JPH0126888Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0126888Y2
JPH0126888Y2 JP1983056305U JP5630583U JPH0126888Y2 JP H0126888 Y2 JPH0126888 Y2 JP H0126888Y2 JP 1983056305 U JP1983056305 U JP 1983056305U JP 5630583 U JP5630583 U JP 5630583U JP H0126888 Y2 JPH0126888 Y2 JP H0126888Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
piece
head
connecting body
bottom piece
pin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1983056305U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS59160909U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP5630583U priority Critical patent/JPS59160909U/ja
Publication of JPS59160909U publication Critical patent/JPS59160909U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0126888Y2 publication Critical patent/JPH0126888Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Snaps, Bayonet Connections, Set Pins, And Snap Rings (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、二物体をピンで連結する場合のピ
ン抜け止め具に関する。
二物体を連結する手段には種々あるが、ピンを
使用して二物体を連結する場合には、両物体が相
互に可動的状態で連結されることが必要であるこ
とから、ピンは、その一端にストツパを有し、他
端を抜け止め具で係止して、同ピンが連結体から
抜けないよう装着される。
このような止め具としては、従来、実開昭53−
43169号公報所載のものが既知である。
この止め具10は、第1図と第2図に示すよう
に、弾性板を側面ヘアピン状に折り曲げ、その一
方の板状部1には、取付ピン2の周溝3に嵌合す
る切欠溝4を折返弾部5とは反対側から切欠形成
し、他方の板状部6には、取付ピン2の端部に嵌
合する嵌合孔7が、折返弾部5側から切込まれて
上記切欠溝4と重積状に開口されたものである。
そこで、この止め具10により連結金具8を回
動アーム9に連結するには、第2図に示すよう
に、先ず、一方の板状部1に形成された切欠溝4
と取付ピン2の周溝3とが嵌合するよう同止め具
10を図中下向きに押し入れると、他方の板状部
6は、その案内部11が取付ピン2の頭端2′に
摺接することで、外方に弾性変形される。
そしてこの押し入れを進めて取付ピン2の周溝
3に板状部1の切欠溝4を完全に係合させるに至
れば、同部1の上下端部が連結金具8を弾圧し、
中央部が周溝3の右側壁面12を弾圧するが、さ
らに板状部6の嵌合孔7に取付ピン2の頭端を嵌
合させ、次に同部6を周溝3の左側壁面12に係
合弾支することで、取付ピン2が連結金具8、回
動アーム9から離脱しないようにするのである。
しかしながら、上記従来の止め具10にあつて
は、第2図からも理解できるように、押し入れ前
の常態にあつて、両板状部1,6の間隙は狭巾に
形成されているから、同具10の押入挿着時に
は、板状部6を折返弾部5の弾発力に抗して、前
記の如く外方へ弾性変形させなければならず、こ
のため挿入荷重が大きくなつて組付時の作業性が
非常に悪いだけでなく、同具10を取付ピン2か
ら取り外す際にも、上記板状部6を一方の手で折
返弾部5の弾発力に抗して外方へ弾性変形させて
頭部2′との係合を解除しつつ、他方の手で同具
10を引き抜かなければならないので、その操作
は一層煩雑にして労力を要することになるという
問題を有していた。
この考案は上記の問題点に鑑み、この種ピン抜
け止め具の挿着及び取外しが簡便であり、しかも
同具の抜け止め機能を充分確保することができる
よう改良を加えたもので、以下その構成を図示の
実施例により説明する。
図示したピン抜け止め具の基体20は、平板状
の上片部21と、同部21の一側端から直角垂下
方向に延設された側片部22と同側片部22より
再び直角方向で上片部21と同一方向に延設され
た底片部23とにより、薄板のばね材などを用い
て略コ字状に折曲形成されている。
上片部21には、第4図に示すように角型の嵌
合孔24が開設されており、同孔24の幅寸法l
は、第5図に示すように、取付ピン30における
頭部31の直径Lと略同寸法(l≒L)に構成さ
れており、また同孔24の長手方向に対する開口
寸法dは、前記頭部の直径(L)寸法よりも長尺
(d>L)に形成されている。
本考案では側片部22は、その上端部22aが
連結すべき板などによる連結体40に対して挿着
状態にある取付ピン30の頭部上面31aよりも
上方に位置する程度の高さ、つまり、側片部高さ
をh、上面41から取付ピン30の頭部上面31
aまでの距離をHとした場合h>Hとなるよう構
成されており、これにより、前記上片部21の下
面は常態において同頭部上面31aと圧接しな
い、望ましくは接触しない高さに保持される。
底片部23は、平板状に形成された基端部23
aと先端部23cとを、上片部21側へ向けて円
孤状に凸曲した曲部23bにより連設してなり、
先端部23cから、この曲部23bにかけて、第
4図に明示するように凸曲状に切込まれた係合溝
25が開設されており、同溝25の幅寸法sは、
取付ピン30の頭部31よりも細径Sにて連設さ
れたネツク部32より幅広で頭部31の直径
(L)よりも幅狭となるように形成(L>s>S)
されている。
また、上記曲部23bは、常態におけるその頂
面23b′までの高さ寸法kが、連結体40の上面
41からネツク部32までの長さ寸法Kよりも大
きく(k>K)なるよう設定されている。
次にこのように構成されたピン抜け止め具20
を使用して取付ピン30の抜け止めを行う場合の
操作につき第5図と第6図とを参照しながら説明
する。
尚、同各図において点線で示されているピン抜
け止め具は、同具の常態を示している。
先ず、第5図に示すように、連結体40の上面
41から突出する取付ピン30の頭部31と、同
上面41との間隙に底片部23を挿入すると、同
部23に開設された係合溝25に取付ピン30の
ネツク部32が嵌合係止される。
この時、底片部23の曲部23bは圧縮変形し
ておらず、この結果上片部21は頭部31と係合
しない状態で第5図左方向へ直線状に進む。
この状態から更にピン抜け止め具20を強制的
に押圧して挿入すると、上記間隙内に曲部23b
が進入するに至り、この時、同曲部23bは、そ
の頂面23b′までの高さ(k)が同間隙寸法Kよ
りも大きく形成されてあるため、その頂面23
b′が、頭部下面31bにより徐々に押下により圧
