JP3294935B2 - 電子写真感光体及び電子写真装置 - Google Patents

電子写真感光体及び電子写真装置

Info

Publication number
JP3294935B2
JP3294935B2 JP08840694A JP8840694A JP3294935B2 JP 3294935 B2 JP3294935 B2 JP 3294935B2 JP 08840694 A JP08840694 A JP 08840694A JP 8840694 A JP8840694 A JP 8840694A JP 3294935 B2 JP3294935 B2 JP 3294935B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electrophotographic
layer
protective layer
image
photoreceptor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP08840694A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH07295277A (ja
Inventor
晋 永原
晶夫 丸山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP08840694A priority Critical patent/JP3294935B2/ja
Publication of JPH07295277A publication Critical patent/JPH07295277A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3294935B2 publication Critical patent/JP3294935B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Photoreceptors In Electrophotography (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電子写真感光体及びそれ
を有する電子写真装置、特には表面保護層を持つ電子写
真感光体及びそれを有する電子写真装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真感光体には運用される電子写真
プロセスに応じた所要の感度、電気特性及び光学特性を
備えていることが要求されるが、更に、繰り返し使用さ
れる感光体にあっては、感光体の表面層、すなわち支持
体より最も離隔する層には、コロナ帯電、トナー現像、
紙への転写、クリーニング処理などの電気的あるいは、
機械的外力が直接に加えられるために、それらに対する
耐久性が要求される。具体的には、摺擦による表面の摩
耗やキズの発生、またコロナ帯電時に発生するオゾンに
よる表面の劣化などに対する耐久性が要求されている。
一方、トナー現像、クリーニングの繰り返しによる表面
層へのトナー付着という問題もあり、これに対しては表
面層のクリーニング性を向上することが求められてい
る。
【0003】上記のような表面層に要求される特性を満
たすために、樹脂を主成分とする表面保護層を設ける試
みがなされている。例えば特開昭57−207258号
公報、特開昭53−103741号公報などに提案され
ているように硬化型樹脂を主成分とする保護層を用い、
硬度及び耐摩耗性の向上がはかられている。しかしなが
ら、これら硬化型の樹脂を表面保護層として用いた場
合、特に下層となる感光層が、これも樹脂を主成分とす
る有機感光体の場合には、硬化性樹脂の硬化時の収縮に
よって保護層または感光層にキレツが入りやすいという
問題があった。また感光体の保護層に要求される特性は
高い硬度、耐摩耗性などの表面物性の他に、保護層自体
の抵抗コントロールが重要な課題となる。すなわち保護
層の抵抗が高過ぎる場合には帯電一露光を繰り返す電子
写真プロセスにおいて、保護層自体に電荷が蓄積してい
く、いわゆる残留電位の増加が起こり、そのため感光体
の繰り返し使用時に電位が安定しないため、画像も不安
定になる。また該抵抗が低過ぎる場合には静電潜像が保
護層中を面方向に流れて、画像がにじむ、ぼけるなどの
問題が発生し、いまだに有機感光体において、これらの
樹脂を用いた保護層の実用化を妨げていた。
【0004】これらの問題を解決するために、例えば特
開昭57−30843号公報に提案されているように、
導電性微粒子として金属酸化物を添加して抵抗を制御し
た保護層や、導電性ポリマーを用いた保護層などが提案
されているが、従来用いられていた方法では金属酸化物
微粒子を均一に分散することは困難であり、所望の抵抗
に制御することが難しいことや、導電性ポリマーの溶解
性などの問題によりいまだ保護層として満足できる電子
