JP2021084612A - 自動車用内燃機関のマウントブラケット - Google Patents

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【課題】前輪駆動用プロペラシャフトが通る逃がし穴を有するマウントブラケットにおいて、軽量化しつつ支持強度を向上させる。【解決手段】マウントブラケット11は、シリンダブロック1に複数本のボルトで固定される固定部20と、固定部20から片持ち梁の状態で延出した支持部21とを有しており、支持部21がマウントゴム13を介して車体フレームに連結される。固定部20には、一対ずつの第1ボルト挿通穴26と第2ボルト挿通穴27とが前後に離れて形成されており、固定部20の端部と支持部21の端部とが、第1ボルト挿通穴26と第2ボルト挿通穴27との間に位置したビーム28によって一体に繋がっている。ビーム28と固定部20とにより、プロペラシャフト17が通る逃がし穴18が形成されている。【選択図】図4

Description

本願発明は自動車用内燃機関のマウントブラケットに関するものであり、特に、四輪駆動車においてシリンダボア軸心を水平に近い状態まで倒したスラント型内燃機関を好適な対象にしている。
自動車の内燃機関は一般に車体の前部に設けたエンジンルームに搭載されており、ゴム等の弾性体を介して車体フレームに支持されている。そこで、機関本体にマウントブラケットをボルトで固定し、マウントブラケットがコム等の弾性体を介して車体フレームに連結されている。
内燃機関の支持構造は様々であり、従って、マウントブラケットの形態も様々であるが、四輪駆動車の場合、前輪を駆動するプロペラシャフトがマウントブラケットと干渉する場合があり、そこで、マウントブラケットにプロペラシャフトの貫通穴を設けることが行われており、その一例が特許文献1に開示されている。
特許文献1のマウントブラケットは、複数の板材を溶接した中空構造になっており、大まかには厚板状の外観を成している。そして、機関本体にボルトで固定される固定部には、ボルト挿通穴がプロペラシャフトと直交した方向に並んで形成されている一方、車体フレームに支持される支持部はリング状のゴムを有する筒状に形成されており、支持部が固定部から片持ち梁の状態で延びている。更に、固定部と支持部との間に、プロペラシャフトが通る貫通穴を空けている。
特開2000−153717号公報
特許文献1のようにマウントブラケットにプロペラシャフトの貫通穴を開口させると、マウントブラケットの配置とプロペラシャフトの配置との自由性が高くなるため、自動車全体の設計を容易化できる。
特に、ワンボックス車の場合、エンジンルームは運転席の下方の狭い部位に形成されていてスペースは狭く、しかも、内燃機関はシリンダボア軸線を水平に近い姿勢に大きくスラントさせねばならないことから、部材の配置に大きな制約があるが、プロペラシャフトをマウントブラケットに貫通させると、プロペラシャフトと干渉することなくマウントブラケットで内燃機関を適切に支持できるため、特に好適であると云える。
しかし、特許文献1のようにマウントブラケットを板金加工品で構成すると、固有振動数が低くて内燃機関の振動に共振しやすい問題が懸念される。また、マウントブラケットは2本のボルトで締結されているに過ぎないため、特に捩じりに対して強い抵抗を発揮できずに、上記したスラント型内燃機関の支持に適用すると強度不足になるおそれが高い。
本願発明はこのような現状を背景に成されたものであり、四輪駆動車用のスラント型内燃機関であっても、軽量化しつつ高い支持強度を確保できるマウントブラケットを提供せんとするものである。
本願発明は、
「シリンダブロックの下面に複数本のボルトで締結される固定部から、車体フレームに弾性体を介して連結される支持部が、シリンダヘッドの側に向かうように片持ち梁の状態で一体に繋がっており、前記固定部の下面部に、前輪駆動シャフトがクランク軸線方向に長い姿勢で配置されるようになっている」
