JPH10280967A - エンジンの過給機装置 - Google Patents

エンジンの過給機装置

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JPH10280967A
JPH10280967A JP9106716A JP10671697A JPH10280967A JP H10280967 A JPH10280967 A JP H10280967A JP 9106716 A JP9106716 A JP 9106716A JP 10671697 A JP10671697 A JP 10671697A JP H10280967 A JPH10280967 A JP H10280967A
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JP
Japan
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exhaust
engine
supercharger
vehicle
plane
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JP9106716A
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English (en)
Inventor
Takatoshi Matsuba
隆利 松葉
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Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/12Improving ICE efficiencies

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  • Arrangement Or Mounting Of Propulsion Units For Vehicles (AREA)
  • Supercharger (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 この発明の目的は、エンジンマウントブラケ
ットと干渉することなく過給機をエンジンに搭載し得
て、エンジン下方のエンジンマウントブラケットとエン
ジンマウントメンバとの間に四輪駆動用の前側推進軸を
挿通する空間を確保し得て、四輪駆動車両においても過
給機の搭載を可能にし得て、過給機を走行風により冷却
することにある。 【構成】 このため、この発明は、エンジンマウントメ
ンバにエンジンマウントブラケットによりエンジンを縦
置に搭載して設け、このエンジンのシリンダヘッドの排
気用ヘッド側面に複数の排気ポートをクランク軸線方向
に並列に設け、排気用ヘッド側面に排気マニホルドの各
分岐排気管を複数の排気ポートに連通するよう取付けて
設け、複数の排気ポートと各分岐排気管とを夫々結ぶ複
数の排気ポート軸線を通る排気ポート平面よりも上方に
位置させて過給機を排気マニホルドの集合排気管に取付
けて設けたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はエンジンの過給機
装置に係り、特に、エンジンマウントブラケットと干渉
することなく過給機をエンジンに搭載し得て、エンジン
下方のエンジンマウントブラケットとエンジンマウント
メンバとの間に四輪駆動用の前側推進軸を挿通する空間
を確保し得て、四輪駆動車両においても過給機の搭載を
可能にし得て、過給機を走行風により冷却し得るエンジ
ンの過給機装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車両には、車輪を駆動するエンジンを縦
置あるいは横置に搭載している。例えば、図7に示す車
両102は、エンジン104を縦置に搭載し、トランス
ミッション106から出力される駆動力を後側推進軸1
08により後側差動機110に伝達し、駆動車軸112
により後輪114を駆動するものである。
【0003】また、図8に示す車両102は、エンジン
104を縦置に搭載し、トランスミッション106から
出力される駆動力を後側推進軸108により後側差動機
