JPH0540360A - 電子写真感光体 - Google Patents
電子写真感光体Info
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- JPH0540360A JPH0540360A JP22118191A JP22118191A JPH0540360A JP H0540360 A JPH0540360 A JP H0540360A JP 22118191 A JP22118191 A JP 22118191A JP 22118191 A JP22118191 A JP 22118191A JP H0540360 A JPH0540360 A JP H0540360A
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- electrophotographic
- electrophotographic photosensitive
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明の目的は、感光層に亀裂がなく、耐久
性が高くかつ画像欠陥が生じない電子写真感光体を提供
することにある。 【構成】 導電性支持体上に電荷輸送層、電荷発生層お
よび保護層を順に積層してなる電子写真感光体におい
て、該保護層が光硬化型アクリル系モノマーを含有する
液を塗布し硬化した膜であり、かつ該電荷発生層が下記
一般式(1)で表わされる化合物を含有する電子写真感
光体、 【化17】 [式中、R1 ,R2 ,R3 ,R4 およびR5 は、水素原
子、フッ素原子またはトリフルオロメチル基を示す。n
は整数を示す。但し、R1 ,R2 ,R3 ,R4 およびR
5 が同時に水素原子である場合を除く。]。 【効果】 感光層に亀裂を生じることなく高硬度の保護
層が形成されているため耐久性が高く、かつ繰り返し電
子写真プロセス後にも画像欠陥及び画像ムラのない高品
位の画質が得られる電子写真感光体を可能にした。
性が高くかつ画像欠陥が生じない電子写真感光体を提供
することにある。 【構成】 導電性支持体上に電荷輸送層、電荷発生層お
よび保護層を順に積層してなる電子写真感光体におい
て、該保護層が光硬化型アクリル系モノマーを含有する
液を塗布し硬化した膜であり、かつ該電荷発生層が下記
一般式(1)で表わされる化合物を含有する電子写真感
光体、 【化17】 [式中、R1 ,R2 ,R3 ,R4 およびR5 は、水素原
子、フッ素原子またはトリフルオロメチル基を示す。n
は整数を示す。但し、R1 ,R2 ,R3 ,R4 およびR
5 が同時に水素原子である場合を除く。]。 【効果】 感光層に亀裂を生じることなく高硬度の保護
層が形成されているため耐久性が高く、かつ繰り返し電
子写真プロセス後にも画像欠陥及び画像ムラのない高品
位の画質が得られる電子写真感光体を可能にした。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は導電性支持体上に電荷輸
送層、電荷発生層および保護層を順次積層してなる電子
写真感光体に関する。
送層、電荷発生層および保護層を順次積層してなる電子
写真感光体に関する。
【0002】
【従来の技術】有機光導電物質は無機光導電物質に比べ
て感度が低いため、いくつかの増感方法が考案されてい
るが、効果的な方法は露光により電荷担体を発生する電
荷発生層と、電荷担体を輸送する能力を持つ電荷輸送層
を組み合わせることである。
て感度が低いため、いくつかの増感方法が考案されてい
るが、効果的な方法は露光により電荷担体を発生する電
荷発生層と、電荷担体を輸送する能力を持つ電荷輸送層
を組み合わせることである。
【0003】このような方法による積層型電子写真感光
体としては例えばアルミニウム蒸着フィルムなどの導電
性支持体上にβ型銅フタロシアニン顔料やスチレン・ブ
タジエン樹脂分散層の上にオキサジアゾールをポリエス
テル樹脂中に溶解せしめた電荷輸送層を積層せしめたも
のが知られている。このような積層型電子写真感光体は
一般の単層型電子写真感光体と同様、帯電、画像状露光
及び現像を基体工程とするカールソンプロセスにより画
像を形成することができる。
体としては例えばアルミニウム蒸着フィルムなどの導電
性支持体上にβ型銅フタロシアニン顔料やスチレン・ブ
タジエン樹脂分散層の上にオキサジアゾールをポリエス
テル樹脂中に溶解せしめた電荷輸送層を積層せしめたも
のが知られている。このような積層型電子写真感光体は
一般の単層型電子写真感光体と同様、帯電、画像状露光
及び現像を基体工程とするカールソンプロセスにより画
像を形成することができる。
【0004】積層型感光体の構成としては、電荷輸送層
の上に電荷発生層を積層する場合と、その反対の場合が
あるが、本発明は前者の電子写真感光体に関するもので
あり、この電子写真感光体には正の静電荷像を形成する
プロセスが適用される。
の上に電荷発生層を積層する場合と、その反対の場合が
あるが、本発明は前者の電子写真感光体に関するもので
あり、この電子写真感光体には正の静電荷像を形成する
プロセスが適用される。
【0005】負帯電、正帯電にかかわらず電子写真感光
体には適用される電子写真プロセスに応じた所要の感
度、電気特性、光学特性を備えていることが要求される
が更に、繰り返し使用される感光体にあっては、感光体
の表面層、即ち支持体より最も隔離する層には、コロナ
帯電、トナー現像、紙への転写、クリーニング処理など
の電気的および機械的外力が直接に加えられるために、
それらに対する耐久性が要求される。正帯電用感光体に
おいては、薄層の電荷発生層が支持体より最も隔離する
層にあたるため、褶擦による摩耗や傷の発生、またコロ
ナ帯電時に発生するオゾンによる表面の劣化等に対して
著しく弱いという短所がある。
体には適用される電子写真プロセスに応じた所要の感
度、電気特性、光学特性を備えていることが要求される
が更に、繰り返し使用される感光体にあっては、感光体
の表面層、即ち支持体より最も隔離する層には、コロナ
帯電、トナー現像、紙への転写、クリーニング処理など
の電気的および機械的外力が直接に加えられるために、
それらに対する耐久性が要求される。正帯電用感光体に
おいては、薄層の電荷発生層が支持体より最も隔離する
層にあたるため、褶擦による摩耗や傷の発生、またコロ
ナ帯電時に発生するオゾンによる表面の劣化等に対して
著しく弱いという短所がある。
【0006】上記した種々の項目を鑑み、正帯電用感光
体の表面層に要求される特性を満たすために、樹脂を主
成分とする表面保護層を電荷発生層上に設ける試みがな
されている。正帯電用感光体の保護層に要求される特性
は高い硬度、耐摩耗性等の表面物性の他に、保護層自体
の抵抗コントロールが重要な課題となる。即ち、保護層
の抵抗が高過ぎる場合には帯電−露光を繰り返す電子写
真プロセスにおいて、保護層自体に電荷が蓄積してい
く、いわゆる残留電位の増加が起こり、そのため感光体
の繰り返し使用時に電位が安定しないため、画像も不安
