JPH04170551A - 電子写真感光体、それを用いた複写機及びファクシミリ - Google Patents

電子写真感光体、それを用いた複写機及びファクシミリ

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JPH04170551A
JPH04170551A JP29523790A JP29523790A JPH04170551A JP H04170551 A JPH04170551 A JP H04170551A JP 29523790 A JP29523790 A JP 29523790A JP 29523790 A JP29523790 A JP 29523790A JP H04170551 A JPH04170551 A JP H04170551A
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Akio Maruyama
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Susumu Nagahara
永原 晋
Kiyoshi Sakai
酒井 清志
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ 本発明は電子写真用感光体、特に保護層を有する場合の
中間層に関する。
[従来の技術] 電子写真用感光体には使用される電子写真プロセスに応
じた所要の感度、電気特性、光学特性を備えていること
が要求されるが、更に、繰り返し使用される感光体にあ
っては、感光体の表面層、即ち基体より最も隔離する層
には、コロナ帯電、トナー現像、転写紙への転写、クリ
ーニング処理などの電気的、機械的外力が直接に加えら
れるため、それらに対する耐久性が要求される。具体的
には、摺擦による表面の摩擦や傷の発生、またコロナ帯
電時に発生するオゾンによる表面の劣化等に対する耐久
性が要求されている。
一方、トナーの現像、クリーニングの繰り返しによって
表面層へのトナー付着という問題もあり、これに対して
は表面層のクリーニング性を向上させることが求められ
ている。
特に正帯電用感光体の場合は、光導電層中の最も導電性
基体から隔離された層が電荷発生層であるために、機械
的、化学的に表面層が弱く、保護層を設けることは耐久
性の面で非常に効果的である。上記のような表面層に要
求される特性を満たすために、樹脂を主成分とする表面
保護層を設ける試みがなされている。例えば、特開昭5
7−30843に提案されているように、導電性粉末と
して金属酸化物を添加して抵抗を制御した保護層が提案
されている。
しかしながら、従来用いられていた方法では金属酸化物
粒子の結着樹脂中での分散性、凝集性、保護層に用いた
際の導電性、透明性に問題が有り、保護層表面の不均一
性、ムラなどによる画像欠陥、繰り返し帯電による残留
電位の上昇、感度低下といった現象が起こりやすかった
保護層を、基板上に電荷輸送層、電荷発生層をこの順に
積層した正帯電用の感光層の上に積層した場合には、感
度が太き(低下するという問題が発生する場合が多く、
実用化の障害となっていた。
[発明が解決しようとする課題] 本発明は前述の要求に答える電子写真用感光体を提供し
ようとするものである。すなわち、本発明の目的は感光
層の上に、それを損ねることなく保護層を塗工可能にす
る中間層を有する電子写真感光体を提供することである
。この改良によって、滑り性に優れ、摺擦による表面の
摩耗やキズの発生などに対して耐久性を有する保護層を
被った電子写真感光体を得ることができる。さらに本発
明の別の目的は繰り返し電子写真プロセスにおいて、残
留電位の蓄積がな(、高品位の画質を保つことのできる
電子写真用感光体を提供することにある。さらに本発明
の別の目的は黒点状の画像欠陥(以後黒ポチと呼ぶ)が
なく以下、本発明の内容を更に詳細に説明する。
本発明の電子写真感光体は導電性基体上に光導電層と中
間層と保護層を有する電子写真用感光体である。
以下、先ず保護層について説明する。
電子写真感光体の保護層においては、帯電性、残留電位
、感度などの関係から、抵抗をコントロールすることが
不可欠となっている。そのため従来、保護層中の結着樹
脂中に金属酸化物を分散させて抵抗制御を行なう方法が
試みられている。
