JP6155925B2 - 樹脂フロントエンド部の熱交換器懸架構造 - Google Patents
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Description
一方、特にコンパクトな車両においては、熱交換器懸架用の構造物が大きくならず、車両前部の空間を板金構造のサポートメンバと同じように利用できることが要求されており、従来の樹脂フロントエンド部を熱交換器の懸架構造に用いることは適当とはいえなかった。
さらに、本発明の熱交換器懸架構造では、第1の断面形状部から第2の断面形状部への変化部分の剛性も有しているので、車両幅方向部材であるアッパメンバ部もしくはロアメンバ部において折れ点にはならず、全体的な剛性を十分に確保することができる。
図1〜図8は本発明の実施形態に係る樹脂フロントエンド部の熱交換器懸架構造を示すものである。なお、図1及び図8において、矢印F方向は車両前方を示している。
アッパメンバ部8は、樹脂フロントエンド部3の上部に配置されており、車両幅方向へ沿って延在している。また、ロアメンバ部10は、樹脂フロントエンド部3の下部に配置されており、車両幅方向へ沿って延在している。さらに、サイドブレース部9は、樹脂フロントエンド部3の車両幅方向の左右両側に配置されており、車両上下方向へ沿って延在しており、アッパメンバ部8とロアメンバ部10とは、サイドブレース部9によって連結されている。なお、樹脂フロントエンド部3の車両幅方向の中央部近傍には、車両上下方向へ延在する中央ブレース部11が配置されており、該中央ブレース部11の上下端部は、アッパメンバ部8とロアメンバ部10とに連結されている。
すなわち、本実施形態の樹脂フロントエンド部3は、車両幅方向の右側と左側とで異なる範囲を有しており、重量部品である熱交換器4が配置されていない右側の範囲S1と、重量部品である熱交換器4が配置されている左側の範囲S2とに分かれて構成されている。なお、熱交換器4が配置されていない範囲S1の空間には、図示しないインタークーラーが配置されるが、このインタークーラーは、樹脂フロントエンド部3の右側に位置する範囲S1の全体を覆うほど大きくはなく、その重量もラジエータとコンデンサとを備えた熱交換器4に比べて軽量な部品である。
しかも、第1の断面形状部51から第2の断面形状部52へ変化する断面変化部分には、図4に示すように、剛性を高める平面状リブ20が設けられており、該平面状リブ20によって断面変化部分が脆弱部とならないように構成している。また、第2の断面形状部52の最初の部分には、2つの縦壁部16,17の足部分を連結する上下平面部12,13のうちの他方の下側平面部13が配置されており、これら縦壁部16,17の足部分における剛性が確保されている。
熱交換器4のロアメンバ部10への懸架は、図2及び図4〜図7に示すように、熱交換器4の下面の左右両側に設けた下部熱交換器保持部23と、ロアメンバ部8の下部熱交換器保持部21との係合により行われるように構成されている。このため、熱交換器4側の下部熱交換器保持部23は、熱交換器4の下面に所定の長さで突設した軸状の下部突起部23aによって構成されている。また、ロアメンバ部10側の下部熱交換器保持部21は、円筒部22と該円筒部22に取付けられる下部保持ゴム材24とから構成されている。したがって、交換器4側の下部熱交換器保持部23は、下部突起部23aを下部保持ゴム材24の中央円筒部分内に差し込むことによって、ロアメンバ部10側の下部熱交換器保持部21に取付けられるようになっている。
また、熱交換器4の上面の左右両側には、軸状の上部突起部4aが所定の長さで突設されており、これら上部突起部4aには、平面視でリング状の上部保持ゴム材28が取付けられている。上部保持ゴム材28は、小径の中央円筒部28aと、該中央円筒部28aよりも上方に形成され、外周面に嵌合溝29を有する大径の外側円筒部28bとから構成されており、小径の中央円筒部28aを嵌入することによって、上部突起部4aに取付けられている。
2 フロントサイドメンバ
3 樹脂フロントエンド部
4 熱交換器
4a 上部突起部
8 アッパメンバ部
9 サイドブレース部
10 ロアメンバ部
11 中央ブレース部
12 上側平面部
13 下側平面部
14 縦壁部
15 平面部
16,17 縦壁部
18,19 フランジ部
20 平面状リブ
21 ロアメンバ部側の下部熱交換器保持部
22 円筒部
23 熱交換器側の下部熱交換器保持部
23a 下部突起部
24 下部保持ゴム材
25 上部熱交換器保持部材
26 上部熱交換器保持部
27 取付孔
28 上部保持ゴム材
51 第1の断面形状部
52 第2の断面形状部
S1 熱交換器が配置されていない範囲
S2 熱交換器が配置されている範囲
Claims (5)
- 車両前部に樹脂フロントエンド部及び熱交換器が配置され、前記樹脂フロントエンド部が、アッパメンバ部、左右のサイドブレース部、及びロアメンバ部を有する四角形状の枠構造で構成され、前記左右のサイドブレース部が、車両前後方向に沿って延在するフロントサイドメンバに懸架され、前記熱交換器の上部が前記アッパメンバ部に懸架されているとともに、前記熱交換器の下部が前記ロアメンバ部に懸架されている樹脂フロントエンド部の熱交換器懸架構造において、
前記熱交換器が配置されていない範囲の前記アッパメンバ部もしくは前記ロアメンバ部は、上下平面部と縦壁部とを有する第1の断面形状部に形成されているとともに、前記熱交換器が配置されている範囲の前記アッパメンバ部もしくは前記ロアメンバ部は、平面部と車両前後方向に間隔を空けて配設した2つの縦壁部とを有する第2の断面形状部に形成され、
前記第1の断面形状部を形成する前記上下平面部の一方の平面部と前記第2の断面形状部を形成する前記平面部とは、連続して延びる同一平面部として構成されているとともに、前記第2の断面形状部を形成する前記縦壁部の足部分には、車両前後方向へ延びる水平のフランジ部がそれぞれ設けられていることを特徴とする樹脂フロントエンド部の熱交換器懸架構造。 - 前記第2の断面形状部における前記平面部と前記縦壁部の足部分のフランジ部とは、複数枚の平面状リブによって連結されており、これら平面状リブは、車両幅方向に間隔を空けて配設されていることを特徴とする請求項1に記載の樹脂フロントエンド部の熱交換器懸架構造。
- 前記第1の断面形状部における前記縦壁部は、前記第2の断面形状部における2つの前記縦壁部のいずれか一方に連結され、前記第1の断面形状部における前記上下平面部の他方の平面部と前記第2の断面形状部にける前記縦壁部の足部分のフランジ部とは、連続して延びる同一平面部として構成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の樹脂フロントエンド部の熱交換器懸架構造。
- 前記第1の断面形状部から前記第2の断面形状部へ変化する断面変化部分には、前記平面状リブが設けられ、前記第2の断面形状部の最初の部分には、2つの前記縦壁部の足部分を連結する前記上下平面部の他方の平面部が配置されていることを特徴とする請求項2に記載の樹脂フロントエンド部の熱交換器懸架構造。
- 前記ロアメンバ部には、下部熱交換器保持部が設けられており、前記下部熱交換器保持部には、前記第2の断面形状部と同じ高さの円筒部が設けられ、前記円筒部には、前記第2の断面形状部における2つの前記縦壁部が連結されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の樹脂フロントエンド部の熱交換器懸架構造。
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