JPH04164688A - 感熱転写記録材料及び該記録材料を用いた画像形成方法 - Google Patents

感熱転写記録材料及び該記録材料を用いた画像形成方法

Info

Publication number
JPH04164688A
JPH04164688A JP2291014A JP29101490A JPH04164688A JP H04164688 A JPH04164688 A JP H04164688A JP 2291014 A JP2291014 A JP 2291014A JP 29101490 A JP29101490 A JP 29101490A JP H04164688 A JPH04164688 A JP H04164688A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
heat
transfer recording
recording material
layer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2291014A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2949828B2 (ja
Inventor
Akio Miura
紀生 三浦
Tawara Komamura
駒村 大和良
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Inc filed Critical Konica Minolta Inc
Priority to JP2291014A priority Critical patent/JP2949828B2/ja
Publication of JPH04164688A publication Critical patent/JPH04164688A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2949828B2 publication Critical patent/JP2949828B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、感熱転写記録材料及び該記録材料を用いた画
像形成方法に関し、更に詳しくは分光特性、耐熱性及び
定着性に優れたイエロー色素画像が得られる新規な感熱
転写記録材料、及びこの感熱転写記録材料を用いて効率
的に記録することのできる画像形成方法に関する。
[従来の技術] 従来から、カラーハードコピーを得る方法として、イン
クジェット、電子写真、感熱転写等によるカラー記録技
術が検討されている。
これらのうち、特に感熱転写方式は、操作や保守が容易
であること、装置の小型化、低コスト化が可能なこと、
更にはランニングコストが安いことなとの利点を有して
いる。
この感熱転写方式には、支持体上に溶融性インキ層を設
けてなる転写シート(感熱転写記録材料)をサーマルヘ
ッドにより加熱して、インキを被転写シート(受像材料
)上に溶融転写する方式と、支持体上に熱拡散性色素(
昇華性色素)を含有するインキ層を有する転写シー ト
をサーマルヘッドにより加熱して、被転写シートに前記
熱拡散性色素を転写する熱拡散転写方式(昇華転写方式
)の2種類があるが、後者の熱拡散転写方式の方かサー
マルヘッドの熱的エネルギーの変化に応じて色素の転写
量を変化させ、画像の階調をコントロールすることがで
きるので、フルカラー記録に有利である。
熱拡散転写方式の感熱転写記録においては、感熱転写記
録材料に用いられる色素が重要であり、従来のものでは
、得られた画像の安定性、即ち耐光性や定着性がよくな
いという欠点を有していた。
その点を改良するために、特開昭59−78893号、
同59−109394号、同60−2398号の各公報
には、キレート化可能な熱拡散性色素を用い、受像材料
上にキレート化された色素によって画像を形成する画像
形成方法が開示されている。
[発明が解決しようとする課題] これらの画像形成方法によれば、耐光性や定着性を改良
することはできるが、まだ種々の問題が残されていた。
すなわち、感熱転写記録材料に用いられる上記公報記載
のイエロー色素は、色素の拡散性、キレート性及び色相
の点でかならずしも満足すべきものではなく、更に改良
が望まれていた。
本発明は上記問題点を解決すべくなされたものであり、
本発明の目的は、耐熱性、耐光性、定着性はもとより、
熱拡散性、キレート性及び色相(不所望の吸収が少なく
、キレート色素による画像)の改良されたイエロー色素
画像か得られる感熱転写記録材料、及びこの感熱転写記
録材料を用いて効率的に記録することのできる画像形成
方法を1是イ共することにある。
