JPH0810118Y2 - 樋支持具 - Google Patents

樋支持具

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JPH0810118Y2
JPH0810118Y2 JP1989151119U JP15111989U JPH0810118Y2 JP H0810118 Y2 JPH0810118 Y2 JP H0810118Y2 JP 1989151119 U JP1989151119 U JP 1989151119U JP 15111989 U JP15111989 U JP 15111989U JP H0810118 Y2 JPH0810118 Y2 JP H0810118Y2
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Okuji Kensan Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、軒樋の取付けに用いられる樋支持具に関す
るものである。
(従来技術) 軒樋を内側から支持する樋支持具は、概ね、鼻隠しな
どに固定される取付板とこの取付板から突出する支持腕
とから成り、通常は第5図に示すように、帯板材の板面
を上下方向に位置させて所要形状に屈曲形成した支持腕
aの先端を樋bの前方耳部cに係止させる一方、取付板
dの剛性突起eと、支持腕下面から上記剛性突起eに向
けて突出させた板バネ状の突起fとによって樋bの後方
耳部gを掛止することによって、樋bを支持するもので
ある。
また、実開昭63−151635号公報には、上記した剛性突
起eと板バネ状突起fの他に、支持腕aの板バネ状突起
fの上方に、樋bを支持するときに樋bの後方耳部gの
内方上縁mを斜め下方に押さえ込むストッパ片hが連設
された樋支持具(第6図参照)が提案されている。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、前者の通常の支持具では、樋の後方耳
部gが板バネ状突起fと剛性突起eの両突起e,fの間で
可動するため、樋bがその幅方向に動かされると、板バ
ネ状突起fに衝撃が繰り返し作用して板バネ状突起fの
疲労破壊を生じ易くする問題点がある。
後者の公報記載の支持具は、後方耳部gに板バネ状突
起fが接触する前に、後方耳部上端mをストッパ片hに
よって制止することにより、上記問題点を解消するよう
にしたものである。ところが、後方耳部gは上記ストッ
パ片hと剛性突起eとの2点によって支持されるもの
の、後方耳部gの内方上端mにストッパ片が押し当てら
れているために、支持力の方向が後方耳部gに回転モー
メントを生じさせる方向となり、一点鎖線で示すように
取付後の樋bにねじれを生じさせて取付後の使用に支障
をきたすことになる。
また、上記の2タイプとも、支持腕aがその帯板材板
面を上下方向に向かせた片持ちはり形式であるために、
曲げ剛性が弱く、取付後に樋bを充分に支持し得なくな
ることもある。
こうした種々の問題点は、特に、高級化した今日のプ
レハブ住宅において早急な解決が望まれているところで
ある。
本考案はこれら従来技術の改良すべき点に鑑みてなさ
れたもので、支持腕の板バネ状突起を疲労破壊させるこ
とがなく、かつ樋に曲げやねじりを生じさせずに樋を確
実に支持することのできる樋支持具を提供することを目
的とするものである。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために本考案に係る樋支持具は下
記する構成を備えた点に特徴がある。
すなわち、この樋支持具は、たるき、鼻隠しなどに固
定される取付部と、この取付部から突出して樋を支持す
る支持部とより成り、樋の後方耳部を、上記取付部の前
面に突設した受け突起と、上記支持部の所定位置に取付
部前面に向けて突設した板バネ状突起との間で支持する
ようにしたものである。上記支持部は、上記取付部前面
との結合部である基端部から一旦斜めに立下る立下り部
を備え、この立下り部の下縁に上記後方耳部の内方上縁
に斜めに押し当てられる制止縁を有する。また上記支持
部は、先端が後方耳部の上記内方上縁よりも下方の内面
に当接される板バネ状突起を備える。板バネ状突起の先
端と上記制止縁は、制止縁が受け突起に支持された後方
耳部の内方上縁に押し当てられるときに板バネ状突起の
先端が後方耳部の内面に当接される位置関係にある。そ
して、取付部の受け突起と制止縁によって樋の上下方向
への移動を規制し、制止縁と板バネ状突起とによって樋
が取付部から離れる方向への移動を規制すると共に制止
縁の押し当て力による後方耳部の外方への回転モーメン
トの発生を阻止して樋を支持する。
支持部は、取付部の前面から所要の間隔をおき板面を
対向させて突出した左右2枚の支持板と、この支持板の
間に支持板の長さ方向に適宜間隔を置いて設けられた連
結リブと、支持板先端に形成されて前方耳部の溝に係止
される舌片とより成るようにし、左右の支持板の両立下
り部下縁に前記制止縁を設け、取付部に最も近い位置の
連結リブから板バネ状突起を上記受け突起に向けて突設
させると良い。
(作用) 上記の構成の樋支持具は、取付部をたるき等に釘打ち
などによって固定される。
軒樋の前方耳部はその溝に支持部の先端舌片が嵌め込
まれて支持される。
