JP3091657B2 - 電子写真感光体、該電子写真感光体を有するプロセスカ−トリッジ及び電子写真装置 - Google Patents
電子写真感光体、該電子写真感光体を有するプロセスカ−トリッジ及び電子写真装置Info
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Description
写真感光体を有するプロセスカ−トリッジ及び電子写真
装置に関する。
上に感光層を有するが、感光層は一般に非常に薄い層で
あり、傷や付着物といった支持体表面の欠陥により、感
光層の膜厚が不均一になってしまうということがあっ
た。この傾向は、現在の主流である感光層が0.5μm
程度の極めて薄い膜厚を有する電荷発生層と電荷輸送層
を有する、所謂機能分離型の感光層においては特に顕著
である。感光層の膜厚が不均一であれば、当然電位ムラ
や感度ムラが生じてしまうので、感光層はできる限り均
一に形成する必要がある。
特性として、繰り返し使用の際の明部電位及び暗部電位
の安定性が挙げられる。これらの電位が安定していない
と、画像濃度が安定しなかったり、画像にカブリが生じ
たりしてしまう。
面の欠陥の被覆、支持体と感光層との接着性の向上、更
には、支持体から感光層へのキヤリア注入の防止といっ
た機能を有する中間層を設けることが提案されている。
従来、この中間層に用いるポリマ−としては、ポリアミ
ド(特開昭48−47344号公報及び特開昭52−2
5638号公報)、ポリエステル(特開昭52−208
36号公報及び特開昭54−26738号公報)、ポリ
ウレタン(特開昭53−89435号公報及び特開平2
−115858号公報)、第4級アンモニウム塩含有ア
クリル系重合体(特開昭51−126149号公報)及
びカゼイン(特開昭55−103556号公報)等が知
られている。
用いた電子写真感光体は、温湿度の変化に応じて中間層
の電気抵抗が変化してしまうことから、低温低湿下から
高温高湿下の全環境において安定して優れた電位特性を
有し、優れた画像を形成し得る電子写真感光体を作成す
ることが困難であった。
温低湿下において感光体を繰り返し使用した場合には、
中間層には電荷が残留し易くなり、明部電位及び残留電
位が上昇してしまう。その結果、正規現像では画像にカ
ブリを生じたり、反転現像では画像が薄くなったりし
て、所定の画質を有する画像が継続的に得られないとい
う問題があった。一方、中間層の電気抵抗が低下し易い
高温高湿下においては、暗部電位が低下してしまう。そ
の結果、正規現像では画像が薄くなったり、反転現像で
は画像に黒点状欠陥(黒ポチ)及びカブリを生じたりす
る。また、中間層を設けることにより、低温低湿下にお
ける電位の安定性及び高温高湿下における画像上の黒点
状欠陥を改善しても、感光体自身の感度の低下を招くこ
とが多かった。
おける他部材との接触による物理的ダメ−ジあるいは化
学的ダメ−ジが感光体寿命を短くする原因であった。
体表面に表面保護層を設ける技術が提案されている。具
体的には無機酸化物を設ける方法(特公昭43−145
17号公報)、金属酸化物微粒子の添加により抵抗を制
御する方法(特開昭53−3338号公報、特開昭57
−30846号公報)等が開示されている。
更に優れた機械的耐久性と電子写真特性を有する表面保
護層が望まれていた。特に、金属酸化物微粒子とバイン
ダ−樹脂の組み合わせの場合、機械的耐久性及び電子写
真特性はバインダ−樹脂の特性、金属酸化物微粒子の粒
径及び分散状態に大きく影響され、双方の特性十二分に
を満足する材料系が望まれていた。
酸を含む低温低湿下から高温高湿下に至る全環境におい
て安定して優れた電位特性を発揮する電子写真感光体を
提案した。しかしながら、このポリアミド酸樹脂はN,
N−ジメチルアセトアミド、N−メチルピロリドン等の
アミド系溶剤、クロロフェノ−ル、クレゾ−ル等のフェ
ノ−ル系溶剤などの高沸点溶剤のみに良好な溶解性を示
すものも多く、高沸点溶剤を用いて溶液を塗布した場
合、ポリアミド酸の密度が大きいこともあってダレが生
じ膜厚が不均一となり易く、特に厚膜にする程その傾向
が著しかった。また、塗布後、乾燥工程に入るまでに周
囲の環境が高湿である場合、高沸点溶剤のために空気中
の水分を吸収して、膜が白化し易く、塗工時の湿度管理
も必要となっていた。また、中間層を2層設け、支持体
側から第1中間層、第2中間層の順に塗布し、特に第2
中間層にこのポリアミド酸の層を設ける場合、第1中間
層がその高い溶解性のために一部溶け出したり、クラッ
クを生じたりすることがあった。同様の理由で、前記の
ポリアミド酸樹脂を含有する層を表面保護層に設けるこ
とは困難であった。
低湿下から高温高湿下に至る全環境において、安定して
優れた電位及び耐久特性を発揮する電子写真感光体を提
供すること、また、機械的耐久性と電子写真特性が良好
な電子写真感光体を提供すること並びに該電子写真感光
体を有するプロセスカ−トリッジ及び電子写真装置を提
供することにある。
に感光層を有する電子写真感光体であって、ポリアミド
酸、アルキルアミン化合物及びアルコ−ル系溶剤を含有
する溶液を用いて形成された層を有することを特徴とす
る電子写真感光体から構成される。
シル基を有するポリアミドのことである。
い具体例を表1及び表2に示すが、本発明に適するポリ
アミド酸はこれらに限られるものではない。
ら、化合物例1、2、4及び5が好ましく、更には、化
合物例1及び2が好ましい。
数平均分子量は500〜100,000の範囲、更には
10,000〜50,000の範囲が好ましい。
1,4,5,8−ナフタレンテトラカルボン酸二無水物
13.5g(0.05モル)と160gのN,N−ジメ
チルアセトアミドを入れ、これを25℃で激しく撹拌
し、1〜2分かけて、4,4’−ジアミノジフェニルエ
−テル10.0g(0.05モル)を加えた。引き続き
窒素ガスを送りながら2時間撹拌すると反応液は粘稠な
淡黄色液体となった。反応液に更に160gのN,N−
ジメチルアセトアミドを加え、均一溶液とし、激しく撹
拌した5リットルのメタノ−ルに滴下し、析出したポリ
アミド酸をろ取した。生成分を250gのN,N−ジメ
チルホルムアミドに溶解し、不溶物をろ別し、ろ液をメ
タノ−ル5リットルに滴下しポリマ−を析出させた。析
出したポリマ−をろ取し、メタノ−ル2リットルで分散
洗浄し、乾燥して、化合物例2のポリアミド酸19.1
gを得た。
で合成することができる。
ては、安定性の点から第3級アミンであるトリメチルア
ミン、トリエチルアミン、トリブチルアミンが好まし
く、更にトリエチルアミンが好ましい。含有量はポリア
ミド酸が有する繰り返し単位中のカルボキシル基に対し
て、0.4〜2.0倍モルが好ましい。
しては、メタノ−ル、エタノ−ル、n−ブタノ−ル、メ
チルセロソルブ、メトキシプロパノ−ル等が好ましい
が、溶解性や沸点の点からメタノ−ルが最も好ましい。
整するためにアルコ−ル系溶剤に加え、更に他の溶剤を
用いることが出来る。
を用いることにより、ポリアミド酸がアルコ−ル系溶剤
に対しても非常に良好な溶解性を示すので、非常に平滑
な層を得ることができる。また、本発明においては、電
子写真感光体を作成する際通常行われる乾燥工程の乾燥
条件によっては、ポリアミド酸のアミド部分とカルボキ
シル基が脱水反応することにより、イミド構造を形成す
ることがある。本発明に用いられるアルキルアミン化合
物は、ポリアミド酸の溶解性を向上させるだけではな
く、イミド反応を促進させる効果もあり、より低い温度
であるいはより短時間でイミド化することができるの
で、大量生産時の安定性をも向上させることができる。
に用いてもよいが、導電性支持体と感光層の間の中間層
や感光層上の表面保護層として用いることが特に好まし
い。
されているものでも、複数の層で構成されていて、少な
くともその1層が本発明の特徴とするところの層である
ことが好ましい。本発明で特定する樹脂以外の樹脂とし
てはポリアミド、ポリエステル及びフェノ−ル樹脂等が
挙げられる。
じて添加剤及び導電性物質等を含有することができる。
添加剤としては2,5,7−トリニトロフルオレノン及
びベンゾキノン等のアクセプタ−性化合物等が挙げら
れ、導電性物質としては金属粉体(例えばアルミニウ
ム、銅、ニッケル及び銀等)、金属短繊維、カ−ボンフ
ァイバ−、導電性粉体(例えばカ−ボンブラック、チタ
ンブラック、グラファイト、金属酸化物及び金属硫化物
(例えば酸化アンチモン、酸化インジウム、酸化スズ、
酸化チタン、酸化亜鉛、チタン酸カリウム、チタン酸バ
リウム、チタン酸マグネシウム、硫酸バリウム、硫化亜
鉛、硫化銅、酸化マグネシウム及び酸化アルミニウム
等)及びこれらの金属酸化物や金属硫化物を導電性物質
で表面処理したものや還元処理したもの)等が挙げられ
る。
上の欠陥等を考慮して適宜設定されものであるが、0.
1〜50μm、特には0.5〜30μmであることが好
ましい。
徴とするところの層であることが好ましい。本発明で特
定する樹脂以外の樹脂としてはポリカ−ボネ−ト、ポリ
エステル、ポリアリレ−ト、ポリスチレン、ポリエチレ
ン、ポリプロピレン、ポリウレタン、エポキシ樹脂、シ
リコ−ン樹脂、ホスファゼン樹脂、メラミン樹脂及びフ
ェノ−ル樹脂等が挙げられる。
四フッ化エチレンやポリフッ化ビニリデン等の後述の電
荷輸送物質及び導電性物質等を本発明の効果が得られる
範囲の量で含有することができる。導電性物質としては
金属粉体(例えばアルミニウム、銅、ニッケル及び銀
等)、金属短繊維、カ−ボンファイバ−、導電性粉体
(例えばカ−ボンブラック、チタンブラック、グラファ
イト、金属酸化物及び金属硫化物(例えば酸化アンチモ
ン、酸化インジウム、酸化スズ、酸化チタン、酸化亜
鉛、チタン酸カリウム、チタン酸バリウム、チタン酸マ
グネシウム、硫酸バリウム、硫化亜鉛、硫化銅、酸化マ
グネシウム及び酸化アルミニウム等)及びこれらの金属
酸化物や金属硫化物を導電性物質で表面処理したもの、
シランカップリング剤やチタンカップリング剤で表面処
理したもの及び還元処理したもの)等が挙げられる。
特には0.5〜8μmであることが好ましい。
発生物質と電荷輸送物質を同一の層に含有する、いわゆ
る単一層型及び電荷発生物質を含有する電荷発生層と電
荷輸送物質を含有する電荷輸送層を有する、所謂積層型
に大別される。積層型は、更に、導電性支持体、電荷発
生層及び電荷輸送層をこの順に有するタイプと導電性支
持体、電荷輸送層及び電荷発生層をこの順に有するタイ
プに分けられる。本発明の電子写真感光体が有する感光
層は、積層型、特に電荷発生層の上に電荷輸送層を積層
したタイプであることが好ましい。
リスアゾ等のアゾ顔料、金属フタロシアニン及び無金属
フタロシアニン等のフタロシアニン系顔料、インジゴ及
びチオインジゴ等のインジゴ系顔料、アントロン及びピ
レンキノン等の多環キノン系顔料、ペリレン酸無水物及
びペリレン酸イミド等のペリレン系顔料、スクワリリウ
ム系色素、ピリリウム及びチアピリリウム塩類またはト
リフェニルメタン系色素等の電荷発生物質を、適当な溶
剤を用いてバインダ−樹脂、例えばポリビニルアセタ−
ル、ポリスチレン、ポリエステル、ポリ酢酸ビニル、メ
タクリル樹脂、アクリル樹脂、ポリビニルピロリドンま
たはセルロ−ス系樹脂等の樹脂中に分散させた溶液を塗
布し、乾燥することによって形成される。電荷発生層の
膜厚は、5μm以下、特には0.05〜2μmが好まし
い。
に、下記のような電荷輸送物質を溶解した溶液を塗布
し、乾燥することによって形成される。電荷輸送物質は
電子輸送物質と正孔輸送物質に大別される。電子輸送物
質としては2,4,7−トリニトロフルオレノン、2,
4,5,7−テトラニトロフルオレノン、クロラニル及
びテトラシアノキノジメタン等の電子受容性物質やこれ
等を高分子化したものが挙げられる。正孔輸送物質とし
てはピレン及びアントラセン等の多環芳香族化合物、カ
ルバゾ−ル、インド−ル、イミダゾ−ル、オキサゾ−
ル、チアゾ−ル、オキサジアゾ−ル、ピラゾ−ル、ピラ
ゾリン、チアジアゾリル及びトリアゾ−ル等の複素環化
合物、p−ジエチルアミノベンズアルデヒド−N,N−
ジフェニルヒドラゾン及びN,N−ジフェニルヒドラジ
ノ−3−メチリデン−9−エチルカルバゾ−ル等のヒド
ラゾン化合物、α−フェニル−4’−N,N−ジアミノ
スチルベン及び5−[4−(ジ−p−トリルアミノ)ベ
ンジリデン]−5H−ジベンゾ[a,d]ジシクロヘプ
テン等のスチリル系化合物、ベンジジン系化合物、トリ
アリ−ルアミン系化合物、トリフェニルアミンあるいは
これ等の化合物からなる基を主鎖または側鎖に有するポ
リマ−(例えばポリ−N−ビニルカルバゾ−ル及びポリ
ビニルアントラセン等)が挙げられる。
ル、ポリカ−ボネ−ト、ポリメタクリル酸エステル及び
ポリスチレン等が挙げられる。電荷輸送層の膜厚は、5
〜40μm、特には7〜30μmであることが好まし
い。
7〜30μmが好ましい。
発生物質と電荷輸送物質とをバインダ−樹脂中に分散及
び溶解させた溶液を塗布し、乾燥することによって形成
される。感光層の膜厚は、5〜40μm、特には10〜
30μmであることが好ましい。
ゾ−ル、ポリビニルアントラセン等の有機光導電性ポリ
マ−層、前述した電荷発生物質の蒸着層、セレン蒸着
層、セレン−テルル蒸着層、アモルファスシリコン層等
も感光層として用いることができる。
ルミニウム、アルミニウム合金、銅、亜鉛、ステンレ
ス、チタン、ニッケル、インジウム、金及び白金等が挙
げられる。また、これ等金属や合金を真空蒸着法によっ
て被膜形成したプラスチック(例えばポリエチレン、ポ
リプロピレン、ポリ塩化ビニル、ポリエチレンテレフタ
レ−ト及びアクリル樹脂等)や導電性粒子(例えばカ−
ボンブラック及び銀粒子等)を適当なバインダ−樹脂と
共に上記のようなプラスチック、金属または合金支持体
上に被覆した支持体あるいは導電性粒子をプラスチック
や紙に含浸した支持体等を用いることができる。支持体
の形状としてはドラム状及びベルト状等が挙げられる
が、適用される電子写真感光体に最も適した形状にする
ことが好ましい。
コ−ティング法、スプレ−コ−ティング法、ビ−ムコ−
ティング法、スピンナ−コ−ティング法、ロ−ラ−コ−
ティング法、マイヤ−バ−コ−ティング法及びブレ−ド
コ−ティング法等が挙げられる。
機、レ−ザ−プリンタ−、LEDプリンタ−、液晶シャ
ッタ−式プリンタ−等の電子写真装置一般に適応し得る
が、更に電子写真技術を応用したディスプレ−、記録、
軽印刷、製版及びファクシミリ等の装置にも幅広く適用
し得るものである。
体、及び帯電手段、現像手段及びクリ−ニング手段から
なる群より選ばれる少なくとも1つの手段を一体に支持
し、電子写真装置本体に着脱自在であることを特徴とす
るプロセスカ−トリッジから構成される。
体、帯電手段、像露光手段、現像手段及び転写手段を有
することをを特徴とする電子写真装置から構成される。
ロセスカ−トリッジを有する電子写真装置の概略構成を
示す。図において、1はドラム状の本発明の電子写真感
光体であり、軸2を中心に矢印方向に所定の周速度で回
転駆動される。感光体1は回転過程において、一次帯電
手段3によりその周面に正または負の所定電位の均一帯
電を受け、次いで、スリット露光やレ−ザ−ビ−ム走査
露光等の像露光手段(不図示)からの画像露光光4を受
ける。こうして感光体1の周面に静電潜像が順次形成さ
れていく。
によりトナ−現像され、現像されたトナ−現像像は、不
図示の給紙部から感光体1と転写手段6との間に感光体
1の回転と同期取りされて給送された転写材7に、転写
手段6により順次転写されていく。像転写を受けた転写
材7は感光体面から分離されて像定着手段8へ導入され
て像定着を受けることにより複写物(コピ−)として装
置外へプリントアウトされる。像転写後の感光体1の表
面は、クリ−ニング手段9によって転写残りトナ−の除
去を受けて清浄面化され、更に前露光手段(不図示)か
らの前露光光10により除電処理がされた後、繰り返し
画像形成に使用される。尚、一次帯電手段3が帯電ロ−
ラ−等を用いた接触帯電手段である場合は、前露光は必
ずしも必要ではない。
帯電手段3、現像手段5及びクリ−ニング手段9等の構
成要素のうち、複数のものをプロセスカ−トリッジとし
て一体に結合して構成し、このプロセスカ−トリッジを
複写機やレ−ザ−ビ−ムプリンタ−等の電子写真装置本
体に対して着脱可能に構成してもよい。例えば、一次帯
電手段3、現像手段5及びクリ−ニング手段9の少なく
とも1つを感光体1と共に一体に支持してカ−トリッジ
化し、装置本体のレ−ル12等の案内手段を用いて装置
本体に着脱可能なプロセスカ−トリッジ11とすること
ができる。また、画像露光光4は、電子写真装置が複写
機やプリンタ−である場合には、原稿からの反射光や透
過光を用いる、あるいは、センサ−で原稿を読み取り、
信号化し、この信号に従って行われるレ−ザ−ビ−ムの
走査、LEDアレイの駆動及び液晶シャッタ−アレイの
駆動等により照射される光である。
用する場合には、画像露光光4は受信デ−タをプリント
するための露光光になる。図2はこの場合の1例をブロ
ック図で示したものである。コントロ−ラ−14は画像
読取部13とプリンタ−22を制御する。コントロ−ラ
−14の全体はCPU20により制御されている。画像
読取部13からの読取デ−タは、送信回路16を通して
相手局に送信される。相手局から受けたデ−タは受信回
路15を通してプリンタ−22に送られる。画像メモリ
には所定の画像デ−タが記憶される。プリンタ−コント
ロ−ラ−21はプリンタ−22を制御している。17は
電話である。回線18から受信された画像(回線を介し
て接続されたリモ−ト端末からの画像情報)は、受信回
路15で復調された後、CPU20によって画像情報を
複号処理され順次画像メモリ19に格納される。そし
て、少なくとも1ぺ−ジの画像が画像メモリ19に格納
されると、そのペ−ジの画像記録を行う。CPU20
は、画像メモリ19から1ペ−ジの画像情報を読み出
し、プリンタ−コントロ−ラ−21に複号化された1ペ
−ジの画像情報を送出する。プリンタ−コントロ−ラ−
21は、CPU20からの1ペ−ジの画像情報を受け取
ると、そのペ−ジの画像情報記録を行うべくプリンタ−
22を制御する。CPU20は、プリンタ−22による
記録中に、次のペ−ジの受信を行っている。このように
して、画像の受信と記録が行われる。
メタノ−ル95部にトリエチルアミン0.5部を加えた
溶液に加え、完全に溶解させた。アルミニウムシリンダ
−(外径30mm×長さ360mm)に上記溶液を浸漬
コ−ティング法により塗布し、10分間室温で放置後、
100℃で10分間乾燥し、膜厚0.2μmの中間層を
形成した。
料4部をポリビニルブチラ−ル(商品名BX−1、積水
化学工業(株)製)2部をシクロヘキサノン34部に溶
解した溶液に加え、サンドミルで8時間分散した後、テ
トラヒドロフラン60部を更に加えて希釈して電荷発生
層用塗工液を調製した。塗工液を中間層上に浸漬コ−テ
ィング法により塗布し、乾燥して、膜厚0.2μmの電
荷発生層を形成した。
化合物
0、三菱瓦斯化学(株)製)5部をモノクロルベンゼン
40部に溶解した液を電荷発生層上に浸漬コ−ティング
法で塗布し、30分間乾燥して、膜厚15μmの電荷輸
送層を形成し、電子写真感光体を作成した。
像−転写−クリ−ニングのプロセスを15秒のサイクル
で行う反転現像方式のレ−ザ−ビ−ムプリンタ−に装着
し、高温高湿環境(30℃、85%RH)下で連続5,
000枚の画像出し耐久試験を行った。評価は、初期及
び耐久試験後における暗部電位(VD)の測定、初期及
び耐久試験後における明部電位(VL)の測定及び得ら
れた画像の目視による評価により行った。
び5をそれぞれ用いた他は、実施例1と同様にして実施
例2、3及び4に対応する電子写真感光体を作成し、評
価した。結果を表3に示す。
ランCM−8000、東レ(株)製)5部をメタノ−ル
95部に溶解した溶液を用いて塗布し、90℃で10分
間乾燥して形成した他は、実施例1と同様にして電子写
真感光体を作成し、評価した。結果を表3に示す。
(株)製)固形換算で25部、酸化アンチモンを10%
含有する酸化スズで被覆された導電性酸化チタン粉体5
0部(商品名ECT−62、チタン工業(株)製、粒径
0.5μm)及びメチルセロソルブ25部の混合物をサ
ンドミルで20時間分散して、第1中間層用塗布液を調
製した。この塗布液をアルミニウムシリンダ−上にマイ
ヤ−バ−で塗布し、140℃で30分間乾燥熱硬化し
て、膜厚13μmの第1中間層を形成した。
にして中間層(以下、第2中間層という)を形成した。
ただし、第2中間層の膜厚は0.5μmとした。更に実
施例1と同様にして、電子写真感光体を作成した。
テルポリオ−ル(商品名ニッポラン125、日本ポリウ
レタン工業(株)製)14部、2,6−トリレンジイソ
シアネ−ト6部、ジブチルスズジラウレ−ト0.02部
及びメチルエチルケトン50部を用いて第1中間層を形
成した他は、実施例5と同様にして電子写真感光体を作
成し、評価した。結果を表3に示す。
−ルの代わりにN,N−ジメチルアセトアミドを用いた
他は実施例1の中間層と同様にして第2中間層を形成し
た。ただし、第2中間層の膜厚は0.5μmとした。更
に実施例5と同様にして電子写真感光体を作成した。こ
の電子写真感光体を観察したが、第2中間層を形成した
時点で目視でも分かる程多数のクラックが第1中間層上
に発生していた。結果を表3に示す。
m)上に、中間層の乾燥を95℃で15分間行い、中間
層の膜厚を10.4μmとし、電荷発生層の形成を下記
のように代えた他は、実施例1と同様にして電子写真感
光体を作成した。
20時間分散した。この分散液にブチラ−ル樹脂(商品
名BLS、積水化学工業(株)製)2.5部をテトラヒ
ドロフラン20部に溶かした液を加え、更に2時間分散
した。この分散液にシクロヘキサノン100部及びテト
ラヒドロフラン80部を加えて希釈した溶液を、中間層
上に浸漬コ−ティング法で塗布し、80℃で5分間乾燥
し、膜厚0.28μmの電荷発生層を形成した。
現像−転写−クリ−ニングのプロセスを0.8秒のサイ
クルで行う正規現像方式の普通紙複写機に装着し、低温
低湿環境(15℃、15%RH)下で連続10,000
枚の画像出し耐久試験を行った。評価は初期における暗
部電位(VD)の測定、初期及び耐久試験後における明
部電位(VL)の測定及び得られた画像の目視による評
価により行った。結果を表4に示す。
た他は、実施例7と同様にして、 実施例8〜10に対
応する電子写真感光体を作成し、評価した。結果を表4
に示す。
7と同様にして電子写真感光体を作成し、評価した。結
果を表4に示す。
トリエチリアミン1部を加えた溶液に加え、完全に溶解
させた。酸化アンチモンを10%含有する酸化スズで被
覆された導電性硫酸バリウム粉体(商品名PC−1、三
井金属鉱業(株)製、平均粒径0.1μm)20部との
混合物をサンドミルで48時間分散して、表面保護層用
塗工液を調製した。この塗工液を実施例7と同様にして
電荷輸送層まで形成した層の上に浸漬コ−ティング法で
塗布し、130℃で3時間乾燥して、膜厚2.5μmの
表面保護層を形成し、電子写真感光体を作成した。
けると同様の普通紙複写機に装着し、常温常湿環境(2
2℃、55%RH)下で連続10,000枚の画像出し
耐久試験を行った。評価は初期における暗部電位
(VD)の測定、初期及び耐久試験後における明部電位
(VL)の測定及び得られた画像の目視による評価に加
えて、表面保護層の削れ量、光学顕微鏡による傷の有無
を観察した。 初期:(VD)−690V、(VL)−180V、耐久試
験後:(VL)−190V、画像は良好、 表面保護層
の削れ量:0.6μm、表面保護層の傷:なし
から高温高湿下に至る全環境において、安定して高い感
度及び優れた電位特性、耐久特性を有し、繰り返し使用
しても優れた画像を継続して形成し得ると云う顕著な効
果を奏し、該電子写真感光体を有するプロセスカ−トリ
ッジ及び電子写真装置を提供できると云う顕著な効果を
奏する。
トリッジを有する電子写真装置の概略構成を示す図であ
る。
のブロックの例を示す図である。
Claims (10)
- 【請求項1】 導電性支持体上に感光層を有する電子写
真感光体であって、ポリアミド酸、アルキルアミン化合
物及びアルコ−ル系溶剤を含有する溶液を用いて形成さ
れた層を有することを特徴とする電子写真感光体。 - 【請求項2】 導電性支持体と感光層の間に中間層を有
し、該中間層が前記形成された層である請求項1記載の
