JPH04132814U - 車両用エンジンの吸気構造 - Google Patents

車両用エンジンの吸気構造

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JPH04132814U
JPH04132814U JP4892491U JP4892491U JPH04132814U JP H04132814 U JPH04132814 U JP H04132814U JP 4892491 U JP4892491 U JP 4892491U JP 4892491 U JP4892491 U JP 4892491U JP H04132814 U JPH04132814 U JP H04132814U
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intake
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秀一 山根
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スズキ株式会社
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案は、車体構成メンバたる一方のフロン
トサイドメンバとフロントクロスメンバとの内部を通路
として利用し、新たにダクト類を配設する必要がなく、
省スペースを果たすとともに、エアクリーナケースへの
上流側ボリュームを十分に大とし、吸気騒音を低減させ
ることを目的としている。 【構成】 このため、車両のエンジンルーム下部にフロ
ントライトサイドメンバとフロントレフトサイドメンバ
とフロントクロスメンバとを夫々配設し、いずれか一方
のフロントサイドメンバ上部に吸入空気取入用のダクト
を設けるとともに、他方のフロントサイドメンバ近傍に
エアクリーナケースを設け、一方のフロントサイドメン
バ内にダクトに連絡する第1通路を設け、フロントクロ
スメンバ内に一方のフロントサイドメンバの第1通路に
連絡する第2通路を設けるとともに、第2通路の他方の
フロントサイドメンバ側をエアクリーナケースに連絡す
る構成としている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は車両用エンジンの吸気構造に係り、特にエアクリーナケース内に収 容されるエアクリーナに吸気を取り入れるための車両用エンジンの吸気構造に関 する。
【0002】
【従来の技術】
車両に設けられるエアクリーナは燃焼に必要な空気に塵埃等が含まれないよう にするものであるが、エアクリーナへはなるべく塵埃が入らないように外気導入 ダクトを配置すべきであるとともに、水も入らないようにすべきである。
【0003】 また、車両の吸気騒音の低減方策には、一般に、エアクリーナの吸入空気取入 通路を長くするのが効果的である。しかし、エンジンルーム内のスペース上の制 約により、吸入空気取入通路を十分に長くすることができないのが実情である。
【0004】 車両用エンジンの吸気構造においては、実公平1−23855号公報に開示さ れるものがある。この公報に開示される外気導入ダクト装置は、外気導入口をフ ェンダー内で上方に向けて配設し、外気導入口を車体後方に向かって斜めに開口 させるとともに、その前方側に遮蔽板を備え、水及び塵埃の侵入を防止し、しか も走行風をも遮蔽板により遮り、安定した空気の吸入を可能としている。
【0005】 また、実公昭63−3289号公報に開示されるものがある。この公報に開示 されるエアクリーナの支持構造は、フェンダ内側に配設される直六面体状のエア クリーナの吸気ノーズ部をエアクリーナの弾性支持部として使用することにより 、支持部のスパンを長くし、安定した支持構造としてエンジンの振動によるエア クリーナの回転モーメントを吸気ノーズ部によって有効に抑制するとともに、フ ェンダミラー取付用の作業穴をエアクリーナの吸気ダクトを接続する穴として活 用し、コストを低廉としている。
【0006】 更に、実公昭62−45927号公報に開示されるものがある。この公報に開 示される自動車用内燃機関の吸気構造は、ラジエータのフレームを閉断面に構成 し、この閉断面のフレームの一端開口部にエアクリーナのエアホーンを連結し、 吸気がフレームの他端開口部よりフレーム内を通ってエアクリーナに吸入される 構造とし、新たな部品を追加するなしに吸気騒音の低減を図るとともに、車室内 騒音の増大をも防止している。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、従来の車両用エンジンの吸気構造においては、図8に示す如く、車 両102の前方、つまり車体前方のエンジンルーム104を形成するフェンダア ウタ130やフェンダインナ132からなるフェンダ部パネル134のフェンダ インナ132に吸入空気取入用のダクト136によりエアクリーナ138を連絡 し、フェンダ部パネル134から吸入空気を取り入れるものがある。
