JP2018095084A - 車両前部構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】エンジンマウントの変形を抑制し、車体振動や騒音を低減できる車両前部構造を提供する。
【解決手段】車両前部構造100は、エンジン108から車幅方向に間隔をおいて車両前後方向に延びているフレームメンバ102と、フレームメンバに設置されエンジンを支持するエンジンマウント112とを備え、エンジンマウントは、フレームメンバのエンジン側の側面130に固定されエンジン側に張り出すベース部124を有するベースブラケット120と、エンジンに固定されているマウントブラケット122であって、ベースブラケットのベース部上に車両前後方向に間隔をおいて配置された第1固定点154、156を介して固定されフレームメンバの上面138に第2固定点162を介して固定されるマウントブラケットとを有し、第2固定点は車両前後方向において第1固定点の間に位置し、平面視で第1固定点とともに三角形状を形成している。
【選択図】図2

Description

本発明は、車両前部構造に関するものである。
自動車などの車両は、一対のフレームメンバを含む車両前部構造を備えている。一対のフレームメンバは、車幅方向に離間して配置される部材であって、例えばエンジンルーム内に配置されたエンジンから車幅方向に間隔をおいて車両前後方向に延びている。フレームメンバには、エンジンを支持するエンジンマウントが設置される(例えば特許文献1)。
特許文献1には、パワープラントをラバーマウントにより支持する構造が記載されている。パワープラントは、エンジンを含んでいてクランク軸の回転変動などにより、振動が発生する場合がある。ラバーマウントは、エンジン側マウントブラケットを介してパワープラントに接合され、車両フレーム側マウントブラケットを介して車両フレームに接合されている。
特許文献1では、パワープラントが振動した際、ラバーマウントが変形し、その減衰力により振動を低減する、としている。
特開2013−23136号公報
しかし特許文献1に記載の構造では、車両フレームにマウントブラケットが接合されているに過ぎず、マウントブラケットの取付剛性が低くなっている。そのため、この構造では、パワープラントの振動に伴うラバーマウントからの入力を受けて、マウントブラケットが変形し易く、車体振動や騒音を抑制することが困難となる。
本発明は、このような課題に鑑み、エンジンマウントの変形を抑制し、車体振動や騒音を低減できる車両前部構造を提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、本発明にかかる車両前部構造の代表的な構成は、車両のエンジンルーム内に配置されるエンジンを備える車両前部構造において、車両前部構造は、エンジンから車幅方向に間隔をおいて車両前後方向に延びているフレームメンバと、フレームメンバに設置されエンジンを支持するエンジンマウントとをさらに備え、エンジンマウントは、フレームメンバのエンジン側の側面に固定され側面からエンジン側に張り出すベース部を有するベースブラケットと、エンジンに固定されているマウントブラケットであって、ベースブラケットのベース部上に車両前後方向に間隔をおいて配置された2つの第1固定点を介して固定されフレームメンバの上面に1つの第2固定点を介して固定されるマウントブラケットとを有し、第2固定点は車両前後方向において2つの第1固定点の間に位置し、平面視で2つの第1固定点とともに三角形状を形成していることを特徴とする。
本発明によれば、エンジンマウントの変形を抑制し、車体振動や騒音を低減できる車両前部構造を提供することができる。
本発明の実施例に係る車両前部構造を概略的に示す図である。 図1の車両前部構造の一部を拡大して示す図である。 図2の車両前部構造の一部をエンジン側の斜め上方から見た状態を示す図である。 図1の車両前部構造のA−A断面の一部を示す図である。 比較例に係る車両前部構造を示す図である。
本発明の一実施の形態に係る車両前部構造の代表的な構成は、車両のエンジンルーム内に配置されるエンジンを備える車両前部構造において、車両前部構造は、エンジンから車幅方向に間隔をおいて車両前後方向に延びているフレームメンバと、フレームメンバに設置されエンジンを支持するエンジンマウントとをさらに備え、エンジンマウントは、フレームメンバのエンジン側の側面に固定され側面からエンジン側に張り出すベース部を有するベースブラケットと、エンジンに固定されているマウントブラケットであって、ベースブラケットのベース部上に車両前後方向に間隔をおいて配置された2つの第1固定点を介して固定されフレームメンバの上面に1つの第2固定点を介して固定されるマウントブラケットとを有し、第2固定点は車両前後方向において2つの第1固定点の間に位置し、平面視で2つの第1固定点とともに三角形状を形成していることを特徴とする。
