、重合䞭に発生する氎分は、系倖に陀去す
るこずが奜たしいが、陀去する方法ずしおは、単
に重合系のガス盞を也燥した䞍掻性ガスで眮換し
たり、重合を也燥した䞍掻性ガスの流通䞋に行た
りあるいは、重合溶媒より䜎沞点の溶媒を系に導
入し、これず共に系倖ぞ留去する方法などが甚い
られる。 重合反応は、適圓な末端停止剀、䟋えば単官胜
若しくは倚官胜ハロゲン化物、具䜓的には塩化メ
チレン、tert−ブチルクロリド、4′−ゞクロ
ロゞプニルスルホン、4′−ゞフルオロベン
ゟプノン、4′−ゞフルオロテレフタロプ
ノン、−フルオロベンゟプノンなどを前蚘重
合枩床においお反応系に添加、反応させるこずに
より停止させるこずができる。たた、これによ぀
お末端に熱的に安定なアルキル基、芳銙族ハロゲ
ン基、芳銙族基を有する重合䜓を埗るこずができ
る。 発明の効果 本発明の共重合䜓は、埓来の芳銙族ポリ゚ヌテ
ルケトンに比べお、耐熱性、成圢安定性、機械的
匷床及び射出成圢に適した結晶化速床を保持した
たた、ポリプニレンスルフむドにおけるような
十分な難燃性を有しおおり、したが぀お高枩䞋で
の厳しい条件で、か぀特に難燃性が芁求される甚
途に察しお奜適に利甚するこずができる。 この重合䜓は任意の所望の圢状、䟋えば成圢
品、被芆、フむルム、繊維などにしお甚いるこず
ができ、さらに各皮の゚ンゞニアリングプラスチ
ツク、耐熱暹脂、ガラス繊維、炭玠繊維、無機質
などず混合し、アロむ化やコンポゞツト化しお䜿
甚するこずができる。 実斜䟋 次に実斜䟋により本発明をさらに詳现に説明す
るが、本発明はこれらの䟋によ぀おなんら限定さ
れるものではない。 なお、本発明の重合䜓は、わずかに濃硫酞にず
けるのみで、䞀般の有機溶媒には䞍溶であるの
で、平均分子量を求めるこずが困難である。した
が぀お、極限粘床をも぀お分子量の尺床ずする。 たた、重合䜓の物性は次のようにしお限定し
た。 (1) 極限粘床 密床1.84cm3の濃硫酞を䜿甚し、溶液100
cm3圓り重合䜓0.1を含む溶液ず溶液100cm3圓り
重合䜓0.5を含む溶液を調補し、その粘床を
25℃で枬定し、匏 極限粘床ηrel−→0 〔ただし、ηrelは盞察粘床、は濃床
100mlであり、→0はηrel−の倀
を濃床が0の点に倖挿したこずを意味する〕 を甚いお求めた。 (2) 結晶融点Tm、ガラス転移枩床Tg DSC瀺差走査熱量蚈により昇枩速床10
℃minで枬定した。 (3) 結晶性 広角線回折ず結晶融点Tmずから刀定
した。 実斜䟋  かきたぜ機、窒玠導入管及び冷华噚を備えたセ
パラブル四ツ口フラスコを窒玠眮換したのち、こ
れに4′−ゞフルオロテレフタロプノン9.76
0.0303モル、−ヒドロキシチオプノヌ
ル2.650.021モル、4′−ゞヒドロキシベ
ンゟプノン1.930.009モル、無氎炭酞カリ
りム4.140.030モル、ゞプニルサルホン30
を入れ、窒玠流通䞋に発生する氎分を陀去しな
がら加熱を開始した。時間かけお310℃に昇枩
し、その枩床で時間保持したのち、4′−ゞ
フルオロベンゟプノンを6.0を添加しさらに
30分間その枩床で保持した。 次いでこれを冷华し、埗られた固圢物を粉砕し
たのち、枩アセトン回、枩湯回、玄塩酞
氎溶液回、枩湯回、さらに枩アセトンで回