[課題を解決するための手段] 本発明の上記目的は、下記一般式[I]で表わされるイ
エロー色素を含有する層を支持体上に有することを特徴
とする感熱転写記録材料によって達成される。
一般式[Iコ [式中、R1及びR2はそれぞれ水素原子又は置換基を
表わし、Zはアゾ基に結合する炭素原子及び該炭素原子
に結合する窒素原子と共に、ピラゾール環、イミダゾー
ル環、ベンゾピラゾール環、ベンゾイミダゾール環、ト
リアゾール環又はテトラゾール環を形成するに必要な原
子群を表わす。コまた本発明の上記目的は、上記一般式
[I]で表されるイエロー色素を含有する層を支持体上
に有する感熱転写記録材料に受像材料を重ね、前記感熱
転写記録材料を画像情報に応じて加熱し、前記イエロー
色素と金属イオンとの反応により形成されるキレート色
素によって画像を受像材料上に形成することを特徴とす
る画像形成方法によって達成される。
以下、本発明を更に詳しく説明する。
前記一般式[I]中のR1及びR,′はそれぞれ水素原
子又は置換基を表わし、置換基としては例えばハロゲン
原子(塩素原子、臭素原子等)、アルキル基(炭素原子
数1〜12のアルキル基、例えばメチル基、エチル基、
ブチル基、イソプロピル基、ヒドロキシエチル基、メト
キシエチル基、シアノエチル基、トリフルオロメチル基
等)、シクロアルキル基(例えばシクロペンチル基、シ
クロヘキシル基等)、アルコキシ基(炭素原子数1〜1
2のアルコキシ基、例えばメトキシ基、エトキシ基、イ
ソプロポキシ基、メトキシエトキシ基、ヒドロキシエト
キシ基等)、アリール基(例えばフェニル基、p−MJ
ル基、p−メトキシフェニル基、p−クロロフェニル基
、0−メトキシフェニル基等)、アラルキル基(例えば
フェノキシ基、p−メチルフェノキシ基、p−メトキシ
フェニル基、0−メトキシフェノキシ基等)、アラルキ
ル基(ベンジル基、2−フェネチル基等)、シアノ基、
アシルアミノ基(アセチルアミノ基、プロピオニルアミ
ノ基、イソブチロイルアミノ基等)、スルホニルアミノ
基(メタンスルホニルアミノ基、ヘンゼンスルホニルア
ミノ基、トリフルオロメタンスルホニルアミノ基等)、
ウレイド基(3−メチルウレイド基、3.3−ジメチル
ウレイド基、1.3−ンメチルウレイト基等〕、アルキ
ルチオ基(メチルチオ基、ブチルチオ基等)、アリール
チオ基(フェニルチオ基、p−トリルチオ基等)、アル
コキシカルボニル基(メトキシカルボニル基、エトキシ
カルボニル基等)、カルバモイル基(メヂルカルバモイ
ル基、ジメチルカルバモイル基等)、スルファモイル基
(ジメチルスルファモイル基、ジエチルスルファモイル
基等)、スルホニル基(メタンスルホニル基、ブタンス
ルホニル基、フェニルスルホニル基等)、アシル基(ア
セチル基、ブチロイル基等)、アミノ基(メチルアミノ
基、ジメチルアミノ基、アニリノ基等)等を挙げること
ができる。
R1が置換基を表わす時これらの中で好ましいものは炭
素原子数8以下のアルキル基であり、R2が置換基を表
わす時これらの中で好ましいものは炭素原子数10以下
のアリール基である。Zにより形成されるピラゾール環
、イミダゾール環、ベンツピラゾール環、トリアゾール
環又はテトラゾール環は置換基を有していても良く、そ
の置換基としてはR1又はR2が置換基を表わす時に示
された置換基と同じものを挙げることができる。
上記色素は熱拡散性にすぐれたイエロー色素である。
以下に本発明に好ましく用いられる一般式[I″Jで表
わされるイエロー色素の代表的な例示化合物を示す・ 
               15−以下余申 以下余白 一二 本発明に用いられる前記イエロー色素は、下記スキーム
に示すように5−ピラゾロン化合物と複素環−級アミン
とのジアゾカップリングにより、容易に製造することが
できる。具体的にはケミカルレヒューズ、 1975.
 Vol、75 No、2 第241−257頁に記載
された合成方法に準じて製造することができる。
反応スキーム 合成例(例示化合物No、 Y −8の合成)亜硝酸ソ
ーダ1.6gと硫酸101Qから調製したニトロシル硫
酸溶液を20℃以下に冷却した3−アミノ−5−メチル
ピラゾール2.0gの酢酸溶液(20vQ)にゆっくり
と添加した。添加後氷水2012を加え、均一な溶液と
した。この溶液を、3−t−ブチル−5−ピラゾロン1
.8gとトリエチルアミン10.4gをメタノール30
mj2に溶解した溶液に、20℃以下で加えた。添加後
氷水3001Qを加え、酢酸ソーダを用いて中和し、析
出した結晶を濾取、水洗して乾燥した。次いでメタノー
ルから再結晶してイエロー色素(例示化合物No、 Y
 −8)を2.3g得た。
本発明の感熱転写記録材料は、前記一般式[I]で表わ
されるイエロー色素を含有する層(以下、感熱層と称す
ることがある。)を支持体上に設けてなる。