エンジンには、走行時などに、クランク軸を中心として、エンジンの回転変動に伴う車幅方向への振動が生じる。このエンジンの振動により、エンジンマウントが車幅方向に倒れるなどの変形をしてしまうと、車体振動や騒音を抑制することが困難となる。そこで本発明の実施形態によれば、エンジンマウントを別体のベースブラケットとマウントブラケットとで形成している。またエンジンに固定されているマウントブラケットは、ベースブラケットのベース部だけでなくフレームメンバの上面にも固定されている。さらに各固定点は、平面視で2つの第1固定点と1つの第2固定点とで三角形を形成するように配置されている。したがって上記構成によれば、エンジンマウントのフレームメンバに対する取付剛性が向上し、エンジンの振動に伴うエンジンマウントの車幅方向への倒れなどの変形を抑制でき、車体振動や騒音を抑制できる。
上記の第2固定点は2つの第1固定点よりも上方に位置していて、マウントブラケットは、上下方向における2つの第1固定点と第2固定点との間の位置でエンジンに固定されているとよい。このように、マウントブラケットは、高低差のある第1固定点と第2固定点との間でエンジン側に固定される。このため、マウントブラケットでは、エンジンの振動に伴うエンジン側固定点からの入力を、その上下にそれぞれ位置する第2固定点と第1固定点とで支えることができる。よって、エンジンの振動に伴うエンジンマウントの車幅方向への倒れなどの変形を十分に抑制できる。
上記のマウントブラケットは、車両前後方向において、2つの第1固定点の間であって第2固定点と重なる位置でエンジンに固定されているとよい。かかる構成によれば、マウントブラケットでは、エンジンの振動に伴うエンジン側固定点からの入力を、エンジン側固定点の車両前後に位置する2つの第1固定点と、エンジン側固定点の車両前後で重なる第2固定点とで支えることができる。よって、エンジンの振動に伴うエンジンマウントの車幅方向への倒れなどの変形を十分に抑制できる。
上記のベースブラケットはさらに、ベース部の車両前後の端部から下方にそれぞれ屈曲した脚部を有し、脚部は、フレームメンバのエンジン側の側面から下面まで延び、側面および下面に固定されるとよい。これにより、ベースブラケットの脚部は、フレームメンバの側面に固定されるだけでなく下面まで廻り込んで下面にも固定されている。ベースブラケットでは、このような脚部にベース部が支えられているため、剛性を高めることができる。よって、剛性の高いベースブラケットにマウントブラケットが固定されているため、エンジンマウントの剛性も高くできる。
上記の車両前部構造は、フレームメンバのエンジンとは反対側に接合されるサスペンション固定用ブラケットをさらに備え、エンジンマウントは、サスペンション固定用ブラケットの車両前後方向における範囲内に位置し、マウントブラケットは、サスペンション固定用ブラケットに固定されていて、サスペンション固定用ブラケットおよびエンジンマウントは、フレームメンバを車幅方向両側から囲んでいるとよい。ここで、サスペンション固定用ブラケットは、サスペンションからの入力を支えるために、剛性が高くなっている。エンジンマウントは、このようなサスペンション固定用ブラケットの車両前後方向における範囲内に位置し、マウントブラケットが間接的にサスペンション固定用ブラケットに固定されている。また、サスペンション固定用ブラケットは、エンジンマウントとともにフレームメンバを車幅方向両側から囲んでいる。このため、エンジンマウントは、エンジンの振動に伴うエンジン側固定点からの入力を、剛性の高いサスペンション固定用ブラケットを後ろ盾にして支えることができる。これにより、上記構成によれば、補強部材を追加することなく、エンジンの振動に伴うエンジンマウントの車幅方向への倒れなどの変形を十分に抑制できる。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施例について詳細に説明する。かかる実施例に示す寸法、材料、その他具体的な数値などは、発明の理解を容易とするための例示に過ぎず、特に断る場合を除き、本発明を限定するものではない。なお、本明細書および図面において、実質的に同一の機能、構成を有する要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略し、また本発明に直接関係のない要素は図示を省略する。
図1は、本発明の実施例に係る車両前部構造100を概略的に示す図である。図中では車両前部構造100を車両上方から見た状態を示している。以下、各図に示す矢印X、Yは車両前側、車両右側をそれぞれ示している。