【0008】 また、吸入空気を取り入れる際に、エアクリーナへの水の侵入を防止するとと もに、低い温度の吸入空気を取り入れるべくホースやダクトを延設させている。
【0009】 この結果、例えばフロントエンジン・エンジンフード高の低い車両においては 、冠水路走行時にエアクリーナに水が侵入する惧れがあり、エンジンの焼付損傷 等を惹起するという不都合がある。
【0010】 また、ホースやダクトを吸入空気温度の低い箇所、つまり排気系から離間する 部位まで延設すると、重量が増加するとともに、限られたスペース内でのレイア ウトが困難となり、実用上不利であるという不都合がある。
【0011】 更に、エアクリーナに取り入れられる吸入空気の温度が高いことにより、ホー スやダクト、そしてエアクリーナ等を損傷する惧れがあり、使用寿命が短くなり 、使い勝手が悪いという不都合がある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
そこで、この考案は、上述不都合を除去するために、エアクリーナケース内に 収容されるエアクリーナからの吸気をインテークマニホルドを経てエンジンに供 給する車両用エンジンの吸気構造において、車両のエンジンルーム下部にフロン トライトサイドメンバとフロントレフトサイドメンバとフロントクロスメンバと を夫々配設し、いずれか一方のフロントサイドメンバ上部に吸入空気取入用のダ クトを設けるとともに他方のフロントサイドメンバ近傍に前記エアクリーナケー スを設け、一方のフロントサイドメンバ内にダクトに連絡する第1通路を設け、 前記フロントクロスメンバ内に一方のフロントサイドメンバの第1通路に連絡す る第2通路を設けるとともにこの第2通路の他方のフロントサイドメンバ側を前 記エアクリーナケースに連絡する構成としたことを特徴とする。
【0013】
【作用】
上述の如く考案したことにより、吸入空気はダクトから吸入され、一方のフロ ントサイドメンバの第1通路を経て、フロントクロスメンバの第2通路に至り、 この第2通路の他方のフロントサイドメンバ側からエアクリーナケース内に吸入 され、車体構成メンバたる一方のフロントサイドメンバとフロントクロスメンバ との内部を通路として利用し、新たにダクト類を配設する必要がなく、省スペー スを果たすとともに、エアクリーナケースへの上流側ボリュームを十分に大とし 、吸気騒音を低減させている。
【0014】
【実施例】
以下図面に基づいてこの考案の実施例を詳細に説明する。
【0015】 図1〜図7はこの考案の実施例を示すものである。図1及び図2において、2 は車両、4はエンジンルームである。
【0016】 車両2のエンジンルーム4下部に、フロントライトサイドメンバ6とフロント レフトサイドメンバ8とフロントクロスメンバ10とを夫々配設する。
【0017】 そして、いずれか一方のフロントサイドメンバ上部に吸入空気取入用のダクト 12を設けるとともに他方のフロントサイドメンバ近傍に前記エアクリーナケー ス14を設け、一方のフロントサイドメンバ内にダクト12に連絡する第1通路 16を設け、前記フロントクロスメンバ10内に一方のフロントサイドメンバの 第1通路16に連絡する第2通路18を設けるとともにこの第2通路18の他方 のフロントサイドメンバ側を前記エアクリーナケース14に連絡する構成を有す る。
【0018】 詳述すれば、例えば前記フロントライトサイドメンバ6上部にダクト12を立 設し、フロントレフトサイドメンバ8に図示しないエアクリーナを収容するエア クリーナケース14を取り付ける。
【0019】 また、前記ダクト12に車両2の進行方向に指向する吸入空気取入口20を設 け、ダクト12に連絡する第1通路16をフロントライトサイドメンバ6内に形 成する。
【0020】 前記フロントクロスメンバ10内に第2通路18を形成し、この第2通路18 と第1通路16とを連絡して設ける。つまり、図1に示す如く、フロントクロス メンバ10へのフロントライトサイドメンバ6の突合せ部6aに開口部22を形 成し、この開口部22により第1、第2通路16、18を連通させるものである 。
【0021】 そして、前記フロントレフトサイドメンバ8側の第2通路18とエアクリーナ ケース14とをエアクリーナインレットホース24により連絡する。
【0022】 このとき、フロントクロスメンバ10とフロントレフトサイドメンバ8とは遮 断されているとともに、フロントクロスメンバ10は必要限のシール性を確保し ている。
【0023】 前記エアクリーナケース14は、エアクリーナアウトレットホース26により 図示しないインテークマニホルドを介してエンジン(図示せず)に連絡されてい る。
【0024】 次に作用について説明する。
【0025】 吸入空気は、ダクト12の吸入空気取入口20から吸入され、フロントライト サイドメンバ6の第1通路16を経て、フロントクロスメンバ10の第2通路1 8に至る。
【0026】 そして、第2通路18のフロントレフトサイドメンバ8側からエアクリーナイ ンレットホース24によりエアクリーナケース14内に吸入される。