後方耳部は、受け突起と板バネ状突起との間から挿入
されて、常時、受け突起上面と板バネ状突起先端と制止
縁との3点によって支持される。
支持状態において、受け突起が樋の下方向への移動を
規制し、制止縁が上方向への移動を規制する。また、制
止縁と板バネ状突起とが樋が取付部から離れる方向への
移動を規制する。樋の後方耳部は、内方上縁を制止縁に
よって受け突起に向け斜め下方に押しつけられるが、こ
こから若干下がった内面適所を板バネ状突起の先端によ
って制止されるので、回転モーメントを生じることもな
くしっかりと保持される。また、支持部に、板面を対向
させた左右の支持板を用いるようにすれば、片持ちはり
形式であっても上下の曲げ剛性の強い樋支持となる。
(実施例) 以下、本考案を図示した一実施例に基づいて詳細に説
明する。
第1図及び第2図は、本考案の一実施例に係る樋支持
具の一部破断斜視図と、その使用状態における断面図で
ある。
この樋支持具は取付板1と支持腕2とを備え、全体が
合成樹脂材にて一体成形されている。
上記取付板1は、略十字形の平板で、十字の各方向に
それぞれ取付孔11を有し、釘等によってたるき、鼻隠し
等へ取付け固定される。前面中央付近には、樋3の後方
耳部31の下面を支える受け突起12が突設されている。
上記支持腕2は、取付板1の前面から突出し、全体と
して、長さ方向中央が窪み、両端が持ち上げられた形状
を成している。21,21はこの支持腕2を構成する左右の
腕板で、所要の間隔を置き、板面を対向させて平行に対
峙し、先端において舌片22を介して一体化されている。
舌片22は軒樋3の前方耳部32の溝33(第2図参照)に嵌
め込み可能な形状に形成されている。
23は両腕板21,21間に設けられた補強リブで、腕板21
の長さ方向に適宜の間隔を置いて複数箇所設けられてい
る。取付板1に最も近い位置の補強リブの上板部には、
板バネ状突起24が取付板1前面に向けて斜め下方に突き
出すように形成されている。この板バネ状突起24は、第
2図に示すように、樋3がこの樋支持具によって支持さ
れたときに樋3の後方耳部31の内方面に当接される程度
の長さに設定される。
25は左右の腕板21が取付板前面との結合基端から前記
した窪みに向けて斜めに立下る部分を示しており、この
立下り部の下縁はその一部が樋3の後方耳部31の内方上
縁を斜め下方に押し付ける制止縁25aを構成する。
尚、図中符号26は上記した制止縁25aと板バネ状突起2
4と受け突起12と取付板前面とによって囲まれ、後方耳
部31を受け入れる掛止空間を示す。
第2図乃至第4図を参照しつつ使用状態を説明する
と、鼻隠しに取付板1を固定した支持具の支持腕2先端
の舌片22に樋3の前方耳部32の溝33を嵌込んだ後、後方
耳部31を第3図に見られるように取付板1の受け突起12
と支持腕2の板バネ状突起24との間から押込むと、板バ
ネ状突起24が若干上方に撓みつつ後方耳部31を掛止空間
26に受け入れる。掛止空間26内の後方耳部31は、下面が
受け突起12によって支持されると同時に、内方面が制止
縁25aと板バネ状突起24によって上下同時に支持され
る。
左右の腕板21,21の制止縁25aは後方耳部31の上方向と
横方向への移動を規制し、板バネ状突起24は制止縁25a
の下方において樋の横方向の移動を規制する。従って、
これらの規制反力方向によっては、後方耳部31に回転モ
ーメントを生じさせることはなく(第2図及第4図参
照)、樋3の取付後においてねじれ等が生じることはな
い。
また、支持腕2の構造は片持ちはり形式であっても、
腕板21を左右に対面する構造としているので、樋3の取
付に際しての上下方向の曲げに対する剛性が強く、横方
向の曲げに対しても複数のリブが作用して、従来品に比
べ高い剛性を有する。このため取付けられた樋3が曲が
ることもなく、高級プレハブ住宅にも最適となる。
なお、板バネ状突起は、必ずしも補強リブのひとつか
ら突設する必要はなく、腕板の一部を延長して設けたも
のでもよい。
また、支持部と取付部とは、必ずしも樹脂材によって
一体成型する必要はなく、金属製の取付部に対して樹脂
製の支持部を固着したものでも良い。
(考案の効果) 以上説明したように、本考案によれば、後方耳部の下
面を取付部の受け突起によって、後方耳部の内方上縁を
支持部の斜め立下り下縁に設けた制止縁によって、また
後方耳部の内方上縁から若干下った内面適所を板バネ状
突起によって支持させるようにしてあるので、板バネ状
突起を疲労破壊させることがなく、また樋にねじれや曲
げを生じさせることもなく確実に支持できるものであ
る。
支持部を板面を対向させた左右の支持板とこれを連結
する連結リブとによって構成することにより、上下方向
に剛性の高い樋支持具を提供できるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る一実施例の樋支持具の一部破断斜
視図、第2図はその使用状態を示す断面図、第3図は樋
後方耳部の挿入を示す説明図、第4図は使用状態を平面
から見た断面図、第5図及び第6図は共に従来の樋支持
具の断面図である。 1……取付板、12……受け突起、2……支持腕、21……
腕板、22……舌片、23……補強リブ、24……板バネ状突
起、25……立下り部、25a……制止縁、3……樋、31…
…後方耳部、

