JPH04127124U - コンバインにおける刈取部駆動装置 - Google Patents

コンバインにおける刈取部駆動装置

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JPH04127124U
JPH04127124U JP3100491U JP3100491U JPH04127124U JP H04127124 U JPH04127124 U JP H04127124U JP 3100491 U JP3100491 U JP 3100491U JP 3100491 U JP3100491 U JP 3100491U JP H04127124 U JPH04127124 U JP H04127124U
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瑞哉 松藤
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株式会社 神崎高級工機製作所
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 自走式収穫機の刈取速度を走行速度に応じて
変化させ、走行速度が所定速度以下では刈取速度を略一
定にするように、ミッションケースにコンパクトで脱着
可能な伝動装置を得るようにする。 【構成】 ミッションケースの一側より、作業機用動力
取出軸を突出し、該動力取出軸に一方向クラッチAを介
して刈取出力伝動体と入力伝動体を並列配置し、ミッシ
ョンケースの他側からは一定速度で回転する原動機動力
取出軸を突出させると共に、機枠或いはミッションケー
ス外壁に固定したブラケットに動力取出軸と平行にカウ
ンター軸を横架し、該カウンター軸を介した原動機動力
取出軸と入力伝動体の間に動力伝動経路を設け、この動
力伝動経路中に一方向クラッチBを介装したものであ
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はコンバイン等の自走式収穫機の刈取速度を走行速度に応じて変化させ 、走行速度が所定速度以下では刈取速度を略一定にするための技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から圃場の穀稈が倒伏している等の悪条件下において、機体を停止させる か、或いは、走行速度を落として刈取部を駆動する場合には、原動機動力取出軸 により一定速度でこれを駆動して刈取性能を高めると共に、高速走行時では走行 動力取出軸により走行速度の上昇に比例してこれを駆動して刈取作業を効率よく 行えるようにしたものが公知となっているのである。例えば、実公昭55−17 790号公報の技術である。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、原動機動力取出軸から刈取部への回転を減速すべく減速ギアボックス を設け、単なる二段歯車列を設けた従来例の実施例では大減速を得るのに限界が 有るのである。また、大減速比を得るために特殊な歯車構成を採用すれば、減速 ギアボックスが大型化しコストアップとなるのである。そして、その減速ギアボ ックスを設置するスペースも必要となるのである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案はこのような問題点を解消するために、ミッションケースの一側より、 コンバインの走行速度に応じて変速される作業機動力取出軸を突出させ、該作業 機動力取出軸に一方向クラッチAを介して設置された刈取出力伝動体に入力伝動 体を並列配置し、ミッションケースの他側からは一定速度で回転する原動機動力 取出軸を突出させると共に、ブラケットに支持させたカウンター軸を機枠或いは ミッションケース外壁に前記動力取出軸と平行に横架し、該カウンター軸と前記 原動機動力取出軸及び前記入力伝動体との間にそれぞれ動力伝動経路を構成し、 この動力伝動経路中に一方向クラッチBを介装したものである。
【0005】
【実施例】
本考案が解決しようとする課題及び解決するための手段は以上の如くであり、 次に添付の図面に示した実施例の構成を説明すると。図1はコンバイン駆動部側 面図、図2はスケルトン図、図3はミッションケース上部断面図、図4はミッシ ョンケース上部斜視図である。図1、図2において、原動機であるエンジンEの 出力軸1上に固設したプーリー2からベルト3を介してHST式変速装置4の入 力軸5上の入力プーリー6に動力が伝えられ、該HST式変速装置4はミッショ ンケース7上部側面に付設され、HST式変速装置4側面に設けた変速レバー9 を回動することにより主変速操作を可能としている。前記入力軸5はHST式変 速装置4を貫通してミッションケース7内に挿入され、該入力軸5端に原動機動 力取出軸5aが連結され、入力プーリー6と反対側のミッションケース7外の原 動機動力取出軸5a上に一方向クラッチBを介して出力プーリー10が外嵌され 、ミッションケース7内の原動機動力取出軸5a上に歯車11が固設され、該歯 車11から歯車12を介して油圧ポンプ13を駆動している。
【0006】 前記HST式変速装置4の出力軸14がミッションケース7内に突出されて歯 車15が固設され、中間軸16上の歯車17と前記歯車15が噛合され、該歯車 17は刈取装置や引起し装置、脱穀装置、選別装置等を駆動する作業機用の動力 取出軸20上に固設した歯車21と噛合し、該動力取出軸20上にはミッション ケース7外側で一方向クラッチAを介してプーリー19が外嵌され、該プーリー 19は出力伝動部19bと入力伝動部19aが併設されている。そしてミッショ ンケース7内の動力取出軸20上に摺動歯車22と遊嵌歯車23が外嵌され、該 摺動歯車22は摺動させることによりブレーキ軸24上に固設した歯車25また は歯車26または前記遊嵌歯車23の内歯23aと噛合可能であり、この摺動操 作により副変速を行うようにし、遊嵌歯車23はブレーキ軸24上の固設歯車2 7と常時噛合している。そしてブレーキ軸24端に駐車ブレーキ用のブレーキド ラム29が固設されている。
