JPS6315578Y2 - - Google Patents
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- JPS6315578Y2 JPS6315578Y2 JP1983175446U JP17544683U JPS6315578Y2 JP S6315578 Y2 JPS6315578 Y2 JP S6315578Y2 JP 1983175446 U JP1983175446 U JP 1983175446U JP 17544683 U JP17544683 U JP 17544683U JP S6315578 Y2 JPS6315578 Y2 JP S6315578Y2
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- JP
- Japan
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- intake
- engine
- air cleaner
- air
- cylinder
- Prior art date
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- 239000000446 fuel Substances 0.000 claims description 21
- 238000002347 injection Methods 0.000 description 12
- 239000007924 injection Substances 0.000 description 12
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 6
- 238000012423 maintenance Methods 0.000 description 4
- 238000002485 combustion reaction Methods 0.000 description 2
- 238000007789 sealing Methods 0.000 description 2
- 239000000428 dust Substances 0.000 description 1
- 238000007689 inspection Methods 0.000 description 1
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Characterised By The Charging Evacuation (AREA)
- Vibration Prevention Devices (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本考案は、自動車のエンジンルーム内に設置さ
れる燃料噴射式多気筒エンジンの吸気装置に関す
るもので、特に、車体前部に設けられたエンジン
ルーム内に横置される燃料噴射式多気筒エンジン
に適した吸気装置に関するものである。
れる燃料噴射式多気筒エンジンの吸気装置に関す
るもので、特に、車体前部に設けられたエンジン
ルーム内に横置される燃料噴射式多気筒エンジン
に適した吸気装置に関するものである。
(従来の技術)
自動車においては、動力性能の向上や排出ガス
対策等に対する要請から、そのエンジンが大型化
してきている。また、快適な居住性、車内環境と
いつた面から、カークーラ用コンプレツサなど、
エンジンルーム内に装備される補機類も増加して
きている。その反面、車内居住空間の確保や、軽
量化、外形コンパクト化することによる燃費の低
減等のために、エンジンルーム内のスペースは狭
く制限されるようになつてきている。特に、エン
ジンルームを車体の前部に設けた自動車において
は、空力特性を向上させ省エネルギ化を図るため
に、ボンネツト高を低く抑えることが求められて
おり、そのためにエンジンルームの高さも低くす
ることが必要となつている。このようなことか
ら、エンジンルーム内に機器をいかに効率よく配
置するかは、一つの大きな課題となつている。
対策等に対する要請から、そのエンジンが大型化
してきている。また、快適な居住性、車内環境と