写真特性を示すものが得られていない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は前述の要求に
答える電子写真感光体を提供しようとするものである。
すなわち、本発明の目的は、繰り返し電子写真プロセス
において残留電位の蓄積がなく、安定した電子写真特性
を示す電子写真感光体及びそれを有する電子写真装置を
提供することにある。本発明の別の目的は、摺擦による
表面の摩耗やキズの発生などに対して耐久性を有する電
子写真感光体及びそれを有する電子写真装置を提供する
ことにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記の目的に従って、本
発明者らが鋭意検討を重ねた結果、表面保護層に特定の
樹脂を含有する調合液を用いて表面保護層を形成するこ
とにより電子写真特性に優れ、高硬度で耐久性に優れた
電子写真感光体を発明し、前述の要求に答える電子写真
感光体を提供することができた。
【0007】すなわち、本発明は、導電性支持体上に感
光層及び表面保護層を有する電子写真感光体において、
該表面保護層が下記構造式
【0008】
【化2】 で示され、1×10 4 〜1×10 7 の重量平均分子量を有
るポリアニリンを溶剤に溶解した溶液にシュウ酸を添
加した調合液を塗布し、乾燥することによって得られた
層であることを特徴とする電子写真感光体、及びそれを
有する電子写真装置である。
【0009】以下に本発明の内容を詳細に記す。
【0010】本発明の電子写真感光体は導電性支持体上
に感光層と表面保護層をこの順に有する電子写真感光体
であり、以下にまず表面保護層について説明する。
【0011】本発明で用いるポリアニリンは、アニリン
の化学酸化重合により合成することが可能で、下記構造
で示されるようにp−フェニレンジアミン構造の重合
であるので、分子鎖間の水素結合を弱めるため可溶性
になると考えられる。
【0012】
【化3】 またポリアニリンはドーピングにより高い導電性を持つ
ことが知られており、これは、ポリアニリン中のp−フ
ェニレンジアミン構造にシュウ酸を酸化ドーピングする
ことにより得られると考えられる。この場合のポリアニ
リンの構造は、ポリアニリンの合成条件や、ドーピング
による酸化・還元反応、酸・塩基反応により様々な構造
を示すが、本発明で用いるポリアニリンは前記構造式に
より示される。本発明に用いるポリアニリンの分子量
は、保護層としての強度や有機溶剤に対する溶解性を考
慮して、重量平均分子量が1×104〜1×107 であ
。これらのポリアニリンは単独で使用してもよく、又
は他のポリイミド樹脂、フッ素樹脂、シリコーン樹脂、
ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリビニルアセ
タール樹脂などの市販の樹脂と混合して用いてもよい。
本発明において表面保護層の体積抵抗としては、108
〜1015Ωcm、好ましくは1010〜1013Ωcmであ
り、抵抗が低過ぎると高湿下において画像流れが発生
し、また、抵抗が高過ぎると繰り返し電子写真プロセス
において残留電位の上昇が発生する。表面保護層の抵抗
の制御は、ポリアニリンに添加するドーパントの種類、
添加量、あるいは混合させる他のポリマーとの比率など
により決定される。本発明において表面保護層の膜厚は
特に制限はないが、表面保護層の強度、光の透過性など
を考慮して0.5μm〜10μm、好ましくは、1μm
〜7μmである。表面保護層は、ポリアニリンをTH
F、トルエン、ジオキサン、MEK、アセトニトリル、
ピリジン、DMF、DMAc、DMSO、NMPなどの
溶剤に溶解し、この溶液をディッピング、スプレーなど
により塗布、乾燥して形成される。
【0013】本発明の電子写真感光体の感光層の構成
は、電荷発生物質と電荷移動物質双方を含有する単層
型、あるいは電荷輸送層と電荷発生層が導電性支持体上
に積層されてなる積層型のいずれも用いられる。
【0014】以下に積層型の感光体について述べる。
【0015】積層型の感光層の構成としては、導電性支
持体上に電荷発生層、電荷輸送層の順に積層したもの
と、導電性支持体、電荷輸送層、電荷発生層の順に積層
したものがある。
【0016】本発明で用いる支持体は導電性を有するも
のであれば、いずれのものでもよく、例えばアルミニウ
ム、銅、クロム、ニッケル、亜鉛、ステンレスなどの金
属をドラムまたはシート状に成型したもの、アルミニウ
ムや銅などの金属箔をプラスチックフィルムにラミネー
トしたもの、アルミニウム、酸化インジウム、酸化スズ
などをプラスチックフィルムに蒸着したもの、導電性物
質を単独またはバインダー樹脂とともに塗布して導電層
を設けた金属、プラスチックフィルム、紙などが挙げら
れる。
【0017】積層型感光体の電荷輸送層は、主鎖または
側鎖にビフェニレン、アントラセン、ピレン、フェナン
トレンなどの構造を有する多環芳香族化合物、インドー
ル、カルパゾール、オキサジアゾール、ピラゾリンなど
の含窒素環化合物、ヒドラゾン化合物、スチリル化合物