前記感熱層におけるイエロー色素の含有量は、支持体1
耐当り0.1g〜20gが好ましい。
前記感熱層は、前記イエロー色素の一種または二種以上
をバインダーとともに溶媒中に溶解することによって、
あるいは溶媒中に微粒子状に分散させることによって、
またはホットメルト法により感熱層形成用塗料を調製し
、該塗料を支持体上に塗布し、適宜に乾燥することによ
り、形成することができる。
感熱層の厚さは乾燥膜厚で01μm〜5μmが好ましい
前記バインダーとしては、セルロース系、ポリアクリル
酸系、ポリビニルアルコール系、ポリビニルピロリドン
系等の水溶性ポリマー、アクリル樹脂、メタクリル樹脂
、ポリスチレン、ポリカーボネート、ポリスルホン、ポ
リエーテルスルホン、ポリビニルブチラール、ポリビニ
ルアセタール、ニトロセルロース、エチルセルロース等
を挙げることができる。
これらのバインダーは、一種または二種以上を有機溶媒
に溶解して用いるだけでなく、ラテックス分散の形で使
用してもよい。
バインダーの使用量としては、支持体1ボ当り0.1g
〜50gが好ましい。
前記溶媒としては、水、アルコール類(例えばエタノー
ル、プロパツール)、セロソルブ類(例えばメチルセロ
ソルブ)、エステル類(例えば酢酸エチル)、芳香族類
(例えばトルエン、キシレン、クロルベンゼン)、ケト
ン類(例えばアセトン、メチルエチルケトン)、エーテ
ル類(例えばテトラヒドロフラン、ジオキサン)、塩素
系溶剤(例えばクロロホルム、トリクロルエチレン)等
が挙げられる。
前記支持体としては、寸法安定性がよく、記録の際にサ
ーマルヘッドの熱に耐えうるちのであれば特に制限はな
いが、コンデンサー紙、グラシン紙等の薄葉紙、ポリエ
チレンテレフタレート、ポリアミド、ポリカーボネート
等の耐熱性のプラスチックフィルム等が好ましく用いら
れる。
支持体の厚さは、2〜30μmが好ましく、また支持体
にはバインダーとの接着性の改良や色素の支持体側への
転写、染着を防止する目的で下引層を設けてもよい。
更に支持体の裏面(感熱層と反対側)には、ヘッドが支
持体に粘着するのを防止する目的でスリッピング層を設
けてもよい。
本発明の感熱転写記録材料は、感熱層上に特開昭59−
106997号公報に記載されているような熱溶融性化
合物を含有する熱溶融性層を設けてもよい。
上記熱溶融性化合物としては、65〜130℃の融点を
有する無色もしくは白色の化合物が好ましく用いられ、
たとえばカルナバロウ、密ロウ、カンプリワックス等の
ワックス類、ステアリン酸、ベヘン酸等の高級脂肪酸、
キシリトール等のアルコール類、アセトアミド、ベンズ
アミド等のアミド類、フェニルウレア、ジエチルウレア
等の尿素類等を挙げることができる。
なお、これらの熱溶融性層には、色素の保持性を高める
ために、たとえばポリビニルピロリドン、ポリビニルブ
チラール、飽和ポリエステル等のポリマーが含有されて
いても良い。
本発明の感熱転写記録材料は一種のイエロー色素からイ
エロー色素画像を得ることができるが、フルカラー画像
記録に適用する場合には、シアン色素を含有するシアン
感熱層、マゼンタ色素を含有するマゼンタ感熱層及び本
発明に係るイエロー色素を含有するイエロー感熱層の少
なくとも3層が支持体の同一表面上に順次繰り返して塗
設されていることが好ましい。
また必要に応じて、本発明に係るイエロー色素を含むイ
エロー感熱層、マゼンタ感熱層、シアン感熱層の他に黒
色画像形成物質を含む感熱層を支持体の同一表面上に順
次繰り返して設けてもよい。
本発明の画像形成方法においては、感熱転写記録材料の
感熱層と受像材料とを重ね合わせ、画像情報に応じた熱
を感熱転写記録材料に与え、金属イオンと感熱層中の色
素との反応により形成されるキレート色素によって、画
像が受像材料上に形成される。
前記金属イオンは受像材料中に存在させても良いし、感
熱層の表面に設けた熱溶融性層中に存在させても良い。
本発明の画像形成方法を図面を用いて説明する。
第1図において、支持体1と受像層2からなる受像材料
3の受像層2中に金属イオンを存在させたとき、支持体
4と感熱層5からなる感熱転写記録材料6の感熱層5中
の前記イエロー色素は、たとえばサーマルヘッド7の発
熱抵抗体8からの熱によって受像材料3に拡散移行し、
その受像層2において前記金属イオンと反応してキレー
ト色素を形成する。
また、第2図において、g熱層5の表面に設けた熱溶融
性層9中に前記金属イオンを存在させたとき、支持体4
と感熱層5と熱溶融性層9とからなる感熱転写記録材料
10の感熱層5中の前記色素は、たとえばサーマルヘッ
ド7の発熱抵抗体8からの熱によって熱溶融性層9に拡
散移行し、そこで前記金属イオンと反応してキレート色
素を形成し、このキレート色素を含む熱溶融性物質9a