いつた面から、カークーラ用コンプレツサなど、
エンジンルーム内に装備される補機類も増加して
きている。その反面、車内居住空間の確保や、軽
量化、外形コンパクト化することによる燃費の低
減等のために、エンジンルーム内のスペースは狭
く制限されるようになつてきている。特に、エン
ジンルームを車体の前部に設けた自動車において
は、空力特性を向上させ省エネルギ化を図るため
に、ボンネツト高を低く抑えることが求められて
おり、そのためにエンジンルームの高さも低くす
ることが必要となつている。このようなことか
ら、エンジンルーム内に機器をいかに効率よく配
置するかは、一つの大きな課題となつている。
一方、電子制御装置の発達に伴いエンジンの高
出力化等の要請に対処するために、自動車用エン
ジンとして燃料噴射式エンジンが採用されること
が多くなつてきている。このような燃料噴射式エ
ンジンは、吸気慣性効果を利用することにより吸
入効率を上げることができるという特徴を有して
いる。しかしながら、そのような特徴を生かすた
めには、吸気経路の長さを十分に長くしなければ
ならない。そこで、従来の燃料噴射式エンジンに
おいては、一般に、エアクリーナをエンジンから
遠く離して車体側に設置し、そのエアクリーナと
スロツトルボデイとをエアダクトにより連結し
て、そのスロツトルボデイから吸気マニホルドを
通してシリンダヘツドに吸気を導くようにしてい
た(例えば実公昭57−50530号公報参照)。
出力化等の要請に対処するために、自動車用エン
ジンとして燃料噴射式エンジンが採用されること
が多くなつてきている。このような燃料噴射式エ
ンジンは、吸気慣性効果を利用することにより吸
入効率を上げることができるという特徴を有して
いる。しかしながら、そのような特徴を生かすた
めには、吸気経路の長さを十分に長くしなければ
ならない。そこで、従来の燃料噴射式エンジンに
おいては、一般に、エアクリーナをエンジンから
遠く離して車体側に設置し、そのエアクリーナと
スロツトルボデイとをエアダクトにより連結し
て、そのスロツトルボデイから吸気マニホルドを
通してシリンダヘツドに吸気を導くようにしてい
た(例えば実公昭57−50530号公報参照)。
(考案が解決しようとする問題点)
しかしながら、このようにエアクリーナを車体
側に設置すると、そのエアクリーナは車体振動を
受けることになるので、エンジン側からの振動を
受ける吸気マニホルド及びスロツトルボデイとは
異なつた振動をすることになる。そのために、エ
アクリーナとエアダクトとの連結部やエアダクト
とスロツトルボデイとの連結部等におけるシール
が、両側から異なる振動を受けて不完全となつて
しまうことがある。そのようにシールが不完全と
なると、そこからダストが吸入されて、エアクリ
ーナ通過後の清浄空気に混入したり、吸入空気音
が発生して騒音の原因となつたりする。したがつ
て、その場合には、これらの各連結部のシールに
耐振性を持たせることが必要となるが、そのため
には高価なシールを用いなければならず、その組
付作業も複雑化する。
側に設置すると、そのエアクリーナは車体振動を
受けることになるので、エンジン側からの振動を
受ける吸気マニホルド及びスロツトルボデイとは
異なつた振動をすることになる。そのために、エ
アクリーナとエアダクトとの連結部やエアダクト
とスロツトルボデイとの連結部等におけるシール
が、両側から異なる振動を受けて不完全となつて
しまうことがある。そのようにシールが不完全と
なると、そこからダストが吸入されて、エアクリ
ーナ通過後の清浄空気に混入したり、吸入空気音
が発生して騒音の原因となつたりする。したがつ
て、その場合には、これらの各連結部のシールに
耐振性を持たせることが必要となるが、そのため
には高価なシールを用いなければならず、その組
付作業も複雑化する。
このようなことから、燃料噴射式エンジンにお
いて、そのシリンダヘツドあるいは吸気マニホル
ドの上面にエアクリーナを設置するようにしたも
のが提案された。しかしながら、そのようにする
とエンジン全体の高さが高くなり、ボンネツト高
を低く抑えることができなくなる。また、上方に
位置するエアクリーナ等のために、燃料噴射ノズ
ル等のデバイス類の調整あるいはメインテナンス
作業が行いにくくなる。
いて、そのシリンダヘツドあるいは吸気マニホル