車両前部構造100は、車幅方向に離間して配置される一対のフレームメンバ102、104を備える。一対のフレームメンバ102、104は、エンジンルーム106内に配置されたエンジン108から間隔をおいて車両前後方向に延びている。エンジン108の車両後側には、トランスミッション110が配置されている。ここで、エンジン108はエンジンルーム106内にいわゆる縦置きで配置されている。このため、エンジン108から一対のフレームメンバ102、104まで距離は、エンジンを横置きで配置した場合に比べ長くなっている。ただし本実施例は、エンジン108を縦置きで配置した場合を例示したが、これに限定されず、所定のエンジンを横置きで配置した場合も適用可能である。
車両前部構造100はさらに、エンジンマウント112、114と、サスペンション固定用ブラケット116、118とを備える。エンジンマウント112、114は、一対のフレームメンバ102、104のエンジン側に設置され、エンジン108を支持する。サスペンション固定用ブラケット116、118は、一対のフレームメンバ102、104のエンジン側とは反対側に接合されていて、不図示のサスペンションからの入力を支えるため、剛性が高くなっている。
エンジン108には、走行時などに、クランク軸を中心として、エンジン108の回転変動に伴う車幅方向への振動が生じる。このエンジン108の振動により、エンジンマウント112、114が車幅方向に倒れるなどの変形をしてしまうと、車体振動や騒音を抑制することが困難となる。
そこで本実施例では、エンジンマウント112、114の一対のフレームメンバ102、104に対する取付剛性を高めて、エンジンマウント112、114の変形を抑制する構成を採用した。以下では、フレームメンバ102に設置されたエンジンマウント112およびその周辺の構成について説明するが、フレームメンバ104に設置されたエンジンマウント114およびその周辺も同様の構成および機能などを有する。
図2は、図1の車両前部構造100の一部を拡大して示す図である。図3は、図2の車両前部構造100の一部をエンジン側の斜め上方から見た状態を示す図である。エンジンマウント112は、図2に示すように、ベースブラケット120とマウントブラケット122とを備える。
ベースブラケット120は、図3(b)に示すように、ベース部124と脚部126、128とを有する。ベース部124は、フレームメンバ102のエンジン側の側面130に固定され、側面130からエンジン側に張り出ている。
脚部126、128は、ベース部124の車両前後の端部132、134から下方にそれぞれ屈曲していて、フレームメンバ102の側面130から下面136まで延び、側面130および下面136に固定されている。なおフレームメンバ102の上面138には、上面側ブラケット140が取付けられている。
マウントブラケット122は、図3(a)に示すように、下壁部142、側壁部144および上壁部146を有する。下壁部142は、ベースブラケット120のベース部124に固定される。側壁部144は、下壁部142から上方に屈曲しフレームメンバ102の側面130に沿って延びている。上壁部146は、側壁部144の上端148からフレームメンバ102の上面138に張り出している。さらにマウントブラケット122は、下壁部142および側壁部144からエンジン側に張り出し、エンジン側固定点150を含む固定部152を有する。
マウントブラケット122の下壁部142は、図2に示すように、ベースブラケット120のベース部124上に、2つの第1固定点154、156を介してボルト158、160にて固定されている。2つの第1固定点154、156は、ベース部124上で車両前後方向に間隔をおいて配置されている。
またマウントブラケット122の上壁部146は、フレームメンバ102の上面138の上面側ブラケット140に、1つの第2固定点162を介してボルト164にて固定されている。さらに第2固定点162は、図2に示すように、車両前後方向において2つの第1固定点154、156の間に位置し、平面視で2つの第1固定点154、156とともに、図中点線Bで示すように三角形状を形成している。
マウントブラケット122の固定部152は、図2に示すように、エンジン108の側部166に取付けられたエンジン側ブラケット168に、ゴムブッシュ170を介して固定されている。つまり、マウントブラケット122の固定部152は、図3(a)に示すエンジン側固定点150を介してエンジン108に固定される。エンジン側固定点150は、図2に示すように車両前後方向において、2つの第1固定点154、156の間であって第2固定点162と重なる位置にある。
図4は、図1の車両前部構造100のA−A断面の一部を示す図である。図中では、2つの第1固定点154、156の車両上下方向の高さを直線C、第2固定点162の高さを直線D、さらにエンジン側固定点150の高さを直線Eでそれぞれ示している。