一般的に保護層中に粒子を分散させた場合には、分散粒
子による入射光の散乱を防ぐ為には入射光の波長よりも
粒子の粒径が小さいこと、即ち0.3μm以下であるこ
とが必要である。
本発明で保護層に用いられる樹脂としては、ポリカーボ
ネート、ポリエステル、フェノール樹脂、ポリエチレン
テレフタレート、アクリル系樹脂、ポリスチレン、セル
ロース、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリウレタン
、エポキシ、シリコーン、ポリ塩化ビニル等の樹脂等が
挙げられる。
本発明者らはこの微粒子の分散性と耐摩耗性および耐傷
性すべての両特性を満たすべく検討した結果、硬化性の
アクリル系モノマーを含有する樹脂に金属酸化物の超微
粒子を分数した場合が微粒子の分散性、耐摩耗性及び耐
傷性において優れていることが判った。
本発明で用いる導電性金属酸化物としては、酸化亜鉛、
酸化チタン、酸化スズ、酸化アンチモン、酸化インジウ
ム、酸化ビスマス、スズをドープした酸化インジウム、
アンチモンをドープした酸化スズ、酸化ジルコニウム等
の超微粒子を用いることができる。これら金属酸化物は
1種類もしくは2種類以上混合して用いる。2種類以上
混合した場合には、固溶体または融着の形をとってもよ
い。上記硬化性のアクリル系モノマーとは下記一般式[
2]に示すアクリル系の官能基を持つ化合物である。
I R−0−C−CH=CH2又は 0CI(、(2) R−0−C−C=(:R2 これらアクリル系モノマーは単独で使用してもよく、ま
たはほかのポリエステル、ポリカーボネート、ポリスチ
レン、セルロース、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポ
リウレタン、アクリル、エポキシ、シリコーン、ポリ塩
化ビニル等、市販の樹脂と混合してもよい。
本発明においては前記保護層中に、分数性、結着性、耐
候性を向上させる目的でカップリング剤、酸化防止剤等
の添加物を加えてもよい。保護層は前記結着樹脂中に金
属酸化物をカブリのない画像を得ることのできる電子写
真用感光体を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 前記の目的に従って本発明者らが鋭意検討を重ねた結果
、導電性基体上に、感光層、中間層及び保護層を基体側
からこの順に有する電子写真感光体において、中間層が
下記般式[1]で示される単位成分を有する重合体又は
共重合体を含有することを特徴とする電子写真用感光体
を発明し、前述の要求に応える電子写真用感光体を提供
することができた。
? 一+CH2−C→− 0一般式[1] :0 (式中R1は水素原子又は低級アルキル基、R2は一般
式CI)中のカルボニル基に対してβ。
γ、δ位に酸素原子又は窒素原子を持つ置換又は非置換
アルキル基、置換又は非置換アルケニル基、置換又は非
置換芳香族環、置換又は非置換複素環、置換又は非置換
シクロアルキル基を表わす)。
しかし硬化性アクリル系モノマーを含有する樹脂より成
る保護層はこの微粒子の分散性と耐摩耗性および耐傷性
の両特性を満たす反面、これを感光層上に成膜すると感
光体を侵し感度低下を引き起こすという欠点があること
が判明した。特に電荷発生層が上層にある正帯電用の感
光体においてはこの感度劣化が顕著であった。
これに対処する方法として本発明者らは感光層と保護層
との間に中間層を設けることが有効であることを発見し
最適な中間層の処方を確立した。
次に、実際に本発明に用いられる中間層用の樹脂の例を
示す。
第1表 本発明の電子写真感光体は前述の樹脂を感光層と表面保
護層との間の中間層に含有することにより、保護層成膜
時における感光層のバリアー層として働き、かつ保護層
成膜後は感光層と保護層との接着層として働(。
本発明に用いられる中間層用の樹脂は一般式[1]で示
される単位成分に相当するモノマーを適当な溶媒に溶か
し、アゾビスイソブチロニトリル(AIBN) 、過酸
化ベンゾイル等のラジカル開始剤又は金属ナトリウムの
様なイオン重合開始剤を投入することにより、製造こと
ができる。
また、製造後の中間層用樹脂中には、開始剤残分等の不
純物が残っている場合が多いので、使用前に再沈、洗浄
などの精製工程を加えることが好ましい。
次に、本発明の電子写真感光体を構成する中間層形成に
