JPH04135671U - キーシリンダ取付部の排水構造 - Google Patents

キーシリンダ取付部の排水構造

Info

Publication number
JPH04135671U
JPH04135671U JP5069391U JP5069391U JPH04135671U JP H04135671 U JPH04135671 U JP H04135671U JP 5069391 U JP5069391 U JP 5069391U JP 5069391 U JP5069391 U JP 5069391U JP H04135671 U JPH04135671 U JP H04135671U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
key cylinder
cylinder cover
outer panel
mounting part
drainage structure
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP5069391U
Other languages
English (en)
Other versions
JP2541929Y2 (ja
Inventor
浩之 今釜
愼太郎 安部
芳己 田中
Original Assignee
スズキ株式会社
株式会社ユーシン
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by スズキ株式会社, 株式会社ユーシン filed Critical スズキ株式会社
Priority to JP1991050693U priority Critical patent/JP2541929Y2/ja
Publication of JPH04135671U publication Critical patent/JPH04135671U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2541929Y2 publication Critical patent/JP2541929Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Lock And Its Accessories (AREA)
  • Body Structure For Vehicles (AREA)
  • Superstructure Of Vehicle (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案の目的は、排水用ホース類を用いずに
キーシリンダ取付部から車体内に侵入した水を車体外に
排出することが可能なキーシリンダ取付部の排水構造を
提供することにある。 【構成】 本考案に係るキーシリンダ取付部の排水構造
では、自動車車体1のアウタパネル2内に配設されるキ
ーシリンダカバー9を開口部を有するボックス状に形成
しており、このキーシリンダカバー9の開口部側9bを
前記アウタパネル2に密着させて取付け、前記キーシリ
ンダカバー9にてアウタパネル2内に位置するキーシリ
ンダ4の部分4bを覆うと共に、前記キーシリンダカバ
ー9の底面9cに沿って流れる侵入水を車体1外に排出
する排水孔18を前記アウタパネル2に設けている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、キーシリンダ取付部の排水構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、自動車の車体には、開閉可能なトランクリッドやバックドアを施錠す るなどのためにキーシリンダが取付けられている。しかして、キーシリンダの一 部は車体の外側に配置され、かつキー挿入口が露出しているので、当該キー挿入 口などから車体内に雨水や洗車時の水等が侵入するのは避けられない構成になっ ている。
【0003】 そこで従来より、例えば図5に示すような排水構造が提案されており、この 排水構造では排水用ホース類を用いて車体内に侵入した水を車体外に排出するよ うにしている。すなわち、図5に示す排水構造では、自動車の車体51の後面ア ウタパネル52にバックドア53を施錠するためのキーシリンダ54が取付けら れており、該キーシリンダ54のアウタパネル52内に位置する部分にコネクタ 55を介して排水ホース56の上端部が嵌着され、該排水ホース56の下端に近 接して排水孔57が車体51の下部に形成されている。したがって、このような 排水構造においては、キーシリンダ54の取付部などからアウタパネル52内に 侵入した水がコネクタ55および排水ホース56を経て排水孔57より車体51 外に排出される。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、上述した従来の排水構造にあっては、車体51の後面アウタパネル 52内に侵入した水を排水ホース56によって車体51外に導くようにしている ので、排水ホース56が途中で折れたときに排水機能を果たさなくなるおそれが ある。また、排水ホース56は、上端部をコネクタ55を介してキーシリンダ5 4に固定しているに過ぎないので、自動車走行中に振れてアウタパネル52等に 当たり「たたき音」を発生させることがあり、このため複数箇所をクリップなど で留める必要があった。さらに、図示しないリテーナ付近のキーシリンダ54に は水抜き孔が設けられているため、当該水抜き孔から水がアウタパネル52内お よび車室内に侵入するおそれがあった。しかも、上記した排水構造は、トランク 内に荷物を入れたときなどに車室内からの外力に対して弱く、損傷を受けやすい という欠点があった。
