JPH0416342Y2 - - Google Patents

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JPH0416342Y2
JPH0416342Y2 JP1986123356U JP12335686U JPH0416342Y2 JP H0416342 Y2 JPH0416342 Y2 JP H0416342Y2 JP 1986123356 U JP1986123356 U JP 1986123356U JP 12335686 U JP12335686 U JP 12335686U JP H0416342 Y2 JPH0416342 Y2 JP H0416342Y2
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mounting hole
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Description

【考案の詳細な説明】 [考案の目的] (産業上の利用分野) 本考案は、電気機器の端子部を覆う端子カバー
の取付け構造を改良した電気機器の端子カバー装
置に関する。
(従来の技術) 電気機器例えば配線用しや断器においては、外
部に面した位置に端子部を設け、ここに外部から
の接続電線を接続している。そして、これらの端
子部を覆うようにしや断器に絶縁材料からなる端
子カバーを取付けて、人が誤つて端子等の充電部
に触れないように保護している。この場合、この
端子カバーは、しや断器から取外す意図を以て作
業するときには容易に外し得るが、通常の使用状
態においては不用意に手が触れたり或いは外部か
らの衝撃や振動によつて容易に外れないように配
慮されている。その従来の一例について、第5図
乃至第7図を参照して説明する。第5図におい
て、1は電気機器例えば配線用しや断器で、これ
の一端部に接続用ねじ2を有する複数個の端子部
3が設けられている。4は端子部3を覆うように
しや断器1に取付けられた絶縁材料からなる端子
カバーで、これは第6図に示すようにしや断器1
に接する側の側面及び下面が開放する箱状をなし
ており、一側面には接続電線を通る孔5が形成さ
れ、他側面にはしや断器1に形成された図示しな
い溝部に係合するリブ6が突設され、上面部4a
の端部から弾性を有するU字状のフツク7が突設
されている。このフツク7の自由端側の脚部7a
の先端部は上面部4aよりも上方へ突出してお
り、脚部7aの側部に爪部8が突設されている。
9はフツク7の脚部7aの先端部を囲繞するよう
に端子カバー4の上面部4aに突設されたガード
壁である。10はしや断器1に形成されフツク7
が挿入される凹部で、これの側壁部10aに形成
された係合凹部11に爪部8が係合している。
この端子カバー4をしや断器1の端子部3に取
付けるには、端子カバー4を端子部3の上方に位
置させ、リブ6をしや断器1の図示しない溝部に
係合するとともにフツク7を凹部10内に挿入す
る。すると、凹部10の側壁部10aにより爪部
8の先端が圧接されてフツク7の脚部7aを二点
鎖線で示すように弾性変形させながら下方へ押込
まれ、端子カバー4の下端部がしや断器1の端面
に当接したところでフツク7の脚部7aが弾性復
帰して爪部8が係合凹部11に係合する。この場
合、フツク7の先端部はガード壁9で囲繞されて
手指がはいらないように保護されているので、通
常の使用状態においてフツク7が不用意に操作さ
れて爪部8と係合凹部11との係合が解除される
ことはなく、端子カバー4が外れることはない。
つぎに端子カバー4をしや断器1の端子部3か
ら引外す場合について説明する。ドライバ等の工
具12を一方の手で持ち凹部10の側壁部10a
とフツク7の脚部7aとの間に挿入し、工具12
の先端を側壁部10aに宛がいながら第7図に示
す矢印A方向に変位させる。すると、フツク7の
脚部7aが弾性変形して爪部8が係合凹部11に
対する係合から解除される。そこで、工具12を
この係合を解除した状態に保持したまま、他方の
手で端子カバー4を上方に引上げる。これで、端
子カバー4が端子部3から引外される。
(考案が解決しようとする問題点) 上述のような従来の構成においては、一方の手