用いられる樹脂として前記樹脂例[1〕の具体的製造例
を示す。
く製造例〉 で表わされる化合物12.9g及びAIBN 0.00
06gをメタノール130g中に溶解し、60℃で1時
間加熱撹拌しながら重合反応を行なった。
次に室温まで冷却して、反応混合物をメタノール170
gで稀釈し、これを溶剤のアセトン4k[の中に滴下し
て白色沈殿物を得た。この沈殿物を濾取した後に、濾紙
上でアセトン1kgを用いて3回洗浄後濾別し、40℃
6時間減圧乾燥を行ない10、3 gの樹脂[1]を得
た。
本発明の中間層は前述の一般式[1]で表わされる樹脂
の単独で構成されていても、必要に応じて他の樹脂、添
加剤、導電性物質を加えた系で構成されても良い。
しかし、該樹脂を主材として含有するものであるから、
他の成分を添加した場合にも、樹脂組成物中1250重
量%以上含有することを要する。好ましくは、基材を 
 重量%以上含有する。
本発明の電子写真用感光体の光導電層の構成は電荷発生
物質と電荷輸送物質双方を含有する単層型、或は電荷発
生層と電荷輸送層を導電性基板上に積層した積層型いず
れかである以下に積層型の感光体について説明する。
積層型の感光層の構成としては、導性基体上に電荷発生
層、電荷輸送層をこの順に積層したものと、逆に電荷輸
送層、電荷発生層の順に積層したものがある。
本発明で用いる支持体は導電性を有するものであれば、
いずれのものでもよ(、例えばアルミニウム、銅、クロ
ム、ニッケル、亜鉛、ステンレス、などの金属をドラム
またはシート状に成型したもの、アルミニウムや銅など
の金属箔をプラスチックフィルムにラミネートしたもの
アルミニウム、酸化インジウム、酸化スズなどをプラス
チックフィルムに蒸着したもの、導電性物質を単独また
はバインダー樹脂とともに塗布して導電層を設けた金属
、プラスチックフィルム、紙などが挙げられる。
積層型感光体の電荷輸送層は、主鎖または側鎖にビフェ
ニレン、アントラセン、ピレン、フェナントレンなとの
構造を有する多環芳香族化合物、インドール、カルバゾ
ール、オキサギアゾール、ピラゾリンなどの含窒素環化
合物、ヒドラゾン化合物、スチリル化合物などの電荷輸
送物質を成膜性を有する樹脂に溶解させた塗工液を用い
て形成される。
このような成膜性を有する樹脂としてはポリエステル、
ポリカーボネート、ポリスチレン、ポリメタクリル酸エ
ステルなどが挙げられる。電荷0輸送層の厚さは5〜4
0μm、好ましくは10〜30μmである。
積層型感光体の電荷発生層はスーダンレッド、グイアン
プル−などのキノン顔料、キニシアニン顔料、ペリレン
顔料、インジゴ、チオインジゴなどのインジゴ顔料、フ
タロシアニン顔料などの電荷発生物質をポリビニルブチ
ラール、ポリスチレン、ポリ酢酸ビニル、アクリル樹脂
などの結着剤樹脂に分散させて、この分散液を塗工する
か、前記顔料を真空蒸着することによって形成する。
このような電荷発生層の膜厚は、5μm以下、好ましく
は0.05〜3μmである。
本発明においては、導電層と感光層の中間にバリアー機
能と接着機能をもつ中間層をもうけることもできる。中
間層は、カゼイン、ポリビニルアルコール、ニトロセル
ロース、エチレン−アクリル酸コポリマー、アルコール
可溶アミド、ポリウレタン、ゼラチンなどによって形成
できる。中間層の膜厚は0.1μm〜3μmが適当であ
る。
以上に示すように、本発明の電子写真用感光体は感光層
上に中間層として一般式[1]で示される重合体又は共
重合体の樹脂層を設け、さらにその上に導電性金属酸化
物超微粒子の分散゛された保護層を形成した電子写真用
感光体である。
よって本発明においては硬度が高(導電性微粒子の分散
性のよい均質な保護層を、感光層を損ねることなく形成
することができた。その結果ムラ、カブリ、黒ポチなど
の画像欠陥がな(、耐摩耗、耐キズ性が非常に高く、し
かも感度のよい電子写真感光体を提供することが可能と
なった。
さらに本発明においては帯電器下放置による感光体の劣
化がないため、繰り返し耐久を行った場合でも画像欠陥
のない感光体を提供することができた。
本発明の電子写真用感光体は、複写機、レーザープリン
ター、LEDプリンター、液晶シャッター式プリンター
などの電子写真装置一般に適応し得るが、更に電子写真
技術を応用したデイスプレー、言己録、軽印刷、製版、
ファクシミリなどの装置にも幅広く適用し得るものであ
る。
