JP3050673B2 - 電子写真感光体およびそれを有する電子写真装置 - Google Patents

電子写真感光体およびそれを有する電子写真装置

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JP3050673B2
JP3050673B2 JP3308313A JP30831391A JP3050673B2 JP 3050673 B2 JP3050673 B2 JP 3050673B2 JP 3308313 A JP3308313 A JP 3308313A JP 30831391 A JP30831391 A JP 30831391A JP 3050673 B2 JP3050673 B2 JP 3050673B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電子写真感光体、特に表
面保護層を持つ電子写真感光体に関する。
【0002】また、本発明は上記電子写真感光体を有す
る電子写真装置に関する。
【0003】
【従来の技術】電子写真感光体には適用される電子写真
プロセスに応じた所要の感度、電気特性および光学特性
を備えていることが要求されるが、更に、繰り返し使用
される感光体にあっては、感光体の表面層、即ち支持体
より最も隔離する層には、コロナ帯電、トナー現像、紙
への転写、クリーニング処理などの電気的および機械的
外力が直接に加えられるために、それらに対する耐久性
が要求される。具体的には、摺擦による表面の摩擦やキ
ズの発生、またコロナ帯電時に発生するオゾンによる表
面の劣化等に対する耐久性が要求されている。一方、ト
ナーの現像およびクリーニングの繰り返しによる表面層
へのトナー付着という問題もあり、これに対しては表面
層のクリーニング性を向上することが求められている。
【0004】従来電子写真感光体としてはセレン、酸化
亜鉛及びカドミウム等を主成分とする感光層を有する無
機感光体が広く用いられてきた。これらはある程度の基
礎特性は備えてはいるが、成膜が困難である、可塑性が
劣る、製造コストが高い等問題がある。更に無機光導電
性材料は一般的に毒性が強く、製造上並びに取り扱い上
にも大きな制約があった。
【0005】一方、有機光導電性化合物を主成分とする
有機感光体は、無機感光体の上記欠点を補う等多くの利
点を有し近年注目を集めており、これまで数多くの提案
がされいくつか実用化されている。
【0006】このような有機感光体としては、ポリ−N
−ビニルカルバゾールに代表される光導電性ポリマー等
と、2,4,7−トリニトロ−9−フルオレノン等のル
イス酸とから形成される電荷移動錯体を主成分とする電
子写真感光体が提案されている。これらの有機光導電性
ポリマーは、無機光導電性ポリマーに比べ軽量性、成膜
性等の点では優れているが、感度、耐久性、環境変化に
よる安定性等の面で無機光導電性材料に比べて劣ってお
り必ずしも満足できるものではなかった。
【0007】一方、電荷発生機能と電荷輸送機能とをそ
れぞれ別々の物質に分担させた機能分離型電子写真感光
体が、従来の有機感光体の欠点とされていた感度や耐久
性に改善をもたらした。このような機能分離型感光体
は、電荷発生材料と電荷輸送材料の各々の材料選択範囲
が広く、任意の特性を有する電子写真感光体を比較的容
易に作製できるという利点を有している。
【0008】しかしながら有機感光体をセレンやカドミ
ウム等の無機感光体と比較した場合には電気的物性に関
しては未だに劣る点がある。例えば電荷輸送材料中の電
荷の移動速度が十分ではなく、また電荷発生材料におけ
る光電荷の発生効率及び電荷発生材料から電荷輸送材料
への電荷の注入効率が電界に大きく依存する。従って帯
電−露光を繰り返す写真プロセスにおいて感光体の感度
が電位によって異なり、感光体への照射光量と感光体の
表面電位との関係が直線的でなく、特に低電位側ですそ
を引いてしまう。そのためトナーの現像濃度の直線性も
失なわれ結果として、コピーの濃度再現性が悪くなると
いう問題点があった。