で工具12を操作してフツク7を弾性変形させ爪
部8の係合凹部11に対する係合を解除し、この
係合解除の状態を保持したまま、他方の手で端子
カバー4を上方に引上げなければならず、両手を
同時に操作する必要があつて、手数が掛り作業が
やり難いという欠点があつた。
そこで本考案の目的は、端子カバーの取外し作
業に両手を使用する必要がなくて、作業が容易に
なる電気機器の端子カバー装置を提供するにあ
る。
[考案の構成] (問題点を解決するための手段) 本考案の電気機器の端子カバー装置は、取付孔
の内部に係合用段部を設け、端子カバーは、端子
カバー部と、この端子カバー部の上面部の取付孔
に対応する位置に、係合用段部側を支持部とする
片持梁状に形成された弾性を有する基板部と、こ
の基板部から下方に向けて突設され先端部に取付
孔の係合用段部と係合する段部を有するフツク部
とからなる爪部と、この爪部にドライバ等の工具
が挿入されて変位されるとその変位力を前記爪部
に伝達することによりその爪部の前記係合部に対
する係合を解除するとともにその解除状態で前記
工具とともに前記端子カバーを前記端子部から引
外し可能にする挿入溝部を形成したところに特徴
を有する。
(作用) 本考案の電気機器の端子カバー装置は、電気機
器の係合部に係合する爪部の挿入溝部にドライバ
等の工具を挿入し、この工具を変位させることに
よりその変位力を前記爪部に伝達してその爪部の
係合部に対する係合を解除するとともにその解除
状態で前記工具とともに端子カバーを端子部から
引外すものである。
(実施例) 以下、本考案の一実施例につき第1図乃至第4
図を参照して説明する。
先ず、第1図及び第2図において、21は電気
機器例えば、配線用しや断器で、これを構成する
本体ケース22には本体カバー23が図示しない
ねじにより固定されている。24は本体カバー2
3の一端部に形成された取付孔、25は本体ケー
ス22に形成され取付孔24と連通し取付孔24
よりも径大な凹部で、これら凹部25と取付孔2
4とにより形成された段部を係合部26としてい
る。27は本体ケース22の一端部に設けられた
端子部で、ここに導出された複数個例えば3個の
端子28には図示しない接続電線を固定するねじ
28aを螺合している。29は端子部27を覆う
ようにしや断器21に取付けられる絶縁材料から
なる端子カバーで、これは、第3図にも示すよう
に、しや断器21即ち、本体ケース22及び本体
カバー23に接する側の側面と下面が開放する箱
状をなしており、上面部29aが本体カバー23
の上部に延設され、端面部29bが本体ケース2
2及び本体カバー23の側面部に当接し、側面部
29cから突設された2本のリブ29d,29d
が本体ケース22及び本体カバー23に形成され
た2個の溝部30,30に係合している。31は
端子カバー29の側面部29cの下縁部に形成さ
れた接続電線を通る孔である。32は本体カバー
23の取付孔24に挿入される爪部で、これは、
端子カバー29の上面部29aに片持梁状に形成
された弾性を有する基板部32aと、この基板部
32aから下方に向けて突設され先端部に段部3
2bを有するフツク部32cとから構成されてお
り、段部32bが係合部26に係合している。3
3は爪部32に形成されドライバ等の工具が挿入
される挿入溝部で、これは基板部32aの中心部
からフツク部32cの内部にかけて縦長な略V字
状に形成されている。
上記構成の端子カバー29を端子部27に装着
する手順について説明する。先ず、端子カバー2
9を端子部27の上方に位置させ、その端面部2
9bを本体ケース22及び本体カバー23の側面
部に宛がい、2本のリブ29d,29dを本体ケ
ース22及び本体カバー23の溝部30,30に
係合させ、爪部32のフツク部32cの先端部を
取付孔24に挿入する。そして、端子カバー29
を押し下げると、爪部31の段部32bの先端部
が取付孔24の壁面に圧接されて爪部32を弾性
変形されせながら摺動して、端子カバー29の上
面部29aが本体カバー23に当接したところで
爪部32が弾性復元して段部32bが係合部26
に係合する。これにより端子カバー29が本体ケ
ース22及び本体カバー23に取付けられる。
次に、端子カバー29を端子部27から引外す