定になる。また該抵抗が低過ぎる場合には静電潜像が保
護層中を面方向に流れて、画像がにじむ、ボケる等の問
題が発生する。
体の表面層に要求される特性を満たすために、樹脂を主
成分とする表面保護層を電荷発生層上に設ける試みがな
されている。正帯電用感光体の保護層に要求される特性
は高い硬度、耐摩耗性等の表面物性の他に、保護層自体
の抵抗コントロールが重要な課題となる。即ち、保護層
の抵抗が高過ぎる場合には帯電−露光を繰り返す電子写
真プロセスにおいて、保護層自体に電荷が蓄積してい
く、いわゆる残留電位の増加が起こり、そのため感光体
の繰り返し使用時に電位が安定しないため、画像も不安
定になる。また該抵抗が低過ぎる場合には静電潜像が保
護層中を面方向に流れて、画像がにじむ、ボケる等の問
題が発生する。
【0007】これらの問題を解決するために、例えば特
開昭57−30843に提案されているように、導電性
微粒子として金属酸化物を添加して抵抗を制御した保護
層が提案されている。しかしながら従来用いられていた
方法では樹脂の硬度、耐削れ性が低く、耐久性に問題が
あり、さらに金属酸化物粒子を分散する場合に、バイン
ダー樹脂中での分散性、凝集性および保護層に用いた際
の導電性に問題があり、保護層表面の不均一性、ムラな
どによる画像欠陥、繰り返し帯電−露光による残留電位
の上昇、感度低下による画像濃度薄といった現象が起こ
り易かった。これらの問題を解決するために、本発明者
らは光硬化型アクリル系モノマーを含有する樹脂に金属
酸化物微粒子を分散した溶液を塗布、硬化した表面保護
層を考案した。これによって上記分散性、凝集性、透明
性等の問題点に関しては良好な効果が得られた。しかし
前記光硬化型アクリル系モノマーを含有する樹脂に金属
酸化物微粒子を分散した膜を表面保護層として用いた場
合には、これを感光層上に塗布、光硬化した際に生じる
収縮により感光体自体に亀裂が生じやすく、これに起因
して画像欠陥が発生するという現象が問題となってい
た。さらに前記亀裂の要因と思われる保護層の硬化時の
収縮は樹脂単体の場合に比べて、樹脂に金属酸化物微粒
子を分散した場合のほうが大きく、従って亀裂の発生も
金属酸化物微粒子を分散した場合のほうが頻繁となる傾
向にあった。
開昭57−30843に提案されているように、導電性
微粒子として金属酸化物を添加して抵抗を制御した保護
層が提案されている。しかしながら従来用いられていた
方法では樹脂の硬度、耐削れ性が低く、耐久性に問題が
あり、さらに金属酸化物粒子を分散する場合に、バイン
ダー樹脂中での分散性、凝集性および保護層に用いた際
の導電性に問題があり、保護層表面の不均一性、ムラな
どによる画像欠陥、繰り返し帯電−露光による残留電位
の上昇、感度低下による画像濃度薄といった現象が起こ
り易かった。これらの問題を解決するために、本発明者
らは光硬化型アクリル系モノマーを含有する樹脂に金属
酸化物微粒子を分散した溶液を塗布、硬化した表面保護
層を考案した。これによって上記分散性、凝集性、透明
性等の問題点に関しては良好な効果が得られた。しかし
前記光硬化型アクリル系モノマーを含有する樹脂に金属
酸化物微粒子を分散した膜を表面保護層として用いた場
合には、これを感光層上に塗布、光硬化した際に生じる
収縮により感光体自体に亀裂が生じやすく、これに起因
して画像欠陥が発生するという現象が問題となってい
た。さらに前記亀裂の要因と思われる保護層の硬化時の
収縮は樹脂単体の場合に比べて、樹脂に金属酸化物微粒
子を分散した場合のほうが大きく、従って亀裂の発生も
金属酸化物微粒子を分散した場合のほうが頻繁となる傾
向にあった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は前述の要求に
答える電子写真感光体を提供しようとするものである。
本発明の目的は、保護層塗工による感光体の亀裂発生を
おさえ、耐久性が高く、かつ画像欠陥のない正帯電用電
子写真感光体を提供することにある。さらに本発明の別
の目的は、繰り返し電子写真プロセスにおいて残留電位
の蓄積がなく、高品位の画質を保つことのできる正帯電
用電子写真感光体を提供することにある。
答える電子写真感光体を提供しようとするものである。
本発明の目的は、保護層塗工による感光体の亀裂発生を
おさえ、耐久性が高く、かつ画像欠陥のない正帯電用電
子写真感光体を提供することにある。さらに本発明の別
の目的は、繰り返し電子写真プロセスにおいて残留電位
の蓄積がなく、高品位の画質を保つことのできる正帯電
用電子写真感光体を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に従って、導電性
支持体上に電荷輸送層、電荷発生層および保護層を順に
積層してなる電子写真感光体において、該保護層が光硬
化型アクリル系モノマーを含有する液を塗布し硬化した
膜であり、かつ該電荷発生層が下記一般式(1)で表わ
される化合物を含有することを特徴とする電子写真感光
体、
支持体上に電荷輸送層、電荷発生層および保護層を順に
積層してなる電子写真感光体において、該保護層が光硬
化型アクリル系モノマーを含有する液を塗布し硬化した
膜であり、かつ該電荷発生層が下記一般式(1)で表わ
される化合物を含有することを特徴とする電子写真感光
体、
【0010】
【化2】 [式中、R1 ,R2 ,R3 ,R4 およびR5 はそれぞれ
同一でも異なっていてもよく、水素原子、フッ素原子ま
たはトリフルオロメチル基を示す。nは整数を示す。但
し、R1 ,R2 ,R3 ,R4 およびR5 が同時に水素原
子である場合を除く。]が提供される。
同一でも異なっていてもよく、水素原子、フッ素原子ま
たはトリフルオロメチル基を示す。nは整数を示す。但
し、R1 ,R2 ,R3 ,R4 およびR5 が同時に水素原
子である場合を除く。]が提供される。
【0011】本発明の感光体は、前述の要求に答えるも
のであり、さらに前記光硬化型アクリル系ポリマーを含
有する樹脂を用いることにより導電性金属酸化物を良好
に分散することが可能となり、表面保護層の抵抗をコン
トロールし、さらに特性の安定した電子写真感光体を提
供することが可能となった。
のであり、さらに前記光硬化型アクリル系ポリマーを含
有する樹脂を用いることにより導電性金属酸化物を良好
に分散することが可能となり、表面保護層の抵抗をコン
トロールし、さらに特性の安定した電子写真感光体を提
供することが可能となった。
【0012】以下に本発明の内容を詳細に記す。
【0013】本発明の電子写真感光体は導電性支持体上
に電荷輸送層、電荷発生層、保護層をこの順に積層した
構造を有する電子写真感光体である。以下にまず保護層
について説明する。
に電荷輸送層、電荷発生層、保護層をこの順に積層した
構造を有する電子写真感光体である。以下にまず保護層
について説明する。
【0014】電子写真感光体の保護層においては、残留
電位をその電子写真プロセスにおいて問題とならない程
度におさえる必要がある。これを解決する一つの手段が
層の厚さを薄くする方法であり、もう一つが保護層の抵
