JPS6217619Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6217619Y2
JPS6217619Y2 JP12375583U JP12375583U JPS6217619Y2 JP S6217619 Y2 JPS6217619 Y2 JP S6217619Y2 JP 12375583 U JP12375583 U JP 12375583U JP 12375583 U JP12375583 U JP 12375583U JP S6217619 Y2 JPS6217619 Y2 JP S6217619Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
clip
elastic
panel
support
pairs
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP12375583U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6031510U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP12375583U priority Critical patent/JPS6031510U/ja
Publication of JPS6031510U publication Critical patent/JPS6031510U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS6217619Y2 publication Critical patent/JPS6217619Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Insertion Pins And Rivets (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は電線、ワイヤハーネス等をパネルに係
止固定するためのクリツプの構造、特にパネルへ
の係止部材基部にガタ防止用の弾性翼片を突設さ
せたクリツプの構造に関する。
従来、この種のクリツプとしては、例えば第1
図に側面図として示したような構造のクリツプ
A′が知られている。
このクリツプA′は柱状の支柱1の上端部1′か
ら支柱1の両側に先端部にパネル孔への係止段部
3を設けた可撓片2が垂設され、更に、支柱1の
基部1″からガタ防止用の一対の弾性翼片4を支
柱1の両側に突設させた構造に形成されている。
しかして弾性翼片4は支柱1に対して鋭角の角度
θを付して突設されると共に、可撓片2の係止段
部3と弾性翼片4の基部との間隔は略パネル5の
厚みに略対応するように設定されている。
このクリツプA′をパネル5に係止するには、
可撓片2を支柱1の先端部1′からパネル孔5′内
に押圧挿入すると可撓片2は一旦2aで示される
状態までパネル孔で抑圧されたのち、可撓片2の
係止段部3がパネル孔を脱したとき2bで示され
る位置まで復帰すると共に、可撓片2の先端係止
片2′がパネル孔5′の壁面に当接して係止され
る。
一方、弾性翼片4は4aの状態を経て4bの位
置に変位し、パネル5の下面を押圧した状態でク
リツプA′のパネルに対するガタ防止がはかられ
る。
しかし、このような従来のクリツプA′にあつ
ては以下のような問題点がある。即ち、クリツプ
A′をパネル孔5′に挿入するときの押圧力は可撓
片2が2aに変位するまでの押圧力と、弾性翼片
4が4bに変位するまでの押圧力との和に相当す
るかなりの押圧力を必要とするが、更にパネルの
板厚が厚い場合には弾性翼片4の変位量も大きく
なるためこの押圧力は極めて大きいものとなる。
この押圧力を減少させるためには弾性翼片4の支
柱1に対する傾斜角度θを大として弾性翼片4の
上記変位量を小さくすればよいが、逆に弾性翼片
4の4bの状態でのパネル5に対する押圧力が低
下して十分なクリツプのガタ防止をはかることが
困難となる。
又、弾性翼片4が4bの押圧状態に長期間保持
された場合には、例えその材質が弾性に富む樹脂
材料で構成されていても、その変位量が大きいと
きは長期に亘り徐々に塑性化して弾発力が低下
し、ガタ防止作用が逓減する。
本考案は従来のクリツプのかかる問題点に着目
してなされたもので、パネル挿入時の押圧力が段
階的に最終押圧力を生じ、しかも弾性翼片の塑性
化を緩和して長期に亘りパネルに対するガタ防止
を達成し得るクリツプを提供することを目的とし
たものである。
以下に本考案のクリツプを実施例を示す添付の
図面に基づいて説明する。
第2図は本考案のクリツプAの斜視図を示し、
第1図に示した従来のクリツプA′と同一部分に
ついては同一符号を用いて説明する。即ち、本考
案のクリツプAは必要に応じ予め電線、ワイヤハ
ーネス等を固定する支持板6に立設された柱状の
支柱1の上端部1′から支柱1の両側に、先端部
に図示しないパネル孔への係止段部3を設けた可
撓片2が垂設され、更に支柱1の基部1″からガ
タ防止用の複数対(図示では2対)の弾性翼片7
a,7b,8a,8bを支柱1の両側にかつ支柱
1に対して鋭角に突設させると共に、複数対の弾
性翼片のうち、少くとも一対の弾性翼片7a,8
aを他の対をなす弾性翼片7b,8bと支柱1に
対する傾斜角度を夫々異なる角度θ,θを付
して突設形成させたものである。なお、図示では
一対の弾性翼片7b,8bの傾斜角度θは他の
一対の弾性翼片7a,8aの傾斜角度θよりも
大に形成されている。
次に本考案のクリツプAの作用について説明す
る。可撓片2を支柱1の先端部1′から図示しな
いパネル孔に押圧挿入すると、可撓片2は第1図
に基づいて説明した従来のクリツプA′の場合と
同様の機構でパネル孔に係止される一方、弾性翼
片は支柱1に対する傾斜角度の小さい一対の弾性
翼片7a,8aがパネルの下面に当接し、次いで
傾斜角度の大きい一対の弾性翼片7b,8bが当
接する。続いて両者の弾性翼片7a,7b,8
a,8bが略水平位置に達するまで押圧すること
により、前述のように可撓片2の先端係止片2′
がパネル孔の壁面に当接してクリツプAがパネル
に係止されると共に、パネルの下面が弾性翼片7
a,7b,8a,8bにより押圧されてクリツプ
Aのパネルに対するガタ防止がはかられる。
このように本考案のクリツプにおいては弾性翼
片が支柱1に対する傾斜角度の小さい弾性翼片7
a,8aと傾斜角度の大きい弾性翼片7b,8b
との複数対に分割形成されているため、パネル孔
に挿入するときの押圧力は従来のクリツプA′に
比較してかなり低減させることができると共に、
長期間の係止によるガタ防止力の低下も傾斜角度
の大きい弾性翼片7b,8bを介在させたことに
より総体的にかなり低減される。
第3図は本考案のクリツプの他の実施例を示す
鋲状クリツプBの斜視図で、支柱1の基部1″及
びその附近1から3対の弾性翼片9,10,1
1を支柱1の両側に夫々支柱1に対し異なつた角
度で突設させた場合を示しているが、この場合、
弾性翼片の対数は何対でもよく、支柱1の両側に
異なつた角度で突設された各対の弾性翼片の弾発
力の総和が左右で均衡が保持されていればよい。
又、第3図に示す弾性翼片は長方形状の弾性翼片
を3対に分割させた形状に構成されているが、円
形又は橢円形等左右対称の適宜の形状の弾性翼片
を複数対に分割させてもよい。更に、本考案のク
リツプにおいては一対の可撓片2も支柱1に対す
る垂下角度の異なる複数対に分割(図示省略)す
ることにより、弾性翼片の場合と同様の作用でパ
ネル孔に対する押圧力の低減及び長期間の係止に
よるガタ防止力の低下を防ぐことができる。
以上説明したように本考案のクリツプにおいて
は、クリツプの支柱基部又は基部附近から支柱の
両側に支柱に対し鋭角に突設されるガタ防止用の
弾性翼片が角度の異なる複数対に分割され、又、
必要に応じ可撓片についても支柱に対する角度の
異なる複数対に分割形成させるように構成したか
ら、従来のクリツプに比しパネル特に板厚の厚い
パネルに対する挿入時の押圧力を大幅に低下させ
ることができると共に、長期間パネルに係止した
場合のガタ防止力の低下を防ぐことができる利点
を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のクリツプの側面図、第2図、第
3図は本考案のクリツプの実施例を示す斜視図で
ある。 1……支柱、2……可撓片、3……係止段部、
4……弾性翼片、5……パネル、6……支持板、
7a,7b,8a,8b,9,10,11……弾
性翼片。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 支柱の両側に、先端部に係止部を有する可撓片
    を設け、該支柱の基部又はその附近から弾性翼片
    を該支柱に対し鋭角に突設させてなるクリツプに
    おいて、該弾性翼片が該支柱に対し角度の異なる
    複数対に分割形成されていることを特徴とするク
    リツプ。
JP12375583U 1983-08-11 1983-08-11 クリツプ Granted JPS6031510U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12375583U JPS6031510U (ja) 1983-08-11 1983-08-11 クリツプ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12375583U JPS6031510U (ja) 1983-08-11 1983-08-11 クリツプ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6031510U JPS6031510U (ja) 1985-03-04
JPS6217619Y2 true JPS6217619Y2 (ja) 1987-05-07

