JP6016106B2 - 樹脂フロントエンド部の構造 - Google Patents

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Description

本発明は、車両における樹脂フロントエンド部の構造に関する。
従来から、車両前部には、車両前後方向に沿って延在する左右両側のフロントサイドメンバ、枠構造のサポートメンバ、エンジンアセンブリ、バンパーメンバ等が配置されており、ラジエータ、コンデンサなどの熱交換器は、サポートメンバの上下部に懸架されている(例えば、特許文献1参照)。このような枠構造のサポートメンバは、骨格が剛性を有する板金部材で構成されており、重量を有するラジエータなどの熱交換器の懸架荷重に耐えることと、ヘッドランプなどの取付精度を維持する機能を果たしている。
ところで近年は、軽量化及び高機能化を図るために、板金構造のサポートメンバに代えて、樹脂材料を用いて製造した樹脂フロントエンド部が採用される傾向にある。このような樹脂フロントエンド部は、板金構造のサポートメンバと同様の剛性性能や部品取付性を確保するために、アッパメンバ部、左右両側のサイドブレース部、及びロアメンバ部を有する四角形状の枠構造で構成されている。そして、左右両側のサイドブレース部は、フロントサイドメンバの前端部に懸架されているとともに、熱交換器の上下部は、樹脂フロントエンド部に懸架されている。
特開平10−18843号公報
しかしながら、上述した従来構造の樹脂フロントエンド部は、板金構造のサポートメンバと比べて剛性が低くなる傾向にあるので、当該樹脂フロントエンド部の断面積を大きく形成することによって、剛性を確保する必要があった。ところが、剛性確保のために樹脂フロントエンド部の断面積を大きくした場合には、その分だけ構造物の外側端部が車両外方に出てしまい、構造物の外側に設置するヘッドランプなどの周辺部品を車両外側にレイアウトしなければならず、車両の大型化を招くおそれがあった。
一方、特にコンパクトな車両においては、熱交換器懸架用の構造物が大きくならず、車両前部の空間を板金構造のサポートメンバと同じように利用できることが要求されており、従来の樹脂フロントエンド部を熱交換器の懸架構造に用いることは適当とはいえなかった。
本発明はこのような実状に鑑みてなされたものであって、その目的は、形状の自由度を有する樹脂材料の特性を活かして、懸架剛性を確保しながら軽量で大きな空間を占有しない樹脂フロントエンド部を実現し、フロントサイドメンバに確実に懸架するとともに、光軸が安定してずれないようにヘッドランプを確実に固定することが可能な樹脂フロントエンド部の構造を提供することにある。
上記従来技術の有する課題を解決するために、本発明は、車両前部に樹脂フロントエンド部及びフロントサイドメンバが配置され、前記樹脂フロントエンド部が、アッパメンバ部、左右のサイドブレース部、及びロアメンバ部を有する四角形状の枠構造で構成され、前記フロントサイドメンバが車両前後方向に沿って延在し、かつ車両幅方向の左右両側に間隔を置いて配置され、前記左右のサイドブレース部が前記フロントサイドメンバに懸架されている樹脂フロントエンド部の構造において、前記左右のサイドブレース部には、補強ブラケットがそれぞれ取付けられ、前記左右のサイドブレース部は、前記補強ブラケットを介して前記フロントサイドメンバに懸架され、前記補強ブラケットは、前記フロントサイドメンバの上端よりも上方の高さ位置及び前記フロントサイドメンバの下端よりも下方の高さ位置で前記サイドブレース部に締結され、前記左右のサイドブレース部の上部には、上部ブロック部が車両幅方向の外側へ向かって突出して設けられ、前記補強ブラケットと前記上部ブロック部とは、車両前後方向に重ね合わされた状態で締結されている。
また、本発明において、前記補強ブラケットと前記上部ブロック部との締結部は、ヘッドランプの第1固定部として構成され、前記補強ブラケット及び前記ヘッドランプは、前記締結部及び前記第1固定部において、前記上部ブロック部に共締めされている。
さらに、本発明において、前記上部ブロック部の上部に隣接する位置の前記サイドブレース部には、前記ヘッドランプを締結する第2固定部が前記第1固定部とは別に設けられている。
そして、本発明において、前記補強ブラケットは、前記サイドブレース部の側面に重ね合わされた状態で、車両幅方向から締結されるように構成されている。