という基本構成である。
そして、上記基本構成において、
「前記固定部の下端と前記支持部の基端とに繋がって前記前輪駆動シャフトを下方から跨ぐメインビームが、その中心線が前記第1ボルト挿通穴と第2ボルト挿通穴との間に位置するようにして設けられており、前記固定部とメインビームとにより、前記前輪駆動シャフトが通る逃がし穴が形成されている」
という構成が付加されている。
本願発明は、様々に具体化できる。例えば、固定部は、内燃機関を構成する部材との干渉を防止するために、クランク軸線方向(前輪駆動シャフトの軸線方向)から見て逆L型に形成することが可能であり、固定部の下端から支持部を延出させて、支持部とメインビームとを滑らかに連続させることができる。
また、第1ボルト挿通穴と第2ボルト挿通穴との間に位置したメインビームに加えて、第1ボルト挿通穴の外側又は第2ボルト挿通穴の外側に位置した補助ビームを設けることが可能である。
本願発明では、マウントブラケットは鋳造品であるため固有振動数が高い。このため、ノイズバイブレーションを低減させて環境を向上できると共に、内燃機関の品質維持・耐久性向上にも貢献できる。
さて、マウントブラケットの支持部は片持ち梁状になっているため、マウントブラケットには内燃機関の下向き荷重が曲げ力として作用することになり、曲げ力により、マウントブラケットには圧縮応力と引っ張り応力とが発生する。そして、マウントブラケットの強度を高めるには特に引っ張り応力を抑制することが重要であるが、本願発明では、固定部とメインビームとによってループ体が構成されるため、断面係数を大きくして引っ張り応力を抑制できる。従って、曲げに対して高い抵抗を発揮する。
更に、固定部の第1ボルト挿通穴と第2ボルト挿通穴とはクランク軸線方向に離れているため、マウントブラケットは捩じりに対しても強い抵抗を発揮するが、メインビームは第1ボルト挿通穴と第2ボルト挿通穴との間に位置しているため、できるだけ細くして軽量化しつつ、捩じりに対する高い抵抗を確保できる。
従って、本願発明では、マウントブラケットを、軽量化しつつ曲げと捩じりに対して高い抵抗を発揮するように高い強度を確保できる。特に、第1ボルト挿通穴と第2ボルト挿通穴とを、それぞれクランク軸線と直交した方向に複数個設けると、強度アップに更に貢献できる。また、上記したように固定部を逆L型に形成すると、内燃機関の下向き荷重がマウントブラケットに対して圧縮荷重として作用する割合が高くなることにより、メインビームに作用する引っ張り力を抑制することが確実化できるため、特に好適である。
また、上記したようにメインビームに加えて補助ビームを設けると、曲げ及び捩じりに対する強度を更に向上できる。また、自動車が走行中に車輪が路面に空いた穴(ポットホール)に落ち込んでマウントブラケットが路面(地面)に当たったり、或いは、悪路等を走行中にマウントブラケットが路面の石や岩に当たったりすることが有り得るが、マウントブラケットに補助ビームを設けておくと、仮にメインビームが破損しても補助支持ビームによって内燃機関の支持状態は維持されるため、走行不能になる不具合を防止できる利点もある。
実施形態に係る内燃機関を車体の前方から見た正面図である。 図1の底面図である。 図2と略同じ方向から見た要部底面図であり、車体フレームとプロペラシャフトとを省略している。 マウントブラケットを単体で表示した図であり、(A)は正面図、(B)は底面図である。 マウントブラケットの斜視図である。
次に、本願発明の実施形態を図面に基づいて説明する。以下では、方向を特定するため前後・左右の文言を使用するが、これらの方向は運転手を基準にした方向としている。但し、正面視は運転手と対向した方向としている。
(1).概要
本実施形態は、四輪駆動ワンボックス車の内燃機関用マウントブラケットに適用している。図1は内燃機関をクランク軸線方向から見た図であるが、内燃機関は、クランク軸線O1を車体の前後方向に長い姿勢とした状態でエンジンルームに配置されている。従って、本実施形態の内燃機関は、縦置きである。
