JP2574037Y2 - カップホルダー - Google Patents

カップホルダー

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JP2574037Y2
JP2574037Y2 JP1993013919U JP1391993U JP2574037Y2 JP 2574037 Y2 JP2574037 Y2 JP 2574037Y2 JP 1993013919 U JP1993013919 U JP 1993013919U JP 1391993 U JP1391993 U JP 1391993U JP 2574037 Y2 JP2574037 Y2 JP 2574037Y2
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JP
Japan
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cup
holding piece
holder
receiving hole
positioning arm
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JP1993013919U
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JPH0667168U (ja
Inventor
浩 前田
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Piolax Inc
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Piolax Inc
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、特に、径の異なるカッ
プ(缶類も含む)でも、その径に応じて、確実に保持す
ることのできるカップホルダーの改良に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種カップホルダーとして、例
えば、実開昭64−51540号公報に示すものが存す
る。該従来のカップホルダーは、具体的には図示しない
が、自動車のインストルメントパネル側に引出可能に取
り付けられるホルダーとして提案されたもので、カップ
を差し入れる受入孔を開設したホルダー本体と、カップ
をその径に応じて受入孔の孔縁と共働して保持する保持
片とを備え、該保持片を受入孔近傍のホルダー本体の下
面側に回動可能に軸支して、保持片の先端縁をトーショ
ンスプリングのばね圧で受入孔の中心方向に強制的に付
勢する構成となっている。依って、斯るカップホルダー
の下では、径の異なるカップであっても、その径に応じ
て、保持片の先端縁と受入孔の対向する孔縁間で弾性的
に保持されることとなるので、受入孔内に差し入れられ
るカップであれば、如何なるカップでも安定に保持でき
ることとなる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】然し乍ら、従来のカッ
プホルダーにあっては、トーションスプリングのばね圧
で、保持片を常時受入孔の中心方向に強制的に弾性付勢
する構成を採用している関係で、受入孔内にカップを差
し入れる場合には、上記保持片を付勢ばね圧に抗して押
し拡げながら差し入れなければならず、又、受入孔から
カップを取り出す場合には、保持片の先端縁が付勢ばね
圧を伴ってカップの側面に圧接する状態の下で取り出さ
なければならないので、いずれにしても、カップの出し
入れ時に、トーションスプリングの付勢ばね圧が不要な
抵抗感を招来して、円滑な出し入れが期待できない。
又、特に、受入孔から缶類を取り出す場合には、上記付
勢ばね圧により、保持片の先端縁が缶類本体と底板のつ
なぎ目に存する凹溝部に引っ掛かり易いので、この状態
のまま、無理に取り出すと、保持片自体が破損してしま
う恐れをも十分に有している。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案は、斯る従来カッ
プホルダーの課題を有効に解決するために開発されたも
ので、カップを差し入れる受入孔を開設したホルダー本
体と、カップをその径に応じて受入孔の孔縁と共働して
保持する保持片とを備えるカップホルダーを前提とし
て、上記保持片の基端部側下面に係止爪を有する位置決
めアームを連設して、該保持片をホルダー本体の上面側
に回動可能に軸支する一方、ホルダー本体側に上記位置
決めアームを収納する収納部を設けて、該収納部の適所
に位置決めアームの係止爪を係止する複数のロック部を