【0007】 前記歯車26にはサイドクラッチ31L・31R上のセンター歯車30と噛合 され、該サイドクラッチ31L・31Rはクラッチ軸32上に設けられており、 遊嵌歯車33L・33Rは減速軸34L・34R上の固設歯車35L・35Rと 噛合し、該減速軸34L・34R上の固設歯車36L・36Rから歯車37L・ 37Rを介して車軸39L・39Rに動力を伝えていてる。40L・40Rはサ イドブレーキであり、41はスピンターンを行うためのクラッチである。
【0008】 本考案の要部である刈取部に動力を伝える構成は、図3、図4に示すように、 前記ミッションケース7外壁にブラケット43が突設され、該ブラケット43に カウンター軸44が前記動力取出軸20と平行に回転自在に横架され、該カウン ター軸44両側にプーリー45・46が固設されている。但し、ブラケット43 にカウンター軸44を横架する代わりに、ブラケット43をなくして本体側の機 枠にカウンター軸44を横架するように構成しても構わない。
【0009】 前記プーリー45は前記原動機動力取出軸5a上に一方向クラッチBを介して 外嵌した出力プーリー10との間にベルト47が巻回され、該プーリー45の径 は出力プーリー10よりも大きくして減速して動力を伝達できるようにし、前記 プーリー46は前記動力取出軸20上に一方向クラッチAを介して外嵌した二連 のプーリー19の一つの入力伝動部19aとの間にベルト48が巻回され、該入 力伝動部19aの径はプーリー46の径よりも大きくして減速して動力を伝達で きるようにし、このようにプーリーとベルトとカウンター軸により原動機動力取 出軸5aから二段の減速を行ってプーリー19への動力伝達経路を構成している のである。該プーリー19の他の溝は出力伝動部19bとしてベルト49が巻回 されて刈取装置や脱穀装置を駆動するためのギアボックスCに連結する構成とし ている。但し、前記一方向クラッチBは入力軸5上ではなく、カウンター軸44 上のプーリー45或いはプーリー46との間に介装しても構わないものである。 図5は一方向クラッチBを強制的に潤滑するための構成を示しており、ミッショ ンケース7上にバルブ50が設けられ、該バルブからミッションケース7と油路 板51に設けた油路7a・51aを介して原動機動力取出軸52上の一方向クラ ッチBに潤滑油を供給できるように構成したものである。
【0010】
【作用】
このような構成において、図6を参照しながら本考案の作用を説明する。HS T式変速装置4を中立とした機体停止状態の時には、原動機動力取出軸5aの回 転は一方向クラッチBの係合により二段減速した動力伝達経路によって大幅に減 速され、プーリー19を駆動し、刈取・脱穀部を駆動する。刈取部はこの減速に よる低回転V1の定速駆動となり、一方、走行側の作業機動力取出軸20は回転 されていないので一方向クラッチAは空転する。低速走行時は作業機動力取出軸 20の回転数が原動機動力取出軸5aの回転数より低い状態では、一方向クラッ チAの空転状態が続き、刈取部の低回転定速駆動が続くのである。そして、走行 時において、作業機動力取出軸20の回転V2が原動機動力取出軸5aの回転数 を上回ると、一方向クラッチAが係合し、刈取部は作業機動力取出軸20の回転 数の上昇に比例した回転で駆動されるようになり、他方、作業機動力取出軸20 からプーリー19・46、カウンター軸44、プーリー45等介してこの動力が 出力プーリー10に伝えられるが一方向クラッチBは空転して原動機動力取出軸 5aには動力を伝えないのである。
【0011】
【考案の効果】
以上のように構成したので、機体停止状態や低速走行時には原動機動力取出軸 から二段の動力伝達経路により大幅に減速した低速回転で刈取部を一定速度で駆 動できるようになり、理想的な速度で刈取部を駆動できるようになり刈取性能が 向上するのである。また、二段減速の動力伝達経路は、例えば実施例に示したよ うなベルト伝動タイプのものに構成できるので、刈取駆動装置を安価に製作でき るのである。
【0012】 カウンター軸をミッションケースの一側と他側とにそれぞれ突出させた各動力 取出軸と平行に配置したことで、二段の各動力伝達経路をミッションケースの一 側と他側に振り分けて配置できるから、刈取駆動装置をコンパクトにまとめるこ とができたのである。また、カウンター軸をブラケットに支持させて機枠或いは ミッションケース外壁に設置するので、コンバインの仕様で、機体停止状態や低 速走行時での刈取部の低速駆動が不要な場合は、該ブラケットは容易に取り外し て刈取出力伝動体を作業機動力取出軸に固着することによって簡単に仕様変更が できるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】コンバイン駆動部側面図である。
【図2】スケルトン図である。
【図3】ミッションケース上部断面図である。
【図4】ミッションケース上部斜視図である。
【図5】一方向クラッチBを強制潤滑する実施例を示す
ミッションケース上部断面図である。
【図6】本考案の作用説明図である。
【符号の説明】
A・B 一方向クラッチ 4 HST式変速装置 5 入力軸 5a 原動機動力取出軸 7 ミッションケース 10 出力プーリー 19 プーリー 19a 入力伝動部 19b 出力伝動部 20 動力取出軸 43 ブラケット 44 カウンター軸 45・46 プーリー