が凝集破壊もしくは界面剥離によって受像材料3に移行
するか、又は熱溶融性層が普通紙等の受像材料11へ移
行した後、感熱層中の色素が該熱溶融性層へ拡散移行し
、そこで前記金属イオンと反応してキレート色素を形成
する。
加熱方法としては、サーマルヘッドによる加熱が一般的
であるが、通電加熱やレーザーを用いた加熱でも良い。
前記金属イオンとしては、周期律表の第1〜第■族に属
する2価および多価の金属イオンが挙げられるが、中で
もAI、Co、Cr、Cu、Fe。
Mg、Mn、Mo、Ni、Sn、TiおよびZnのイオ
ンが好ましく、特にNi、Cu、Cr、CoおよびZn
のイオンが好ましい。
これらの金属イオンを供給する化合物(以下、メタルソ
ースと称することがある。)としては、該金属の無機ま
たは有機の塩および該金属の錯体が挙げられ、中でも有
機酸の塩および錯体が好ましい。
具体例を挙げると、N i”、  Cu”、  Cr”
Co’+およびz n 2 +と酢酸等との低級脂肪酸
の塩、ステアリン酸のような高級脂肪酸の塩、あるいは
安息香酸、サリチル酸などの芳香族カルボン酸の塩など
が挙げられる。
また、下記一般式で表わされる錯体も好ましく用いるこ
とができる。
[M (Q ’)z (Q 2)□ (Q ”)、、コ
”(Y−)。
ただし、上記式中、Mは金属イオンを表わし、好ましく
はN i 2 + 、  Cu 2 + 、  Cr 
2 +、  Co 2 + 、  Z n 2 +を表
わす。
Q’、Q”及びQ3は各々Mで表わされる金属イオンと
配位結合可能な配位化合物を表わし、互いに同じであっ
ても異なっていてもよい。
これらの配位化合物としては、たとえばキレート化学(
5)(南江堂)に記載されている配位化合物等が挙げら
れる。
Yは有機アニオンを表わし、具体的にはテトラフェニル
ホウ素アニオンやアルキルベンゼンスルホン酸アニオン
等を挙げることができる。
2は1.2または3の整数を表わし、mは1゜2または
0を表わし、nは1または0を表わすか、これらは前記
一般式で表わされる錯体が4座配位か、6速記位かによ
って決定されるか、あるいはQl、Q2.Q”の配位子
の数により決定される。
pは1または2を表わすが、好ましくは2である。
pが2である場合は、Q’、Q’、Q”で表わされる配
位化合物の配位基はアニオン化されていることはない。
メタルソースの添加量は、通常、受像材料または熱溶融
性層に対し、02〜20g/rrrが好ましく、1〜1
0g/耐がより好ましい。
なお、本発明で用いる前記受像材料は、一般に紙、プラ
スチックフィルム、または紙−プラスチックフィルム複
合体からなる支持体上に受像層としてポリエステル樹脂
、ポリ塩化ビニル樹脂、塩化ビニールと他のモノマー(
例えば酢酸ビニル等)との共重合体樹脂、ポリビニルブ
チラール、ポリビニルピロリドン、ポリカーボネート等
の一種または二種以上のポリマー層を形成してなる。
また、上記支持体そのものを受像材料にすることもある
[実施例] 次に、実施例により本発明を更に具体的に説明するが、
本発明はこれらにより限定されるものではない。
(実施例1) 一塗料の作製− イエロー色素(例示化合物No、 Y −1)と下記に
示すバインダー及び溶媒とを有する均一な溶液の塗料を
得た。
イエロー色素(例示化合物14o、 Y −1)   
10gニトロセルロース樹脂        20gメ
チルエチルケトン         400d−感熱転
写記録材料の作製− 上記塗料を、厚さ4.5μmのポリエチレンテレフタレ
ートフィルム上にワイヤーバーを用いて乾燥後の塗布量
が1.0g/rr?になるように塗布乾燥し、ポリエチ
レンテレフタレートフィルム上に感熱層を形成してなる
感熱転写記録材料を作製した。
なお、上記ポリエチレンテレフタレートフィルムの裏面
には、スリッピング層としてシリコン変性ウレタン樹脂
(S P −2105,大日精化製)を含むニトロセル
ロース層か設けられている。
−受像材料の作製− ポリエチレンを両面にラミネートした紙の、その片側の
ポリエチレン層[白色顔料(T102)と青味剤と下記
メタルソース(付ff15g/m)とを含む。コの上に
受像層として0.15g/mのシリコンオイルを含む塩
化ビニル樹脂を付i 10g/ r&になるように塗布
し、受像材料を得た。
メタルソース: [N1(CJ6NHCHzCH2NHz)s]”[(C
sHs)4B−コ2なお、この受像材料の構成を図面で
説明すると第3図に示すとおりである。紙12の両面に
ポリエチレン層13a、 13bがラミネートされ、そ
の片側のポリエチレン層13aにポリ塩化ビニル層14
が積層されている。
一画像形成方法一 前記感熱転写記録材料と受像材料とを感熱転写記録材料
の感熱層表面と受像材料の受像層面とか向き合うように
重ね、サーマルヘッドを感熱転写記録材料の裏面から当