抗率をコントロールすることである。従って本発明にお
いて保護層が樹脂のみで構成される場合には、膜厚を
1.0μm以下とする必要がある。
電位をその電子写真プロセスにおいて問題とならない程
度におさえる必要がある。これを解決する一つの手段が
層の厚さを薄くする方法であり、もう一つが保護層の抵
抗率をコントロールすることである。従って本発明にお
いて保護層が樹脂のみで構成される場合には、膜厚を
1.0μm以下とする必要がある。
【0015】次に保護層の抵抗をコントロールする場合
には、その手段として従来より、保護層中のバインダー
樹脂中に金属酸化物粒子を分散させて抵抗をコントロー
ルを行なう方法が試みられているが、従来の感光体にお
いては金属酸化物粒子の分散性が悪く問題となってい
た。また一般的に保護層に粒子を分散させた場合、分散
粒子による入射光の散乱を防ぐためには、入射光の波長
よりも粒子の粒径が小さいこと、すなわち0.3μm以
下であることが必要である。ここで0.3μm以下の微
粒子を樹脂中に均一に分散することはさらに困難であっ
た。次に電子写真感光体用の保護層においては、残留電
位の防止と画像潜像の保持の点から、その膜厚は数μm
以下が適当と考えられるが、このような薄膜では従来の
樹脂では、キズおよび削れに対して十分な硬度が得られ
なかった。そこで我々は種々の検討の結果、保護層用の
樹脂として光硬化型アクリル系モノマーを含有する樹
脂、特に一分子当たりの官能基数が三官能以上であるか
又は単位重量当たりの官能基数が0.004モル/グラ
ム以上のアクリル系モノマーを含有する樹脂を用い、こ
れに導電性金属酸化物微粒子を分散した液を感光層上に
塗布、硬化した保護層を発明した。これによって膜の硬
度が高く、耐キズおよび耐削れ性に優れ、しかも金属酸
化物微粒子の分散が良好で抵抗の不均一さがなく、透明
で残留電位のない保護層が得られた。
には、その手段として従来より、保護層中のバインダー
樹脂中に金属酸化物粒子を分散させて抵抗をコントロー
ルを行なう方法が試みられているが、従来の感光体にお
いては金属酸化物粒子の分散性が悪く問題となってい
た。また一般的に保護層に粒子を分散させた場合、分散
粒子による入射光の散乱を防ぐためには、入射光の波長
よりも粒子の粒径が小さいこと、すなわち0.3μm以
下であることが必要である。ここで0.3μm以下の微
粒子を樹脂中に均一に分散することはさらに困難であっ
た。次に電子写真感光体用の保護層においては、残留電
位の防止と画像潜像の保持の点から、その膜厚は数μm
以下が適当と考えられるが、このような薄膜では従来の
樹脂では、キズおよび削れに対して十分な硬度が得られ
なかった。そこで我々は種々の検討の結果、保護層用の
樹脂として光硬化型アクリル系モノマーを含有する樹
脂、特に一分子当たりの官能基数が三官能以上であるか
又は単位重量当たりの官能基数が0.004モル/グラ
ム以上のアクリル系モノマーを含有する樹脂を用い、こ
れに導電性金属酸化物微粒子を分散した液を感光層上に
塗布、硬化した保護層を発明した。これによって膜の硬
度が高く、耐キズおよび耐削れ性に優れ、しかも金属酸
化物微粒子の分散が良好で抵抗の不均一さがなく、透明
で残留電位のない保護層が得られた。
【0016】本発明で用いる導電性金属酸化物として
は、酸化亜鉛、酸化チタン、酸化スズ、酸化アンチモ
ン、酸化インジウム、酸化ビスマス、スズ等をドープし
た酸化インジウム、アンチモンをドープした酸化スズ、
酸化ジルコニウム等の超微粒子を用いることができる。
これら金属酸化物は一種類もしくは二種類以上を混合し
て用いる。二種類以上を混合した場合には固溶体または
融着の形をとってもよい。本発明で用いる金属酸化物粒
子の含有量は5〜90重量%、好ましくは10〜90重
量%である。金属酸化物の含有量が5重量%未満の場合
には、保護層としての抵抗値が高すぎ、90重量%より
多い場合には感光体表面層として低抵抗となり、帯電能
の低下あるいはピンホールの原因となる。
は、酸化亜鉛、酸化チタン、酸化スズ、酸化アンチモ
ン、酸化インジウム、酸化ビスマス、スズ等をドープし
た酸化インジウム、アンチモンをドープした酸化スズ、
酸化ジルコニウム等の超微粒子を用いることができる。
これら金属酸化物は一種類もしくは二種類以上を混合し
て用いる。二種類以上を混合した場合には固溶体または
融着の形をとってもよい。本発明で用いる金属酸化物粒
子の含有量は5〜90重量%、好ましくは10〜90重
量%である。金属酸化物の含有量が5重量%未満の場合
には、保護層としての抵抗値が高すぎ、90重量%より
多い場合には感光体表面層として低抵抗となり、帯電能
の低下あるいはピンホールの原因となる。
【0017】本発明においては、前記保護層中に、分散
性、接着性および耐候性を向上させる目的でカップリン
グ剤、酸化防止剤等の添加物を加えてもよい。本発明に
用いるバインダー樹脂としての光硬化型アクリル系モノ
マーとしては、次に示す具体例が挙げられるがこれに限
ったものではなく、市販の光硬化型アクリル系モノマー
を用いることができ、これらアクリル系モノマーは単独
で使用してもよく、又は他のポリエステル、ポリカーボ
ネート、ポリウレタン、アクリル、エポキシ、シリコー
ン、アルキド、塩ビ−酢ビ共重合体樹脂等の市販の樹脂
と混合して用いてもよい。保護層はバインダー樹脂単体
の溶液またはバインダー樹脂中に金属酸化物微粒子を分
散した液を塗布、硬化して形成する。本発明において保
護層に光硬化型のアクリル樹脂を用いているため、保護
層の形成の際には、保護層調合液には光開始剤を添加す
る。開始剤の添加量はアクリル樹脂にたいして0.1〜
40重量%、好ましくは0.5〜20重量%である。主
な光開始剤としては、次に示す具体例が挙げられる。本
発明における保護層の膜厚としては0.1〜10μm、
好ましくは0.5〜7μmが適当である。
性、接着性および耐候性を向上させる目的でカップリン
グ剤、酸化防止剤等の添加物を加えてもよい。本発明に
用いるバインダー樹脂としての光硬化型アクリル系モノ
マーとしては、次に示す具体例が挙げられるがこれに限
ったものではなく、市販の光硬化型アクリル系モノマー
を用いることができ、これらアクリル系モノマーは単独
で使用してもよく、又は他のポリエステル、ポリカーボ
ネート、ポリウレタン、アクリル、エポキシ、シリコー
ン、アルキド、塩ビ−酢ビ共重合体樹脂等の市販の樹脂
と混合して用いてもよい。保護層はバインダー樹脂単体
の溶液またはバインダー樹脂中に金属酸化物微粒子を分
散した液を塗布、硬化して形成する。本発明において保
護層に光硬化型のアクリル樹脂を用いているため、保護
層の形成の際には、保護層調合液には光開始剤を添加す
る。開始剤の添加量はアクリル樹脂にたいして0.1〜
40重量%、好ましくは0.5〜20重量%である。主
な光開始剤としては、次に示す具体例が挙げられる。本
発明における保護層の膜厚としては0.1〜10μm、
好ましくは0.5〜7μmが適当である。
【0018】
【化3】
【0019】
【化4】
【0020】