また、自動車はワンボックスであるためエンジンルームは運転席の下方に入り込んでおり、そこで、内燃機関は、シリンダボア軸線O2を水平に近い状態まで大きく寝かせたスラント型になっている。
更に、内燃機関は4気筒であり、シリンダブロック1とその頂面に固定されたシリンダヘッド2、シリンダヘッド2の頂面に固定されたヘッドカバー3、シリンダブロック1の底面に固定された補助クランクケース4、補助クランクケース4の下面に固定されたオイルパン5を備えており、シリンダブロック1の前面とシリンダヘッド2の前面と補助クランクケース4の一部の前面とに、タイミングチェーンを覆うフロントカバー6が重ね固定されている。
従って、これらシリンダブロック1とシリンダヘッド2とヘッドカバー3と補助クランクケース4とオイルパン5とフロントカバー6とで機関本体が構成されており、クランクプーリは図1の紙面の手前側に配置され。他方、図1の紙面の奥側にミッションケース(パワープラント)が配置されており、ミッションケースは、シリンダブロック1の後面と補助クランクケース4とに跨がった状態で固定されている。
シリンダヘッド2は、上面が吸気側面になって下面が排気側面になっており、排気側面には、インシュレータ7で覆われたマニバータ(排気マニホールドと触媒ケースとの複合体)が固定されている。また、図示は省略しているが、シリンダヘッド2の上面には吸気マニホールドが固定されている。
内燃機関の下方には、車体フレームの一部を構成するロアステー8が配置されており、ロアステー8の左右両端に第1及び第2の支持フレーム9,10が立設されている一方、シリンダブロック1の下面のうち後ろ寄り部位にフロントマウントブラケット11が固定されて、補助クランクケース4にはリアマウントブラケット12が固定されており、フロントマウントブラケット11は第1ゴム13を介して第1支持フレーム9に連結(支持)され、リアマウントブラケット12は第2ゴム14を介して第2支持フレーム10に連結(支持)されている。
第1支持フレーム9及び第2支持フレーム10には、ゴム13,14をずれ不能に保持する固定ブラケット15,16が固定されている。なお、ゴム13,14は、ボルトが挿通するように筒状に形成されている。
本実施形態の自動車は四輪駆動車であり、シリンダブロック1の下面の近傍には、前輪を駆動する軸の一例としてのプロペラシャフト17がクランク軸線O1と略平行に配置されている。プロペラシャフト17は、フロントマウントブラケット11に形成した逃がし穴18に貫通している。なお、プロペラシャフト17の動力は、デフを介して前輪に伝達される。
図示は省略しているが、内燃機関は、シリンダブロック1の後部に固定されたサイドマウントブラケット(図示せず)によっても車体フレームで支持されている。従って、内燃機関は、3つのマウントブラケットによって車体フレームで支持されている。フロントマウントブラケット11は、図1の正面視では一部が他の部材で隠れている。従って、図1ではフロントマウントブラケット11の全体は現れていない。
(2).フロントマウントブラケットの構造
本実施形態では、本願発明をフロントマウントブラケット11に適用している。この点を、主として図3以下の図面を参照して説明する。なお、図3は図2と同様の底面図であるが、図3とは見る方向が少し相違している。このため、図2と図3とでは、フロントマウントブラケット11の形状は少し相違している。
フロントマウントブラケット11はアルミ鋳造品(又はダイキャスト品)であり、図3〜5に示すように、フロントマウントブラケット11は、シリンダブロック1の下面に4本のボルトで固定される固定部20を有している。固定部20は略下向きの下向き部20aを有していて全体として正面視逆L型になっており、下向き部20aの下端から、第1ゴム13を支持する支持部21がシリンダヘッド2の側に向かうように一体に形成されている。固定部20の下向き部20aと支持部21は、全体として正面視略L字形の形態を成しており、支持部21は、内燃機関のスラント角度よりも少し立った姿勢になっている。