上述の如く、本発明に係る樹脂フロントエンド部の構造は、車両前部に樹脂フロントエンド部及びフロントサイドメンバが配置され、前記樹脂フロントエンド部が、アッパメンバ部、左右のサイドブレース部、及びロアメンバ部を有する四角形状の枠構造で構成され、前記フロントサイドメンバが車両前後方向に沿って延在し、かつ車両幅方向の左右両側に間隔を置いて配置され、前記左右のサイドブレース部が前記フロントサイドメンバに懸架されているものであって、前記左右のサイドブレース部には、補強ブラケットがそれぞれ取付けられ、前記左右のサイドブレース部は、前記補強ブラケットを介して前記フロントサイドメンバに懸架され、前記補強ブラケットは、前記フロントサイドメンバの上端よりも上方の高さ位置及び前記フロントサイドメンバの下端よりも下方の高さ位置で前記サイドブレース部に締結され、前記左右のサイドブレース部の上部には、上部ブロック部が車両幅方向の外側へ向かって突出して設けられ、前記補強ブラケットと前記上部ブロック部とは、車両前後方向に重ね合わされた状態で締結されているので、補強ブラケットによって左右のサイドブレース部の上下全体をフロントサイドメンバに懸架することが可能となり、懸架剛性を向上させることができるとともに、樹脂フロントエンド部の軽量化及び車両の燃費向上を図ることができる。
しかも、本発明の樹脂フロントエンド部の構造では、前記左右のサイドブレース部の上部には、上部ブロック部が車両幅方向の外側へ向かって突出して設けられ、前記補強ブラケットと前記上部ブロック部とは、車両前後方向に重ね合わされた状態で締結されているので、重合部分の締結によって補強ブラケットと上部ブロック部との締結剛性を大幅に向上させことができ、補強ブラケットと上部ブロック部とを強固に固定することができる。
また、本発明において、前記補強ブラケットと前記上部ブロック部との締結部は、ヘッドランプの第1固定部として構成され、前記補強ブラケット及び前記ヘッドランプは、前記締結部及び前記第1固定部において、前記上部ブロック部に共締めされているので、ヘッドランプを上部ブロック部に確実に固定することができるとともに、締結作業の向上を図ることができる。
さらに、本発明において、前記上部ブロック部の上部に隣接する位置の前記サイドブレース部には、前記ヘッドランプを締結する第2固定部が前記第1固定部とは別に設けられているので、第1固定部と第2固定部とが上部ブロック部を挟んで配置されることになり、光軸を安定させるために取付剛性を必要とするヘッドランプの固定もより一層確実に行うことができる。
そして、本発明において、前記補強ブラケットは、前記サイドブレース部の側面に重ね合わされた状態で、車両幅方向から締結されるように構成されているので、補強ブラケット及びヘッドランプが車両前後方向から上部ブロック部に共締めされ、かつ補強ブラケットとサイドブレース部とが車両幅方向に臨む平面同士で車両幅方向から締結されることになり、車両前後方向及び車両幅方向という2つの異なる方向で固定することができる。したがって、本発明の樹脂フロントエンド部の構造によれば、車両前後方向及び車両幅方向の荷重とこれら方向の軸周りの荷重を面で受けることができ、外部荷重による樹脂フロントエンド部の変形を抑制することができる。
本発明の実施形態に係る構造が適用される樹脂フロントエンド部及び熱交換器を車両前方の斜め上方から見た斜視図である。 本発明の実施形態に係る構造が適用される樹脂フロントエンド部及び熱交換器を示す側面図である。 本発明の実施形態に係る構造が適用される樹脂フロントエンド部のサイドブレース部をフロントサイドメンバに組み付ける状態を車両前方の斜め上方から見た斜視図である。 本発明の実施形態に係る構造が適用される樹脂フロントエンド部にヘッドランプを固定した状態を車両前方から見た斜視図である。
以下、本発明を図示の実施の形態に基づいて詳細に説明する。
図1〜図4は本発明の実施形態に係る樹脂フロントエンド部の構造を示すものである。なお、図1〜図3において、矢印F方向は車両前方を示している。
図1〜図3に示すように、本発明の実施形態に係る構造が適用される車両前部1には、主として、車両前後方向に沿って延在し、かつ車両幅方向の左右両側に間隔を置いて配置される左右一対のフロントサイドメンバ2、これらフロントサイドメンバ2よりも車両前方側に配置される樹脂フロントエンド部3、該樹脂フロントエンド部3に懸架される車両前方視で平面形状の熱交換器(ラジエータ、コンデンサ、インタークーラーなど)4、樹脂フロントエンド部3の車両前方に配置されるバンパーメンバ5、アンダーブレース6及びアンダーメンバ7、樹脂フロントエンド部3の車両後方に配置される図外のエンジンアセンブリ(エンジン、トランスミッション、エンジン補機等)などが設けられている。フロントサイドメンバ2は、車両前部1の主骨格を構成する剛性部材であり、フロントサイドメンバ2の前端部2aとバンパーメンバ5との間には、クラッシュボックス8が配設されている。