【化5】
【0021】
【化6】
【0022】
【化7】
【0023】
【化8】
【0024】
【化9】 本発明における保護層の塗工はスプレーコーティング、
ビームコーティングの他に、溶媒を選択することにより
浸漬コーティングを行なうこともできる。
ビームコーティングの他に、溶媒を選択することにより
浸漬コーティングを行なうこともできる。
【0025】以上に記した処方により、保護層自体とし
ては非常に良好な膜が得られた。しかしこの膜を通常の
正帯電用感光層上に塗工、光硬化した場合に、前述した
ように感光層又は保護層に亀裂が発生するという新たな
問題点が生ずる。この保護層の塗布、硬化による感光体
の亀裂発生の詳細な機構については現在のところ不明で
ある。しかし保護層硬化時の膜の収縮が一因となってい
ることは容易に推察でき、また保護層用樹脂に用いる光
硬化型アクリル系モノマーの構造にも起因することが判
明している。すなわちモノマーの重合に寄与する官能基
数が一分子当たりで多くなればなるほど、すなわち重合
されてできるポリマーの構造がより三次元的になればな
るほど亀裂は発生しやすくなる傾向にある。またモノマ
ーの単位重量当たりの官能基数とも相関があり、単位重
量当たりの官能基数が多い程亀裂は生じやすくなる傾向
にある。しかし前述のように保護層用の塗工液として
は、光硬化型アクリル系モノマーの一分子当たりの官能
基数が多い程、又は単位重量当たりの官能基数が多い程
硬度が高く耐削れ性、耐キズ性は向上し、しかも導電性
金属酸化物微粒子を抵抗コントロールの目的で分散する
場合には、光硬化型アクリル系モノマーの官能基数が多
い程向上する傾向にある。従ってこれら官能基数の多い
光硬化型アクリル系モノマーを保護層用の樹脂として用
いる効果は大きく、これを亀裂が発生することなく感光
層上に形成する技術を発明することは非常に有益であっ
た。
ては非常に良好な膜が得られた。しかしこの膜を通常の
正帯電用感光層上に塗工、光硬化した場合に、前述した
ように感光層又は保護層に亀裂が発生するという新たな
問題点が生ずる。この保護層の塗布、硬化による感光体
の亀裂発生の詳細な機構については現在のところ不明で
ある。しかし保護層硬化時の膜の収縮が一因となってい
ることは容易に推察でき、また保護層用樹脂に用いる光
硬化型アクリル系モノマーの構造にも起因することが判
明している。すなわちモノマーの重合に寄与する官能基
数が一分子当たりで多くなればなるほど、すなわち重合
されてできるポリマーの構造がより三次元的になればな
るほど亀裂は発生しやすくなる傾向にある。またモノマ
ーの単位重量当たりの官能基数とも相関があり、単位重
量当たりの官能基数が多い程亀裂は生じやすくなる傾向
にある。しかし前述のように保護層用の塗工液として
は、光硬化型アクリル系モノマーの一分子当たりの官能
基数が多い程、又は単位重量当たりの官能基数が多い程
硬度が高く耐削れ性、耐キズ性は向上し、しかも導電性
金属酸化物微粒子を抵抗コントロールの目的で分散する
場合には、光硬化型アクリル系モノマーの官能基数が多
い程向上する傾向にある。従ってこれら官能基数の多い
光硬化型アクリル系モノマーを保護層用の樹脂として用
いる効果は大きく、これを亀裂が発生することなく感光
層上に形成する技術を発明することは非常に有益であっ
た。
【0026】そこで、発明者らは種々の検討の結果、上
記感光体での亀裂の発生に対して非常に効果のある電荷
発生層用のバインダー樹脂を発見し、これを用いて硬
度、耐久性の高い感光体を、亀裂が発生することなく作
製することを可能にした。この亀裂の発生に対して効果
のある電荷発生層用のバインダー樹脂は下記構造式
(1)に示されるものであり、本発明においてはこれを
用いて感光層を形成する。
記感光体での亀裂の発生に対して非常に効果のある電荷
発生層用のバインダー樹脂を発見し、これを用いて硬
度、耐久性の高い感光体を、亀裂が発生することなく作
製することを可能にした。この亀裂の発生に対して効果
のある電荷発生層用のバインダー樹脂は下記構造式
(1)に示されるものであり、本発明においてはこれを
用いて感光層を形成する。
【0027】
【化10】 (式中、R1 ,R2 ,R3 ,R4 およびR5 はそれぞれ
同一でも異なっていてもよく、水素原子、フッ素原子ま
たはトリフルオロメチル基を示す。但し、R1 ,R2 ,
R3 ,R4 およびR5 が同時にすべて水素原子である場
合を除く。)以下に感光層の各層について説明する。
同一でも異なっていてもよく、水素原子、フッ素原子ま
たはトリフルオロメチル基を示す。但し、R1 ,R2 ,
R3 ,R4 およびR5 が同時にすべて水素原子である場
合を除く。)以下に感光層の各層について説明する。
【0028】本発明で用いる支持体は導電性を有するも
のであれば、何れのものでもよく、例えばアルミニウ
ム、クロム、ニッケル、ステンレス、銅、亜鉛などの金
属をドラムまたはシート状に成形したもの、アルミニウ
ムや銅などの金属箔をプラスチックフィルムにラミネー
トしたもの、アルミニウム、酸化インジウム、酸化スズ
などをプラスチックフィルムに蒸着したもの、あるい
は、導電性物質を単独または適当なバインダー樹脂とと
もに塗布して導電層を設けた金属、プラスチックフィル
ム、紙などが挙げられる。
のであれば、何れのものでもよく、例えばアルミニウ
ム、クロム、ニッケル、ステンレス、銅、亜鉛などの金
属をドラムまたはシート状に成形したもの、アルミニウ
ムや銅などの金属箔をプラスチックフィルムにラミネー
トしたもの、アルミニウム、酸化インジウム、酸化スズ
などをプラスチックフィルムに蒸着したもの、あるい
は、導電性物質を単独または適当なバインダー樹脂とと
もに塗布して導電層を設けた金属、プラスチックフィル
ム、紙などが挙げられる。
【0029】この導電層に用いられる導電性物質として
は、アルミニウム、銅、ニッケル銀などの金属粉体、金
属箔および金属繊維、酸化アンチモン、酸化インジウ
ム、酸化スズなどの導電性金属酸化物、ポリピロール、
ポリアニリン、高分子電解質などの高分子導電材、カー
ボンブラック、グラファイト粉体、有機および無機の電
解質、またはこれらの導電性物質で表面を被覆した導電
性粉体などが挙げられる。
は、アルミニウム、銅、ニッケル銀などの金属粉体、金
属箔および金属繊維、酸化アンチモン、酸化インジウ
ム、酸化スズなどの導電性金属酸化物、ポリピロール、
ポリアニリン、高分子電解質などの高分子導電材、カー
ボンブラック、グラファイト粉体、有機および無機の電
解質、またはこれらの導電性物質で表面を被覆した導電
性粉体などが挙げられる。
【0030】本発明で用いる積層型正帯電用感光体の電
荷輸送層は、主鎖または側鎖にビフェニレン、アントラ
セン、ピレン、フェナントレンなどの多環芳香族化合
物、インドール、カルバゾール、オキサジアゾール、ピ
ラゾリンなどの含窒素環式化合物、ヒドラゾン化合物、
スチリル化合物などの電荷輸送性材料を、ポリアミド、
ポリウレタン、ポリエステル、エポキシ樹脂、ポリカー
ボネート、ポリエーテルなどの縮合系樹脂並びにポリス