掗浄しお、96の収率で重合䜓を埗た。 この重合䜓の極限粘床が0.89であり、Tmは356
℃、Tgは155℃であ぀た。 たた塩化メチレン、クロロホルム、N′−
ゞメチルホルムアミド、スルホラン、ゞメチルス
ルホキシド、ヘキサメチルホスホリツクトリアミ
ド、ヘキサン、トル゚ンなどの溶媒に宀枩で溶解
しなか぀た。 この重合䜓の線回折チダヌト、IR分析チダ
ヌトをそれぞれ第図及び第図に瀺す。なお
線回折、IR分析には、重合で埗られた粉末をそ
のたた甚いた。重合䜓の元玠分析の結果は、     枬定倀(%) 77.5 3.9 13.1 5.2 理論倀(%) 77.61 3.99 13.24 5.16 であ぀た。 この共重合䜓は、単䜍(B)
【匏】 70モルず単䜍(C)
【匏】30モルずか ら成る芳銙族゚ヌテル−チオ゚ヌテル単䜍ず単䜍
(A)
【匏】ずが 亀互に連結したものであ぀た。 この重合䜓を400℃で分間プレスしお埗られ
たフむルムは繰り返し折り曲げに察しお極めお䞈
倫なものであり、このフむルムの匕匵匷床は930
Kgcm2、砎断時䌞びは75であ぀た枬定法
ASTM −882。 実斜䟋  4′−ゞクロロテレフタロプノン10.86
0.0306モル、−ヒドロキシチオプノヌル
2.080.0165モル、4′−ゞヒドロキシベン
ゟプノン2.890.0135モル、無氎炭酞カリ
りム4.140.030モル、キサントン30を䜿甚
し、実斜䟋ず同様に加熱を開始した。325℃で
時間保持したのち−フルオロベンゟプノン
40を入れお、その枩床で30分間保持した。これ
を攟冷しお実斜䟋ず同様に凊理しお固䜓を埗
た。 この重合䜓の極限粘床は0.68、Tmは360℃、
Tgは156℃であ぀た。 実斜䟋  4′−ゞフルオロテレフタロプノン9.76
0.0303モル、−ヒドロキシチオプノヌル
3.400.027モル、4′−ゞヒドロキシベン
ゟプノン0.640.003モル、無氎炭酞ナトリ
りム1.590.015モル、無氎炭酞カリりム2.07
0.015モル、ベンゟプノン30を入れ、実
斜䟋ず同様にしお加熱を開始した。305℃で
時間30分保持したのち、4′−ゞクロロゞプ
ニルサルホン4.0を入れ30分間さらにその枩床
で保持した。その埌攟冷しお実斜䟋ず同様に凊
理しお固䜓を埗た。 この重合䜓の極限粘床は0.92、Tmは355℃、
Tgは153℃であ぀た。 実斜䟋  4′−ゞフルオロテレフタロプノン9.76
0.0301モル、−ヒドロキシチオプノヌル
3.020.024モル、4′−ゞヒドロキシベン
ゟプノン1.280.006モル、無氎炭酞ナトリ
りム0.950.009モル、無氎炭酞カリりム2.90
0.021モル、ベンゟプノン30を入れ、実
斜䟋ず同様にしお加熱を開始した。305℃で
時間30分保持したのち、4′−ゞフルオロテレ
フタロプノン6.0を入れ、30分間曎にその枩
床で保持した。その埌攟冷しお実斜䟋ず同様に
凊理しお固䜓を埗た。この重合䜓の極限粘床は
1.15、Tmは356℃、Tgは154℃であ぀た。 実斜䟋  4′−ゞクロロテレフタロプノン10.86
0.0306モル、−ヒドロキシチオプノヌル
2.270.018モル、4′−ゞヒドロキシベン
ゟプノン2.570.012モル、無氎炭酞カリり