本実施形態の樹脂フロントエンド部3は、図1〜図4に示すように、アッパメンバ部(ランプサポートメンバ)9、左右両側のサイドブレース部(ランプサポートブレース)10、及びロアメンバ部(ラジエータサポートメンバ)11を有する四角形の枠構造で構成されており、左右両側のサイドブレース部10をフロントサイドメンバ2の前端部2aに取付けることによって、フロントサイドメンバ2に懸架されている。
アッパメンバ部9は、樹脂フロントエンド部3の上部に配置され、車両幅方向へ沿って延在している。また、ロアメンバ部11は、樹脂フロントエンド部3の下部に配置されており、車両幅方向へ沿って延在している。さらに、サイドブレース部10は、樹脂フロントエンド部3の車両幅方向の左右両側に配置されており、車両上下方向へ沿って延在しており、アッパメンバ部9とロアメンバ部11とは、サイドブレース部10によって連結されている。
なお、樹脂フロントエンド部3の車両幅方向の中央部近傍には、車両上下方向へ延在する中央ブレース部12が配置されており、該中央ブレース部12の上下端部は、アッパメンバ部9とロアメンバ部11とに連結されている。
そして、熱交換器4は、図1に示すように、アッパメンバ部9、左側のサイドブレース部10、ロアメンバ部11及び中央ブレース部12によって囲まれた空間領域に配置された状態で、アッパメンバ部9及びロアメンバ部11の左右両側の上下懸架位置にそれぞれ懸架支持されている。すなわち、アッパメンバ部9への懸架は、熱交換器4の上部に取付けた上部熱交換器保持部材(図示せず)と、アッパメンバ部9の下面側に設けた上部熱交換器保持部(図示せず)との係合により行われるように構成されている。また、ロアメンバ部11への懸架は、熱交換器4の下面の左右両側に設けた下部熱交換器保持部(図示せず)と、ロアメンバ部11の下部熱交換器保持部(図示せず)との係合により行われるように構成されている。
また、本実施形態の樹脂フロントエンド部3の構造において、左右両側のサイドブレース部10の外側側面10aの上部には、図2及び図3に示すように、車両側方視で台形形状の上部ブロック部13が車両幅方向の外側へ向かってそれぞれ突出して設けられている。すなわち、上部ブロック部13の外周壁は、前後部分が下方へ向かって平行にほぼ垂直に延び、上下部分が傾斜して延びる横向き配置の台形形状に形成されており、外周壁によって囲まれた内部は、複数枚の平面状リブ23を配設することにより、上下方向に沿って並んだ複数(本実施形態では4つ)の室に仕切られ、剛性向上が図られている。
そのため、上部ブロック部13の上端部には、車両後方へ向かって斜め下側に延びる傾斜面13aが形成されており、樹脂フロントエンド部3などの組立品の車体への組み付け時に、傾斜面13aがフロントサイドメンバ2の前端部2aと当接して当該樹脂フロントエンド部3などの組立品の上部が車両前方に傾くように構成されている。したがって、上部ブロック部13がガイド部として機能することになり、搭載する組立品を持ち上げて上部ブロック部13の傾斜面13aをフロントサイドメンバ2の前端部2aの下側に当接させ、この状態で組立品をさらに上方へ持ち上げていくと、組立品の上部が上部ブロック部13の傾斜面13aに沿って徐々に車両前方側へ傾き、組立品の周囲に配置される周辺部品と干渉することが避けられるようになっている。
なお、左右両側のサイドブレース部10の外側側面の下部には、図2及び図3に示すように、車両側方視で四角形状の下部ブロック部14が車両幅方向の外側へ向かってそれぞれ突出して設けられている。
また、本実施形態の左右両側のサイドブレース部10には、図2〜図4に示すように、補強ブラケット15がそれぞれ取付けられており、左右両側のサイドブレース部10は、補強ブラケット15を介してフロントサイドメンバ2に懸架されるようになっている。この補強ブラケット15は、上部ブロック部13の車両前方側に配置された状態で、サイドブレース部10の側面10aに取付けられており、車両完成時の樹脂フロントエンド部3の組み付け剛性を向上させる剛性部材である。これに伴い、上部ブロック部13には、樹脂フロントエンド部3のサイドブレース部10をフロントサイドメンバ2の前端部2aに締結する補強ブラケット15との締結部16と、ヘッドランプ17の第1固定部18とが設けられている。