ドの上面にエアクリーナを設置するようにしたも
のが提案された。しかしながら、そのようにする
とエンジン全体の高さが高くなり、ボンネツト高
を低く抑えることができなくなる。また、上方に
位置するエアクリーナ等のために、燃料噴射ノズ
ル等のデバイス類の調整あるいはメインテナンス
作業が行いにくくなる。
更に、自動車には、一般に多気筒エンジンが用
いられている。その場合、燃料噴射式多気筒エン
ジンであれば、吸気慣性効果をより有効に活用す
るために、各気筒ごとに独立した分岐管を有する
吸気マニホルドが用いられることが多い。その分
岐管は、一つの分配チヤンバからそれぞれ分岐す
るようにされている。このような吸気マニホルド
においては、その分岐管を、長く、しかも湾曲の
ゆるやかなものとすることが求めらる。したがつ
て、その吸気マニホルドをエンジンルーム内にど
のように配置するかということも大きな問題とな
る。
いられている。その場合、燃料噴射式多気筒エン
ジンであれば、吸気慣性効果をより有効に活用す
るために、各気筒ごとに独立した分岐管を有する
吸気マニホルドが用いられることが多い。その分
岐管は、一つの分配チヤンバからそれぞれ分岐す
るようにされている。このような吸気マニホルド
においては、その分岐管を、長く、しかも湾曲の
ゆるやかなものとすることが求めらる。したがつ
て、その吸気マニホルドをエンジンルーム内にど
のように配置するかということも大きな問題とな
る。
本考案は、上述のような諸問題に鑑みてなされ
たものであつて、その主な目的は、限られたエン
ジンルーム内のスペースに、燃料噴射式多気筒エ
ンジンの吸気装置を効率よく配置することができ
るようにすることである。
たものであつて、その主な目的は、限られたエン
ジンルーム内のスペースに、燃料噴射式多気筒エ
ンジンの吸気装置を効率よく配置することができ
るようにすることである。
また、本考案の他の目的は、ボンネツト高を低
く抑えたままで、エアクリーナがエンジンに支持
されるようにし、それによつてエアクリーナ後流
部分における連結部からの空気の漏洩が防止され
るようにすることである。
く抑えたままで、エアクリーナがエンジンに支持
されるようにし、それによつてエアクリーナ後流
部分における連結部からの空気の漏洩が防止され
るようにすることである。
(問題点を解決するための手段)
この目的を達成するために、本考案では、一端
がシリンダヘツドの側面に固定される複数本の分
岐管をほぼ水平に設置するとともに、その分岐管
の他端側に分配チヤンバを配置し、その分配チヤ
ンバのシリンダヘツド側とは反対側の外壁にエア
クリーナを取り付けるようにしている。
がシリンダヘツドの側面に固定される複数本の分
岐管をほぼ水平に設置するとともに、その分岐管
の他端側に分配チヤンバを配置し、その分配チヤ
ンバのシリンダヘツド側とは反対側の外壁にエア
クリーナを取り付けるようにしている。
(作用)
このように構成することにより、エアクリーナ
は、分配チヤンバと分岐管とからなる吸気マニホ
ルドを介してエンジンに支持されることになる。
したがつて、エアクリーナよりも後流側の部分は
エンジンと同一の振動系をなすことになり、各連
結部におけるシール性が確実に保持されるように
なる。
は、分配チヤンバと分岐管とからなる吸気マニホ
ルドを介してエンジンに支持されることになる。
したがつて、エアクリーナよりも後流側の部分は
エンジンと同一の振動系をなすことになり、各連
結部におけるシール性が確実に保持されるように
なる。
また、自動車用多気筒エンジンは一般に縦長で
あるので、その長手方向に直交する側には、機器
のレイアウトに比較的設計の自由度がある。特
に、車体の前部のエンジンルーム内にエンジンが
横置される場合には、そのエンジンの後方に比較
的大きなスペースを確保することができる。した
がつて、シリンダヘツドの側面に固定される吸気
マニホルドの分岐管をほぼ水平方向に設置して
も、その長さを十分に長くすることができ、吸気
慣性効果を有効に活用することが可能となる。そ
して、その分岐管の自由端側に配置される分配チ
ヤンバのシリンダヘツド側とは反対側の外壁にエ
アクリーナを取り付けることにより、ボンネツト
高を低く抑えることが可能となるとともに、デバ
イス類のメインテナンス作業等が妨げられること