チレン、ポリアクリレート、ポリメタクリレート、ポリ
N−ビニルカルバゾール、ポリビニルブチラール、スチ
レン−ブタジエン共重合などの重合体および共重合体な
どの樹脂へ配合して用いられる。電荷輸送層の厚さは5
〜40μm、好ましくは10〜30μmである。
荷輸送層は、主鎖または側鎖にビフェニレン、アントラ
セン、ピレン、フェナントレンなどの多環芳香族化合
物、インドール、カルバゾール、オキサジアゾール、ピ
ラゾリンなどの含窒素環式化合物、ヒドラゾン化合物、
スチリル化合物などの電荷輸送性材料を、ポリアミド、
ポリウレタン、ポリエステル、エポキシ樹脂、ポリカー
ボネート、ポリエーテルなどの縮合系樹脂並びにポリス
チレン、ポリアクリレート、ポリメタクリレート、ポリ
N−ビニルカルバゾール、ポリビニルブチラール、スチ
レン−ブタジエン共重合などの重合体および共重合体な
どの樹脂へ配合して用いられる。電荷輸送層の厚さは5
〜40μm、好ましくは10〜30μmである。
【0031】電荷発生層はスーダンレッド、ダイアンブ
ルーなどのアゾ顔料、ピレンキノン、アントアントロン
などのキノン顔料、キノシアニン顔料、ペリレン顔料、
インジゴ、チオインジゴなどのインジゴ顔料、アズレニ
ウム塩顔料、銅フタロシアニン、チタニルフタロシアニ
ンなどのフタロシアニン顔料などの電荷発生材料を本発
明の構造式(1)で表わされるバインダー樹脂を含有す
る樹脂に溶解させた塗工液を用いて形成される。本発明
に用いられる構造式(1)で示される構造を有するポリ
ビニルアセタール樹脂は重量平均分子量が10,000
〜1,000,000であることが好ましく、特には、
100,000〜500,000であることが好まし
い。またアセタール化度は50モル%以上が好ましく、
特には70〜90モル%が好ましい。更に前記ポリビニ
ルアセタール樹脂の原料としてポリビニルアルコールを
用いるのが好ましく、このポリビニルアルコールのケン
化度は85%以上であることが好ましい。
ルーなどのアゾ顔料、ピレンキノン、アントアントロン
などのキノン顔料、キノシアニン顔料、ペリレン顔料、
インジゴ、チオインジゴなどのインジゴ顔料、アズレニ
ウム塩顔料、銅フタロシアニン、チタニルフタロシアニ
ンなどのフタロシアニン顔料などの電荷発生材料を本発
明の構造式(1)で表わされるバインダー樹脂を含有す
る樹脂に溶解させた塗工液を用いて形成される。本発明
に用いられる構造式(1)で示される構造を有するポリ
ビニルアセタール樹脂は重量平均分子量が10,000
〜1,000,000であることが好ましく、特には、
100,000〜500,000であることが好まし
い。またアセタール化度は50モル%以上が好ましく、
特には70〜90モル%が好ましい。更に前記ポリビニ
ルアセタール樹脂の原料としてポリビニルアルコールを
用いるのが好ましく、このポリビニルアルコールのケン
化度は85%以上であることが好ましい。
【0032】以下に本発明で使用されるポリビニルアセ
タール樹脂の代表例をそのアセタール構造部分について
例示する。
タール樹脂の代表例をそのアセタール構造部分について
例示する。
【0033】
【表1】
【0034】
【表2】 本発明に用いられるポリビニルアセタール樹脂は、電荷
発生層の構成成分に対して10〜90重量%含有されて
いることが好ましく、特には、20〜50重量%含有さ
れていることが好ましい。また電荷発生層の膜厚は5μ
m以下が好ましく、特には0.01〜1μmが好まし
い。
発生層の構成成分に対して10〜90重量%含有されて
いることが好ましく、特には、20〜50重量%含有さ
れていることが好ましい。また電荷発生層の膜厚は5μ
m以下が好ましく、特には0.01〜1μmが好まし
い。
【0035】本発明においては導電性支持体と感光層の
中間にバリヤー機能と接着機能を持つ下引層を設けるこ
ともできる。
中間にバリヤー機能と接着機能を持つ下引層を設けるこ
ともできる。
【0036】下引層はカゼイン、ポリビニルアルコー
ル、ニトロセルロース、ポリアミド(ナイロン6、ナイ
ロン66、ナイロン610、共重合ナイロン、アルコキ
シメチル化ナイロンなど)、ポリウレタン、酸化アルミ
ニウムなどによって形成できる。
ル、ニトロセルロース、ポリアミド(ナイロン6、ナイ
ロン66、ナイロン610、共重合ナイロン、アルコキ
シメチル化ナイロンなど)、ポリウレタン、酸化アルミ
ニウムなどによって形成できる。
【0037】下引層の膜厚は5μm以下が好ましく、特
には、0.1〜3μmが好ましい。
には、0.1〜3μmが好ましい。
【0038】図1に本発明の電子写真感光体を用いた一
般的な転写式電子写真装置の概略構成例を示した。図に
おいて、1は像担持体としての本発明のドラム型感光体
であり軸1aを中心に矢印方向に所定の周速度で回転駆
動される。該感光体1はその回転過程で帯電手段2によ
りその周面に正または負の所定電位の均一帯電を受け、
次いで露光部3にて不図示の像露光手段により光像露光
L(スリット露光・レーザービーム走査露光など)を受
ける。これにより感光体周面に露光像に対応した静電潜
像が順次形成されていく。
般的な転写式電子写真装置の概略構成例を示した。図に
おいて、1は像担持体としての本発明のドラム型感光体
であり軸1aを中心に矢印方向に所定の周速度で回転駆
動される。該感光体1はその回転過程で帯電手段2によ
りその周面に正または負の所定電位の均一帯電を受け、
次いで露光部3にて不図示の像露光手段により光像露光
L(スリット露光・レーザービーム走査露光など)を受
ける。これにより感光体周面に露光像に対応した静電潜
像が順次形成されていく。
【0039】その静電潜像はついで現像手段4でトナー
現像されそのトナー現像像が転写手段5により不図示の
給紙部から感光体1と転写手段5との間に感光体1の回
転と同期取り出されて給紙された転写材Pの面に順次転
写されていく。像転写を受けた転写材Pは感光体面から
分離されて像定着手段8へ導入されて像定着を受けて複
写物(コピー)として機外へプリントアウトされる。像
転写後の感光体1の表面はクリーニング手段6にて転写
残りトナーの除去を受けて清浄面化され、更に前露光手
段7により除電処理されて繰り返して像形成に使用され
る。
現像されそのトナー現像像が転写手段5により不図示の
給紙部から感光体1と転写手段5との間に感光体1の回
転と同期取り出されて給紙された転写材Pの面に順次転
写されていく。像転写を受けた転写材Pは感光体面から
分離されて像定着手段8へ導入されて像定着を受けて複
写物(コピー)として機外へプリントアウトされる。像
転写後の感光体1の表面はクリーニング手段6にて転写
残りトナーの除去を受けて清浄面化され、更に前露光手
段7により除電処理されて繰り返して像形成に使用され
る。
【0040】感光体1の均一帯電手段2としてはコロナ
帯電装置が一般に広く使用されている。また転写装置5
もコロナ転写手段が一般に広く使用されている。電子写
真装置として、上述の感光体や現像手段、クリーニング
手段などの構成要素のうち、複数のものを装置ユニット