本発明の電子写真感光体は電子写真複写機に使用するの
みならず、レーザービームプリンター、CRTプリンタ
ー、LEDプリンター、液晶プリンター、レーザー製版
及びファクシミリ用のプリンター等の電子写真応用分野
にも広(用いることができる。
第1図に本発明の電子写真感光体を装着したドラム型感
光体を用いた一般的な転写式電子写真装置の概略構成を
示す。
第1図において、11は像担持部材としてのドラム型感
光体であり、軸11aを中心に矢印方向に所定の周速度
で回転駆動される。該感光体11はその回転過程で、帯
電手段12によって、その周面に正又は負の所定電位の
均一帯電を受け、次いで露光部13において、不図示の
像露光手段により、光像露光しくスリット露光、レーザ
ービーム走査露光等)を受ける。これにより、感光体周
面に露光像に対応した静電潜像が順次形成される。
その静電潜像は次いで現像手段14でトナー現像され、
そのトナー現像像が転写手段15により、不図示の給紙
部から感光体11と転写手段15との間に感光体11の
回転と同期取りされて給送された転写材Pの面に順次転
写される。
像転写を受けた転写材Pは感光体面から分離されて像定
着手段18へ導入されて像定着を受け、複写物(コピー
)として機外ヘプリントアウトされる。
像転写後の感光体11の表面はクリーニング手段16に
よって転写残りトナーの除去を受けて清浄面化されて繰
り返して像形成に使用される。
感光体11の均一帯電手段12としてはコロナ帯電装置
が一般に広(使用されている。また、転写装置15とし
ても、コロナ転写手段が広り一般に使用されている。電
子写真装置として、上述の感光体11、現像手段14及
びクリーニング手段16等の構成要素のうち、複数のも
のを装置ユニットとして一体に結合して構成し、このユ
ニットを装置本体に対して着脱自在に構成しても良い。
例えば、感光体41とクリーニング手段16とを一体化
して単一の装置ユニットとし、装置本体のレール等の案
内手段を用いて着脱自在の構成にしても良い。この際に
、上記の装置ユニットの方に帯電手段12及び/又は現
像手段14を伴って構成しても良い。
また、光像露光しは電子写真装置を複写機又はプリンタ
ーとして使用する場合には、原稿からの反射光、透過光
又は原稿を読み取り信号化し、この信号によってレーザ
ービームの走査、発光ダイオードアレイの駆動又は液晶
シャッターアレイの駆動等によって行なわれる。
また、ファクシミリのプリンターとして使用する場合に
は、光像露光しは受信データをプリントする為の露光に
なる。第2図はこの場合の1例をブロック図で示したも
のである。
第2図において、コントローラ21は画像読み取り部2
0とプリンター29を制御する。コントローラ21の全
体ばCPU27によって制御されている。画像読み取り
部からの読み取りデータは送信回路23を通して相手局
に送信される。
相手局から受けたデータは受信回路22を通してプリン
ター29に送られる。画像メモリ26には、所定の画像
データが記憶される。プリンタコントローラ28はプリ
ンター29を制御している。24は電話である。
回線25から受信された画像(回線を介して接続された
リモート端末からの画像情報)は受信回路22で復調さ
れた後に、CPLI27で画像情報の復号処理が行なわ
れて順次画像メモリ26に格納される。そして、少なく
とも1頁分の画像が画像メモリ26に格納されると、そ
の頁の画像記録を行なう。CPU27は画像メモリ26
から1頁分の画像情報を読み出してプリンターコントロ
ーラ28に復号化された1頁分の画像情報を送出する。
プリンターコントローラ28はCPU27からの1頁分
の画像情報を受は取ると、その頁の画像情報記録を行な
うべく、プリンター29を制御する。なお、CPU27
はブリンク−29によるg日録中に次の頁分の受信を行
なっている。
以上の様に、本発明の像保持部材を装着した電子写真装
置をプリンターとして、画像の受信と記録とが行なわれ
得る。
以下に、具体的実施例をあげて、本発明をさらに詳しく
説明する。
実施例1 アルミシリンダー(φ30 mmX 260 mm)上
に、アルコール可溶性共重合ナイロン樹脂(平均分子量
29000 )  10部、メトキシメチル化6ナイロ
ン樹脂(平均分子量32000 ) 30部をメタノー
ル260部、ブタノール40部の混合溶媒中に溶解した
