JPH0416008Y2 - - Google Patents

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JPH0416008Y2
JPH0416008Y2 JP1985068141U JP6814185U JPH0416008Y2 JP H0416008 Y2 JPH0416008 Y2 JP H0416008Y2 JP 1985068141 U JP1985068141 U JP 1985068141U JP 6814185 U JP6814185 U JP 6814185U JP H0416008 Y2 JPH0416008 Y2 JP H0416008Y2
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hole
leg
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cable clamp
cable
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、例えば自動車用空気調和装置のコン
トロール部と各種制御部材とを連結するコントロ
ールケーブルを固定するケーブルクランプの改良
に関する。
(従来の技術) 例えば自動車用空気調和装置のコントロール部
にはスライド式の制御レバーが設けられ、この制
御レバーを操作することにより自動車用空気調和
装置の各種ドアとか作動部材等からなる制御部材
を制御し、温度、モード、内外気の切換えあるい
はフアンスピード等をコントロールしている。
この制御レバーと制御部材とは、コントロール
ケーブルを介して連結され、前記制御レバーの操
作量がこのコントロールケーブルを介して制御部
材に伝達されるようになつているが、このコント
ロールケーブルはアウタースリーブ内に比較的剛
性のある線材を挿通した構成になつており、この
アウタースリーブを所定位置に固定しなければ、
内部の線材で所定の制御を行なうことができな
い。例えばA点とB点とをコントロールケーブル
により連結し、A点の変位量をB点に伝達する場
合、このコントロールケーブル全体が弾性変形し
て弓状に曲がると、A点の変位量はB点に正確に
伝わらない虞れがある場合と同様である。
そこで従来から、第9,10図に示すようなケ
ーブルクランプ1が使用されている。(実公昭52
−32858号公報参照) このケーブルクランプ1は平板状主部2の一端
に第1脚部3を、他端に第2脚部4を夫々形成
し、この第1脚部3を固定板5(第10図参照)
に開設された通孔6に挿通する一方、第2脚部4
をこの固定板5の側縁部7に係止することによ
り、この平板状主部2の湾曲部8と固定板5との
間でケーブル9を挟持するようにしたものであ
る。
(考案が解決しようとする問題点) ところが、このケーブルクランプ1は前述した
通孔6に第1脚部3を挿通しやすい構造となつて
いるため、第7図に示すようにいわゆる縦置きに
装着すると、第2脚部4を外すときに、固定板5
の通孔6から抜け落ちる虞れがある。しかも、こ
のケーブルクランプ1は小さな部品であり、取付
位置は、自動車のインストルメントパネルの下部
域等のような暗く狭小な部分であるため、一旦固
定板5から外れて落下すると、発見することが難
しい。
このため、ケーブルクランプ1を外す場合は固
定板5から抜け落ちないように注意して取扱わな
ければならず、自動車用空気調和装置の組立作業
を行う場合も迅速性を欠き作業能率の低下の一因
となつている。
そこで、最近では、実公昭52−32858号公報に
開示されたもの(第10図の破線で示す部分参
照)のように、通孔6の口径cよりも大きい高さ
hを有する突起10を形成し、合成樹脂製固定板
5の通孔6内に無理に押し込み、第2脚部4を外
したときに通孔6から第1脚部3が外れないよう
にしたものもある。
しかし、このように無理な押し込みは手数を要
すのみでなく、作業能率も悪く好ましくない。
本考案は、上述した問題点に鑑みてなされたも
ので、コントロールケーブルの交換時等にケーブ
ルクランプを固定板から外してもケーブルクラン
プが固定板から脱落せず、しかも挿入時には無理