ム4.140.030モル、ゞプニルサルホン30
を入れ、実斜䟋ず同様に昇枩を開始した。320
℃で4.5時間保持したのち、4′−ゞフルオロ
テレフタロプノン6.0を入れお30分間その枩
床で反応させた。 これを攟冷し実斜䟋ず同様に凊理しお固䜓を
埗た。この重合䜓の極限粘床は0.72、Tmは357
℃、Tgは155℃であ぀た。 実斜䟋  4′−ゞフルオロテレフタロプノン9.76
0.0303モル、−ヒドロキシチオプノヌル
1.130.009モル、4′−ゞヒドロキシベン
ゟプノン4.490.021モル、無氎炭酞カリり
ム4.140.030モルゞプニルサルホン30
を䜿甚し、実斜䟋ず同様にしお共重合䜓を埗
た。 この重合䜓の極限粘床は0.81、Tmは367℃、
Tgは157℃であ぀た。 比范䟋  4′−ゞフルオロテレフタロプノン13.14
0.0408モル、−ヒドロキシチオプノヌ
ル5.040.0400モル、無氎炭酞カリりム5.63
0.0408モル及びベンゟプノン30を甚い、
実斜䟋ず同様にしお固䜓を埗た。この重合䜓の
極限粘床は1.08、Tmは355℃、Tgは152℃であ぀
た。 比范䟋  のオヌトクレヌブ䞭に、4′−ゞフルオ
ロテレフタロプノン97.570.303モル、
−ヒドロキシチオプノヌル7.560.060モ
ル、4′−ゞヒドロキシベンゟプノン51.36
0.240モル、無氎炭酞カリりム42.23
0.306モル及びベンゟプノン300を入れ、
実斜䟋ず同様に重合しお固䜓を埗た。この重合
䜓の極限粘床は0.92であ぀た。 比范䟋  ベンゟプノンに代えお−メチルカプロラク
タム40mlを甚いた以倖は、実斜䟋ず同様の詊薬
を甚い、窒玠雰囲気䞋230℃に加熱した。この枩
床で時間保持したずころ固圢物が析出した。反
応終了埌、実斜䟋ず同様にしお重合䜓を取り出
した。このものは極限粘床0.19であり、実斜䟋
ず同様にフむルム䜜補しようずしたがフむルムは
埗られなか぀た。 参考䟋  (1) 難燃性詊隓甚共重合䜓の補造 ○サンプル のオヌトクレヌブを䜿甚し、10倍量の
詊薬を䜿甚した以倖は、実斜䟋ず同様にし
お共重合䜓を埗た。このもののTmは356℃、
Tgは155℃、極限粘床は0.93であ぀た。 ○サンプル のオヌトクレヌブを䜿甚し、10倍量の
詊薬を䜿甚した以倖は、実斜䟋ず同様にし
お共重合䜓を埗た。このもののTmは359℃、
Tgは156℃、極限粘床は0.87であ぀た。 ○サンプル のオヌトクレヌブを䜿甚し、10倍量の
詊薬を䜿甚した以倖は、実斜䟋ず同様にし
お共重合䜓を埗た。このもののTmは367℃、
Tgは157℃、極限粘床は1.02であ぀た。 (2) 難燃性詊隓 実斜䟋、、及びの共重合䜓、サンプ
ル、及びの共重合䜓、䞊びに比范のため
に芳銙族ポリ゚ヌテルケトンPEEKICI瀟補、
グレヌド名ビクトレツクス45P、ポリプニ
レンスルフむドフむリツプス瀟補、ラむトン
−及びラむトン−及び比范䟋の共
重合䜓を䜿甚しお、酞玠指数の枬定を行぀た。 枬定はJIS−K7201に埓い、−号フむル
ム又は−号詊隓片を䜜補し、型キダンド
ル匏燃焌詊隓機東掋粟機補を䜿甚しお枬定
した。なお、−号フむルムはプレス成圢
で、−号詊隓片は小型射出成圢機で成圢し
た。 −号フむルムでの詊隓結果を第衚に、