110に伝達し、後側駆動車軸112により後輪114
を駆動するとともに、トランスミッション106から出
力される駆動力の一部をトランスファ116により分配
して取出し、前側推進軸118により前側差動機120
に伝達し、前側駆動車軸122により前輪124を駆動
するものである。
【0004】このようにエンジンを縦置に搭載する車両
には、エンジンを傾斜させて搭載するキャブオーバ型の
ものがある。このようなキャブオーバ型の車両は、幅方
向両側に夫々前後方向に指向する2本のサイドフレーム
を配設し、このサイドフレームに車両の幅方向に指向す
るエンジンマウントメンバを連結して設け、サイドフレ
ーム間に位置させてエンジンをエンジンマウントメンバ
にエンジンマウントブラケットにより搭載して設けてい
る。
【0005】前記エンジンのシリンダヘッドには、複数
のシリンダ軸線を通るシリンダ平面に対して一側に吸気
用ヘッド側面を設けて吸気マニホルドを取付けるととも
に、前記シリンダ平面に対して他側に排気用ヘッド側面
を設けて排気マニホルドを取付けている。
【0006】このエンジンは、クランク軸線が車両の前
後方向に指向され、且つ複数のシリンダ軸線を通るシリ
ンダ平面がクランク軸線を通る車両の垂直平面に対して
排気用ヘッド側面を下方に指向させるよう縦置且つ傾斜
させて搭載して設けている。
【0007】前記車両に縦置且つ傾斜して搭載されるエ
ンジンに過給機を取付ける場合は、排気マニホルドの下
方の空間に位置させて取付けている。また、この車両を
四輪駆動にする場合には、エンジンマウントメンバとエ
ンジンマウントブラケットとの間の空間に位置させて前
側推進軸を挿通している。
【0008】このように縦置に搭載されるエンジンとし
ては、特開平8−337123号公報に開示されるもの
がある。この公報に開示されるものは、エンジンルーム
に縦置に搭載され、右側に吸気マニホルドが、左側に排
気マニホルドが配置されたターボ過給機付きのディーゼ
ルエンジンにおいて、このディーゼルエンジンの前方の
左側に冷却装置の掃気ファンを配置することにより、排
気マニホルドや過給機の冷却性能を高めたものである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記キャフ
オーバ型の車両は、車両の幅方向両側に夫々前後方向に
指向する2本のサイドフレームを配設し、エンジンをサ
イドフレーム間に位置させて排気用ヘッド側面を下方向
に指向させるよう、縦置且つ傾斜させて搭載している。
【0010】このような車両の場合には、サイドフレー
ム間の距離が狭いため、過給機を取付けようとしても、
排気用ヘッド側面に取付けられた排気マニホルドの下方
の空間にエンジンマウントブラケットがあるため、干渉
により過給機を配設することが困難な不都合がある。
【0011】特に、四輪駆動の車両の場合には、エンジ
ンマウントメンバとエンジンマウントブラケットとの間
の空間に前側推進軸が挿通されるため、過給機を配設す
ることが全くできなくなる不都合がある。
【0012】前記過給機との干渉を回避するために、エ
ンジンマウントブラケットを車両の外側(サイドフレー
ムに近接する側)に配設した場合には、サイドフレーム
間の距離が狭いため、エンジンマウントブラケットを配
設することが困難になり、エンジンマウントブラケット
が成立しなくなる不都合がある。
【0013】また、逆にエンジンマウントブラケットを
車両の中央側(サイドフレームから離間する側)に配設
した場合には、エンジンマウントメンバとの間に四輪駆
動用の前側推進軸を配設することが困難となり、前側推
進軸が成立しなくなる不都合がある。
【0014】
【課題を解決するための手段】そこで、この発明は、上
述の不都合を除去するために、車両の幅方向両側に夫々
前後方向に指向して配設されたサイドフレームに車両の
幅方向に指向するエンジンマウントメンバを連結して設
け、このエンジンマウントメンバにエンジンマウントブ
ラケットによりエンジンを縦置に搭載して設け、このエ
ンジンのシリンダヘッドの排気用ヘッド側面に複数の排
気ポートをクランク軸線方向に並列に設け、前記排気用
ヘッド側面に排気マニホルドの各分岐排気管を前記複数
の排気ポートに連通するよう取付けて設け、前記複数の
排気ポートと前記各分岐排気管とを夫々結ぶ複数の排気