もなくなる。
あるので、その長手方向に直交する側には、機器
のレイアウトに比較的設計の自由度がある。特
に、車体の前部のエンジンルーム内にエンジンが
横置される場合には、そのエンジンの後方に比較
的大きなスペースを確保することができる。した
がつて、シリンダヘツドの側面に固定される吸気
マニホルドの分岐管をほぼ水平方向に設置して
も、その長さを十分に長くすることができ、吸気
慣性効果を有効に活用することが可能となる。そ
して、その分岐管の自由端側に配置される分配チ
ヤンバのシリンダヘツド側とは反対側の外壁にエ
アクリーナを取り付けることにより、ボンネツト
高を低く抑えることが可能となるとともに、デバ
イス類のメインテナンス作業等が妨げられること
もなくなる。
(実施例)
以下、図面に基づいて本考案の実施例を説明す
る。
る。
図は本考案による吸気装置の一実施例を示すも
ので、第1図はその吸気装置を備えた燃料噴射式
多気筒エンジンのエンジンルーム内への設置状態
を示す概略側面図であり、第2図はその平面図、
第3図はその吸気装置の要部の縦断面図である。
ので、第1図はその吸気装置を備えた燃料噴射式
多気筒エンジンのエンジンルーム内への設置状態
を示す概略側面図であり、第2図はその平面図、
第3図はその吸気装置の要部の縦断面図である。
第1図及び第2図に示すように、車体前部に
は、ボンネツト1及びダツシユボード2によつて
上方及び後方が囲まれたエンジンルーム3が設け
られており、そのエンジンルーム3内に、4気筒
エンジン4が、その長手方向が車体の左右方向と
なるようにして横置されている。このエンジン4
は燃料噴射式エンジンであり、そのシリンダヘツ
ド4aの長手方向に平行な後側面には、それぞれ
燃料噴射ノズル5を有する2本の吸気分岐管6の
一端が固着されている。この分岐管6は各気筒ご
とに独立したもので、シリンダヘツド4aの各吸
気ポート4bに接続され、燃料噴射ノズル5及び
分岐管6からそれぞれ供給される燃料及び空気が
各燃焼室に導かれるようになつている。
は、ボンネツト1及びダツシユボード2によつて
上方及び後方が囲まれたエンジンルーム3が設け
られており、そのエンジンルーム3内に、4気筒
エンジン4が、その長手方向が車体の左右方向と
なるようにして横置されている。このエンジン4
は燃料噴射式エンジンであり、そのシリンダヘツ
ド4aの長手方向に平行な後側面には、それぞれ
燃料噴射ノズル5を有する2本の吸気分岐管6の
一端が固着されている。この分岐管6は各気筒ご
とに独立したもので、シリンダヘツド4aの各吸
気ポート4bに接続され、燃料噴射ノズル5及び
分岐管6からそれぞれ供給される燃料及び空気が
各燃焼室に導かれるようになつている。
分岐管6は、第1図に示すように後方、すなわ
ち図で右方に向かつてほぼ水平に比較的長く延び
ており、その後端部には各分岐管6が集合する分
配チヤンバ7が固着されている。この分配チヤン
バ7はほぼ半円筒状の断面を有するもので、その
上部には車体横方向に開口する大径の吸気導入口
7aが設けられ、また、下部には各分岐管6に接
続される四つの吸気供給口7bが設けられてい
て、導入された吸気がこの分配チヤンバ7におい
て各分岐管6に分配されるようになつている。こ
うして、これら4本の分岐管6及び1個の分配チ
ヤンバ7によつて、吸気マニホルドMが構成され
ている。第2図に示すように、分配チヤンバ7の
吸気導入口7aには、車体の横方向に延びるスロ
ツトルボデイ8が連結されている。
ち図で右方に向かつてほぼ水平に比較的長く延び
ており、その後端部には各分岐管6が集合する分
配チヤンバ7が固着されている。この分配チヤン
バ7はほぼ半円筒状の断面を有するもので、その
上部には車体横方向に開口する大径の吸気導入口
7aが設けられ、また、下部には各分岐管6に接
続される四つの吸気供給口7bが設けられてい
て、導入された吸気がこの分配チヤンバ7におい
て各分岐管6に分配されるようになつている。こ
うして、これら4本の分岐管6及び1個の分配チ
ヤンバ7によつて、吸気マニホルドMが構成され
ている。第2図に示すように、分配チヤンバ7の
吸気導入口7aには、車体の横方向に延びるスロ
ツトルボデイ8が連結されている。
吸気マニホルドMの後端側、すなわちシリンダ