なく挿入できるようにしたことを目的とするもの
である。
(実施例) 以下、本考案の一実施例を図面に参照して説明
する。
第1図は、本考案の一実施例を示す全体斜視
図、第2図は、固定板に取付けた状態を示すもの
で、第1図の−線に沿う断面相当図であり、
第9,10図に示す部材と同一部材には同一符号
を付してある。
このケーブルクランプ20は平板状主部2の一
端に第1脚部3を、他端に第2脚部4を形成して
いる。この平板状主部2は第2脚部4より離れた
位置に湾曲部8を形成してあり、この湾曲部8の
中央に押圧片21を形成するようにH字状の打抜
き穴22を開設している。この打抜き穴22の形
成により、第2脚部4の変形が容易になる。
この第2脚部4は、平板状主部2より垂下した
もので、固定板5の側縁部7に係止する係止部4
aと、この係止状態を外すための把手なる把手部
4bとが設けられている。
一方、前記第1脚部3は前記平板状主部2の端
部より固定板5の肉厚t1分だけ垂下した直立板2
3を有し、この直立板23の下端より水平に突出
するように水平板24が設けられている。
特に本実施例では、この水平板24のほぼ中央
に前記第2脚部4と同一方向に垂下した突出片2
5が形成され、この突出片25と前記水平板24
のなす角度はほぼ直角となるようにしている。し
かもこの突出片25の長さa(第3図参照)は前
記第2脚部4を固定板5から外して第3図に示す
矢印のように反転したとき固定板5に形成された
通孔6の側縁に先端が係合し得る程度の長さにし
ている。
すなわち、この第1脚部4の水平板24と突出
片25は、固定板5の通孔6を挿通するが、第3
図に示す反転時には抜け出ない構造となつてい
る。今、a:突出片25の基端から先端までの長
さ、 b:水平片24の基端から先端までの長さ、 c:通孔6の巾、 t1:固定板6の肉厚、 t2:ケーブルクランプ20の肉厚 とし、第4図に示す状態(第1脚部3が所定角度
θだけ傾斜し、水平板24の先端Bが固定板5の
肉厚t1の中点に位置した状態)まで通孔6内に第
1脚部3が入り、この第1脚部3を中心とする反
転時に抜け出ないための条件を求めれば下記のよ
うになる。
1 通孔6から外れないための条件 この条件は第5図より明らかなように a+t2>c …… である。
2 通孔6に入るための条件 この条件は第4図において、突出片25が通孔
6より突出し(a>t1)、しかもc>d1+d2+d3
+d4を満足しなければならない。
ここに 「d1」=sinθ=t2sinθ 「d2」==cosθ=bcosθ 「d3」==cosθ=t2cosθ 「d4」==sinθ=cosθ・ sinθ=t1cosθsinθ ∴ a>t1 …… c>t2sinθ+bcosθ+t2 cosθ+t1cosθsinθ したがつて上記、から求められる下記式 a+t2>c>t2sinθ+bcosθ +t2cosθ+t1cosθsinθ a>t1 …… を満足すれば、通孔6内に挿入でき、反転時に外
れないケーブルクランプ20を得ることができる
ことになる。
次に作用を説明する。
通孔6内に第1脚部3を入れるには、まず突出
片25を通孔6内に挿通して、全体を固定板5に
対し所定角度θだけ傾ける。
この場合、突出片25、水平片24、固定板5
の肉厚t1、ケーブルクランプ20の肉厚t2等の関
係は前記式の関係にあるため、突出片25の先
端は通孔bより突出し、しかも水平片24の先端
は第4図に示すような傾斜状態からさらに回動す
ることができ、この通孔6より第1脚部3が突出
することになる。
すなわち、突出片25は第4図の状態から次第
に通孔6の外部に突出するように動作し、水平片
24は、この突出片25の動作に伴い、次第にこ
の通孔6の内周面より離れ、通孔6の内方に向う
ことになるので、この第1脚部3はスムーズに通
孔6内を通過し、外部に突出することになる。
第1脚部3が突出すれば、このケーブルクラン
プ20全体を時計方向に回動すれば、湾曲部8が
固定板5との間でコントロールケーブル9を挟持
しつつ、第2脚部4が固定板5の側縁部7に係止
し、第1脚部3の水平片24は固定板5の裏面5
aに係合することになる。
次に、このケーブルクランプ20を外す場合に
は第2脚部4と固定板5との係合を外せば、ケー