てて、下記の記録条件で画像記録を行った。
その結果、階調性の優れたイエロー画像が得られた。
この画像の最大濃度(Dmax)、色素画像の色相(λ
ITlax及びDλ6.。)及び画像安定性(耐光性)
について測定した。その結果を第1表に示す。
なお、Dλ8.。は、550nmにおけるキレート色素
の吸収濃度(2次吸収濃度)を表わす。
記l−E件 主走査、副走査の線密度: 8トツl−/mm記録電カ
ニ  0.6W/ドツト サーマルヘッドの加熱時間: 20m5ecからO、Zmsecの間で段階的に加熱時
間を調整した。
I像女淀旦 試料をキセノンフェードメーターで96時間光照射した
後、その画像濃度の残存率を示した。
(実施例2〜8) 実施例1において、イエロー色素を例示化合物No、 
Y −1から例示化合物No、 Y −3、Y−8、Y
−10、Y−12、Y−15、Y−17又は¥−25に
代えた以外は実施例1と同様にして上程の感熱転写記録
材料を作成し、同様の記録条件で画像記録を行った。
その結果、いずれも階調性の優れたイエロー画像が得ら
れた。
これらの画像の最大濃度、色素画像の色相及び画像安定
性について実施例1と同様に測定した。
その結果を第1表に示す。
(比較例1.2) 実施例1において、イエロー色素を下記の比較色素(A
)又は(B)に代えた以外は、実施例1と同様にして二
種の感熱転写記録材料を作成し、同様の記録条件で画像
記録を行った。
これらの画像について実施例1と同様に最大濃度、色相
及び画像安定性について測定した。その結果を第1表に
示す。
比較色素(A); 比較色素(B): 第  1  表 第1表から明らかなように、本発明により得られた画像
は最大濃度、色相、画像安定性共に優れていることが解
った。
また比較例1および2の感熱転写記録材料を用いた場合
、用いられた比較色素(Δ)又はCB)のキレート化が
不十分なので、低濃度でかつ耐光性が著しく悪いという
結果が得られた。さらに、緑色光吸収域に2次吸収を有
するので、色再現上の問題も生じた。
(実施例9) 実施例1で支持体として用いたポリエチレンテレフタレ
ートフィルム上に、本発明に係るイエロー色素(例示化
合物kY−1)を含む感熱層、下記構造のシアン色素を
含む感熱層、下記構造のマゼンタ色素を含む感熱層を順
次に塗設して感熱転写記録材料を作成した。
シアン色素: 0CH(CH,)2 マゼンタ色素; なお、各感熱層のバインダーは実施例1と同じものを用
いた。
また色素及びバインダーの付量も実施例1と同じである
次に、上記感熱転写記録材料および実施例1と同じ受像
材料とを用いてビデオプリンター(■日立製作新製、V
 Y −100)によりフルカラー画像を作成したとこ
ろ、良好な色再現性を示すフルカラー画像が得られた。
また、この画像の定着性及び画像安定性は共に良好であ
った。
(実施例10) 実施例9の感熱転写記録材料上に中間層としてP−)ル
アミドのボールミル分散物5g1ポリビニルピロリドン
7g1ゼラチン3g及び下記硬膜剤0.3gを含む水溶
液100mpをP−トルアミドの付量が0.5g/r/
となるように塗設した。
硬膜剤; さらに、中間層上に、実施例1で用いたのと同様のメタ
ルソース(付f11.Og/rr?) 、下記紫外線防
止剤(付量0.1g/r&) 、下記酸化防止剤(付量
0.1g/r&)及びエチレン−酢酸ビニル共重合体(
酢酸ビニルの含量20重量%、付量0.2g/rrr)
を含むカルナバロウ(付Ji12.Og/rr?)をホ
ットメルト塗布により塗設して、熱溶融性層を有する感
熱転写記録材料を得た。
この感熱転写材料と受像材料とを用いて実施例9と同様
にビデオプリンターによりフルカラーの画像記録を行な
った。
なお、受像材料は白色の普通紙を用いた。
得られた画像は色再現性、階調性、画像安定性ともに良
好であった。
紫外線防止剤; 酸化防止剤; [発明の効果] 以上詳しく説明したように、本発明により、−種の色素
から耐熱性、耐光性、定着性はもちろんのこと、熱拡散
性、キレート性及び色相が改良されたイエロー色素画像
が得られる感熱転写記録材料と、それを用いて効率的に
記録することのできる画像形成方法とを提供することが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図は、本発明の感熱転写記録材料を用いた
画像形成方法の説明図であり、第3図は受像材料の断面
図である。 1・・・支持体 2・・・受像層 3・・・受像材料 4・・・支持体 5・・・感熱層 6・・・感熱転写記録材料 7・・サーマルヘッド 8・・・発熱抵抗体 9・・・熱溶融性層 10・・・感熱転写記録材料 11・・・普通紙受像材料 12・・・紙 13a、 13b・・・ポリエチレン層14・・・ポリ
塩化ビニル層