などの電荷輸送物質をバインダー樹脂に溶解させた塗布
液を用いて形成される。このようなバインダー樹脂とし
てはポリエステル、ポリカーボネート、ポリスチレン、
ポリメタクリル酸エステルなどが挙げられる。電荷輸送
層の厚さは通常5〜40μm、好ましくは10〜30μ
mである。
【0018】積層型感光体の電荷発生層はスーダンレッ
ド、ダイアンプルーなどのアゾ顔料、ピレンキノン、ア
ントアントロンなどのキノン顔料、キノシアニン顔料、
ペリレン顔料、インジゴ、チオインジゴなどのインジゴ
顔料、フタロシアニン顔料などの電荷発生物質をポリビ
ニルブチラール、ポリスチレン、ポリ酢酸ビニル、アク
リル樹脂などのバインダー樹脂に分散させて、この分散
液を塗布するか、前記顔料を真空蒸着することによって
形成する。このような電荷発生層の膜厚は、通常5μm
以下、好ましくは0.05〜3μmである。
【0019】本発明においては、導電層と感光層の間、
あるいは、感光層と表面保護層の間にバリアー機能と接
着機能をもつ中間層を設けることもできる。中間層はカ
ゼイン、ポリビニルアルコール、ニトロセルロース、エ
チレンーアクリル酸コポリマー、アルコール可溶性ポリ
アミド、ポリウレタン、ポリエステル、ポリカーボネー
ト、ゼラチンなどによって形成する。中間層の膜厚は
0.1〜3μmが適当である。
【0020】図1に本発明の電子写真感光体を用いた転
写式電子写真装置の概略構成例を示した。
【0021】図において、1は像担持体としての本発明
のドラム型感光体であり軸1aを中心に矢印方向に所定
の周速度で回転駆動される。該感光体1はその回転過程
で帯電手段2によりその周面に所定電位の均一帯電を受
け、次いで露光部3にて不図示の像露光手段により光像
露光L(スリット露光・レーザービーム走査露光など)
を受ける。これにより感光体周面に露光像に対応した静
電潜像が順次形成されていく。
【0022】その静電潜像はついで現像手段4でトナー
現像されそのトナー現像像が転写手段5により不図示の
給紙部から感光体1と転写手段5との間に感光体1の回
転と同期取り出されて給紙された転写材Pの面に順次転
写されていく。
【0023】像転写を受けた転写材Pは感光体面から分
離されて像定着手段8へ導入されて像定着を受けて複写
物(コピー)として機外ヘプリントアウトされる。
【0024】像転写後の感光体1の表面はクリーニング
手段6にて転写残りトナーの除去を受けて清浄面化さ
れ、更に前露光手段7により除電処理されて繰り返して
像形成に使用される。
【0025】感光体1の均一帯電手段2としてはコロナ
帯電装置や接触帯電装置が使用されている。また転写装
置5としてはコロナ転写手段や接触帯電手段が使用され
ている。電子写真装置として、上述の感光体や現像手
段、クリーニング手段などの構成要素のうち、複数のも
のを装置ユニットとして一体に結合して構成し、このユ
ニットを装置本体に対して着脱自在に構成してもよい。
例えば、感光体1とクリーニング手段6とを一体化して
一つの装置ユニットとし、装置本体のレールなどの案内
手段を用いて着脱自在の構成にしてもよい。このとき、
上記の装置ユニットの方に帯電手段および/または現像
手段を伴って構成してもよい。
【0026】光像露光Lは、電子写真装置を複写機やプ
リンターとして使用する場合には、原稿からの反射光や
透過光、あるいは原稿を読取り信号化し、この信号に基
いてレーザビームを走査したり、LEDアレイを駆動し
たり、または液晶シャッターアレイを駆動することなど
により行われる。
【0027】本発明の電子写真装置をファクシミリのプ
リンターとして使用する場合には、光像露光Lは受信デ
ータをプリントするための露光になる。図2はこの場合
の1例をブロック図で示したものである。
【0028】コントローラllは画像読取部10とプリ
ンター19を制御する。コントローラ11の全体はCP
U17により制御されている。画像読取部10からの読
取データは、送信回路13を通して相手局に送信され
る。相手局から受けたデータは受信回路12を通してプ
リンター19に送られる。画像メモリ16には所定の画
像データが記憶される。プリンタコントローラ18はプ
リンター19を制御している。14は電話である。
【0029】回線15から受信された画像情報(回線を
介して接続されたリモート端末からの画像情報)は、受
信回路12で復調された後、CPU17で復号処理が行
われ、順次画像メモリ16に格納される。そして、少な
くとも1ページの画像情報がメモリ16に格納される
と、そのページの画像記録を行なう。CPU17は、メ
モリ16より1ページの画像情報を読み出し、プリンタ
コントローラ18に復号化された1ページの画像情報を
送出する。プリンタコントローラ18は、CPU17か
らの1ページの画像情報を受け取るとそのページの画像
情報記録を行なうべく、プリンター19を制御する。
【0030】尚、CPU17は、プリンター19による
記録中に、次のページの受信を行なっている。
【0031】以上の様にして、画像の受信と記録が行な
われる。
