JP5991302B2 - サスペンションタワー - Google Patents

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Description

本発明は、サスペンションタワーに関する。
下記特許文献1には、アルミニウムの鋳物によって構成されたサスペンションストラットマウント(サスペンションタワー)が記載されている。このサスペンションタワーでは、ショックアブソーバの上端部がボルト締結される上壁部に、放射状に延びる断面矩形状のリブが設けられている。
国際公開第2007/019935号
上述の如きサスペンションタワーでは、ショックアブソーバからの車両上下方向の入力に対する上壁部の剛性を、上記放射状のリブによって向上させることができる。しかしながら、ショックアブソーバからの車両水平方向の入力に対しては、例えばリブの断面形状が崩れることにより、リブによる剛性向上効果が不足することが考えられる。
本発明は上記事実を考慮し、車両上下方向及び車両水平方向の入力に対する上壁部の剛性向上に寄与することができるサスペンションタワーを得ることを目的とする。
請求項1に記載の発明に係るサスペンションタワーは、放射状に延びる複数のビードが上壁部に形成されると共に、前記複数のビードの間にサス締結部と非サス締結部とが交互に設けられ、前記サス締結部にサスペンションの上端部が締結固定されると共に、前記各ビードが、前記サス締結部側に位置する縦壁部と、該縦壁部の上端から前記非サス締結部へ向けて下降するように傾斜した傾斜壁部とを備えている。
請求項1に記載の発明では、放射状に延びる複数のビードが上壁部に形成されているため、サスペンションからサス締結部に加えられる車両上下方向の入力に対する上壁部の剛性向上に寄与することができる。一方、サスペンションからサス締結部に加えられる車両水平方向の入力は、ビードの縦壁部の上端から傾斜壁部を介して非サス締結部へと伝達される。この傾斜壁部は、非サス締結部へ向けて下降するように傾斜している。
ここで、縦壁部の上端への車両水平方向の入力をFとし、当該入力Fに対する傾斜壁部の傾斜角度をθとすると、傾斜壁部への面内入力(面内荷重)は、Fcosθとなる。θ>0度であれば、F>Fcosθであるため、傾斜壁部への面内入力を減少させることができる。それにより、ビードの面外変形を抑制することができるので、車両水平方向の入力に対する上壁部の剛性向上に寄与することができる。
以上説明したように、本発明に係るサスペンションタワーでは、車両上下方向及び車両水平方向の入力に対する上壁部の剛性向上に寄与することができる。
本発明の実施形態に係るサスペンションタワーの上壁部を構成するサスタワープレートの斜視図である。 同サスタワープレートの平面図である。 図2のF3−F3線に沿った切断面を示す断面図である。 比較例に係るサスタワープレートの平面図である。 図4のF5−F5線に沿った切断面を示す断面図である。 図5の一部を拡大した断面図であり、ビードの面外変形を説明するための図である。 比較例において、ビードの設定前後における車両上下方向の着力点剛性比率を示す棒グラフである。 比較例において、ビードの設定前後における車両左右方向の着力点剛性比率を示す棒グラフである。
本発明の実施形態に係るサスペンションタワー10について、図1〜図8に基づいて説明する。なお、各図に適宜記す矢印UP、矢印FR、矢印OUTは、車両の上方向、前方向、車幅方向の外側をそれぞれ示している。以下、単に前後、左右、上下の方向を用いて説明する場合は、特に断りのない限り、車両前後方向の前後、車両左右方向(車幅方向)の左右、車両上下方向の上下を示すものとする。
(構成)
サスペンションタワー10は、図1及び図2に示されるサスタワープレート12と、図示しないタワー本体とによって構成されており、自動車の車体前部に設けられたフロントサイドメンバとアッパメンバ(何れも図示省略)との間に架け渡されている。タワー本体は、例えば板金材料によって形成されており、平面視で車幅方向外側が開放された断面略ハット状(断面略U字状)をなしている。このタワー本体の内側には、図示しないフロントサスペンションの上部が収容される。
サスタワープレート12は、例えば板金材料によって形成されており、サスペンションタワー10の上壁部(天壁部)を構成している。このサスタワープレート12は、例えば板金材料によって略円盤状に形成されている。このサスタワープレート12の外周部には、下方側へ屈曲された屈曲部が形成されることにより、下方側へ延びるフランジ部14が形成されている。このフランジ部14は、タワー本体の上端部の外周面に重ね合わされており、溶接等の手段によってタワー本体の上端部に接合されている。
サスタワープレート12の中央部には、フロントサスペンションが備えるショックアブソーバ(図示省略)と対向する部位に円形又は略円形の開口16が形成されている。この開口16は、ショックアブソーバと同心状に形成されている。この開口16の孔縁部は、上方側へ向けて断面略L字状に突出した環状突出部18とされている。
サスタワープレート12における環状突出部18とフランジ部14との間には、放射状に延びる複数(ここでは6つ)のビード20が形成されている。これらのビード20は、サスタワープレート12の材料である板金材料が部分的に上方側へ膨出(突出)されることにより形成されたものである。