【0027】 このエアクリーナケース14を通過した吸入空気は、エアクリーナアウトレッ トホース26によって図示しないインテークマニホルドを経て、エンジンに供給 される。
【0028】 これにより、車体構成メンバたるフロントライトサイドメンバ6とフロントク ロスメンバ10との内部を通路として利用することができ、新たにダクト類を配 設する必要がなく、省スペースを果たし得るとともに、エアクリーナへの塵埃や 水の侵入を確実に防止し得て、実用上有利である。
【0029】 また、前記エアクリーナケース14内に収容されるエアクリーナ(図示せず) への上流側ボリュームを十分に大とすることができることにより、吸気騒音を低 減させることができ、乗心地を向上し得るものである。
【0030】 更に、前記ダクト12がエンジン本体から、つまり排気系から離間する部位に 配設されることにより、従来の如く遮蔽板を設けなくとも、停車時や低速走行時 に冷却風を確保することができ、エアクリーナやその他の部品の損傷を確実に防 止し得る。
【0031】
【考案の効果】
以上詳細に説明した如くこの考案によれば、車両のエンジンルーム下部にフロ ントライトサイドメンバとフロントレフトサイドメンバとフロントクロスメンバ とを夫々配設し、いずれか一方のフロントサイドメンバ上部に吸入空気取入用の ダクトを設けるとともに、他方のフロントサイドメンバ近傍にエアクリーナケー スを設け、一方のフロントサイドメンバ内にダクトに連絡する第1通路を設け、 フロントクロスメンバ内に一方のフロントサイドメンバの第1通路に連絡する第 2通路を設けるとともに、第2通路の他方のフロントサイドメンバ側をエアクリ ーナケースに連絡する構成としたので、車体構成メンバたる一方のフロントサイ ドメンバとフロントクロスメンバとの内部を通路として利用することができ、新 たにダクト類を配設する必要がなく、省スペースを果たし得るとともに、エアク リーナへの塵埃や水の侵入を確実に防止し得て、実用上有利である。また、前記 エアクリーナケース内に収容されるエアクリーナへの上流側ボリュームを十分に 大とすることができることにより、吸気騒音を低減させることができ、乗心地を 向上し得るものである。更に、前記ダクトをエンジン本体から、つまり排気系か ら離間する部位に配設すれば、従来の如く遮蔽板を設けなくとも、停車時や低速 走行時に冷却風を確保することができ、エアクリーナやその他の部品の損傷を確 実に防止し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の実施例を示す車両のエンジンルーム
の概略斜視図である。
【図2】車両のエンジンルームの概略平面図である。
【図3】エアクリーナケースの正面図である。
【図4】エアクリーナケースの平面図である。
【図5】エアクリーナケースの右側面図である。
【図6】エアクリーナケースの左側面図である。
【図7】エアクリーナケースの背面図である。
【図8】この考案の従来の技術を示す車両のエンジンル
ームの概略斜視図である。
【符号の説明】
2 車両 4 エンジンルーム 6 フロントライトサイドメンバ 8 フロントレフトサイドメンバ 10 フロントクロスメンバ 12 ダクト 14 エアクリーナケース 16 第1通路 18 第2通路 20 吸入空気取入口 22 開口部 24 エアクリーナインレットホース 26 エアクリーナアウトレットホース

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エアクリーナケース内に収容されるエア
    クリーナからの吸気をインテークマニホルドを経てエン
    ジンに供給する車両用エンジンの吸気構造において、車
    両のエンジンルーム下部にフロントライトサイドメンバ
    とフロントレフトサイドメンバとフロントクロスメンバ
    とを夫々配設し、いずれか一方のフロントサイドメンバ
    上部に吸入空気取入用のダクトを設けるとともに他方の
    フロントサイドメンバ近傍に前記エアクリーナケースを
    設け、一方のフロントサイドメンバ内にダクトに連絡す
    る第1通路を設け、前記フロントクロスメンバ内に一方
    のフロントサイドメンバの第1通路に連絡する第2通路
    を設けるとともにこの第2通路の他方のフロントサイド
    メンバ側を前記エアクリーナケースに連絡する構成とし
    たことを特徴とする車両用エンジンの吸気構造。
JP1991048924U 1991-05-31 1991-05-31 車両用エンジンの吸気構造 Expired - Lifetime JP2554744Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20150112866A (ko) * 2014-03-27 2015-10-07 독터. 인제니어. 하.체. 에프. 포르쉐 악티엔게젤샤프트 크로스멤버
CN108301945A (zh) * 2018-01-26 2018-07-20 重庆隆鑫机车有限公司 二级空滤系统及三轮车

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