形成する構成を採用した。
【0005】
【作用】依って、本考案にあっては、保持片を上方に回
動して、当該保持片に連設されている位置決めアームの
係止爪を収納部のロック部に係止すると、保持片をその
回動位置にロックできるので、後は、開放された受入孔
内にカップを差し入れて、保持片を自身の先端縁でカッ
プを受入孔の対向する孔縁側に移動させるまで下方に回
動すると、やはり、この時点でも、位置決めアームの係
止爪がロック部に係止して、保持片をその回動位置にロ
ックするので、これにより、径の異なるカップでも、そ
の受入孔内に確実に保持することが可能となる。又、受
入孔内からカップを取り出す場合には、従来と異なり、
保持片の先端縁が付勢ばね圧を伴ってカップの側面に圧
接していないので、付勢ばね圧による抵抗感を全く受け
ることがなく、簡単に取り出すことが可能となる。
【0006】
【実施例】以下、本考案を図示する一実施例に基づいて
詳述すれば、該実施例に係るカップホルダーも、自動車
のインストルメントパネル側に引出可能に取り付けられ
るもので、図1に示す如く、インストルメントパネル
(図示せず)側に固設される箱状ケース1と、該箱状ケ
ース1内にスライド可能に支承されて2個の受入孔3を
開設したホルダー本体2と、カップをその径に応じて各
受入孔3の孔縁と共働して保持する2枚の保持片4とを
備え、特に、ホルダー本体2に対しては、カップの底部
を支持するコ字形状の支持部材5を揺動可能に枢着する
構成となしている。尚、少なくとも、箱状ケース1・ホ
ルダー本体2と保持片4は、いずれも、合成樹脂の一体
成形品である。
【0007】そして、本実施例にあっては、斯る基本構
成を前提として、図2にも示す如く、上記各保持片4に
対しては、その先端縁4aの中央部にカップ側面と馴染
み易い円弧形状を付与する一方、基端部の両側面に軸受
孔部6を形成すると共に、基端部の両側下面に該軸受孔
部6の同心円上に延長して先端係止爪7aを有する一対
の位置決めアーム7を一体に連設する構成となす。又、
ホルダー本体2に対しては、その上面側の各受入孔3近
傍に保持片4を水平状態に格納できる段部8を画成し
て、該段部8の後端両側に上記各軸受孔部6内に嵌入す
る軸部9を一体に突設する一方、該各軸部9近傍部位に
上記位置決めアーム7を収納する一対の収納部10を設
けると共に、該各収納部10の底面に位置決めアーム7
の先端係止爪7aを個々に係止する複数のロック溝部1
1を所望のピッチ間隔をおいて連続して形成する構成と
なしている。
【0008】従って、本実施例にあっては、保持片4側
の各軸受孔部6内に段部8側の軸部9を嵌入すれば、保
持片4自体がホルダー本体2の上面側において回動可能
に軸支されると共に、保持片4の上下方向に対する回動
と連動して、その各位置決めアーム7が収納部10内を
移動できることとなるが、この移動過程で、位置決めア
ーム7の先端係止爪7aが収納部10の一つのロック溝
部11に係止すると、保持片4をその回動位置に確実に
ロックできることとなる。尚、保持片4の軸支構造に関
しては、上記実施例のものに限定されるものではなく、
その他の公知構造のものに変更できることは言うまでも
ない。
【0009】依って、斯る構成のカップホルダーにあっ
ても、具体的には図示しないが、各保持片4を対応する
段部8内に倒して、ホルダー本体2を箱状ケース1内に
押し込めば、支持部材5もケース1の縁の作用で、ホル
ダー本体2の下面側に自動的に折り畳まれるので、これ
により、その不使用状態が簡単に得られ、逆に、ホルダ
ー本体2をその摘み部2aを把持してケース1内から引
き出すと、今度は、図示する如く、支持部材5が自重に
より下方に揺動して、各受入孔3の下方に連続して位置
することとなる。
【0010】従って、後は、各受入孔3内にカップ12
をその底部が支持部材5に支持されるまで差し入れれ
ば、カップ12が受入孔3内に保持されることとなる
が、本実施例にあっては、従来のもののように、保持片
4をトーションスプリング等のばね圧で強制的に付勢す
る構成を採用していないので、カップ12の差し入れに
際しては、まず、保持片4を必要量上方に回動して、当
該保持片4に連設されている位置決めアーム7の先端係
止爪7aを収納部10の対応するロック溝部11に係止
して、一旦、保持片4をその回動位置にロックしてか
ら、開放された受入孔3内にカップ12を差し入れるこ
ととなるが、カップ12の径によっては、無理に、保持
片4を上方に回動させて、位置決めアーム7の先端係止
爪7aをロック溝部11に係止させなくとも良い。
【0011】そして、カップ12を差し入れた後は、今
度は、保持片4を自身の円弧状先端縁4aでカップ12
を受入孔3の対向する孔縁側に移動させるまで下方に回