ヘツド4aとは反対側には、エアクリーナ9が、
分配チヤンバ7の外壁面に隣接するようにしてほ
ぼ垂直に設置されている。このエアクリーナ9の
クリーナケース9aには、その前面、すなわち図
で左側の面に断面がほぼ半円筒状の凹部が設けら
れており、その凹部に分配チヤンバ7が嵌合され
るようになつている。そして、そのクリーナエー
ス9aの下部は、分岐管6の後端部下面位置まで
前方に延出するようにされている。
ヘツド4aとは反対側には、エアクリーナ9が、
分配チヤンバ7の外壁面に隣接するようにしてほ
ぼ垂直に設置されている。このエアクリーナ9の
クリーナケース9aには、その前面、すなわち図
で左側の面に断面がほぼ半円筒状の凹部が設けら
れており、その凹部に分配チヤンバ7が嵌合され
るようになつている。そして、そのクリーナエー
ス9aの下部は、分岐管6の後端部下面位置まで
前方に延出するようにされている。
第3図から明らかなように、このクリーナケー
ス9aは、その上端部が分配チヤンバ7の外壁上
端部に、また、下端部が分岐管6に固着されたス
テー6aに、それぞれゴム等の弾性部材10,1
1を介して支持されている。第1図に示されてい
るように、ステー6aの下端はシリンダブロツク
4cに固着されている。したがつて、吸気マニホ
ルドMは分岐管6及びステー6aを介してエンジ
ン4に支持され、エアクリーナ9は吸気マニホル
ドM及びステー6aを介してエンジン4に支持さ
れるようになつている。
ス9aは、その上端部が分配チヤンバ7の外壁上
端部に、また、下端部が分岐管6に固着されたス
テー6aに、それぞれゴム等の弾性部材10,1
1を介して支持されている。第1図に示されてい
るように、ステー6aの下端はシリンダブロツク
4cに固着されている。したがつて、吸気マニホ
ルドMは分岐管6及びステー6aを介してエンジ
ン4に支持され、エアクリーナ9は吸気マニホル
ドM及びステー6aを介してエンジン4に支持さ
れるようになつている。
クリーナケース9aの後面には、クリツプ1
2,12,…(第1,2図)によつてクリーナカ
バー9bが気密に取り付けられるようになつてい
る。クリーナケース9aの下端部には車体横方向
に開口する吸気供給口9cが設けられ、クリーナ
カバー9bの上端部には同方向に開口する吸気導
入口9dが設けられていて、これらの吸気導入口
9dと吸気供給口9cとは、クリーナケース9a
に取り付けられたエレメント9eを通して連通す
るようになつている。そして、この吸気供給口9
cは、第2図に示すように横方向に延びるクリー
ナダクト13によつてスロツトルボデイ8に接続
され、また、吸気導入口9dにはエアインテーク
ダクト14が連結されている。このエアインテー
クダクト14はエンジンルーム3の前部に開口し
ており、その開口を通して外気を取り入れるよう
になつている。
2,12,…(第1,2図)によつてクリーナカ
バー9bが気密に取り付けられるようになつてい
る。クリーナケース9aの下端部には車体横方向
に開口する吸気供給口9cが設けられ、クリーナ
カバー9bの上端部には同方向に開口する吸気導
入口9dが設けられていて、これらの吸気導入口
9dと吸気供給口9cとは、クリーナケース9a
に取り付けられたエレメント9eを通して連通す
るようになつている。そして、この吸気供給口9
cは、第2図に示すように横方向に延びるクリー
ナダクト13によつてスロツトルボデイ8に接続
され、また、吸気導入口9dにはエアインテーク
ダクト14が連結されている。このエアインテー
クダクト14はエンジンルーム3の前部に開口し
ており、その開口を通して外気を取り入れるよう
になつている。
このような吸気装置において、エアインテーク
ダクト14を通して取り入れられた外気は、吸気
導入口9dからエアクリーナ9内に導かれ、エレ
メント9eにより浄化された後、吸気供給口9c
からクリーナダクト13を経てスロツトルボデイ
8に導かれる。そして、スロツトルバルブによつ
て計量された後、分配チヤンバ7内に導入され、
各分岐管6に分配されて、各吸気ポート4bから
エンジン4の燃焼室内に供給される。
ダクト14を通して取り入れられた外気は、吸気
導入口9dからエアクリーナ9内に導かれ、エレ
メント9eにより浄化された後、吸気供給口9c
からクリーナダクト13を経てスロツトルボデイ