として一体に結合して構成し、このユニットを装置本体
に対して着脱自在に構成してもよい。例えば、感光体1
とクリーニング手段6とを一体化してひとつの装置ユニ
ットとし、装置本体のレールなどの案内手段を用いて着
脱自在の構成にしてもよい。このとき、上記の装置ユニ
ットの方に帯電手段および/または現像手段を伴って構
成してもよい。
帯電装置が一般に広く使用されている。また転写装置5
もコロナ転写手段が一般に広く使用されている。電子写
真装置として、上述の感光体や現像手段、クリーニング
手段などの構成要素のうち、複数のものを装置ユニット
として一体に結合して構成し、このユニットを装置本体
に対して着脱自在に構成してもよい。例えば、感光体1
とクリーニング手段6とを一体化してひとつの装置ユニ
ットとし、装置本体のレールなどの案内手段を用いて着
脱自在の構成にしてもよい。このとき、上記の装置ユニ
ットの方に帯電手段および/または現像手段を伴って構
成してもよい。
【0041】光像露光Lは、電子写真装置を複写機やプ
リンターとして使用する場合には、原稿からの反射光や
透過光、あるいは原稿を読取り信号化し、この信号によ
りレーザビームの走査、LEDアレイの駆動、または液
晶シャッターアレイの駆動などにより行なわれる。
リンターとして使用する場合には、原稿からの反射光や
透過光、あるいは原稿を読取り信号化し、この信号によ
りレーザビームの走査、LEDアレイの駆動、または液
晶シャッターアレイの駆動などにより行なわれる。
【0042】ファクシミリのプリンターとして使用する
場合には、光像露光Lは受信データをプリントするため
の露光になる。図2はこの場合の1例をブロック図で示
したものである。コントローラ11は画像読取部10と
プリンター19を制御する。コントローラ11の全体は
CPU17により制御されている。画像読取部10から
の読取データは、送信回路13を通して相手局に送信さ
れる。相手局から受けたデータは受信回路12を通して
プリンター19に送られる。画像メモリ16には所定の
画像データが記憶される。プリンタコントローラ18は
プリンター19を制御している。14は電話である。
場合には、光像露光Lは受信データをプリントするため
の露光になる。図2はこの場合の1例をブロック図で示
したものである。コントローラ11は画像読取部10と
プリンター19を制御する。コントローラ11の全体は
CPU17により制御されている。画像読取部10から
の読取データは、送信回路13を通して相手局に送信さ
れる。相手局から受けたデータは受信回路12を通して
プリンター19に送られる。画像メモリ16には所定の
画像データが記憶される。プリンタコントローラ18は
プリンター19を制御している。14は電話である。
【0043】回線15から受信された画像情報(回線を
介して接続されたリモート端末からの画像情報)は、受
信回路12で復調された後、CPU17で復号処理が行
なわれ、順次画像メモリ16に格納される。そして、少
なくとも1ページの画像情報がメモリ16に格納される
と、そのページの画像記録を行なう。CPU17は、メ
モリ16より1ページの画像情報を読み出し、プリンタ
コントローラ18に復号化された1ページの画像情報を
送出する。プリンタコントローラ18は、CPU17か
らの1ページの画像情報を受け取るとそのページの画像
情報記録を行なうべく、プリンター19を制御する。
介して接続されたリモート端末からの画像情報)は、受
信回路12で復調された後、CPU17で復号処理が行
なわれ、順次画像メモリ16に格納される。そして、少
なくとも1ページの画像情報がメモリ16に格納される
と、そのページの画像記録を行なう。CPU17は、メ
モリ16より1ページの画像情報を読み出し、プリンタ
コントローラ18に復号化された1ページの画像情報を
送出する。プリンタコントローラ18は、CPU17か
らの1ページの画像情報を受け取るとそのページの画像
情報記録を行なうべく、プリンター19を制御する。
【0044】尚、CPU17は、プリンター19による
記録中に、次のページの受信を行なっている。以上の様
にして、画像の受信と記録が行なわれる。
記録中に、次のページの受信を行なっている。以上の様
にして、画像の受信と記録が行なわれる。
【0045】本発明の電子写真感光体は電子写真複写機
に利用するのみならず、レーザービームプリンター、C
RTプリンター、LEDプリンター、液晶プリンター、
レーザー製版など電子写真応用分野にも広く用いること
ができる。
に利用するのみならず、レーザービームプリンター、C
RTプリンター、LEDプリンター、液晶プリンター、
レーザー製版など電子写真応用分野にも広く用いること
ができる。
【0046】
【実施例】以下、本発明を実施例により説明する。
【0047】(実施例1)10重量%の酸化アンチモン
を含有する酸化スズで被覆した導電性酸化チタン粉体5
0重量部、フェノール樹脂25重量部、メチルセロソル
ブ20重量部、メタノール5重量部及びシリコーンオイ
ル(ポリジメチルシロキサンポリオキシアルキレン共重
合体、数平均分子量3000)0.002重量部をφ1
mmガラスビーズを用いたサンドミル装置で、2時間分
散して導電用塗料を調整した。
を含有する酸化スズで被覆した導電性酸化チタン粉体5
0重量部、フェノール樹脂25重量部、メチルセロソル
ブ20重量部、メタノール5重量部及びシリコーンオイ
ル(ポリジメチルシロキサンポリオキシアルキレン共重
合体、数平均分子量3000)0.002重量部をφ1
mmガラスビーズを用いたサンドミル装置で、2時間分
散して導電用塗料を調整した。
【0048】アルミシリンダー(φ30mm×260m
m)上に、上記塗料をディッピング塗工し、140℃で
30分間乾燥させ、膜厚20μmの導電層を形成した。
m)上に、上記塗料をディッピング塗工し、140℃で
30分間乾燥させ、膜厚20μmの導電層を形成した。
【0049】次に、メトキシメチル化ナイロン樹脂(数
平均分子量32000)30重量部とアルコール可溶性
共重合ナイロン樹脂(数平均分子量29000)10重
量部をメタノール260重量部、ブタノール40重量部
の混合溶媒中に溶解した液を上記、導電層上にディッピ
ング塗工機で塗布し、乾燥後の膜厚が1μmの下引層を
設けた。
平均分子量32000)30重量部とアルコール可溶性
共重合ナイロン樹脂(数平均分子量29000)10重
量部をメタノール260重量部、ブタノール40重量部
の混合溶媒中に溶解した液を上記、導電層上にディッピ
ング塗工機で塗布し、乾燥後の膜厚が1μmの下引層を
設けた。
【0050】次に下記構造式
【0051】
【化11】 で示されるスチリル化合物10重量部とポリカーボネー
ト樹脂(数平均分子量55000)10重量部をモノク
ロルベンゼン40重量部とジクロルメタン20重量部の
混合溶媒に溶解し、これを下引層の上にディッピング塗
工機で塗布、乾燥して、20μmの電荷輸送層を形成し
た。
ト樹脂(数平均分子量55000)10重量部をモノク