ポート軸線を通る排気ポート平面よりも上方に位置させ
て吸気を圧送する過給機を前記排気マニホルドの集合排
気管に取付けて設けたことを特徴とする。
【0015】前記エンジンは、クランク軸線が車両の前
後方向に指向され且つ複数のシリンダ軸線を通るシリン
ダ平面が前記クランク軸線を通る車両の垂直平面に対し
て前記排気用ヘッド側面を下方向に指向させるよう縦置
且つ傾斜させて搭載して設けたことを特徴とする。
【0016】また、前記過給機は、前記排気ポート平面
よりも上方且つ前記サイドフレームの内方に位置させて
前記排気マニホルドの集合排気管に取付けて設けたこと
を特徴とし、前記過給機は、前記排気ポート平面と前記
排気用ヘッド側面に対向する一方のサイドフレームのフ
レーム長手軸線を通り車両の垂直平面に対して平行なフ
レーム平面と前記シリンダ平面とにより囲まれる空間に
位置させて前記排気マニホルドの集合排気管に取付けて
設けたことを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】この発明のエンジンの過給機装置
は、車両の幅方向両側に夫々前後方向に指向して配設さ
れたサイドフレームに車両の幅方向に指向するエンジン
マウントメンバを連結して設け、このエンジンマウント
メンバにエンジンマウントブラケットによりエンジンを
縦置に搭載して設け、このエンジンのシリンダヘッドの
排気用ヘッド側面に複数の排気ポートをクランク軸線方
向に並列に設け、排気用ヘッド側面に排気マニホルドの
各分岐排気管を複数の排気ポートに連通するよう取付け
て設け、複数の排気ポートと各分岐排気管とを夫々結ぶ
複数の排気ポート軸線を通る排気ポート平面よりも上方
に位置させて吸気を圧送する過給機を排気マニホルドの
集合排気管に取付けて設けたことにより、車両に縦置に
搭載したエンジンにおいて、エンジンマウントブラケッ
トを車両の中央側に配設することなく、エンジンマウン
トメンバやエンジンマウントブラケットとの間に充分な
クリアランスを確保して過給機を取付けることができ、
また、過給機を上方に位置させたことにより走行風に接
触させることができる。
【0018】また、この発明のエンジンの過給機装置
は、クランク軸線が車両の前後方向に指向され且つ複数
のシリンダ軸線を通るシリンダ平面が、クランク軸線を
通る車両の垂直平面に対して前記排気用ヘッド側面を下
方向に指向させるようエンジンを縦置且つ傾斜させて搭
載して設けており、排気ポート平面よりも上方且つサイ
ドフレームの内方に位置させて、より具体的には、排気
ポート平面と排気用ヘッド側面に対向する一方のサイド
フレームのフレーム長手軸線を通り車両の垂直平面に対
して平行なフレーム平面とシリンダ平面とにより囲まれ
る空間に位置させて、過給機を排気マニホルドの集合排
気管に取付けて設けたことにより、車両に縦置且つ傾斜
して搭載したエンジンにおいて、エンジンマウントブラ
ケットを車両の中央側に配設することなく、エンジンマ
ウントメンバやエンジンマウントブラケットとの間に充
分なクリアランスを確保して過給機を取付けることがで
き、また、走行風の抜ける上方に過給機を位置させるこ
とができる。
【0019】
【実施例】以下図面に基づいて、この発明の実施例を説
明する。図1〜図6は、この発明の実施例を示すもので
ある。図6において、2は車両、4はエンジン、6はト
ランスミッション、8は前輪、10は後輪である。前記
車両2は、幅方向A両側に夫々前後方向Bに指向する2
本のサイドフレーム12を配設(図1参照)し、サイド
フレーム12の前側にキャビン14を搭載し、サイドフ
レーム12の後側に荷台16を搭載した、いわゆるキャ
ブオーバ型である。キャビン14後方のフロア下方に
は、前記エンジン4を搭載するエンジンルーム18を設
けている。
【0020】車両2の幅方向A両側に夫々配設した2本
のサイドフレーム12には、図1に示す如く、エンジン
ルーム18の下方において車両2の幅方向Aに指向する
エンジンマウントメンバ20を連結して設けている。な
お、図1においては、幅方向A一側のサイドフレーム1
2を例示している。
【0021】エンジンマウントメンバ20は、幅方向A
に指向する略水平な延長部20aを設け、延長部20a
の両端に上方に傾斜して指向する支持部20bを夫々設
