JPH022975Y2 - - Google Patents

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JPH022975Y2
JPH022975Y2 JP1983053000U JP5300083U JPH022975Y2 JP H022975 Y2 JPH022975 Y2 JP H022975Y2 JP 1983053000 U JP1983053000 U JP 1983053000U JP 5300083 U JP5300083 U JP 5300083U JP H022975 Y2 JPH022975 Y2 JP H022975Y2
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retainer
pressing piece
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JP1983053000U
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  • Insertion Pins And Rivets (AREA)
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は回動支点に対する留め具に関するも
のである。
例えば、自動車のヒーターコントロール装置に
は各種スライド式のレバー類が装着されている
が、各レバー類はヒーターコントロールパネルの
奥側に内蔵される基体に対しそれぞれが回動可能
に支持されている。そして、それらの回動支点の
締着手段を見るに、第1図および第2図のような
形式のものが多い。これによると、操作レバー1
の各支点部分は、基体5に突出された取付け部6
に対し嵌挿された下で、スナツプリングRを打込
むことによつて締着されているのである。ところ
が、このような形式の場合では、スナツプリング
Rの打込み力の強弱のばらつきによつて、操作レ
バー1の操作性が低下されたり、あるいは操作レ
バー1にがた付きが生じる等の不具合があつた。
そこで本考案は、上記した操作レバーの如き、
回動する部材において、その回動支点にほぼ一定
の締着力を付与して、所定の組付け状態を得るこ
とを目的とした。
上記の目的を達成するために、本考案は部材を
回動可能に受承する基体に対し、同部材の回動支
点を所定の締着力にて挟圧保持するためのそれぞ
れ合成樹脂材にて形成されたクリツプとリテーナ
とよりなる留め具であつて、基体の上面側に配さ
れるクリツプについては、前記部材の上面側を押
圧可能な押圧片の下面には、閉脚方向への弾性変
形が許容されて前記部材の回動支点を貫いて基体
の差込み孔へ縦貫可能な一対の脚片が一体に垂下
され、一方基体の下面に当接配置されるリテーナ
には前記脚片を挿通可能な係合孔が前記差込み孔
と同軸をなして配置され、また前記脚片はその軸
方向への変位が許容されるように押圧片に対し脚
片の基部が除肉された状態で接続され、かつ両脚
片の下端部には前記リテーナの係合孔の開口縁に
形成された下向きテーパー状の係合縁に対しこれ
に適合して係脱可能に係合するテーパー状の食込
み縁を有する爪片が外向きに形成され、さらに押
圧片の上面において両脚片とほぼ同軸上にはその
周囲が除肉されかつこれにより外側部分の押圧片
の上面より所定高さだけ突出する突片が形成され
るような構成としたのである。
したがつて、上記の構成によれば、基体に対す
る部材の取付けは脚片を部材の回動支点および基
体の差込み孔を貫いてリテーナの係合孔へ差込
む。この差込みに際しては、押圧片の上面を突片
と共に押圧し、脚片を軸方向に下向きに撓ませな
がら差込み、爪片を係合孔の係合縁に係止させ
る。この場合、それぞれテーパー状に形成された
爪片の食込み縁と係合縁との係合によつて、脚片
は閉脚方向への変形が規制されるため、強固に抜
け止めされた状態で係合される。
また、この係合力は脚片の弾性復元によるので
あるが、脚片の軸方向への変位量は突片の押込み
量の制限によつて規制されるため、すなわち突片
の押込みはその周囲と高さが揃つた時点で制限さ
れるため、弾性復元力も一定範囲に規制され、し
たがつて装着される部材の操作力が過大となるの
が回避され、良好な操作性が確保される。
以下、本考案の実施例を図面に基いて詳細に説
明する。
図面において、1,1はそれぞれ自動車用ヒー
ターコントロールの操作レバーであり、各回動支
点側には円環状の支持片2がそれぞれ形成されて
いる。また、各支持片2における取付け孔3の孔
縁は下向きにバーリング加工されることによつ
て、フランジ筒4が形成されている。
5はヒーターコントロール表示パネル(図示し
ない。)の奥側に設置される合成樹脂製の基体で、
その所定位置には各種操作レバー1に対する取付
け部6が設定されている。図示取付け部6は2本
の操作レバー1の回動支点を同軸上で締着するた
めのものであり、基体5の上下両面に対称に形成
されている。そしてそれぞれは同心の2重筒状に
形成されている。このうち、外側の筒体7は、そ
の開口周縁において、操作レバー1の支持片2を
乗載しうる受承縁9がそれぞれ形成されている。
一方、内側の筒体8は支持片2のフランジ筒4を