【0005】 そこで、上述の欠点を解消するため、図6に示す如く後面アウタパネル52と 後面インナパネル58との間にリーンフォースメント59を配設した排水構造が 提案されている。しかし、この排水構造では、リーンフォースメント59がキー シリンダ54の形状に左右される上、リーンフォースメント59をキーシリンダ 54より先に部組しておかねばならないため、組付作業が面倒になるという不具 合を有していた。
【0006】 本考案はこのような実状に鑑みてなされたものであって、その目的は、排水用 ホース類を用いずにキーシンダ取付部から車体内に侵入した水を車体外に排出す ることが可能なキーシリンダ取付部の排水構造を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記従来技術の有する課題を解決するために、本考案においては、自動車車体 のアウタパネルにキーシリンダを取付け、該キーシリンダ取付部から車体内に侵 入した水を車体外に排出するキーシリンダ取付部の排水構造において、前記アウ タパネル内に配設されるキーシリンダカバーを開口部を有するボックス状に形成 し、該キーシリンダカバーの開口部側を前記アウタパネルに密着させて取付け、 前記キーシリンダカバーにてアウタパネル内に位置するキーシリンダの部分を覆 うと共に、前記キーシリンダカバーの底面に沿って流れる侵入水を車体外に排出 する排水孔を前記アウタパネルに設けている。
【0008】
【作 用】 本考案に係るキーシリンダ取付部の排水構造では、キーシリンダを覆うキーシ リンダカバーをアウタパネルの内壁面に密着させて取付けると共に、該アウタパ ネルに排水孔を設けて上記キーシリンダカバーの底面に沿って流れる侵入水を車 体外に排出しているため、排水用ホースを廃止してもキーシリンダのキー挿入口 等から車体内に侵入した水を確実に車体外に導くことが可能となる。
【0009】
【実施例】
以下、本考案を図示の実施例に基づいて詳細に説明する。
【0010】 図1〜図4は本考案に係るキーシリンダ取付部の排水構造の一実施例を示して いる。図において1は自動車車体であり、この車体1の後部側に配設されるバッ クパネル(後面アウタパネル)2には、開閉可能なトランクリッド3を施錠する ためのキーシリンダ4が取付けられている。このキーシリンダ4は大径部4aと 小径部4bとからなり、小径部4bをバックパネル2の取付孔5に挿入すると共 に、該小径部4bに嵌入させたリテーナ6および大径部4aにてバックパネル2 を挟持することにより固定されている。そして、バックパネル2の車体後方には 、キー差込孔7を有するリヤバンパ8が図2に示す如くバックパネル2と間隔を 置いて配設されており、リヤバンパ8の上部はバックパネル2とほぼ対応する形 状に屈曲形成されている。
【0011】 また、上記バックパネル2内には、合成樹脂材にて一体成形されたボックス状 のキーシリンダカバー9が配設されている。このキーシリンダカバー9は、図3 に示す如く上面および後面が開口しており、上面開口部9aおよび後面開口部9 bは、取り付けられた状態でバックパネル2にて閉塞されるように構成されてい る。しかして、キーシリンダカバー9の後面開口部9b側には外周端部を外方へ ほぼ直角に折り曲げてなるフランジ部10が設けられており、キーシリンダカバ ー9の上部およびフランジ部10をバックパネル2の内壁面2aにパッキン部材 11,12を介して密着させ、この状態でスクリュ13およびナット14にて締 付け固定することによりバックパネル2に取付けられている。この結果、バック パネル2内に位置するキーシリンダ4の小径部4bは、キーシリンダカバー9に てほぼ全体が覆われることになる。
【0012】 上記パッキン部材11,12は、バックパネル2とキーシリンダカバー9との 合せ面に設けられ、圧縮させた状態で使用されている。このため、パッキン部材 11,12には、水分を吸収しない独立発泡タイプの発泡体が用いられており、 バックパネル2とキーシリンダカバー9との合せ面に対応する正面円形状および 正面略U字形状に形成されている。
【0013】 また、上記キーシリンダカバー9の底面9cは、図2および図3に示す如く、 車体前方から車体後方にかけて下方へ傾斜する下り斜面に形成され、かつ左右両 側から中央位置に向かって下方へ傾斜する下り斜面に形成されており、これによ ってキーシリンダカバー9内に侵入した水が底面9cに集められ、当該底面9c に沿って流れながら車体後方側へ導かれるようになっている。
【0014】 さらに、上記キーシリンダカバー9の前面9dの下部中央に位置する内壁面に は、図3および図4に示す如くキーシリンダ4の先端部4cと対応する正面円形 状に形成された嵌合穴15が設けられており、この嵌合穴15にキーシリンダ4 の先端部4cを嵌入することによってキーシリンダ4の先端部4c側はキーシリ ンダカバー9に保持されている。しかして、キーシリンダ4は、バックパネル2 とキーシリンダカバー9との間に架設されている。なお、図2において16はキ ーシリンダ4に設けられた水抜き孔、17はバックパネル2およびキーシリンダ カバー9の室内側を覆うトランクカーペットである。
【0015】 一方、上記バックパネル2には適当な大きさに形成された排水孔18が穿設さ れている。この排水孔18は、バックパネル2に取付けられたキーシリンダカバ ー9の底面9cの中央位置とほぼ対応する位置に設けられ、キーシリンダカバー 9の底面9cに沿って流れる侵入水が排水孔18を介して車体1外に排出される ように構成されている。