【0009】また同じく電荷移動速度が十分でなく、し
かも低温時にさらに遅くなるために感度の温度依存性が
大きいという欠点もあった。
【0010】さらに有機光導電材料は無機の材料と比較
して化学的安定性の点で劣っており、電子写真プロセス
の繰り返しによって材料が劣化し、感度の低下、残留電
位の増加を引き起こすという欠点があった。
【0011】また、さらに有機光導電材料の他の欠点と
して硬度が低い点が挙げられ、これを電子写真用感光体
の表面層として用いた場合には褶擦による削れ、キズ等
の発生により耐久性が低いことも問題であった。また削
れやすい欠点を持つ有機感光体においては、電子写真プ
ロセスの繰り返し耐久性を増すためには、表面層となる
電荷輸送層の膜厚を厚くする必要があったが、厚くした
場合前述の有機感光体におけるコピーの濃度再現性が低
い、電位の安定性が低い、感度の温度依存性が大きい等
の電気的特性の欠点を増大させる結果となっていた。
【0012】次に感光体に要求される機械的及び化学的
耐久性、さらにクリーニング性等の特性を満たすために
感光層上に樹脂を主成分とする表面保護層を設ける試み
がなされている。例えば特開昭57−207258、特
開昭53−103741等に提案されているように硬化
型樹脂を主成分とする保護層を用い、硬度および耐摩耗
性の向上がはかられている。
【0013】また感光体の保護層に要求される特性は高
い硬度、耐摩耗性等の表面物性の他に、保護層自体の抵
抗コントロールが重要な課題となる。すなわち保護層の
抵抗が高すぎる場合には帯電−露光を繰り返す電子写真
プロセスにおいて、保護層自体に電荷が蓄積していく、
いわゆる残留電位の増加が起こり、そのため感光体の繰
り返し使用時に電位が安定しないため、画像も不安定に
なる。また該抵抗が低過ぎる場合には静電潜像が保護層
中を面方向に流れて、画像がにじむ、ボケる等の問題が
発生する。
【0014】これらの問題を解決するために、例えば特
開昭57−30843に提案されているように、導電性
微粒子として金属酸化物を添加して抵抗を制御した保護
層が提案されている。しかしながら従来用いられていた
方法では樹脂の硬度、耐削れ性が低く、耐久性に問題が
あり、さらに金属酸化物粒子を分散する場合に、バイン
ダー樹脂中での分散性、凝集性および保護層に用いた際
の導電性に問題があり、保護層表面の不均一性、ムラな
どによる画像欠陥、繰り返し帯電−露光による残留電位
の上昇あるいは感度低下による画像濃度薄といった現象
が起こり易かった。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】本発明は前述の従来の
電子写真感光体の欠点を改善しようとするものである。
本発明の目的は耐久性が高く、画像欠陥のない、しかも
広い温度範囲で濃度再現性のよい電子写真用感光体を提
供することにある。
【0016】さらに本発明の別の目的は、繰り返し電子
写真プロセスにおいて残留電位の蓄積がなく、高品位の
画質を保つことのできる電子写真用感光体を提供するこ
とにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明に従って、導電性
支持体上に感光層および保護層を有する電子写真感光体
において、該保護層が3つ以上の官能基を有する光硬化
型アクリル系モノマーおよび導電性金属酸化物微粒子
含有する液を硬化した膜であり、かつ該感光層の膜厚が
10μm以下であることを特徴とする電子写真感光体が
提供される。
【0018】以下に本発明の内容を詳細に記す。
【0019】本発明の電子写真感光体は導電性支持体上
に感光層と保護層をこの順に積層した構造を有する電子
写真感光体である。以下にまず感光層について説明す
る。
【0020】本発明の電子写真感光体の感光層の構成
は、電荷発生材料と電荷輸送材料双方を含有する単層
型、或は電荷輸送層と電荷発生層が導電性支持体上に
されて成る積層型のいずれかが用いられる。
【0021】以下に積層型の感光層について説明する。
積層型の感光層の構成としては、導電性支持体上に電荷