ロルベンゼン40重量部とジクロルメタン20重量部の
混合溶媒に溶解し、これを下引層の上にディッピング塗
工機で塗布、乾燥して、20μmの電荷輸送層を形成し
た。
【0052】次に下記構造式
【0053】
【化12】 のビスアゾ顔料5重量部にシクロヘキサノン90重量部
を加えてサンドミルで20時間分散した。更にこの液に
例示ポリビニルアセタール樹脂(No.1)2重量部を
シクロヘキサノン20重量部に溶かした液を加え更に2
時間分散した。
を加えてサンドミルで20時間分散した。更にこの液に
例示ポリビニルアセタール樹脂(No.1)2重量部を
シクロヘキサノン20重量部に溶かした液を加え更に2
時間分散した。
【0054】この分散液にメチルエチルケトン590重
量部を加えて希釈し先に形成した電荷輸送層の上に乾燥
膜厚が0.2μmとなるようにスプレー塗工機で塗布し
電荷発生層を形成した。
量部を加えて希釈し先に形成した電荷輸送層の上に乾燥
膜厚が0.2μmとなるようにスプレー塗工機で塗布し
電荷発生層を形成した。
【0055】さらに前記例示アクリル系モノマー(6)
60重量部、分散前の平均粒径400Åの酸化スズ超微
粒子30重量部、光開始剤として2−メチルチオキサン
トン0.1重量部、トルエン300重量部を混合してサ
ンドミルにて48時間分散を行なった。
60重量部、分散前の平均粒径400Åの酸化スズ超微
粒子30重量部、光開始剤として2−メチルチオキサン
トン0.1重量部、トルエン300重量部を混合してサ
ンドミルにて48時間分散を行なった。
【0056】この調合液を用いて先の電荷発生層上にビ
ームコーティング法により、膜を成膜し乾燥した後、高
圧水銀灯にて200mW/cm2 (220nm〜390
nmの波長域の光量)の光強度で20秒間光硬化を行な
い保護層を得た。このとき保護層の膜厚は2μmであっ
た。このとき、保護層調合液の分散性は良く、保護層表
面はムラのない均一な面であった。このようにして製造
した電子写真用感光体の電荷輸送層、電荷発生層、保護
層の面にはクラック、亀裂は生じていなかった。この感
光体を帯電−露光−現像−転写−クリーニングのプロセ
スを1.5秒サイクルで繰り返す複写機に取り付け、常
温常湿下で電子写真特性の評価を行ない、更に繰返し画
像出し耐久を10000回行ない、耐久中及び耐久前後
の画像の評価を行なった。その結果、耐久前後において
画像欠陥のない画像を得ることができた。
ームコーティング法により、膜を成膜し乾燥した後、高
圧水銀灯にて200mW/cm2 (220nm〜390
nmの波長域の光量)の光強度で20秒間光硬化を行な
い保護層を得た。このとき保護層の膜厚は2μmであっ
た。このとき、保護層調合液の分散性は良く、保護層表
面はムラのない均一な面であった。このようにして製造
した電子写真用感光体の電荷輸送層、電荷発生層、保護
層の面にはクラック、亀裂は生じていなかった。この感
光体を帯電−露光−現像−転写−クリーニングのプロセ
スを1.5秒サイクルで繰り返す複写機に取り付け、常
温常湿下で電子写真特性の評価を行ない、更に繰返し画
像出し耐久を10000回行ない、耐久中及び耐久前後
の画像の評価を行なった。その結果、耐久前後において
画像欠陥のない画像を得ることができた。
【0057】(実施例2)実施例1の保護層中で前記例
示アクリル系モノマー(21)を用いる他は実施例1と
同様にして感光体を作製し、実施例1と同様に保護層ま
たは電荷発生層、電荷輸送層に亀裂が生じているか目視
で確認した。また複写機を用い画像出し耐久を1000
0回行なった。これらの結果を表4に示す。
示アクリル系モノマー(21)を用いる他は実施例1と
同様にして感光体を作製し、実施例1と同様に保護層ま
たは電荷発生層、電荷輸送層に亀裂が生じているか目視
で確認した。また複写機を用い画像出し耐久を1000
0回行なった。これらの結果を表4に示す。
【0058】(実施例3)実施例1と同様の方法でアル
ミシリンダー上に導電層および下引層を設けた。次に下
記構造式
ミシリンダー上に導電層および下引層を設けた。次に下
記構造式
【0059】
【化13】 の電荷輸送材料10重量部およびポリカーボネート(数
平均分子量25000)10重量部をジクロルメタン2
0重量部、モノクロルベンゼン40重量部の混合溶媒中
に溶解し、この液を前記下引層上にディッピング塗工し
120℃で60分間乾燥させ、膜厚12μmの電荷輸送
層を形成した。
平均分子量25000)10重量部をジクロルメタン2
0重量部、モノクロルベンゼン40重量部の混合溶媒中
に溶解し、この液を前記下引層上にディッピング塗工し
120℃で60分間乾燥させ、膜厚12μmの電荷輸送
層を形成した。
【0060】次に構造式
【0061】
【化14】 のジスアゾ含量4重量部、前記例示ポリビニルアセター
ル樹脂(No.7)2重量部、及びシクロヘキサノン3
0重量部をφ1mmガラスビーズを用いたサンドミル装
置で20時間分散した後、メチルエチルケトン60重量
部を加えて電荷発生層用分散液を調整した。この分散液
を上記電荷輸送層上にスプレー塗布し80℃で15分間
乾燥させ、膜厚0.10μmの電荷発生層を形成した。
ル樹脂(No.7)2重量部、及びシクロヘキサノン3
0重量部をφ1mmガラスビーズを用いたサンドミル装
置で20時間分散した後、メチルエチルケトン60重量
部を加えて電荷発生層用分散液を調整した。この分散液
を上記電荷輸送層上にスプレー塗布し80℃で15分間
乾燥させ、膜厚0.10μmの電荷発生層を形成した。
【0062】次に、前記例示アクリル系モノマー(2
1)60重量部、酸化スズ微粒子40重量部、光開始剤
としてベンゾフェノン6.5重量部、エタノール150
重量部を混合し、サンドミルにて24時間分散した。
1)60重量部、酸化スズ微粒子40重量部、光開始剤
としてベンゾフェノン6.5重量部、エタノール150
重量部を混合し、サンドミルにて24時間分散した。
【0063】この調合液を用いて先の電荷発生層上にデ
ィッピング塗工し、成膜、乾燥し、溶媒を除去した後、
高圧水銀灯にて200mW/cm2 (220nm〜39
0nmの波長域の光量)の光強度で20秒間光硬化を行
なった。このとき形成した保護層の膜厚は2.0μmで
あった。
ィッピング塗工し、成膜、乾燥し、溶媒を除去した後、
高圧水銀灯にて200mW/cm2 (220nm〜39
0nmの波長域の光量)の光強度で20秒間光硬化を行
なった。このとき形成した保護層の膜厚は2.0μmで
あった。
【0064】このように製造した電子写真感光体は実施
例1と同様の方法で目視評価、複写機画像出し評価を行
なった。評価結果を表4に示す。
例1と同様の方法で目視評価、複写機画像出し評価を行
なった。評価結果を表4に示す。
【0065】(実施例4)実施例3において電荷輸送層
中の電荷輸送材料が下記構造式
中の電荷輸送材料が下記構造式
【0066】
【化15】 であり電荷輸送層の膜厚が15μmである他は、実施例
3と同様の方法で感光体を作製し、実施例1と同様の方
法で評価を行なった。評価結果を表4に示す。