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ミッションケースの一側より、コンバイ
    ンの走行速度に応じて変速される作業機動力取出軸を突
    出させ、該作業機動力取出軸に一方向クラッチAを介し
    て設置された刈取出力伝動体に入力伝動体を並列配置
    し、ミッションケースの他側からは一定速度で回転する
    原動機動力取出軸を突出させると共に、ブラケットに支
    持させたカウンター軸を機枠或いはミッションケース外
    壁に前記動力取出軸と平行に横架し、該カウンター軸と
    前記原動機動力取出軸及び前記入力伝動体との間にそれ
    ぞれ動力伝動経路を構成し、この動力伝動経路中に一方
    向クラッチBを介装したことを特徴とするコンバインに
    おける刈取部駆動装置。
JP1991031004U 1991-05-07 1991-05-07 コンバインにおける刈取部駆動装置 Expired - Lifetime JPH0753462Y2 (ja)

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JPH04127124U true JPH04127124U (ja) 1992-11-19
JPH0753462Y2 JPH0753462Y2 (ja) 1995-12-13

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6452428U (ja) * 1987-09-25 1989-03-31
JPH0220427U (ja) * 1988-07-26 1990-02-09

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6452428U (ja) * 1987-09-25 1989-03-31
JPH0220427U (ja) * 1988-07-26 1990-02-09

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