JPH0744170Y2 - ハンドバッグ等の閉止金具 - Google Patents
ハンドバッグ等の閉止金具Info
- Publication number
- JPH0744170Y2 JPH0744170Y2 JP6732193U JP6732193U JPH0744170Y2 JP H0744170 Y2 JPH0744170 Y2 JP H0744170Y2 JP 6732193 U JP6732193 U JP 6732193U JP 6732193 U JP6732193 U JP 6732193U JP H0744170 Y2 JPH0744170 Y2 JP H0744170Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fitting
- base
- shaft
- closure
- tool
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Purses, Travelling Bags, Baskets, Or Suitcases (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は蓋付ハンドバッグにおい
て蓋の開放を規制するために使用する閉止金具に関する
ものであり、特に、基台の先端に起伏自在に枢支した閉
止具の支腕を押さえ付ける抑止体の取付けを簡単に行え
るよう構成した閉止金具に関するものである。
て蓋の開放を規制するために使用する閉止金具に関する
ものであり、特に、基台の先端に起伏自在に枢支した閉
止具の支腕を押さえ付ける抑止体の取付けを簡単に行え
るよう構成した閉止金具に関するものである。
【0002】
【従来技術】基台1の先端に、C字状に形成した閉止具
2の両端部を起伏自在に枢支させた閉止金具を鞄の本体
部に取付け、鞄の蓋板部には基台1の先端部と、基台1
に起伏自在に枢支したC字状の閉止具2部分を挿通させ
る挿通溝31を形成した受け金具3を取付けた構成からな
る閉止金具は従来より公知である。
2の両端部を起伏自在に枢支させた閉止金具を鞄の本体
部に取付け、鞄の蓋板部には基台1の先端部と、基台1
に起伏自在に枢支したC字状の閉止具2部分を挿通させ
る挿通溝31を形成した受け金具3を取付けた構成からな
る閉止金具は従来より公知である。
【0003】これら公知の閉止金具は、図4例示の構造
に代表されるように、基台aの上端面に形成された断面
V字状の嵌合溝bに、C字状に形成した閉止具cの両端
から内側に向けて突出させた断面角形の枢支軸d,dを
嵌合させ、前記枢支軸d,dはその上方から当接させた
押さえ具eにより基台aの上面に弾撥的に押さえつける
構造としている。
に代表されるように、基台aの上端面に形成された断面
V字状の嵌合溝bに、C字状に形成した閉止具cの両端
から内側に向けて突出させた断面角形の枢支軸d,dを
嵌合させ、前記枢支軸d,dはその上方から当接させた
押さえ具eにより基台aの上面に弾撥的に押さえつける
構造としている。
【0004】
【考案が解決使用とする課題】しかしながらこれら公知
の閉止金具は、閉止具cの起伏を抑制する押さえ具eの
構造が、押さえ具eの下面中央部から下向きに一体的に
突設された適宜長さの嵌挿軸fを、基台aの中心部を貫
通するよう穿設された嵌挿孔gに、嵌挿軸先端部が基台
aの裏面側に突出するよう嵌挿し、基台aの裏面側に突
出した嵌挿軸fの外周に収縮力を付勢したスプリングs
を取付けたのち、その先端部にカシメ板hを固定して一
体化させる構造となっていたため、カシメ板hの取付け
作業を基台aの下面に形成される狭い空間部分で行う必
要があり、取付け作業が正確に行われ難く、作業性に劣
るという欠点があった。(図4参照)
の閉止金具は、閉止具cの起伏を抑制する押さえ具eの
構造が、押さえ具eの下面中央部から下向きに一体的に
突設された適宜長さの嵌挿軸fを、基台aの中心部を貫
通するよう穿設された嵌挿孔gに、嵌挿軸先端部が基台
aの裏面側に突出するよう嵌挿し、基台aの裏面側に突
出した嵌挿軸fの外周に収縮力を付勢したスプリングs
を取付けたのち、その先端部にカシメ板hを固定して一
体化させる構造となっていたため、カシメ板hの取付け
作業を基台aの下面に形成される狭い空間部分で行う必
要があり、取付け作業が正確に行われ難く、作業性に劣
るという欠点があった。(図4参照)
【0005】
【考案の目的】本考案は上記の問題を解決しようとする
ものであり、押さえ具とその下面から突出させる嵌挿軸
とを分離した構成とし、組み立てに際し、嵌挿軸を基台
の下面から挿入し挿入先端部を押さえ具の下面に嵌挿さ
せる構造とすることにより、基台に対する押さえ具の取
付け手段を極めて簡単にすることができるハンドバッグ
等の閉止金具を提供することを目的としている。
ものであり、押さえ具とその下面から突出させる嵌挿軸
とを分離した構成とし、組み立てに際し、嵌挿軸を基台
の下面から挿入し挿入先端部を押さえ具の下面に嵌挿さ
せる構造とすることにより、基台に対する押さえ具の取
付け手段を極めて簡単にすることができるハンドバッグ