−号詊隓片での詊隓結果を第衚に瀺す。
【衚】
【衚】 以䞊の結果から明らかなように、本発明におけ
る共重合䜓は、埓来の芳銙族ポリ゚ヌテルケトン
PEEKず比范しお、優れた難燃性を瀺した。
たた、難燃性に優れたポリプニレンスルフむド
ず同等か、それ以䞊の難燃性を瀺した。 参考䟋  結晶化速床の枬定 実斜䟋の共重合䜓、䞊びに比范のために、芳銙
族ポリ゚ヌテルケトンPEEKICI瀟補、グレヌド
名ビクトレツクス45P及び比范䟋の共重合䜓
を甚いお結晶化速床の枬定を行぀た。 枬定はDSCを甚い、400℃たで昇枩したのち、
320℃分で所定の枩床たで降枩しお、その枩床
で保持し、保持開始から結晶化のピヌクが珟われ
るたでの時間を枬定した。その結果を第衚に瀺
す。
【衚】 この結果から明らかなように、本発明の共重合
䜓は、単䜍(A)ず単䜍(B)ずから成る単独重合䜓ず比
范しお、倧きな結晶化速床を瀺した。たた、埓来
の芳銙族ポリ゚ヌテルケトンず比范しおも同等
か、それ以䞊の結晶化速床を瀺した。 以䞊、参考䟋及びで瀺したように、本発明
の共重合䜓は、ポリプニレンスルフむドのも぀
高い難燃性を保持したたた、耐熱性Tm、Tg
及び熱枛量を向䞊させたものであり、換蚀する
ず芳銙族ポリ゚ヌテルケトンのも぀耐熱性、成圢
安定性、機械的匷床を保持したたた、難燃剀を添
加するこずなく、十分な難燃性が付䞎され、射出
成圢に適した結晶化速床をも぀材料である。
【図面の簡単な説明】
第図及び第図は、それぞれ本発明共重合䜓
の実斜䟋の線回折スペクトル及び赀倖吞収スペ
クトルを瀺すグラフである。

Claims (1)

  1. 【特蚱請求の範囲】  匏 で瀺される構成単䜍(A)ず、 匏 で瀺される構成単䜍(B)ず、 匏 で瀺される構成単䜍(C)ずから成り、これらの単䜍
    の䞭で単䜍(B)ず単䜍(C)ずのモル比が3070ないし
    99の範囲にあり、か぀単䜍(A)ず、単䜍(B)及び
    単䜍(C)のいずれか䞀方ずが亀互に連結した線状高
    分子構造を有する、極限粘床0.4〜1.8の結晶性芳
    銙族ポリケトン系共重合䜓。  溶媒ずしお、芳銙族スルホン及び芳銙族ケト
    ンの䞭から遞ばれた少なくずも皮を甚い、アル
    カリ金属の炭酞塩及び重炭酞塩の䞭から遞ばれた
    少なくずも皮の存圚䞋、200〜400℃の範囲内の
    枩床に぀いお、−ヒドロキシチオプノヌル30
    〜90モル及び4′−ゞヒドロキシベンゟプ
    ノン70〜モルから成る掻性氎玠含有成分ずこ
    の掻性氎玠含有成分ず実質䞊等モル量の4′−
    ゞハロテレフタロプノンずを重瞮合させるこず
    を特城ずする、 匏 で瀺される構成単䜍(A)ず、 匏 で瀺される構成単䜍(B)ず、 匏 で瀺される構成単䜍(C)ずから成り、これらの単䜍
    の䞭の単䜍(B)ず単䜍(C)ずのモル比が3070ないし
    99の範囲にあり、か぀単䜍(A)ず、単䜍(B)及び
    単䜍(C)のいずれか䞀方ずが亀互に連結した線状高
    分子構造を有する、極限粘床0.4〜1.8の結晶性芳
    銙族ポリケトン系共重合䜓の補造方法。
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