JP2662927B2 - コンクリート建築物の構造及び工法 - Google Patents

コンクリート建築物の構造及び工法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建築物の壁、柱、梁、
基礎のいずれかの外面もしくは全部の外面を厚さが75
mm未満のALC板(軽量気泡コンクリート板)で形成
したコンクリート建築物の構造及び工法に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】コンクリートの建築物を建築する場合に
は、通常、必要な強度の基礎を建築し、その上に壁、柱
及び梁の鉄筋や鉄骨を組立てる。次に、外形を形成する
型枠を支持部材で組立てからコンクリートを打設する。
所要日数が経過してコンクリートが固化したならば型枠
と支持部材を取外す。ついで、型枠を取外したコンクリ
ートの表面を所定寸法精度に切断研磨加工し、さらに、
サッシその他必要な部材を取付け、建築物の外面にタイ
ルのような外装材を貼付けたり、塗装などを施して仕上
げ、内面に内装材の取付けを行っている。
【0003】また建築物の外壁をALCパネルの縦壁と
して構成する場合には、一般にJIS−A5416で定
められているような厚さ75mm以上のALCパネルを
使用し、鉄骨又はコンクリートの躯体を先に構築してか
らその外面に水平な定規アングルを固着し、取付け金具
を使用してALCパネルを取り付けている。
【0004】一般にコンクリート建築の際に使用される
型枠の好ましい条件としては、(イ)軽量で加工や組み
立て、解体が容易なこと、(ロ)仕上がりコンクリート
面が平滑であること、(ハ)吸水性が低く、適度な通気
性があること、(ニ)全体の費用が少ないこと、(ホ)
再利用が可能なこと等が挙げられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】現在型枠として広く使
用されている木材の合板は前記(イ)、(ハ)、(ニ)
は優れているが仕上がりコンクリート面は補修が必要で
あり、再利用も一部に止どまっている。その上最近は産
業廃棄物の処分は次第に困難で処理費も高騰している
上、木材資源の保護の観点からも型枠の使い捨てが問題
視されている。一方、他の型枠材としては、鉄板等が一
部で使用されているが、鉄板は前記(ロ)、(ホ)は優
れているが、(イ)、(ハ)、(ニ)について問題があ
る。また木毛セメント板は前記(イ)、(ニ)は良いが
その他の点ではよくない。また型枠として使用後取り外
さないいわゆる捨て型枠としてはPC板や金属板の表面
にタイルや石材を貼着したもの、繊維強化コンクリート
等が一部で使用されており、この場合仕上がり面はよ
く、型枠の解体、廃棄が少なくなるが、いずれも重量が
重く、加工もできず、通気性が殆ど無い等の問題があ
り、用途が限定される。更にどの型枠を使用するにしろ
この型枠を保持する支持部材が必要であり、一般に鋼管
が多用されているが、建築場所によっては長い鋼管のハ
ンドリングが困難であったり、ハンドリングの際の騒音
が問題になることも多く、従って前記各条件に優れた捨
て型枠とその工法が要望されている現状にある。
【0006】本発明は、軽量で加工や組み立て、解体が
容易であり、かつ仕上がりコンクリート面が平滑で、ま
た吸水性が低く、適度な通気性があり、さらに全体の費
用が少ない型枠を使用したコンクリート建築物の構造及
び工法を提案しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、前記の問
題を解決するために研究を重ねた結果、型枠材として厚
さが35mm以上で75mm未満のALC板を使用し、
特定の支保具で型枠を組み立てることによって目的を達
することを見出して本発明を完成するに至った。すなわ
ち、本願発明の第1の実施態様は建築物のコンクリート
壁面の少なくとも一面が、コンクリートに直接密着して