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)一般式[ I ]で表わされるイエロー色素を含有
    する層を支持体上に有することを特徴とする感熱転写記
    録材料。 一般式[ I ] ▲数式、化学式、表等があります▼ [式中、R^1及びR^2はそれぞれ水素原子又は置換
    基を表わし、Zはアゾ基に結合する炭素原子及び該炭素
    原子に結合する窒素原子と共に、ピラゾール環、イミダ
    ゾール環、ベンゾピラゾール環、ベンゾイミダゾール環
    、トリアゾール環又はテトラゾール環を形成するに必要
    な原子群を表わす。](2)一般式[ I ]で表わされ
    るイエロー色素を含有する層を支持体上に有する感熱転
    写記録材料に受像材料を重ねて、前記感熱転写記録材料
    に画像情報に応じた熱を与え、前記イエロー色素と金属
    イオンとの反応により形成されるキレート色素によって
    画像を受像材料上に形成することを特徴とする画像形成
    方法。 一般式[ I ] ▲数式、化学式、表等があります▼ [式中、R^1及びR^2はそれぞれ水素原子又は置換
    基を表わし、Zはアゾ基に結合する炭素原子及び該炭素
    原子に結合する窒素原子と共に、ピラゾール環、イミダ
    ゾール環、ベンゾピラゾール環、ベンゾイミダゾール環
    、トリアゾール環又はテトラゾール環を形成するに必要
    な原子群を表わす。]
JP2291014A 1990-10-29 1990-10-29 感熱転写記録材料及び該記録材料を用いた画像形成方法 Expired - Lifetime JP2949828B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2291014A JP2949828B2 (ja) 1990-10-29 1990-10-29 感熱転写記録材料及び該記録材料を用いた画像形成方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2291014A JP2949828B2 (ja) 1990-10-29 1990-10-29 感熱転写記録材料及び該記録材料を用いた画像形成方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04164688A true JPH04164688A (ja) 1992-06-10
JP2949828B2 JP2949828B2 (ja) 1999-09-20