調合液を浸せき塗工して1μm厚の中間層をもうけた。
次に、下記構造式 のスチリル化合物10部およびポリカーボネート(重量
平均分子量40000 )  10部をジクロルメタン
20部、モノクロルベンゼン40部の混合溶媒中に溶解
し、この溶液を上記の中間層上に浸漬塗布し、120℃
で60分間乾燥させて、膜厚16μmの電荷輸送層を形
成させた。
次に、下記構造式に示される ジスアゾ顔量4部、ポリビニルブチラール(ブチラール
化度73%、重量平均分子量24000 ) 2部およ
びシクロへキサノン34部をサンドミル装置にて24時
間分散した後、テトラヒドロフラン(THF)60部を
加えて電荷発生層用の分散液を調合した。この分散液を
上記電荷輸送層上にスプレー塗布し、80℃で15分間
乾燥させ、膜厚0.15μmの電荷発生層を形成した。
次に中間層用の塗工液として前述した第1表に例示の重
合体(1)5部をDMF95部に溶解させて中間層用塗
料を調整した。この塗料を上記電荷発生層上にスプレー
塗工して膜厚ltLmの中間層を形成した。
次に、下記構造式 %式% で表わされる硬化型アクリル系モノマー60部、分散前
の酸化スズ超微粒子(平均粒径400人)30部、光開
始剤として2−メチルチオキサントン0.1部、トルエ
ン300部を混合してサンドミルにて48時間混合分散
した。この調合液を用いて先の中間層上にスプレー塗工
にて成膜し、乾燥後に高圧水銀灯にて8 mW/Cm”
の光強度で20秒間紫外線照射して保護層を得た。
このようにして製造した電子写真感光体を帯電−露光一
現像一転写一クリーニングのプロセスを15秒サイクル
で繰り返す正規現像方式の複写機にとつつけ、常温常温
下で電子写真特性の評価をおこない、更に繰り返し画出
し耐久を10000回行なった。その結果感度、残留電
位は安定しており、ムラや黒ポチのない画像を得ること
ができた。しかも10000回の繰り返し画出しにおい
ても安定した画像をたもつことができた。結果を第2表
に示す。
実施例2〜5 中間層用塗料として第1表に例示の各樹脂(2)、(3
)、(5)及び(6)をそれぞれ用いたほかには、実施
例1と同様にして電子写真感光体を作成し、それぞれ実
施例2〜5とした。
これらの感光体を実施例1と同様にして評価したところ
、感度、残留電位は安定しており、ムラや黒ポチのない
良好な画像を得ることができた。この結果を第2表に示
す。
比較例1 実施例1の中間層及び保護層を無しとした以外は実施例
1と同様にして感光体を作成し、同様の評価を行なった
。その結果、第2表に示すように初期の電子写真特性は
良好であったが、耐久を行なったところ300枚で表面
の電荷発生層が削れ、良好な画像が得られなくなった。
比較例2 実施例1の中間層を無しとした以外には実施例1と同様
にして感光体を作成し、評価を行なった。その結果、第
2表に示すように初期の電子写真感度か非常に低下して
いた。
比較例3 実施例1の中間層をポリカーボネート(重量平均分子量
35000 ) 1.0μmの膜をスプレー塗工した以
外は実施例1と同様にして感光体を作成し、評価を行な
った。その結果、第2表に示すように初期の残留電位が
非常に高く、画像のバックグラウンドにカブリが発生し
た。
実施例6 実施例1と同様の方法でアルミニウムシリンダー上に中
間層を設けた。次に下記構造式の電荷及びポリカーボネ
ート(重量平均分子量22000 )1部部をジクロル
メタン20部、モノクロルベンゼン40部の混合溶媒中
に溶解し、この液を前記下引き層上に浸せき塗布し12
0℃で60分乾燥させ、膜厚15μmの電荷輸送層を形
成した。次に下記構造式のジスアゾ顔料4部 ポリビニルベンザール(ベンザール化率78%、重量平
均分子量11000 ) 2部及びシクロヘキサン30
部をサンドミル装置で20時間分散後、メチルエチルケ
トン60部をくわえて電荷発生層用の分散液を調合した
。この分散液を上記電荷輸送層上にスプレー塗布し80
℃、15分間乾燥させて0.10部口の電荷発生層を形
成した。
この電荷発生層上に実施例5と同様にして中間層及び保
護層を形成し感光体を得た。
このように製造した電子写真用感光体を帯電−レーザー
露光−現像一転写一クリーニングのプロセスを1.5秒
サイクルで繰り返す反転現像方式のレーザープリンター
に取り付は電子写真特性の評価を行ない、更に1000