支持部21には第1ゴム13がずれ移動可能に嵌まる凹所22が形成されており、凹所22には取り付け穴23が貫通している。そして、取り付け穴23及び第1ゴム13に挿通したボルトを第1支持フレーム9にねじ込むことにより、フロントマウントブラケット11が第1支持フレーム9に相対動可能に連結されている。
支持部21に凹所22を形成したことにより、支持部21には前後の側壁(リブ)24が形成されている。また、支持部21のうち固定部20の下向き部20aと連続した基部には、軽量化のための肉盗み穴25を形成している。
固定部20には、左右方向に並んだ2つの第1ボルト挿通穴26と第2ボルト挿通穴27とが、前後に分かれて形成されている。従って、固定部20は4本のボルトによってシリンダブロック1に固定される。
そして、固定部20の左端部と支持部21の基部とが、プロペラシャフト17を下方から囲うメインビーム28によって一体に連結されている。また、固定部20の左端部と支持部21の基部とは、第2ボルト挿通穴27の手前に位置した補助ビーム29によっても一体に連結されており、補助ビーム29もプロペラシャフト17を下方から囲っている。
従って、本実施形態では、固定部20とメインビーム28及び補助ビーム29とによって逃がし穴が18が形成されており、この逃がし穴18にプロペラシャフト17が挿通されている。図4,5のとおり、メインビーム28と補助ビーム29とは滑らかに湾曲しており、支持部21と滑らかに連続している。固定部20には、軽量化のための肉盗み穴30が形成されている。
また,各ボルト挿通穴26,27の箇所には、図4に示すように、シリンダブロック1に当たる上向きボス部31と、図5に示すように、ボルトの座面が重なる下向きボス32とを形成している。そして、上向きボス31の存在により、シリンダブロック1の取り付け面に密着させて締結できるが、フロントマウントブラケット11は鋳造品であるため、ボス31,32を容易に形成できる。
図4に示すように、第1ボルト挿通穴26と第2ボルト挿通穴27との中間を通る中心線O3は、支持部21を前後に二分する中心線O4よりも若干の寸法E1だけ後ろにオフセットされている。また、メインビーム28の中心線O5も、固定部20の中心線O3に対して少し後ろにオフセットされている。メインビーム28が固定部20の中心線O3の後ろにオフセットされているのは、補助ビーム29の存在と関係している。補助ビーム29が存在しない場合は、固定部20の中心線O3とメインビーム28の中心線O5とを略一致させたらよい。
(3).まとめ
図4に示すように、固定部20に上からF1の方向の荷重が作用し、この荷重は、支持部21を介してF2の方向からの荷重として第1支持フレーム9に作用する。そして、固定部20と支持部21とは左右方向に離れているため、荷重F1は、主として固定部20の下向き部20aに圧縮荷重として作用し(矢印33参照)、ビーム28,29に引っ張り荷重として作用する(矢印34参照)。換言すると、固定部20の下向き部20aには圧縮応力が作用し、ビーム28,29に引っ張り応力が発生する。
この場合、圧縮に対する抵抗は極めて高いため、固定部20の下向き部20aが座屈変形することはないが、支持部21は固定部20の下向き部20aから延出しているため、フロントマウントブラケット11に作用した荷重F1の多くの割合が下向き部20aに対する圧縮荷重として作用し、ビーム28,29に対する引っ張りとして作用する割合は低い。しかも、ビーム28,29は滑らかに湾曲しているため、特定部位に応力が集中するようなこともない。
また、支持部21には前後の側壁24が形成されているため、曲げ力に対して高い抵抗を発揮する。更に、支持部21の基部は徐々に厚くなりながら固定部20の下向き部20aとビーム28,29とに連続しているため、支持部21と下向き部とが繋がった曲がり部に応力が集中することを防止できる。