上記6つのビード20の間には、サス締結部24と非サス締結部26とが交互に設けられている。つまり、本実施形態に係るサスタワープレート12には、3つのサス締結部24と、3つの非サス締結部26とが設けられている。非サス締結部26は、サスタワープレート12の一般部(一般面)として捉えられる部位であり、サス締結部24と同一平面上又は略同一平面上に位置している。
各サス締結部24には、それぞれサス締結孔28が形成されている。これらのサス締結孔28に挿入された図示しないボルトがショックアブソーバの上端部を貫通して図示しないナットに螺合することにより、ショックアブソーバの上端部がサスタワープレート12に締結固定される。
複数のビード20は、各サス締結部24を間に挟んで隣り合う一対が一組とされており、一対一組のビード20は、各サス締結部24における上記締結固定に必要なスペースを最低限確保するように近接して形成されている。
ここで、上記複数のビード20は、図3に示されるように、延在方向(長手方向)に沿う方向から見た断面形状が、サス締結部24側に位置する縦壁部30を有する三角形状とされている。つまり、各ビード20は、上記縦壁部30の上端から非サス締結部26へ向けて下降するように傾斜した傾斜壁部32を備えており、断面略直角三角形状に形成されている。これにより、各ビード20は、サス締結部24側から非サス締結部26側へ向かうほど突出高さが減少するように形成されている。
(作用及び効果)
次に、本実施形態の作用及び効果について説明する。
上記構成のサスペンションタワー10では、放射状に延びる複数のビード20がサスタワープレート12に形成されている。これにより、フロントサスペンションからサス締結部24に加えられる車両上下方向の入力に対するサスタワープレート12の剛性向上に寄与することができる。一方、フロントサスペンションからサス締結部24に加えられる車両水平方向の入力は、ビード20の縦壁部30の上端から傾斜壁部32を介して非サス締結部26へと伝達される。この傾斜壁部32は、非サス締結部26へ向けて下降するように傾斜している。
ここで、図3に示されるように、縦壁部30の上端への車両水平方向の入力をFとし、当該入力Fに対する傾斜壁部32の傾斜角度をθとすると、傾斜壁部32への面内入力(面内荷重)は、Fcosθとなる。θ>0度であれば、F>Fcosθであるため、傾斜壁部32への面内入力を減少させることができる。それにより、ビード20の面外変形を抑制することができるので、車両水平方向の入力に対するサスタワープレート12の剛性向上に寄与することができる。
上記の効果について、図4及び図5に示されるサスタワープレート100(比較例)を用いて詳細に説明する。このサスタワープレート100は、本実施形態に係るサスタワープレート12と同様に、放射状に延びる複数のビード102を備えている。但し、このサスタワープレート100のビード102は、図5に示されるように、延在方向に沿った方向から見た断面形状が、開口部を下方側へ向けたコの字状(略逆U字状)に形成されており、本実施形態における傾斜壁部32を備えていない。なお、図4及び図5では、本実施形態と同様の構成については同符号を付与している。
このサスタワープレート100においても、上記のビード102が設定されているため、車両上下方向の剛性を向上させることができるが、ビード102の設定によって車両水平方向の剛性が低下してしまう。つまり、サスタワープレート100のサス締結部24にフロントサスペンションから車両水平方向(ここでは車両左右方向)の入力F(図5及び図6参照)が加わると、ビード102の上面への入力Fによって、図6に二点鎖線で示される如くビード102が上方側へ面外変形をする(図6の矢印T参照)。これにより、サス締結孔28の孔縁部に車両左右方向の変位dが生じてしまう。その結果、車両の操縦安定性が低下することが考えられる。
なお、図7には、サスタワープレート100において、ビード102の設定前後における車両上下方向の着力点剛性比率が示されており、図8には、ビード102の設定前後における車両左右方向の着力点剛性比率が示されている。図7に示されるように、ビード102の設定によって車両上下方向の着力点剛性は向上する反面、図8に示されるように、ビード102の設定によって車両左右方向の着力点剛性は低下してしまう。
これに対し、本実施形態に係るサスタワープレート12では、前述したように、ビード20の面外変形を抑制することができるので、車両左右方向の入力に対するサスタワープレート12の剛性向上に寄与することができる。その結果、車両の操縦安定性を向上させることに寄与することができる。
なお、上記実施形態では、サスタワープレート12が6つのビード20を備えた構成にしたが、本発明はこれに限らず、ビードの数は適宜変更することができる。
その他、本発明は、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更して実施できる。また、本発明の権利範囲が上記実施形態に限定されないことは勿論である。
10 サスペンションタワー
12 サスタワープレート(上壁部)
20 ビード
24 サス締結部
26 非サス締結部
30 縦壁部
32 傾斜壁部

Claims (1)

  1. 放射状に延びる複数のビードが上壁部に形成されると共に、前記複数のビードの間にサス締結部と非サス締結部とが交互に設けられ、前記サス締結部にサスペンションの上端部が締結固定されると共に、前記各ビードが、前記サス締結部側に位置する縦壁部と、該縦壁部の上端から前記非サス締結部へ向けて下降するように傾斜した傾斜壁部とを備えたサスペンションタワー。
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