け、各支持部20bの先端に延長部20aと平行な連結
部20cを夫々設けている。エンジンマウントメンバ2
0は、連結部20cをサイドフレーム12に連結され
る。このエンジンマウントメンバ20には、エンジンマ
ウントブラケット22により前記エンジン4を搭載して
設けている。
【0022】エンジンマウントブラケット22は、図1
・図2に示す如く、一端側をエンジン4のシリンダブロ
ック24の各側面に設けた取付部25に取付けられ、他
端側をエンジンマウントメンバ20の延長部20a両端
の支持部20bにエンジンマウンティング27を介して
取付けられる。エンジン2は、エンジンマウントメンバ
20の延長部20aの上方に位置して搭載される。な
お、図1・図2においては、幅方向A一側のエンジンマ
ウントブラケット22及びエンジンマウンティング27
を例示している。
【0023】前記エンジンルーム18に搭載されるエン
ジン4は、複数のシリンダ(図示せず)を有し、シリン
ダブロック24の上方にシリンダヘッド26を搭載し、
シリンダヘッド26にヘッドカバー28を取付けてい
る。また、エンジン4は、シリンダブロック24の下方
にクランク軸30を軸受キャップ32により軸支し、シ
リンダブロック24の下端にオイルパン34を取付けて
いる。
【0024】このエンジン4のシリンダヘッド26に
は、複数のシリンダのシリンダ軸線L1を通るシリンダ
平面P1に対して一側(図1において右側)に吸気用ヘ
ッド側面36を設けるとともに、前記シリンダ平面P1
に対して他側(図1において左側)に排気用ヘッド側面
38を設けている。
【0025】前記吸気用ヘッド側面36には、図2〜図
5に示す如く、図示しない複数の吸気ポートをクランク
軸30のクランク軸線L2方向に並列に設け、この複数
の吸気ポートに連通するよう吸気マニホルド40を取付
けている。吸気マニホルド40は、複数の吸気ポートに
夫々連通される各分岐吸気管42と、各分岐吸気管42
が連通されるサージタンク44と、からなる。サージタ
ンク44の上流側には、スロットルボディ46を取付け
ている。
【0026】前記排気用ヘッド側面38には、図示しな
い複数の排気ポートをクランク軸線L2に並列に設け、
この複数の排気ポートに連通するよう排気マニホルド4
8を取付けている。排気マニホルド48は、複数の排気
ポートに夫々連通される各分岐排気管50と、各分岐排
気管50が連通される集合排気管52と、からなる。集
合排気管52は、図1・図2に示す如く、エンジンマウ
ントブラケット22の上方に位置し、且つサイドフレー
ム12方向(車両2の外側)に指向するように設けられ
ている。なお、符号54は、排気マニホルドカバーであ
る。
【0027】このエンジン4は、クランク軸30のクラ
ンク軸線L2が車両2の前後方向Bに指向され、且つ複
数のシリンダのシリンダ軸線L2を通るシリンダ平面P
1がクランク軸線L1を通る車両2の垂直平面P2に対
して前記排気用ヘッド側面38を下方に指向させるよ
う、縦置且つ傾斜させて搭載して設けている。
【0028】前記車両2に縦置且つ傾斜させて搭載され
るエンジン4には、過給機56を取付けている。過給機
56は、排気により回転されるタービン(図示せず)を
内蔵したタービン部58と、タービンにより駆動される
コンプレッサ(図示せず)を内蔵したコンプレッサ部6
0と、からなる。
【0029】前記タービン部58には、排気インレット
62と排気アウトレット64とを設けている。排気イン
レット62は、集合排気管52に取付けられている。排
気アウトレット64には、排気管66を接続している。
排気管66は、図6に示す如く、触媒コンバータ68、
マフラ70を介して排気を車両2の後側に導く。
【0030】前記コンプレッサ部60は、吸気インレッ
ト72と吸気アウトレット74とを設けている。吸気イ
ンレット72は、図示しない吸気インレットホースによ
りエアクリーナに接続される。吸気アウトレット74
は、図示しない吸気アウトレットパイプにより前記スロ
ットルボディ46に接続される。
【0031】この過給機56は、図1に示す如く、複数
の排気ポート(図示せず)と各分岐排気管50とを夫々
結ぶ複数の排気ポート軸線L3を通る排気ポート平面P
3よりも上方に位置させて、排気マニホルド48の集合
排気管52に取付けて設けている。また、過給機56