場合について説明する。ドライバ等の工具34を
片手で持ち、挿入溝部33に挿入し、第4図に示
す矢印B方向に変位させる。これによりその変位
力が爪部32に伝達されて爪部32が変位し、段
部32bの係合部26に対する係合が解除され
る。そこで、工具34を矢印B方向に変位させた
まま上方へ引上げる。すると爪部32の段部32
bの先端部が取付孔24の壁面に当つて、端子カ
バー29の上面部29aの片持梁状の基板部32
aを含む爪部32が弾性変形することにより、挿
入溝部33が変形して挿入された工具34を締付
けるので、工具34と共に端子カバー29が上方
へ引上げられ、端子カバー29が端子部27から
引外される。
上記実施例によれば、次のような効果を得るこ
とができる。即ち、片手で持つた工具34を挿入
溝部33に挿入し、この工具34を矢印B方向へ
変位させ、そのままの状態で工具34を引上げる
ことにより、片手の操作で端子カバー29が端子
部27から引外すことができるので、両手の操作
を必要とした従来の構成に比べて引外し作業が著
しく容易になる。又、端子カバー29は挿入溝部
33に挿入した工具34を操作することによつて
のみ取外すことができるので、取外す意志のない
時即ち挿入溝部33に工具34が挿入されていな
い通常の使用状態においては、不用意に端子カバ
ー29が引外されて端子部27が露出するような
ことはない。
[考案の効果] 本考案の電気機器の端子カバー装置は、以上の
説明から明らかなように、端子部を有する電気機
器の取付孔の内部に係合用段部を設け、端子カバ
ーには端子カバーの上面部の取付孔に対応する位
置に、係合用段部側を支持部とする片持梁状に形
成された弾性を有する基板部と、この基板部から
下方に向けて突設され先端部に取付孔の係合用段
部と係合する段部を有するフツク部とからなる爪
部を設け、この爪部に挿入溝部を形成したので、
挿入溝部に挿入した工具を片手で操作することに
より端子カバーを端子部から引外すことができ、
端子カバーの取外し作業に両手を使う必要がなく
て、作業が容易になるという実用的効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第4図は本考案の一実施例を示すも
ので、第1図は第2図中−線に沿う縦断面
図、第2図は平面図、第3図は端子カバーの斜視
図、第4図は作用説明の為の要部の縦断面図であ
り、そして、第5図は従来例を示す第1図相当
図、第6図は同第3図相当図、第7図は同第4図
相当図である。 図中、21はしや断器(電気機器)、26は係
合部、27は端子部、29は端子カバー、31は
爪部、33は挿入溝部、34は工具を示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 電気機器本体の端子部を覆う端子カバーと、こ
    の端子部の近傍に設けた電気機器取付孔とを備え
    たものにおいて、前記取付孔の内部に係合用段部
    を設け、前記端子カバーは、端子カバー部と、こ
    の端子カバー部の上面部の前記取付孔に対応する
    位置に、前記係合用段部側を支持部とする片持梁
    状に形成された弾性を有する基板部と、この基板
    部から下方に向けて突設され先端部に前記取付孔
    の係合用段部と係合する段部を有するフツク部と
    からなる爪部と、この爪部にドライバ等の工具が
    密接に嵌合挿入されて変位されるとその変位力を
    前記爪部に伝達されることによりその爪部の前記
    係合部に対する係合を解除するとともにその解除
    状態で前記工具とともに前記端子カバーを前記端
    子部から引外し可能にする挿入溝部とを具備して
    なる電気機器の端子カバー装置。
JP1986123356U 1986-08-13 1986-08-13 Expired JPH0416342Y2 (ja)

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JPS6329840U JPS6329840U (ja) 1988-02-26
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