Family

ID=17763345

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2291014A Expired - Lifetime JP2949828B2 (ja) 1990-10-29 1990-10-29 感熱転写記録材料及び該記録材料を用いた画像形成方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2949828B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015030123A (ja) * 2013-07-31 2015-02-16 大日本印刷株式会社 熱転写シート

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015030123A (ja) * 2013-07-31 2015-02-16 大日本印刷株式会社 熱転写シート

Also Published As

Publication number Publication date
JP2949828B2 (ja) 1999-09-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3050649B2 (ja) 感熱転写記録材料及び感熱転写記録方法
JPH04164688A (ja) 感熱転写記録材料及び該記録材料を用いた画像形成方法
JPH08310135A (ja) 感熱転写記録材料及びそれを用いた感熱転写記録方法
JPH0478582A (ja) 感熱転写記録材料および感熱転写記録方法
JP3125236B2 (ja) 感熱転写記録材料及び画像形成方法
JPH03114892A (ja) 感熱転写記録材料及び画像形成方法
JPH0497894A (ja) 感熱転写記録材料および感熱転写記録方法
JPH0494974A (ja) 感熱転写記録材料および感熱転写記録方法
JP3005821B2 (ja) 感熱転写記録材料及び感熱転写記録方法
JP2947526B2 (ja) 感熱転写記録材料及び該記録材料を用いた画像形成方法
JP3041372B2 (ja) 感熱転写記録材料および該記録材料を用いた感熱転写記録方法
JP3030716B2 (ja) 感熱転写記録材料及び該記録材料を用いた画像形成方法
JPH04112089A (ja) 感熱転写材料
JP3044393B2 (ja) 感熱転写記録材料を用いた感熱転写記録方法
JP3030718B2 (ja) 画像形成方法
JPH04158092A (ja) 感熱転写記録方法
JP3057242B2 (ja) 感熱転写記録材料及び感熱転写記録方法
JPH0478583A (ja) 感熱転写記録材料及び感熱転写記録方法
JP2704164B2 (ja) 感熱転写材料
JPH04241994A (ja) 感熱転写記録方法
JP3032836B2 (ja) 感熱転写記録材料を用いた感熱転写記録方法
JPH0489290A (ja) 感熱転写記録材料及び感熱転写記録方法
JPH0489289A (ja) 感熱転写記録材料及び感熱転写記録方法
JPH04232785A (ja) 感熱転写記録材料および該記録材料を用いた感熱転写記録方法
JPH10168332A (ja) 感熱転写記録材料、感熱転写記録方法及びトリアゾロピリジン色素

Legal Events

Date Code Title Description
S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080709

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090709

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100709

Year of fee payment: 11