係止具で係止されている厚さが35mm以上で75mm
未満であり、一面吸水率が0.9%ないし5%で、横筋
が波形に屈曲した溶接金網が埋設されてなるALC板で
形成されているコンクリート建築物の構造を特徴とし、
また第2の実施態様は、壁を仕切るコンクリート床に埋
設され、該コンクリート床の裏面に厚さが35mm以上
で75mm未満であり、一面吸水率が0.9%ないし5
%で、横筋が波形に屈曲した溶接金網が埋設されてなる
ALC板を取付ける係止具に、下層階の天井の吊り具が
取付けられているコンクリート建築物の構造を特徴と
し、さらに第3の実施態様は厚さが35mm以上で75
mm未満であり、一面吸水率が0.9%ないし5%で、
横筋が波形に屈曲した溶接金網が埋設されてなるALC
板を所望の間隔をおいて立設して相対する壁面を構成
し、両者をセパレータで貫通してその両端部に螺着した
受け座金と座金で挟持し、該セパレータの先端に支保具
を係着して形成した型の中にコンクリートを打設し、硬
化後に前記支保具と型枠を解体し前記ALC板はそのま
ま建築物の一部として使用するコンクリート建築物の工
法を特徴とするものである。
【0008】
【作用】本発明に使用するALC板は厚さが35mm以
上で75mm未満、好ましくは35mm以上で50mm
以下であり、一面吸水率が0.9%ないし5%で、好ま
しくは0.9%ないし2%であり、さらに、補強鉄筋と
して横筋が波形に屈曲した溶接金鋼が埋設されているも
のを所望寸法に加工して使用するものである。なお一面
吸水率とはALC研究会報告書の吸水係数(一面吸水)
の試験方法による48時間値である。
【0009】その理由は厚さが75mm以上で一面吸水
率が5%を超える通常のALCパネルを使用し、ALC
パネル面に直接コンクリートを打設すると、コンクリー
トの量によってはパネルがコンクリート接面から吸水
し、コンクリートの硬化に悪影響を与えると共に、コン
クリートが硬化する際の収縮によってALCパネルに亀
裂が発生することがあるので、ALCパネルの内面に適
当な絶縁体を貼着する必要があるからである。一方、厚
さが35mm未満となると、例え前記した横筋が波型に
屈曲した溶接金網を用いても十分な強度が得られず、ハ
ンドリングの際に、欠けたり、折れたりすることがあ
る。また一面吸水率が0.9未満ではコンクリート硬化
に必要な水和水以外の余剰水分が乾燥の際蒸散しにくく
なるためとなるため好ましくない。したがって、厚さが
35mm以上で75mm未満、好ましくは35mm〜5
0mmで、さらに一面吸水率が0.9ないし5%、好ま
しくは0.9ないし2%であれば、前記のような問題は
発生せず絶縁体を貼着する必要がない。
【0010】また、補強鉄筋として横筋が波形に屈曲し
た溶接金網がALC板内に埋設されているので、メタル
ラスを埋設したものに比し曲げ強さが約30%向上し、
ハンドリングの際に欠けたり、折れたりする恐れが少な
く、支保具の取り付け数も少なくて済む。
【0011】本発明のように厚さ35mm以上で75m
m未満のALC板を建築物の内外壁面、基礎、柱、梁、
床の捨て型枠として使用すれば、内面に絶縁体を貼着し
なくても、コンクリートの硬化に悪影響を与えることが
なく、また透湿性があるので、注入したコンクリートの
余剰水分を蒸散させることができる。そしてコンクリー
ト打設後はコンクリートに密着して、そのまま外面とし
て使用できるので型枠の解体、搬出、仕上げ面の補修等
が簡略化され、工期が短縮でき、また予めALC板の表
面を切削加工したり、塗装仕上げした意匠パネルを外壁
に使用すれば意匠性に優れた外観にすることができる。
さらに屋内側に使用すれば断熱性、吸音性に優れた壁面
となり、その表面に内装材を貼ることができるので仕上
げが容易となる。
【0012】更に前述のようにALC板は一面吸水率が
0.9ないし2%であれば、コンクリートの吸水が小さ