以上の諸点が相まって、ビーム28,29に発生する応力(引っ張り応力)を著しく抑制して、フロントマウントブラケット11に高い支持強度を付与できる。本実施形態品と類似した板金加工品の最大応力は約186Mpaであったが、本実施形態品では最大応力を約31Mpaまで低減することが可能になった。これは、鋳造品として一体構造になっていることと、応力が分散される構成になっていることとの相乗効果によると云える。
また、内燃機関の振動によってフロントマウントブラケット11に軸心回りに捩じる外力が作用することがあるが、本実施形態では、固定部20は前後左右4本のボルトでシリンダブロック1に固定されているため、固定部20は、ねじり力による剥がれ現象を生じることなく強固に固定される。
また、メインビーム28は第1ボルト挿通穴26と第2ボルト挿通穴27との間に位置しているため、メインビーム28が細くても、捩じりに対しても高い抵抗を発揮する。その結果、フロントマウントブラケット11を軽量化しつつ、フロントマウントブラケット11の捩れ変形を大幅に抑制できる。
そして、ビーム28,29は細くてもよいため、ボルト挿通穴26,27から前後方向にずれた位置に配置することができ、その結果、ボルトはビーム28,29に干渉することなくレンチで回転操作することができる。従って、シリンダブロック1の下面への締結作業を問題なく行える。従って、本実施形態のフロントマウントブラケット11は、締結作業の容易性を損なうことなく高い支持強度を確保できる。
本願発明のフロントマウントブラケット11は鋳造品であるため、板金加工品に比べて固有振動数は高くなる。例えば、板金品の場合は397MHzの固有振動数であったが、本実施形態のフロントマウントブラケット11は818MHzに高めることができた。これにより、ノイズバイブレーションを大幅に抑制できる。
本実施形態では、フロントマウントブラケット11は、平面視でロアステー8と重なるように配置されているため、地面に凹凸があっても、ロアステー8がカバーになってフロントマウントブラケット11が地面に当たることを防止できる。
以上、本願発明の実施形態を説明したが、本願発明は他にも様々に具体化できる。例えば、ビームの内面に補強用のリブを設けて、リブを断面T形に形成することも可能である。また、本願発明はFF車にも適用できる。
本願発明は、自動車用内燃機関のマウントブラケットに具体化できる。従って、産業上利用できる。
1 シリンダブロック
6 フロントカバー
8 車体フレームを構成するロアステー
9,10 車体フレームを構成する支持フレーム
11 実施形態のフロントマウントブラケット
13,14 弾性体の一例としてのゴム
15,16 固定ブラケット
17 前輪駆動用シャフトの一例としてのプロペラシャフト
18 逃がし穴
20 固定部
20a 下向き部
21 支持部
22 凹所
26 第1ボルト挿通穴
27 第2ボルト挿通穴
28 メインビーム
29 補助ビーム

Claims (1)

  1. シリンダブロックの下面に複数本のボルトで締結される固定部から、車体フレームに弾性体を介して連結される支持部が、シリンダヘッドの側に向かうように片持ち梁の状態で一体に繋がっており、前記固定部の下面部に、前輪駆動シャフトがクランク軸線方向に長い姿勢で配置されるようになっている構成であって、
    前記固定部には、当該固定部を前記ボルトで締結するための第1ボルト挿通穴と第2ボルト挿通穴とが、前記クランク軸線方向に分かれた状態で形成されており、
    かつ、前記固定部の下端と前記支持部の基端とに繋がって前記前輪駆動シャフトを下方から跨ぐメインビームが、その中心線が前記第1ボルト挿通穴と第2ボルト挿通穴との間に位置するようにして設けられており、前記固定部とメインビームとにより、前記前輪駆動シャフトが通る逃がし穴が形成されている、
    自動車用内燃機関のマウントブラケット。
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