8に導かれる。そして、スロツトルバルブによつ
て計量された後、分配チヤンバ7内に導入され、
各分岐管6に分配されて、各吸気ポート4bから
エンジン4の燃焼室内に供給される。
エンジン4の作動時には、エンジン4に固定支
持されている分岐管6及びこれに固着されている
分配チヤンバ7がエンジン振動を受けてともに振
動する。そして、その分配チヤンバ7及び吸気マ
ニホルドMの支持ステー6aに支持されているエ
アクリーナ9も、エンジン振動を受けて同様に振
動する。したがつて、エアクリーナ9と分配チヤ
ンバ7に連結されたスロツトルボデイ8とは同じ
振動系を形成することになり、エアクリーナ9と
クリーナダクト13との連結部あるいはシリンダ
ダクト13とスロツトルボデイ8との連結部等は
同時に同方向に振動することになるので、その連
結部におけるシールがずれたりして不完全となる
ようなことが防止される。なお、この実施例のよ
うに、エアクリーナ9を、弾性部材10,11を
介して支持することにより、エアクリーナ9の振
動が吸収されるようになるので、各連結部のシー
ル性は一層確実に保持されるようになる。
持されている分岐管6及びこれに固着されている
分配チヤンバ7がエンジン振動を受けてともに振
動する。そして、その分配チヤンバ7及び吸気マ
ニホルドMの支持ステー6aに支持されているエ
アクリーナ9も、エンジン振動を受けて同様に振
動する。したがつて、エアクリーナ9と分配チヤ
ンバ7に連結されたスロツトルボデイ8とは同じ
振動系を形成することになり、エアクリーナ9と
クリーナダクト13との連結部あるいはシリンダ
ダクト13とスロツトルボデイ8との連結部等は
同時に同方向に振動することになるので、その連
結部におけるシールがずれたりして不完全となる
ようなことが防止される。なお、この実施例のよ
うに、エアクリーナ9を、弾性部材10,11を
介して支持することにより、エアクリーナ9の振
動が吸収されるようになるので、各連結部のシー
ル性は一層確実に保持されるようになる。
また、比較的スペースに余裕のある横置式多気
筒エンジン4の後面側に吸気マニホルドMが配置
され、その吸気マニホルドMの分岐管6の後端部
に設けられる分配チヤンバ7の外壁後面側に直接
エアクリーナ9が取り付けられるので、そのエア
クリーナ9を、その保持点検に支障を来たすこと
のない範囲でダツシユボード2に近接して配置す
ることにより、分岐管6を十分に長いものとする
ことができる。したがつて、長い分岐管6を水平
方向に設置して、湾曲のゆるやかなものとするこ
とができ、吸気慣性効果を十分に活用して吸気効
率を高めることができる。
筒エンジン4の後面側に吸気マニホルドMが配置
され、その吸気マニホルドMの分岐管6の後端部
に設けられる分配チヤンバ7の外壁後面側に直接
エアクリーナ9が取り付けられるので、そのエア
クリーナ9を、その保持点検に支障を来たすこと
のない範囲でダツシユボード2に近接して配置す
ることにより、分岐管6を十分に長いものとする
ことができる。したがつて、長い分岐管6を水平
方向に設置して、湾曲のゆるやかなものとするこ
とができ、吸気慣性効果を十分に活用して吸気効
率を高めることができる。
更に、エアクリーナ9を分配チヤンバ7の外壁
後面側に取り付けることにより、エアクリーナ9
の下部を前方に延出させることができる。そし
て、そのようにすることにより、吸気マニホルド
M下方のデツドスペースを利用してエアクリーナ
9の容積を確保することができるようになるの
で、吸気マニホルドMより後方のエアクリーナ9
の厚さを小さくすることができ、分岐管6の長さ
を更に長くすることができる。
後面側に取り付けることにより、エアクリーナ9
の下部を前方に延出させることができる。そし
て、そのようにすることにより、吸気マニホルド
M下方のデツドスペースを利用してエアクリーナ
9の容積を確保することができるようになるの
で、吸気マニホルドMより後方のエアクリーナ9
の厚さを小さくすることができ、分岐管6の長さ
を更に長くすることができる。
このようにして、エアクリーナ9は、エンジン
4から後方に離れて配置されることになる。ボン
ネツト1は、空力特性の面から、エンジンルーム
3の後部に向かうにつれて高くなるようにされて
いるので、エンジンルーム3の後部には比較的高