それぞれ回動可能に嵌合しうるとともにクリツプ
11に対する角孔の差込み孔10が同軸で縦貫さ
れている。
合成樹脂材にて形成されたクリツプ11は、押
圧片12とその下面に一体に垂設された一対の脚
片13,13とより、左右対称形状に形成されて
いる。
押圧片12はその左右両側縁が弧状に湾曲され
た略小判状に形成されており、その上面中央部に
は前後方向へ突片14が突出されている。該突片
14は押圧片12上面の左右両側縁より所定量突
出されるように形成され、この突出量(第4図
ハ)に示すh1寸法)が、脚片13全体の撓み量
を規制する撓み代として設定されている。また押
圧片12上面はその左右両側縁から突片14へ向
けて下り勾配に除肉されて、脚片13全体の撓み
が容易になされるようにしてある。一方、押圧片
12下面においてその左右両側縁にはそれぞれ押
圧面15が形成されており、図示上側の操作レバ
ー1の支持片2を受承縁9とにて挾圧保持しう
る。
また、押圧片12の下面中央部には接続部16
を介して左右に対向する一対の脚片13が一体に
垂下されている。そして、両脚片13は相互に搾
小する方向への弾性変形が許容されて、基体5の
差込み孔10に対し挿通可能とされている。ま
た、押圧片12下面における接続部16の左右両
側には除肉部17が形成されていて、脚片13の
全体の軸方向への撓みが許容されている。一方、
両脚片13の先端部には上向きテーパ状の食い込
み縁18を有する鉤状の爪片19がそれぞれ形成
されている。但し両食い込み縁18の食い込み
代、即ちその垂直高さ(第4図ハにおけるh2寸
法)は、前記突片14の突出量(h1寸法)とほ
ぼ等しいか、やや小さめに設定されている。ま
た、両脚片13の上部外側には差込み孔10に当
接されてクリツプ11のがた付きを規制しうるが
た付き防止片20が突出されている。
合成樹脂材にて形成されたリテーナ21はクリ
ツプ11の押圧片12と同様に形成された略小判
状の受承片22を有する。そして、受承片22上
面の左右両側縁には受承面23が段状に形成され
ており、下側の操作レバー1の支持片2を、基体
5の受承縁9とにて挾圧保持しうる。また、受承
片22の上面中央部には、クリツプ11の両脚片
13を係入しうる角孔状の係合孔24が貫通され
るとともに、その下側開口縁の左右両側縁には、
クリツプ11の食い込み縁18と係合しうる係合
縁25が形成されている。一方、受承片22の下
面において、前記係合孔24を挾んでその左右両
側部にはそれぞれコの字状に形成された一対の垂
片26が対向して垂下されている。
次に、このように形成された本例留め具を用い
ての、操作レバー1の締着作業例を説明する。
まず、両操作レバー1,1のフランジ筒4をそ
れぞれ取付け部6における各内側の筒体8に嵌合
させることによつて両操作レバー1の仮嵌めを行
う。次いで、図示下側の操作レバー1の支持片2
に対しリテーナ21を当てがう。このときには、
リテーナ21の係合孔24と取付け部6の差込み
孔10とが同軸をなすようにセツトされ、さらに
リテーナ21は図示しない治具等にて下側から支
持される。しかして、下側の操作レバー1の支持
片2が受承縁9と受承面23とにて挾みつけられ
る。
次いで、クリツプ11の両脚片13を差込み孔
10に適合させながら、押え治具jにて、クリツ
プ11を上方から押し込んでやる。これにより、
脚片13はその全体が下方へ撓み、同時に両脚片
13は相互に搾小変形されながら、差込み孔10
さらにはリテーナ21の係合孔24に係入されて
ゆく。但し、脚片13全体の下方への撓み量は、
押え治具jが押圧片12の上面の左右両側縁に当
接されることによつて規制されている(第4図イ
参照)。そして、クリツプ11の両押圧面15が
上側の操作レバー1の支持片2に当接された状態
で、両脚片13は弾性復帰されるが、脚片13全
体が下方へ撓んでいるため、両食い込み縁18は
リテーナ21の係合縁25の下方に位置される
(第4図ロ参照)。この後、押え治具jにる押し付
けが解除されると、脚片13全体が上方へ弾性復
帰されるため、両食い込み縁18が係合縁25と
それぞれ係合される(第4図ハ参照)。しかして、
操作レバー1における回動支点の締着作業が完了
される。
次に、本例留め具の効果について説明する。
両操作レバー1における回動支点に対しほぼ
一定の締着力を付与することができる。
即ち、両操作レバー1に対する締着力は、上
側の操作レバー1に対してはクリツプ11の押
圧面15による押し付け力であり、下側の操作
レバー1に対してはリテーナ21の受承面23
による押し付け力である。そして、これらの押
し付け力は双方共に、脚片13全体の弾性復元
力によるものであり、本例では脚片13全体の
撓み代が一定量に規制されていることから、両
操作レバー1に対してほぼ一定の、かつそれぞ
れほぼ等しい締着力が得られるのである。した
がつて、従来と異なり、留め具の打ち込み力の
強弱によつて操作レバー1の操作性が低下され
たり、あるいはがた付きの発生が回避される。
留め具の抜脱が強固に規制される。何故なら
ば、係合縁25と食い込み縁18が共にテーパ
ー面とされているからであり、また、このた
め、留め具に抜け方向の外力が作用された場
合、この外力が両脚片13を拡開させる方向へ