ブルクランプ20は第2図の状態から第1脚部3
を中心に反時計方向にその弾性により急激にはね
返り、反転し、第3図に示す状態となる。
ところが、この状態になつても突出片25はそ
の長さaとこのケーブルクランプ20の肉厚t2
加えたものが、通孔6の巾cよりも大きいため、
突出片25の先端が通孔6の側縁に係合し、外れ
る虞れはない。
したがつて自動車用空気調和装置のケーブル交
換作業を行う場合も、ケーブルクランプ20を無
理に固定板5の通孔6に押し込むことはなく、ま
た、このケーブルクランプ20を外したときも遺
失することもない。
なお、上述した実施例は水平片24の先端より
突出片25を直立に切り起こしたものであるが、
本考案はこの実施例のみに限定されるものではな
く、第6〜8図に示すようにこの水平片24の直
立板23側より切り起こすことにより突出片25
を形成しても同効である。
(考案の効果) 以上述べた点より明らかなように、本考案によ
れば第1脚部にこの第1脚部が固定板に係止した
とき固定板の端面に係止する水平板と、この水平
板より直角に立設した突出片とを形成し、第2脚
部と固定板との係合を外し、平板状主部を第1脚
部側を中心に反転したとき、前記突出片が通孔の
側縁に係合するように構成したため、ケーブル交
換時にケーブルクランプを取り外しても通孔から
脱落せず、ケーブルの交換がきわめてスムーズか
つ迅速に行うことができることになる。しかも従
来から用いられているケーブルクランプの突出片
を設けるのみであるため、コスト的にも高くなら
ず、このケーブルクランプ自体の製造も容易なも
のとなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の一実施例を示す斜視図、第
2図は、第1図の−線に沿う断面図、第3図
は、第1脚部を中心に反転した状態を示す断面
図、第4図は、第1脚部挿入時の要部拡大断面
図、第5図は、前記反転時の状態を示す要部拡大
断面図、第6図は、本考案の他の実施例を示す要
部斜視図、第7図は、同実施例の第1脚部挿入時
の要部拡大断面図、第8図は、同実施例の反転状
態を示す要部拡大断面図、第9図は、従来のケー
ブルクランプを示す斜視図、第10図は、同ケー
ブルクランプの縦置き取付状態を示す第9図の
−線に沿う断面相当図である。 2……平板状主部、3……第1脚部、4……第
2脚部、5……固定板、5a……端面、6……通
孔、7……側縁部、8……湾曲部、9……ケーブ
ル、24……水平板、25……突出片、t1……肉
厚。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 平板状主部2の一端に形成した第1脚部3を、
    所定の肉厚t1を有する固定板5に開設された通孔
    6を挿通して係止する一方、前記平板状主部2の
    他端に形成した第2脚部4を前記固定板5の側縁
    部7に係止することにより、前記平板状主部2に
    形成した湾曲部8と前記固定板5との間でケーブ
    ル9を挟持するようにしたケーブルクランプにお
    いて、 前記第1脚部3に、この第1脚部3を固定板5
    に係止したとき固定板5の端面5aに係止される
    水平板24と、この水平板24より直角に立設さ
    れかつ前記第2脚部4と同一方向に突設された突
    出片25とを形成し、前記水平板24、突出片2
    5及び通孔6が、 a+t2 >C>t2 sioθ+bcpsθ +t2 cpsθ+t1 cpsθsioθ a>t1 ここに a:突出片25の水平板24からの突出長さ b:水平板24の長さ c:通孔6の巾 t2:ケーブルクランプに肉厚 θ:突出片25の通孔6より突出し、水平板2
    4の先端が通孔6に肉厚方向中点に位置し
    たときの固定板と水平板24とのなす角度 という関係を有するケーブルクランプ。
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JPS616017B2 (ja) * 1980-02-28 1986-02-22 Heye Hermann

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