第2固定点162は、図示のように2つの第1固定点154、156よりも上方に位置している。さらにエンジン側固定点150は、図示のように高低差のある2つの第1固定点154、156と第2固定点162との間に位置している。
またエンジンマウント112は、図2に示すように、サスペンション固定用ブラケット116の車両前後方向における範囲La内に位置している。さらにマウントブラケット122は、図3(a)に示すようにフレームメンバ102の上面138を介してサスペンション固定用ブラケット116に間接的に固定されている。さらに、エンジンマウント112およびサスペンション固定用ブラケット116は、図2に示すように、フレームメンバ102を車幅方向両側から囲んでいる。
図5は、比較例に係る車両前部構造200の断面図である。車両前部構造200は、フレームメンバ202に設置されたエンジンマウント204が、上記ベースブラケット120に対応する部材がなく、マウントブラケット206のみで形成されている点で、本実施例の車両前部構造100と異なる。
図5(a)に示すマウントブラケット206は、下壁部208と、脚部210、212とを有する。下壁部208は、フレームメンバ202のエンジン側の側面214からエンジン側に張り出している。脚部210、212は、下壁部208から下方に屈曲しフレームメンバ202の側面214に固定されている。
またマウントブラケット206は、側壁部216と上壁部218とを有する。側壁部216は、下壁部208から上方に屈曲しフレームメンバ202の側面214に固定されている。上壁部218は、側壁部216の上端220からフレームメンバ102の上面222に張り出して上面222に固定されている。さらにマウントブラケット206は、下壁部208および側壁部216からエンジン側に張り出し、エンジン側固定点224を含む固定部226を有する。
エンジンマウント204は、車体振動や騒音を抑制するために、フレームメンバ202に対する取付剛性を確保する必要がある。しかし、マウントブラケット206のみで形成されたエンジンマウント204では、十分な取付剛性を確保することが困難である。そのため、エンジンマウント204は、エンジンの振動に伴うエンジン側固定点224からの入力を受けると、図5(b)の矢印Fに示すように、固定部226が車幅方向へ倒れるなどの変形を生じる場合がある。このような場合、車両前部構造200では、車体振動や騒音を抑制することが困難となる。
これに対して本実施例にかかる車両前部構造100では、エンジンマウント112を別体のベースブラケット120とマウントブラケット122とで形成している。またエンジン108に固定されているマウントブラケット122は、ベースブラケット120のベース部124だけでなくフレームメンバ102の上面138にも固定されている。さらに各固定点は、図2に示すように、平面視で2つの第1固定点154、156と1つの第2固定点162とで三角形を形成するように配置されている。
したがって車両前部構造100によれば、エンジンマウント112のフレームメンバ102に対する取付剛性が向上し、エンジン108の振動に伴うエンジンマウント112の車幅方向への倒れなどの変形を抑制でき、車体振動や騒音を抑制できる。
また車両前部構造100では、マウントブラケット122のエンジン側固定点150を、図2に示すように車両前後方向において2つの第1固定点154、156の間であって第2固定点162と重なる位置に設定している。このため、マウントブラケット122では、エンジン108の振動に伴うエンジン側固定点150からの入力を、エンジン側固定点150の車両前後に位置する第1固定点154、156と、車両前後で重なる第2固定点162とで支えることができる。
また車両前部構造100では、図4に示すようにマウントブラケット122が、高低差のある第1固定点154、156と第2固定点162との間でエンジン側固定点150を介してエンジン側に固定されている。このため、マウントブラケット122では、エンジン108の振動に伴うエンジン側固定点150からの入力を、その車両上方に位置する第2固定点162と、車両下方に位置する第1固定点154、156とで支えることができる。したがって、車両前部構造100によれば、マウントブラケット122のエンジン側固定点150を適切な位置に設定することで、エンジン108の振動に伴うエンジンマウント112の車幅方向への倒れなどの変形を十分に抑制できる。
また車両前部構造100では、図3(b)に示すように、ベースブラケット120の脚部126、128がフレームメンバ102の側面130に固定されるだけでなく下面136まで廻り込んで下面136にも固定されている。ベースブラケット120では、このような脚部126、128によってベース部124が支えられているため、剛性を高めることができる。したがって車両前部構造100によれば、剛性の高いベースブラケット120にマウントブラケット122が固定されているため、エンジンマウント112の剛性も高くできる。