いうえに飛散したコンクリートがパネルに付着しないの
で、仕上りの外観がよい。また厚さが35〜50mmと
薄くても、補強鉄筋として横筋が波形に屈曲した溶接金
網が埋設されているものを使用するので、ハンドリング
の際に破損する恐れが少なく、支保具の取り付け数も少
なくて済む利点がある。
【0013】なお、コンクリート床裏面のALC板の
係止具に下層階の天井の吊り具を取付けておけば、天
井の施工も容易となる。
【0014】本発明で使用する支保具は、一方の壁面を
構成するALC板と相対して所望の間隔で立設されてい
る他方の壁面用ALC板又は型枠とを貫通しているセパ
レーターに取付けるもので、ALC板表面を支承するパ
ットと、ALC板表面よりも突出していない前記セパレ
ーターの先端を裏面に螺合し、表面にはパットを螺着可
能な治具からなっており、この支保具で型枠を組み立て
れば、任意の位置に取り付け可能で、鋼管等の支持部材
を使用しなくても十分な強度が維持され、取付け、取外
しも容易で、またセパレーターがALC板の表面に露出
しないので仕上がりの外観もよい。
【0015】
【実施例】次に、本発明の実施例を添付の図面に基づい
て述べる。
【0016】図1は、本発明コンクリート建築物の構造
の一実施例及び施工状況例を説明する縦断面図、図2
は、本発明の柱部と梁部の構造の一実施例及び施工状況
例を説明する横断面図、図3は、支保具でALC板を係
止した状況例を説明する縦断面図、図4は、同上の支保
具の一実施例を示す正面図(A)及び支保具の治具部の
一実施例を示す正面図(B)、図5は、本発明の天井の
構造の一実施例及び施工状況例を示す縦断面図である。
【0017】壁1は、内部は通常の鉄筋コンクリートで
あって、外面及び内面は共に厚さ37mm、幅600m
m、長さ2100mmで一面吸水率が0.9%で、補強
鉄筋として横筋が波形に屈曲した溶接金網が埋設されて
いるALC板1a、1bの長手方向を上下にして立設さ
れ、外面及び内面のALC板1a、1bを貫通し、座金
5及び受け座金15でALC板1a、1bを夫々挟持し
たセパレーター6によって、コンクリートに密着した状
態で係止され両壁面が形成されている(図1参照)。な
お、図示してないが基礎の場合も同様に構成されてい
る。
【0018】次に、梁2は、屋内に露出している水平部
と垂直部に、いずれも前記ALC板を所望寸法に切断し
たALC板2a、2bを組合せて構成した。しかして、
ALC板2bは、前述の壁面と同様に、壁面を貫通し、
両端部を座金5及び受け座金15に螺着された鉄棒製の
セパレーター6によってコンクリートに係止され、水平
なALC板2aは、コンクリートに埋設された鉄製のア
ンカー7に螺着されている(図1参照)。
【0019】また、柱3は、屋内に露出する三方の垂直
面はいずれも前記ALC板を所望寸法に切断したALC
板3a、3bを組合せて構成した。しかして、ALC板
3bは、前述の壁面と同様に、壁面を貫通し両端部を座
金5及び受け座金15に螺着された鉄棒製のセパレータ
ー6によってコンクリートに係止され、ALC板1b
は、相対する柱面を貫通し両端部を座金5及び受け座金
15に螺着された鉄棒製のセパレーター6によってコン
クリートに係止している(図2参照)。
【0020】なお、ALC板に埋設されるセパレーター
6の先端部及び座金5は防錆のため亜鉛メッキが施され
ている。
【0021】更に、床4は、コンクリート床の裏面全面
を前記ALC板と同様なALC板4aを組合せて構成し
た。すなわち、コンクリートに埋設された鉄製のアンカ
ー8に螺着されてコンクリートに係着している(図5参
照)。
【0022】また、天井9は、チャンネル状の下地金物
9aに直交する野縁9bに天井仕上材9cを取付けて構
成され、下地金物9aを、アンカー8の下端部にターン
バックル11を介して螺着された吊り具10に金具10
aで懸吊して天井9を施行した(図5参照)。
【0023】次に、支保具12は、鉄板製でコーン状を