Family

ID=30282375

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12375583U Granted JPS6031510U (ja) 1983-08-11 1983-08-11 クリツプ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6031510U (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7189820B2 (ja) * 2019-03-27 2022-12-14 古河電気工業株式会社 固定具及びクランプ

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6031510U (ja) 1985-03-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4103854A (en) Support fastener
US4644614A (en) Plastic fastener for spacing and supporting two plates
JPS6217619Y2 (ja)
JP3022813B2 (ja) スナップ取付構造
EP0293765A1 (en) Drive fastening system
JP2593578Y2 (ja) ローパーティションのスタッドとパネルの連結構造
JP2578353Y2 (ja) 保持具
JP2768286B2 (ja) 書架用ブックサポート取付構造
JPH0633210Y2 (ja) 車両部品用留め具の取付け構造
JPH0715953Y2 (ja) 鋼製下地材止め金具
JPH0349535Y2 (ja)
CN215398527U (zh) 一种汽车线束连接器固定支架
US3151716A (en) Molding fastener
JP2684102B2 (ja) 壁材の縦目地構造
JPH0139980Y2 (ja)
JPH063718Y2 (ja) ワイヤ−ハ−ネス用クランプ
JPH03101Y2 (ja)
JPH0310260Y2 (ja)
JPH0641462Y2 (ja) ローパーティションのパネル脚連結構造
JPS6243125Y2 (ja)
JPH0428350Y2 (ja)
JPH0322571Y2 (ja)
JPS637615Y2 (ja)
JPS6134725Y2 (ja)
JPH0810118Y2 (ja) 樋支持具