縮変形され、同頂面23b′の応力は頭部31を第
5図の上方向へ押圧するとともに、底片部23の
基端部23aと先端部23cは連結体40を第5
図の下方向へ押圧する。
また、この時、上記曲部23bの圧縮変形にと
もない、底片部23の基端部23aは、曲部23
bとの連結箇所aを支点とする反時計回り方向へ
の回動を受けて持ち上がり、これに伴ない基端部
23aと直角に連設された側片部22は取付ピン
30側へ傾動するので、同部22と直角に連設さ
れた上片部21は、第6図に示すように、その先
端部21aが曲部23bの圧縮変形に従動して
徐々に底片部23側へ降動し、同上片部21の嵌
合孔24周縁と頭部31の周面とが相接触して上
片部21は取付ピン30の頭部31に抜け止め状
態にて係止される。
以上説明したとおり、本考案は取付ピン30の
端部に、ネツク部32を介在してそのネツク部3
2よりも径の大きい頭部31が形成されており、
当該取付ピン30の端部が連結体40を貫通し
て、前記ネツク部32および頭部31をその連結
体40の上面41へ突出させているピンの抜け止
め具において、ばね材からなるコ字状の基体20
が、前記頭部31の高さよりも大きい間隔で対面
する底片部23および上片部21と、これら底片
部23、上片部21の各一端にわたる側片部22
とで一体形成されており、前記底片部23には、
前記連結体40の上面41にそれぞれ当接される
当該底片部23の先端部23cから基端部23a
にわたり、前記ネツク部32を嵌めこむための係
合溝25が形成されているとともに、これら先端
部23cと基端部23aとの間に、前記頭部31
の下面31bを介して押圧変形される上反りの曲
部23bが設けられており、前記上片部21に
は、前記頭部31を係嵌するための嵌合孔24が
開設されており、前記取付ピン30の頭部直径を
Lとし、前記嵌合孔35の幅寸法をl、長手方向
の開口寸法をdとし、前記側片部22の高さ(た
だし、底片部23の下面から上片部21の下面ま
での範囲)をhとし、前記連結体40の上面41
から前記取付ピン30の頭部上面31aまでの距
離をHとし、前記係合溝25の幅寸法をsとし、
前記取付ピン30のネツク部32の直径をSと
し、変形のない常態における曲部23の頂面23
b′の高さ寸法(ただし、底片部23の下面からの
高さ)をkとした場合、d>L,h>H,L>s
>S,k>Kなる関係を満足しており、前記底片
部23の基端部23aと先端部23cとが前記連
結体40の上面41にそれぞれ当接され、かつ、
当該底片部23の曲部23bがその頂面23b′側
から前記頭部下面31bの押圧力を受けたとき、
当該底片部23の基端部23a側が、その基端部
23aと曲部23bとの連結箇所aを支点とし
て、前記連結体40の上面41から持ち上がる方
向に回動するように構成されていることを特徴と
する。
したがつて、本考案のピン抜け止め具を取付ピ
ン30に挿着するに際し、上片部21が、当該挿
入操作を阻害する如き頭部31との接触状態にな
く、この結果同具の挿入荷重を小さくできるので
作業が簡便になるとともに、同上片部21は、底
片部23に形成された曲部23bの押下による圧
縮変形に従動して、頭部31と自動的に係合する
ので、操作が容易でありながら、取付後は、取付
ピン30に対する曲部23bの応力により抜け止
めを確実なものとなし得る。
また、ピン抜け止め具を、取付後取付ピン30
から取り外す場合にも、前記操作と逆の単なる引
き抜き操作だけで、その目的を達することができ
るので片手操作による迅速な作業となり、構成も
簡潔で成形性もよいので廉価に提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の止め具を示す斜視図、第2図は
同具の使用状態を示す断面説明図、第3図はこの
考案の一実施例に係るピン抜け止め具の正面図、
第4図は同具の平面図、第5図は同具の取付状態
を示す一部断面説明図、第6図は同具の取付が完
了した状態を示す一部断面説明図である。 20……基体、21……上片部、22……側片
部、23……底片部、23a……基端部、23b
……曲部、23b′……曲部の頂面、23c……先
端部、24……嵌合孔、25……係合溝、30…
…取付ピン、31……頭部、31a……頭部上
面、31b……頭部下面、32……ネツク部、4
0……連結体、41……連結体の上面、a……基
端部と曲部との連結箇所。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 取付ピンの端部に、ネツク部を介在してそのネ
    ツク部よりも径の大きい頭部が形成されており、
    当該取付ピンの端部が連結体を貫通して、前記ネ
    ツク部および頭部をその連結体の上面へ突出させ
    ているピンの抜け止め具において、ばね材からな
    るコ字状の基体が、前記頭部の高さよりも大きい
    間隔で対面する底片部および上片部と、これら底
    片部、上片部の各一端にわたる側片部とで一体形
    成されており、前記底片部には、前記連結体の上
    面にそれぞれ当接される当該底片部の先端部から
    基端部にわたり、前記ネツク部を嵌めこむための
    係合溝が形成されているとともに、これら先端部
    と基端部との間に、前記頭部の下面を介して押圧
    変形される上反りの曲部が設けられており、前記
    上片部には、前記頭部を係嵌するための嵌合孔が
    開設されており、前記取付ピンの頭部直径をLと
    し、前記嵌合孔の幅寸法をl、長手方向の開口寸
    法をdとし、前記側片部の高さ(ただし、底片部
    の下面から上片部の下面までの範囲)をhとし、
    前記連結体の上面から前記取付ピンの頭部上面ま
    での距離をHとし、前記係合溝の幅寸法をsと
    し、前記取付ピンのネツク部の直径をSとし、変
    形のない常態における曲部の頂面の高さ寸法(た
    だし、底片部の下面からの高さ)をkとした場
    合、d>L,h>H,L>s>S,k>Kを満足
    しており、前記底片部の基端部と先端部とが前記
    連結体の上面にそれぞれ当接され、かつ、当該底
    片部の曲部がその頂面側から前記頭部下面の押圧
    変形力を受けたとき、当該底片部の基端部側が、
    その基端部と曲部との連結箇所を支点として、前
    記連結体の上面から持ち上がる方向に回動するよ
    うに構成されているピン抜け止め具。
JP5630583U 1983-04-15 1983-04-15 ピン抜け止め具 Granted JPS59160909U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5630583U JPS59160909U (ja) 1983-04-15 1983-04-15 ピン抜け止め具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5630583U JPS59160909U (ja) 1983-04-15 1983-04-15 ピン抜け止め具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59160909U JPS59160909U (ja) 1984-10-27
JPH0126888Y2 true JPH0126888Y2 (ja) 1989-08-11

Family

ID=30186628

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5630583U Granted JPS59160909U (ja) 1983-04-15 1983-04-15 ピン抜け止め具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS59160909U (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54163246A (en) * 1978-06-14 1979-12-25 Fuji Electric Co Ltd Stopper ring

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54118945U (ja) * 1978-02-10 1979-08-20

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54163246A (en) * 1978-06-14 1979-12-25 Fuji Electric Co Ltd Stopper ring

Also Published As

Publication number Publication date
JPS59160909U (ja) 1984-10-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS5942548Y2 (ja) 電線クランプ
JPH0716608U (ja) 自動停止装置付隠しスライドファスナー用スライダー
JP2004156722A (ja) 本留め用の雄パーツを有する連結具
JPS5938883Y2 (ja) スライドフアスナ−用スライダ−の引手連結体
JPH0126888Y2 (ja)
JPH029584Y2 (ja)
JPS6353154A (ja) ピボット接手
JP2001118564A (ja) バッテリ端子
JP3554591B2 (ja) 長尺物取付用バンドクリップ
KR940003867Y1 (ko) 판상물등의 결착구
JPH058211Y2 (ja)
JPH0425368Y2 (ja)
JPH0622577Y2 (ja) 自動車ドアのベルトモール用クリップ
JPS584211Y2 (ja) 電気機器の取付装置
JPH0810820Y2 (ja) ラベル保持具
JP2557225Y2 (ja) ホースクリップ用ホルダ
JPS6225535Y2 (ja)
JPH0624370Y2 (ja) 鋼管ばた用キャップ
JPH0637590Y2 (ja) 片口金蛍光ランプのソケット
JPH0336440Y2 (ja)
JPH0810118Y2 (ja) 樋支持具
JPH022975Y2 (ja)
JPH0349072Y2 (ja)
JPH0430771Y2 (ja)
JPH078686Y2 (ja) 天井下地バーへの天井支持バーの取り付け構造