発生層、電荷輸送層の順に積層したものと、導電性支持
体、電荷輸送層、電荷発生層の順に積層したものがあ
る。
【0022】本発明で用いる支持体は導電性を有するも
のであれば、何れのものでも良く、例えばアルミニウ
ム、クロム、ニッケル、ステンレス、銅、亜鉛などの金
属をドラムまたはシート状に成形したもの、アルミニウ
ムや銅などの金属箔をプラスチックフィルムにラミネー
トしたもの、アルミニウム、酸化インジウム、酸化スズ
などをプラスチックフィルムに蒸着したもの、あるい
は、導電性物質を単独または適当なバインダー樹脂とと
もに塗布して導電層を設けた金属、プラスチックフィル
ム、紙などが挙げられる。
【0023】この導電層に用いられる導電性物質として
は、アルミニウム、銅、ニッケル、銀などの金属粉体、
金属箔および金属繊維、酸化アンチモン、酸化インジウ
ム、酸化スズなどの導電性金属酸化物、ポリピロール、
ポリアニリン、高分子電解質などの高分子導電材、カー
ボンブラック、グラファイト粉体、有機および無機の電
解質、またはこれらの導電性物質で表面を被覆した導電
性粉体などが挙げられる。
【0024】本発明に用いられる有効な電荷発生材料と
しては、例えば以下のような物質が挙げられる。これら
の電荷発生材料は単独で用いてもよく、2種類以上組み
合わせてもよい。
【0025】(1)モノアゾ、ビスアゾ、トリスアゾな
どのアゾ系顔料 (2)金属フタロシアニン、非金属フタロシアニンなど
のフタロシアニン系顔料 (3)インジゴ、チオインジゴなどのインジゴ系顔料 (4)ペリレン酸無水物、ペリレン酸イミドなどのペリ
レン系顔料 (5)アンスラキノン、ピレンキノンなどの多環キノン
系顔料 (6)スクワリリウム色素 (7)ピリリウム塩、チオピリリウム塩類 (8)トリフェニルメタン系色素 (9)セレン、非晶質シリコンなどの無機物質 電荷発生材料を含有する層、即ち電荷発生層は前記のよ
うな電荷発生材料を適当なバインダーに分散し、これを
導電性支持体上に塗工することにより形成することがで
きる。また、導電性支持体上に蒸着、スパッタ、CVD
などの乾式法で薄膜を形成することによっても形成する
ことができる。
【0026】上記バインダーとしては広範囲なバインダ
ー樹脂から選択でき、例えば、ポリカーボネート樹脂、
ポリエステル樹脂、ポリアリレート樹脂、ブチラール樹
脂、ポリスチレン樹脂、ポリビニルアセタール樹脂、ジ
アリルフタレート樹脂、アクリル樹脂、メタクリル樹
脂、酢酸ビニル樹脂、フェノール樹脂、シリコン樹脂、
ポリスルホン樹脂、スチレン−ブタジエン共重合体樹
脂、アルキッド樹脂、エポキシ樹脂、尿素樹脂、塩化ビ
ニル−酢酸ビニル共重合体樹脂などが挙げられるが、こ
れらに限定されるものではない。これらは単独また共重
合体ポリマーとして1種または2種以上混合して用いて
もよい。
【0027】電荷発生層中に含有する樹脂は、80重量
%以下、好ましくは40重量%以下が好ましい。また電
荷発生層の膜厚は5μm以下、特には0.01μm〜2
μmをもつ薄膜層とすることが好ましい。
【0028】また、電荷発生層には種々の増感剤を添加
してもよい。
【0029】本発明で用いる積層型感光体の電荷輸送層
は、主鎖または側鎖にビフェニレン、アントラセン、ピ
レン、フェナントレンなどの構造を有する多環芳香族化
合物、インドール、カルバゾール、オキサジアゾール、
ヒラゾリンなどの含窒素環式化合物、ヒドラゾン化合
物、スチリル化合物などの電荷輸送性材料を、適当なバ
インダー樹脂と組み合わせて形成することができる。
【0030】ここで電荷輸送層に用いられるバインダー
樹脂としては、前記電荷発生層に用いられているものが
挙げられ、更にポリビニルカルバゾール、ポリビニルア
ントラセンなどの光導電性高分子が挙げられる。
【0031】このバインダー樹脂と電荷輸送材料との配
合割合は、バインダー樹脂100重量部あたり電荷輸送
材料を10〜500重量部とすることが望ましい。更に
電荷輸送層中に酸化防止剤、紫外線吸収剤、可塑剤を必
要に応じて添加することもできる。