【0016】 本実施例の排水構造においては、キーシリンダ4のキー挿入口や取付孔5など から雨水、洗車時の水等が侵入すると、この侵入水は、図2の矢印で示す如く、 キーシリンダカバー9から車室内に流れ出ることなくキーシリンダ4の内部を通 って水抜き孔16からキーシリンダカバー9の底面9cに落下したり、あるいは キーシリンダ4の外周面をつたってキーシリンダカバー9の底面9cに落下する 。落下した侵入水は、キーシリンダカバー9の底面9cの中央位置に集められ、 当該底面9cに沿って流れながら車体後方のバックパネル2側に導かれる。そし て、バックパネル2まで導かれた侵入水は、排水孔18よりバックパネル2の外 側、すなわち車体1外に排出され、バックパネル2とリヤバンパ8との間を通っ て落下する。
【0017】 本実施例の排水構造では、圧縮させたパッキン部材11,12を介在させてキ ーシリンダカバー9をバックパネル2に密着させているため、これらバックパネ ル2とキーシリンダカバー9との間に形成される隙間を確実に塞ぐことが可能と なり、耐振性、防音性、防水性等を高めることができる。また、キーシリンダ4 の先端部4cは、キーシリンダカバー9の嵌合孔15に保持されているため、ド ライバーなどをキーシリンダ4のキー挿入口に差込んでこじり、リテーナ6の保 持力を弱めてキーシリンダ4をバックパネル2の取付孔5から引抜こうとしても 、キーシリンダ4を首振りさせることができず、盗難防止(不正解錠の防止)効 果を上げることができる。
【0018】 以上、本考案の一実施例につき述べたが、本考案は既述の実施例に限定される ものではなく、本考案の技術的思想に基づいて各種の変形および変更が可能であ る。
【0019】 例えば、既述の実施例におけるキーシリンダカバー9の形状は図に示すものに 限らず、キーシリンダ4のほぼ全体を覆い、かつ侵入した水を確実に排水孔18 まで導くことができる形状であれば、適用車種等に応じて適宜選択できる。また 本考案の排水構造は、バックドアのキーシリンダに適用できることは勿論である 。
【0020】
【考案の効果】
上述の如く、本考案に係るキーシリンダ取付部の排水構造は、自動車車体のア ウタパネル内に配設されるキーシリンダカバーを開口部を有するボックス状に形 成し、このキーシリンダカバーの開口部側を前記アウタパネルに密着させて取付 け、前記キーシリンダカバーにてアウタパネル内に位置するキーシリンダの部分 を覆うと共に、前記キーシリンダカバーの底面に沿って流れる侵入水を車体外に 排出する排水孔を前記アウタパネルに設けたので、排水用ホースを使用しなくと もキーシリンダのキー挿入口等から車体内に侵入した水を確実に車体外に排出さ せることができ、当該排水用ホースの廃止によって部品コストを低減できると共 に、自動車走行中に発生していた不快な「たたき音」をなくすことができる。
【0021】 また、本考案の排水構造では、ボックス状のキーシリンダカバーを使用してい るため、トランク内に荷物を入れたときなどでも車室内からの外力に対して強く 、かつキーシリンダの形状に左右されることはなく、汎用性に優れている。しか も、キーシリンダカバーは、キーシリンダを車体側に組付け、ドアロック動作用 ロッドを配置した後でも組付けることが可能であるため、組付作業の向上を図る ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係るキーシリンダ取付部の
排水構造を適用した自動車の車体後部を示す斜視図であ
る。
【図2】図1におけるA−A線断面図である。
【図3】キーシリンダカバーを示す斜視図である。
【図4】図2におけるB部を拡大して示す断面図であ
る。
【図5】従来のキーシリンダ取付部の排水構造を一部断
面にして示す側面図である。
【図6】他の従来のキーシリンダ取付部の排水構造を一
部断面にして示す側面図である。
【符号の説明】
1 自動車車体 2 バックパネル 4 キーシリンダ 5 取付孔 6 リテーナ 9 キーシリンダカバー 9b キーシリンダカバーの後面開口部 9c キーシリンダカバーの底面 11,12 パッキン部材 13 スクリュ 14 ナット 18 排水孔
フロントページの続き (72)考案者 田中 芳己 東京都大田区大森北1丁目11番5号 株式 会社ユーシン東京内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車車体のアウタパネルにキーシリン
    ダを取付け、該キーシリンダ取付部から車体内に侵入し
    た水を車体外に排出するキーシリンダ取付部の排水構造
    において、前記アウタパネル内に配設されるキーシリン
    ダカバーを開口部を有するボックス状に形成し、該キー
    シリンダカバーの開口部側を前記アウタパネルに密着さ
    せて取付け、前記キーシリンダカバーにてアウタパネル
    内に位置するキーシリンダの部分を覆うと共に、前記キ
    ーシリンダカバーの底面に沿って流れる侵入水を車体外
    に排出する排水孔を前記アウタパネルに設けたことを特
    徴とするキーシリンダ取付部の排水構造。
JP1991050693U 1991-06-05 1991-06-05 キーシリンダ取付部の排水構造 Expired - Lifetime JP2541929Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991050693U JP2541929Y2 (ja) 1991-06-05 1991-06-05 キーシリンダ取付部の排水構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991050693U JP2541929Y2 (ja) 1991-06-05 1991-06-05 キーシリンダ取付部の排水構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04135671U true JPH04135671U (ja) 1992-12-17
JP2541929Y2 JP2541929Y2 (ja) 1997-07-23