【0032】本発明の電子写真感光体は電子写真複写機
に利用するのみならず、レーザビームプリンター、CR
Tプリンター、LEDプリンター、液晶プリンター、レ
ーザ製版など電子写真応用分野にも広く用いることがで
きる。
【0033】
【実施例】以下に、具体的実施例を挙げて、本発明をさ
らに詳しく説明する。実施例中、部は重量部を示す。 実施例1 アルミシリンダー(φ30mm×260mm)上に、ア
ルコール可溶性ポリアミド樹脂(アミランCM−800
0、東レ(株)製)10部及びメトキシメチル化6ナイ
ロン樹脂(トレジンEF−30T、帝国科学(株)製)
30部を、メタノール150部及びブタノール150部
の混合溶媒中に溶解した調合液を浸漬塗布し、90℃で
10分間乾燥させて、膜厚1μmの下引層を形成した。
【0034】次に、下記構造式で示されるジスアゾ顔料
【0035】
【化4】 4部、プチラール樹脂(エスレックBL−S、積水化学
(株)製)2部及びシクロヘキサノン100部をサンド
ミル装置にて48時間分散した後、テトラヒドロフラン
(THF)100部を加えて電荷発生層用の分散液を調
合した。この分散液を前記下引層上に浸漬塗布し、80
℃で15分間乾燥させて、膜厚0.15μmの電荷発生
層を形成した。
【0036】次に、下記構造式
【0037】
【化5】 で示されるスチリル化合物10部及びポリカーボネート
樹脂(ユーピロンZ−200、三菱ガス化学(株)製)
10部をジクロルメタン20部及びモノクロルベンセン
60部の混合溶媒中に溶解し、この溶液を前記の電荷発
生層上に浸漬塗布し、120℃で60分間乾燥させて、
膜厚18μmの電荷輸送層を形成した。
【0038】次に、下記構造式
【0039】
【化6】 で示されるポリアニリン(重量平均分子量20,00
)5部をN−メチル−2−ピロリドン(NMP)95
部に溶解し、1mol/lシュウ酸(NMP溶液)1部
を添加して表面保護層用の調合液を作成した。この調合
液を用いて前記電荷輸送層上にスプレー塗布し、140
℃で1時間乾燥させて、膜厚μmの表面保護層を形成
し、感光体を得た。
【0040】このようにして作成した電子写真感光体を
帯電−露光−現像−転写−クリーニングのプロセスを
1.5秒サイクルで繰り返す複写機に取り付け、電子写
真特性の評価を行った後、10000枚の繰り返し画像
評価を行った。その結果、比較例1に示す表面保護層な
しの感光体と比較して、感度及び残留電位はほぼ同等で
あり、ムラや黒ポチのない画像を得ることができた。し
かも10000回の繰り返し画像出しにおいても安定し
た画像を保つことができた。その結果を表1に示す。暗
部電位はコロナ放電電圧−5kVで放電したときの感光
体の表面電位であり、その値が大きいほど帯電能が良い
ことを示す。また、感度は表面電位が650Vから15
0Vに減衰させるのに必要な露光量で示す。 実施例2 実施例1と同様の方法で電荷輸送層までを形成した。
【0041】次に、実施例で用いたポリアニリン2部
及びポリエーテルイミド樹脂(ULTEM1000、エ
ンジニアリングプラスチックス(株)製)3部をNMP
95部に溶解し、lmol/1シュウ酸(NMP溶液)
1部を添加して表面保護層用の調合液を作成した。この
調合液を前記電荷輸送層上にスプレー塗工し、140℃
で1時間乾燥させて、膜厚3μmの保護層を形成し、感
光体を得た。 比較例1 実施例1において表面保護層を無しとした以外は実施例
1と同様にして感光体を作成し、同様の評価を行った。
その結果、表1に示すように初期の電子写真特性は良好
であったが、耐久を行ったところ帯電能が低下し、50
00枚付近から良好な画像が得られなくなった。 比較例2 実施例1において表面保護層用のバインダー樹脂として
ポリエーテルイミド樹脂を用い、シュウ酸を用いず、表
面保護層の膜厚を1.5μmにした以外は実施例1と同
様にして感光体を作成し、評価を行った。その結果、残
留電位が高く、画像において地汚れが発生した。
【0042】
【表1】
【0043】
【発明の効果】本発明の電子写真感光体は、感光層上に
特定の樹脂を含有する調合液を用いて形成された表面保
護層を持つものであり、本発明により高硬度で耐久特性
に優れ、残留電位の低い安定した電子写真特性を示す感
光体及びそれを有する電子写真装置が得られた。その結
果、カブリ、黒ポチなどの画像欠陥がなく、耐久特性、
画像安定性において優れた電子写真感光体及びそれを有
する電子写真装置を提供することが可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の転写式電子写真装置の概略構成図であ
る。
【図2】電子写真装置をプリンターとして使用したファ
クシミリのブロック図である。
【符号の説明】
1 感光体 2 帯電手段 3 露光部 4 現像手段 5 転写手段 6 クリーニング手段 7 前露光手段 8 像定着手段
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 5/147 502