動すると、やはり、この時点で、位置決めアーム7の先
端係止爪7aが対応するロック溝部11に係止して、保
持片4をその回動位置にロックするので、これにより、
径の異なるカップ12でも、その径に応じて、図3・図
4に示す如く、保持片4の先端縁4aと受入孔3の対向
する孔縁間で確実に保持されることとなる。
【0012】又、受入孔3内からカップ12を取り出す
場合には、下部側が漸次小径となっているカップ12で
あれば、その径差を利用してそのまま取り出せば、保持
片4による抵抗感を全く受けることがなく、簡単に取り
出せることは言うまでもないが、径差のないカップ12
であっても、本実施例にあっては、既述した如く、保持
片4の先端縁4aが付勢ばね圧を伴ってカップ12の側
面に圧接しているものでないので、やはり、保持片4に
よる抵抗感を受けることがなく、簡単に取り出すことが
可能となって、いずれにしても、カップ12の出し入れ
を極めて円滑に行なうことを保障できる訳である。その
上、斯る構成の下では、その取り出し時に、保持片4の
先端縁4aが缶類本体と底板のつなぎ目に存する凹溝部
に引っ掛かって、保持片4自体が破損してしまう心配も
全くない。
【0013】尚、上記の実施例は、一応、自動車のイン
ストルメントパネル側に設けられる引出式のカップホル
ダーに応用したものであるが、本考案はこれに限定され
るものではなく、例えば、図5に示すように、自動車の
コンソールボックスやダッシュボード等の水平面部に組
み込まれる据置式のカップホルダーに対しても、容易に
実施応用できることは言うまでもない。尚、図示するも
のにあっては、ボックス状のホルダー本体2に開設され
た受入孔3の底面がカップ12の底部の支持部材5とな
る。
【0014】
【考案の効果】以上の如く、本考案の下でも、径の異な
るカップをその径に応じて確実に保持できることは言う
までもないが、特に、受入孔の孔縁と共働してカップを
保持する保持片をカップの径に応じた回動位置にロック
させる構成を採用したことにより、従来の如き付勢ばね
圧の抵抗感を受けることなく、カップの出し入れを円滑
に行なえることが保障できることとなった。その上、本
考案にあっては、従来の如きトーションスプリング等の
付勢手段が全く不要となるので、部品点数の削減も可能
となって、カップホルダー自体の簡素化やコスト低廉化
にも貢献できることとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例に係る引出式のカップホルダー
を一部分解して示す斜視図である。
【図2】保持片と収納部の関係を示す要部拡大断面図で
ある。
【図3】比較的径の小さなカップを保持した状態を示す
要部断面図である。
【図4】比較的径の大きなカップを保持した状態を示す
要部断面図である。
【図5】据置式のカップホルダーに応用した他例を示す
斜視図である。
【符号の説明】
2 ホルダー本体 3 受入孔 4 保持片 7 位置決めアーム 7a 同先端係止爪 10 収納部 11 ロック溝部(ロック部) 12 カップ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カップを差し入れる受入孔を開設したホ
    ルダー本体と、カップをその径に応じて受入孔の孔縁と
    共働して保持する保持片とを備えるカップホルダーにお
    いて、上記保持片の基端部側下面に係止爪を有する位置
    決めアームを連設して、該保持片をホルダー本体の上面
    側に回動可能に軸支する一方、ホルダー本体側に上記位
    置決めアームを収納する収納部を設けて、該収納部の適
    所に位置決めアームの係止爪を係止する複数のロック部
    を形成したことを特徴とするカップホルダー。
JP1993013919U 1993-03-03 1993-03-03 カップホルダー Expired - Lifetime JP2574037Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1993013919U JP2574037Y2 (ja) 1993-03-03 1993-03-03 カップホルダー

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Publication Number Publication Date
JPH0667168U JPH0667168U (ja) 1994-09-20
JP2574037Y2 true JP2574037Y2 (ja) 1998-06-11

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