【0032】このような電荷輸送層を形成する際は、適
当な有機溶媒を用い、浸漬コーティング法、スプレーコ
ーティング法、スピンナーコーティング法、ローラーコ
ーティング法、マイヤーバーコーティング法、ブレード
コーティング法などのコーティング法を用いて行なうこ
とができる。
【0033】次に単層型の感光層について説明する。単
層型感光層は前記導電性支持体上に前記電荷輸送材料と
電荷発生材料、さらに前記バインダー樹脂を含有する樹
脂とを溶解、分散して得られる液を塗工して形成され
る。
【0034】ここで、前述のように有機光導電材料を用
いた電子写真用感光体においては、電荷の移動速度が低
く、温度依存性が大きく、さらに材料の化学的安定性が
低いなどの理由により、画像濃度の再現性が十分でな
く、しかも画像濃度が環境の変化、電子写真プロセスの
繰り返しによって変化してしまうという欠点があった。
【0035】そこで本発明者らの種々の検討の結果、こ
れらの問題点を解決するには電子写真プロセスにおいて
感光体の単位膜厚当りの電界を強くすることが効果的で
あることを突き止め、そのためには感光体の膜厚を10
μm以下と薄くすることにより十分な効果が得られるこ
とが分った。また膜厚を7μm以下にした場合にはさら
に効果が大きい。
【0036】しかしここで有機感光体においてはその表
面硬度が十分でないために、電子写真プロセスの繰り返
しによって摩耗しやすく、しかもキヅつきやすい。従っ
て耐久性を考えた場合には感光体の膜厚を10μm以下
とすることは実用上問題があった。そこでさらに検討を
重ねた結果、本発明者らは10μm以下と薄膜の有機感
光体の上にもう一層、表面保護層を設けることを試み
た。
【0037】次に保護層について説明する。
【0038】電子写真用感光体の保護層においては、残
留電位をその電子写真プロセスにおいて問題とならない
程度におさえる必要がある。これを解決する一つの手段
が層の厚さを薄くする方法であり、もう一つが保護層の
抵抗をコントロールすることである。従って本発明にお
いて保護層が樹脂のみで構成される場合には、膜厚を
1.0μm以下とする必要がある。
【0039】次に保護層の抵抗をコントロールする場合
には、その手段として従来より、保護層中のバインダー
樹脂中に金属酸化物粒子を分散させて抵抗をコントロー
ルを行う方法が試みられているが、従来の感光体におい
ては金属酸化物粒子の分散性が悪く問題となっていた。
また一般的に保護層に粒子を分散させた場合、分散粒子
による入射光の散乱を防ぐためには、入射光の波長より
も粒子の粒径が小さいこと、すなわち0.3μm以下で
あることが必要である。ここで0.3μm以下の微粒子
を樹脂中に均一に分散することはさらに困難であった。
次に電子写真感光体用の保護層においては、残留電位の
防止と画像潜像の保持の点から、その膜厚は数μm以下
が適当と考えられるが、このような薄膜では従来の樹脂
では、キズおよび削れに対して十分な硬度が得られなか
った。そこで我々は種々の検討の結果、保護層用の樹脂
として光硬化型アクリル系モノマーを含有する樹脂、特
に一分子当たりの官能基数が三官能以上であるか又は単
位重量当たりの官能基数が0.004モル/グラム以上
のアクリル系モノマーを含有する樹脂を用い、これに導
電性金属酸化物微粒子を分散した液を感光層上に塗布、
硬化した保護層を発明した。これによって膜の硬度が高
く、耐キズおよび耐削れ性に優れ、しかも金属酸化物微
粒子の分散が良好で抵抗の不均一さがなく、透明で残留
電位のない保護層が得られた。
【0040】本発明で用いる導電性金属酸化物として
は、酸化亜鉛、酸化チタン、酸化スズ、酸化アンチモ
ン、酸化インジウム、酸化ビスマス、スズ等をドープし
た酸化インジウム、アンチモンをドープした酸化スズ、
酸化ジルコニウム等の超微粒子を用いることができる。
これら金属酸化物は一種類もしくは二種類以上を混合し
て用いる。二種類以上を混合した場合には固溶体または
融着の形をとってもよい。本発明で用いる金属酸化物粒
子の含有量は5〜90重量%、好ましくは10〜90重