なし十文字にリブ13aが設けられている弾性のあるパ
ット13と、プラスチック製で円盤状の治具14とから
構成されている。しかして、治具14は、底面のボス1
4aにはネジ孔が形成され、セパレーター6の先端が螺
合するようになっており、上部のボス14bにもネジ孔
が形成されボルト16の一方の端部が螺着されるように
なっている。ボルト16の他方の端部は、パット13の
中心の透孔を貫通してナット17に螺合して支保具12
を締付けるようになっている。なお、パット13は薄い
鉄板製でよく、必要な強度と弾性があればプラスチック
製でもよい(図3、図4参照)。
【0024】次に、本発明の工法を説明すると、所望の
間隔で立設されるALC板1a、1bの相対する位置に
透孔を穿孔し、外面には座繰り1cを設けておく、ま
ず、一方のALC板1aを所定箇所に立設し、前記透孔
に、両端部にネジが形成されているセパレーター6を貫
通するが、両端部近辺に鉄板製の円盤状の受け座金15
の中心ネジ孔を螺着し、その両端面の間隔が打設するコ
ンクリートの厚さに等しくなるようにあらかじめ取付け
ておく。次に、座繰り1c内に設けた六角形ナット状の
座金5にセパレーター6の貫通部を螺着し、この座金5
と受け座金15でALC板1aを挾持する。ついで、セ
パレーター6の先端に治具14のボス14aを螺着し、
パット13をボルト16とナット17で螺着する。つい
で、ALC板1aを各透孔に各セパレーター6を貫通さ
せて立設し、前記と同様にしてALC板1bを座金5と
受け座金15とによって挾持させ治具14を螺着し、パ
ット13を取付ける。この状態でナット17を締付けれ
ばパット13の弾性によって両側のALC板1a、1b
は固定される。これを各セパレーター6に施すことによ
ってALC板が固定される。又、壁面の出隅柱部は、図
2に示すように、外周部に直交するALC板1d、1e
の外面にL型の金具20を釘で打付けるか、各隅部にL
型のALC板21を組合せ、相対するALC板を直接セ
パレーター6と支保具12とで係止し、ネジ部を前述の
ように座金5と受け座金15、治具14を介してナット
17で締着する。又、このような型枠の構成は、建築物
の壁面や柱面だけでなく、基礎などの壁面にも適用可能
なことは勿論である。
【0025】梁2の外周をALC板で形成するには、垂
直面のALC板2bは、壁面を貫通したセパレーター6
の両端部を前述のように支保具12を使用して固定し、
水平面はALC板2aの下面を角材18と、長さが調節
可能なサポート19で支承する。その際、ALC板2a
にはアンカー7を螺着しておく。床4も同様にアンカー
8を螺着したALC板4aを角材18とサポート19で
支承する。又、コンクリート柱3の外周をALC板で形
成するには、図2に示すように、壁面と平行な面のAL
C板3bは、壁面を貫通したセパレーター6の両端部を
前述のように支保具12を使用して固定し、直角方向の
相対するALC板3aは、両者を貫通したセパレーター
6aの両端部を支保具12を使用して固定する。
【0026】このようにしてALC板で型枠を形成した
後、生コンクリートを打設し、硬化後、サポート19、
角材18を撤去し、支保具12を取外して、座繰り1c
を補修することによって、ALC板を外面材として固着
されている1階分の壁、柱、梁、床を一度に構成するこ
とができる。この作業を繰返すことによってコンクリー
ト建築物を建設することができる。
【0027】
【発明の効果】以上述べた通り本発明によれば、厚さ3
5mm以上で75mm未満のALC板を建築物の内外壁
面、基礎、柱、梁、床の捨て型枠として使用するので、
内面に絶縁体を貼着することなしにコンクリートが円滑
に硬化し、また透湿性があるので、注入したコンクリー
トの余剰水分を蒸散させることができる。またコンクリ
ート打設後はコンクリートに密着して、そのまま外面と
して使用できるため型枠の解体、搬出、仕上げ面の補修