は、エンジンマウンティング27の上方に位置するよう
に取付けられる。
【0032】この場合に、過給機56は、前記排気ポー
ト平面P3よりも上方且つ前記2本のサイドフレーム1
2の内方(車両2の中央側)に位置させて、排気マニホ
ルド48の集合排気管52に取付けて設けている。
【0033】また、過給機56は、前記排気ポート平面
P3と、前記排気用ヘッド側面38に対向する一方のサ
イドフレーム12のフレーム長手軸線L4を通り車両2
の垂直平面P2に対して平行なフレーム平面P4と、前
記シリンダ平面P1と、により囲まれる空間76に位置
させて、排気マニホルド48の集合排気管52に取付け
て設けている。
【0034】なお、図4〜図5において、符号78は、
オイルフィルタである。オイルフィルタ78は、過給機
56の前側のシリンダブロック24に取付けられている
が、過給機56に対する車両2の前後方向Bに対して、
エンジン4の下方且つエンジン4に近接する側にオフセ
ットして取付けている。したがって、過給機56の前後
方向Bの前側は、エンジン4の補機(例えば、前記オイ
ルフィルタ78やオルタネータ80等)により遮られる
ことなく、車両2の前方に指向して設けられている。
【0035】このように、このエンジン4の過給機装置
は、車両2の幅方向A両側に夫々前後方向Bに指向する
サイドフレーム12を配設し、これらサイドフレーム1
2にエンジンルーム10の下方において車両2の幅方向
Aに指向するエンジンマウントメンバ20を連結して設
け、このエンジンマウントメンバ20にエンジン4をク
ランク軸線L2が車両2の前後方向Bに指向され、且つ
複数のシリンダ軸線L1を通るシリンダ平面P1がクラ
ンク軸線L1を通る車両2の垂直平面P2に対して排気
用ヘッド側面38を下方に指向させるよう縦置且つ傾斜
させてエンジンマウントブラケット22により搭載して
設けている。
【0036】このエンジン4には、シリンダヘッド26
の下方に指向する排気用ヘッド側面38に排気マニホル
ド48の各分岐排気管50を複数の排気ポート(図示せ
ず)に連通するように取付けて設け、前記複数の排気ポ
ートと各分岐排気管50とを夫々結ぶ複数の排気ポート
軸線L3を通る排気ポート平面P3よりも上方に位置さ
せて、吸気を圧送する過給機56を排気マニホルド48
の集合排気管52に取付けて設けている。
【0037】前記過給機56は、排気ポート平面P3よ
りも上方且つ2本のサイドフレーム12の内方(車両2
の中央側)に位置させて、また、排気ポート平面P3
と、排気用ヘッド側面38に対向する一方のサイドフレ
ーム12のフレーム長手軸線L3を通り車両2の垂直平
面P2に対して平行なフレーム平面P4と、シリンダ平
面P1と、により囲まれる空間76に位置させて、排気
マニホルド48の集合排気管52に取付けて設けてい
る。
【0038】これにより、このエンジン4の過給機装置
は、エンジンマウントブラケット22を車両2の中央側
に配設することなく、エンジンマウントメンバ20やエ
ンジンマウントブラケット22との間に充分なクリアラ
ンスを確保して過給機56をエンジン4に取付けること
ができる。
【0039】このため、このエンジン4の過給機装置
は、過給機56をエンジンマウントブラケット22と干
渉することなくエンジン4に搭載することができ、エン
ジン4下方のエンジンマウントブラケット22とエンジ
ンマウントメンバ20との間に四輪駆動用の前側推進軸
82を挿通する空間84を確保することができ、四輪駆
動車両においても過給機56の搭載を可能にすることが
できる。
【0040】また、このエンジン4の過給機装置は、過
給機56の前後方向Bの前側にエンジン4の補機を配設
していず、過給機56の前側を補機により遮ぎることな
く、車両2の前方に指向させて設けている。
【0041】このため、このエンジン4の過給機装置
は、過給機56を上方に位置させ、また、過給機56の
前側に補機を配設していないことにより、エンジンルー
ム18を吹き抜ける走行風を過給機56に接触させて冷
却することがてき、吸気の熱影響を抑制することができ
る。
【0042】
【発明の効果】このように、この発明のエンジンの過給
機装置は、エンジンマウントブラケットを車両の中央側
に配設することなく、エンジンマウントメンバやエンジ
ンマウントブラケットとの間に充分なクリアランスを確