さの高いスペースが形成される。したがつて、エ
アクリーナ9を垂直に設置するようにしても、そ
の設置スペースは十分に確保される。そして、そ
のような配置とすることにより、エアクリーナ9
が燃料噴射ノズル5等のデバイス類の調整あるい
はメンテナンス作業の支障となるようなこともな
くなる。
4から後方に離れて配置されることになる。ボン
ネツト1は、空力特性の面から、エンジンルーム
3の後部に向かうにつれて高くなるようにされて
いるので、エンジンルーム3の後部には比較的高
さの高いスペースが形成される。したがつて、エ
アクリーナ9を垂直に設置するようにしても、そ
の設置スペースは十分に確保される。そして、そ
のような配置とすることにより、エアクリーナ9
が燃料噴射ノズル5等のデバイス類の調整あるい
はメンテナンス作業の支障となるようなこともな
くなる。
また、エアクリーナ9を吸気マニホルドMの分
配チヤンバ7の後面側に配置することにより、分
配チヤンバ7の吸気導入口7a、エアクリーナ9
の吸気供給口9c及び吸気導入口9dを、いずれ
も同側に配置することが可能となる。そのように
すれば、クリーナダクト13やエアインテークダ
クト14の配管が簡素化され、それらの着脱作業
も容易となる。更に、分配チヤンバ7の吸気導入
口7aとエアクリーナ9の吸気供給口9cとを上
下に離して配置することにより、その間を結ぶク
リーナダクト13を長く、しかも湾曲のゆるやか
なものとすることができる。
配チヤンバ7の後面側に配置することにより、分
配チヤンバ7の吸気導入口7a、エアクリーナ9
の吸気供給口9c及び吸気導入口9dを、いずれ
も同側に配置することが可能となる。そのように
すれば、クリーナダクト13やエアインテークダ
クト14の配管が簡素化され、それらの着脱作業
も容易となる。更に、分配チヤンバ7の吸気導入
口7aとエアクリーナ9の吸気供給口9cとを上
下に離して配置することにより、その間を結ぶク
リーナダクト13を長く、しかも湾曲のゆるやか
なものとすることができる。
(考案の効果)
以上の説明から明らかなように、本考案によれ
ば、燃料噴射式多気筒エンジンの長手方向に沿う
シリンダヘツドの側面に吸気マニホルドの分岐管
の一端を固定し、その分岐管の他端側に配置され
る分配チヤンバのシリンダヘツド側とは反対側の
外壁にエアクリーナを取り付けるようにしている
ので、エンジンルームの限られたスペース内に吸
気装置を効率よく配置することができ、分岐管を
ほぼ水平に設置するようにしながら、その長さを
十分に長くすることができる。したがつて、吸気
慣性効果を有効に活用して吸入効率を高めること
が可能となる。
ば、燃料噴射式多気筒エンジンの長手方向に沿う
シリンダヘツドの側面に吸気マニホルドの分岐管
の一端を固定し、その分岐管の他端側に配置され
る分配チヤンバのシリンダヘツド側とは反対側の
外壁にエアクリーナを取り付けるようにしている
ので、エンジンルームの限られたスペース内に吸
気装置を効率よく配置することができ、分岐管を
ほぼ水平に設置するようにしながら、その長さを
十分に長くすることができる。したがつて、吸気
慣性効果を有効に活用して吸入効率を高めること
が可能となる。
また、エアクリーナがエンジンに支持されるこ
とになるので、エアクリーナからエンジンのシリ
ンダヘツドに至るまでの吸気装置がエンジンと同
じ振動系となり、その間の各連結部におけるシー
ルが確実に保持されるようになる。したがつて、
エアクリーナ後流における空気の漏洩を防止する
ことができる。
とになるので、エアクリーナからエンジンのシリ
ンダヘツドに至るまでの吸気装置がエンジンと同
じ振動系となり、その間の各連結部におけるシー
ルが確実に保持されるようになる。したがつて、
エアクリーナ後流における空気の漏洩を防止する
ことができる。
更に、燃料噴射ノズル等のデバイス類の上方に
は吸気装置が位置しないようにすることができる
ので、その調整あるいはメンテナンス作業も容易
に行うことができるようになる。
は吸気装置が位置しないようにすることができる
ので、その調整あるいはメンテナンス作業も容易
に行うことができるようになる。
第1図は、本考案の一実施例による吸気装置を
備えた燃料噴射式多気筒エンジンの、エンジンル
ーム内への設置状態を示す概略側面図、第2図