量%である。金属酸化物の含有量が5重量%未満の場合
には、保護層としての抵抗値が高すぎ、90重量%より
多い場合には感光体表面層として低抵抗となり、帯電能
の低下あるいはピンホールの原因となる。
【0041】本発明においては、前記保護層中に、分散
性、接着性および耐候性を向上させる目的でカップリン
グ剤、酸化防止剤等の添加物を加えてもよい。本発明に
用いるバインダー樹脂としての光硬化型アクリル系モノ
マーとしては、次に示す具体例が挙げられるがこれに限
ったものではなく、市販の光硬化型アクリル系モノマー
を用いることができ、これらアクリル系モノマーは単独
で使用してもよく、又は他のポリエステル、ポリカーボ
ネート、ポリウレタン、アクリル、エポキシ、シリコー
ン、アルキド、塩ビ−酢ビ共重合体樹脂等の市販の樹脂
と混合して用いてもよい。保護層はバインダー樹脂単体
の溶液またはバインダー樹脂中に金属酸化物微粒子を分
散した液を塗布、硬化して形成する。本発明において保
護層に光硬化型のアクリル樹脂を用いているため、保護
層の形成の際には、保護層調合液には光開始剤を添加す
る。開始剤の添加量はアクリル樹脂に対して0.1〜4
0重量%、好ましくは0.5〜20重量%である。主な
光開始剤としては、次に示す具体例が挙げられる。本発
明における保護層の膜厚としては0.1〜10μm、好
ましくは0.5〜7μmが適当である。
【0042】
【化1】
【0043】
【化2】
【0044】
【化3】
【0045】
【化4】
【0046】
【化5】
【0047】
【化6】
【0048】
【化7】
【0049】
【化8】 本発明における塗工はスプレーコーティング、ビームコ
ーティングの他に、溶媒を選択することにより浸漬コー
ティングを行なうこともできる。
【0050】以上に記したように感光層を10μm以下
とし、前記保護層をその上に積層した本発明の電子写真
用感光体においては従来の有機感光体に比べはるかに耐
久性に優れ、しかも各環境における画像安定性、濃度再
現性に優れており、従って常に安定して高品位な画像が
得られる電子写真感光体の提供が可能となった。
【0051】図1に本発明の電子写真感光体を用いた一
般的な転写式電子写真装置の概略構成例を示した。
【0052】図において、1は像担持体としての本発明
のドラム型感光体であり軸1aを中心に矢印方向に所定
の周速度で回転駆動される。該感光体1はその回転過程
で帯電手段2によりその周面に正または負の所定電位の
均一帯電を受け、次いで露光部3にて不図示の像露光手
段により光像露光L(スリット露光・レーザービーム走
査露光など)を受ける。これにより感光体周面に露光像
に対応した静電潜像が順次形成されていく。
【0053】その静電潜像はついで現像手段4でトナー
現像されそのトナー現像像が転写手段5により不図示の
給紙部から感光体1と転写手段5との間に感光体1の回
転と同期取り出されて給紙された転写材Pの面に順次転
写されていく。
【0054】像転写を受けた転写材Pは感光体面から分
離されて像定着手段8へ導入されて像定着を受けた複写
物(コピー)として機外へプリントアウトされる。
【0055】像転写後の感光体1の表面はクリーニング
手段6にて転写残りトナーの除去を受けて清浄面化さ
れ、更に前露光手段7により除電処理されて繰り返して
像形成に使用される。
【0056】感光体1の均一帯電手段2としてはコロナ
帯電装置が一般に広く使用されている。また転写装置5
もコロナ転写手段が一般に広く使用されている。電子写
真装置として、上述の感光体や現像手段、クリーニング
手段などの構成要素のうち、複数のものを装置ユニット
として一体に結合して構成し、このユニットを装置本体
に対して着脱自在に構成しても良い。例えば、感光体1
とクリーニング手段6とを一体化してひとつの装置ユニ
ットとし、装置本体のレールなどの案内手段を用いて着
脱自在の構成にしても良い。このとき、上記の装置ユニ
ットの方に帯電手段および/または現像手段を伴って構
成しても良い。
【0057】光像露光Lは、電子写真装置を複写機やプ