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】たるき、鼻隠しなどに固定される取付部
    と、この取付部から突出して樋を支持する支持部とより
    成り、樋の後方耳部を、上記取付部の前面に突設した受
    け突起と、上記支持部の所定位置に取付部前面に向けて
    突設した板バネ状突起との間で支持するようにした樋支
    持具において、 上記支持部は、上記取付部前面との結合部である基端部
    から一旦斜めに立下る立下り部を備え、この立下り部の
    下縁に上記後方耳部の内方上縁に斜めに押し当てられる
    制止縁を有し、 また上記支持部は、先端が後方耳部の上記内方上縁より
    も下方の内面に当接される板バネ状突起を備え、 板バネ状突起の先端と上記制止縁は、制止縁が受け突起
    に支持された後方耳部の内方上縁に押し当てられるとき
    に板バネ状突起の先端が後方耳部の内面に当接される位
    置関係にあり、 上記取付部の受け突起と制止縁によって樋の上下方向へ
    の移動を規制し、制止縁と板バネ状突起とによって樋が
    取付部から離れる方向への移動を規制すると共に制止縁
    の押し当て力による後方耳部の外方への回転モーメント
    の発生を阻止して樋を支持する、 ことを特徴とする樋支持具。
  2. 【請求項2】前記支持部が、上記取付部の前面から所要
    の間隔をおき板面を対向させて突出した左右2枚の支持
    板と、この支持板の間に支持板の長さ方向に適宜間隔を
    置いて設けられた連結リブと、支持板先端に形成されて
    前方耳部の溝に係止される舌片とより成り、 左右の支持板の両立下り部下縁に制止縁が設けられ、 取付部に最も近い位置の連結リブから板バネ状突起が上
    記受け突起に向けて突設されている ことを特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項記載の
    樋支持具。
JP1989151119U 1989-12-31 1989-12-31 樋支持具 Expired - Lifetime JPH0810118Y2 (ja)

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JPH0392233U JPH0392233U (ja) 1991-09-19
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57159931U (ja) * 1981-04-02 1982-10-07
JPH0424024Y2 (ja) * 1987-03-25 1992-06-05

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JPH0392233U (ja) 1991-09-19

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