は、その平面図、第3図は、その吸気装置の要部
の縦断面図である。 1……ボンネツト、2……ダツシユボード、3
……エンジンルーム、4……エンジン、4a……
シリンダヘツド、4b……吸気ポート、4c……
シリンダブロツク、5……燃料噴射ノズル、6…
…分岐管、6a……ステー、7……分配チヤン
バ、8……スロツトルボデイ、9……エアクリー
ナ、10,11……弾性部材、M……吸気マニホ
ルド。
備えた燃料噴射式多気筒エンジンの、エンジンル
ーム内への設置状態を示す概略側面図、第2図
は、その平面図、第3図は、その吸気装置の要部
の縦断面図である。 1……ボンネツト、2……ダツシユボード、3
……エンジンルーム、4……エンジン、4a……
シリンダヘツド、4b……吸気ポート、4c……
シリンダブロツク、5……燃料噴射ノズル、6…
…分岐管、6a……ステー、7……分配チヤン
バ、8……スロツトルボデイ、9……エアクリー
ナ、10,11……弾性部材、M……吸気マニホ
ルド。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 一端がシリンダヘツドの長手方向に沿う側面
に固定され、ほぼ水平方向に設置される、各気
筒ごとに独立した複数本の分岐管と、 それら分岐管の他端側に配置され、各分岐管
が集合する分配チヤンバと、 からなる吸気マニホルドを備え、 前記分配チヤンバの前記シリンダヘツド側と
は反対側の外壁に、エアクリーナが取り付けら
れている、 自動車の燃料噴射式多気筒エンジンにおける
吸気装置。 (2) 前記吸気マニホルドが、ステーを介してシリ
ンダブロツクに支持されており、 前記エアクリーナが、前記ステーと前記分配
チヤンバの外壁とにそれぞれ弾性部材を介して
支持されている、 実用新案登録請求の範囲第1項記載の燃料噴
射式多気筒エンジンにおける吸気装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17544683U JPS6082571U (ja) | 1983-11-15 | 1983-11-15 | 自動車の燃料噴射式多気筒エンジンにおける吸気装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17544683U JPS6082571U (ja) | 1983-11-15 | 1983-11-15 | 自動車の燃料噴射式多気筒エンジンにおける吸気装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6082571U JPS6082571U (ja) | 1985-06-07 |
JPS6315578Y2 true JPS6315578Y2 (ja) | 1988-05-02 |
Family
ID=30381706
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17544683U Granted JPS6082571U (ja) | 1983-11-15 | 1983-11-15 | 自動車の燃料噴射式多気筒エンジンにおける吸気装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6082571U (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2533951Y2 (ja) * | 1989-04-18 | 1997-04-30 | 三菱自動車工業株式会社 | 吸気マニホールド |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59154852U (ja) * | 1983-03-31 | 1984-10-17 | 日野自動車株式会社 | エンジン振動防止構造 |
-
1983
- 1983-11-15 JP JP17544683U patent/JPS6082571U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6082571U (ja) | 1985-06-07 |
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