リンターとして使用する場合には、原稿からの反射光や
透過光、あるいは原稿を読取り信号化し、この信号によ
りレーザビームの走査、LEDアレイの駆動、または液
晶シャッターアレイの駆動などにより行われる。
【0058】ファクシミリのプリンターとして使用する
場合には、光像露光Lは受信データをプリントするため
の露光になる。図2はこの場合の1例をブロック図で示
したものである。
【0059】コントローラ11は画像読取部10とプリ
ンター19を制御する。コントローラ11の全体はCP
U17により制御されている。画像読取部10からの読
取データは、送信回路13を通して相手局に送信され
る。相手局から受けたデータは受信回路12を通してプ
リンター19に送られる。画像メモリ16には所定の画
像データが記憶される。プリンタコントローラ18はプ
リンター19を制御している。14は電話である。
【0060】回線15から受信された画像情報(回線を
介して接続されたリモート端末からの画像情報)は、受
信回路12で復調された後、CPU17で復号処理が行
われ、順次画像メモリ16に格納される。そして、少な
くとも1ページの画像情報がメモリ16に格納される
と、そのページの画像記録を行なう。CPU17は、メ
モリ16より1ページの画像情報を読み出し、プリンタ
コントローラ18に復号化された1ページの画像情報を
送出する。プリンタコントローラ18は、CPU17か
らの1ページの画像情報を受け取るとそのページの画像
情報記録を行なうべく、プリンター19を制御する。
【0061】尚、CPU17は、プリンター19による
記録中に、次のページの受信を行なっている。
【0062】以上の様にして、画像の受信と記録が行な
われる。
【0063】本発明の電子写真感光体は電子写真複写機
に利用するのみならず、レーザービームプリンター、C
RTプリンター、LEDプリンター、液晶プリンター、
レーザー製版など電子写真応用分野にも広く用いること
ができる。
【0064】
【実施例】以下、本発明を実施例により説明する。実施
例中、部は重量部、%は重量%を示す。
【0065】(実施例1)10%の酸化アンチモンを含
有する酸化スズで被覆した導電性酸化チタン粉体50
部、フェノール樹脂25部、メチルセロソルブ20部、
メタノール5部およびシリコーンオイル(ポリジメチル
シロキサンポリオキシアルキレン共重合体、平均分子量
3000)0.002部をφ1mmガラスビーズを用い
たサンドミル装置で2時間分散して導電層用塗料を調製
した。アルミニウムシリンダー(φ30mm×260m
m)上に、上記塗料を浸漬塗布し、140℃で30分間
乾燥させ、膜厚20μmの導電層を形成した。
【0066】次にアルコール可溶性共重合ナイロン樹脂
(平均分子量29000)10部、メトキシメチル化6
ナイロン樹脂(平均分子量32000)30部をメタノ
ール260部、ブタノール40部の混合溶媒中に溶解し
た。この調合液を上記導電層上に浸漬塗工して1μm厚
の下引き層を設けた。
【0067】次に、下記構造式
【0068】
【化9】 のジスアゾ顔料4部、ポリビニルブチラール(ブチラー
ル化率68%、重量平均分子量24000)2部および
シクロヘキサノン34部をφ1mmガラスビーズを用い
たサンドミル装置で12時間分散した後、テトラヒドロ
フラン(THF)60部を加えて電荷発生層用分散液を
調製した。この分散液を上記中間層上に浸漬塗布し、8
0℃で15分間乾燥させ、膜厚0.15μmの電荷発生
層を形成した。
【0069】次に、下記構造式
【0070】
【化10】 のスチリル化合物10部およびポリカーボネート(重量
平均分子量46000)10部ジクロルメタン20部、
モノクロルベンゼン40部の混合溶媒中に溶解し、この
溶液を上記の電荷発生層上に浸漬塗布し、120℃で6
0分間乾燥させ、膜厚7μmの電荷輸送層を形成した。
【0071】次に前記例示アクリル系モノマー(6)6
0部、分散前の平均粒径が400Åの酸化スズ超微粒子
30部、光開始剤として2−メチルチオキサントン0.