そのため、補強ブラケット15は、図2及び図3に示すように、上部ブロック部13の下半分の位置から下部ブロック部14の上方位置まで延在する上下方向の長さを有し、フロントサイドメンバ2の前端部2aの上端2a1よりも上方の高さ位置及びフロントサイドメンバ2の前端部2aの下端2a2よりも下方の高さ位置でサイドブレース部10に締結されている。しかも、補強ブラケット15は、サイドブレース部10の側面10aと、上部ブロック13の前方側の垂直面13b及びフロントサイドメンバ2の前端部2aの面とに重ね合わせることが可能な取付面を有するように断面略L字状に折り曲げ形成されている。
すなわち、補強ブラケット15の上下取付面15a,15bは、前後方向及び上下方向の長さが大きく形成されており、サイドブレース部10の側面10aに重ね合わされた状態で、車両幅方向に臨む平面同士が車両幅方向外側からボルト締めで固定されるようになっている。また、補強ブラケット15の上部後方側取付面は、幅方向の長さが大きく形成されており、車両前後方向に重ね合わされた状態で、締結部16として上部ブロック13の前方側の垂直面13bにボルト締めで固定されるようになっている。さらに、補強ブラケット15の中間取付面15cは、上下方向及び幅方向の長さが大きく形成されており、車両前後方向に重ね合わされた状態で、フロントサイドメンバ2の前端部2aの面にボルト締めで固定されるようになっている。
また、本実施形態の構造では、締結部16と第1固定部18とが同じ部分として構成されており、補強ブラケット15及びヘッドランプ17が、締結部16及び第1固定部18において、上部ブロック13の前方側の垂直面13bに共締めされるようになっている。このため、ヘッドランプ17は、補強ブラケット15を介して上部ブロック13の前方側の垂直面13bに確実に固定されるとともに、締結作業性の向上が図られることになる。
一方、ヘッドランプ17の締結には、図2及び図4に示すように、第1固定部18とは別に設けられた第2固定部19が用いられており、第2固定部19は、第1固定部18の上方に位置し、上部ブロック13の上部に隣接する位置のサイドブレース部10の上部に設けられている。このため、ヘッドランプ17は、本体部17aと該本体部17aの車両前方側に設けられるランプ部17bとを備えており、本体部17aのサイドブレース部10側には、幅方向水平に延びる支持片20,21が上下に間隔を空けて配設されている。したがって、ヘッドランプ17は、これら支持片20,21の先端部20a,20bを対応する第1固定部18及び第2固定部19に位置決めした状態でボルト締めすることにより、サイドブレース部10に締付固定されるようになっている。
しかも、第2固定部19と第1固定部18とは、上部ブロック13の一部を間に挟んで上下に配置されており、上部ブロック13がヘッドランプ17の固定に貢献するように構成されている。これによって、ヘッドランプ17は、光軸を安定させるために必要な取付剛性を確保しつつ、サイドブレース部10により一層確実に固定されることになる。
なお、本実施形態の上部ブロック13の上部は、図1、図3及び図4に示すように、車両側方視でアッパメンバ部9の上下の水平平面部9a,9bの空間Sと重なる位置に設けられている。すなわち、本実施形態の構造では、上部ブロック13の上部が枠構造の樹脂フロントエンド部3の隅に配置されることになり、上部ブロック13の介在によって樹脂フロントエンド部3の枠剛性の向上が図られている。しかも、樹脂フロントエンド部3の枠剛性が向上することによって、部組したエンジンアセンブリ(図示せず)及び熱交換器4の荷重による樹脂フロントエンド部3の変形が抑制されることになり、搭載時に組立品が傾いたり回転したりした場合にも、組立品全体の姿勢を安定して維持し、所定の制御軌道にて車体に組み付けることが可能になる。
本発明の実施形態に係る樹脂フロントエンド部3の構造では、左右両側のサイドブレース部10に補強ブラケット15がそれぞれ取付けられ、左右両側のサイドブレース部10が、補強ブラケット15を介してフロントサイドメンバ2の前端部2aに懸架されており、この補強ブラケット15は、フロントサイドメンバ2の前端部2aの上端2a1よりも上方の高さ位置及びフロントサイドメンバの前端部2aの下端2a2よりも下方の高さ位置でサイドブレース部10の側面10aに締結されているので、補強ブラケット15によって左右のサイドブレース部10の上下全体をフロントサイドメンバ2に懸架することが可能となり、懸架剛性を向上させることができるとともに、樹脂フロントエンド部3の占有空間を小さくして軽量化及び車両の燃費向上を図ることができる。