0回の繰り返し耐久面出しを行なった。その結果感度及
び残留電位は安定しており、ムラや黒ポチのない画像を
得ることができた。結果を第2表に示す。
実施例7及び8 中間層用塗料として第1表に例示の各種樹脂(11)及
び(14)の各樹脂をそれぞれ用いたほかには、実施例
6と同様にして電子写真感光体を作成し、それぞれ実施
例7及び8とした。
これらの各感光体を実施例6と同様にして評価し赳とこ
ろ、感度及び残留電位は安定しており、画像も欠陥の無
い良好なものであった。結果を表2に示す。
比較例4 実施例6の感光体から中間層を除いた以外には実施例6
と同様にして感光体を作成し、評価を行なった。その結
果、第2表に示すように初期の電子写真感度が非常に低
下していた。
第2表 [発明の効果] 本発明の中間層は電子写真感光体における感光層を損な
うことなく、その外側に耐久性保護層を塗工可能にする
機能を果す。即ち、本発明の中間層を介在させることに
よって、保護層として滑り性に優れると共に摺擦による
表面の摩耗も傷付きも生じに(い耐久性層を形成し得る
材料をも塗工材とすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の電子写真感光体を装着した転写式複写
機の模式的断面図、第2図は本発明の電子写真感光体を
プリンターとしたファクシミリシステムのブロック図で
ある。 [図中の主な符号] 11・・・ドラム型感光体 12・・・帯電手段 13・・・露光部 14・・・現像手段 15・・・転写手段 16・・・クリーニング手段 18・・・像定着手段 L・・・光像露光 P・・・転写材 代理人 弁理士  出 下  穣 子 弟1図 第2図

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)導電性基体上に感光層、中間層及び保護層を基体
    側からこの順に有する電子写真感光体において、中間層
    が下記一般式[1]で表わされる単位成分を有する重合
    体又は共重合体を 含有することを特徴とする電子写真用感光体:▲数式、
    化学式、表等があります▼一般式[1] (式中R^1は水素原子又は低級アルキル基、R^2は
    一般式[1]中のカルボニル基に対しβ,γ,δ位に酸
    素原子又は窒素原子を持つ置換又は非置換アルキル基、
    置換又は非置換アルケニル基、置換又は非置換芳香族環
    、置換又は非置換複素環、置換又は非置換シクロアルキ
    ル基を示す)。
  2. (2)前記感光層が電荷輸送層、電荷発生層をこの順に
    積層して成る正帯電用の感光層であることを特徴とする
    第1項記載の電子写真用感光体。
  3. (3)電子写真感光体、潜像形成手段、形成された潜像
    を現像する手段及び現像された像を転写材に転写する手
    段を有する電子写真装置において、該電子写真感光体が
    請求項1に記載のものであることを特徴とする電子写真
    装置。
  4. (4)請求項1に記載の電子写真感光体を備えた電子写
    真装置及びリモート端末からの画像情報を受信する受信
    手段を有することを特徴とするファクシミリ。
  5. (5)請求項1に記載の電子写真感光体並びに帯電手段
    、現像手段及びクリーニング手段の少なくとも1つを一
    体に支持してユニットを形成し、装置本体に着脱自在の
    単一ユニットとしたことを特徴とする装置ユニット。
  6. (6)請求項1に記載の電子写真感光体、潜像形成手段
    、形成した潜像を現像する手段及び現像した像を転写材
    に転写する手段を有することを特徴とする電子写真装置
  7. (7)請求項1に記載の電子写真感光体、潜像形成手段
    及び現像した像を転写材に転写する手段を備えた電子写
    真装置並びにリモート端末からなる画像情報を受信する
    受信手段を有することを特徴とするファクシミリ。
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JP2007147914A (ja) * 2005-11-25 2007-06-14 Ricoh Co Ltd 画像形成装置、画像形成方法及びプロセスカートリッジ

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