1部およびトルエン300部を混合して、サンドミルに
て48時間分散を行なった。
【0072】この調合液を用いて先の電荷輸送層上にビ
ームコーティング法により、膜を成膜し、乾燥した後、
高圧水銀灯にて8mW/cm2 の光強度で20秒間光硬
化を行ない保護層を得た。この時、保護層の膜厚は2μ
mであった。又保護層調合液の分散性は良く、保護層表
面はムラのない均一な面であった。
【0073】このようにして製造した電子写真用感光体
における帯電−露光後の電位の露光量依存性は図3に示
す通りである。尚図3には比較例1の感光層厚20μm
の感光体における電位の露光量依存性も示した。図3か
ら実施例1の感光体では比較例1に比べ表面電位−露光
量の関係がはるかに直線的であり、従って画像のトナー
濃度再現性に優れていることが分かる。
【0074】次に実施例1の感光体を帯電−露光−現像
−転写−クリーニングのプロセスを1.5秒サイクルで
繰り返す複写機にとりつけ、常温常湿下で電子写真特性
の評価を行ない、さらに繰り返し画像出し耐久を100
00回行ない、初期および耐久後の画像の評価を行なっ
た。
【0075】その結果は表1に示す通り、比較例1の保
護層なし、感光層厚20μmの感光体と比較して耐久初
期より画像濃度再現性に優れ、しかも比較例1において
画像濃度が耐久後、大きく変化したのに対し、実施例1
ではほとんど変化は見られなかった。
【0076】尚、画像濃度再現性の評価としては、マク
ベス濃度計(RD914)での濃度測定値1.0,0.
5,0.3の3種類のチャートのコピー画像の濃度を測
定し、濃度の再現性を評価した。
【0077】(実施例2)実施例1の保護層中のアクリ
ル系モノマーとして前記例示モノマー(21)を用いる
他は実施例1と同様にして感光体を作製し同様に初期及
び耐久での濃度再現性の評価を行なった。評価結果を表
1に示す。
【0078】(実施例3)実施例1において、保護層
を、前記例示アクリル系モノマー(21)10部とメト
キシプロパノール40部から成る液をスプレー塗布によ
り塗工した後、高圧水銀灯8mW/cm2 の光強度で3
0秒間光硬化を行ない形成された0.8μmの厚さの膜
に代えた他は、実施例1と同様にして感光体を作製し、
評価を行なった。評価結果を表1に示す。
【0079】(実施例4)実施例1と同様の方法でアル
ミニウムシリンダー上に導電層及び下引き層を設けた。
【0080】次に下記構造式
【0081】
【化11】 の電荷輸送材料10部及びポリカーボネート(重量平均
分子量25000)10部をジクロルメタン20部、モ
ノクロルベンゼン40部の混合溶媒中に溶解し、この液
を前記下引き層上に浸漬塗布し、120℃で60分間乾
燥させ、膜厚9μmの電荷輸送層を形成した。
【0082】次に下記構造式
【0083】
【化12】 のジスアゾ顔料4部、ポリビニルベンザール(ベンザー
ル化率80%、重量平均分子量11000)2部、及び
シクロヘキサノン30部をφ1mmガラスビーズを用い
たサンドミル装置で20時間分散した後、メチルエチル
ケトン60部を加えて電荷発生層用分散液を調製した。
この分散液を上記電荷輸送層上にスプレー塗布し、80
℃で15分間乾燥させ、膜厚0.10μmの電荷発生層
を形成した。
【0084】次に前記例示アクリル系モノマー(21)
60部、酸化スズ粒子40部、光開始剤としてベンゾフ
ェノン1.5部およびトルエン300部を混合し、サン
ドミルにて24時間分散した。この調合液を用いて先の
電荷発生層上にビームコーティング法にて成膜し、乾燥
して溶媒を除去した後、高圧水銀灯にて8mW/cm2
の光強度で30秒間光硬化を行なった。このとき形成し
た保護層の膜厚は3.0μmであった。
【0085】このように製造した電子写真感光体を帯電
−レーザ−露光−現像−転写−クリーニングのプロセス
を1.5秒サイクルで繰り返す反転現像方式のレーザー
プリンタに取り付け、常温常湿下で電子写真特性の評価
を行ない、さらに繰り返し画像出し耐久を10000回
行ない、同様に濃度再現性、安定性の評価を行なった。