等が簡略化されて工期が短縮でき、さらに予めALC板
の表面を切削加工したり、塗装仕上げした意匠パネルを
外壁に使用できるので意匠性に優れた外観にすることが
できる。さらに屋内側に使用した場合は断熱性、吸音性
に優れた壁面となると共に、その表面に内装材を貼るこ
とができるので仕上げが容易となる。
【0028】更に本発明に係るALC板は一面吸水率が
0.9ないし2%であれば、コンクリートの吸水が小さ
いうえに飛散したコンクリートがパネルに付着しないの
で、仕上りの外観もよく、また厚さが35〜50mmと
薄くても、補強鉄筋として横筋が波形に屈曲した溶接金
網が埋設されているものを使用するので、ハンドリング
の際に破損する恐れが少なく、支保具の取り付け数も少
なくて済む利点がある。
【0029】なお、コンクリート床裏面のALC板の係
止具に下層階の天井の吊り具を取付けることにより、天
井の施工も容易となる。
【0030】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明コンクリート建築物の構造の一実施例及
び施工状態例を説明する縦断面図である。
【図2】本発明コンクリート建築物の柱部と梁部の構造
の一実施例及び施工状況例を説明する横断面図である。
【図3】本発明工法に使用する支保具でALC板を係止
した状況例を説明する縦断面図である。
【図4】本発明装置の一実施例を示す図であって、(A)
は支保具の一実施例を示す正面図で、(B) は治具部の一
実施例を示す正面図である。
【図5】本発明コンクリート建築物の天井の一実施例及
び施工状況例を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1 壁 1a ALC板 1b ALC板 1d ALC板 1e ALC板 1c 座繰り 2 梁 2a ALC板 2b ALC板 3 柱 3a ALC板 3b ALC板 4 床 4a ALC板 5 座金 6 セパレーター 6a セパレーター 6b セパレーター 7 アンカー 8 アンカー 9 天井 10 吊り木 12 支保具 13 パット 14 治具 14a ボス 14b ボス 15 受け座金 16 ボルト 17 ナット 20 L型材 21 L型ALC板

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建築物のコンクリート壁面の少なくとも
    一面が、コンクリートに直接密着して係止具で係止され
    ている厚さが35mm以上で75mm未満であり、一面
    吸水率が0.9%ないし5%で、横筋が波形に屈曲した
    溶接金網が埋設されてなるALC板で形成されているこ
    とを特徴とするコンクリート建築物の構造。
  2. 【請求項2】 壁を仕切るコンクリート床に埋設され、
    該コンクリート床の裏面に厚さが35mm以上で75m
    m未満であり、一面吸水率が0.9%ないし5%で、横
    筋が波形に屈曲した溶接金網が埋設されてなるALC板
    を取付ける係止具に、下層階の天井の吊り具が取付けら
    れていることを特徴とするコンクリート建築物の構造。
  3. 【請求項3】 厚さが35mm以上で75mm未満であ
    り、一面吸水率が0.9%ないし5%で、横筋が波形に
    屈曲した溶接金網が埋設されてなるALC板を所望の間
    隔をおいて立設して相対する壁面を構成し、両者をセパ
    レータで貫通してその両端部に螺着した受け座金と座金
    で挟持し、該セパレータの先端に支保具を係着して形成
    した型の中にコンクリートを打設し、硬化後に前記支保
    具と型枠を解体し前記ALC板はそのまま建築物の一部
    として使用することを特徴とするコンクリート建築物の
    工法。
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