の力として作用するからである。
操作レバー1のがた付きが防止される。
即ち、留め具は軸と直交する方向についての
がた付きも、両がた付き防止片20によつてそ
れぞれ規制されているからである。
なお、本例留め具は一本の操作レバー1の締着
にも使用可能であり、さらにはヒーターコントロ
ールの操作レバーのみならず、その他回動する部
材の回動支点の締着に汎く使用することができる
ものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の操作レバーにおける回動支点の
締着作業を示す斜視図、第2図は同締着状態を示
す断面図、第3図は本例留め具による締着を示す
分解斜視図、第4図イ〜ハはそれぞれ締着作業を
順に示す断面図である。 1……操作レバー、5……基体、10……差込
み孔、11……クリツプ、12……押圧片、13
……脚片、18……食い込み縁、21……リテー
ナ、25……係合縁。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 部材を回動可能に受承する基体に対し、同部材
    の回動支点を所定の締着力にて挟圧保持するため
    のそれぞれ合成樹脂材にて形成されたクリツプと
    リテーナとよりなる留め具であつて、基体の上面
    側に配されるクリツプについては、前記部材の上
    面側を押圧可能な押圧片の下面に対し、閉脚方向
    への弾性変形が許容されて前記部材の回動支点を
    貫いて基体の差込み孔へ縦貫可能な一対の脚片が
    一体に垂下され、一方基体の下面に当接配置され
    るリテーナには前記脚片を挿通可能な係合孔が前
    記差込み孔と同軸をなして配置され、また前記脚
    片はその軸方向への変位が許容されるように押圧
    片に対し脚片の基部が除肉された状態で接続さ
    れ、かつ両脚片の下端部には前記リテーナの係合
    孔の開口縁に形成された下向きテーパー状の係合
    縁に対しこれに適合して係脱可能に係合するテー
    パー状の食込み縁を有する爪片が外向きに形成さ
    れ、さらに押圧片の上面において両脚片とほぼ同
    軸上にはその周囲が除肉されかつこれより外側部
    分の押圧片の上面より所定高さだけ突出する突片
    が形成されていることを特徴とする回動支点の留
    め具。
JP5300083U 1983-04-08 1983-04-08 回動支点に対する留め具 Granted JPS6010924U (ja)

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JP5300083U JPS6010924U (ja) 1983-04-08 1983-04-08 回動支点に対する留め具

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JP5300083U JPS6010924U (ja) 1983-04-08 1983-04-08 回動支点に対する留め具

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JPS6010924U JPS6010924U (ja) 1985-01-25
JPH022975Y2 true JPH022975Y2 (ja) 1990-01-24

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ID=30183346

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JP5300083U Granted JPS6010924U (ja) 1983-04-08 1983-04-08 回動支点に対する留め具

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Families Citing this family (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014077512A (ja) * 2012-10-11 2014-05-01 Kaneda Giken:Kk リベット及び受け部材の構造

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JPS4313133Y1 (ja) * 1965-10-25 1968-06-05

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5453182U (ja) * 1977-09-22 1979-04-12
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JPS4313133Y1 (ja) * 1965-10-25 1968-06-05

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JPS6010924U (ja) 1985-01-25

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