その結果を表1に示す。
【0086】(実施例5)実施例4において電荷輸送層
中の電荷輸送物質が下記構造式
【0087】
【化13】 で示され電荷輸送層の膜厚が5μmである他は、実施例
4と同様の方法で感光体を作製し、評価を行なった。評
価結果を表1に示す。
【0088】(比較例1)実施例1において保護層を形
成せず、また電荷輸送層の膜厚を20μmにした他は、
実施例1と同様に感光体を作製し、実施例1と同様に評
価を行なった。その結果、表1に示すように、初期から
濃度再現性は完全ではなく、しかも耐久での濃度変化が
大きかった。
【0089】(比較例2)実施例1において保護層を形
成しなかった他は実施例1と同様に感光体を作製し、実
施例1と同様に評価を行なった。その結果表1に示すよ
うに、初期での濃度再現性は良好であるが、耐久での濃
度変化が大きく、耐久2000枚より画像のカブリ、キ
ズによる画像欠陥が発生し始めた。
【0090】(比較例3)実施例4において保護層を形
成せず、また電荷輸送層の膜厚を20μmにした他は実
施例4と同様に感光体を作製し、実施例4と同様の評価
を行なった。その結果、表1に示すように、初期より濃
度再現性は完全ではなく、しかも耐久500枚以降は削
れ、キズによる画像欠陥が発生し始めた。
【0091】
【表1】
【0092】
【発明の効果】本発明の電子写真用感光体は感光層/保
護層の積層構造であり感光層の膜厚が10μm以下であ
る。感光層の膜厚を10μm以下にすることにより、照
射光量−電位の関係がより直線的になり、従って画像濃
度再現性に優れている。
【0093】さらに表面に保護層を設けることにより、
表面の耐摩耗性、耐キズ性が向上し感光層膜厚が10μ
m以下でも繰り返し耐久後に安定した画像を供給できる
ようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】一般的な転写式電子写真装置の概略構成図であ
る。
【図2】電子写真装置をプリンターとして使用したファ
クシミリのブロック図である。
【図3】実施例1および比較例1における帯電−露光後
の電位の露光量依存性を示す図である。
【符号の説明】
1 感光体 2 帯電手段 3 露光部 4 現像手段 5 転写手段 6 クリーニング手段 7 前露光手段 8 像定着手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 辻 晴之 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (56)参考文献 特開 昭57−207258(JP,A) 特開 昭61−117561(JP,A) 特開 昭56−91240(JP,A) 特開 昭59−46652(JP,A) 特開 昭63−33756(JP,A) 特開 平5−119503(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 5/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導電性支持体上の感光層および保護層を
    有する電子写真感光体において、該保護層が3つ以上の
    官能基を有する光硬化型アクリル系モノマーおよび導電
    性金属酸化物微粒子を含有する液を硬化した膜であり、
    かつ該感光層の膜厚が10μm以下であることを特徴と
    する電子写真感光体。
  2. 【請求項2】 前記光硬化型アクリル系モノマーの官能
    基数が0.004mol/g以上である請求項1記載の
    電子写真感光体。
  3. 【請求項3】 感光層の膜厚が7μm以下である請求項
    1または2記載の電子写真感光体。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれかに記載の電子
    写真感光体を有することを特徴とする電子写真装置。
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