等の閉止金具を提供することを目的としている。
【0006】
【考案の要点】本考案は、基台本体と、基台本体の上面
に起伏自在に取り付ける平面C字状の閉止具と、前記閉
止具を基台上に起伏自在に押さえ付ける押さえ具との組
み合わせからなるハンドバッグ等の閉止具において、前
記押さえ具が押さえ具本体と、嵌挿軸とに分離可能に構
成されており、前記嵌挿軸が基台本体の下面から嵌挿さ
れ、基台本体の上面に突出した嵌挿軸の先端部が押さえ
具の裏面中央部に穿設した嵌挿孔に嵌挿されてなるハン
ドバッグ等の閉止具の構造を考案の要点としている。
に起伏自在に取り付ける平面C字状の閉止具と、前記閉
止具を基台上に起伏自在に押さえ付ける押さえ具との組
み合わせからなるハンドバッグ等の閉止具において、前
記押さえ具が押さえ具本体と、嵌挿軸とに分離可能に構
成されており、前記嵌挿軸が基台本体の下面から嵌挿さ
れ、基台本体の上面に突出した嵌挿軸の先端部が押さえ
具の裏面中央部に穿設した嵌挿孔に嵌挿されてなるハン
ドバッグ等の閉止具の構造を考案の要点としている。
【0007】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面を参照して説明
する。
する。
【0008】本考案の閉止具は基台1と、両端部に内側
に向けて断面角形の枢支軸21,21を突出させたC字状の
閉止具2と、閉止具2両端の枢支軸21,21を基台1上に
弾撥的に取付ける押さえ具4及び押さえ具4を基台1に
昇降可能かつ弾撥的に取付ける嵌挿軸42とによって構成
している。
に向けて断面角形の枢支軸21,21を突出させたC字状の
閉止具2と、閉止具2両端の枢支軸21,21を基台1上に
弾撥的に取付ける押さえ具4及び押さえ具4を基台1に
昇降可能かつ弾撥的に取付ける嵌挿軸42とによって構成
している。
【0009】基台1は適宜の高さに形成した基台本体の
上端に、閉止具2 の両端部に形成した枢支軸21,21を嵌
合させる断面V字状の嵌合溝11を形成するとともに、基
台本体の中央部には、押さえ具本体の下面から突設した
適宜長さの嵌挿軸42を貫通させる嵌合孔12を貫通させて
いる。
上端に、閉止具2 の両端部に形成した枢支軸21,21を嵌
合させる断面V字状の嵌合溝11を形成するとともに、基
台本体の中央部には、押さえ具本体の下面から突設した
適宜長さの嵌挿軸42を貫通させる嵌合孔12を貫通させて
いる。
【0010】枢支軸21,21を基台1上に押さえつける押
さえ具4は、閉止具2を起立させた時(閉止具2を起伏
させることにより、断面形状が角形を呈する枢支枢21,
21を回転させた時)この押さえ具4が枢支軸21,21の断
面寸法に相当する長さだけ昇降することにより閉止具12
の起伏が行えるようにさせるためのものであり、押さえ
具本体41と、押さえ具本体41の下面中央部から下向きに
突設する適宜長さの嵌挿軸42と、嵌挿軸42を下方向に引
き下げる力を付勢するスプリング43及び嵌挿軸42を押さ
え具本体41に固定させる係止ピン44とによって構成して
いる。
さえ具4は、閉止具2を起立させた時(閉止具2を起伏
させることにより、断面形状が角形を呈する枢支枢21,
21を回転させた時)この押さえ具4が枢支軸21,21の断
面寸法に相当する長さだけ昇降することにより閉止具12
の起伏が行えるようにさせるためのものであり、押さえ
具本体41と、押さえ具本体41の下面中央部から下向きに
突設する適宜長さの嵌挿軸42と、嵌挿軸42を下方向に引
き下げる力を付勢するスプリング43及び嵌挿軸42を押さ
え具本体41に固定させる係止ピン44とによって構成して
いる。
【0011】押さえ具本体41の下端面には、基台1の上
端面に形成した断面V字状の嵌合溝11と対応する位置
に、同様の形状からなる断面V字状の嵌合溝45が形成さ
れており、基台1の嵌合溝11に嵌合係止された断面角形
の枢支軸21,21を上方から弾撥的に押さえつけられるよ
うにしている。
端面に形成した断面V字状の嵌合溝11と対応する位置
に、同様の形状からなる断面V字状の嵌合溝45が形成さ
れており、基台1の嵌合溝11に嵌合係止された断面角形
の枢支軸21,21を上方から弾撥的に押さえつけられるよ
うにしている。
【0012】また押さえ具本体41の裏面中央には、嵌挿
軸42の上端部を嵌挿させる嵌挿孔46が上方に向けて適宜
高さだけ穿設されている。
軸42の上端部を嵌挿させる嵌挿孔46が上方に向けて適宜
高さだけ穿設されている。
【0013】47は押さえ具本体41の周胴部側面に横方向
に穿設した係止ピンの挿通孔であり挿通孔47に挿通した
係止ピン44の先端部が嵌挿軸42の先端に穿設した係止孔
48に嵌合係止できるよう構成している。
に穿設した係止ピンの挿通孔であり挿通孔47に挿通した
係止ピン44の先端部が嵌挿軸42の先端に穿設した係止孔
48に嵌合係止できるよう構成している。
【0014】なお嵌挿軸42の上端部は円形の軸杆の一部
を偏平に形成し、押さえ具本体41に形成する嵌挿孔46を
これと適合する形状に形成すれば嵌挿時の位置合わせが
容易となる利点がある。(図2、図3参照)
を偏平に形成し、押さえ具本体41に形成する嵌挿孔46を