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導電性支持体上に感光層及び表面保護層
    を有する電子写真感光体において、該表面保護層が下記
    構造式 【化1】 で示され、1×10 4 〜1×10 7 の重量平均分子量を有
    るポリアニリンを溶剤に溶解した溶液にシュウ酸を添
    加した調合液を塗布し、乾燥することによって得られた
    層であることを特徴とする電子写真感光体。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の電子写真感光体を有する
    ことを特徴とする電子写真装置。
JP08840694A 1994-04-26 1994-04-26 電子写真感光体及び電子写真装置 Expired - Fee Related JP3294935B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP08840694A JP3294935B2 (ja) 1994-04-26 1994-04-26 電子写真感光体及び電子写真装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP08840694A JP3294935B2 (ja) 1994-04-26 1994-04-26 電子写真感光体及び電子写真装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH07295277A JPH07295277A (ja) 1995-11-10
JP3294935B2 true JP3294935B2 (ja) 2002-06-24

Family

ID=13941924

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP08840694A Expired - Fee Related JP3294935B2 (ja) 1994-04-26 1994-04-26 電子写真感光体及び電子写真装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3294935B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH07295277A (ja) 1995-11-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3287678B2 (ja) 電子写真感光体、該電子写真感光体を有する電子写真装置及び装置ユニット
US5695898A (en) Electrophotographic photosensitive member, electrophotographic apparatus and device unit having it
JP2801478B2 (ja) 電子写真感光体、該電子写真感光体を有する電子写真装置、装置ユニット及びファクシミリ
EP0661597B1 (en) Electrophotographic photosensitive member, process cartridge including same and electrophotographic apparatus
JPH0540360A (ja) 電子写真感光体
KR0173511B1 (ko) 전자사진용 감광 부재, 그를 포함하는 프로세스 카트리지 및 전자사진 장치
JP3126889B2 (ja) 電子写真感光体、該電子写真感光体を有するプロセスカ−トリッジ及び電子写真装置
JP2896823B2 (ja) 電子写真感光体、該電子写真感光体を備えた電子写真装置並びにファクシミリ
JPH06258857A (ja) 電子写真感光体、該電子写真感光体を有する電子写真装置および装置ユニット
JP2821318B2 (ja) 電子写真感光体、該電子写真感光体を備えた電子写真装置並びにファクシミリ
JP2005189765A (ja) 電子写真感光体、該電子写真感光体を有するプロセスカートリッジ及び電子写真装置
JPH06295086A (ja) 電子写真感光体、該電子写真感光体を有する電子写真装置および装置ユニット
JP3294935B2 (ja) 電子写真感光体及び電子写真装置
JP3226110B2 (ja) 電子写真感光体
JP3091657B2 (ja) 電子写真感光体、該電子写真感光体を有するプロセスカ−トリッジ及び電子写真装置
JP2801427B2 (ja) 電子写真感光体、それを用いた電子写真装置およびファクシミリ
JPH0611877A (ja) 電子写真感光体、それを有する電子写真装置及びファクシミリ
JPH1165141A (ja) 電子写真感光体、該電子写真感光体を有するプロセスカ−トリッジ及び電子写真装置
JP3050673B2 (ja) 電子写真感光体およびそれを有する電子写真装置
JP3083047B2 (ja) 電子写真感光体、該電子写真感光体を有するプロセスカートリッジ及び電子写真装置
JPH08179542A (ja) 電子写真感光体、該電子写真感光体を有するプロセスカ−トリッジ及び電子写真装置
JP3192550B2 (ja) 電子写真感光体、該電子写真感光体を有する電子写真装置及びプロセスカートリッジ
JP3684043B2 (ja) 電子写真感光体、該電子写真感光体を有するプロセスカ−トリッジ及び電子写真装置
JP2839112B2 (ja) 電子写真感光体、それを用いた複写機及びファクシミリ
JP3273423B2 (ja) 電子写真感光体、及び該感光体を有する電子写真装置

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090405

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090405

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100405

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110405

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130405

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130405

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140405

Year of fee payment: 12

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees