JPH0416579B2 - - Google Patents

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JPH0416579B2
JPH0416579B2 JP62213046A JP21304687A JPH0416579B2 JP H0416579 B2 JPH0416579 B2 JP H0416579B2 JP 62213046 A JP62213046 A JP 62213046A JP 21304687 A JP21304687 A JP 21304687A JP H0416579 B2 JPH0416579 B2 JP H0416579B2
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JP
Japan
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panel
hole
mounting
mortar
panels
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP62213046A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS63156146A (ja
Inventor
Masamichi Toyama
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asahi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Publication date
Application filed by Asahi Chemical Industry Co Ltd filed Critical Asahi Chemical Industry Co Ltd
Priority to JP21304687A priority Critical patent/JPS63156146A/ja
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  • Load-Bearing And Curtain Walls (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、建物のカーテンウオールを構成す
るコンクリート系壁パネルの取付構造に関するも
ので、特に施工現場において取付金具類を用いた
方法が重要となる軽量気泡コンクリート(以下
ALCと呼ぶ)壁パネルに好適に用いればさらに
有用であり、その目的は取付金具類が外部に露出
せず、補修モルタル等の仕上げを必要とせず、施
工性に優れ、かつ現場でパネルを切断し長さを調
整したパネルにも使用可能な取付構造を提供する
ことにある。
(従来の技術及びその問題点) 従来、ALC版等の壁パネルの取付を取付金具
類を用いて行なう場合、大別して湿式工法と乾式
工法の2種類がある。
湿式工法は第6図、第7図に示すようにパネル
の垂直小口面aに形成した円形の孔bに取付用鉄
筋eを挿入し、そこにモルタルeを充填する。そ
のモルタルの硬化および強度発現によりパネルと
取付用鉄筋が固着し、取付金物dを介して建物の
梁鉄骨上にパネルが取り付けられる。しかし、こ
の湿式工法では、施工現場においてモルタルを調
合するためモルタルの品質管理が不十分となりや
すく、このモルタルを細い孔に流し込む充填作業
が施工能率を低下させている。
また、第12図、第13図に示した集成ブレキ
ヤストコンクリートパネルの取付構造のように、
取付金具fが、パネルを集成するのに用いられた
集成孔g内の緊結材hおよびモルタルiと一体化
し、この取付金具をパネル支持部材に連結するこ
とによりパネルを構造躯体に取り付ける方法もあ
る。しかしこの工法では、パネルを集成するため
にパネルを並列方向に貫通する孔をあけねばなら
ず、現場でこの孔をあけるのは難しい。また、モ
ルタルの強度発現までパネルを構造躯体に取り付
けることはできない。さらに、集成パネルでなく
パネル一枚一枚にこの工法を適用すると、一枚ご
とのモルタルの充填作業に時間と手間がかかる。
乾式工法では第8図のように取付金具類が表面に
露出してしまう。あるいはそれを防ぐために第9
図、第10図に示すように建込んだパネルaに座
掘孔bを設け、ボルトcと座金dおよびナツトe
でパネルaを梁鉄骨上に溶着されたアングルfに
固着する方法もある。
しかし、これらの方法では座掘孔を補修モルタ
ルで埋め、さらに座掘補修部をパネル表面と同様
な状態に仕上げることが必要なため、作業は繁雑
であり施工能率が低下する。また、この座掘補修
部は、建築用吹付塗料等による外装仕上げの後に
色ムラとして残つたり、あるいは補修モルタルの
乾燥収縮や地震時における前記ボルト類の振動が
原因で母材と補修モルタルとの境にヒビ割れが生
じるなど、パネル表面の意匠性を阻害する場合が
ある。
また、第11図に示すようにALCパネル製造
過程でパネル取付金具を埋め込んでおく方法も考
えられるが、この方法は、パネル取付現場でパネ
ルを切断し長さを調整したパネルには対処でき
ず、すべてのパネルに対応するのは難しい。
本発明の目的は、前述した問題を解決すべくモ
ルタル等の湿式材料を使うことなくパネルの取付
を行なう乾式工法で、意匠性に優れ、施工能率が
高く、かつパネル取付現場での切断によるパネル
の長さ調整にも対処できる取付装置を提供するこ
とにある。
〔問題点を解決するための手段〕
即ち、本発明は、パネルの長辺あるいは短辺小
口面にその面と垂直方向に長孔を穿設し、この長
孔とパネル内部において掛合する座掘孔が、パネ
ル室内側表面からその面と垂直方向に形成されて
おり、前記長孔から挿入され該長孔に嵌合された
鋼材が、前記座掘孔から挿入されパネル係止用ネ
ジを有する取付金具とパネル内部で係合してお
り、該取付金具はパネル支持部材に連結されてい
ることを特徴とする壁パネルの取付構造である。
以下その詳細を図示した実施例によつて説明す
る。
第1図は要部の破断斜視図である。パネル取付
現場において、パネル1の短辺小口面にその面と
直角方向に長孔2をあけ、パネル室内側表面から
この面と直角に長孔2に達する金具孔3をあけ
る。長孔2と金具孔3は、施工現場で汎用されて
いる手持ちの電気ドリルで容易に穿設することが
可能である。そして金具孔3より取付金具4を取
り付ける。この金具4は第2図のごとき構造であ
つて、U形金物6とナツト7とを溶着一体化した
もので、一端にはU形金物6が形成した半円環状
の係合孔8があり、他端方向にはナツト7のネジ
孔が開口している。
取付金具4は金具孔3から係合孔8を先にして
長孔2内まで挿入し、ナツト7のネジ孔をパネル
室内側表面に開口した状態で配置する。棒状鋼材
5は長孔2に挿入し、係合孔8を貫通するように
取り付ける。
この取付金具4の係合孔8の径は棒状鋼材5の
外径とほぼ等しく、棒状鋼材5が係合孔8を貫通
することにより、取付金具4と棒状鋼材5はぴつ
たりと係合し、一体化されている。
第3図は、この取付金具4を取り付けたALC
パネルを建築物躯体に取り付けたものである。
9,10は上層パネルおよび下層パネル、11は
梁鉄骨である。受アングル12が梁鉄骨11に溶
接により取り付けられ、パネル支持金物13が受
アングル12に取り付けられている。上層パネル
9はその下端部において、また下層パネル10は
その上端部において取付金具4とパネル支持金物
13とを、ボルト14をナツト7に螺合すること
により締結し、それぞれ外壁を構成しているもの
である。
取付金具4と鋼材5の形状およびその係合部の
構造には、第4図Aに示すように、長ナツト15
の一端部に係合孔8を形成し、この係合孔8を貫
通するように棒状あるいは管状の鋼材16を取り
付けるもの、第4図Bに示すように、ネジ孔を有
する棒状あるいは管状の鋼材17のネジ孔にボル
ト18のネジ8′を螺合して係合させるもの第4
図Cに示すこれらを合せたものなどを適用でき
る。
また、第5図は、パネルの長辺小口面に長孔を
あけ、第4図Cの取付金具を用いた場合の他の取
付例である。
(効果) この発明は以上の構成からなり、モルタル等の
湿式材料を使用しない乾式工法であるため施工品
質の確保が容易となるとともに、モルタル充填作
業を省略でき、パネルの構造躯体への取り付けに
際してモルタルの強度発現を持つ必要がないため
施工能率が向上する。また、金物をパネル内部に
挿入させて取り付けるため、補修作業の繁算さが
解消されるとともにパネル表面の外観意匠を阻害
することがない。さらに、長孔および座掘孔は手
持ちの電動ドリルによつて簡単に形成可能である
ため、パネル取付現場において長さを調整したパ
ネルにも適応できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例の要部の破断斜視図、
第2図a、bは取付金具の側面図および正面図、
第3図は建築物に取り付けたALCパネルの縦断
面図、第4図A、B、Cは他の実施例の破断斜視
図、第5図は建築物に取り付けたALCパネルの
縦断面である。また、第6図、第7図は従来の湿
式工法、第8図、第9図、第10図、第11図は
従来の乾式工法におけるパネルの取付構造、第1
2図、第13図は集成プレキヤストコンクリート
パネルの取付構造の斜視図および破断斜視図であ
る。 1…パネル、2…長孔、3…金具孔、4…取付
金具、5…棒状鋼材、6…U形金物、7…ナツ
ト、8…係合孔、8′…ネジ、9…上層パネル、
10…下層パネル、11…梁鉄骨、12…受アン
グル、13…パネル支持金物、14…ボルト、1
5…長ナツト、16,17,19…棒状あるいは
管状の鋼材、18,20…ボルト。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 パネルの長辺あるいは短辺小口面にその面と
    垂直方向に長孔を穿設し、この長孔とパネル内部
    において掛合する座掘孔が、パネル室内側表面か
    らその面と垂直方向に形成されており、前記長孔
    から挿入され該長孔に嵌合された鋼材が、前記座
    掘孔から挿入されパネル係止用ネジを有する取付
    金具とパネル内部で係合しており、該取付金具は
    パネル支持部材に連結されていることを特徴とす
    る壁パネルの取付構造。
JP21304687A 1987-08-28 1987-08-28 壁パネルの取付構造 Granted JPS63156146A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21304687A JPS63156146A (ja) 1987-08-28 1987-08-28 壁パネルの取付構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21304687A JPS63156146A (ja) 1987-08-28 1987-08-28 壁パネルの取付構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63156146A JPS63156146A (ja) 1988-06-29
JPH0416579B2 true JPH0416579B2 (ja) 1992-03-24

Family

ID=16632624

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP21304687A Granted JPS63156146A (ja) 1987-08-28 1987-08-28 壁パネルの取付構造

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JP (1) JPS63156146A (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0740010Y2 (ja) * 1988-10-17 1995-09-13 住友金属工業株式会社 建築用外装パネルの取付装置
JP2529319Y2 (ja) * 1989-07-24 1997-03-19 ミサワホーム株式会社 工業化住宅用手摺り壁ユニット

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5736243A (ja) * 1980-08-13 1982-02-27 Onoda Cement Co Ltd Gaisobuzaiyotoritsukekanagunokoteihoho

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5914568Y2 (ja) * 1979-11-09 1984-04-28 旭化成株式会社 集成プレキャストコンクリ−トパネル

Patent Citations (1)

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JPS5736243A (ja) * 1980-08-13 1982-02-27 Onoda Cement Co Ltd Gaisobuzaiyotoritsukekanagunokoteihoho

Also Published As

Publication number Publication date
JPS63156146A (ja) 1988-06-29

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