これと適合する形状に形成すれば嵌挿時の位置合わせが
容易となる利点がある。(図2、図3参照)
【0015】嵌挿軸42の下端部にはスプリング43の離脱
防止用フランジ49が張り出し形成されている。
防止用フランジ49が張り出し形成されている。
【0016】
【考案の効果】本考案は上記のように閉止具2の枢支軸
21,21を基台1上に押さえ付ける押さえ具を、押さえ具
4と嵌挿軸42とに分離した構成とし、組み立てに際して
は、嵌挿軸42を、その上端部が基台1の上面に突出する
よう下面側から挿入し、基台1の上面に突出した嵌挿軸
42の先端部を、押さえ具4の裏面中央部に穿設した嵌挿
孔46に嵌挿した後、押さえ具本体の側面から挿入した係
止ピン44により係止するよう構成したので、閉止具の組
み立て作業、特に嵌挿軸42と押さえ具4との係止作業を
閉止具の上端部分の広いスペースで行えることにより組
み立て作業が極めて簡単となり熟練を要することなく正
確に組み立てを行える優れた利点を有することができ
る。
21,21を基台1上に押さえ付ける押さえ具を、押さえ具
4と嵌挿軸42とに分離した構成とし、組み立てに際して
は、嵌挿軸42を、その上端部が基台1の上面に突出する
よう下面側から挿入し、基台1の上面に突出した嵌挿軸
42の先端部を、押さえ具4の裏面中央部に穿設した嵌挿
孔46に嵌挿した後、押さえ具本体の側面から挿入した係
止ピン44により係止するよう構成したので、閉止具の組
み立て作業、特に嵌挿軸42と押さえ具4との係止作業を
閉止具の上端部分の広いスペースで行えることにより組
み立て作業が極めて簡単となり熟練を要することなく正
確に組み立てを行える優れた利点を有することができ
る。
【図1】 本考案の閉止金具をハンドバッグに取付けた
状態を示す一部を拡大した斜視図
状態を示す一部を拡大した斜視図
【図2】 閉止具本体の分解斜視図
【図3】 閉止具を倒伏させた状態で示す縦断側面図
【図4】 従来構造の閉止具を示す分解斜視図
1 基台 11 嵌合溝 12 閉止具 2 閉止具 21 枢支軸 3 受け金具 4 押さえ具 41 押さえ具本体 42 嵌挿軸 43 スプリング 44 係止ピン 45 嵌合溝 46 嵌挿孔 47 挿通孔 48 係止孔 49 離脱防止用フランジ
Claims (2)
- 【請求項1】基台本体と、基台本体の上面に起伏自在に
取り付ける平面C字状の閉止具と、前記閉止具を基台上
に起伏自在に押さえ付ける押さえ具との組み合わせから
なるハンドバッグ等の閉止具において、前記押さえ具が
押さえ具本体と、嵌挿軸とに分離可能に構成され、前記
嵌挿軸が基台本体の下面から嵌挿され、基台本体の上面
に突出した嵌挿軸の先端部が押さえ具の裏面中央部に穿
設した嵌挿孔に嵌挿固定されてなるハンドバッグ等の閉
止具。 - 【請求項2】基台下面から挿入され基台上面に露出した
先端部が、押さえ具本体の裏面中央部に穿設した嵌挿孔
に嵌挿されてなる嵌挿軸が、押さえ具本体の側面から挿
入された係止ピンの先端部により係止されてなる請求項
1記載のハンドバッグ等の閉止金具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6732193U JPH0744170Y2 (ja) | 1993-11-25 | 1993-11-25 | ハンドバッグ等の閉止金具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6732193U JPH0744170Y2 (ja) | 1993-11-25 | 1993-11-25 | ハンドバッグ等の閉止金具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0730744U JPH0730744U (ja) | 1995-06-13 |
JPH0744170Y2 true JPH0744170Y2 (ja) | 1995-10-11 |
Family
ID=13341645
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6732193U Expired - Lifetime JPH0744170Y2 (ja) | 1993-11-25 | 1993-11-25 | ハンドバッグ等の閉止金具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0744170Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7153506B2 (ja) * | 2018-08-27 | 2022-10-14 | 株式会社エムアンドケイヨコヤ | 留め具及び収納具 |
-
1993
- 1993-11-25 JP JP6732193U patent/JPH0744170Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0730744U (ja) | 1995-06-13 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19960409 |