また車両前部構造100では、図2に示すようにエンジンマウント112がサスペンション固定用ブラケット116の車両前後方向における範囲La内に位置し、さらにサスペンション固定用ブラケット116に間接的に固定されている。そしてエンジンマウント112およびサスペンション固定用ブラケット116は、フレームメンバ102を車幅方向両側から囲んでいる。このため、エンジンマウント112では、エンジン108の振動に伴うエンジン側固定点150からの入力を、剛性の高いサスペンション固定用ブラケット116を後ろ盾にして支えることができる。したがって車両前部構造100によれば、補強部材を追加することなく、エンジン108の振動に伴うエンジンマウント112の車幅方向への倒れなどの変形を十分に抑制できる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施例について説明したが、本発明はかかる例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
本発明は、車両前部構造に利用することができる。
100…車両前部構造、102、104…フレームメンバ、106…エンジンルーム、108…エンジン、110…トランスミッション、112、114…エンジンマウント、116、118…サスペンション固定用ブラケット、120…ベースブラケット、122…マウントブラケット、124…ベース部、126、128…脚部、130…フレームメンバの側面、132、134…ベース部の端部、136…フレームメンバの下面、138…フレームメンバの上面、140…上面側ブラケット、142…下壁部、144…側壁部、146…上壁部、148…側壁部の上端、150…エンジン側固定点、152…固定部、154、156…第1固定点、158、160、164…ボルト、162…第2固定点、166…エンジンの側部、168…エンジン側ブラケット、170…ゴムブッシュ

Claims (5)

  1. 車両のエンジンルーム内に配置されるエンジンを備える車両前部構造において、当該車両前部構造は、
    前記エンジンから車幅方向に間隔をおいて車両前後方向に延びているフレームメンバと、
    前記フレームメンバに設置され前記エンジンを支持するエンジンマウントとをさらに備え、
    前記エンジンマウントは、
    前記フレームメンバのエンジン側の側面に固定され該側面からエンジン側に張り出すベース部を有するベースブラケットと、
    前記エンジンに固定されているマウントブラケットであって、前記ベースブラケットのベース部上に車両前後方向に間隔をおいて配置された2つの第1固定点を介して固定され前記フレームメンバの上面に1つの第2固定点を介して固定されるマウントブラケットとを有し、
    前記第2固定点は車両前後方向において前記2つの第1固定点の間に位置し、平面視で該2つの第1固定点とともに三角形状を形成していることを特徴とする車両前部構造。
  2. 前記第2固定点は前記2つの第1固定点よりも上方に位置していて、
    前記マウントブラケットは、上下方向における前記2つの第1固定点と前記第2固定点との間の位置で前記エンジンに固定されていることを特徴とする請求項1に記載の車両前部構造。
  3. 前記マウントブラケットは、車両前後方向において、前記2つの第1固定点の間であって前記第2固定点と重なる位置で前記エンジンに固定されていることを特徴とする請求項1または2に記載の車両前部構造。
  4. 前記ベースブラケットはさらに、前記ベース部の車両前後の端部から下方にそれぞれ屈曲した脚部を有し、
    前記脚部は、前記フレームメンバのエンジン側の側面から下面まで延び、該側面および該下面に固定されることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の車両前部構造。
  5. 当該車両前部構造は、前記フレームメンバの前記エンジンとは反対側に接合されるサスペンション固定用ブラケットをさらに備え、
    前記エンジンマウントは、前記サスペンション固定用ブラケットの車両前後方向における範囲内に位置し、
    前記マウントブラケットは、前記サスペンション固定用ブラケットに固定されていて、
    前記サスペンション固定用ブラケットおよび前記エンジンマウントは、前記フレームメンバを車幅方向両側から囲んでいることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の車両前部構造。
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