保して過給機を取付けることができ、また、走行風の吹
き抜けるエンジン上方に過給機を位置させることができ
る。
【0043】このため、このエンジンの過給機装置は、
過給機をエンジンマウントブラケットと干渉することな
くエンジンに搭載し得て、エンジン下方のエンジンマウ
ントブラケットとエンジンマウントメンバとの間に四輪
駆動用の前側推進軸を挿通する空間を確保し得て、四輪
駆動車両においても過給機の搭載を可能にし得て、ま
た、走行風により過給機を冷却し得て、吸気の熱影響を
抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明によるエンジンの過給機装置の実施例
を示す図6の矢印Iによるエンジンルームの半断面図で
ある。
【図2】図6の矢印IIによるエンジンの端面図であ
る。
【図3】エンジンの平面図である。
【図4】エンジンの側面図である。
【図5】エンジンの正面図である。
【図6】エンジンを搭載した車両の概略側面である。
【図7】二輪駆動車両の駆動系の平面図である。
【図8】四輪駆動車両の駆動系の平面図である。
【符号の説明】
2 車両 4 エンジン 12 サイドフレーム 14 キャビン 16 荷台 18 エンジンルーム 20 エンジンマウントメンバ 22 エンジンマウントブラケット 24 シリンダブロック 26 シリンダヘッド 30 クランク軸 36 吸気用ヘッド側面 38 排気用ヘッド側面 40 吸気マニホルド 46 スロットルボディ 48 排気マニホルド 50 分岐排気管 52 集合排気管 56 過給機 76 空間 78 オイルフィルタ 82 前側推進軸 84 空間

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の幅方向両側に夫々前後方向に指向
    して配設されたサイドフレームに車両の幅方向に指向す
    るエンジンマウントメンバを連結して設け、このエンジ
    ンマウントメンバにエンジンマウントブラケットにより
    エンジンを縦置に搭載して設け、このエンジンのシリン
    ダヘッドの排気用ヘッド側面に複数の排気ポートをクラ
    ンク軸線方向に並列に設け、前記排気用ヘッド側面に排
    気マニホルドの各分岐排気管を前記複数の排気ポートに
    連通するよう取付けて設け、前記複数の排気ポートと前
    記各分岐排気管とを夫々結ぶ複数の排気ポート軸線を通
    る排気ポート平面よりも上方に位置させて吸気を圧送す
    る過給機を前記排気マニホルドの集合排気管に取付けて
    設けたことを特徴とするエンジンの過給機装置。
  2. 【請求項2】 前記エンジンは、クランク軸線が車両の
    前後方向に指向され且つ複数のシリンダ軸線を通るシリ
    ンダ平面が前記クランク軸線を通る車両の垂直平面に対
    して前記排気用ヘッド側面を下方向に指向させるよう縦
    置且つ傾斜させて搭載して設けたことを特徴とする請求
    項1に記載のエンジンの過給機装置。
  3. 【請求項3】 前記過給機は、前記排気ポート平面より
    も上方且つ前記サイドフレームの内方に位置させて前記
    排気マニホルドの集合排気管に取付けて設けたことを特
    徴とする請求項1に記載のエンジンの過給機装置。
  4. 【請求項4】 前記過給機は、前記排気ポート平面と前
    記排気用ヘッド側面に対向する一方のサイドフレームの
    フレーム長手軸線を通り車両の垂直平面に対して平行な
    フレーム平面と前記シリンダ平面とにより囲まれる空間
    に位置させて前記排気マニホルドの集合排気管に取付け
    て設けたことを特徴とする請求項1に記載のエンジンの
    過給機装置。
JP9106716A 1997-04-09 1997-04-09 エンジンの過給機装置 Pending JPH10280967A (ja)

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JP9106716A JPH10280967A (ja) 1997-04-09 1997-04-09 エンジンの過給機装置

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