また、本発明の樹脂フロントエンド部3の構造では、左右のサイドブレース部10の上部に上部ブロック部13が車両幅方向の外側へ向かって突出して設けられ、補強ブラケット15の上部後方側取付面と上部ブロック部13の前方側の垂直面13bとが車両前後方向に重ね合わされた状態で締結されているので、重合部分の締結によって補強ブラケット15と上部ブロック部13との締結剛性を大幅に向上させことができる。しかも、本実施形態の樹脂フロントエンド部3の構造では、補強ブラケット15がサイドブレース部10の側面10aに重ね合わされた状態で、車両幅方向から締結されるように構成されているので、補強ブラケット15及びヘッドランプ17が車両前後方向から上部ブロック部13の前方側の垂直面13bに共締めされ、かつ補強ブラケット15とサイドブレース部10の側面10aとが車両幅方向に臨む平面同士で車両幅方向から締結されることになり、車両前後方向及び車両幅方向という2つの異なる方向で固定でき、車両前後方向及び車両幅方向の荷重やこれら方向の軸周りの荷重を面で受けることが可能となり、外部荷重による樹脂フロントエンド部3の変形を抑制することができる。
以上、本発明の実施の形態につき述べたが、本発明は既述の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想に基づいて各種の変形及び変更が可能である。
例えば、既述の実施の形態では、締結部16と第1固定部18とを同じものとして構成し、締結部16及び第1固定部18において、補強ブラケット15及びヘッドランプ17を上部ブロック13の前方側の垂直面13bに共締めしているが、締結部16と第1固定部18とを別個に設け、補強ブラケット15とヘッドランプ17とを別の位置で締付けて固定することも可能である。
1 車両前部
2 フロントサイドメンバ
2a 前端部
2a1 上端
2a2 下端
3 樹脂フロントエンド部
4 熱交換器
9 アッパメンバ部
10 サイドブレース部
10a 側面
11 ロアメンバ部
13 上部ブロック部
13b 前方側の垂直面
15 補強ブラケット
15a,15b,15c 取付面
16 締結部
17 ヘッドランプ
18 第1固定部
19 第2固定部
20,21 支持片

Claims (4)

  1. 車両前部に樹脂フロントエンド部及びフロントサイドメンバが配置され、前記樹脂フロントエンド部が、アッパメンバ部、左右のサイドブレース部、及びロアメンバ部を有する四角形状の枠構造で構成され、前記フロントサイドメンバが車両前後方向に沿って延在し、かつ車両幅方向の左右両側に間隔を置いて配置され、前記左右のサイドブレース部が前記フロントサイドメンバに懸架されている樹脂フロントエンド部の構造において、
    前記左右のサイドブレース部には、補強ブラケットがそれぞれ取付けられ、前記左右のサイドブレース部は、前記補強ブラケットを介して前記フロントサイドメンバに懸架され、前記補強ブラケットは、前記フロントサイドメンバの上端よりも上方の高さ位置及び前記フロントサイドメンバの下端よりも下方の高さ位置で前記サイドブレース部に締結され、
    前記左右のサイドブレース部の上部には、上部ブロック部が車両幅方向の外側へ向かって突出して設けられ、前記補強ブラケットと前記上部ブロック部とは、車両前後方向に重ね合わされた状態で締結されていることを特徴とする樹脂フロントエンド部の構造。
  2. 前記補強ブラケットと前記上部ブロック部との締結部は、ヘッドランプの第1固定部として構成され、前記補強ブラケット及び前記ヘッドランプは、前記締結部及び前記第1固定部において、前記上部ブロック部に共締めされていることを特徴とする請求項1に記載の樹脂フロントエンド部の構造。
  3. 前記上部ブロック部の上部に隣接する位置の前記サイドブレース部には、前記ヘッドランプを締結する第2固定部が前記第1固定部とは別に設けられていることを特徴とする請求項2に記載の樹脂フロントエンド部の構造。
  4. 前記補強ブラケットは、前記サイドブレース部の側面に重ね合わされた状態で、車両幅方向から締結されるように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の樹脂フロントエンド部の構造。
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