電子写真感光体。 - 【請求項3】 感光層上に表面保護層を有し、該表面保
護層が前記形成された層である請求項1記載の電子写真
感光体。 - 【請求項4】 前記アルキルアミン化合物がトリメチル
アミン、トリエチルアミン及びトリブチルアミンからな
る群より選ばれる請求項1、2または3記載の電子写真
感光体。 - 【請求項5】 前記アルキルアミン化合物がトリエチル
アミンである請求項4記載の電子写真感光体。 - 【請求項6】 前記アルキルアミン化合物の含有量がポ
リアミド酸が有するカルボキシル基の0.4乃至2.0
倍モルである請求項1、2、3、4または5記載の電子
写真感光体。 - 【請求項7】 前記アルコ−ル系溶剤がメタノ−ル、エ
タノ−ル、n−ブタノ−ル、メチルセロソルブ及びメト
キシプロパノ−ルからなる群より選ばれる請求項1、
2、3、4、5または6記載の電子写真感光体。 - 【請求項8】 前記アルコ−ル系溶剤がメタノ−ルであ
る請求項7記載の電子写真感光体。 - 【請求項9】 請求項1、2、3、4、5、6、7また
は8記載の電子写真感光体、及び帯電手段、現像手段及
びクリ−ニング手段からなる群より選ばれる少なくとも
1つの手段を一体に支持し、電子写真装置本体に着脱自
在であることを特徴とするプロセスカ−トリッジ。 - 【請求項10】 請求項1、2、3、4、5、6、7ま
たは8記載の電子写真感光体、帯電手段、像露光手段、
現像手段及びクリ−ニング手段を有することを特徴とす
る電子写真装置。 【0001】
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Publication Number | Publication Date |
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JPH08179539A JPH08179539A (ja) | 1996-07-12 |
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ID=18301824
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JP06336692A Expired - Fee Related JP3091657B2 (ja) | 1994-12-26 | 1994-12-26 | 電子写真感光体、該電子写真感光体を有するプロセスカ−トリッジ及び電子写真装置 |
Country Status (1)
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7824830B2 (en) | 2004-12-20 | 2010-11-02 | Ricoh Company Limited | Coating liquid and electrophotographic photoreceptor prepared using the coating liquid |
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KR100514753B1 (ko) * | 2003-07-03 | 2005-09-14 | 삼성전자주식회사 | 나프탈렌 테트라카르복실산 디이미드계 고분자 및 이를포함하는 전자사진 감광체, 전자사진 카트리지, 전자사진드럼 및 전자사진 화상형성장치 |
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-
1994
- 1994-12-26 JP JP06336692A patent/JP3091657B2/ja not_active Expired - Fee Related
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