Family

ID=31927974

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1991050693U Expired - Lifetime JP2541929Y2 (ja) 1991-06-05 1991-06-05 キーシリンダ取付部の排水構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2541929Y2 (ja)

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS48111596U (ja) * 1972-03-30 1973-12-21
JPS6435149A (en) * 1987-07-31 1989-02-06 Iseki Agricult Mach Maneuvering device of traveling agricultural machine
JPH022960U (ja) * 1988-06-09 1990-01-10
JPH0240702U (ja) * 1988-09-07 1990-03-20

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS48111596U (ja) * 1972-03-30 1973-12-21
JPS6435149A (en) * 1987-07-31 1989-02-06 Iseki Agricult Mach Maneuvering device of traveling agricultural machine
JPH022960U (ja) * 1988-06-09 1990-01-10
JPH0240702U (ja) * 1988-09-07 1990-03-20

Also Published As

Publication number Publication date
JP2541929Y2 (ja) 1997-07-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3873566B2 (ja) 自動車用ドア及び自動車用ドアの組立方法
JPH04135671U (ja) キーシリンダ取付部の排水構造
JPS6212657Y2 (ja)
JPH0135149B2 (ja)
JPS5848896Y2 (ja) 車両用ガラス式ハツチバツクゲ−ト構造
JPS6213854Y2 (ja)
JPH0724260Y2 (ja) 自動車ドア
JPH044893Y2 (ja)
JP2564072Y2 (ja) 車輌用排水装置
JP3240386B2 (ja) 自動車のバックドア排水装置
JPH0635869Y2 (ja) フードパネルのセイフティフック構造
JPH0744188U (ja) テント付き自動車
JPH0122767Y2 (ja)
KR0163083B1 (ko) 자동차 도어의 인사이드 핸들 하우징 설치구조
JPH0710317U (ja) 自動車ドアのドアラッチ固定構造
JPH042105Y2 (ja)
JPH0519210Y2 (ja)
JPH0732344Y2 (ja) フロントパネル構造
JPH0627251U (ja) ドアトリム用プルハンドル
KR0132857Y1 (ko) 우산 보관함이 구비된 센터 필러
JPS6347532Y2 (ja)
JPH048049Y2 (ja)
JPS5832981Y2 (ja) 自動車の排水車体構造
JP3667868B2 (ja) ドアウエザーストリップ
JPH0335640Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19970128