3と同様の方法で感光体を作製し、実施例1と同様の方
法で評価を行なった。評価結果を表4に示す。
【0067】(比較例1、2、3、4)実施例1で用い
たポリビニルアセタール樹脂の代わりに下記構造式
(2)
たポリビニルアセタール樹脂の代わりに下記構造式
(2)
【0068】
【化16】 (式中、Xは水素原子、ニトロ基、メチル基および塩素
原子を示す。nは整数を示す。)で示される構造を有す
るポリビニルアセタール樹脂を電荷発生層に用いた以外
は実施例1と同様にして電子写真感光体を作製し、実施
例1と同様の方法で評価を行なった。評価結果を表4に
示す。
原子を示す。nは整数を示す。)で示される構造を有す
るポリビニルアセタール樹脂を電荷発生層に用いた以外
は実施例1と同様にして電子写真感光体を作製し、実施
例1と同様の方法で評価を行なった。評価結果を表4に
示す。
【0069】
【表3】 (比較例5)実施例1で用いた電荷発生層中のバインダ
ーを下記構造式(3)
ーを下記構造式(3)
【0070】
【化17】 で示される構造を有する樹脂を用いた以外は実施例1と
同様にして電子写真感光体を作製し、実施例1と同様の
方法で評価を行なった。
同様にして電子写真感光体を作製し、実施例1と同様の
方法で評価を行なった。
【0071】評価結果を表4に示す。
【0072】(比較例6)実施例1で用いた電荷発生層
中のバインダーを下記構造式(4)
中のバインダーを下記構造式(4)
【0073】
【化18】 で示される構造を有する樹脂を用いた以外は実施例1と
同様にして電子写真感光体を作製し、実施例1と同様の
方法で評価を行なった。
同様にして電子写真感光体を作製し、実施例1と同様の
方法で評価を行なった。
【0074】評価結果を表4に示す。
【0075】
【表4】 (評価基準) クラック 画像 ○ : ドラム全面にわたって全くない 画像上全く出ていない △ : 細かい(1〜2mm)ものが10箇所以下 2箇所以下の欠陥 △×: 細かい(1〜2mm)ものが10箇所以下 10箇所以下の欠陥 × : 大きなクラックが少し入っている − ××: 全面に大きなクラックが入っている 10箇所以上の欠陥
【0076】
【発明の効果】以上示したように本発明の電子写真感光
体は正帯電用感光体であり、電荷輸送層、電荷発生層、
保護層を順次積層してなる感光体である。そしてこの感
光体は、保護層が光硬化型アクリル型モノマーを含有す
る樹脂よりなる溶液を塗布、硬化した膜よりなり、かつ
電荷発生層用バインダー樹脂として前記構造式(1)で
示される樹脂を含有する構成の感光層よりなる電子写真
感光体である。
体は正帯電用感光体であり、電荷輸送層、電荷発生層、
保護層を順次積層してなる感光体である。そしてこの感
光体は、保護層が光硬化型アクリル型モノマーを含有す
る樹脂よりなる溶液を塗布、硬化した膜よりなり、かつ
電荷発生層用バインダー樹脂として前記構造式(1)で
示される樹脂を含有する構成の感光層よりなる電子写真
感光体である。
【0077】したがって本発明においては、保護層の硬
度が高く、耐久性に優れ、しかも保護層の塗布、光硬化
によっても、感光体に亀裂の発生が全くなく、画像欠陥
のない、高品位な画像が得られる電子写真感光体の提供
が可能となった。
度が高く、耐久性に優れ、しかも保護層の塗布、光硬化
によっても、感光体に亀裂の発生が全くなく、画像欠陥
のない、高品位な画像が得られる電子写真感光体の提供
が可能となった。
【0078】さらに本発明においては、帯電器下放置に
よる感光体の劣化がないため、繰り返し耐久しても、画
像欠陥のない感光体を提供することができた。
よる感光体の劣化がないため、繰り返し耐久しても、画
像欠陥のない感光体を提供することができた。
【図1】一般的な転写式電子写真装置の概略構成図であ
る。
る。
【図2】電子写真装置をプリンターとして使用したファ
クシミリのブロック図である。
クシミリのブロック図である。
1 感光体 2 帯電手段 3 露光部 4 現像手段 5 転写手段 6 クリーニング手段 7 前露光手段 8 像定着手段
Claims (6)
- 【請求項1】 導電性支持体上に電荷輸送層、電荷発生
層および保護層を順に積層してなる電子写真感光体にお
いて、該保護層が光硬化型アクリル系モノマーを含有す
る液を塗布し硬化した膜であり、かつ該電荷発生層が下
記一般式(1)で表わされる化合物を含有することを特
徴とする電子写真感光体、 【化1】 [式中、R1 ,R2 ,R3 ,R4 およびR5 はそれぞれ
同一でも異なっていてもよく、水素原子、フッ素原子ま
たはトリフルオロメチル基を示す。nは整数を示す。但
し、R1 ,R2 ,R3 ,R4 およびR5 が同時に水素原
子である場合を除く。]。 - 【請求項2】 前記保護層が前記光硬化型アクリル系モ
ノマーを含有する液に導電性金属酸化物微粒子を分散し
た液を塗布し硬化した膜である請求項1に記載の電子写
真感光体。 - 【請求項3】 前記光硬化型アクリル系モノマーの官能
基数が1分子当たり3以上である請求項1に記載の電子
写真感光体。 - 【請求項4】 前記光硬化型アクリル系モノマーの官能
基数が0.004mol/g以上である請求項1に記載
の電子写真感光体。 - 【請求項5】 請求項1ないし4に記載の電子写真感光
体を備えた電子写真装置。 - 【請求項6】 請求項1ないし4に記載の電子写真感光
体を備え、かつリモート端末からの画像情報を受信する
受信手段を有するファクシミリ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22118191A JPH0540360A (ja) | 1991-08-07 | 1991-08-07 | 電子写真感光体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22118191A JPH0540360A (ja) | 1991-08-07 | 1991-08-07 | 電子写真感光体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0540360A true JPH0540360A (ja) | 1993-02-19 |
Family
ID=16762751
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22118191A Pending JPH0540360A (ja) | 1991-08-07 | 1991-08-07 | 電子写真感光体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0540360A (ja) |
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-
1991
- 1991-08-07 JP JP22118191A patent/JPH0540360A/ja active Pending
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